マーラー交響曲第2番「復活」 第4楽章の舞台裏バンダ

オーケストラを聴くオーディオをやっていたら舞台裏のバンダはとりあえず萌えますよね。


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マーラー 交響曲第2番 第4楽章の冒頭

この楽章、短いですが極めて重要ですね。
死んだ人間が三途の川を渡ってあの世へ入っていくという・・・仏教じゃないので川じゃなくて道を歩いていくらしいですが・・・
これがあるから両端楽章の意味というか位置づけが明確になるというか。

この曲は続く第5楽章に場所や楽器を変えながら何度も舞台裏のバンダが登場します。
ものすごく効果的で目立つのでそちらばかり気にしがちですが、この4楽章にもバンダの指定があります。

冒頭、トランペットを頭に管楽器のコラールが演奏されますが、その一団はオケとは別な場所で演奏するように指示されています。
(ドイツ語読めませんがこれそうでしょ?)
もしここで生き返れば臨死体験というような場面ですから大変効果的です。
でもここ、2度行った実演ではステージ上のオーケストラがやっていました・・・
ホルンとトランペットはもともと舞台裏にいるんだと思うのですが、ファゴットとコントラファゴットまでバンダ要員を用意するのは・・・ということなんでしょうか・・
ギャラいらないからやりたいとかいう人がいるんじゃないのかな?
組合とかがあったりしてまずいとか?
ものすごく期待していくだけに・・・・・

昔読んだ本の中でクレンペラーへのインタビューがあり、こんな内容がありました。
マーラー自身の指揮でこの曲が演奏される際、舞台裏バンダの指揮を担当した。
練習時マーラーにどうですか?と聞くと
「近すぎる。もっと遠くで」。
物理的に距離をとるのは不可能なので音量を落として対応、
どうでしたか?
「よかった」
みたいな内容。
ここじゃなくて5楽章のことかもしれませんが、作曲者の頭の中にどんなイメージがあったか想像できてとても興味深い。

ラトルBPOの録音なんか聞いてるとここ、ものすごく遠くから聞こえてきますよね。
位置もそうですけどエコーのかかり具合とか・・
まさにこうでなくっちゃ!という感じで聴いてるほうは最高です。マーラーがやりたかったのはこんな感じゃないかなと思ったりして。
でも、実際現場でもあんなふうに聞こえたんだろうか?
録音的な演出かな?
実際のホールで聴く舞台裏バンダって、遠く感があんまりなくてすぐ裏でやってるなーみたいに聴こえたりするんですよね。

思い切って楽屋の廊下くらいまで行っちゃったらどうなるんだろ?聞こえないか。
距離があると音のタイミングに時間差が出て演奏難しいんでしょうかね。
今はモニターで指揮を見て演奏したりするみたいで、指揮者がどこかにあるらしい小型カメラに向かって一生懸命指揮をしていて面白いですね。
遠くにいるんだから指揮より若干早めのタイミングで演奏するんですか?
昔はどうしてたんだろう?
歌劇場なんかではこういうの日常茶飯事で、本設の演奏に対していくらでもずらして演奏できる技をみんな持ってるのかな?

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