犬と音楽 ヴィヴァルディ 

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ヴィヴァルディの肖像画・・これどのくらいリアルなんだろう?
なんかかっこいいよね。どんな人だったんだろう?

あさ、犬の鳴き声を聞いたらこの曲を思い出しました。
超絶有名曲 ヴァイオリン協奏曲集「四季」から春の第2楽章。
中1の音楽の授業であったはず・・あの頃はまだ音楽に目覚めていませんでしたので覚えがありません。
でも初めて買ったCDはバッハのオルガン名曲集とヴィヴァルディの四季でした。
当時イ・ムジチ合奏団の「四季」がやたらに流行っていたというか・・・クラシックなんか聞かない人までイ・ムジチとか言ってたような記憶があるけどあれなんだったんだろう・・
自分はCBSソニーに洗脳されていたから・・・だったかジャケ写に人が写ってるのが嫌だと思っていてたまたまジャケがイラストのがあったからだったか・忘れましたが
アイザック・スターンがソロと指揮をやった盤を買ってきました。
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春の第2楽章のヴィオラは犬の鳴き声だという解説を読んだのを覚えています。
えーこれいぬー?みたいな・・

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30年たって初めて楽譜を見てみました。
さらさら流れるヴァイオリンにはppの指定があるのに犬のヴィオラにはsempre fみたいなことが書いてあるんですね。なるほど犬かーみたいな。

こういうパートごとに違うダイナミクスの指定があるのってロマン派以降の音楽の特徴かと思っていましたが、バロックのころからやってるんですね。
楽譜によって書き方が違いますがみんな書いてあるから作曲者自身の指示なんでしょう。

これ羊飼いが寝てるんでしたっけ?このppのヴァイオリンは草か木の葉が風に揺れてるとこかなにかかな?
こんなこと言っちゃいけないんでしょうけど一歩間違えると木の葉が落ちているようにも見えて秋かと思っちゃったりして・・
こんなとこで昼寝してみたいな・・

めがねと船と音楽

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木枠梱包みたいなものをばらしていたんですが、バールで抜いた釘が飛んできて眼鏡を直撃しました。
レンズには刺さった傷が・・
レンズなんか替えればいいんですが眼鏡がなければ目を直撃していたかもしれません。
こんなところに書いて喜んでる話じゃありません。
防護具もなしで作業をしているのか!みたいな話かもしれません・・
気を付けます。。
ありがとうめがね・・・

調べたらめがねってかなり昔からあるらしいですね・・
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このひとは・・子供のころ暗いところで一生懸命勉強したんだろうなぁ・・
30歳くらいで亡くなってるんでしたっけ・・
なんでそんなに早く・・と思うけどあの時代そんなの日常茶飯事だったんでしょうねきっと・・
皆いつ死んでもおかしくなかった。
音楽を楽しむのも神様に祈るのも本気度が今とは違ったんだろうなぁきっと・・

私が目が悪いのは勉強したからではありません・・

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港へ行ったらでっかい船が入港していた。
10階建て位の高級ホテルみたいなものが動いてるんでしょう、山が動いてるみたいだった。
Wi-Fi Freeみたいなところで外人がみんなでスマホをいじってた・・・

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この人はウィーンとニューヨークを行き来するために大西洋を船で何度か渡ってたんですよね。
この写真はその時かな・・よくわからないけど大して大きくない木造船みたいにも見える・・明治43年とかだもんな・・
しければ結構揺れたりしたんじゃないのかなぁ・・
この人も眼鏡しているよないつも・・

ブラームスは船が嫌いでイギリスから招待されたのに行かなかった・・
ちがったっけ?

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この人は海軍だったんだから船のりまくりでしょう・・
この人も眼鏡もしてるな・・
シェヘラザードくらいしか聴かないけど。いい曲いっぱいありそうだな・・
シェヘラザードってあんなに色彩的ですごい音楽なのに普通の2管編成なんですよね・・スゲーな・・

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普通のオケでもあんな巨大スペクタクルが・・・

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ここも面白すぎ

誰に刺されたのか マーラー交響曲第6番

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マーラー交響曲第6番 終楽章のハンマーですが、体にも心にも深く突き刺されるこの衝撃を与えたのは誰なんでしょうか?

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一回目のハンマー、続く弦楽器はこの

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運命の姿そのものですね。
ハーディング盤みたいな速いテンポで聴くとここはハンマーが肉体と心に突き刺さったのを見て運命たち(たくさんいる気がする)が喜びの雄たけびを上げて飛び跳ねているように聞こえます・・
非常にグロテスクで怖いです。
操っているのは運命でしょう。。


ここから先は個人的な妄想でネタなので適当に読んでください。
柴田南雄の本に似ているものを引用だと騒ぐのは馬鹿だ・・みたいなことが書いてありました。
私もそう思います。思うのに、
調子に乗ってそんな馬鹿なことを

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ハンマーがー刺さった後トランペットの2,3,4番が悲鳴のような叫びをあげます。
1番は次に備えて休んでいますね。
手前は5,6番が担当していた。
事前に提示されていたコラールによるものですが、

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交響曲第3番の第5楽章、このチェロに似ていると思うことがあります・・
ここ、イエスが聖ペテロに「お前はなぜここにいるのだ?」とかいう場面ですか・・

ハンマーの衝撃は”裏切り”によるものだったのではないかと・・・

考えすぎでしょうね。
いい加減にしろよみたいな・・・

こういうメロディーはいくらでもあって・・似ている物を探せばいくらでも出てくる・・
歌詞や曲名がちょうど都合のいいようにつながって、引用ではないか?・・
みたいなのはいくらでもいえるんですよね・・

この時点ではマーラーは幸せまっしぐらですから、この曲みんなフィクションです。
別にマーラーの人生と重ねて考える気もありません。

似てるもんで騒ぐなと言っていた柴田南雄もマーラーの第3交響曲冒頭のホルンがブラ1のフィナーレに聞こえて仕方がない・・・と書いていたと思います。
あれは意味があってそうなっているんでしょうか?
ただ似ただけでしょうか?
私は似ているとは思いますが、ブラームスは浮かびません頭には・・・
あれフィナーレの主題から来てるんじゃないかなぁ・・

ごめんなさい。
全部個人的な楽しみのための妄想です。

こんな場面だし、何かあるんじゃなんて考えたくなってしまうんですよね。

フィクションで適当に考える「ソナタ形式」

  • Day:2017.04.20 17:15
  • Cat:作曲
マラ9の構造を図示して・・・なんて書いてみたけど、見た人にとっては意味不明かもしれないですね・・・
あの図はこういうことが言いたくて、そもそもソナタ形式とは・・
みたいなことをご説明しようと思ったのですがこんなネタ記事になってしまいました。
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ちゃんとした解説はネット上にいくらでもあると思うので・・
あほの書いた読み物だと思って適当に読んでください。

私が”秘密(仮)”・・という曲を作曲したいとします。(ネタですよ)
ソナタ形式の単一楽章で考える・・・
具体的な内容を文字で説明したりはしない・・・でも頭の中には次のようなものがあります・・

この表みたいなのが曲そのものです左端が曲の初め、右端が曲の終わりです。
基本的に2つの主題(テーマ)をもとに曲を作ります。
ソナタ形式というのは曲の構造・・ブロックの並ぶ順番みたいなもの・・・くらいでとりあえず・・

序奏(ない場合もあります・・イントロみたいなものです)のあと
提示部(2つのテーマ・・例えば登場人物と考えるとわかりやすいかな・・を紹介します)
展開部(2人が物語を展開します)
再現部(もう一度提示部の内容を繰り返すのですが・・)
コーダ(結論というか締めの場です)

という部分を持つことになっているわけです。

ものすごく乱暴に言いますが、クラシック音楽の多くは三部形式でできています。
曲の初めにやったことを最後にもう一度やって締める。ヨーロッパ人的形式感でしょう・・
日本人は自然に任せてどんどん変化していく・・・最初と最後は別な形に変化しているのが自然・・と感じてきた・・・
庭なんか見てもそうですよねあっちとこっちじゃあ全然違う風景です。自然が再現されてるというか・・
ヨーロッパのお城の庭とかなんかよく知らないですけど左右対称、前後対象みたいな型にはまってるのが好きなんでしょう?
音楽もそんなで、ソナタ形式の再現部もそういうことでしょう・・
ただ全く同じことを繰り返すのでは芸がないので、ここで聴き手を飽きさせず、且つ繰り返し感も感じさせるという・・
その辺が作曲者の腕の見せ所だし、個性発揮の場だったりもするわけですね・・

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で、曲ですが・・
0の序奏はイントロがでっかくなったようなもんだと言ってもいいでしょう・・場を作るというか・・
古い時代のものだと前座的に、本編と全く関係ないような音楽を聞かせてくれる場合も多いですが、
ロマン派に入ると本編での重要な要素がここで暗示されていたりすることがります。
本編よりもゆっくりとしたテンポになることがほとんどですね。
ソナタ形式というものが確立する前からある序曲というのが重くゆっくりな音楽→早い音楽→ゆっくり・・という流れだったことの名残でしょう・・

この曲は序奏に重要な意味を持たせます・・・
暗く、冷たい感じで開始します・・
突然、何かとてつもない恐怖が襲い・・
でも詳細は?な感じのままにしておきます。
みんな忘れてしまうかのように静まって・・・・
本編に突入します。

①は第1主題です。主人公の男テーマです。こんな人だよと紹介するわけですね・・
第1主題は曲の顔になります。ここで聴き手の心をつかめるかが曲の命運を支配しますので作り手は命懸けでです。
この男は凛々しいのですが、なぜか寡黙です。・・みたいな音楽をここで・・

第1主題が終わると次の第2主題をを導く短いつなぎみたいな音楽が来ます。経過句とかいうんですが、ここで素晴らしいものを発揮する作曲家もいますねー

②は第2主題。女のテーマです。
第2主題は第1主題と思い切りキャラクターを変えます。ここで同じようなのが続くと曲の印象がボケちゃうんですよね・・
恐れ多くもベートーベンのバイオリン協奏曲・・私は大好きですが、三大協奏曲に数えられながらもいまいちな声も聞こえてくるのは・・一つにこんなところも・・・怒られちゃうかな・・・

この曲の第2主題はとても美しいものにしたいです。
でも何か少し陰のある感じで・・

ここで登場人物の紹介が終わりました・・この部分を提示部と言います。
いまは録音があって個人が勝手に繰り返し曲を聴いてくれますが・・・
ここを覚えないと先を聴いても意味不明なので、大事な部分を聴き手に覚えてもらうべくリピートしてもう一度演奏します。

③から展開部です。
提示したテーマをもとに自由に音楽を展開します。
この曲でも二つの主題を同時に組み合わせたり、第1主題の頭が鳴ると第2が答えるみたいに会話させてみたりといろいろやっていきます。・・また絡ませて・・
なぜかって男女ですから・・
始めは短調だった男の主題がだんだん長調に変わっていったりすると・・心を開いた感がでたりして・・

④で全く新しい旋律を登場させます・・でもよく聞くと第1主題と第2主題の一部が取り込まれたような旋律なんですね・・・
両方に似てる・・・子供か・・・・・
そこで同時に奏される女のテーマは提示部とは少し趣を変えます・・もう母ですから・・
子供とうまく絡ませるられるといいですね・・作曲技法の見せ場です。
なんかこう幸せな感じに盛り上がってみましょうか・・
その後、再現部に突入します。

この展開部から再現部の第1主題へ突入していくところも作曲家の腕の見せ所なんですよね・・
そういう形式だから頭に戻りましたぁ‥でもいいんだけど・・
ものすごい必然性をもってなだれ込むみたいな・・・
逆にさりげなくあれっ?いつの間に?・・でもいいし・・
ダジャレか尻取りみたいな感じでつながるってのもあるし・・

幸せな音楽が盛り上がってくると親父のテーマも鳴って・・
そこでふっと序奏の一部が遠くで鳴ったりするんですよ・・・よぎるの頭に・・
急に冷静になった親父の姿がクローズアップされて・・・

⑤再現部に入り、男のテーマが再び奏されます。
聞き手はもう男が誰なのか知っているのでしつこく同じことを繰り返しても退屈です・・
基本的には提示部を繰り返すのですが、一部をカットしたりします。このカットもセンスのある人がいるんですよね・・・ものすごく自然なのにあっと思わすバイパス感・・・
旋律も微妙に変化をつけます・・
たとえば上昇音型を下降音型に変える・・落ち着いた・・年を取った感を表現できるかな?・・
傍らで小さく子供のテーマが鳴っていたり・・・
提示部と同じように進むと見せかけて・・少し長めのソロをここで挿入しましょう・・

⑥語るようなソロ・・・序奏で聴いたあの旋律が聴こえます・・しゃべってしまうんですね・・秘密を・・
普通に考えるとこの後女のテーマがホ長調で再現されるはず・・・

⑦なのに第2主題は突然嬰ハ短調(適当です)で暗く厳しく歌います・・・
序奏で置き去りにしていた謎の旋律もここでffで歌わせます。
女は、妻は、あのときの雪女だったのだ・・・
こういうところを変に大掛かりに作ると実はシラケると思うんですね・・こういうとここそさらっと・・・

話せばお前を殺すと言ったが子供が不憫なのでそれはしない・・と言い残して雪女は消えます・・

「話せばお前を殺す」を象徴するフレーズか何かが、序奏で強く鳴り、提示部の寡黙な男のバックで実は暗示的に鳴っていて・・
この場面でも鳴るんだけど言いかけて消えるとか・・・
聴いていてそういうことだったのか!と後から気付くと感動しますよね・・

⑧コーダ
で、結論としてはどうなの?という場です。
普通に考えるとおやじのテーマと子供のテーマが・・・
でもそれじゃありきたりですよね・・

本当はずっとここにいたかったのかな?みたいなのを暗示させられると・・・とか・・

最後はどうやってしめましょうかねぇ・・
ffの伸ばしなんて嫌ですね・・
コーダも冷たく悲しくしておいて最後の最後、雪女の主題がホ長調で遠く微かに聴こえ・・消えていく・・

さぁ、何を意味しているんでしょうか・・・

言葉による説明は一切なしで、こんな内容を表現できたらいいな・・いやできるはずなんですよ・・
それをまた形式にはめながら進ませるというのが面白いんですよ・・
いや、偉そうに言ってるけどお前なにも作ってないだろうという話で・・・

ソナタ形式を説明するつもりが自分のための楽しい妄想になってしまいました。
これ書いてる本人は今楽しくて仕方がないですが、端から見るとシラケるかもしれないですね・・
誰の役にも立ちませんが(それはいつもか)まあ・・・
読んでいただいてありがとうございました。






ベートーベンもこんなことするのか・・ ピアノ協奏曲第4番

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ベートーベンのピアノ協奏曲第4番は曲早い時期に知りました。知って適当に気に入った記憶もあるのですが、いつか聴こうなんて思っていてそのまま30年近くたってしまいました。
気に入って聴きだしたのがつい最近。

シューマンがベートーベンの交響曲第4番のことを「神話の巨人に挟まれた乙女」みたいに評した話が有名ですね。
でも4番交響曲は意外に男っぽいんじゃないかと思ったりもして・・。

わたしはこのピアノ協奏曲の第4番は女性のイメージがあります。
でもただの綺麗な女性じゃなくて・・みたいな・・
この曲、ベートーベンが今までの典型的なピアノ協奏曲の形を打ち破ろうとしたみたいで冒頭からピアノで始まったりするんですけど・・

もう今日言いたいのはここです。
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提示部
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再現部
楽譜的には再現部のが解りやすいですね。
クラリネットがC管なのでちょうど見やすいのですが、あるべき旋律に対してピアノが半音の上下から挟んでいるんです。
不協和音的に旋律が進んでいく・・・
えー!?ベートーベンがこんなことするんだ!?・・・と驚いちゃいました最初・・
ラベルなんかが歌うソロの向こうで半音ずれた楽器を歌わせて調子っぱずれな感じを演出する・・・みたいなのは面白いし、ありそうだな・・と思うけど・・
これきっと、中学生くらいのときに聴きこんじゃったらこれはこういうものだと思って何も感じなかったかもしれません。
でも、これはすごいな・・

ここ、初演の時みんなどう思ったんだろう?
いまもみんなどう思ってるんだろう?

この曲、女性だとして結構美人ですよね。頭もよくて立ち振る舞いも素晴らしい・・・みんなに好かれている・・・
でもこの部分、後ろを向いて「私の好きにさせてもらいますー(*・з・)」みたいな感じに聞こえるんですよ。
ただもんじゃねーなみいたいな・・

そもそも、ここもなんか大事な第2主題が始まったみたいに見せかけて別に第2主題でも何でもないんですよね・・
ベートーベンって、しかめっ面で聴くような重くてまじめな曲の中にも冗談みたいなものが仕込まれていたりして、そこがまたすごい人だなぁと思うんですよね。



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提示部の締め、ピアノのこの長いトリルが終わると普通はオケがバーンと出てきて・・・
でもフェイントというかその先もピアノが美しく語っちゃう・・・
ここも、好感度がものすごい美人が、「仕切るのは私だから・・」とか言ってるみたい・・

そんな女性なのに第2楽章では哲学的な深みを見せ・・

かと思うと第3楽章はなんだおてんば娘が笑いながら走り出してるみたいじゃない?・・

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演奏にもよりますけど・・

この曲好きだな・・

自分で感じる マーラー交響曲第9番 2 構造も見てみようよ

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こんなもん書いてなにやってんだという感じですが、マラ9の第1楽章がどうなっているのかを考えるときに曲の構造を引いてみるとわかりやすいので・・
横方向が時間軸・・各ブロックの幅は小節数を示します。
0は序奏、1が第1主題、2が第2主題・・

この楽章、ものすごく複雑な内容を持っていますが、かなりきっちりとしたソナタ形式になっていることも強く感じます。
各部の頭に象徴的なリズム主題が出てきて・・・6番の終楽章を思い起こさせますよね。
まだ自筆譜を見たことがないのですが、提示部の終わりにリピートをつけようとしてやめた形跡があると何かで読んだことがあります。作者はソナタ形式的を強く意識していたんですよね・・
その提示部は2つの主題を一度提示するだけでは終わらず、それぞれについて再提示があります。再提示ではすでに展開も始まっていてその内容がさらに以降で展開されてゆくという・・大変複雑な内容となっています。

第1主題再提示部は第2バイオリンに
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こんな旋律が登場してこれもこの後何度も出てきますね。

第2主題は
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最初のこれ(2A)と


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最後のこれ(2B)それぞれが重要な意味を持ってその後展開しますが、
再提示部は2Aが始まったと見せかけて2Bをベースにした新しい展開みたいなものが覆いかぶさるように押し寄せるという・・・そのうねりの中からこの


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第1交響曲からの愛の叫び!みたいなものが生まれています。これは重要というかこの曲の一つの要になっていきます・・
この流れそのものみたいなものも要素となって展開されていくという・・

まだ提示部なのに普通の曲の展開部くらいまでやっちゃっるんですよね。
これをリピートしようとしてたのか・・・
リピートするということは聴き手に対して
「ここにあるものは重要だからよく聞いて覚えてください。その後はこれを踏まえて進みます・・」
ということでしょう・・
大事なんだよここにあるすべてが・・


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この楽章、人生を狂わすような負の衝撃が何度か襲っていると思います。
6番のハンマー級のすごいのが2回(赤い線のところ)
ハンマーは落ちないけど、明らかにネガティブな何かが登場しているところ(ピンクの線)があります。
場所は違うにしろ6番のフィナーレといろいろ似ていると思うんですよね。。
ポジティブなものが盛り上がって爆発しそうになると負の杭が撃ち込まれる・・

ずっと順風満帆で行ける人もいるのかもしれませんが、これは誰でも経験する人生そのものみたいですよね・・・

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最初の衝撃・・不安な予感が2小節あって3小節目の頭・・
ここはみんな大事だと思っていてティンパニの低いDが衝撃的に響く演奏が多いですね。
同時に第2主題が始まります。
これだけを見ると第2主題は負の何かを表現しているようにも見えますが・・・

続きはまた・・・


自分自身で感じなおしたいマーラー交響曲第9番

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1910年なんじゃないかと思いますが、なんかいい写真ですよね・・幸せそう・・

マラ9にはこんな伝説というか固定観念というか・・ありますよね・・
マーラーは心臓病による自身の死におびえながら作曲した。
そして実際死んでしまった。
終楽章には練習記号さえ記されていない・・残された時間が足りなかったのだ・・
作曲者の悲痛な思いが曲の中に結晶化している。

自分もいろいろ読んだ本などからそんなイメージを持ち、この曲はこう聞かなくてはならないのだと何か支配されたような感じで聴いてきました・・それで満足をしていて・・
でも最近何か違うんじゃないかと思うんですよね。

何度も書いていてしつこいですが、
皆が信じて涙してきたマーラーは心臓病で死におびえ・・・という話はのちの人々の誤解であって事実とは違うみたいです。
誤解の原因の多くは妻の回想録ではないかと思いますが、内容的に非常に問題があるようです。

作曲時マーラーは自分が死ぬなどとは考えてはいなかったんじゃないかと思うんです。
次の交響曲第10番を作曲している時も同じです。
ウィーンで団員ともめて失意のうちに・・とかいうのもいろいろおかしいみたいですよ・・・
その方が劇的で話的には面白いですが・・

1910年・・非常に綿密で精力的な準備の末、交響曲第8番を初演し輝かしい成功を収めています。
演奏家・作曲家人生の絶頂といえる時を迎えているわけですよね。
その時のマーラーが死におびえた弱々しい悲劇的な人間だったと想像する人はいるんでしょうか?
この時交響曲第9番はもうすでに完成していたんですよね。
人生最後の曲と考え死におびえながら残されたギリギリの時間でボロボロになって作曲した・・え?・・

ウィキペディアをみると昔からの伝説みたいな内容が普通に書かれています。
知らないけど最近の演奏会のプログラムにも過去から言われてきたような定型文みたいな解説が載ったりするんでしょう・・
ここにこんな事を書いても変なのが変なことを言ってるくらいにしか思われないのかもしれません。
人によってはもうこの時点でとんでもない思い違いをしているけしからん奴だと思われるかもしれません。
HMVのレビュー欄で喧嘩売ってるような人とか・・
ひとそれぞれですし、それでいいと思うんです。

事実が何であれこの曲が大変複雑で革新的で深く素晴らしい内容を持った音楽なのは間違いありません。
この曲が強く生きようとする強い思いとそれを妨げようとする負の力のせめぎあいの末、死を受け入れ静かに旅立っていく音楽・・という認識は今でも変わりません。
だったらなおのこと、大好きなこの曲を無駄に入り込んだ予備知識から解放して純粋に自分だけで感じてみたいと思うんです。
過去の大指揮者の伝説の凄演も忘れて‥
別な側面が見えてくる可能性があるんじゃないかと・・


こんな偉そうに言ってるなら曲の最初から見ていけばいいのに思い付きで気になったところからちょっと見てみるという・・

第1楽章の展開部、序章の運命を示すようなリズム主題とともに音楽は停滞して沈み込みます。
ここも鍵がたくさんある気がするのでまた書きたいと思うんですが・・

おもむろにチェロが歌いだし、葬送行進曲の様な音楽へと導きます・・この導くところ、最近の演奏は
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1.sp.(spielen.一人で演奏の略?)とあってソロがppppで橋渡しをするのですが、

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改訂前は2つに分かれたチェロの第1グループ全員がppppでつないでいました。
古い録音を聴くとここはソロではありません・・でももうそんな細かいことは大した問題じゃない気もしてきました。

その先の重く引きずるような音楽、葬送行進曲なんて書いてしまいましたが、これまでは安直に死の淵をさまよっている・・なんて考えていました。曲の伝説に乗っかって・・わかったような気でいたんです。
でも手前のチェロの歌う旋律・・・提示部の第1主題再提示の合間で明るく歌われていたものが暗転している・・は死の危機に瀕している歌じゃないですよね。
素直に感じてみると思いだされるのはこれです・・
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第1交響曲の第3楽章・・・あれもものすごいことになっていますよね・・
この絵は狩人の葬送ですが、死んだわけじゃないですよね。心が死にそうなだけで・・
思い出にふけった後、あれだけ暴れて・・死ぬのは最後でしょう・・
順風満帆な若者をあんな世界に陥れたのはぶっちゃけ失恋・・

9番のここが失恋によるものかはわかりませんが、ものすごいうつ状態になっていることは確かです。
そして

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回復の兆しを見せるここは2つのヴァイオリンパートがやさしく掛け合いをしています。
恋人同士?母と子?なんであれ、ここにいるのは一人ではありません。
お互いの息づかいが聞こえる距離でお互いを感じあいながら・・
Wikiにシュトラウスのワルツが引用されて・・とか書いてありますがこの辺のことでしょうか?・・ちょっと今はそれは考えなくていいです自分は・・

ひとりではない、大切な人そばにいるという事をきっかけに音楽はまた暖かく進み始めます・・
ハープに乗って、オーボエとホルンが対話を始めるとその裏で2人の対話がまた聞こえていたりします・・
そこに現れるのは

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第1交響曲で鳴り響いていたあの軍隊ラッパ・・
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第1番の第1楽章・・
突然現れた重くネガティブなものに打ち勝ちまた走り出していく・・みたいな場面
この手前から、主人公を後押しするようにこのラッパが鳴っていました。

そのラッパが今また鳴っているんですね・・・
盛り上がった挙句ティンパニがファンファーレを奏しだすという暴挙に・・
この後、愛、生きる喜び、この世のすばらしさ・・・が爆発しながら音楽は進んでいきます。
第2主題部の後半の要素が鳴っていてそれは何なのか・・というのもまた考えたいんですが、

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結論的に叫ばれるこの旋律は

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第1交響曲の第4楽章で熱く熱く歌われたあの愛の歌なわけです・・・


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直後、強い衝撃によって倒され、沈み込んでゆく・・・
6番だったらハンマーが下りているところですね・・
この先、再び立ち上がり、猛然と突き進んでいくんですが・・
とりあえずここまでという事にして・・

標題音楽ではないはずですが、明らかに強いメッセージが感じられますよね。
ここで見たこれは、ある若者・・中年でもいいですが、ある人物の懸命に生きる姿そのものです・・
両端は、人生に深刻なダメージを与えるネガティブな何かですが、傷つき深く沈んだ心が、愛を手に入れたことによって躍動していくという・・・

この曲の解説を読むと、死の予感、別れの気持ち・・が充満しているようなことがやたらに書かれています。
大地の歌と明らかにつながっている・・みたいなのもわかるんですが・・

マーラーの完成させた最後の曲であること・・・
それまで当然のように行われて来た自身による初演がその死によってできなかったこと・・・
を意識しすぎた外面的な後付けの解釈を押し付けすぎ・・・なのではないかと最近感じるのです・・・
曲の中で何度も息の根を止めようとするかのよう負のエネルギーが何度も襲い掛かるのは間違いありません。
でも少なくともここには別れの気持ちなんて一切ありません。
懸命に生きようとしています・・大きな力と喜びをもって・・・

ここはそういう音楽なんですね・・第1主題と第2主題の後半は何を意味しているのか・・が見えてきそうですが、それはもっといろんなところを見てから・・
最終的にはこの楽章が何を表現しているのかが見えてくるはず・・・
あてがわれた定型のイメージとは無関係に・・・

しかし、短い間にもいろんな要素が絡み合っててすごいですね。
それぞれの意味を考えたりしているとこの曲のこの楽章だけでもずっとブログを書いていられそうです・・
とにかくわくわくしますよね・・・

かえるが教えてくれたこと ラヴェル 子供と魔法

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4月になると冬眠していたカエルがぼちぼち出てきて鳴き始めます。
ここは田舎なので田んぼに水が入ると恋の季節で驚きの大音響となります。

ラヴェルの子供と魔法、 庭に出たところが音楽的に面白いと思っているんですけど・・
冒頭

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soliの弦楽器はフラジオレットのトレモロ・・虫の音が響き渡り、
残りの弦楽器はあやしい月明りと風・・
ピッコロのナイチンゲール・・ラヴェルらしいですよね。

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鳥を生き生きと扱う作曲家が何人かいると思いますが、ラヴェルもですね。

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ちょっと先に出てくるこれなんかは明らかにベートーベンの田園交響曲のパロディーですよね。

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これはベートーベン、超有名なところ。

もしかすると皮肉なのかもしれません。
「そんな鳴き方しないよ」みたいな・・・

ラヴェルはベートーベンは性に合わなかったと思う。そんなことも言ってたんじゃなかったかな。・・
でもそれは一般人の好き嫌いレベルじゃなくて。ちゃんと知った上でみないな話じゃないかなぁ・・

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歌手にも歌わせちゃう・・トリルって難しそうですね・・
楽器の後に同じことって嫌じゃないのかな・・

これだけで十分面白いんですが、ピッコロの下にいる何とかフルートっていうのが・・これスライドホイッスルというんですか・・
トロンボーンみたいに長さの可変できるおもちゃの笛・・イベントの演奏でよく打楽器奏者が吹いてたりしますよね・・
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オーケストラって、変わったものが出てくると打楽器奏者がやるということになっているようです・・
前衛なんかだと変なことがいっぱいなので・・
昔、打楽器奏者の本でこんなのを読んだ・・
偶然性を狙った音楽で、弦を貼った入れ物(だったっけ?)にボールを投げ入れるという曲があった・・
本番になると誰かが小声で「おい、指揮者にぶつけろ!」と言った。
演奏中、みんなで指揮者に向かってボールを投げつけた。
指揮者は真っ赤になって怒っていたが、前衛なのでそういう曲だと思っているお客はみな真顔で聴いていた。

これも直線じゃなくて音符で半音階的に書いてありますね。
管楽器は音符で書くという事になってるんですかねラヴェルの中では・・ですね・・というかこれも立派に管楽器の扱いなんですね・・

このスライドホイッスル・・なんかこう人魂でも飛んでそうな・・
この先のトンボに恋人はどこにいるの?と問い詰められるところでもう一度だけ出てきますよね・・
じぶんも子供のころを虫を取ったりしたけどと・・結構むごい被害者目線で見ると結構むごいねぇ・・

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ここ笑っちゃうんですけど・・
交互にケケケケケとか鳴いてるソプラノはアマガエルかな。
その下のクゥェックゥェックゥェッはヒキガエル・・
第2バスのこれはヒンフンヒンフン?・・これもかえる?・・
みんなnasalと指示があります・・鼻声のことだそうで・・・鼻つまんで歌ったりするのかな・・・
そういえばうちにある鼻水を止める薬の名前がこんな感じだった・・

フルートとハープの怪しいなにかもいいですね・・
ラヴェルの魔法がかかっていると思いますこのあたり・・

うちのとなりも田んぼで蛙が鳴きますがこんなに幻想的な世界じゃありません。
すべてを塗りつぶす超大音響です。
ラヴェルよりリヒャルト・シュトラウスみたいな・・

考えてみると鈴虫と蛙が同時に鳴くってないよな・・
フランスだとそうなのか?

ラーメンと物理と音楽

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勤務先での休憩時間・・見上げれば桜・・・
予定が変更になり朝から時間が空いたので・・・ちょっと遠くの朝から整理券を配ってるようなラーメン屋さんに行ってきました。
ラーメン屋さんに並んだりするのは苦手なのですが・・何かいつもと違うことをしてみたくなったので・・
昼のラーメンのために平日の朝から人が並んでる・・みんな何やってんだ・・あ俺もか・・・
整理券のおかげで始まるとすぐに店に入れてもらえた。
店主が何かとても大切なものを大事な人に手渡すようにドンブリを渡してくれたのが印象的でした。人を引き付けるのはこういうところなんだろうなー・・

ずっと雑誌かTVか知らないけど並んでる人、食べてる人を撮っていました・・みんなへっちゃらでいたけどそういうものなのかな・・
全然関係ないけど以前NHKのドキュメンタリー番組の取材を受けたことがあります。一人でちっちゃなカメラを持ってるだけなんですね・・・顔出してもいいですかと言われて困りますとか言って・・どうせ使われないだろうと思っていたけど、オープニングが流れているところで数秒間だけ映してくれました・・妻が録画して騒いでた・・

なるほど麺は食べたことのないような食感ですごくおいしかった。スープが私には濃すぎてきつかったけど私の好みが薄すぎるだけかもしれない・・もう一度行ってみたいなぁ・・


ラーメン屋へ向かう途中FMでクラシックを聴いていたんですが最後の一曲がヨーゼフ・シュトラウスのワルツだという・・
ディナミーデン・・・
正直私はウインナワルツというのに疎くてほとんどよくわからず、ニューイヤーコンサートにも興味がないんです。
ヨーゼフシュトラウスがいっぱいいるらしいシュトラウスのうちの誰なのかもよくわからない・・・
ただナレーションの曲の説明にひかれた・・
工業舞踏会という所で初演され、曲名は「分子や原子が引き合う力」という意味だそうだ・・・
なんだそれ・・・ウインナワルツのイメージの対極じゃないか・・
物理系職業の端くれの俺としては聴かなきゃならないんじゃないのか・・・

Dynamiden

聴いてみると序奏にそれらしさがあるような気がしないでもないけれど、とてもいい感じのワルツだった。
別に分子の結合がリアルに描かれている様子はなかった・・あたりまえか・・
ニューイヤーコンサートでも取り上げられるような結構有名な曲らしい・・へー
この人はエンジニアをしていたのに訳があって作曲家となり、才能を発揮したのだそうだ・・すごいなぁ・・

こうなると思いださずにいられないのはエドガー・ヴァレーズのイオニザシオンである。
イオン化=電離を描いた曲・・・なのか・・30年前に雑誌で読んでその存在は知っていて、サイレンが楽器として扱われる・・みたいな知識とともにいつも頭の隅にはあった。
だけど一度も聴いたことがなかった・・
では聴いてみましょう
Edgard Varese - Ionisation

・・・あ・・
じゃなかった・・あれですね、
もっと前衛の変なのかと思ったけど結構ちゃんと音楽してるというか・・奏者はみんな真剣だしのってるよね・・・
演奏的にもこれ音楽として聴けるように仕上げるの結構難しいんじゃないのかなぁ・・
冷やかしで聴いたけど、実演で真剣で熱い演奏に立ち会ったりすれば感動する可能性もあるのかもしれないですね・・・
もしかしたら名曲なのかもね・・
この後に二番煎じみたいなのがいっぱい出ちゃったから変なイメージがまとわりついちゃってるだけで・・
とりあえずこれオーディオ名曲ですね・・結構面白いし難しいんじゃない?

オーディオといえばアンプなんか出力を直接スイッチングで成型して、フィードバックもとって負荷のインピーダンスがどう変化しても関係なく最適な波形がつねに出力されるように・・
みたいになっていかなくちゃいけないんじゃないの・・とか思うんですが・・
だいぶ前に出てき始めてそのまま終わっちゃいましたよね・・
大企業が超高級機で開発した技術が他社にも供給されて、大量に使われるから素子の値段もびっくりするほど下がって・・・
だんだん普及機にも降りてきて・・みたいな未来は・・

もう音楽を聴くという文化が片手のちっちゃいのかイヤホンで聴くという事になっちゃったから進まないでしょうね・・
オーディオなんてとこには開発費も回ってこないでしょう・・そもそも大会社の音響部門なんてとっくにないんだもんな・・・
大企業っていうのもなくなってくんだから・・
これからどうなっちゃうんだろう?

寂しいなんて思っているけど、
時代は進んでいるんでしょうね・・
私がついていけないだけで・・
ラーメンも濃い味のは苦手になってきちゃった・・


あのひと元気かな? グールドのゴールドベルク変奏曲

音楽を聴いていると、いいところで車の音が音楽にかぶってきて・・
あららとか言って少し前に戻して聴きなおすと同じところでまた同じ車の音が聞こえる。
なんだ録音に入っているのかぁ・・ということがあります。
すごく低い領域の音が入っていて定位感もないのでうちの外から聞こえている気がするんですよね。
普段行くコンサートホールなんかで車や飛行機の音が聞こえたことはないですね・・すごい遮音性能を持っているんでしょう。
池袋の芸術劇場のコンサートホールがあんなに何度もエスカレーターに乗ったその上にあるのは地下鉄からできるだけ離そうとしたから・・だったと思います。
先日地元のホールにいた時には17時の自治体無線のチャイムみたいなのが聞こえまくりでした・・・
海外でのオケの録音は結構協会とか150年くらい前から建っているようなホールで録音する事があるんですよね?
車の音なんか考慮されているわけないし・・そういうものなんでしょうね。

他にも音楽と関係ない音が入っていることがありますよね。
遠くでハンマーをガンガン叩いてたりすることもあります。今録ってるんだから!なんて言ったりはしないのかな?
ピアノの録音で鳥のさえずりが聞こえるものもある・・なんかいいですよね・・あれは狙ってるんだろうけど。
バーンスタインの足音とか・・・あれは音楽と関係あるといえばあるのか・・

昔、オーディオ店の特別室みたいな中に組まれたものすごく高そうなセットからピアノソロが流れていました。
なんだかペダルを踏みかえる音がやたらにでかく鳴っているんですボン!とかいって、すごくでかい音で・・
どうだ!リアルだろう?すごいだろう?と言いたいんだろうなと思った。
あんなにうるさいペダルなんか音楽の邪魔でしかないし、あんなのないでしょそもそも・・
でもああいうのに萌える人もいるんだろうな・・ひとそれぞれか・・
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みたいなことを考えていたら、有名なグレン・グールドのゴールドベルク変奏曲の新録で、第19変奏に子供の声が入っていたのを思い出しました。

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こんな印つけて報告するような話じゃないですが・・(英語の?)「おーい!」みたいに叫んでいます。
スピーカーだと気づかないくらいですけどね・・右奥からかな??
小さな子なのかな・・

1981年の録音でしたっけ、私と同い年くらいなんじゃないかな。
何でここにいたんだろう?
誰だか知らないし、見たこともない彼(彼女?)、今どこにいるんだろう?幸せに暮らしてるのかな?
子供も結構大きかったりするのかな?
実はもう孫がいたりして・・・
とそんなことを思いました。

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でもこれ、映像見てると子供の声なんか入るわけのないようなスタジオですよね・・
あれ何なんだろう?だれなんだろう?


音楽に目覚めたころ、友達の家にこれがあったので借りた覚えがあります。
ゴールドベルク変奏曲はFMで流れたのををテープに録音したいわゆる普通の演奏を聴いていた記憶があるのですが、何も知らないところにグールドを聴かなくちゃダメ!みたいな変な知識が入ってこれを・・
昔のこの盤トラックは1しかなくてアリアと30の変奏の頭にはインデックスがふってあった・・・
テープの両面にダビングする際、裏面の開始位置をインデックスで指定したら演奏の開始とタイミングがずれていて・・・・
という内容がわかる人は中年以上でしょう・・・

で、このグールド編曲みたいなこの演奏が頭にこびりついてしまい、普通が聴けなくなってしまいました・・・
歳も食ったことだし、チェンバロで弾いた普通な演奏も聴いてみようかな・・

グールド盤に洗脳されすぎているのでグールド抜きしようと思ってしばらく(結構何年も)聞かずにいたんですが、これ書くためにちょっと聞いたらまた何度も聴いてしまいました・・
一生これかもしれません・・・