湖とオーディオとブラームス

陽気も良くて気持ちがいいし、近場でいいからどこかへ出かけようか・・
と思っているのにうちのオーディオがいまだかつてない良い音で鳴り始めて・・
空間感、定位感だけじゃなくて聴いたこともなかったような細かい音が温かみ、柔らかさ、その他いろんなニュアンスとともにそこで鳴っている・・
なんだこれ出かけられないじゃないか・・・
30年前の中学生のころになめるように聞いた盤なんかを聴いてみるともう溶けそうです。
想像するしかなかったあの場所に今降り立ち、演奏者たちと同じ時間にいる・・・みたいな
ちょっと大げさか。
何も変えてないので・・体調のせいかな?体調良くないはずなのにね。
経験的にこれずっとは続かないんですよねきっと。
のめりこんで聴いていたらひどかった肩こりが少し楽になってきました・・
音楽って素晴らしい。

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ブラームスの交響曲第2番

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第1楽章のコーダに長めのホルンソロがあります。
ブラームスはホルンが好きだったんでしょう・・いろんな曲においしいソロがあります。
ホルンが嫌いな作曲家っていうのもいないか・・
誰かがここを夕日のようだと評したそうですが、確かにそんな感じですよね。
このソロは美しい景色を前に何か強い考えが浮かんで心の中で叫んでいるようなイメージを私は感じます。

言いたいのはそれを支えている弦楽合奏で・・
基本的には伸ばしをやっているわけですが2つのバイオリンとヴィオラパートがちょっとした動きをリレーしていきます。
これ実演を2階席から聴いていた時、弓の動きがパート間で移動していくんですが波が動いていくように見えたんですよね。
ブラームスはこの曲を湖のほとりで作曲してるんですよね。
湖の向こうの山へ沈む夕日・・
そんなに思い切り風景を描写しようとしたわけではないと思いますが・・なんかこういいですよねぇここも。
家で聴いていても音が移動していくのを聴きとることができます。
作曲時は対向配置だからちょっと違う感じだったのか・・

これ、同じ音の繰り返しでもあるので再生系がチープだとただ同じ音型が3度繰り返されるだけに聞こえてしまうかも・・・
それでは悲しい・・
音楽って、音が聞こえるだけじゃないとおもうんですよね。
私がオーディオに求めたいのはなんかそういうの・・

Comment

ぶら2
ぶら2、初めて聴いたのは40年以上前の事。
ワルター、コロンビアのオデェッセイ廉価盤。
初っ端のホルンそして第二主題で、もう感動ものでした。
決して盤質も良くありませんでしたが、ノイズの中から聴こえてくるようなヨーロッパの風景に憧れたものです。
こんばんは
MKさん、こんばんは
ありがとうございます。
僕もワルターコロンビアでこの曲を覚えました。
今でも聴いています。
第2主題いいですね、チェロとかビオラの人数がすごく少ない気がしますが
そのせいで余計にあの第2主題や2楽章冒頭が印象的なものになってると思って聴いてます。
  • 2017/05/04 23:10
  • unagi
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ブラームス2番といえば
失礼します、“スケルツォ倶楽部”発起人です。
ブラームスの「2番」- かくいう私もワルター/コロンビアSO.のLP盤が この名曲との初の出会いでした。おっしゃるとおり、たしかに少ない人数の弦による室内楽のような独特の響きが耳に刷り込まれ、忘れられなくなりました。アルプスの山々に囲まれた南オーストリアとおぼしき美しい風景写真のジャケットも 音楽とセットでお気に入りとなり、ステレオの前に飾りながら 文字どおり擦り切れるほど何度も針を降ろしたものです。さらに交響曲の後でアンコールのように収録されていた「大学祝典序曲」も、もう身もだえするほど好きでしたね。
しかし宇野功芳の評論で「ニューヨークフィルとの旧盤に比して著しく聴き劣りがする 」などという文章をみつけて、若かった自分の感性にぐらつきをおぼえた(笑)のも 今では懐かしい思い出です。
ワルターと宇野功芳
発起人さん、こんばんは!
>ワルター/コロンビア。
そうなんですね。
私も大学祝典序曲も聴いています。
宇野功芳の評論を私も読みました。
ワルターと文通していたなんて書いてあったので、この人のいう事は正しいんだなんて思い込み、自分の好きな盤を批判されていると落ち込んだりしました・・
宇野さんの文章で感激したのは・・この曲の演奏はこうあるべきだと自分の頭で鳴らしてみるのは立派な芸術的行為だ
というやつです。
その後鳴らしっぱなしです。
  • 2017/05/06 00:10
  • unagi
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