ほたる

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うちの裏に蛍がいます。
恥ずかしながらながら自分の住んでいるうちのすぐ裏の話なのにずっと知らなかった。
蛍なんて、ほたる祭りなんていうのをやっているような・・駐車場が有料で渋滞していて・・というところにいるものだと思っていました。
ある時、深夜腐ったような気持ちで家に向かって歩いていると一匹のホタルがふらふらと・・
あの時はびっくりした。
あーっほたるだ!どこからきたんだ?
うちの裏にいっぱいいるのを見つけたとき感動しました。
住宅街の隅を流れる一見生活排水路にしか見えないその川を流れているのは実はすぐそばの団地の地下から滾々と湧き出る湧き水なんですね。

ふと思い出して先程見に行ったんですが・・いないなぁ・・・と思っていると一匹・・もう一匹・・・あっそこも・・ここも・・・とたくさんの蛍が光って見せてくれました。
時々2匹の蛍がじゃれあうかのように絡み合いながら飛んで見せてくれたりする・・
彼らは私に見せようとして光っているんじゃないわけですが・・見ている間は嫌なことも忘れる・・癒されるってこういうのだろう。

昨年は見るのを忘れていて時期を過ぎてしまたからか、見に行った時にはもういなかった。
その前は時期はよかったはずなのにあまりいなかった・・
今年はこんなにたくさんのホタルを見られているんだからきっと私はこれから幸せになれるはず・・等と訳の分からないことを考えてみたり・・

で、先日ちょっと書いたラヴェルでも・・
ラヴェルがどんな人だったかは本でちょっと読んだ程度の私にわかりません。
ラヴェルの音楽というとふわっとしたおしゃれなお菓子みたいなイメージもあるけど、結構グロテスクな場面も多い。
第一次大戦だっけ、自ら志願して兵役についたりしていたと思う。
ふっとい心の豪傑だったかもしれない・・
ラヴェルに限らず他人のことなんか全然わからないんだけど、
ラヴェルが心に優しい優しい世界を持っていたのは間違いないと思う。
ピアノ協奏曲ト長調の第2楽章はその告白だと思います。

実際、彼は自分のピアノでこの曲を初演しようと考えていたらしい。
周りがなんとなしてやめさせようとしたというようなのを本で読んだような・・
ずっとピアノが一人で心の大切なところみたいなのを語ります。オーケストラは余計なことを言わずに見守る。
ひとしきり歌ったところで、あっ、みんなもいるのか・・・いるよーとオーケストラが優しく参加してくる・・


昔コンサートでこの人のピアノでこの曲を聴いたことがあります。
演奏が終わると普通のお姉さんだった。

で、この曲を耳で聴いて頭に浮かんでいた楽譜はなんとなくこんな感じ
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今はネットで何でも見られるようになった。
以前は田舎の楽譜屋にはラヴェルのスコアなんてあんまりおいてなかった・あっても他と比べてすごく高かったような・・

で実際見てみると
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左手が予想外すぎで驚いた記憶があります。
これがどうしてこうなのか・・これだとどうなるべきなのか・・・いまだによくわからない。
私はこの曲をちゃんと聞けてないのかもしれません。
でも、この音楽は蛍の光(あの曲じゃなくて)みたいなものだと思う。
今も、聴けば心を癒してくれる。

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