マーラー 交響曲第4番の弦楽器2

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しつこいですが先ほどの続きがどうしても面白いので・・
第2ヴァイオリンが第1と同じようなことをやっていますが、微妙に違います。
5番のアダージェットの中間部で見るあの景色と似てますよね。。
7小節目で第1は主役を第2に譲って自分は下へ降り、消えろという指示。
ここどう聴こえるか・・これ楽しみでしょう?

マーラー交響曲第4番での弦楽器分担

オーディオに何を求めるかは人それぞれですね。ほんとそれぞれ、びっくりするくらい。
自分にとってはこれも大事なことの一つ。

こういうのそこら中にあるわけですが
マーラー 交響曲第4番 第3楽章
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ここボーっと聴いていてもずっとヴァイオリンがオクターブで歌ってるように聞こえるんですが、よく見ると最初の2小節までは第1が上、第2が下を受け持ってます。
ヴィオラとファゴットが歌いだす3小節目でその半数が休む。
4小節目からは第1が上下を分奏して受け持つ。。
とどんどん変わっていきます。
音量と音色だけでなく、音が聞こえてくる場所も変化していきます。
よくみると第1ヴァイオリンにpppの指示があるけど第2はppのままなんですよね。但し書きもある。
これ、作曲者があえてこう書いているんだからしっかり聴き取りたいです。
また、これをしっかり聞き取れるオーディオでなければ(私には)意味がありません。
実演ではヴァイオリン付近凝視したいです。

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第1楽章、第1ヴァイオリンが歌ってますが、ヴィオラと第2ヴァイオリンが交互に加勢してます。音色が変化するのでわかりやすいですが、ここに気付けないようなオーディオじゃ困ります。
ここよく見るとコントラバスがどんどん上がっていってハ音記号になっちゃってるんですよね。でも”実音はオクターブ下だから”なんて但し書きが・・

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第3楽章
第2ヴァイオリンが叫ぶんですが、前半ヴィオラ、後半チェロが加勢します。
音量ほしいだけなら第1ヴァイオリンが出てくればいいんでしょうが、あえて低い音の楽器が無理に高い音を叫ぶことで
苦しい叫び!が聞こえるんですよね。
ここがなんとなくなんだかわかんないようなオーディオだっら悲しいです。私には

こういうの実演だと奏者の動きで目からも聞けます。
視覚情報のないオーディオではその分音像の定位、見える音を表現してくれないと悲しいです。

マーラー交響曲第4番の出だし

ある方から音でも確認できると良いよ。といっていただいたのでやって見る第1弾。
クリスマス音楽なんて鈴鳴らしときゃいんだろみたいなネタを書こうかと思っていたのですが
クリスマス終わっちゃいましたので、全然関係ないけど鈴で始まるマーラーの交響曲第4番。
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鈴が印象的な序奏の後、ヴァイオリンが歌いだし4小節目からが本編。
昔から音楽的に自然な流れで3小節目で思い切りテンポを落とし、ゆっくりヴァイオリンが歌い始める・・
的な演奏がされてきました。でも実は楽譜上のどこにもそんなテンポ指定はない。よくみるとクラリネットにだけpoco ritの指示。ほかのパートには何もない。
普通の作曲家の作品なら、書いてなくても全体のテンポを落として・・ってな演奏でよいはず。
でもマーラーだから、そんな単純な話じゃないんじゃない?
クラだけ落ち着いてあとはテンポ変えないえないんじゃない?
というのが最近はやりの解釈。数が決まっている鈴とフルートは先に終わっちゃう。
2重テンポが同時進行とかいかにも面白いけど、完璧主義者のマーラーがこれを効果として狙うんならほかのパートにnicht ritくらい書いたと思う。ただritじゃなくpoco ritなのもポイントだと思います。
派手にやったら間違いでしょう。
でとりあえず4つくらい音源を用意しましたので聞いてください。
前半の二人は昔の全部ritする派、後半の二人は最近派。

どっちもいいですよね。
ブーレーズのこんなとこいちいち歌わないよ的にさっさと行っちゃう感が笑えますね。
でもね、一番楽譜の景色が音になってるのはブーレーズだと思うんですよね。
好きかどうかは別として、あっそうか!って教えてくれることが多いですよこの人のマーラー。
何だこれと思って楽譜見るとあーっ!書いてあるー!みたいな・・・

ワルターなんてマーラー本人とこの曲について何度も語ったことがあるんじゃないかと思う。
といって、ワルターが正解というわけでもないだろう。彼らは不慣れな聴衆やオケにマーラーを紹介するため、その前衛性をあえて隠した演奏をしていた可能性があると思う。
もし、マーラー自身の演奏が録音で残っていたとしてもそれが正解かわからないと思う。
「何が正しいかって?そんなことを決めるのは馬鹿げてる。生きた音楽はその時々に生まれるなのものだ」
とか言いそうじゃないあの人?
細かいところ、毎回変えたと思う。
非常に理知的な反面、とても感覚的な人だったんじゃないか?
こういうの、どれが好きか?はいいですが、どれが正しいかなんて誰にも決められないですよね。
色々楽しめばいいんだし。
あー楽し。

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錯綜するアルペジオと天国2

同じ天国的表現としてのアルペジオで思いつくのがこれ
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マーラー 交響曲第4番 第3楽章
マーラーらしく派手ですね。
ここ、この弦の動きは結果というか音の塊を引いて聴けばいいんだろうけど、
聴き分けてやろうなんて思っちゃう。

ここ、あの世の入り口が開いた場面じゃないかと思う。
臨死体験的な。我々だと静かな三途の川だけど。
前に書いた両手ティンパニがこの直後に来ます。

そして楽章終結部
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ersterbendは“死ぬように”みたいなな意味でしょ。
マーラーでこれが出てきたときは要注意ですよ。あえて書いてますよこれ。
Gänzlich ersterbendだと”完全に死んでゆく”
この後、天上の生活が歌われる。。

冷静に見ると小さく比較的穏やかな“天上の生活”を終楽章に置くことを考えたときに、曲全体バランスを考えるとこの位置にこれくらいの爆発を置かなければ安定しない・・というような設計的要素があるんだと思う。
マーラーの曲を眺めているといい意味で、計算、設計というイメージを感じることが多い。
それだけだと効果を狙った・・みたいになってしまいますが、
それと芸術的ななにかが融合して感動的な作品になっているところに感動する。

さらにオーディオで伝えられないもの 

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マーラー交響曲第4 番第3楽章
最後の爆発的盛り上がり、特別な部分
ティンパニ奏者に2 本の撥で(両腕同時に)たたけの指示。実演だとティンパニ奏者が視覚的に普通見ない格好になるので視覚的に
「今ここ特別なソロなんだよ!!」と訴えてくる。
音色や音量が変わらなくてもスーパーインパクトだ。
これは見えないオーディオでは伝わらない。。そういう音でって頑張ってる録音もあるけど
視覚認識には及ばない。。。これはもうしょうがない

マーラーは細かい聴き所だらけ

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マーラー 交響曲第4番 第1楽章 
再現部第2主題ですが歌い始めのDの音、同じ音ですが第1ヴァイオリンが4分音符なのに対し、第2とヴィオラは八部休符を休んでから入る。
だからなんだといわれそうですが、この音が遅れて重なるところをどうしても聴き取りたい。。
その手前も第2ヴァイオリンが主旋律、第1がsubだったのに3小節めで急に立場が入れ替わっています。こういうのマーラーはよく出てくるんですが萌えますね。。
6小節目は山場というか粘るところですが、ダイナミクスがみんな違う。。
次聴くときよく聞いてみよう。