硬いハープ ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調

ハープについて先日書いたわけですが・・

410.png

もう結構前になりますが、
チョン・ミュンフン指揮 東京フィルハーモニー だったと思う。ラヴェルのピアノ協奏曲(両手)をコンサートで聴きました。
ピアノはエレーヌ・グリモーだったと思います。
当時はやたらに前のほうの席で聴きたがる盛りだったので、ハープがよく見えていたような・・

405.png

第1楽章で Quasi cadenzaとか書いてあってここだけハープ協奏曲みたいですよね・・
楽譜の絵的にはシンプルにも見えますが、2台のハープがやっているような幻想的な世界を一人でやっています。
ハープわからないですが、これ難しいんでしょうか・・難しいんですよねきっと・・
ついでにこのピアノが単音だけ伸ばしているのもちゃんと聴き取りたいですよね・・
ピアノコンチェルトなのにこんなのが突然出てくる・・・しかも違和感なく収まって・・ラヴェルだなぁーという感じですよね。
ここからピアノのカデンツァまで、管楽器のフラッター、弦のユニゾンで上下するグリッサンド、ホルンのハイトーンソロ、オーボエのあれ・・と短い間ですがいかにもラヴェルという面白い音楽となっています。

マニュエル・ロザンタールの本にこんなことが書いてあった気がします。
ラヴェルはこの曲を自分で弾いて初演しようと急にエチュードを勉強し始めた。
皆で何とかしてやめさせようとした・・

この曲は、ピアニストが技巧を披露するための曲として書かれたんじゃなくて、ラヴェルがラヴェルを披露する音楽なんですね。
そんなの当たり前か・・

で、言いたいのは第3楽章で
406.png

後半の山場に向かって登っていくところ、ピッコロ+ハープがでてきてみたいな部分なんですがスタカートのピッコロにハープの硬い金属的な音が合わさって、プラチナみたいに光って硬い何かが踊っているような印象を感じたんですよ。
あ!こここういう音楽なのかぁ!ととても驚き感動した覚えがあります。
記憶違いかもしれませんが、ハープの奏者の指がそういう音を出そうという形に見えたような・・・ちがったかな・

愛聴CDではここ、そんな風に聞こえません。
リオン国立管弦楽団だっけ?でもこの曲を聴きましたが、あの感じには聞こえなかった・・・場所のせいもあるかもしれない・・・
そもそも金属感を狙ってはいなかったのかも・・・

もし今後この曲を聴く機会があったらここはハープに目も耳も集中させると思います。

Comment

Comment Form
公開設定