チェレスタ聴こえない ラヴェル

マ-ラーの6番の楽譜を見ていると面白い箇所がたくさんあってネタが延々続きそうなんですが・・・

先日コンサートへ行ったらチェレスタがよく聞こえたんですよね。
場所なのか楽器なのか聞こえないときは全然聞こえないんです・・・あの音色だもん聴きたいですよね・・
2台並べてやってるのも見たことがあります・でも全然聞えなかった・・

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ラヴェル マ・メール・ロア 終曲
この曲、よく聞く組曲版よりもブリッジでつないだバレエ版が好きです。
ラヴェルとチェレスタ、作風にぴったりなイメージですよね。
この曲にも金色に光る粒みたいないかにもラベル、いかにもチェレスタっという箇所がたくさんありますが、それは置いといて・・

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曲の終わり直前、バレエのストーリーもあるんでしょうけど、そうでなくてもこの音楽は心の大事なものが告白されてる気がするんですよね。
ヴァイオリンのソロをチェレスタが縁取っています。
繊細で大切な金の糸みたいですね。
木管の伴奏はハープが縁取り。特別な大事な場所なんでしょう。

愛聴盤でいまいちその効果が感じ取れないななんて思っていました。
実演も何度か聴いて、チェレスタって単独で出てくれば結構聞こえますが、他の楽器と重なるとあんまり聞こえないですよね。
近くの席に座れば聴こえるのかな・・・
クラシック系人間としては電気的に増幅っていうのはNGでしょう。それなら聞こえなくていい。
最近、録音は演出されているということを意識することがあるんですけど、ここも過度な演出で妙に聞こえたりしたらシラケるかもしれませんね。

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この最後に向かって楽器重なっていき盛り上がる場面、最後の2小節のチェレスタがちゃんと聞こえたら感動でしょうね。
愛聴盤は聴こえません・・
2度実演に行ったけど聞えなかった・・
最後に出てくる鍵盤付きグロッケンは聞こえてしょうがないのにね・・

あの鍵盤付きグロッケンもチェレスタもみると尋常小学校のオルガンかっていうくらい古そうな外観なことが多いんだけどなんでだろ?

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ここも低い音でチェレスタがホルンと弦に重ねてます。
音というより、あのコンっていう感触みたいなのが重なって感じられたらいいのかな・・

10年前くらい・・もっと前か?・・マニュエル・ロザンタールというラヴェルの作曲の弟子だった人がラヴェルについて書いた本がとても生き生きとした内容でよかった。
ラヴェルは作曲とオーケストレーションを分けて考えており、優れたオーケストレーション以前に作曲自体が優れていなければならない・・みたいな事を言っていた気がする。
あまりにもオーケストレーションの魔術師みたいに言われるとラヴェルはいい顔しないかもな・・

ラヴェルはマーラーのスコアを見るか聴いたことはあったんだろうか・・もうラジオで演奏会中継も聴いてたらしいし・・
マーラーなんかやんないか・・聞いても性に合わなかったかな・・
ドビュッシーがマーラーの復活を聴きに行き途中で内容がないとか言って帰ったという話が有名です。
でもあれも後から作られた系の話の可能性があると思っています。

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