ずっとよくわからないままだった・・・復活5楽章冒頭のティンパニ

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復活の第3楽章後半と5楽章の頭にはこんな嵐のような部分があります。
あの世の入り口ってこんな騒々しいんでしょうか・・・初めて聴いたのが中学生の時でしたからそれは絵に描いたように魅了されちゃいましたよ・・
ここで2台のティンパニはなんか変則的なリズムをたたいています。
みんな、ここ大好きでしょう?ティンパニがなんか叩いてるなーというのは聴いてる思います。
でこのリズムちゃんと全部歌えますか?歌えるのかもな・・
恥ずかしいですが私、5楽章のここ途中からちゃんとわかってません。30年近く聴いてるのに・・
楽譜も同じくらい見てるのに・・

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頭の悪さが出てしまっていますかね・・
演奏するならちゃんと読まなくてはなりませんが、聴き手としては解らないものをほっといても怒られるわけでも演奏が止まるわけでもないですよね。でもそれじゃちゃんと聴いたことにならないかな。
ここはなんとなくごちゃごちゃ聴こえてればいいんだみたいな感じなのかな。
このリズム、どこかからきていたりするのかな?

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これかと思ったけど違うか。

ここ、いろんな楽器が伸ばしやってますが、例によってダイナミクスとその変化開始位置がそれぞれ違いますよね。
録音によって何がどう聞こえてくるかとか結構違います。
どの盤がどうとか今言えないけど、ここはさらっと突進しちゃわないで細かいことろを色々じっくり大げさに聴かせてほしいな・・個人的には・・

そういえばどこかに書いてあったけど、マーラー自身が「すべての音符が聞きとれるなら正しいテンポだ」とか言ったんでしょ・・・・
木管の2拍子のとこなんか何だかわかんないのが多いけどあれでいいのかなぁ?

最後トランペットとトロンボーンにだけacceler.と書いてありますよね。おもしろいけどそれじゃその後ティンパニとかとずれちゃうんじゃ・・・若干遅れて入って、加速して追いつくということ?

お前バカかとか言われちゃうのかな?

マーラー交響曲第2番「復活」3楽章のティンパニ 版のちがい

復活の版の違い問題、きっと細かいところでいろいろあるんだと思います。
伸ばし版とか言ってたのを仮に旧版と呼ぶとして今ネット上で旧版は見られません。なんとなくDoverのやつを買うと旧版なんじゃないかなと思ってみたり・・

昔、音楽之友社のポケットスコアを見ながらワルターNYPの演奏を散々聴きました。であれっ?とか思っていた箇所です。
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第3楽章、トリオが終わてスケルツォがもどってすぐのあたり、、全集版だとティンパニはホルンと同じく休符を挟んでタッタッタッタッタッタッ。
でもワルターのは弦と同じようにタタタタタタと連続して叩いているんですよね。

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自筆譜はタタタタタタ・・・
地味な場所ですが、気にしだすときになりますね。ラトルやクレンペラーもタタタタタタです。
自筆譜のこの箇所ややこしくて、ホルンを後から追加して最下段に書いてあります。続くファゴットは五線がもともとあったので音符だけ同じ時に追記されてます。

タタタタタタのが原始の踊りぽくていいけどなー

ついでにここのヴィオラ、ffがついていて不自然なくらい前に出てくるいかにもマーラーな音楽。
自筆譜ではmfになってます。
でも聴いてると、旧版の楽譜上もここはffと書いてあるのではないかなーと想像・・
必ずしも自筆譜=旧版ではないんだろうということで・・

もう一つついでに、スケルツォの再現が終わるとトリオを暗転した音楽が始まって第2トリオかと思いきや音楽が暴れだして第5楽章を予告する嵐となるわけです・・
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自筆譜のティンパニは印刷譜にない音符が書かれています。
ここだけ見ていると、ティンパニあったほうが面白そうですが、ここをカットしたことでこの後にくる嵐の衝撃がかなり大きく感じられるのかな・・・・えっちがう?

音楽之友社のポケットスコアは、マーラーの書いた注意書きをところどころ日本語に訳してくれてあります。
とても面白く読んだもんですが、全部じゃないんですよね。
そこら中にごちゃごちゃ書いてある文字というかもう文章になっちゃってるようなのがマーラーの楽譜の面白いところだと思います。
なのでみんな訳してほしかったなー・・・
今はネットで楽譜も出てくるしドイツ語の翻訳も出来たりして便利ですね・・





マーラー交響曲第2番「復活」3楽章冒頭のティンパニ 

マーラー交響曲第2番「復活」の第3楽章スケルツォの冒頭・・
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花の香りで満たされていそうな第2楽章・・その空気を突然打ち破るティンパニ・・・ちょっと怪しい感じでいろいろ集まってきて始まっていく音楽・・
ここも初めて聴いたときから虜になりました。
象徴的な冒頭2回のG-Cは第1ティンパニが、音楽の伴奏としてのG-Cは第2ティンパニが受け持ちます。
同じ音なので一人がやったっていいし、音楽的にたたき分けるっていうのもできるんでしょ・・

作曲者が2台に振り分けた方が面白いと思ったからこうなっているわけで、ここはティンパニをガン見して面白がらないと・・

全休符の小節に注記のマークがありますね。欄外のKurze Halte! は、短い休み?

ラトルのだっけ、ティンパニ止めようと押さえたのか音程変わっちゃってゴォゥーンとか変なことになっちゃってんの・・

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自筆譜を見ると、この衝撃のティンパニ開始、小節ごと削除された部分があって、もっと違う始まり方を考えていたようです。
私こういうリズムを読むのが苦手なんですが・・・これ、なんかへんてこりんだよね・・


ショスタコーヴィッチはこの部分が大好きだったと思います。
自身の問題作交響曲第4番第2楽章の中ほどに・・・
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ティンパニだけなら気付かないかも・・というより引用だと思わないでしょうが、このクラリネットそのまますぎでしょ。
それもこんなトゥッティがさっと切れて ! ってとこで・・・
この後もう一回 Pでティンパニでます・・ 冒頭だけじゃなくて後半の再現のとこも意識してるかな・・
ここ初めて聴いたとき本当にびっくりした。引用というより、好きすぎて出てきちゃったみたいな・・・
ショスタコの4番の解説を読むとマーラー「巨人」のカッコウが・・というのは必ず書いてあります。
でもこっちのがすごくない?


マーラーに戻って楽章の終盤、

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第5楽章を予告する嵐の後、冒頭のG-Cが再現されますが(ここ最高ですよね!)今度は第2奏者がやります・・・両方主役になれていいね・・・ちがうか。
冒頭の音符は32分音符ですが、再現の頭は16分音符です・・・
再現も32分音符になっちゃっている録音があります。
ティンパニがメロディ-歌いかけちゃうところもいいなとか思ってると、そのエコーみたいな感じでベースが歌いだす・・・


ここで面白いのは始めチェロとコントラバスで2グループに分かれています・・・が・・
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音符は同じですが、第1グループにはSpringbogenの指示があってff、第2グループは特に指示がなくてmfです。
Springbogen、弓を撥ねさせるみたいな感じのでしょ・・・これ、楽譜見ないでただ録音だけ聴いてたらわかんないですよね・・
わかんなくていいのかもな、やった結果マーラーの思ったような音楽が耳に届けば・・
マーラーって面白いよね・・

その後2つの分奏は8分音符をPPで、16分音符をPPPで交互に引き分けます。
この曲、この2つのグループが交代でというのをいろんな箇所で見ますが、でっかいコントラバス軍団がこれをやっているのは見た目的にとても面白いです。。録音でも定位感とか音色で分かれて交代・・は再現できるでしょうけど、、視覚的効果が大きい場面です。

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自筆譜は分奏してますけど第2グループがmfでSpringbogenでやるのみでした。
やってみたらインパクトなかったから補強入れてワッと出るようにしたということ?
分かれて交代・・は最初からやってたみたい。
もとはティンパニソロのダイナミクスが一段低かったところにも注目したいですね・・・

マーラーの音楽の特徴の一つに極端なダイナミクス、唐突に出てきたり消えたり・・というのがあってこの2番もにもたくさんありますが、その感覚、演奏経験を繰り返しながらエスカレートさせていったんですね。

マーラー交響曲第2番「復活」5楽章のティンパニリレー

マーラーの「復活」ですが
合唱も歌いきってEndに向かって突っ走っていくと、締めの一言というか、宇宙に刻まれた真実がみえたみたいな・・ちょっと言いすぎか・・低音楽器が復活の主題を歌う場面があります。
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先に自筆譜見ちゃいますと、一番下に手書きで五線書いてあるのがオルガンのペダル、その上は多分Clavierとあってピアノですよね・・
ここオルガンは後から追加したようにも見えるけど、・・・ピアノの段の全休符のインクが他と違っていて、オルガン用の追加五線と同じなように見えます。でも小節線とか音符のインクは他と一緒で・・・・最初からこの位置に書いたのかなぁ?
でピアノ・・・えっピアノ?・・・ここは明らかに普通のオーケストラの低音とは違う音が鳴り響くことを強く望んでいたんだと思います。
ハープもよく見ると隣り合う弦を半音上げる、下げるで同じ音として2本同時に鳴らす・・というのをやってますね。。これがどう聴こえるかというより、ここは特別なんだよ!ということですよね。
ハープのすぐそばに座ってみたことがありますが、あの楽器の低音て意外とインパクトがあるんですよね・・
でも離れちゃうとほかの音に埋もれてよくわからない・・オケ全体が見えるところから聴くのが好きなので・・
ここでとにかく面白いのは2対のティンパニが音階を奏することだと思います。。思いますが他がfなのにティンパニはmfなんですよね・・・特にこれが主役というイメージじゃないんだ作者は・・・

ついでに、トランペット修正してますね。最初は小節の後半(低音の最後の音に乗って)で入るつもりだったのを手前からに伸ばしたみたい。
絶対今のがいいよね・・

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出版譜・・・さすがにピアノはいらないと思ったのかな。
チェロとコントラバスはピッチカートだけだったのが半分は弓で弾くようになっています。
ピッチカートはfでarcoはffとか細かいですね。
ハープも自筆譜では2台ともfffだったのに、ここでは下のパートがffに抑えられています。なんかわかんないけど細かいねー実際演奏もそうするのかな・・かまわずffffくらいで頑張ってもらっていい気もするけど・・
ティンパニは相変わらずmfです、いろんな録音でティンパニがはっきり聞こえると「いいね!」と思い、オルガンとかに塗りつぶされてよく聞こえないと「なにやってんだよ!」なんて思ったりしますが、後者のほうが実は正解なのかな・・・

ここもすごく大事なところだと思いますが、フライングブラボーな人なんかはこの辺もう興奮しちゃって聴いてなかったりするんでしょうか・・
自分もやられたことがあります。
反対に指揮者が棒おろしてもずっとシーンとしていたこともあった。
なんかこう、あれれ?誰も拍手しないの?この曲だからもういいんじゃないの?みたいな空気が漂ったのを感じた。。
演奏はよかったんですよすごく。

マーラー交響曲第2番「復活」5楽章の舞台裏バンダ2

マーラー交響曲第2番「復活」5楽章の舞台裏バンダ、これも書かないと・・

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あとでアルトが歌う音楽・・なんだけど急にチェロとファゴットがいい感じで歌いだして・・・楽譜を見ていると結構な変拍子なんだけど聴いてると複雑というよりは優雅で軽快で、でも木管がやってる付点と伸ばしみたいなのはなんか人魂が飛んでるみたいで怪しい・・ちょっと不思議ないい音楽になってます・・・3拍子でも4拍子でもない音楽がしなやかに・・・とそこにぶつかってくるカチッと4拍子の軍隊行進みたいなの・・・

2本のトランペットと、トライアングル、大太鼓とシンバルを一人が両手で・・ものすごく遠くに置かれる・・みたいな意味でしょこれ・・
このシンバル付きの大太鼓、1番「巨人」にも出てきますが、チンドン屋みたいで見た目的なインパクトがものすごくあります。世俗的なものの象徴いうか・・このバンダがやるのは明らかに軍隊の行進曲ですね。ほかのホルンやトランペットの舞台裏バンダは、あの世の神秘を表現するために裏にいるわけですが、ここに関しては逆にあの世から現世がちらっと見えちゃってるような場面であると思います。
なので、同じ舞台裏でやるんですが超神秘場面とは全然違う場所から聴こえてくるべきなんじゃないかと思います。
私が思わなくてもそうされてるわけですが・・・


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自筆譜をみてへーと思ったのは出版譜に採用されなかった(ppppp)という表記・・・
これ書いちゃうと舞台裏の演奏者がそこでpppppで演奏しちゃうから?・・それじゃ客席で聴こえないもんね。
舞台裏に置かれ、客席にはpppppくらいで聞こえる・・というのが作曲者のイメージなんでしょう。
とぎれとぎれに遠くから風に乗って聞こえてくる・・・オケの音楽と被るところはかき消されちゃってはっきり聞こえない・・・みたいな
いろんな録音を聴いていると思い切りでかい音ではっきり鳴るものがあります。それも面白いけど・・

トライアングルの下の段ははじめBecken(シンバル)とだけ書かれていたのを、後からごちゃごちゃ追記していまのシンバル付き大太鼓に変更したようです。(ppppp)もこの時追記されている。
太鼓鳴らすけど、ガンガンやりたいんじゃないんだよ・・ということか・・

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このバンダの最後、ティンパニもでてくるイメージだったようけどやめてますね。
その分、最初から大太鼓が出てくるようになった・・・

音楽は急激にせかされて、あの場面へ向かって突進していく・・・
なんかこう、あの世も大変そうね・・

この人のいろんな曲のいろんな場面で鳴りますよね軍隊ラッパ・・
子供のころ毎日聞こえてたんだろう、頭にこびりついちゃってたんだろうな。。


昔のCDはブックレットに結構長い解説がついていたのですが、ワルターNYPのだったと思うけど宇野功芳がこの曲の解説を書いていました。
その中でこの第5楽章のことを外面的で内容がないが若いマーラーにはこれしかできなかったんだから我慢して聴いとこうみたいに言っていた。
中学生だった私、小遣いをためてやっと買ったCD。ワクワクして解説を読むと、大したもんじゃねーよ見たいな言いよう・・・えっ!?なんて思ったりもしたが、いまは言いたいことはわからなくもない気がする。
ただ、プロが商売で書く以上もっとうまい書き方をしなきゃいけないでしょうとは思う。

オーディオの世界に長岡教というのがありますが、クラシックレコード鑑賞界にも宇野教みたいなのがあった気がします。
ネットのないころは、何か頼る情報がほしかったので、自分も宇野の本を買ったりしました。
何かそこに書いてあることはすべて正しい事であるかのように思って読んでいたけど、今考えると、ただおじさんの好みが書いてあっただけじゃないのかという気もする。
でもある時期、多くの人から必要とされた人だったんでしょう。
先日亡くなられたんでしたっけ。
お疲れさまでした。


今の時代は評論家という人も大変だと思う。
ネットで素人のが面白いことを書いていたりするし、作品を激賞したらインチキ作曲家のやっつけ仕事だったことがばれたりするし・・



マーラー交響曲第2番「復活」5楽章のトランペット 版のちがい?

マーラーの復活5楽章のお話、まだ続きます。
昨日のホルンのことを書きながら、この
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橋渡し的なトランペット+トロンボーン、楽譜では次の場面で音がありませんが、
昔聞きまくったワルター ニューヨークフィルは四分音符があるんだよな・・・なんて思ってた。
今日、ラトルBPOのを聴いてたらこれも同じように音符おいてるんですよね。。

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自筆譜が見られるので見てみると(6億3千万円で落札とかニュースになってたのこれでしょ?ただで見られていいのかな)には音があった。四分音符じゃなくて2分音符だった。


もう一か所、

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このトランペット、楽譜だと行進曲が始まると八分音符を一つ置いて終わり・・
でもワルターのもラトルのも八分音符じゃなくて4小節くらいのばして消えていくんです。

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自筆譜では2本のTpが数を減らしながら伸ばしていた・・・
マーラーの楽譜ってmorendoていうのをよく見る気がするんですけど2番の楽譜はverklingend なんですね。

ワルターは作曲者の弟子で親友だし、古い時代の人だから・・特別な楽譜を使ってるのかななんて思ってた・・

所有盤のいくつかを適当に確認してみるとクレンペラーとかクーベリック(1969)とか古い録音は伸ばし版でやっているので、昔はこういう楽譜があったんでしょう。
自筆譜を所有し、研究しつくしたとかいうキャプラン・ウィーンフィルは伸ばさない版だった。
でも最近の人で最新の研究成果を振ってそうなラトルがなんで伸ばし版なんだろう?

この自筆譜、注意書きの内容や位置、特殊な場面の紙面上のレイアウトまでそのまま印刷していいくらいに仕上げてありますね。
作曲者の曲への自信と愛みたいなのが伝わってきます。
色々書いたり消したりもしてあって大変興味深い・・これは見ててずっと飽きないよ。

他の曲だとネット上で新旧いろんな版が見られるんだけど2番は伸ばしの印刷譜は見られませんね。
他の曲も最近いくつかの版が見られなくなっちゃったんだけど・・なんでだろ?

しかし、CDをリッピングしてあるとあの盤のここどうだっけ?というのが簡単に確認できますね・・


久しぶりにワルターのをちょっとだけ聴いてみました。
さすがに録音的には厳しい・この曲だけに・・・でも懐かしい・・・昔、あんなに何度も何度も聞いたんだもん・・自分の中にしみこんじゃってるんだな・・・


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聴いてたら、このあたりでワルターが指揮をしながら声を出してるのが聞こえたんですよ・・・
むかしは気付かなかった・・・
30年たってやっとワルターに会えたような気がした・・30年前の自分にも・・・
だから何だって感じでしょうけど、私は感激しました・・その勢いでこれ書きました。

また関係ないけど、このティンパニが半音階でベースを縁取りするところが大好き・・・


通ぶって、後期の曲を聴いちゃうと2番はね・・なんて言いそうになったりしますが、聴けば素直に感動してしまう・・よかった、まだこの曲好きだった。

マーラー交響曲第2番「復活」 舞台裏のホルン

マーラーの「復活」第5楽章。
あの世に入ってから、どこかへ向かってトボトボ歩いています。
遠くからは導くような声が・・・・
舞台裏でホルンが朗々と歌うというか語るというか。
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その最後、高い音が出なかったらトランペットで・・みたいなオプションがあります。

プロなら余裕なんでしょうけど、ここにふさわしい感じの音色や雰囲気が得られるかみたいな話ですか。。。
不変の真理が静かに語られている場面だから。
いろんな録音を聴いてると、トランペットがというのもあります。どれだっけ・・
少なくともワルター、ニュ-ヨークフィル1958年はそうです。むかし、毎日毎日スコアを見ながら聴いた・・・宝の地図を見てるみたいな気がして。

ここはトランペットで・・とかいうのは誰が決めるんだろう?
ホルンはむっとしたりするもんなのかな。

この最後の2台のティンパニもなんかこう、知識と経験と、大編成オケを使える実権を握り始めていた若い作曲家のやってやろう感が出てると思うんですよね・・
マーラーの曲でティンパニが一番歌ってるのはこの2番・・・ちがうか、その後の曲のが大事な歌をってるか・・
ティンパニが一番派手で面白いのはこの2番かな・・

終わったところににホルンはオーケストラ内でやるみたいなことが書いてあります。

その後アレグロに入ってすぐのここ
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裏でやってたホルンはオーケストラの中で8-10番として参加するように書かれています。



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もう一か所ここをやってまた超神秘的部分のために裏へもどれの指示・・・

でも、聴きに行ったときそんなことやってたかなぁ?・・・やってなかったよ。
ここホルンは6本でやってたのかな・・10本いたんだっけ?・・忘れちゃった。

超神秘的部分終わったら静かにオーケストラへ戻って・・

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合唱入ってからの間奏で1番2番と一緒にやる・・みたい

ここも、実演ではオケへ戻るとかやってなかったなー

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最後に復活の合唱で盛り上がる直前からホルンの7、8、9、10番が楽譜上に登場します。
裏のトランペットは呼んでくれないのね・・・

聴きに行った際はここで袖から出てきて隅の方に窮屈にたまっているのを見ました。
なんか地元の音楽祭みたいだった・・中学生も参加!みたいなの
神聖な音楽だと思い込んでいましたが、見た目的にお祭りになってた。そういう曲なのかものな。

オーディオとかいうなら、ここで4人出てくるんだから、それをはっきり聞き取りたいですね。
正直実演だと大騒ぎすぎてもう音より見た目ですよねこの辺・・
ホールが小さいと音が飽和してビンビン言ったりしたりして・・

ちなみにこの楽譜の最後でトランペットとトロンボーンが復活のテーマを歌ってますが ’ の後、次の小節は休みです。
でもワルター・ニューヨークフィルの録音を聴いてると到達点の音が4分音符くらいで聞こえるんですよね。
あれなんだろ?
いろんな楽譜があるのかな?
マーラーと最もこの曲について話した人の一人であろうワルターの演奏なので興味深い。

マーラー自身が振っていたニューヨークフィルとこのニューヨークフィルは別団体なんだっけ?
いっしょだっけ?

しつこいけど、ついでに最後の4小節くらい、みんなでクレッシェンドしていますがfffに到達するタイミングがパートによって違うんですね。チェロだけ最初からfff連発だったり。
最高潮に達した合唱を低音がグワッと後押しして次になだれこむ・・と思ったらまさかの ’ ルフトパウゼ(一瞬の間)・・・
名人芸的な指揮の様子が想像されて・・・

マーラー交響曲第2番「復活」5楽章の舞台裏バンダ

昨日のマーラー交響曲第1番冒頭の舞台裏トランペットで書きました、合唱を邪魔しないよう物音を立てずに席に帰ることという指示のあたりです。

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5楽章、復活の扉が開くみたいな・・・超神秘的場面。
オーケストラの中でフルートとピッコロが、舞台裏で複数のホルンと4本のトランペット(4本は反対方向から響けと書いてある)、ティンパニが演奏します。
ここは有名でしょう。若いマーラーの真骨頂というか・・
オペラの演出みたいですよね。
実演に行くと、この曲と3番なんかは体感、体験型交響曲という感じがします。
その後、こういう大がかりな演出じゃなく音楽そのもので聴かせるマーラーに変わっていった気がする。
音楽もオーケストレーションも深く、細かく・・
これだって音楽そのものではありますが・
まぁハンマーとかありますが、あれは見た目じゃなくて音そのものがほしかったんでしょう。

ここオーディオ的にも萌え場面ですよね。

この音楽が終わったところに書いてあるのが、静かに戻りましょうの指示。
これが始まる手前には、「演奏者の人数を減らすために、4本のトランペットのうち2本は本設オケの人間がやってもよい・・席を変わる時間は十分にある」という指示というか提案みたいなのが書いてあります
この辺は作曲家というより、歌劇場の芸術監督的なマーラーの指示という感じがして面白いですよね。
予算か人集めまで・・・そんなところまで面倒見てくれなくたって、この名曲はみんな演奏したいんだから・・・

もう一つこれ見てて面白いのは縦線は時間軸上の一致点を示す。みたいな注意書き。
揃えろってことですけど、やってる場所が舞台上と、舞台裏でまず全然違う。
客席までの音の到達時間が違うから、聴いて合わせたらだめという事でしょう。
今はカメラとモニターで舞台裏でもメイン指揮者の指揮を見られます。。指揮より早く出なきゃいけないんだろうけど。
で、むかしはどうしてたんだろう?
完璧主義者のマーラー。できないことは書かないはず。
ここがピシッとあった演奏を実現していたんでしょうね・・・

マーラー交響曲第2番「復活」 第4楽章の舞台裏バンダ

オーケストラを聴くオーディオをやっていたら舞台裏のバンダはとりあえず萌えますよね。


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マーラー 交響曲第2番 第4楽章の冒頭

この楽章、短いですが極めて重要ですね。
死んだ人間が三途の川を渡ってあの世へ入っていくという・・・仏教じゃないので川じゃなくて道を歩いていくらしいですが・・・
これがあるから両端楽章の意味というか位置づけが明確になるというか。

この曲は続く第5楽章に場所や楽器を変えながら何度も舞台裏のバンダが登場します。
ものすごく効果的で目立つのでそちらばかり気にしがちですが、この4楽章にもバンダの指定があります。

冒頭、トランペットを頭に管楽器のコラールが演奏されますが、その一団はオケとは別な場所で演奏するように指示されています。
(ドイツ語読めませんがこれそうでしょ?)
もしここで生き返れば臨死体験というような場面ですから大変効果的です。
でもここ、2度行った実演ではステージ上のオーケストラがやっていました・・・
ホルンとトランペットはもともと舞台裏にいるんだと思うのですが、ファゴットとコントラファゴットまでバンダ要員を用意するのは・・・ということなんでしょうか・・
ギャラいらないからやりたいとかいう人がいるんじゃないのかな?
組合とかがあったりしてまずいとか?
ものすごく期待していくだけに・・・・・

昔読んだ本の中でクレンペラーへのインタビューがあり、こんな内容がありました。
マーラー自身の指揮でこの曲が演奏される際、舞台裏バンダの指揮を担当した。
練習時マーラーにどうですか?と聞くと
「近すぎる。もっと遠くで」。
物理的に距離をとるのは不可能なので音量を落として対応、
どうでしたか?
「よかった」
みたいな内容。
ここじゃなくて5楽章のことかもしれませんが、作曲者の頭の中にどんなイメージがあったか想像できてとても興味深い。

ラトルBPOの録音なんか聞いてるとここ、ものすごく遠くから聞こえてきますよね。
位置もそうですけどエコーのかかり具合とか・・
まさにこうでなくっちゃ!という感じで聴いてるほうは最高です。マーラーがやりたかったのはこんな感じゃないかなと思ったりして。
でも、実際現場でもあんなふうに聞こえたんだろうか?
録音的な演出かな?
実際のホールで聴く舞台裏バンダって、遠く感があんまりなくてすぐ裏でやってるなーみたいに聴こえたりするんですよね。

思い切って楽屋の廊下くらいまで行っちゃったらどうなるんだろ?聞こえないか。
距離があると音のタイミングに時間差が出て演奏難しいんでしょうかね。
今はモニターで指揮を見て演奏したりするみたいで、指揮者がどこかにあるらしい小型カメラに向かって一生懸命指揮をしていて面白いですね。
遠くにいるんだから指揮より若干早めのタイミングで演奏するんですか?
昔はどうしてたんだろう?
歌劇場なんかではこういうの日常茶飯事で、本設の演奏に対していくらでもずらして演奏できる技をみんな持ってるのかな?