立場

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超絶技巧系ピアニストだったラフマニノフの書いた曲は弾けるもんなら弾いてみたいなところのある曲みたいですが、、彼のもう一つの魅力はメロディーメーカーなところですよね。

ピアノ協奏曲第3番もピアノがオクターブで歌う最初の旋律なんて雨の妖精みたいなのが歌ってるみたいですよね。
背がすごく高かったらしくて写真を見ると寡黙で冗談も言わなそうな人に見えますが、実際どんな人だったんだろう?

その3番協奏曲のフィナーレのコーダ、2番もそうでしたが明らかにチャイコフスキーの影響と思われるオケとピアノがそろって第2主題を歌いあげるみたいな部分があります。
CMで流れていたり・・
ピアノに重ねて熱く歌う弦楽器はしかしピアノを邪魔しないように気を使っているんだと思う。
この協奏曲はピアノの超絶技巧ひけらかし音楽などではなくてそれなりの内容を持って聞かせる音楽ではあります。とはいえあくまでピアノが主役ということでここまでやってきた・・
このコーダも・・
でも聴いていると旋律が盛り上がってきたその先でオケがピアノを差し置いて熱く熱く歌い上げる部分があるんですね。

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(この2、3小節目)

ピアノは弾くのをやめはしないけど旋律からはずれる・・
ここがなんだか感動的だ・・

オケ・・本当は私らだって歌ってんだよ・・
ピアノ・・あっ もちろん・・・
でもすぐに、ピアノに歌を返してあげる。


ここだけはピアニストがどんな世界的ピアニストだろうが・・人気者だろうが関係なくオケはピアノを差し置いて絶唱してほしい・・


これはもっとオケに歌って粘ってほしいなぁ。指揮者が歌え!もっと!ってやってんのがいいよね・・
私の好みなんか関係ないんだろうけど、やってほしいなぁ・・
でもまだちゃんと全部聴いてないけどこのピアニストはなんかパワフルで面白いな・・

切ないメロディーとか七色のハーモニーとかそういうのもいいけど・・名曲の条件はこういうところに密かに隠されてもいるんじゃないかと思うんです・・
ちょっとしたことが深みにつながっているというか・・

毎回言って一つ覚えみたいですけど、作者のピアノ、マーラーの指揮でこの曲・・という演奏会があったということなんです。
ここどんな演奏だったんだろう・・思い切り粘って、低音はグワー!とかまして・・みたいな想像をしてるけど・・
意外とそっけなくやってたりして・・
聴いてみたかったねー

この先いったん下がってまたあがると絵に書いたよなクライマックス・・
カレーのCM。

ラフマニノフのピアノ協奏曲はこの次に4番というのもあります。
でも2番、3番にくらべれば圧倒的に演奏回数は少ないんじゃないでしょうか・・
私が勝手にあんまり好きじゃないだけかな?
30年くらい前に何度も聴いた記憶があるけど、もうどんな曲だったか細かいことは思い出せない。
都会に出て来ました・・みたいな曲だったような・・


星が遊ぶ

5月の中旬くらいだったか気晴らしにドライブに出かけました。
夕日も沈んだ後、海の見える丘の上に古墳があって幻想的なちょっといい景色になっていました。
お墓ではあるけどもう1000年以上たってるんだから気味が悪いということもなくあたりをうろうろしてみたり・・・
どうもあれ以降、咳が出るようになって止まらない。もらった薬もまた切れた。
実際は夫婦で互い違いに風邪をひいてうつしあい、治りかけるとまたという感じで風邪をひき続けているのかなと思うけれど・・
今日あたり医者に行こうかと思っていたけど、今日はとある記念日だった。
食事でにでも行こう。

病院よりお祓いにでも行こうか・・


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ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番
の第2楽章、冒頭から冬に近い秋のような情景から始まってなんだか深いものを聴かせてくれます。
秋の情景へなだれ込むというか乱入して一掃するというかピアノの入り方もものすごいですよね・・・

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この楽章最後の変奏はワルツとなります・・
第1楽章の第1主題をクラとファゴットが遠くで歌う・・
細い三日月で薄暗い夜・・
誰もいないはずの遊園地
なんでいろんな乗り物が動いてるんだろう?
乗っているのはだれだ・・・
あっ星だ・・星が遊具に乗って回ってる・・
みたいな・・・
この少し不思議な感じが大好きです。



YouTubeを色々聴いていて思ったけど、巨匠的ピアニストはここも我が物顔でどうだって感じに弾いちゃうので星の遊園地に聞こえない・・
ピアノの技巧優先だと早いテンポでピアノすごいでしょってな感じでやったほうがいいのかもしれない・・
でもこの曲、音楽的にも結構な内容を見せてくれるんですよね・・ここはテンポを落としてじっくり幻想的な世界を聴かせてくれるような演奏があってもいいんじゃないか・・このYouTubeもまだ速すぎだと思う・・
マーラーが指揮してラフマニノフとやった演奏はどうだったんだろうか・・
ピアニストはいやなんだろうなそんなの・・
オケと指揮はやっぱりピアノが一番歌いやすいように寄り添ってあげるのが仕事なのか・・


うちのオーディオ部屋で聴いているとこの部分、ピアノの細かく高い音の輝きみたいなものが聞えます。
それが曇らず、銀色の光みたいに伝わってくることに快感を感じたりして・・
アンプがスピーカーを押しきれていないときにはこれが曇って聞こえていました。
ケーブルだインシュレーターだとやりましたが、一向に改善せず・・
思い切ってアンプにお金をかけてみたところスカッと鳴るようになり・・
さらに円盤再生をMPDに変えたところ空間表現、実態感が・・・

たぶんCDを作っている制作者もそこをねらってつくっているんだろうと感じます・・
でも、実演を現場で聴いてそんな音がそんな風に聞こえてくることはありません。
現場は以外とローファイなんですよね。
ステージにあがってピアノの弦の上に頭を出して聴けばあんな風に聞こえるだろう・・
たぶんそこはマイクのある位置だと思うんです。
といってCDを本物と違うといって批判する気もないです。
目の前に演奏者が実在するのを見ながら聴くのと、空間上に浮かぶ虚像を見ながら聴くのでは条件が違う。
同じ音が聞こえて来るだけでは足りないのだから・・
それぞれの違いを知ってそれぞれ楽しみたいと思います。


古墳の解説みたいなのには目の前の海に生きた人々の墓であろう見たいなことが書いてあった。
古墳時代の海に生きた人って何だろう?
漁師みたいなの?海運業?海賊?
下の方に池があったりするけど当時からここで真水を得ていたのかなぁ・・
死んだあと、みんながいる海が見える位置に埋葬してあげようというところに人の優しさを感じる。
そこで見守っててくれということだろうか?
そんなんじゃなくてもっと過酷で厳しい世界があったんだろうか?

来週末、楽しみにしているコンサートがあるんだけど、何とか咳を治さないと・・
何かのメッセージなのかな・・
玄関の隅を掃除すると治るとか・・
茂りすぎていた庭木を剪定して風通しを良くしてあげたら治ったとかそういうのかな・・
どっか行くのをやめたおかげで助かったとか・・

128分音符

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友人がブログのネタにとTwitter?(よくわからない)を見せてくれました。
音楽の先生みたいな人が生徒に向かって?(違うのかも)「64分音符位なんて大したことないよ、ベートーベンの楽譜には128分音符が出てきます!大変だけどちゃんと譜読みします・・・」みたいな内容だったか・・・
・・・ちょっと代替ネタにすり替えでいいですか・・

これはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番第3楽章の独奏ピアノパート譜のあるページ。
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このページが特にどうとかいうことはないんですが、こういう細かい音がいっぱいあるようなのが何十ページも続くのに、これをピアニストは暗譜で弾くんですよね。
単純に情報量だけでものすごいですよね・・
まぁ何もやらない素人が凡人の感覚を言うなという話でしょうけど。

昔指揮者の岩城の本を読んでいたら、アルトゥール・ルービンシュタインにどうやって暗譜しているんだと聞いてみたというのがありました。
「機械的に指に覚えこませることもできるが、それでは非音楽的だ。」ということで岩城はフォトコピーと称していましたが、ルービンシュタインも岩城も楽譜を視覚的に丸暗記するんだそうです。
演奏中には目の前に楽譜が浮かんでいて、それを見ているという・・
単純な絵みたいなのならわかるけどこんな細かいピアノ譜と何十段もあって各パートが全然違うことをごちゃごちゃやっているようなスコアを・・・

覚え方も私には衝撃的でした。内容を読んで覚えるではなく(もちろん演奏のために読むことは別途するんですが)、本当にただひたすら眺めるのだそうだ・・コーヒーのシミとか隅が折れて曲がってるみたいなところから始まって徐々に記憶され、風景として焼き付けられるという。
ページがくっついちゃって2枚めくれてしまうシーンまで記憶されてしまい大事故を起こしたみたいなことも書いてあったような気がする。

しかし、そんなことができるのならどんな試験でもパスするんじゃないか・・
それ自体が異常な能力なんじゃないか・・
あほなことばかりかいてすみません。
楽器を真剣にやっている人から見るとあれでしょうか。
どうもすみません。

高校生のころ、岩城の本をいろいろと読んでいろんなことを教えてもらった。
本人はそんな気ないのかもしれないけれど、少しだけ自慢めいた感じとか、素人はつまんないことまで考えないでただ聴いてくれればいいんだ的な記述があった気がする。
でも楽しかった。ありがとう。
コンサートに行こうと思うようになる前に彼は旅立ってしまった。
聴いてみたかったなぁ・・
前衛は嫌だけど、最初に指揮真似したとかいう悲愴とか・・


この曲の演奏でも・・


今時古いのかもしれないけど、ホロヴィッツのこれも好きです。
低音のゴーン!みたいなのにしびれたり・・
この人作者と親友になったんですよね。「もうこの曲はお前に任せるわ」と(この曲じゃなかったかも?)言われたんだっけ。
聴いてると1楽章カデンツァの最後とか3楽章の主部とか何か所か目立つ感じで楽譜と違うところがありますよね?

作者直伝の楽譜があった?
巨匠過ぎて誰も指摘できなかった?
違うの百も承知でこっちのがいいと思うからそうやってんだよ?

この人も何かの本で・・・相当な難易度の楽譜(初見)を一回うれしそうに眺めて・・
いきなり正規のテンポで弾きだした!みたいなのを読みました。
読譜力とか暗譜力も普通の人間と同じじゃないんでしょうね。

メロディーのひそかな受け渡し ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

ピアノ協奏曲の総本山みたいなラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番


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ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 第2楽章

ピアノがすごすぎ、オーケストラは伴奏役専門みたいになりがちなこの曲ですが、
第2楽章のオケ部は泣ける音楽じゃないですか。
ここ、第1ヴァイオリンが旋律を歌っているんですが、3章小節めの後半からその歌は第2ヴァイオリンにひそかに受け渡され終わっていくんですよね。
その時第1ヴァイオリンは相槌みたいな感じからさりげなく次を歌いだしているんですけど、この部分が大好きです。
なんとなく聴いてても音楽は流れていくんですけど。。。

食っていくためにピアニストでもあったにラフマニノフはこの曲を用意してアメリカで演奏旅行を行った。
その際なんとマーラーの指揮でこの曲をやったことがあったという。
ラフマニノフ曰く、練習時、予定時間終わっちゃってるのにマーラーが「もう一度最初から通す」みたいなことを言った。
大騒ぎになると思ったが、誰一人文句を言うものはいなかった・・だそうです。

聴きなれない曲にざわつく団員に対して、「諸君、静かにしたまえ。これは傑作だ」みたいなことも言ったらしい。。

なんて感動的で興奮させられるエピソードなんでしょうか。。
聴いてみたかったなぁ。