マーラー交響曲第2番「復活」5楽章のティンパニリレー

マーラーの「復活」ですが
合唱も歌いきってEndに向かって突っ走っていくと、締めの一言というか、宇宙に刻まれた真実がみえたみたいな・・ちょっと言いすぎか・・低音楽器が復活の主題を歌う場面があります。
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先に自筆譜見ちゃいますと、一番下に手書きで五線書いてあるのがオルガンのペダル、その上は多分Clavierとあってピアノですよね・・
ここオルガンは後から追加したようにも見えるけど、・・・ピアノの段の全休符のインクが他と違っていて、オルガン用の追加五線と同じなように見えます。でも小節線とか音符のインクは他と一緒で・・・・最初からこの位置に書いたのかなぁ?
でピアノ・・・えっピアノ?・・・ここは明らかに普通のオーケストラの低音とは違う音が鳴り響くことを強く望んでいたんだと思います。
ハープもよく見ると隣り合う弦を半音上げる、下げるで同じ音として2本同時に鳴らす・・というのをやってますね。。これがどう聴こえるかというより、ここは特別なんだよ!ということですよね。
ハープのすぐそばに座ってみたことがありますが、あの楽器の低音て意外とインパクトがあるんですよね・・
でも離れちゃうとほかの音に埋もれてよくわからない・・オケ全体が見えるところから聴くのが好きなので・・
ここでとにかく面白いのは2対のティンパニが音階を奏することだと思います。。思いますが他がfなのにティンパニはmfなんですよね・・・特にこれが主役というイメージじゃないんだ作者は・・・

ついでに、トランペット修正してますね。最初は小節の後半(低音の最後の音に乗って)で入るつもりだったのを手前からに伸ばしたみたい。
絶対今のがいいよね・・

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出版譜・・・さすがにピアノはいらないと思ったのかな。
チェロとコントラバスはピッチカートだけだったのが半分は弓で弾くようになっています。
ピッチカートはfでarcoはffとか細かいですね。
ハープも自筆譜では2台ともfffだったのに、ここでは下のパートがffに抑えられています。なんかわかんないけど細かいねー実際演奏もそうするのかな・・かまわずffffくらいで頑張ってもらっていい気もするけど・・
ティンパニは相変わらずmfです、いろんな録音でティンパニがはっきり聞こえると「いいね!」と思い、オルガンとかに塗りつぶされてよく聞こえないと「なにやってんだよ!」なんて思ったりしますが、後者のほうが実は正解なのかな・・・

ここもすごく大事なところだと思いますが、フライングブラボーな人なんかはこの辺もう興奮しちゃって聴いてなかったりするんでしょうか・・
自分もやられたことがあります。
反対に指揮者が棒おろしてもずっとシーンとしていたこともあった。
なんかこう、あれれ?誰も拍手しないの?この曲だからもういいんじゃないの?みたいな空気が漂ったのを感じた。。
演奏はよかったんですよすごく。

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