ニールセン 不滅のティンパニ

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ニールセンの交響曲第4番「不滅」
戦争、侵略の予感、愛する祖国の自然と自分たちのアイゼンティティ・・みたいな感じ?
初めて聴いたのは中学生のとき、N響アワーで指揮はヘルベルト・ブロムシュテットでした。
視界の芥川が「この作曲家についてはほとんど知らないんです・・」と言ってたのを覚えています。
30年前ですが、そんなにマイナーだったんですか?
聴いてみて、意味なんて解らないけど何かが伝わってきて感動して聴き終えた覚えがあります。
第4楽章相当の第4部分で2組のティンパニが荒れ狂い協奏曲みたいになっていたりして、それが目玉といえば目玉でしょうか・・

曲の冒頭からティンパニがものを言ってる感じで始まりますが、

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第3部、ティンパニが半音階的に動いて弦楽を支えるんですね。
ティンパニーが旋律的に動いているのが異常に好きなんですけど、半音階で動いたりしていると変態的に興奮します。
実演を聴きに行った際は当然ティンパニーをずっと見ているわけですが、見た目同じ楽器を連続して叩いているのに、ペダルで音が変わる・・・ペダル操作は見えないので・・普通のことなのかもしれませんが、自分には衝撃的で面白い光景でした。
ここは弦楽器が旋律以外ピッチカートで、ティンパニーがとてもよくクリアに聞こえます。
ティンパニーの名所だと思います。

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第4部、この2組のティンパニの激しい掛け合い・・
ではどうぞーって感じではなくて、荒れ狂う音楽に突然乱入な感じがいいですよね・・
ここは有名すぎるのでおいておいて

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途中の静かなところで2台のティンパニが交互にロールをして音楽を支えてるんですけど、他の低音楽器は黙っています。ティンパニが私らだけでどんな音でも出せますよー的に進んでく・・
ここ地味だけど結構インパクトあると思う。

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またティンパニの激しい掛け合いが出てくるところですが、弦と木管同じようだけどdimと書いてある位置が若干違うし、その後の>の大きさも違う。
弦のほうが若干早めに減衰するカーブを描き、重なって聞こえる音色も変化していくということ・・・調子に乗って考えすぎ?



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掛け合い最後のグリッサンド。
ティンパニのグリッサンドはバルトークの曲でもういいよってくらい出てきますが、
ここは2台がハモりながらなので何とかその様子を聞き取りたい・・
でもなんかゴォーーワ!みたいに聞こえちゃって音程感まで聞き取れないんですよね・・・
いろんな盤を聴いてみようかな。


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曲の最後で不滅のテーマみたいなものが高らかに歌われるわけですが・・・そのあと終結部
第2ティンパニが最後の言葉を語って終わります。
2回目、ちょっと引くところが泣かせる。強く、優しく、大きく、「大丈夫・・・」といっているように感じます。
ティンパニが語る曲はいっぱいありますが、ここは本当に感動的な名場面でしょう。
1番じゃなくて2番奏者にその役が割り当てられているのがなんか気になりますね。