カサドシュ指揮 新日フィルに行ってきた

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オルガンのコンソールに明かりが灯ってるといいですね。

新日フィルのコンサートにいってきました。
特段このオケのファンと言うわけではないのですが最近錦糸町にはよくいってる気が。
いいタイミングでメルマガが細かく入ってくるんですよね。
とくに調べてまでコンサートへ行こうというでもないときに気になる曲名が目に入る・・
あれ?明後日なのに席空いてるのか、いくか。みたいな感じ。
メルマガ担当的な人がいて成果を問われたりしているかは知らないですが、ここにひっかっかってんのがいますよ。
行ってみたらちゃんと席は埋まってた。


プログラム
フランク:交響詩『呪われた狩人』
プーランク:2 台のピアノのための協奏曲 ニ短調
サン= サーンス:交響曲第3番 ハ短調『オルガン付き』op.78

ジャン=クロード・カサドシュ指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団(オルガン: 長井浩美)
ピアノ・デュオ:ギュヘル&ジュヘル・ペキネル

フランス人の指揮でフランス物。
正直フランクの交響詩は初めて聴く曲でよくわかりませんでした。
魔法使いの弟子を単調にした(どうもすみません)みたいだななんて思ってた。
多分わかっていないからそう思うだけでもっといい曲かもしれないです。


プーランクの2台のピアノのための協奏曲は大好きな曲。一度生で聴いてみたかった。
この曲作者に「なぜ2台のピアノなんですか?」なんて聞いても「書きたいから書いただけだよ。意味なんて必要なのか?」とかいいそう。いわないか・・
おしゃれなところ、優しい、泣かせるところ、笑っちゃうところがいっばいでいいですね。
打楽器奏者が一人でいろいろやってんのもひそかに見せ場なんじゃないかとも思います。

2台のピアノとオケみたいな曲を聴きに行ったのは初めて。
ピアノ反響版は2台ともとっちゃうんですね・・
小さなオケ・・一見モーツァルト的なフォーマットの中にテューバがいたり打楽器いっぱいだったり・・

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1楽章の終わり、ガムラン音楽みたいなところのこのチェロソロ、いつもうちでで聴いているのよりオクターブ聴こえました。
これフラジオレットですか・・いつも聞いてるのがおかしいのかな?なんだろう?
これすごく難しいのかな?どの演奏を聴いてもよちょち歩きみたいな不安定さが・・きっとそれが狙いのそういう音楽なんだろうけど・・ここ気になるなぁ・・

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2楽章の泣かせるところもよかった。こういうの何か所かあるけどみんなよかった。
フランス音楽って感じが私はしたけどなぁ・・

アンコールでルトワルスキの二台ピアノの為のパガニーニの主題による変奏曲を弾いてくれた。
この曲好きなんですよね。生で聴けて良かった。

これは別な人たちですが、こういう曲、音だけ聞くよりやってるのを見たほうが圧倒的に面白い。
2番の人が狂ったように弾いてるのがよかった。



サンサーンスの交響曲第3番は中学生の頃テープに録音したものを本当に毎日毎日聞きました・・
この曲の演奏にはオーディオマニアが喜びそうなペダルの32フィートパイプがドォー!みたいなものと、
いや、そんなんじゃないでしょ音楽を聴いてよ的な演奏があると思います。
今回のは後者ではなかったかと思う。

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Poco adagioのクライマックスでペダルに32フィートの指定があるところ・・・この辺はもっとペダルを鳴らしてほしいなと思って聴いていましたが・・・
楽譜を見るとオルガンにもppの指定があるし、本当はあれが正しいのかも・・

Maestosoに入ってから・・
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こういう
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ど派手に前に出てくるわけじゃないオルガンがくっきり聴こえたのはよかった・・

よくわかってないですが、楽譜的にはオルガンの和音がずっと続いてオケのが乗ってくるところ、オルガンがさっと引くんだけど
音がぶちってきれちゃってるように聞こえたところが複数あったんですよね・・
自分の好みとは違いました。
でもいいとこもたくさんあったよ。


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最後のティンパニソロはすごい気合だった。

テューバよかった。テューバブラボー。
どこだか忘れちゃったけどホルンがゲシュトップで?がんばってって・・あれ?みたいに思ったところが何か所かあったような・・

今回はちゃんと最終和音の余韻まで聴きとれてよかった。


余計な話ですが、前回この曲を聴きに行ったときはすぐ後ろの席にクラシックは全然聞かないと思われる紳士がいたんですよね。多分奥さんに連れられて・・
最終和音が終わる瞬間にオー!っと大声で叫んでた。
奥さん?に向けた彼なりの「僕も楽しんだよ」アピールなんだと思う。きっとすごくいい人なんだよ。誰も文句を言っちゃいけない。
でもね。余韻も音楽の大事な要素だから・・
この曲だからすぐ拍手が来るんだけど、余韻にかぶってきこえてくる拍手とブラボーっていうのがあると思うんだよね。
おっさんの声で全部塗りつぶされちゃうのは・・
あの時はいい演奏だけに・・
この手の話題はすぐに「それくらいいいじゃないか」論になる。
どちらの立場もそう思う人はそうとしか思わないから議論的なものは進むこともない。
そういう人たちが切符を買ってくれるから成り立ってるんだろうとも思う。
まぁ、いいか。
おっさんまた奥さんに付き合ってあげて・・

突然思い付きで行ってみたコンサートですがよかったですよ。


デッカの録音なんかを聴いてるとオケに頭を突っ込んだようなくっきりはっきり系の・・
普段うちでああいうのを聴いていますと音楽ってそういうものかと思っちゃいますが、現場に来てみるとそんなわけないでしょ的な音が目の前にあるわけですよね。
第1ピアノが左から第2ピアノが右から・・・なんて聴こえるわけない・・
だからと言って録音が出鱈目だは全然思わないです。視覚を共わない分の情報を載せてくれている。
目の前でやってると二人のピアニストの動きが目に入ってきて、目でも音楽を聴いてますからね。
レコードという言葉は記録ですが、商品になってるあれは音の記録なんかじゃない、音楽鑑賞用に作られた作品なんだから。
私の場合オーディオに求めるのはそこです。
オーディマニアの経典みたいな原音再生という言葉は私の中では間違い。原音再生じゃ困ります。
あれはあれ、これはこれで両方を知って両方楽しめばいいんだと思う。

この間別なコンサート会場でも思ったんですが席の位置で聴こえる音が全然違いますよね・・
今まで好んで座ってたあたりは自分の聴きたい音の好みと違う気がしてきた・・

全然コンサート感想になってないかなこれじゃ・・
まぁいいか。

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