マーラー交響曲第2番「復活」3楽章のティンパニ 版のちがい

復活の版の違い問題、きっと細かいところでいろいろあるんだと思います。
伸ばし版とか言ってたのを仮に旧版と呼ぶとして今ネット上で旧版は見られません。なんとなくDoverのやつを買うと旧版なんじゃないかなと思ってみたり・・

昔、音楽之友社のポケットスコアを見ながらワルターNYPの演奏を散々聴きました。であれっ?とか思っていた箇所です。
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第3楽章、トリオが終わてスケルツォがもどってすぐのあたり、、全集版だとティンパニはホルンと同じく休符を挟んでタッタッタッタッタッタッ。
でもワルターのは弦と同じようにタタタタタタと連続して叩いているんですよね。

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自筆譜はタタタタタタ・・・
地味な場所ですが、気にしだすときになりますね。ラトルやクレンペラーもタタタタタタです。
自筆譜のこの箇所ややこしくて、ホルンを後から追加して最下段に書いてあります。続くファゴットは五線がもともとあったので音符だけ同じ時に追記されてます。

タタタタタタのが原始の踊りぽくていいけどなー

ついでにここのヴィオラ、ffがついていて不自然なくらい前に出てくるいかにもマーラーな音楽。
自筆譜ではmfになってます。
でも聴いてると、旧版の楽譜上もここはffと書いてあるのではないかなーと想像・・
必ずしも自筆譜=旧版ではないんだろうということで・・

もう一つついでに、スケルツォの再現が終わるとトリオを暗転した音楽が始まって第2トリオかと思いきや音楽が暴れだして第5楽章を予告する嵐となるわけです・・
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自筆譜のティンパニは印刷譜にない音符が書かれています。
ここだけ見ていると、ティンパニあったほうが面白そうですが、ここをカットしたことでこの後にくる嵐の衝撃がかなり大きく感じられるのかな・・・・えっちがう?

音楽之友社のポケットスコアは、マーラーの書いた注意書きをところどころ日本語に訳してくれてあります。
とても面白く読んだもんですが、全部じゃないんですよね。
そこら中にごちゃごちゃ書いてある文字というかもう文章になっちゃってるようなのがマーラーの楽譜の面白いところだと思います。
なのでみんな訳してほしかったなー・・・
今はネットで楽譜も出てくるしドイツ語の翻訳も出来たりして便利ですね・・





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