オーディオは本当にホールの音を伝えているのか?

※正確な知識のないものが適当なことを言ってしまっている可能性を持っていると思います。
 適当に読んでください。

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コンサートではないですがある公演に席による見え方の違いも楽しみつつ3日連続で行くような友人がいます。
その人が
「コンサートホールも席によって聞こえ方が違ったりするんでしょう?」
「違いますねかなり・・」
「席の好みもあるだろうし、曲や演奏者によってこの席でっていうのもあるんでしょう・・」
「そうですね。」
「オーディオでも調整でどの席で聴いている音・・というところまで再現できるんでしょう?」
「うーん」
この問題はいろんな要素を含んでいて大変面白いと自分は思っています。

うちのオーディオでオーケストラ音楽を聴くと目の前にステージがあり、どの位置にどの楽器がいるか・・調子が良ければ壁の位置や天井の高さみたいなものも感じられたりします。
それを高いところから見下ろして・・・
でもみんなこの位置から見下ろすように聴いてるわけではないですね・・

そもそもCD(古い?)などに入っている音源(今、話上オーケストラについて)はどんな席というか位置で聴いていることを想定しているのでしょうか・・・
多分、席の想定なんかないんですよね?

バイノーラル録音でしたっけマネキンの耳の部分にマイクを仕込んで・・・それを任意の客席に設置して録音すれば・・・そしてそれを聴き手もヘッドホンで聴けば・・ホールのその席で聴いた音がうちでもリアルに再現されるのかもしれない・・
でも、場所的なリアルさは音楽鑑賞に必要な情報の一部でなく、もっと優先されるべき事柄そんなことしたってしょうがないのかな・・
場所感だけがリアルでも細かい音が聞こえないとか低い音が聞こえないとかじゃ音楽鑑賞になりませんし・・
人間は聴き取るべき音を無意識にに調性して聞くという自動補正機能を持っていますが、マイクにはないですもんね。
それに、散々書いてきましたが(あっ読まないですよねそんなの)、オーケストラ音楽をステレオ再生する際に求められているのは実は現場と同じように聞こえることではない・・・というのがありますので・・

実際は多数のマイクを任意の箇所に立てて音を拾い、よりいろんな楽器の音が聞こえやすく聞こえ、音楽の全てを聴きとれるように・・みたいなところに主眼が置かれて録音編集音作りが行われていると思います。・・
録音だとステージじゃなくて体育館の床みたいなところで録っている写真もよく見ます・・取り合えずその場には客席-ステージという関係は存在しないわけですよね・・?
ワンポイント録音というのもあります・・よくわかっていませんが、創作の入らない自然な空間特性がみたいなものが得られる・・ただどこから聴いているか情報が固定されるとかじゃないですよね。客席にマイクを置くわけじゃなくて天上から吊ってあるあれで録るんでしょう?

スピーカーで再生させて聞く場合、音像の定位感その他からくるどこからステージを見ているかという感覚はスピーカーとリスナーの位置関係で決まってくると思う・・というか少なくてもうちはそうです。
聴き手側で脚色が可能なわけで・・というか再生系以降に任されているというか・・
そこに面白さがあるわけで、全然文句はないですよ・・

演奏者と聴き手の位置関係が変われば音も変わって聞こえます。
聴き手の位置というのは非常に重要な要素なはずですが、実際ホールでの大ケーストラ録音などは聴き手の位置というのを明確に固定しようとはしていないんだと思います。

それが悪いと言いたいのではありませんよ・・逆に録音側で席を固定されちゃたら困るというか嫌かもな・・
装置再生で音楽をよりよく楽しむために追及されてきた方法というか流れなのであって文句ではなくて感嘆というか感謝というかそういう気持ちです。

ただ、よく原音再生!なんていってオーディオマニアの格言みたいになってますが、そもそも原音再生なんてないんじゃないかとは思うんですよね。位置問題だけではなくて、遠くから聴いているのに木管のキーの音が聞こえまくりとか・・でもそれでいいんです。

私は椅子の高さを調整したりして高い位置からステージを俯瞰するような感じで聴いていますが、実際よくある2階席の位置ではなくもう少し前方、1階席の上空みたいなありえない位置で聴いている感じになっています。



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エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団のマーラー交響曲第9番
この演奏会は実際行って聴きました。その時のライブ録音CDです。
このCD、通常盤のほかにワンポイント録音盤というのが少し高い値段で出ていていました。
自分は調子に乗って後者を買って聴いているんです・・でも通常盤も買って聞き比てはいません。
実際会場が3か所あったけどどこのなんだよとか言うことは今置いておくとして、聴いてみると上記のような1階席上空からステージを見下ろすイメージで聞こえます・・
私が聴いてた1階席のあの場所じゃない・・当たり前なんだけど・・

最初の会話に戻ると、
それをセッティングであの場所にできるかというですよね・・部屋が十分広いとして椅子の高さやスピーカーからの位置、角度などを調整するとあのときのあの位置のように聞けるんだろうか・・定位感なんかはいけるかもな・・でも楽器の聞こえる聴こえないはまた別要素だよな・・部屋の中の定在波みたいなのの影響とかも聴いてくるだろう・・

なんか書こうと思って聴いてみたんですけどいろいろ思い出しながら音楽に感動しちゃって・・
通常盤も買って聞き比べようかな・・

あっやっぱり少し書こう、このCD、3か所のホールで録った録音を編集してできているようです。聴いていて違和感もないし文句もありません。
でも、ホールの音を再現・・とかいうけど本当にホールの音が全部盛り込まれていて・・・原音・・みたいな・・それだと3か所の音を使って一つのCDというのは意味がよくわからなくなってくるんだけどなぁ・・
実際聴いているのはどのホールの音なんでしょうか・・


結局言いたいことがまとまっていませんが・・・オーディオによる音楽鑑賞って、奥が深いなぁーと・・


昔、学生のころにシステムを組んでいた時は低い椅子に座りステージを若干見上げるような感じで聴いていた。
1階席の何列目か・・的な・・
懐かしいな、あのシステムと同じような音を出そうと思ったら当時の5倍・・もっとかもな・・の予算が必要だと思う・・
今から考える機器のコストパフォーマンスがものすごくよかった。
オーディオの最後の花みたいな時代だったと思う。
今残っているのはGTラックとオヤイデの「音が良くなる電源ケーブル」(こたつ線みたいなのに防水プラグをつけたやつで当時はまだそんな感じの名前で売られていた・・そんな時代だった)だけ・・
ともにつかわれずに眠っている・・思い出もあるので捨てることはできない。

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