花火


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今日は隣町の祭りで花火。
ここ数年、車で山の上から遠くの花火を眺める形でごまかしてきた。
それじゃだめだ、今年は祭りの雑踏に突入してやる。と意気込んだものの・・
雨降ってる?・・雷雨の予想?・・どうしよう・・
去年か一昨年買った線香花火もどっかにあるんじゃないか・・湿気ちゃったかな・・あれもこんどやろう・・

ドビュッシーの花火でも・・

印象派としてくくられることの多いドビュッシーとラヴェルですが、実は全然違う方向を向いた作曲家だよということがよく言われます。
私の感じるところでは
ラヴェルはどの曲もこちらがシャッターをあけて待っていれば音楽の方から語りかけてきて楽しませてくれる。
ドビュッシーにも牧神の午後への前奏曲とか海とかみたいな語りかけてくれる曲もある。
でも彼の神髄みたいな曲は、待っているだけでは音楽は語りかけてこないんじゃないかなぁ。
確かにそこに存在して鳴っているんだけど、あくまでそこにいるだけ。
聞き手の方から入り口と鍵を探して入っていかなければならない音楽・・みたいな気がする。
最初からドビュッシーの搬送波周波数と共振しちゃってるような人もいると思うけれど、私は少しずれているらしく、彼の音楽は自分から探りに行く気にならないと聴こえてこないらしい。
その辺の感じ方は人それぞれなんでしょうね。

彼の2巻の前奏曲集、何となく聴いてみると面白いとは思うし、その後の作曲家たちに大きな影響を与えていることを強く感じて驚かされたりはする。
でも、沈める寺とか亜麻色の~みたいな有名で分かりやすい曲以外はあまり聴いてこなかった・・


で、第2巻の最後の曲が「花火」
この曲、ピアノの弾き手にとっては一言いいたいような曲みたいだ・・難しいんでしょ・・
でも、一般人に聞かせてスゲーといわせるには微妙な曲じゃない?
解る人にはわかる的な・・
タイトルも知らないままぼーっと聴いてしまうと気のふれた前衛みたいに聞こえなくもない。
私は全然聞く気もないけど前衛ってのはドビュッシーが切り開いたこの世界の先でにあるんでしょ。

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最後のここだけは分かりやすくでっかい花火が見えるけれど・・・
よく見るとこの両手の下降グリッサンドは黒鍵と白鍵を半音違いで初めて同時に降りるみたいな・・結構すごいでしょうこれ・・・

それよりそのあとにくる、モヨモニョッみたいなのはなんだ?
あーよかったね・・終わったね・・おわっ・・
みたいなのかな・・

その気になって聴いてみるといろいろ見え始める・・・
ケーブルテレビに加入するとなぜか地元のイベントみたいなのを移して流す超ローカル番組が流れていたりしますが・・あれを思い出した・・
いろんな場面がただ淡々と流れる・・何か筋書きとかドラマとかいうんじゃない・・場面A、場面B・・みたいな・・旨くつないでいくきっかけとか何か説明するナレーションとかもない。

この花火を楽譜を見ながら聴いているとあれみたいだ。

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最初のこれは線香花火にみたいなのだろうか・・バチっとかいってなんか飛んでる・・
急にワーッと勢いが増したかと思うと
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落っこちて終わり・・・
美しい余韻とかじゃなくてポテ・・・みたいなもう日も消えたカスが落っこちるみたいなのまでそののま写術的に音楽化されている・・


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突然別な画像に切り替わって、なんかの導火線に火がついている・・火が伝わって・・
なんか七色の火花を出しながら回転しだした?
この曲の旋律らしきものがやっと出てくる。
みたいな・・・
正直この先なんだかイメージできていない部分もまだある・・今まで聴いてこなかったけど・・この辺の曲もこれから聴いてみようかと思う。

最後にフランス国歌がちょっと聞こえてみたいなのが大事らしいんですが・・
正直何か聞こえるけど、ピンとこない。
1812年とかビートルズとかで聴こえるあの辺りなら知ってるけどラ・マルセイエーズなんて普段聞かないし・・

それよりこの曲を貫いている主題旋律らしきものがまた聞こえるのがいい・・
主人公のこころなんだろこれ・・
途中で興奮してたし・・

これを書こうと思って何度も聴いてたらなんだかこの曲が好きになってきた・・
曲との出会いって結構こういうもんだよね。
何だこれ?という曲も無理やりなんども聴いてると何か見えてきて大好きになったりする。

本当はほかのいろんなことや人間関係なんかもそうなんだろうな・・
同級生に孫がいるような歳になって気づいてもなぁ・・


木管のひそかな重なり ドビュッシー

ブルーノ・ワルターがステレオ黎明期に間に合っていくつかの録音を残してくれましたが、その録音予定リストの中にブル8とドビュッシーの海があったらしいです。
聴きたかったなー
ドイツレクイエムもステレオでとってほしかったなー
ワルターなんていつまで言ってんだよと言われちゃいますかね。

マーラーがドビュッシーの映像を振ったこともあったらしいですけど、どんなだったんでしょうかね。
聴いてみたかったなー全然ドビュッシーじゃない感じになっちゃってたのかな・・
すごく行けてたのかな?

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ドビュッシー 交響詩 海   風と海の対話
ヴァイオリンのハーモニクスがいいですねここ。
日の光と照らされる穏やかな波・・・少し風も吹いてる・・
オーボエとフルートがユニゾンで主題をうたっていますが、より柔らかいフルートの連続音はつながっていてオーボエだけがリズムを刻んでいます。
ピアノのペダルを踏んだ時のような効果でしょうか。そのことによって作られるこの滑らかで柔らかいメロディーをただ聞けばいいんでしょうが、フルートのつながった音を聞き取ってやろう・・なんてしてしまう。。