CDの寿命と黒田恭一氏と私の・・・

また30年前の思い出話からですが、オーディオ雑誌で音楽評論家とそのオーディオ部屋で対談みたいな企画があった。
レイオーディオのでっかいスピーカと壁一面に並んだ大量のCD、まだ髪も黒く若かった評論家の姿が記憶に残っている。
対談の内容は忘れてしまいました(バカだったので理解できなかったのかも)が、評論家が大量のCDを指して「もう一生かかっても全部を聴くことはできない」と言っていたのは覚えている。中学生だった私が人間に与えられた時間が有限だということを初めて意識したのはその時だったからかもしれない。
それから20年くらい経った日曜日の朝、聴くでもなく車のFMをつけるとちょうど番組が終わりかけるところだった。
司会者の「今日も一日お気持ち爽やかにお過ごしください。」
という声を聴いた。ああの人だ・・・残りの人生でCD聴ききれない人・・・
黒田恭一氏のその優しい声と言葉は変な音楽作品よりも人の心に残るんじゃないかと思った。
その黒田さんが一生を終えられてからもう何年もたつ。
今は自分が人生の残り時間を意識するようになった。

かなり前になりますが、CDの寿命が30年程度だという話になってちょっと騒ぎになったことがあります。
普通の人は30年も持てば困らないでしょう。でも一生大事にしたいと考えているような人間にとっては無視できない話で・・・でもやりようがないので無視してきたわけですが、、
私も初めてCDを買ったのが30年前なので、説が正しければそろそろ寿命を迎えるころです。
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初めて買ったCD・・・30年前も今もそんなに何かが違うわけじゃないです。でも昔はやたらに
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このマークが表示されてましたね。
CVDだったっけ?なんか5分くらい映像が乗ったような半端な規格がでたりいろいろしているうちにこのマーク見なくなっちゃいましたね。

宝のように扱ったので20年くらいはガラス戸で密閉できるケースの中に保管していました。はじめのうちは枚数が増えてケースを増設していくのがうれしかったりして・・
10年前から普通の木製棚を自作してそこに置いています。高温多湿、なわけでアレですかね・・

2年くらい前に所有CDのほとんどをリッピングしました。同じ内容でマスタリングが違うみたいなのはほとんど初期盤をリッピングしたので少なくとも2年前には読み取り不可能なCDはありませんでした。
恥ずかしいですが、1枚だけカビの生えているものがありました・・

もしかするともうプレーヤーにかける機会もないのかもしれません。でもできれば自分の生きている間はずっと健全でいてほしい。
あと何年あるんだろう?

この際だから書いておきたい。あっては困るがもし近々に万が一のことがあったら楽器は所属する団体に寄付したいと思う。
CDは今更もらってもみんな迷惑だろう。・・
といって産廃ゆきというのも悲しいな。。

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