超絶観光地とプラレール

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先日見た近くの踏切。
奥は古い商店街でその先に大きな神社、横切る私鉄には小さな駅。
70代以上の人だとかつてこの駅前に路面電車がいたことを知っていて語ったりする。ネット上にも写真が沢山出てきたり。
でもそのもっとずっと前、明治時代くらいには路面電車がこの道を直進し鉄道と直交していたらしいことを知っている人はあんまりいないかもしれない。そういう自分だって何かでちょっと読んだというだけで写真も見たことない。
見てみたかったなその景色。
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ありそうでないからこれ。
プラレールみたいだよね。
昔外をほっつき歩いていたら偶然同じ幼稚園の子数人に出会い、お互い新大陸発見みたいに驚き喜んだ。
そのあとなぜがうちに来てみんなでプラレールで遊んだ・・いろんな人からでるいつもと全然違う発想でレールをつなぎ・・
ものすごく楽しかったというあの記憶はもう40年以上前のものだけど、今だ忘れないのはあれが頂点で他にないからか。
軌道が鉄道の踏切を渡るという場面は各地にあったんではないかと思うけど今残ってるのはここだけかな?
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松山の・・なんだっけ昔見た。
ここも踏切の横には小さな駅があっていかにも都市部の地方私鉄という景色。
地元のあそこに似てるなぁなんて思いながら眺めた。
普通は松山に行ったと言えば松山城とか道後温泉とか坊ちゃんのなんとかとか・・これを見に行った訳じゃないけどこれしか見なかった。
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ガタガタいう渡り音も面白いけれど、架線にも興味がありますよね。
こういうのがあると両者の電圧を合わせるのはよく言われることで、昔京阪は京都市電と交差するからずっと600Vだったとか・・
合わせるというと接続しているようなイメージもあるけれど、絶縁区分みたいなのを合わせているんであって回路的にはつながっちゃったらまずいんじゃないかと思う。
で実際どうなってるの?とか
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あの真ん中の十字のスペーサーみたいなのはFRPかなんかで回路を絶縁しているように見える。
レール架線間の電圧をDC600Vにそろえてとか言っても実際負荷や電源の状況で変動し600Vピッタリであるわけがなく、上下線間にも別路線間にも電位差があるはずで電気的に接続すればこの四角い閉回路みたいになってる部分はあっという間に真っ赤になって焼け落ちると思う。一瞬青白く光って辺りにはパチンコ玉みたいな銅の塊が転がる・・とかかも。
短絡回路のインピーダンスが低いので許容値に対してけた違いな電流が流れるけど電位差自体は小さいから変電所の遮断器を動作させるための継電器が拾う電流はそれを作動させる値にならず、保護を考えることは結構難しいと思う。
こういうのは別にダイヤモンドクロスに限らずあらゆる場所にあり、電車のパンタグラフがちょうど異回路間を短絡する位置に停車してしまうと架線も集電版も焼け落ち・・それがどうしたってなもんだろうけど。
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渡ってゆくとき集電装置がバチバチスパークするのはいったん回路が切れることを示していると思う。
前の晩も寒いのにずっと見てた。
途中うどんとかなんとか食った写真も挟まってるけど、正直失敗したという記憶なので載せない。
だけど写真があると、お茶がポットから出てこなくて文句言ったら解放のレバー押してないだけで普通に出てきてたとか、どうでもいい記憶が妙に鮮やかに蘇ってくるのね。


https://www.youtube.com/watch?v=pHR0VyEKOqs

これは交代する三度という曲で、交差じゃなくて交代だけど実際声部がというより手が交差するのが面白く・・そこはどうでもいいか。
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楽譜の景色がアラベスクという感じだけど。
動き回る音同士がぶつかり合って偶然生まれるハーモニーがまた・・いまじゃ当たり前だけどこんなの出せばふざけてんのかと言われそうな時代にこれを堂々と発表する原動力としてやっぱりサティがいたのかなとか・・

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次の写真はここだった。
近寄ってみれば当たり前だけど立ち入り禁止の札。
幼いころテレビも見せてもらえなかったけれど、でも銭形平次のオープニングだったのかこの中でチャンバラをやってるシーンを見たような記憶がかすかにあるような。
今だったらあんな撮影させてもらえないんでしょう?
今思えば投げてんのお金ですよね。ことが落ち着いた後、あれぇ?ないなとかいいながら投げたものを探し回る姿を想像してみるとちょっと面白かったり・・
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その後金毘羅さんにのぼったことは写真を見るまで忘れていた。
あれもうおわり?なわけないな・・というところが実はスタートくらいなんだっけ?
有名観光地特有の
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がっか・・・和三盆のソフトクリームというのはおいしかった。
人がほっといても来るようなところは店員の態度がひどいことがよくあるけど、駐車場を借りた土産物屋の女性は今まで見た中で一番ひどかった。
あれから10年以上たってもまだそう思う。
とは言え長い年月が不愉快な記憶を和らげてくれ、あれはあれで観光地名物みたいなもんかとか言えなくもない。
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瀬戸大橋の巨大なのに綿密な構造に見とれる。
音楽もいろいろだけど、多くの曲にあんな感じのイメージがあるのね。
細かいものがそれぞれ意味を持って組み合わさり全体を作ってゆく・・全体を見てもいいけど細部に注目しても・・

この時正月休みだったと思う。
小学生くらいの女の子に「そろそろおばあちゃんちいく?」と問いかけてた若いお父さん。
今はもう孫がいたりするんだろうか?
長い時間もあっという間に過ぎてっちゃうのね。
プラレールももう記憶の彼方に消えかけ思い出せることもあんまりないな。
20年後くらいに今度は子供のためにまた再会し、さらにその20年後に今度は孫のために・・という人もいるんでしょうね。
昔はデパートの最上階にでっかいおもちゃ屋があってプラレールが走り回ってたような気が。
最初の写真のあそこにもそんなデパートがあった。
ああいうのもう見ないな。
もしかするとあるのかもしれないけど子供に縁もなく遠い世界である。
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渡った瀬戸大橋を遠くに眺めるともう旅も終わりの予感。
このときなんだかものすごく虚しかった。
別に虚しくなる必要はなかったはずだけど。
この後コンビニでレジの若い女性に笑顔でありがとうございますと言われ、
ちょっと驚き救われたような気持ちになったのも思い出した。

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夢と書き直した。

天気が良くて気持ちのいい日。
限定15食のランチはすぐ終わっちゃうみたいで前回は食べそびれたけど今日はどうかな。
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ランチ大丈夫ですか?と聞くと
とっつきにくいかなという印象もよあったマスターがすごい笑顔で頷いてくれた。
ちょっと嬉しいそういうの。
カウンターしかあいてないんです・・とマスターはあんなところしかというような言い方だけど、
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ここもいいね。
窓越しの木立の下には氏神様。
屋敷神というの?
幼いころに住んでいた古い家の庭にも小さな祠があった。
うちの神様なの?と親に聞くと違うと答えられ納得できなかったような記憶が。
借家だからということだったんだろうけどそんなことまだ理解できなかった。
その後借家は取り壊されアパートが建ったようだけど神様は今もあるのかな?
首輪をつけた太った猫とか首輪無しで痩せてるけど何だか元気な猫が通過してゆく。
振り向けば
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青空と梅の花が絵みたいに。
いいねえ。
店内はマダム軍団でいっぱい。
でもありがちなぎゃーぎゃー騒ぐ若い集団はいなくて落ち着いた感じ。
最近は駐車場に並ぶ車種を見て店内の様子がわかり入るのをやめたこともあるけれどギャーギャーが悪いとは思いません。
子育てってすごく大変なんでしょう?発散しなくちゃね。私が変態的に苦手なだけ。
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そしていいですね。
最近気に入っているちっちゃいお皿が沢山出てくる系な
丁寧なご飯。
野菜の天ぷらがあったかい。
天ぷらにすると何でもない野菜が肉を超えた推進力で迫ってきますよね。
大根の天ぷらがおいしい。
おばあちゃんのとメニューにあった漬物も特別美味かった。

デザートまで終わったある一団がお店を出ていきながらいろいろ展示してあるものを眺めて・・
たのしそうね。
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いいねやかん。
毎日ご飯を作る人にとっては自分で作んなくていいということ自体がごちそうなんですよねきっと。
みんな家事とか子育てとか仕事とか普段色々あってそんな中での気の知れた仲間との美味しい食事・・とか、いいなぁと思います。
ほんとに。

・・・この先連鎖的に思いつくことを書いていったらいつのまにかある人を糾弾する内容になっちゃって、それをまた何日も書いたり消したりと繰り返してた。
こんなの書いちゃいけないよなとか思いながら。
その人のことはどうでもよくて別なところにある不満への代償行為なんでしょうね。
いい加減にしようと思うに至り削除した翌朝、他人のことより自分をみてみろとでもいうのか悲惨な末路みたいなリアルな夢を見て真っ暗い気分になる。
わかってるけど今それを思い出させないでよ。
夜、このところやっとつかんで慎重に重ねてきていた楽器がまたいきなり全然できない人みたいになってってうろたえる。
なこそれ。懲罰?


https://www.youtube.com/watch?time_continue=786&v=EwSTHzfqyek

全体的には調子よく踊り倒しているようなベートーベンの交響曲第7番の中で
第2楽章は永遠に続く苦しみや悲しみを背負っての行進のようでもあるけれど、
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ふっと現れるクラリネットとファゴットに
世の中にこんな慰めがあるのかと思う。
聴いてる間は救われる。
でもこの救い、最後は思い出みたいに遠くへ消えていっちゃって

と書いてたけど、
今朝方見たまた妙にリアルな夢の中では木立の中をながれる川の向こうにアイスクリーム屋を見つけ
あそこなら間違いないとか思いながらそこへ行こうとしていた・・・はぁ?
三途の河とかそんな怪しいのじゃなかったと思う。
意味も分かんないしなんだか知らないけどその事を思いだしたら俺はまだ大丈夫だきっとと思った。

ちいさなチョコレートプリンみたいなのが乗ってたからそれがデザートかと思ってたら
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さらに自家製チーズケーキというのも出てきた。
おいしかったよ。
お店の人が笑顔で嫁さんになんか説明してる。
沢山の小さなお皿は、マスターの奥さんのご実家が・・
よく聴こえないけど今いらないものを使わせてもらってて・・よかったらたらあそこで売ってるからみてって。
今はいらないという・奥さんのご実家・・
旅館だったとか?
超絶お金持ちだとか・・
焼き物というかお皿作ってたとか?
勝手に想像が広がる。
いいよねえこんな時間が。

母屋が開いてた。
ゲストハウスとかなんだって。
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いいね軒下に碍子。
綿被覆線とかだったりして・・と思ったけど普通のビニール線で回路は死んでた。
牛乳配達のあの箱も懐かしい。ヤクルトだったかもしれない。
記憶の一番奥にこんな絵があった。

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ひとそれぞれ、うまくやったもん勝ち

風がとても冷たかったけれど日差しは明るく気持ちのよかった日。
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河津桜の並木は咲く寸前。

ダニエル・ハーディングという世界的に有名な指揮者がいて年齢は私の一つ下。才能とチャンスに恵まれ10代のころから世界の有名オケを振ったりしていた。
最初から大物だったわけだけどこれから成熟し巨匠になっていくのかなぁ・・と思ってたその人が、最近指揮者はやめて民間航空会社に就職しパイロットになったという。
はぁ?
どうせネット上のふざけた冗談だろうと思って調べたらどうも本当みたいだ。
いろんな才能や能力を持ったすごい人ですね。
一度きりの人生は時間と共にできることも変わってゆく。
指揮なんて歳食っちゃってからでもできるんだから出来る人はやりたいことをやればいいんだと思う。

私も民間企業に就職して一時はやりたいことが仕事になった私は幸せなんて思ってた。
過去形にする必要はないけれど、誰でもあるように今ちょっと色々ある。
今考えていることをここへ書きたくて仕方がない気持ちがあるのだけど、それにはちょっと写真なんかを載せすぎだ。
誰だかどこだか誰にも絶対解らないブログを用意するか、退職して10年くらいたってからでないと書いちゃいけないと思う。
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でっかい岩山
登れるらしい。
現役時代の長嶋茂雄があの山でみたいな話らしいけれどあまり興味がない。
ブルックナーが散歩した山道とかだったら萌えるだろうか?
プロコフィエフが来たかもしれないあたりを歩いてみたけれど、そういう意味では何にも感じなかった。
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子供の頃の一時期小さな団地のようなところに住んでいたことがあったのだけど、どこにでもみられた子供のソフトボールチームには一回も顔を出さなかった。
そうすると合わせる顔もないので誰のも合わないようにな・・そのコンプレックスは今へも直結している。

https://www.youtube.com/watch?v=ut8PuGVj3wU&list=RDut8PuGVj3wU&start_radio=1
なにかの用で親に連れられ近所の家へ行くと玄関先に譜面台を立てヴァイオリンを持たされている彼を見た。
彼をって一度も話したこともなかったけれど、活発な印象からヴァイオリンというのは意外で驚いた記憶がある。
彼は泣きそうな表情をしており、強要される練習が嫌で仕方ない気持ちが今思い出しても伝わってくる。
ヴァイオリンという楽器は始める年齢が一生ついて回り解決できないもでのあるようなことをよく読む。
歴史的な作曲家や演奏家について読むと言葉を話すより前に勝手に楽器を演奏し始めたなんて書いてあったりもするけれど大多数はそんなわけもなく親がやらせようと思うところから始まるのがこの楽器で、親の思い通りになることもあればならないこともあるだろう。
中学校でその彼が反抗して暴れたんだろう強面の先生に後ろ手を縛られどこかへ連行されていくのを見かけた時、やっぱりヴァイオリンなんか嫌だったんだろうなぁと思った。
あの人、今どこにいてどうしてるのかな?
楽器は・・多分やってないだろうなぁ・・

その団地のコミュニティーで母親は孤立していた。
ここに書けないような話も知っての上だったのかもしれない、1人だけよくしてくれた人がいた気がする。
その人が、ヴァイオリンのお母さんだった。

ていねい系なお店に甘いもんでもと思っていった。
何度目かのこのお店で初めて見る制服を着ていないあの人はもしかするとオーナーさんかな。
その親父さんは昔から玄米を中心とした食事と健康について説いてきた医学博士だそうだ。
フルーツパフェというのを頼んでみると
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わっ、ちいせーなんて思っちゃったのは内緒。
これくらいで満足しといたほうがいいんでしょうね。
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アイスクリームは豆乳でできてて・・でも変な癖がなくて素直に美味しかった。
鮮やかに凍ってるのは柿だ。
肉と牛乳は使わないがコンセプトのお店だから生クリームも豆乳製なのかな。
豆乳の生クリームは他所でも食べたけれど、ここのは癖が全くなくてちょっとさすがな感じ。
いつもはパフェにコーンフレークが入っていると嵩ましだろこれぇなんて思うけれど、コーンフレークまでやけに美味しかったなぁ・・
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お客さんはみんな帰っちゃって、全員女性なお店の人も休憩してる。
少なくとも聴こえてくるのは和やかでみんなうまくいってくるような声色の会話だ。
少しホッとする。
日に光も柔らかい午後モード。
いいね、いい時間。
折角のいい時間なのに気にしても仕方がないこの先のことが頭の中でわらわらと騒いで・・
だめね。
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今頃は満開・・ももう通り過ぎたかな?

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怪しいものでごめんなさい

嫁さんが買い物している間、付近を適当にほっつき歩く。
特に行くようなところも思いつかない。
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いいね果てしない直線。
ずっと遠くにいる列車の前照灯が見える。
奥に白く見えるのは多分次の駅のすぐ手前にある建物なんだけどあんな遠くのもんが見えるはずないだろという意識が来る。
わけないったって事実として見えてるんだからしょうがないじゃない。
考えてみるとこのレールは遠く稚内とか根室までつながってると言えばつながってるわけですね。
新幹線を挟んでなら札幌まで、別な機会も合わせれば稚内まで鉄道を乗り通したことはあるけどスーッとすっ飛ぶ新幹線や特急列車じゃあんまり実感がないな。
鈍行を乗り継いで稚内まで行ってみたいけどなぁ18きっぷとかじゃない頃に。
鈍行でだと
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花輪線までか。
静かでいい旅だった気もするけれど車内で乗り越し分の切符を買おうと女性の車掌さんに呼びかけると私を見てものすごく嫌そうな顔を・・
そんなことは思い出さなくていいんだけど。
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電車の車庫みたいなところ。
子供の頃電車の窓越しに古い客車を改造したお座敷列車が休んでるのが見えた。
慰安旅行、並んだビール瓶と立ち込める煙草の煙、部長が歌ってら拍手しなくちゃとかそういうのですかね。
この先色々書いてみたけどみんな自虐になっちゃうから終了。
その後の高効率化追求な時代も30年を超え今はユニットバスみたいな顔の電車が並ぶ。
フェンス越しにこの写真を撮りふり返るとちょうど角を曲がってきた帰宅中の小学生が私を見て逃げようとしているところだった。
あ・・・怪しいものでごめんね。
昔、こんな場面でいちいち傷ついたりしてた。
思春期の初めごろにそれは実は勘違いで誰も自分を悪く見てなんかいないんだと気づきかけた。
さあいよいよこれから俺だって・・という矢先につぶれた。
今も周囲の人間に対して過剰に神経をとがらせ無駄に・・
だから飯を食っているときに周囲の会話が必要以上に聞こえてきたり、誰もいないお店が素敵なんておかしなことを言っているんだろう。

この日昼は店名の頭にとんかつとオムライスの文字が来るお店で
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日替わり魚ランチ。
昼間っから刺身付き、ごはん一回お替り可。
イワシの刺身にシラスに鰤の塩焼きにフライはメダイだっけ。
刺身や焼き魚はもちろん美味いんだけど最後になっちゃって若干冷めかけてもいたフライが一口たべて白身のふわっとした美味さにびっくりした。
いくつかのランチの中で飛びぬけて安価なこれだけどでも一番手がかかっているようにも見えて、店主の主張がここにきているんじゃないかなと勝手に思った。
ベートーヴェンは交響曲という形態を他とは違う特別なものと考え9つの作品を残し、それはその後に続く者が大きな花を咲かせる原動力にもなった・・この魚ランチはきっと店主の交響曲で・・
こんなこと書くの好きだけどやっぱり読んでる人は馬鹿だと思うんでしょう?
とてもおいしかった。
お店の人にも笑顔で親切に接してもらえて・・そういうのが一番うれしいのね私は。
ありがとう。
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人の目を見据えながらこっちに来るから
遊んでくれるのかなと思ったら
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いっちゃった。
でも露骨に嫌な顔見せたりなんてしないのね。
ありがと。
何度も振り返りながら、
あんた・・
もってないんだろ?
なんか、
くいもんとか・・

歩いている間、

https://www.youtube.com/watch?v=OaO2qYsBS8M
頭の中でブルックナーの4番のフィナーレの一部分が繰り返し流れてた。
この曲思ったまま書いた最初のヴァージョンはあまりに前衛的過ぎ誰にも理解されなかったし今聴いてもすごい。
そんな誰も追いつけない未来みたいなところを行くこの人は同時に子供のころから慣れ親しんだんだろうかなり古い音楽に見られる手法を好んで使い倒すので同時にすごく古めかしくもあるところも面白いと思う。
旋律の音の上下を逆さに入れ替える反行形の多用もその一つで、
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頭で鳴ってたのはこの辺り。
木管がやってるのは第1主題の反行形で、オリジナルの第1主題がでっかく荘厳なものが天から地まで突きさし神が作った絶対的不変なものという感じなのに対しひっくり返ったこれは逆に地上の人間がなにかを望むというか目指すというか考えるというか・・でもふっと立ち止まってみるみたいな・・
で、
ながら聞きみたいのじゃなく聴き入るという意味での音楽を聴こうという気持ちがじばらくというかずーっと枯渇していた。
でも、また湧いてきた。
よかった。
いきててよかった。

Tag:ブルックナー  Trackback:0 comment:5 

歪んだ認識と恥さらし

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楽器の練習はずっと譜面台の上に鏡を置いて・・
だけだったのだけれどまた曲の楽譜が乗ることになった。
やっと。とはいえまだまだ全然調子にのっ・・
こういうのずっと書いてるけど自分で自分の恥をさらしてるということでもあるんでしょうね。
でしょうねじゃなくてそう思ってるのに何で書くんだろうか?
私は子供のころから体の知覚と制御が異常なほどうまくできないらしく、周りが当たり前にできることができないことを自覚し周囲に晒され辱めを受けることを恐れ自分を人から隠すように生きてきた。それは今でも続いている。
そうじゃないと思うよう努めたけれどいつからか自分で自分は恥さらしでみっともない存在だというような固定観念が生まれ固着していると思う。
隠したためどこにも存在しない自分というものを私が誰かを知らない人しか見ないことが前提になるブログという場所に吐き出そうとしているのかなと・・

ちがうよ、いつか必ずできるようになると思ってるからだよ。

こんなのも誰かには失笑の対象なんだろうけど。
先日流氷を見れてない全然だめだ・・と書いたけれど
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写真を見ると次の年は結構な流氷が写ってるのね。
ダメじゃないじゃない。
なんでダメなことになっちゃってんのかな?
なんでも悪く考え記憶するようねじ曲がってるのかな。
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喜べばいいのに多分見てるそばからいいはずがないダメだと受けた印象をネガティブな方向に捻じ曲げるロジックみたいなのが動いていたと思う。
基本的に何に対してもそう感じ考えるようになってしまい、俺がいいはずがないできるはずがないと思い込んでいるから実際できなくなったりもする。
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こんな人間になった理由としてもう一つ考えていることについてここに書きたくてしょうがない気持ちもあったのだけど、その行為自体が恥さらしだと思うに至ったのでやめ。
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ブログを始めるとき、まずタイトルを考えてみると
ダメ人間の恥さらしとか馬鹿の糞・・みたいなのばかりがどんどんでてきて止まらないことに自分で気づきちょっとまずいなと思った。
せめてタイトルくらい肯定しようと思ったのがこれ。
まいいやそんなこと。
やりたいことがあるという事は幸せ。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1470&v=ZVn5dshbpH0
ブルックナーの交響曲第7番の第2楽章は敬愛するワーグナーの死を・・とかは今いいとして
また物の捉え方がおかしいことを書いて恥を晒してみると、
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こういう3拍子で書かれている美しい第2主題。
私はそれを
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こういう4拍子の旋律として感じてしまい、今も頭で鳴らすとこうならんでしまう。
たまに小節線が思ってるのと違うところにあったりすることはあるけれど4拍子のつもりが3拍子だったなんてのは他にないから自分で驚いた。
3拍子の音楽を4拍子と誤認してる言えば
鯵はヒラメやカレイみたいな平べったい形の魚ですよ、海で泳いでいるところを見ました。
と真顔で言う人くらいな感じでしょう。
君、悪いことは言わないから音楽なんて言わずにただ黙っていなさい・・

こんなことをいえば鬼の首を取ったように馬鹿にして笑う人や高いところから正しい私が教えてあげましょうみたいな人がわらわら湧いてくるのも知ってる。
そう思うならこれも書かなけれないいのになんで書くのか。
は内緒。

ほんとはね、楽器やってて最近気づいた自分の身体的認知能力の異常みたいなのを具体的に書こうかと思ってたのね。
なんでもおかしくとらえる人・・みたいなの。
でもいいやそんなのどうでも。
やりたいことはそんなとこじゃないし。
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誰もいない世界でわずかに見えた明かりを見失いたくない。
おいかけますから消えないで。

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タンと大阪環状線

また日帰りで大阪にと言う気持ちもあったのだけど見送ることとした。
最近カフェで食ってきたみたいな事ばかり書いてるので何かほかのことでもと頭の中で文書化してみるとどれも遠回しに人を攻撃する内容か自虐ばかりだ。
だめね。
ふと大阪環状線が頭に浮かんで・・
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同じのがひたすらぐるぐる回っている印象の山手線と違って、他線との出入りが多い大阪環状線はどっかから飛んできた流れ星がでっかい星の引力につかまって円軌道を半周まわり今度はまた全然違う方向へすっ飛んでゆく・・みたいなイメージがあります。
それがどうしたってなもんだろうけど。
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昔仕事で大阪へ行った際、どこかの焼き肉屋へ連れて行ってもらった。
古い高架下、電車の音。
あれは大阪環状線だっと思う。
具体的にどこだったのかはもうよくわからない。
自分で焼くんじゃなくてカウンターに座ると目の前の鉄板で焼いたものを出してくれるというような形だったと思う。
忘れられないのがタン刺し。
そんなもん食ったこともなかったし知らなかった。
店の親父、何かそんじょそこらにはない特別なものを密かに扱ってるというような言いようで
あるよ・・と冷蔵庫から出してくれた。
私はそれを真に受けていたけどもしかするとどこにでもあるものなのかもしれない。
いいよなんでも。あれおいしかったなぁ・・・
親子でやってて、娘さんもでてた。
誰か嫁にもらってやってみたいな話に酔っぱらったおっさんたちがげらげら笑いながら答える・・
飲めずに素面な私はおねーさんが涙目で作る笑顔になんとも言えない気分になってた。
でも世の中そういうもんなんでしょう?

むかし、仕事関係のある人が飲み屋で笑って煽って肴にした相手がその晩のうちに自から命を絶ってしまった。
翌朝飲み屋の主人からその話を聞いたと少しショックを受けたような表情で私に語る。
最後の状況はむごすぎここに書くこともできない。
何がそのきっかけになったかは容易に想像できた。
しかしそのショックは近所でとか直前まで顔を見ていた人がというところに向けられているだけで自分がそのトリガを引いたとは一切考えていないように見えた。
私はむしろそのことに大きなショックを受けたのだけど、でもそういう人はどこにでもいて接し対処しなければいけないのが世の中だった。

タンと言えば子供の頃、父親に連れられて焼き肉屋へ行く機会が何度かあった。
親父はタン塩と言わず塩タンと言ったので自分も塩タンだと思っていたし今もそう思ってる。
親父は若いころいったん大阪へ出たらしいのでその影響かとも思ったけど違うかもしれない。
大阪のどのあたりに住んでいたのかを死ぬ間際に聞いたような気もするけれどもう忘れてしまった。
私の父親に対する感情は人として人前に出してはいけないものだと思ってる。
こういうことを書くと、何もないはずなのに突然家のどこかで物が落ちた音がする。
でもこれを思い出したおかげで、短い時間でも笑って向き合ったことがあったのを思い出した。

タンと言えば

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1560&v=5QCS1hUodqo
ファゴットという楽器は素早いタンギングをするのが構造的に難しいらしく、
昔からベートーヴェンの交響曲第4番のフィナーレがこの楽器にとっての難所として有名らしい。
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奏者の技みたいなものも聴きどころになるだろう。
私は今そういう話がちょっと嫌いだけど。
曲は大好き。
中学生の頃、ベートーベンの交響曲を聞いてみようと思いよくわからないまま新聞を見てやってる時間に電源を入れた。
初めて聴こえてくるそれはまったく理解できなかったけれど怪しく執拗に音量の増減を繰り返す何か・・が聞こえたという記憶がある。
今思えばあれは4番のスケルツォだったんだろう。

親父と行った焼肉屋は代替わりしてから常連とだけ楽しくやりたいのか露骨に嫌な顔をしたりグダグダ言って追い返そうとするようなふざけた店になった。
追い返されそうになったときは人を招待するつもりだったので頭に来て大丈夫だよとかでっかい声で言いながら無理やり入ったりして。入ればちゃんとやってくれた。
そんなところなのに数年おきに行こうとしてしまうのは子供の頃のこの世のものとは思えないくらい美味しい‥みたいな記憶がどこかから消えなかったからかもしれない。
昼のランチはどんどん内容が劣化し先日行ってみたらさらにまずくなってたのでもうこれで最後だと思った。
帰りがけにその嫌な感じの人に無理やり何か話しかけてみると、しどろもどろで何か答えてるそのニュアンスの裏に散々の悪態は私が嫌だから投げつけられていたわけじゃなく悪気もないらしいことがわかった気がした。
最後にそう思えてよかった。

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大阪駅へ入ってゆく
なんかすごいねあの屋根。
梅田がどこにあるか知ったのはつい最近。
大阪行きてーな。

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古民家

仕事で中国と直結している部分がありいろいろ入ってくる情報に感じる事とテレビなんかの報道の内容の間になにかずれたようなものを感じる。
無視できない重要な事柄は広い範囲の中にいくつもあるはずなのにわかりやすく目立つ内容をいつまでも繰り返している印象。
そんなことは当たり前で、それでいいからそうなっているんだろう。
報道が世の中のリアルだというわけでもないことはなんとなくわかる。しかしなければ困るし十分役に立っているとも思う。
偉そうに文句を言う気もない。
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公園に保存された古民家。
自治体が古い家を移築保存して教育委員会が説明版を・・みたいなの結構いろんなところにありますよね。
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茅葺。
最近葺き替えられたらしい。
縄で縛る・・縛るって奥が深いですよね。
細かいものから強力なものから装飾的なものからいろんな縛り方を知ってる人を見るとああすごいなと思う。
私のように不器用を超えてちょっと異常な位なのはそれが露呈するので恐怖の対象でもあったりして。
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囲炉裏に板の間・・密閉構造の逆。
江戸中期ごろの形式であるそうだ。
夏をむねとすべしはいいけど冬はこれで絶えられたのか?なんて思うけれど
なんかいいね。
誰がどこに座るかは厳格に決まっており座に名前もついていた・・は最近までその名残もあったしわかる気がする。
寒い冬はどうしたって囲炉裏端に集まるよね。家のどこにも仕切りも見当たらないし、これだと引きこもりになりようもないな。
今だってそうだろうけど周囲と協調が取れなければ命を失いかねない農業中心の世の中で、たくさんの兄弟に囲まれ物心ついたときから見よう見まねで仕事を覚え・・引きこもりになりようもないか。
とはいえ、やっぱりどっかに異常を抱え周りとずれちゃうようなのもいただろう。
本当に体に異常のある人には厳しいながらもそれを受け入れる仕組みがあったらしいことをどこかで知った。
近所の人に周りと全く協調を採らず猟師として勝手に生きた人がいたような話を聞いたことはあるけどそういうパワフルな生き方のできない、それとも違う変なのは・・がんばってなんとか生きたんでしょうねきっと。

あの囲炉裏端で獅子鍋かなんか食ってみたい。
今、畳や障子のことを古民家と言っちゃってるのをよく見かける。
時代も変われば言葉も新しくなってわけだしとり残され文句ばかり並べているのはもう古人間なんでしょうねきっと。
しかし私の思う古民家はこういうのだけど。

この後近くの古民家カフェへ。
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古民家というか古納屋カフェか。
ちょうどお客のおばさんが出てきて
ここはいいよー
いやされるよー
いや、あなたのその言葉にいやされそうです。
和なコンセプトだからケーキとかはなくて、
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あん・パンケーキだっけ
あんこと生クリームがたっぷり。
これおいしかったよ。
三枚のパンケーキが重ねてあったからそれぞれバター、あんこと食ってたら嫁さんが
全部混ぜたほうがおいしいよといわれ・・
あそうなの。
あほんとだ。
なんとか紅茶はまあ・・
食べてるともうすぐ閉店時間。
ヤッケに長靴で農家の人かな、たくさんの野菜と伝票を持ってきて・・
厨房からは明日のランチの仕込みかすごくいいにおい・・
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古民家というか古母屋は宿としてかしたりもしているようだ。
密閉のフローリングで育ち畳なんか見たことのない人には新鮮で面白いんだろう。
こんなに大きくないけれど祖母の家も叔母の家も、わずかに記憶に残る幼いころ住んだ借家もこんな感じだった。
床や壁には穴が開いていて外が見えたりして・・
すぐ近くには
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牛さん。
久しぶりだなとか思って車をとめ眺める。
優しい顔でこっちに近寄ってきてくれる。
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もう一頭駆け寄ってきてじゃれ始める。
家の窓から見える景色は、山を挟んだ隣町の飛び地みたいなところ。
子供の頃はこんな感じで牛を放牧している農家が結構あった。
豚や鶏もたくさんいてものすごい声をあげてた。
今はみんないなくなっちゃって、わずかに残った牛農家の牛も建物の中からでてこない。
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舐められてるほうは舌を出してうひょひょひょとか・・
仲がいいのね。
トリオがあればデュエットと名付けられた曲もあって、

https://www.youtube.com/watch?v=QlNCRg0CitE
今風にピアノで弾いてもいいけれどやっぱり

https://www.youtube.com/watch?v=7DXoxtNftek
オルガンがいいかな。
これもさんざん聴いてたけど20年くらいぶりかも。

遠くに主とみられるおじさんが現れると牛はモーっと鳴いてでっかい体で飛び跳ねながら駆け寄っていった。
懐いちゃってんのか・・
あんまり情がわくとやりにくかったりしないんだろうか?
むかし牛を飼っている人のブログを読んでいると、生まれてちょっと育てたオス牛を
美味しくいただきました・・
ちょっと衝撃を受けたけどでもそれはそういうもんなんだろう。
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子供の頃、隣町は午後四時半になると広報無線みたいなのがでっかい音で音楽を鳴らし、明日の予定とか何とかの放送が流れてた。今考えると町が農家中心だったころの名残だったんだなあれ。
牛小屋も豚小屋も見なくなったし、
いつの間にか放送も消えていた。

のどかな午後。
居場所も行先もねーなーなんて思うことがあるけどこれはこれでいいね。

Tag:バッハ  Trackback:0 comment:4 

みれなかったけど今みれば奇麗じゃない

遠くから見に来たのに富士山が雲に隠れみれなかったと残念がっている方を時々見かけます。
そうなのかぁ・・
私にとっては北海道の利尻岳とか・・流氷。
流氷まだ見れてない。
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これももう10年くらい前、仕事で行けないと思っていたところ不意にチャンスが来たので。
3時半ごろ起きで朝一の飛行機に乗れば高架化直前の旭川駅前に十時半ごろだっけ・・
休めるはいいけど直前じゃ女満別行きの飛行機は取れないか高額。旭川は・・朝の便が取れるか・・列車に乗ると網走につくのは午後・・次の日帰り便は・・取れない・・
釧路の最終便があいてるけど列車は空白的な時間で乗ろうと思えば流氷を見る時間なんかないなぁ・・ダメか・・
とあきらめかけたところ、昼頃北見へ列車で行くと釧路へ行く長距離バスがあることを発見。
網走にいられる時間はわずかしかないけれど、いけないと思うと意地でも行きたくなっちゃって・・
マスクをしない人が、マスクがないと聞くと意地でも買おうとするのと同じか。

たしか1本だけだったか長距離ローカル列車があってそっちの方が楽しそうだけど時間がないので特急オホーツクに乗り網走を目指す。
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途中の峠にみかけるのは無人駅どころかお客さんも無人なので保線小屋になってしまった元駅。
元はあったのかもしれない集落ももう消えてしまってるとかかな。
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そんな山深い峠で並走する高規格道路の立派な橋梁をみると鉄道の将来が危ぶまれた。
いつも電車か新幹線なのでエンジン音の響くディーゼル特急というのはなかなか面白く・・でも常時高回転で唸る発電用エンジンのヒステリックな騒音は旅情もへったくれもなく閉口した。
遠軽でスイッチバックし、マニアな人の写真でよく見る峠を越え網走湖にワカサギ釣りが見えたような気がすると網走到着。
冬の北海道は危ないけれど見てきた限り今日は大丈夫そうだ。レンタカーを借りてあの場所へ・・
ネットで散々見た流氷で埋まった浜のあの景色・・
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こんなだってことはわかってたけど。
だけどないものはないんだからしょうがない。
優しい午後の光がかえって寂しかった。
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この駅は中国だか韓国のドラマに出てたらしくみにくる外人向けの看板が立ってた。
何度も来て名刺を指したりもしたけどもうどっかいっちゃってるかな?
中にあるカフェにも何度か行った。
特に期待もせずに食ったカレーのホタテがすごくあまくて驚いたりして。
網走と言えばこの
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死ぬどー
まだあるのかな?
観光流氷船で沖に出ればな期待も
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携帯で何度も何度も確認した強風で運航欠航の表示に流される。
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夜の街をほっつき歩いた記憶もあるけどなにを食べたかは覚えがない。
飲めないと損ね。
なんか寒くて虚しく寂しかったのを覚えてる。
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翌朝、期待は裏切られると知りつつも車で走りだす。
つかえる時間もないし。
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なんだこれ人生劇場か。
なんか見たことにしなきゃ終われねーよと思いながら写真を撮ってたような記憶が。
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嫌いじゃないけどこんな絵。
ありがたいことに段々晴れてきて
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ここは知床プユニ岬。
ここも流氷でいっぱいになるはずなんだけど・・
白いのは流氷というよりその割れた残骸というか、天ぷら鍋の天かすみたいなのか・・
でもこの写真今見ると意外にきれいで結構好きだったりして。
待ったって来るわけのない流氷を待つ。
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写真を何枚とってみたところで海が流氷で埋まることもない。
まあ、しょうがないか。
いつも発想が極端で、またくればいいだけなのにもう二度と来ることのない月面にいるような気分に。
ほんとに見れないままとなっちゃってるのでそれはそんなに間違いでもなかったかも。
チャンスがあったら食らいつかなくちゃいけないのかなと思うこともある。

帰り道、
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流氷みたいだけどこれは破片というよりもうただのシャーベットだ。
これじゃねーよとか思ったけれど今考えればこれだってよそじゃ見られない珍しい光景だよね。
変に目標がでかかったりはっきりしすぎてるとせっかくそこにある素敵なものに気付かなかったりするもんなのね。
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青空の下、流氷の破片が打ち上げられているような場所があった。
降りられそうじゃない。
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雪が積もっちゃっててなんだかわかんないけど
結構でっかい流氷の破片。
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これをもって俺は流氷を見たんだと自分を納得させようとしたらしく何枚も写真を撮ってる。


https://www.youtube.com/watch?v=Mv6YBg7PLag
ヴォーン・ウイリアムズの交響曲第7番は南極交響曲というやつで学生のころCDを買ってきた。
けど立ちはだかる巨大な氷山をオルガンが・・なあたりを一回聴いてそれっきり。
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なんかこの辺りを聴いた記憶が。
いいなぁと思う曲はみんな最初からそう思えたわけじゃなく、訳の分からない苦痛をこらえて何度も聴いていると何かが見えてきてということも多い。
そんな難行苦行じゃなくて時間をおいて聴いてみたら何故かすっとはいてきて・・というのもあるか。
だから、長く生きといた方が得だと思う。
ブリテンとかエルガーとかホルストとかイギリスの作曲家の曲を聴いていると共通するものがあるような気がしてる・・けど今すらすらとそれを書けないんだからやっぱりちゃんと聴いてないからだろう。
どうも私はイギリスの作曲家と相性が良くない気がする。
パーセルって人もいた気がするけど聴いたことがない。
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まだ全然帰りたくないけど
昼くらいの列車で北見へ向かう。
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これを食ったらしいけど・・
もう一泊してもどうせ流氷は見られなかっただろう。
でもそうすればよかったかなと今頃思う。
くそ真面目もいいけど仕事の一日くらいどうにかできただろう。
大事なのはなにかもっとでっかい視点で・・と、この歳になってみると思う。
思うならそれをそのまま今の自分にも言えばいいんだけど、
いえないなぁ・・
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わかる人は数人だろうけど昔アルファコンチネンタルエクスプレスが出てきたときはびっくりしたし憧れた。
音楽に興味を持ってからはあんまり詳しいことも知らないけどあれもその末の弟みたいなのでしょう?
どうせならあんなのに乗りたかった・・
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北見からバスで釧路へ・・
この車中は虚しさでいっぱい、楽しむとかじゃなかった。
次の年にも行ったったけどまたダメ。
訳があって出発前夜に泣く泣くキャンセルした日に限ってライブカメラには沖までぎっしり真っ白な氷と青い空・・
そういうもんだよね。
でも、生きていればいつかきっといいこともあるでしょう。
さっき、俺は何しにこの世へ出てきたのかなんてぐずってた。
流氷見に来たのかも。
見るまで死ねない。

Tag:音楽を聴く話  Trackback:0 comment:5 

いらない人には古い話も誰かの中では今も生き続け・・

この日、どこも大混雑で・・
どっか落ち着いた店はないのか・・
あそうだあそこいこう。
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店名に準喫茶とうたっているけれど古びたりはしなくてむしろ実は新しいくらいの印象で。
入った時には結構お客さんもいてにぎやかだった。
でも騒々しいとかじゃなく落ち着いていい感じ。
ここは大きな特色があって古い映画が大好きなマスターがやってるという。
こういのネタ的コンセプトでと言うもよく見かけるけれど、どうもそうじゃなく本物みたいだ。
レビューを見たら映画をよく知らない人にもマスターは色々教えてくれたりとか・・
ああいいなぁそういうの。
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手前にはジュークボックス。
奥はレコードじゃなく映画のパンフレット。
よくわかんないけどホワイトボードは何人かの人が書いた映画のランキング?

最初のお店で食いそびれたパンケーキセットを注文して・・
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わー美味しそうじゃない。
バターのほか、生クリームにジャムにいろんなフルーツを細かくしたもの・・いろんな味が楽しめる。
おっさんはバターの塩気で食うのが一番好きだと思っちゃったけど、フルーツ乗っけるのもなかなかいいね。
セットのだからなんとかブレンドとか名前の付いてないシンプルなコーヒーだけどでも飲みやすくておいしかった。

BGMはずっと古い映画音楽なのかな。
モノラルで・・音の感じから50年代よりもっと前?1940年代ものとかかなぁ?
ロシアがまずくなっちゃってアメリカへ移住した作曲家がちょうど映画音楽で必要とされハリウッドへみたいな話を昔読んだことがあった気がする。
ラフマニノフみたいな音楽があるのはパクリじゃなくてそんな作風の人がいたんだみたいな・・
あいまいな聞きかじりで間違ってるかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=3WsZCLlsLqI
これは1938年録音で一部の人に伝説的名盤と認知されている物。

ユダヤ人に対する排他的感情や運動みたいなものは第2次大戦時に限らずその何百年どころではないもっと前からあったんだろう。
何度も書いてあれだけど私は高校生のころ街中の行き交う人から唾を吐きかけられたり暴言やこれ見よがしの咳払い等を浴びせられつづけたことがある。
自分の頭がおかしくなったのが原因で差別とは違うのかもしれないけれど、人というものは誰ということはなくみんな恐ろしい側面を持っていると勝手に思っている。

ユダヤ人のマーラーが音楽界の頂点に君臨していられたのは単に芸術家として優れているということのほかに政治的戦略家としても優れたセンスと能力を持っていたからじゃないだろうか。
残された書簡なんかから根回しとかなんとか色々やったことが解るらしい。
差別的な障害もいろいろあっただろうけど予測し排除しねじ伏せ・・
同じくユダヤ人であった愛弟子のブルーノ・ワルターは不幸な時代を生き、第2次大戦中ナチスの迫害を受ける。
1938年ナチスによるオーストリア併合は時間の問題であり、国外へ逃れる前の最後のコンサートがこれ・・だっけ?
モノラルにはあまり手を出さなかったけれどこれは無視するわけにいかず・・学生のころEMIの正規版みたいなのを買って聴いたかな。
マスターテープっていうのではなくいろんなSP盤からを再生させて最良の状態で復刻させる試みが多々行われているようで、CDもたくさんあるようだ。
自分が買ったのは・・とかもいいか。

かなり久しぶりにちょっと聴いてみるつもりが結局引き込まれ聴き入ってしまった。
セッションとかじゃなくてライブ一発取りってやつでしょう・・この時代にこれだけのものがあったのか・・と素直に思っちゃったけどそれは当時の人たちに大変失礼なはなしですよね。
そこにあるのは情熱的で生き生きとした音楽の現場だった。
指揮者の唸りが結構聞こえ、音楽からも棒でオケをがんがん引っ張ったり伸ばしたりしているのが見えるような。
ワルターが後年この曲のリハーサルをしているところが少し録られていて聴けるんだけど、ここはどうしてもとこだわってななおしていたある箇所が
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ここでも強いものをもって響くのが聴こえ、大事なものを聴いたような気がしてちょっと感動した。
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この世から消えていくような最終音、最初の拍手がちょっと聞えるからそこでもう指揮者はもうタクトを下ろしてるんだろう。
えっ?と思うようなそのあっけなさにナチスの迫害が迫っていることへ危機感や焦燥感が・・とか言ってもいいし実際そうなのかもしれないけれど、それより私は変な伝説にまみれ浸されちゃう前のこの曲の生で無垢な姿がそこにあるような気がしたりもして。

最終音の上に書かれているersterbendは普通に考えると消えて行くようにという意味だけど、死ぬようにとも訳せるという。
同じ音型とともにこの指示がある7番ではこの後に天国的な音楽が来ること、明らかに天国を歌った4番のフィナーレの直前にも書かれている事・・などなどわかりやすく面白いヒントでもあるので解説本なんかはこぞって・・この指示がなくとも音楽を聴いていくと諦め‥受け入れる・・みたいな事ののちのここに人の死を感じられるしそれでいいんだろうけど、狭い視点でわかりやすいヒントをいつまでも振り回していると何かを見失う気もする。
この曲とこの盤は昔からいろいろ言われてきた特別なものでもあるんだけど、
誰かに都合にいいように作られた伝説とか、信じられてきた解釈とか、昔の評論家がどっかに書いた私見とか、それにつられ判で押したように同じのが並んだ古参リスナーのレビューとか
そういうのを一切排除して、ゆっくり自分で聴きたいこの曲を。

メニューにはホットケーキもあったけれどパンケーキとどう違うんだろう?
また来て食べよう。
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びしっとオールバックに決めたマスターは身のこなしも話し方もプロの接客という感じでかっこよかった。
いろんなお店に行くけどやっぱり違うと違うね。
私もいつかマスターと話ができるようになれるだろうか。

Tag:マーラー交響曲第9番  Trackback:0 comment:2 

女性が主役

犬と散歩してたら
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目を疑うような・・
吸い込まれそうなこの光景に
ここへ飛びこんだら空へ行けるのだろうか・・みたいなポエムが出てくるときは腐っていじけている時。
・・今日はそれ系のネタじゃ書けない感じ。
じゃあなんかうまくいってるのかってそうでもないけど。
この後、
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こんな民家の一部がカフェみたいなところに昼飯を食いに行った。
通りに背を向け隠したようなところにあるのがまたいいですね。
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小さな部屋にテーブル二つと・・今風の普通の家の一部屋分をお店にしてある。
以前これとそっくりなお店へ入ったことがあった。
住宅メーカーがこういうお店もやれる家はどうですかと商品化してたりするのかな?
場所借りて賃料が発生するといきなり借金地獄へのカウントダウンだけどこういうことなら・・とかは余計か。
出してくれた水はほのかに何かの香りが・・いちごかな?
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ロールキャベツじゃなくロール白菜。
クリームシチューっぽいスープに浸かって洋風なんだけど白菜の後味からなんとなく鍋感がきてあったまるという・・おいしかったよ。
カフェごはんという感じでおっさんにはちょっと少なめ。
さらにお茶とケーキまでのセットでちょうどいいようになってるのかな。
若干強気に感じられる価格設定は二人分で考えると私にはちょっと・・
でも普段家事や育児や仕事におわれる女性がたまの息抜きに自分の分だけ払うとなるといい感じなのかなぁ。
おっさん単独では絶対に来れないようなこういうところに来れるのも嫁さんのおかげ。
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でもいい感じ。
地元のローカルFMがでっかい音で流れ、しゃべりとかなくてずっと曲がかかり続けてた。
洋楽が続ていたけれど時報が鳴ってから邦楽に変わる。頭おかしくてそういうのを病的に拒否してきたのでなんだかわからないけれどでも最近の流行りじゃなく少し前の曲なんじゃないかという事くらいはわか・・訳があって昔何度か聞いた曲が流れた。
あのころの、思い出して尊いものでもなかったので砂に埋もれたようになっちゃってた記憶も20年もたてば思い出として色々よみがえってくる。
たまたま見たどうでもいい光景とか、誰だか知らない人との偶然の会話とか・・
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お会計時、お土産的なケーキを見つけ買ってこうかな?・・あ小さいなとかけち臭いことを考える。
本当に一番最後に、お店の奥さんがはじめてすごい笑顔を見せてくれた。
ああありがとう。
これでOK
よかった。
なにか甘いもん・・と思ったらまた来るかも。
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お店の前の河津桜が少し咲き始めてた。
店に入る前より心なしか花が開いたような気もする。
いいねえ。
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あてもなく走り始めた道端の河津桜は暴走的に満開。
窓越しに適当に撮ったので逆光だけど
気分がいいので細かいことはもうどうでもいいや。
どこか行くったって思いつかねーなとか思ってたらナビの画面に
∴こんなマークがでてきて・・
行ってみると小さな公園。
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富士山を見つめる・・ったってみえてないけど、あの二人は源頼朝と北条政子。
平家に流されこの地の豪族に預けられた頼朝はこのあたりで軟禁状態となっていたという。それでその豪族の娘とできちゃって・・・
平家に潰されるリスクどころか源氏も飲みこんじゃって・・くらいは知ってたけれどあらためて政子殿のその後を読むとなんかものすごいのね。
悪女と言われているようだけどそうかなぁ?
いろいろ読んでるあいだ頼朝はちっちゃいわき役なのね。
あんな美しいシーンが一瞬でもほんとにあっただろうか?
宝永噴火の前だから見えてた富士山は今と違う感じだろうか、都から来た人には美しいというより未開の僻地の象徴みたいに見えてんじゃないかなぁ・・


https://www.youtube.com/watch?v=QRQaViIjFHk
何度も似たようなことを書いてるけれど私はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番に女性の姿を感じる。
ただの上品な美人なんかじゃ全然なく、悪ふざけや悪態をついたりおどけたり・・でも知的でものすごくやり手な・・・
この演奏はあんまりそういう風に思って弾いてない気もするか・・

そういえば、その陰で同じ理由で引き裂かれできた子も殺されてたなんとか姫という人がいたらしいことを最近どこかで読んだ。
悲嘆にくれ川へ身を投げたという話だったと思う。
なんとか姫がかわいそうだ。
お墓があるんだったかな?
墓参り行こうかな・
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家に帰るともうとっくに終わっちゃったと思ってた夕焼けがまだ残ってた。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:4 

プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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