高さ方向の表現

ステレオ録音初期に、当時出てきかけの若手指揮者だったゲオルク・ショルティとウィーンフィル、有名歌手などでワーグナーのニーベルゲンリング全曲を録音した、ジョン・カルショウというプロデューサーがいます。
この人(たち)は偉大な芸術をただ残そうとしたのではなく、ステレオ録音の技術をフルに生かして舞台上(演出上重要な舞台裏からの音も含む)の音源の位置情報を空間的に記録し、家庭で再生させるということに心を砕いた。
この人がその時のことを書いた本が面白かった。
40年くらい前の本じゃないかと思うけど、あとがきで未来を予言していた。
課金方法が解決されればパッケージメディアはなくなり配信になるだろう・・今、まさに予言の通り。
オーディオと映像が融合するだろうというのもあった。これはいまあるモニターに画面が映るというのではなくて、目の前にホログラムみたいなのが浮かび、音像と映像が一致する。。だからSFで出てくるようなあれでしょ。
目の前でオケが演奏してくれたらすばらしいだろうな・・
技術的には遠からず実現されるんでしょう。でも自分が生きている間にそれを楽しめる日は来ないような気が・・

で、この本の中にこんな話があった
「水平方向はどうにでもなるが上下方向の表現は技術的にどうしようもない」
えー!それ言っちゃうの?
その先も笑った。
「新聞のレビューに地の底から声がするみたいに書かせたところ、本当に聞こえた。どうやったんだ?といわれた」
あーそういうことバラしちゃだめでしょう。。

でもさ、高さ表現ってありますよね?
40.png

これ持ってます。
スクラッチ音みたいなのの音像が一定間隔で移動していくというもの。
赤と青は高さも表現できるでしょってことですよね。
実際鳴らしてみるとうちの場合、高さ方向に音源が移動するのは間違いない。
ただこの図のような等間隔できれいな軌跡は描かず、かなり歪んだ形状となります。

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