引用

カテゴリをショスタコにするかラフマニノフにするかわからない・・両方てないんですね。

ラフマニノフの晩年の作品でシンフォニックダンスという曲があります。
オーバーチェアなんて言ってると序曲でいいだろと思うけど、交響的舞踊・・・じゃさすがに動きも止まっちゃいそうだ。
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これラフマニノフと、指揮者のユージン・オーマンディでしょう?多分初演のための練習中じゃないかな?
歴史的な瞬間を目撃した・・みたいなのでしょ。
この曲を知ったのはもうおっさんになってからでした。
私にこの曲を教えてくれたのは学生のオーケストラで何の期待もなくたまたま行ってみたコンサートでした。
厳しいことをいえば演奏を人に聞かせるというよりは自分たちの思いでのため・・と言う内容だったと思うけど、曲の印象を強く私に残してくれたんだからい彼らには感謝したいありがとう・・

元々寡黙だったらしいラフマニノフは祖国のロシアに帰れなくなりアメリカに住んでからは心を閉ざしてしまった・・
作曲もあまりしなくなったみたいだ。
そのラフマニノフの人生の最後くらいに突然湧いたものがこの曲なんでしょう。
作曲者とホロヴィッツで弾いたらしい2台のピアノ版も聞いたけど、この曲に関してはオケ版の方が圧倒的に好きです。

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始まってってすぐのティンパニ・・・


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2台のピアノ版で
これは・・・
ピアノで作曲していた段階からティンパニのイメージがあったんだと思う。
音拾ってるだけでしょう・・
オケ曲をピアノで表現するときするとき、同じにやったらダメなんだよ世界みたいなのもあるんですよね。
ラフマニノフだったらもっと違う形でやれたと思うのに・・

偉そうでごめんなさい。




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弱音で予告のように始まるこの曲・・微かな心音というか・・・生きてるよ・・みたいな、
突然軍隊的というか衝撃的にffで強奏されるこの部分、またしても最初の休符を感じないまま聴いてしまい1拍ずれて覚えてしまった・・未だにここはああなってるんだから・・とかいって意識しながら聴いてます。


この部分がそっくりそのまま
ショスタコーヴィッチの交響曲第15番の第4楽章に引用されています。
作曲者がこの曲も好きだったんだよってなことを言っているのかな?
いやもっと、音楽家としての自分の人生はラフマニノフに大きく影響を受けたんだ・・くらいの大きなことを言ってるのかもしれない。
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ショスタコーヴィッチがまたこの曲の中にある引用について謎めいた証言を残していったらしく、その後のコアな聴き手や研究者を振り回し続けているみたいですね。
もうそういうところが彼の作風そのものですよね。
このシンフォニックダンス冒頭の引用も、偶然似てるだけという考えの人もいると思う。
一方、たまたま似ているだけのものまで引用だと言っちゃって・・というのもずっ続いていくんだと思う。
もし、作曲者が全部の引用をすべて詳細に解説したとしたら、そんなのはもう作曲家じゃないと思う。
言葉じゃ言えない音楽を通して伝わる何か・・を残そうとするのが作曲家なんだから。



そういえば大っ嫌いだから引用するというのもありますね。
バルトークがショスタコの7番を聴いて激怒し、自作のオケコンに引用した挙句笑い飛ばしているのが有名です。
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バルトーク、オーケストラのための協奏曲  いっぱい出てきて馬鹿にした笑い・・


また7番のその主題が15番のこの楽章で展開部のパッサカリア主題として引用されている・・
と話がどんどんつながっていっちゃって終わりませんね。

あれショスタコの話になっちゃった。

その7番もそうだけど思うのは、世界が戦争状態になっているようなときでも重要な曲ができると敵国間でも演奏されてお互い聴いてたみたいなんですよね。
なんかそれスゲーなというかそこ感動するとこなのかな・・




最初に戻ってラフマニノフ自身も、自分の最後の大作となるこの曲の中に若いころからの自作の引用を沢山ちりばめているらしいです。

作曲家は作品の中に秘密の暗号を隠していつか誰かに気づかれることを楽しみにしていたと思う。
聞き手はいつも探りながら聴いていていいと思うし、探してあげなくちゃ・・

ジャズ?

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ショスタコーヴィッチという人には彼の音楽の印象から勝手に絶対に笑わない人みたいな暗いイメージを持ってしまっていました。
鉛色の無人の荒野みたいな心・・・とか

この写真の無邪気な男は間違いなくショスタコーヴィッチですね。
若いなー
温かい心を持った人間が一人いたはず・・
共産圏の変なイメージ・・親が本音を話したら子供が密告してみたいな・・のが強すぎてあれですが、
ちゃんと暖かい楽しい生活があったのか。
サッカーが大好きだったんでしたっけ・・
子豚ちゃんがかわいいよなー

彼の最後の交響曲、第15番には過去の様々な曲があるときは露骨に、またある時は密かに、織り込まれています。
彼自身が大好きだったんだと告白しているんだと思います。
この世へのお別れに曲の中へ自分を残そうとしているんだと思うんです。
よくわかりませんが、どうも音楽が無調でなんか言ってるときは自分について語っているんじゃないかなぁ・・

重苦しい第2楽章の後半に無調地帯が出てきますが、
ビブラフォンが歌うシーンがあります。


この楽器は誕生がとても新しいので、基本的にクラシックにはあんまり出てこないというイメージですね・・
ヴォーン・ウィリアムズの南極交響曲に出てきた気がする・・もう25年くらい前に聞いたきりけど・・
1970年のソ連にも普通にあったんだ・・

学校の音楽室にありました・・触ると先生が狂ったように怒ってんの・・
だったらそんなとこに出しとくなよ見たいな・・
選ばれた一部の優れた生徒にだけさわらせるから、馬鹿はあっち行ってろ・・
とは思ってなかったんでしょうが、
小学生のころからそんなことを感じていたらしい思い出・・


ジャズではよく使うんでしょう?
アニメのルパン三世のオープニングテーマはヴァージョンが何種類がありましたが、一番かっこいいと思うのはビブラフォンが歌ったりするJAZZバージョンみたいなのです。

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チェレスタが何か言ってるなと思っているとどんどん下がっていってビヴラフォンにつながる・・
チェロがフラジオで重なってきて・・コントラバスがソロでからんでくる・・
不思議で印象深い場面です。
別な楽譜では注記があって、「電気的な効果なしで」とあった思う。
あの回転してビブラートをかける(周波数じゃなくて音量変化ならトレモロじゃないの?)のはいらないと・・
そりゃそうですねこんな場面で・・


ショスタコが何か自分語りをしているんでしょう・・
そういえばこの人はJAZZが大好きだったらしいですね。
JAZZもいろいろですが、ビブラフォンが出てくるようなのも聴けたのかな?

ここでこの楽器が出てくる意味がその辺りにあったりしたら面白いけどな・・

ジャズとひとくくりにするけど、いろいろなんですよね?
オーディオ店に行くと良くかかっているのはモダンジャズ?
ショスタコのジャズ組曲のジャズはああいうのじゃないですね。
ラヴェルやストラヴィンスキーに出てくるジャズも・・


いつ頃だったか、クラシック音楽しか聴けない自分はおかしいなんて考えてむりやりジャズを聴こうとしたことがありました。でも結局よくわからなかった。
先日テレビに斉藤由貴が映ってるのを見て思い出したけど、思春期に入ってクラシックを知るまでの短い間は流行りの歌が聴こうとしてたよな。
ラジオで何とかベスト10みたいな番組を録音していた記憶があります。
おニャン子クラブとか言ってよろこんでた記憶もあります。
別にああいうのもそのまま聞いとけばよかったのに、あれどこいっちゃたんだろう?


いまも、初対面的なとっかかりの会話で「どんな音楽を聴きますか?」と聞かれる事があります。
クラシックなんて答えると話が途切れちゃってめんどくさい空気になる。
これからは斉藤由貴ですとか答えてみようかな。
ひまわりという曲があったのだけ覚えてる。

生きた証を

ショスタコービッチの息子が親父について書いた本を以前買ったんですが、ちょっと読みかけてそれきりになっちゃって・・
この人幸せだったかな?
この人の場合は社会主義国家から抑圧されて生きたわけですよね。
自分の芸実的信念なんか打ち題してたらシベリア送りんなって命もなくなっちゃうわけでしょう?
芸術家にとって表現を制限されるとか書きたくもない茶番みたいなものを要求され称賛されるというのはものすごく辛く苦しいことなんじゃないかなぁ・・
とはいえ、そこに命を懸けて挑むみたいな方向にはいかず、狭く厳しい枠の中でもうまくやって人生を燃やしきったという印象もありますねこの人。
枠の中で永遠にに咲き続ける花を咲かせた。
大っぴらに口に出すわけにいかないいろんなことを沢山の暗号として作品の中に封じ込めて・・

第9のジンクスなんて言うお話もあるわけですが、ショスタコーヴィチの交響曲は第15番にまで到達しました。
第14番はマーラーの「大地の歌」の影響を強く受けているみたいですが、無調で難解。まだ私はちゃんと聴けていません。
でも次の第15番は無調的なものを含み暗い世界を見せながらも、ちゃんと調性があって解りやすい旋律も聞き取れるし、はっとする場も多く用意されています。
高校生のころ、訳の分かんないような私の耳にも引っかかってくれました。

この曲の完成後、作者の死まではまだ時間があたんだっけ?
周りの人は第16番、第17番も当然あると考えていたのかもしれませんが、作者はどう考えていたんでしょうか。
この曲は交響曲としては最後のものだと思っていたんじゃないかなぁ・・
自分の作品を聴いてくれるこれから先に生きる人たちへ向けたお別れのメッセージなんじゃないかと思ってみたり。

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ショスタコーヴィッチの交響曲第15番のテーマは自分じゃないかと思います。
もともと作曲家の作品というのは全部自分表現なんですけどね。
自分の姿を残そうとしたというか・・
自作多作いろんな音楽が引用されていることが有名です。

色々あるらしいですが、ものすごくわかりやすいところで・・

第1楽章はおもちゃ屋だっけ・・作者の子供時代を回想しているんでしょう。
でしょうじゃなくて作者がそう言ったんでしたっけ?
そこに
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ウイリアムテル序曲が露骨に出てきます。

子供の頃、これで音楽に目覚めたのかなぁ・・
心に焼き付いているものだったんでしょう。

初めて聞いたときはびっくりしました。
長々続くんじゃなくて、すぐに元の音楽がかぶってくるんですよね。



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第4楽章の冒頭

ワーグナーの神々の黄昏から「運命の動機」が引用されて・・・


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「神々の黄昏」でジークフリートが死ぬところ・・・


ずっと、死を予告するような場面で鳴っていたこの動機・・
ここで作者の死を予言してるんでしょうか?
でもなんかそれだとあまりに単純ですかね。
ワーグナーが好きだったのは好きだったんでしょう。

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始まってからの弦楽器の歌にも織り込まれています。


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2楽章冒頭のコラールもこれを予告していたわけですよね?




芸術家みたいにその作品によって自分を永遠に残せる人はすごいですね。
私も設計をやっていますので自分の考えたものが世の中に存在したりはしますが、そんなもん別に私じゃなくてもいいんだろうし、時期が来たら廃棄されちゃったりして・・

普通の人が自分の生きた証をこの世に残すというとやっぱり子供ということですか・・
そこ勘違いしすぎると昨日のフランクの親父みたいになっちゃうんでしょうかね・・

大げさみたいですけど、ブログって一般人にもそのあたりを少しかなえさせてくれるものじゃないかと思うんですよね。
永久に残るなんて言うのはないけれど、少人数でもどこかの誰かに自分の考えたことを読んでもらえたと思うと、なんだかうれしいですよね?
私はうれしいんだよなー

押さえつけられて咲いた花

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庭のこの木と実、スダチだと思っていたんですけど・・
はずかしいですが実はなんなのかよくわからないんです。
先日某所で実のついたスダチの木が売られているのを見たんだけどなんかこれと違った・・
でもカボスとも違った・・
間違いなく柚子じゃない。デコポンであるわけがない・・
植えたのは父親ですが、生前ほとんどまともな会話がなかったので・・


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Wikipediaでセザール・フランクについて読んでみたら、
いわゆる過干渉で毒親みたいな親父に支配されることに耐え続けたが、結婚を反対されたことを機に決別した。
みたいな話が印象に残りました。
なんかこう、この人の音楽ってそういう人の曲だなーという気がする。
親父から解放された後も作られちゃったあるべき自分の中で頑張ってたんじゃないのかなぁ・・
まじめで控え目な人格者だったらしいことをどこかで読みました。

酔っぱらえばただのエロじじいだった・・とかないのかな・・
髭かもみあげかしらないけど羊の神さまみたいですよね。
歴史的な人物の伝承って、書き手の都合に良い方向にバイアスがかかっている事が多く鵜呑みのしてはいけないと思うんですが、この人のその後の出来事を読んだら泣きそうになった。
なんでそんな風でいられたの?
押さえつけられた生い立ちの影響みたいなものを勝手に想像してみたりして・・

中学生の頃、
日曜日の朝、NHKホールのオルガンを活用した「オルガンの調べ」という番組があって毎週聞いていたのですが、そこでテープに録音した中にフランクのコラール第3番ニ短調がありました。

まだ訳の分からなかったような(今だってわからないけど)ころからこの曲聴いていたんですね。
バッハとかブクステフーデとかバロック音楽に慣れ親しんできた頃だったのでこの曲を聞いたときにはびっくりした。
旋律とか和声とかもそうですが、まず音量が変化したのに驚いた。
バロックのオルガンはそんな音量変化なんてさせない。それしか知らないのでそういうものだと思っていた。
驚くというか受け入れられなくて気持ち悪い・・なんて思ったのを覚えています。
でも中間部のあのメロディが刷り込まれてしまいいつも頭の中で鳴っていました。

この曲とても有名みたいでコンサートでよく取り上げられるみたいですね。
私も複数回実演で聴きました。
魅力的な旋律と(わかれば)わかりやすくておいしい構造をもっていますかね・・

この曲もなんかこう、抑圧されてますよね。
笑うにしてもまじめな顔してこうしなきゃいけないだろうという自分が、こうしなきゃいけないだろうという風に笑うというか・・
でもその押さえつけられた枠の中で精いっぱい花を咲かせてるんだよみたいな。

中間部のクライマックス
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主題が足鍵盤にオクターブで現れます。
これ、知ってると実演ではやってるところを見たくなりますよね・・両手両足開いて重々しく弾いている見た目もクライマックスというか・・・
ここをあっさり通り過ぎられるとちょっとあららと思ったりして・・

もっと注目したいのはその先で、左足で低いEを押したまま右足をクレッシェンドペダルにかけて音量をすーっと落とす・・・
ここがなんとなくちいさくなったのかな?くらいな印象だとつまらないんですよね・・
落ちた感がはっきり感じられるかどうかに勝手に注目して聞いていますという・・


あれ?、これ演奏も音もいいけどリアルオルガンじゃないのかな?
ただのシンセサイザーのすごい奴かな?

ラジオ番組のオルガンの調べというので本当にいろんな曲を教えてもらいました。
弾いていたのはいつも日本人のプロのオルガニストか音大の教授か言っていた気がする。
TVでN響の演奏をさんざん見たからNHKホールも自分の記憶の聖地みたいなところはあります。
でもなぜかまだ1度も行ったことがない。
あのあさってみたいなところについているオルガンを聴いてみたいかなぁ・・
オリンピックが終わったころに建て替えるんでしたっけ?
聴けずじまいかな・・


親父とは、余命がいくらもないと悟ってからできるだけ会話をしようとしました。
短い時間だった。


まだやってる

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日本中どこでもそうかと思いますが、うちの近所の山も山頂付近まで人の手が入って杉か檜が植林されています。
でもずっと手入れもされていないので中は結構悲惨?
はずれの日の当たるところにある木はかなりの太さになっているのに、中は私が子供だった35年前から変わっていないようにも見えます。
色々あって仕方ないんだろうなぁ・・

昨日、音楽を聴く部屋をヒノキの香りで満たしたいなんて書きまして・・・
私はアロマ何とかみたいなおしゃれ世界からは最も遠いところで生きています。
ですが、性懲りもなく精油とかいうものについて調べてみたりして・・
あんな加湿器みたいなのは嫌だと思っていたら
その精油というのだけ噴霧するような機械が売られているんですね。
静音と言いながら若干音がするとか、案外すぐ瓶の中身がなくなっちゃいそうだとか、掃除しないとつまるとか読んでいたらちょっと冷めちゃった・・
芳香剤みたいなただ置いとけばいいやつがいいなー
この製油っていうのを鼻の下につけといたらどうなんだろう?
そういう馬鹿なことを言っちゃいけないのか・・

そんな機械を見ていたらSONYの製品が出てきた。
久しぶりだなSONY。
かつてオーディオだけじゃなくていろんな分野をけん引して輝いていたSONY・・
周りに合わせた汎用規格なんて絶対に採用せず、意地になって独自の規格を打ち立てて走ろうとしていたSONY・・
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この機械の説明を読んでみたら笑った。
※本製品のご使用には、別売の香りカートリッジ「AROMASTICカートリッジ」が必要です。
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またやってるその路線・・
汎用のオイルを使えるようにすりゃいいのに、においの元みたいなものまで規格を作ってそこで儲けようみたいな手法でやってた・・
なんか貫いてるなぁ・・
使い手は毎回変に高いカードカートリッジを買うんでしょう?
自分の好きな香りってのは問答無用的に使えないんでしょう?
変な枠つくちゃってるせいで使いにくくて売れないと思うんだけどなぁ・・

初めて買ったCDプレーヤーはSONYのものでした・・2代目も・・3代目も・・
CDのフォーマットを決めたのはSONYとPhilipsですもんね。
すごい会社なんですよね。
SACDもリッピングできないとか変な制約をつけなければもう少し展開したかもしれないんじゃないのかなぁ?
Philipsももうオーディオなんか全面撤退で医療機器しか作らないんでしたっけ・・
先日、シャープペンの芯のケースにSONYって書いてあって、最近はこんなもん作ってんのかぁ・・と思ったらそれUSBメモリだった・・

合成のインチキ香りでもいいからスーパーで売ってるトイレの芳香剤みたいなのでひのきの香りというのは・・
あるかと思って探したら全然ないんですね。
ひのきの端材はすぐに乾いちゃって匂いがしなくなるのを経験済みなので・・
まぁ結局なんにもかわないなこりゃ・・
いつ頃からか我慢ばかりする癖がついて何かを手に入れて心が潤う・・みたいなところが干されちゃってるんだよね。
車買っても盛り上がらないんだもん。ちょっとまずいかな。

香りと言えばスクリャービン。
優れたピアニストでもあったこの作曲家、はじめは技巧的でロマンティックな作品を書いていたのに途中から神秘主義だか何だか言い出して変態化していきました。
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なんかやばそうですよね?
変態化してしまってからの交響曲第5番では鍵盤を押すと音に応じた光を放つとかいうピアノを使うことを指定しています。
当時の技術じゃ故障だらけで実際使えなかったらしいですが・・
音楽に視覚的要素を取り入れようとした。

そういうことが簡単にいくらでもできる現在、それをやったらかなりチープな結果になると思う。
この変態作曲家の頭の中で炸裂してたのはそんな物じゃないんじゃないかなぁ・・

その交響曲第5番をブーレーズが指揮したCDを先ほどを聴いてみましたが、今のところ私には全然理解できません。

この作曲家はさらにその先、お香かなんかで嗅覚にも訴える作品を考えていたみたいです。

昔、クラシックのコンサートも照明やドライアイスを使って積極的に演出すべき!
と力説している人がいました。
いろんな考えがあって、実際行われてもいいんだと思います。
でも俺はそんなことやりやがったら二度と行かねーぞそんなもん。

このエチュードは大好きです。
神様が出てきて、「一曲だけ弾けるようにしてやる。どれがいいか?」
と言われたらこの曲でお願いしたい。
ホロヴィッツの演奏がまた・・・
第2主題のこのきざな歌いようはなんだ・・

休日とかペンキとか

最近また暑くなってきたので音楽部屋へは入れません。
窓を開ければ働き蜂の大軍。ずっと同じところに集って休んでいます。
働いてないじゃんか・・俺と同じだな。


少し離れたところあって、前から気になっていた喫茶店へ行ってみました。
通が集まるみたいなとこだったら嫌だなと思ったけど、素朴で落ち着いたいい所だった。
さほど大きくなく、隅々までなんか気持ちの入ったような店内。
入ってきた私たちをちょっと見て、店主と対面にならない奥の席を進めてくれた。
(そういうの苦手なの見抜いたのかなと・・考えすぎかも)

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マスターが探る感じで話しかけてくる・・・こちらの初対面じゃ盛り上がれない感を察してスッと引いてくれる・・
窓の景色が違って見えるころにまた来てみたいと思った。いい時間を過ごすことができました。

なんとなくこれで満足してしまい、もっと遠くへ行くつもりだったのに適当に遠回りして家へ帰ってきた。前の車を買ったときはとにかく遠くへ行きたくてずっと走っていたのに。
青森は印象的でよかった。下北半島は本当に青い森、ヒバ?よくわからないけど、どれだけ走ってもずっとヒノキの香りに包まれていたという記憶が。

私はなぜか子供のころからヒノキの香りが大好きで、あの香りに包まれていると幸せな気分になれます。
音楽部屋をヒノキの香りで充満させて音楽を聞けたらな・・とずっと考えているんだけど、無印良品で売ってるあの水蒸気みたいなのが出る奴は部屋が湿気そうでいやだ・・
精油っていうのは蝋燭であぶるやつかな?
お香みたいなのも売ってるけど光学系(CDプレーヤーのレンズのこと)があるのに煙・・・とかいちいち考えちゃうところがダメおっさんだね。
壁に色がついちゃったりしないのかな?


いつだったか・・ホームセンターに壁紙の上から塗れる塗料というのがあったので音楽部屋の壁に塗ってみました。
楽しく塗れて安価で簡単に部屋をリフォームできたような気になり満足。
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この塗料、普通のペンキみたいにカピカピにならないで触り心地はマシュマロの表面見たいというか・・
興味のない人はなんだそりゃと思うかもしれませんが、こんな物でも塗ると壁の反射音の周波数特性が変わって、音楽を聴いたときの印象が変化します。
音が落ち着いて嫌な何かが減った気がしたんですよね。きちっと計測してFFTで見たとかじゃないですけれど。
ネット上のマニアがよく言う激変!というのじゃなくて、わずかな違い。
でもそのわずかな変化を得られるという事が・・すごく大きなことだったりするわけなんです。

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こんな変形した狭い部屋で聴いています。

オーディオマニアも色々な人がいて、音質追及のためと称し一般人には不思議な物体を好んで買い求める人がいます。
しかしその割に、「音の良くなるペンキ」は見たことないな‥
適正価格の50倍くらいの値をつけると逆によく売れそうだけど。

私はやらないですけどスピーカーとかオーディオ用のラックなんかを木で作るときにも楽器と同じで音の良い木、みたいな話があります。ヒノキは間違っても出てきませんね。柔らかすぎるのかな?
音楽聴く椅子をヒノキ製の台でかさ上げしているんだけどあっという間に乾いて匂いしなくなっちゃった・・

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このラックみたいなのはホームセンターで普通に売っているパイン材。
マニアは笑うんですよ。そんなんじゃ駄目だって。
CDは聴かなくなってしまったのでSACDPはDAC(デジタル信号をアナログ信号に変換するもの。精度を上げて音楽を聴こうと思ったらここは大事・・)として使っています。
トレイみたいな動くところをずっと動かさずにいるとベルトとかギアとかが壊れてきます。
だからたまに何も入れないけど開け閉めしてやる・・

なんの内容もなかったので曲でもどうぞ。


Bach "An Wasserflüssen Babylon" BWV653
この曲もいいなと思います。

心にもペンキ塗って落ち着かせたいけどなぁ・・
間違って肝心なとこまで消しちゃいそうだよな。

うちの嫁さんはクラシックなんか全然聞かないんだけど、兵士の物語の行進曲にはまったらしく、朝からふざけて歌っている。
ちょっと楽しい。

ハチ

帰宅すると妻が変な顔をしている。
うちのなかにはちがいる・・

窓開けときゃ出てくんじゃないと言うと
開けといたら4匹になった・・

あっ

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長い梯子がないと届かないようなところに巣を作り始めたのを見つけてはいたんだけど、届かないからほっといたらこうなってた。
アシナガバチで温厚なので、悪いけどうちの中の4匹には殺虫剤で落ちてもらった。

翌朝また妻が騒いでいる・・
あっ
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ボンタンの木で休む働きバチの群れ・・・
よし殺虫剤2本で落としてやる・・・と近づくと・・
もっとうじゃうじゃな集団が他の所にも・・・
あまりの数に圧倒され、一匹でも仕留めそこなうと痛いかなぁなんて思ったら気分で負けてしまった。
業者さんに聞くと忙しいのでいけるのは来週以降になります・・・
まぁいいか。じっと見て目が合うと?羽を広げて威嚇したりもするけど、ほっとけば襲ってこないのは知ってる。
来週巣ごと外してもらおう。

蜂なんて自然のものだから風流だなくらい言っといたっていいのかもしれない。
かわいいと思えばそう見えなくもない。
スズメバチだったらそうはいかないけど。

生きていると、いろんなことが起きたり、起きそうだったり、何かが変化したり・・
いちいち過剰に受け止める癖があるので心が大騒ぎをして、疲れる。
でも、あれらは何かを私に教えてくれるために誰かが提示してくれているヒントなんじゃないかと思ってみたりする。
ただ具体的に何を示していてどうしたらいいかなんて言うのは教えてくれない。
自分で勝手に考えなさいということみたいだ。
考えを間違えると無駄に疲れたり、ふさぎ込んだりする。
ハチの騒ぎで出掛けるのが遅れたけどお陰で会うかも知れなかった事故を避けられてたりして。
本当にヒントだと思って眺めてられるようになれば楽だろうなぁ。
なんか、インチキ本の気休め能書きみたいだけど。


なんとなく読んだだけだけど、ストラヴィンスキー「兵士の物語」には心惹かれます。
何か勝手に深読みというか別な意味を考え続けていてもいいと思う。
自分に置き換えてみたり・・
自分を陥れる方向に働くあの悪魔は実は自分自身なの?

この曲、プルチネルラより前なんですね・・
初めてCDを買ってきたとき、ペトルーシュカみたいなのを勝手に想像しながら聴いてあまりの違いように倒れた。
それっきりしばらくほったらかし。
今はネットで曲の情報や、動画や、裏話や何でも分かるようになった。
昔は聞いてみて受けた印象感想そのもので勝負というか・・

どうでもよくなったころにどうでもいい気持ちで聴いてみたら意外に引き付けられた。
作曲者自身の編曲による室内楽版も面白く聞ける。
音楽だけ聞くなら室内楽版のが面白いかも・・

ドラマ

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晴れた摩周湖を見るとってありませんでしたっけ・・

職場で若い奴が小声で相談してきた。若いったって30過ぎてんのか。
彼女ができ、その子が結婚を望んでいるという。
将来が不安だ・・結婚していいのでしょうか?その他・・
だそうだ。

昔、同じようなことを同じように聞いた覚えがあります。
結婚っていいよと言ってくれた人はそのあとすぐ離婚したらしい。
死んじゃいそうな顔でやめた方がいいよなんて言った人がいた。
そんなの聞いたってしょうがないんですよね。

どうなるかなんてやってみなけりゃわからない。

人に言えない話を含め、真顔で真剣に答える。
声が大きいですよとか言われながら。
あいつがどう聞いたかは知らない。
こういう時の回答は自分へのフォローなんじゃないかなぁ・・

若いやつの幸せそうな話を聞いて一日嬉しかった。
よかった暗くなるとかじゃなくて。


最近ブログを書いてると出てくる広告が婚活みたいなのばっかりだ。
サービスの案内じゃなくって結婚してみるのもいいよみたいなPRになっているところに今を感じる。
数日前には結婚のご案内とか言う勧誘の電話がかかってきた・・
もう15年くらい前から何度かかかって来るけど必ず声がおばさんなんだよね。
いつもおなじところなのかな?
多分あれでしょう?・・話にのるとアジア系外国人をご紹介みたいなの・・
お金だけ取られて泣き寝入り的な・・

そういえば近親者が癌でもう手の打ちようがないというとき、
一回分何万円みたいな怪しい粉が登場した。
ネット上にこれで助かった人たちの証言がある・・・みたいな。
訳ねーだろ、と思いながらもひそかな期待をかける。
人は心のよりどころがなくなると、インチキだとわかっていても大金を出してすがったりするものかもしれない。
そこへつけ込むような人間には罰が当たる・・かといえば当たったりもせず、ウハウハなんだと思う。
正しい、間違ってるは関係ない。
世の中強い勢いでやったもん勝ち。
笑ったもん勝ち。
うんざりするけど仕方がない。

いろんなことが起ってうろたえそうになるけれど、何かでっかいものがそうしたことを通してこの世のありようを教えてくれようとしているのかなとも思う。

最近はそんなすごい力が働かなくても、ブログでいろんな人がこの世のありようを教えてくれる。
結婚したその先が勝負の舞台なわけでしょう、みんないろいろあるみたいだ。
当たり前か。
そういう自分も書けないようなことを抱えている。




プーランクという作曲家にピアノ協奏曲があって、その冒頭がTBSとかのそれ系ドラマのテーマみたいだなと昔から思っていました・・


いいたいのはそれだけ・・

プーランクがアメリカへ演奏旅行に行く際自分で弾くために作曲したものらしい。
3楽章にはなんだっけよく聞くあの曲が引用されていたりしてアメリカ人さんに向けてサービスしています。
でも実際受けが悪くてがっかり・・だったようなことをどこかで読んだ。
昔ちょっと聞いてそれっきりだったんだけど、今聴いてみると結構いい曲じゃないかこれ・・
いいかにもプーランク的なぶっきらぼうに色々出てきて構成感とか全然感じない音楽・・でもいろいろしゃれてて・・
プーランクってこういうのだっていうのが自分になじんできたからな・・
これからこれも聴きましょう。
いいこともあるもんだねー

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手書き楽譜もいろいろだけどまた癖のある感じで・・

プーランクは両方いける人だったみたいだ。
両方いけるというのがどうしても感覚的に理解できないが、そんなことはわからなくても彼の音楽は十分に楽しめる。

みがまえる

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この絵面白いですよね。
マーラーがどんな指揮をしていたか、どんな演奏をしていたかを想像させてくれる。
でもこれ、インパクトのある場面ばかりを集めているから全体的にどうだったかをここから感じちゃうのは違うのかもなぁ・・
バーンスタインの指揮なんかこんな感じですかね。あんな飛び跳ねたりとかはしなかったんだろう。ここに描いてないし。



楽譜を見てるだけでで楽しくなっちゃう作曲家マーラーの交響曲7番で1楽章の再現部で第2主題部へ入っていくところ、

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最上段にNB.↓ というのが書いてあります。
NB.というのはマーラーのスコアにはよく出てくるんですが、「注意」ですか・・欄外をみるとごちゃごちゃ書いてあるワクワクポイントですよ。
ドイツ語読めませんが、「↓ ここで全員身構える」だったと思います。
これは見た目的な指示じゃなくて、そういう音で・・という意味がまず来ると思うんですけど、見た目的な格好も演奏の一部ですもんね。
よくジャケ写で指揮者やピアニストが会心の一撃みたいなのを降り抜いてるところ・・のけぞるというか・・あんなのでしょう・・

音的には全員がそろって尋常でないないアクセントみたいなのがかかった音・・
無理矢理止められてたエネルギーが一気に放出される!みたいな感じでしょう・・

どちらかというと作曲家じゃなくて指揮者が練習で言うような内容じゃないかなぁこれ・・

ついてる強弱記号が全部ffなんじゃなくてsfと描き分けてるところがマーラーですよね。
その前の小節もいろんなパートへのダイナミクスの指示がみんな違ってたりするでしょう・・
こういうの見てると、ただ情熱的に動き回るだけの指揮者じゃなかったと思うんだよな・・
無駄にパフォーマンスみたいな動きをする指揮なんかくだらないとか言ってたような気がする。



ショルティ、シカゴ響・・これですよこれ!
ちゃんとここで音が爆発的に解放されてます・・
っわぁー!!!って・・
しびれますねぇ‥


YouTubeで映像的に身構えてるのを見ようと思ったんだけど・・なんかみんな以外と普通なんだよね・・
まぁ見た目はいいとして音もふつうにサラット流れちゃってんの・・
なんだよこれ、それじゃマーラーの音楽じゃないじゃんか・・


演奏でスコアの細かいところに気付かせくれるブーレーズ。
でもこういうのは嫌いなのかも・・
この音はむしろ若干抜いてる感じ・・これわざとでしょ?
ここはこうだけど、ちょっと聞いた印象ではこれもいい演奏ですねこれも・・
管楽器旨いし・・

いかにもやりそうなこの人

指揮者はやってますね・・この人書いてなくてもいつもこんなだけど・・
肝心の音はどうでしょう・・ホルンは答えているけど・・もっとバァーって・・・きてもいいんじゃないかなぁ・・
録音の関係でそう聞こえるだけかもな。


この先、弦を主体に第2主題の変形を歌いますが私はここが大好きです。
いろいろカッコつけた演出や芝居を見せてくれてきたんだけど、ここへきてこの作曲家やっと本音を歌い出しやがったな・・みたいな・・
それも演奏によるか・・
ここは歌ってほしいなぁ・・
いい曲だなぁこれ・・


手抜き?解釈?

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マーラーの交響曲の第7番にはグロッケンがオクターブでトリルをやるところが何カ所かでてきます。
一人がバチでオクターブのトリルをたたくというのがどうしても想像できない・・たぶん不可能でしょう。
どこかにできる人もいるんだろうけど、そんな曲芸をみて喜ぶとかいう場面じゃないし・・
ラヴェルででてくるあのチェレスタみたいな鍵盤付きグロッケンなら・・でも実演にいったときあんなのあったっけ?

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と言うことでフィナーレの該当個所をみると・・いかにも二人でやってねと言う楽譜・・mit beiden handenは二人でと言う意味?

しかし映像作品みたいなもがたくさんでてくるけど、何でここ大事でしょってところが映っていないんだろう?
指揮者の表情が重要な部分ってのもあるけど、ここそれじゃないでしょってとこでもおやじが映っていて・・・
でブーレーズが指揮している映像をみると二人どころかグロッケンを2台置いてやっているのがしっかり映っています・・


へーこれ面白いよね!

もう一つハイティンクの古い映像ががあったんだけど・・・
記事上げる前に削除されちゃってみられなくなってしまいました。
一人でやっているところが映っていたんですよね。
たぶんトリルはやってなくてオクターブのトレモロで・・聴いていて違和感は感じなかった・・
楽譜通りではない訳ですが・・・これは手抜きと言うでしょうか?こういう解釈といえるでしょうか・・
よく、そういう風に聞こえればいいんだよ!と演奏者はいいます。
でもマーラーは目で聴く作曲家ですもんね。

1楽章にもあります。
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ここは二人でと言う楽譜になっておらず、ふつうに書いてあります。
ちがうか、5線は一段だけど縦の棒でつながってないところが二人でやってよという意味なのかな・・よく見ると休符も2パート分書いてあるのか・・
それじゃ一人でやってる演奏は楽譜通りじゃないってことなんじゃ?

ハイティンクのはやっぱり一人・・・って消えちゃってみれません。
ブーレーズのは映ってなくて解らない・・

マーラーが鍵盤付きグロッケンを知ったらやっぱりそれ相当の何かを書いたかな?
考えたってしょうがないか。

この曲、マーラーが自分で振ることのできた最後の曲ですね。
調べないで適当な記憶で書きますが、コンセルトヘボウだったっけ?
同じシリーズで何夜か降ってそれで終わりだったと思う。

この曲相当な自信作だったらしいし、突然の感染症による死がなければ何度も取り上げたでしょう。
このグロッケンみたいなところに対する具体的な解決策もスコア上に明確化されたと思う。
さらに、作者の期待とは裏腹に長年駄作扱いされてしまったこの曲の未来も違ったんじゃないかという気もします。
考えたって仕方がないことではありますが、
マーラーが好きだと思うとそんなこと言ってみたくなりますよね・・