ブルックナー 交響曲第5番の子鬼

昨夜は少し時間があったので、ブルックナーの5番を1楽章だけ聴きました。
いい曲だなーなんて思いながら・・・
前からなんとなく思ってたことをまたふと思ったので・・あほだと思われるのかもしれないですけど。

この曲のフィナーレ、有名すぎる話ですが手前の2つの楽章が回想されます。フィナーレの第1フーガ主題がそれを否定して・・とベートーベンの第9を手本としてるんですね。
手本というかもう好きすぎて書くとこうなっちゃうんでしょうね。
1楽章の再現は序奏と主部が出てくるので2楽章と合わせて3回あるところもベートーベンと同じ。
これだけ露骨にアイディアを模倣したら非難か嘲笑の対象になりそうですけど、これはみんな何にも言わなかったんですかね?
もちろん今は誰も文句なんて言わないし私も好きですよ。

その冒頭
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1楽章の冒頭がそのまま再現され、中世のお城か協会みたいな厳かな雰囲気の音楽がいいなーと思ってるとなんかいる。
第1フーガ主題の頭ですが、低弦で始まる第1フーガを阿修羅というか鬼の親分みたいなのだとするとこの冒頭のクラリネットはちっちゃい子鬼が隠れているようで・・・
厳粛な雰囲気のなかに同居する子鬼・・・面白すぎで・・ベートーベンの丸パクリなんかでは全然ないですねやっぱり。

で、第1楽章の再現部第2主題部付近にもその子鬼が隠れてる気がするんですけど・・これどうなんでしょうか?

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こことか


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これとか
トランペットが目立って聞こえるけど木管も結構やってますよね。。

多分、そんなの考えすぎで・・
この手前でホルンが第1ヴァイオリンに対してオクターブの合いの手みたいなのをやっていて・・もっと遡ると第1主題の最後でフルートがオクターブ下降に拡大してて・・とか
そっから派生したもんなんでしょうね・・・フーガなんて関係ないよってことでしょ。

でも気になるんだよなー最後のトランペットは他に何もないところでまたf念押しされてて・・・
聞こえるとドキッとするんですよね。

ありがちですがマーラーなんかでたまたま似てるだけのものを引用だ!とか騒いで意味を探っちゃってたりしたら間抜けだな・・なんて思ったりしていて

訳の分かんないこと言ってちゃいけないんでしょうね。
フィナーレの後半で第1楽章の第1主題が急に出てくるところは大変感動的ですが、
最初の楽章のこんなところでさりげなくフィナーレのを予告しているんだとしたら大変面白いです。

昔はブルックナーが好きな人というと狂信的なファンって感じで「そんなことも知らずに聴いてるのか!」なんて怒りだしそうなイメージがありましたけど、これ読んだ人もやっぱりそう言って怒るのかな?

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