ちっちゃな範囲で生きてるけどトルコ

行った店が臨時休業だった。
ほかを探すとタイ料理・・・面白そうだけどパクチーとか謎の味で食えないリスクが・・
あ、トルコ料理。
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街の真ん中過ぎて駐車場なんかない訳だけど裏手のコインパーキングが良心的価格でよかった。もう少しとったって入るだろうとか余計なことを考えながら。
入ってみると先客が席に着いたところ・・どこでもいいですよと声をかけてくれる店員さんはまた俳優みたいな外人さんで流れ的にトルコの人だろう。
ランチメニューはいくつかあったけれど今月はこれ!みたいなのがあったから何だかわからないままこれを・・とお願いする。
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まず出てきたスープにはニョッキのちっちゃいようなものがたくさん入ってた。
味はミネストローネみたいでおいしい。
トルコのガイドブックみたいなものがあったので眺めてみたり・・雪が降るのね・・イメージと違った。
クラシック音楽が好きなのでドイツ・オーストリアとかに行ってみたいと思ったこともあるけれど、行って面白いのはトルコの方かなぁ・・
しかし私は二十歳代の頃は飛行機が乱気流で落っこちそうな挙動を見せても笑っていられたのに、今では水平に飛んでても恐怖から逃れられないようになってしまった。
脳とか神経の病気か?あたまがおかしいのか。
死にたくないという気持ちが強くあることはいいことではある気もするけど。
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そしてやってきたミックスケバブ。
鶏肉と牛肉のミックスっぽい。
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ついてきたパン。
私はまた何にも考えずに平べったいナンみたいなパンがついた定食なのかと思い普通に食べ始めちゃった。
でもこれ
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ここに肉と野菜を入れ、あのオーロラソースみたいなのをかけるんだよねきっと・・
きっとじゃなくて絶対そうですよね。
やってみたらおいしかった。
でも定食みたいに単体でも食べちゃった。
パンじゃなくてご飯も選べることになっているみたいだけどこの日は問答無用でパンが出てきた。
こっちを食ってほしいのかな。
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トルコ式アイスティーは普通に美味しかったけれど特別トルコ感というものはよくわからなかった。
ちょっと調べるとトルコで最初に栽培されたお茶は日本から輸入されたものだったと書いてあってそこに驚く。
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あのおっさん誰?そんなこと言ったら怒られるような人かな?
Wi-Fiもとんでたとか今風なことを書いてみる。
でもパスワード打ち込むのめんどくさくて使ったことがないしそんなもんいじってると嫁さんに怒られると思う。
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写真を撮っていいですか?と聞くと
うちは小さな店だからうえが鳥でで下が牛の2段です・・とか笑顔で
調子に乗って話しだし、間違えて豚も?とか言っちゃったらちょっと強い口調で
豚はない。
あそうかイスラム・・
ちょっとむっとしてたかも。
ごめんなさい。

BGMにトルコな音楽が流れていて面白い。
向こうの流行歌なんだろうけどトルコの梅沢富雄みたいなのとか・・

https://www.youtube.com/watch?v=WylT5T-obsk
ハチャトリアンは昔ソ連の人と覚えたというかそれはそれで間違いではないんだけれど、バレエ音楽なんかに強く感じる民族音楽色はロシアとはかけ離れたオリエンタルな香りに満ち満ちていて・・
彼はアルメニアの人だというのはかなり昔から知っていたけれど、改めて地図を見てみるとアルメニアってトルコの隣なんですね。
とはいえ隣だから近いというのもおかし魔間違いなんでしょうけど。
静岡県は愛知県の隣だからといって味噌カツや赤だしがいっぱいなわけじゃないし・・。

お店の人、トルコ料理は世界三大料理です。歴史はすごく古くて・・
とか言いながら少し誇らしげだったから偽トルコ人とかじゃない本物なんだと思う。
こんな田舎へきてお店を開いてくれてありがとう。
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伸びるアイスは
餅みたいというか・・全体が雪見大福みたい。
でもあれですよねもっと伸びまくるんじゃなかったっけ・・
バニラということだったけれどバニラ感は控えめなシンプルでおいしいアイスだった。

昔イベントみたいなのにいったらトルコ人の出店があってケバブサンドみたいなものを食った。
メルハバーンとか歌が流れてたりして・・あの後すぐ伸びるトルコアイスが流行ってコンビニでも売ってたけど最近見ないな。
イベントの帰り、満員の新幹線で3人掛けを向かい合わせにした若いグループがいた。
話を聞いていると若い銀行員で職場の仲間。よくあるように一人二人が猛烈な勢いでしゃべり後は聞き役に回る。
自分はいかに仕事ができるかをさんざん吠えた後、部長が留守の間にあの椅子に座ってみたと何度も繰り返し闘争心むき出しの・・・
始めはあれくらいでなくちゃね。そのうち何も言わなくても明白な位置関係が確定していったんでしょう。
あれもう15年くらい前か。
彼は今頃首尾よく出征して部長だか支店長になったりしているんだろうか?
有力取引先の社長を集めてゴルフとか旅行、根回しとか調整とかめんどくさそう。
私が嫌いなだけでそういうのバンバンこなしてどんどんやっちゃいたい人もいるんでしょうね。
さらに昔、訳があって銀行にいられなくなっちゃった人と話す機会があった。
ずーっと自分は如何に優れているかという話をしていた元出世頭なその人がぼそっと
地味で影が薄く、余計なことは一切しなかったようなのが今生き残って偉くなってるよ・・・
と言ってたのを覚えてる。
何が正解かなんてそれぞれだろうし、全部どうでもいいけど。
40を迎え自分はこのままじゃだめだと思ってからもう5年。
若いのがワーワーいってうるせーななんて思ったあの時、考えてみれば自分も若かった。
隣の席にはまだ嫁さんじゃない嫁さんが疲れて寝てた。
それでいいじゃない。
あそれだけじゃない、今これを書いてるときの心境は
自分を信じろなんてよく聞くけどそうだよなぁ・・というもの。
こういうのリアル実態に合わせて変動しちゃうけど、未来を信じて進むところは進む、じっとしている方がいいところはそうする・・

街の真ん中というか
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なのにこのトタン感がいいなと思って。

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大事なのは受け手の心なんていってみる。

別な店に行ったのだけどこの日はちょっと縁がないみたいだった。
他を探すと付近にフランス料理の店。
高くて行けないと思ったけれどランチがあるらしく、そんなに高価なものじゃないような気がしたので。
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テーブルの上にラムネのでっかいようなのが置いてある。
なんだこれ食えんのかな?
その後店員さんが来て水を灌ぐとむくむく伸びてこれはお絞りでしたーみたいな演出があったらしいけどトイレ行ってて見れなかった。
間の悪い客でごめんなさい。
ランチはグラタンやパスタなど3品。でもごめんなさいこれは・・と一番オススメらしいのはもう品切れ。
大丈夫、かまいませんよ。
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かぼちゃと何とかのスープと、サラダについてるパテの下にあるのはイチジクソースの・・なんだっけ・・
BSの美食番組でパテとか言ってるのを見てそんなのを食ってみたかったのでちょっとだけ盛り上がる。
幼いころ、フランス料理と言えば高貴とかお金持ちみたいなものの象徴だった。
アニメかなんかを見てそう思ったのかもしれない。
クラシック音楽にもそんなイメージがあったけれど自分が好んで聴くようになったこと自体がそんなのは浅はかな誤解だと教えてくれる。・・この先色々書いたけれどどうしても人を攻撃する内容になってしまうのでやめ。
音楽は求めれば人間界の隅でくすむ私にもいつでもどこまでも答えてくれると信じている。

考えてみればフランス料理なんて食いに行ったことはないかもしれない。
むかし人に招かれて行った高級料理もイタリアンかなんかだったと思う。
イタリアンは気軽に入れるような店がそこら中にあるのに、フランス料理というと高価な店ばかりになっちゃうのはなんでだろう?
・・と思ったけどビストロとかカフェとかもフランス料理店なのね。
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さあ次は何を見せてくれるのか・・
と思ったけれどランチにそんなもんはないのか。
でもこのカキとペンネのグラタンは美味しかった。
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橘アールグレイティーだったけ。
乾燥させた実?が舞っていてきれい。
お店の人は感じのいい人だった。
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あの砂と空気は周りのガラスが割れてしまうまではこの中に閉じこもって一切外の世界と触れ合うことはないのね・・
子供のころ昔の洋画か何かの中で気が付いたら地中に埋められた棺桶の中、どんなに叫んでも蓋をたたいても‥みたいなのを見てトラウマになった。
あんなの絶対ごめんだと今でも思うけれど、実際精神的には自分で作った枠の中に隠れ閉じこもって生きてきたしいきてゆく。

このお店に来たもう一つの理由は店名がポロネーズだったから。
ポロネーズと言えばショパンでポーランドの舞曲じゃないの?と思ったけれどポロネーズはフランス語だそうだ。
ショパンと言えばポーランドへの強い愛国心と自作への影響だけど、嫌地がフランス人だったり自身もパリへ出たりで何となくフランスのイメージもある。
でもフランス音楽というのとはまた違うと思う。
彼の音楽はまずショパンの音楽という独立したところにあってもうそれだけで十分。

https://www.youtube.com/watch?v=RQb32EA1bCQ
ショパンのスケルツォ第2番を聴いたのも音楽に興味を持ったばかりの頃。
なんとなくショパンに対してもっていた少女漫画みたいなイメージは全然ちがう間違いだと思うようになったのはこれを聴いたからだったか・・
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開始のこのもにょもにょは
黒いミミズが顔を上げてるみたいで悪い冗談かと思った。
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いきなり下端、上端からffで始まるこれにも衝撃を受けた。
なんだこれ!?
多分、こういうのを始めて聴く当時の人間と同じような衝撃体験をできたと思う。
こういうの、慣れちゃったり年取って鈍化してくると麻痺して感じなくなっていくんだよね、
弾いていたのはルービンシュタインじゃなく、でも今となっては誰だったのかもわからない。
ブラジル出身の・・と言う解説を読んだような記憶もあるけれど。
結構ガンガン弾く人で
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この終結のあたりは気が狂って暴走しているのかと思った。
思いながらも何度も出てきたあの衝撃的な下端のDesと上端のF単音が最終音として響くのを聞くと作者も
これ、おもしろいだろ?
と言ってるんだなと感じ・・
まだ本当に何にも知らない頃。
なんとなく明るかった。
ショパンっていつもどんなもん食ってってたんだろうな。
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ランチメニューのうち一点が欠品だったことを詫びながらよかったらと焼きたての小さなマドレーヌを。
ありがとう。
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お城で出てきそうな綺麗なカップですよね。
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嫁さんにどうだった?と聞いたら美味しかったけれど高い。だそうだ。
高い店連れてけみたいな人じゃなくて良かった。
BGMはよくある感じとは全然違う70年代の洋楽?みたいなのがずっと流れてた。
壁にそれ系のアートみたいなのがかざってあったり、多分オーナーさんの強い好みなんでしょうね。
私は多分夜はいけないけれどきっとここはとてもいいお店。

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迷路の中で

先日行ったのとは全然違う場所にある別荘地に分け入りあるカフェを目指すのだけれど、山肌に大規模に展開した別荘地は複雑な迷路のようになっており公道ではないからかカーナビはなんとなくの近くまでしか案内できませんとか言ってる。
地形の影響でかスマホの現在地表示も位置が確定せずここかな?あれここかなとスマホ自体がふらふら迷っていた。
昔だったらこんなところに店を出しても絶対に成り立たないんだろうけどスマホな今はむしろこのこと自体が売りになるかもね。
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閉店時間を考えるとリミットまでもうすぐ・・というか少し過ぎたくらいか。
この日結構晴れていて西に向いた斜面だから・・なんて思っていたけれどうっそうとした木の陰になるからかもう今日は終わりですよみたいに薄暗い。
突っ込んで行った道をここじゃないと戻ったりしながら・・・
次でダメならやめるかみたいな考えが浮かびだしたところで見落としそうな小さな立て札を発見、導かれて・・
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あーあったあれかな?
普通の民家っぽいな。
来てみてわかったけれど別荘地として開発されたらしいこのあたりには普通に住んじゃっている人が多くいて、むしろ別荘の方が少ないくらいかもしれない。
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OPENと書いてあるんだから入っていいんだろうけど、実はサークルみたいな特定の人間向けの場だったらどうしようとか思わないでもない。
戸を開けるといきなりキッチンとカウンター。
先客が座っていて一歩間違えると人の家に間違えて来ちゃったのようにもみえる。
一瞬うろたえていると明るく招き入れてくれる声がした。
多分空き家を買い取ってお店にしたとかでしょう。元からのからの構造をそのまま使っていて、住むための家というよりたまに来て楽しむための別荘っぽいかなと思わないでもない。
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寒いでしょとストーブを出してくれるもガスのホースが届かないの図。
いいねあのふすま。昭和な感じ。
中古で売り出されていてのを購入してお店をという感じかな?
安価で気取らないメニューは一品筒に優しい説明書きがあった。
会ったけどそれ見つけたの頼んだ後で・・
まあいいやまた来て違うのも頼んでみよう。
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安いなと思う調子に乗って何か乗ったのを頼もうとしてしまう。またよせばいいのにウインナーコーヒー。
すごく明るいお母さん、ワッフルを注文したら
ごめんねー遅くってー、これでも食べててと
落花生をたくさんくれた。
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出てきたラムレーズンソースのワッフルはおいしそう。
ボリュームが予想をはるかに上回っててちょっと驚く。
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これもっと食べられるでしょ?と落花生山盛り追加。
さらに、知り合いの実家の庭に生えてたバナナだっけ・・
もいただく。
奥の方でお母さんの
おいしーしあわせっとかいってるのが聞こえてくる・・
人にとって大事なことは何かを教えてもらう気がする。
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赤ちゃんの声が聞こえる。
後でわかったけれどお母さんのお孫さんだと思う。


https://www.youtube.com/watch?v=CLkWPiMkl8k
これはモーツァルトのピアノソナタ第11番で、
殆どの人はそれがどうした?だと思いますがずっと聴いてくと最後に出てくるのは知らない人はいないであろうあのトルコ行進曲というやつですね。なんでこれが今出てきたかは置いといて。
もう30数年聴いていないこの曲だけど、音楽に興味を持った頃にテープに録音したものをさんざん聴いた。
弾けるとは思わないけれども弾こうともした。ピアノなんかあるわけなかったから妹のエレクトーンで。
どこで入手したんだったか楽譜の指番号に注目しその通り弾いてみようとしたのを覚えてる。
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4から降りて42で止まると自動的に親指が次のGの位置に。。みたいなのに感動した。
馬鹿がくだらないことを言ってるように見えてもそっとしておいて下さい。
しかしこれ見てるとPはあの位置なのか?
他の楽譜も見ると強弱記号なんてそれぞれ全然違うことが書いてあるのね。
驚いたのは先程電子ピアノに手を置くと30年以上前に覚えたそれを体が覚えていてやろうとするのね。
あの時の自分に会えた気がした。

帰り際にお母さんと少し話をして
すごい場所ですね・・
そうなのすごいところでわたしもじぶんでびっくり!
さっきの赤ちゃんとお母さんもそこにいて話しにしぜんに加わってくれたりして。
そっくりなのねお母さんと。
いいね家族って。
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別荘地の中を2時間迷ってたどり着いた人もいたそうだ。
2時間は誇張かもしれないけれど、ほんとにそんなとこ。
お店の人と話し込んでまた来ますとか言っちゃうと実は帰っていきにくくなっちゃうことが多い私は。
でもここはそういうの全然感じなかった。
人と話すと人間になれたような気がする。
またいつか。
地図上にある別荘地を経由せず山を降りる道を行ってみようとすると
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通行止め・・
この間の台風でか。
始めはあそこを登ってこようかとも思っていた。
それで迂回したりしてたら時間的にここへこらなかったかもな。
たまにははずれじゃないこともあるんだな。
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この時期5時前で真っ暗なのね。
楽しかった。
ありがとう。

Tag:モーツァルト  Trackback:0 comment:0 

長く頑張るには

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朝、
夏の間控えていた自転車通勤がいまごろ復活。
雨が多かったり帰りに用事があったりで毎日というわけにはいかないけど。
それより正直毎日だと体がきつい。
これまでも長期中断の後はきつかったけれど何度か乗っているうちに慣れていった。
その慣れ感が鈍くなったような気もするかなぁ・・ちょっとまずいかな。
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もう終わっただろうと思わせてから何度も咲いて見せてくれるあさがお。
写真を撮り喜んで見せると朝顔もはりきってくれると思ってる。
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いいね富士山、なんだ傘かぶってかふざけてるみたいだ。

運動したり飯を食って血が回ると体が痒くなったりすることは昔からあって別に異常じゃないと思うんだけど、最近その比じゃない勢いで体の中からかゆみが来る。私に体は今何かしらおかしいかもしれない。
月一で降圧剤をもらいに医者へ行くんだから相談すれば・・
ある人の命が助からなかったのは信頼していた街医者の判断ミスによるものじゃないかという話を聞き、そしてその医者とはどうも私の主治医のようだ・・とここに書いたのはちょうど去年の今頃だったと思う。
あれから医者も病院も変えてない。
毎回他に何か気になることは?と聞いてくれるんだけど、一度あることを相談したら私にはわからないと言われた。でもそれでいいと思う。
習い事の先生から「なんでそうなるんですか!」なんて言われるとそれを聞きたいのはこっちの方だと思ったりするけどあれはそういうもんなんでしょうね。
だけど医者の場合見れないならよそへ行けと言ってくれる方が正しいと思う。
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すずめの朝礼。
みんなそろった?
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あの山にこの時期雪が降るのはとても珍しいと思う。
寒いね。
最近また、親しくもないけれどよく知っている人の訃報を聞いた。
これまで断片的に聴こえてきていた話と合わせ強く思ったのは人間には生きる理由が必要だという事。
その点で今の私は非常に不完全だと思う。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=2711&v=BwRPYijLygA&feature=emb_logo
マラ2の第4楽章は交響曲作曲より前に存在していたものが組み込まれたんだったと思う。
人生は苦悩に満ちているとか言いながら一本道を歩いていると天使が出てきてまだこの先へは行くなと追い返す。
いいや私は進むのだとか言って・・
日本人のなかにある三途の川を渡ろうとしたら死んだ身内が出てきてすごい剣幕でまだ来るなという・・にちょっとにてますね。
とても小さな楽章だけど、聴き手に今どこにいてこの先何を目にするのことになるのかを教える非常に重要な役割を持っている。
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次のフィナーレでは舞台裏で多人数の奏者が複数個所で演奏する場面が複数あってちょっとSF的な見せ場というか・・なんだけど、小さなこの楽章もファゴットとコントラファゴットを含む壮大な金管アンサンブルがステージ上のオケとは物に舞台の裏で演奏することが要求されている。でも実際ステージ上のオケがやっちゃうことのが多いみたいですね。
演奏解釈上の問題というよりここだけのためにファゴットと2小節しか出番のないコントラファゴットまで集めるのはとかいう予算とか人員確保的問題がそうさせるのかな?
この舞台裏に楽器を配置するみたいなのはオペラでは昔から普通にいろいろやってたものらしく、大量の団員を確保できる前提で書いている辺りなんかにも若いとはいえ歌劇場指揮者として実績を積みある程度の力を行使できるようになっていた当時の作者が透けて見える気がしますよね。
うまくいけば、天上の神々の世界から漏れ聞こえてくるようなコラールは歌詞がなくてもいろんなことを教えてくれるはず。
色んな実演で舞台裏のバンダを聴いたけど、いかにも反響版の裏でやってますみたいになっちゃっててというのも多い。
この曲の場合もう一歩下がって楽屋の廊下かトイレの中くらいで・・前にも書いたかこれ。
交響曲第9番は生きたいという強い思いとそれを潰しに来る黒いもののせめぎあいが描かれたの第1楽章がニ長調なのに対し、死を受け入れこの世から離れていくところを描いたフィナーレは最も遠い変ニ長調で書かれている。
同じくこれからあの世へ行きますよというこの楽章が変ニ長調であることは偶然ではないのではないかと考えたりもする。
それが正しいか間違っているかは別として、そんなことを延々考える楽しみをくれるのがこの人の作品の大きな特徴でもあると思う。

11月最後の朝、
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窓の外は霜で真っ白だった。
紅葉に朝日が当たって・・
楽器がものすごく冷たくなっているのに驚く。
木でできてるから冷えた管に暖かい息を吹き込んだりすると割れるのね。
楽器を始めるころ冷えた管を絶対に吹くなと何度も何度もきつく教わった。
教わってちゃんとできてるのはそれくらい・・そんな自虐は書かなくていいか。
会社から帰るとレッスン中断中の楽器屋から私宛の封書が届いていた。
一方的に契約を打ち切りますみたいなのが文書で送られて来たのかと思いながら封を開けると
楽器の安売りセールをやるから見に来てねーみたいなチラシとあいさつだった。
今日も楽器やってるよ。
いろいろ訴えたいというか言いたいこともあるけれどもう少し黙って頑張ってみよう。
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頑張って咲こうと準備していたた朝顔のつぼみの上にも霜が乗ってた。
日の光をいっぱい浴びて、明日咲いてくれるだろうか?
と書いたけれど12月最初の朝つぼみは開かなかった。
でもね、先の方がすこしだけ開いていて一生懸命咲こうとした気持ちが伝わってきたのね。
ありがとう。
ちゃんと見てるから。
俺も頑張る。

Tag:マーラー交響曲第2番  Trackback:0 comment:9 

あんなところにこんなもんが

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最近何でも古民家って呼んじゃうのには抵抗を感じるけれど・・
建てられたのは70年代という感じでしょうか。子供の頃通学路沿いによくみたこんな家も、最近は庭の大事な木々ごと潰されはがされ庭というより全面駐車場の今風の家に建て替えられてゆく・・
もう子供はとっくに独立してよその土地に行き、よその子がその土地を買って新しい生活を・・時代の入れ替わりみたいなものを見る様な・・
そういう意味では古民家か。
私個人にとってだけど、この民家カフェの最大の特徴は家からも勤務先からもしょっちゅう通うスーパーからも歩いていけるような距離にあるという事。
このあたりは観光とかおしゃれな店とかそういうの不毛地帯なはず。そこに素敵なカフェが存在するんだとするとものすごい違和感を感じそのこと自体が面白い。
引き戸を開けると普通に他人の家の玄関みたいなのが・・当たり前か。
呼び鈴を押してくれと書いてあるから押してみると人が出てきて丁寧に案内してくれた。
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古民家とか現役民家利用なお店も結構行ったけれど、畳の上にテーブルとイスってのが妙に浮いちゃって進駐軍に接収されたみたいになっちゃってることがあったりするんだよね。
でもここはそんなことのない一つの世界が出来上がってた。変なもんを置いて見せるとか飾り付けるとかそういう事じゃないんだよね。
や、やるな。
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いろんな紅茶もよさそうだったけれど
和パフェ。
抹茶アイスなんて年寄の食うもんだとか言って拒絶していたけれど、おいしいと思うようになった。
最近の新築住宅には畳の部屋なんかないんでしょう?
そこにみる若いお父さんもお母さんも畳なんか知らずにフローリングで育った世代かもしれない。
子供のころ通学路に畳屋があった。はみ出たイグサをバサッと切り落としていくのが面白く・・
いいから帰れ!なんて怒られたりして。
竹細工職人とかもいたもんね考えてみれば。板の間に胡坐をかいて竹でかごを編んで・・
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黄な粉がふってあるのね。
黄な粉大好きな嫁さん、むせてた。
最初に見た時はなんか小さいなとか思っちゃったけれど、食べれば満足。
むしろこのくらいの量がちょうどいいのかも、
安価な価格と合わせていい感じ。

BGMはよくあるような流行歌をジャズにしたようなの・・スピーカーどこだ?
見つけたそれはケーブルも何もない小さな箱がWi-Fiかなんかで鳴るような奴で今風だった。
トイレに行ってみるとそこ専用のBGMが流れて特殊空間みたいな雰囲気になってた。ただそれだけのことだけど、沢山ある同種の店のいくつかを大きく引き離しているような気もする。

https://www.youtube.com/watch?v=MUCJD_Ani3A
むかし何となく聴いてたラヴェルのヴァイオリンソナタ。
2楽章にジャズが出てくるのとは別なこちらは生前出版されなかったから遺作だそうだ。
ぼーっと聴いてたらあれなんかこれすごくいい曲じゃない。
知ってるつもりのものでも、はっと再発見というか持ってる深みや良さに気付くことがあるのね。
この世に生きる意味の一つは発見を重ねてゆくことだ。
まだ生きてていいみたいだ。
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なんとなくあーこれいいなーと思ったりして。
飲み食いにはちょっとあれだけど、外の景色を遠くに見つつ何か読むとか書くとか・・
窓の外には見慣れた街並み。だけどこの角度から見ることはあんまりないからちょっとだけ新鮮。
向かいの小道は小学校に入って初めての遠足で歩いた道だ。通るたびにそんなことを思い出したのももうずいぶん昔となって、思い出自体が消えかかってる。
今の会社に入ってもう20年。毎朝同じ時間に同じ所を通るから誰だか知らないけれど毎日同じ顔が同じ所を歩いているのを見る。
毎日見かけたはずの人たち、ふと気づくと見かけないのね。
なんでか知らないけどいくつかの顔が頭に浮かんだりして。
あのひとたちいまどうしてんのかな?
気が付けば結構な時間がたって、本人も驚きの今があったりしてるのかな。

主に接客してくれたのは男性だったけれど夫婦なのかな、最後に奥さんらしき人が玄関まで笑顔で見送ってくれたりしてお店の印象はすごくよかった。
ランチとか、また来てみようと思う。
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店の向かいにはそこそこ大きな川。
富士山の溶岩流が今でも川底を埋め尽くして・・子供のころから見てたからそういうもんだと思っていたけれど考えてみるとかなり特殊な景色なんですねこれ。
アップで見れば美しい渓流がそばにあるように見えたりするかな?
でも実際全然そんなイメージじゃない。
いつもの、あのあたり。

Tag:ラヴェル  Trackback:0 comment:6 

酢醤油をもらってから26年

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河津桜が狂い咲きしていた。

朝飯が肉まん。もう冬だね。
食ってたら思い出した。
昔、熊本と鹿児島に住んだことがあるのだけど最初の冬、
コンビニで肉まんを買い物を受け取ると店員がさらに何か渡そうとしている。
は?
はじゃねーよてめーみたいに渡された小さなもの・・
九州と言っても広いし場所で全然違いますけどあれですよね、
肉まんに酢醤油つけて食べますよね?
この辺では考えられないので意表を突かれすぎ驚いた。
どんな味だったかの記憶はなぜかないのだけれど、きっと美味しかっただろう。

離れて10年目くらいに行ってみたことがあった。それももう10年以上前になっちゃったのか・・
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トンネルができてたけど昔原付でよく超えた俵山。
向こうには熊本空港・・金峰山?
一番奥に浮かんで見える山は雲仙普賢岳だと思う。
ここにいたのは普賢岳が噴火と火砕流を繰り返していた頃。
鹿児島本線の特急列車に乗っていると海の向こうに噴煙を上げる普賢岳が見えた。誰かが、
あれはどこの山かしら?
すると別な誰かが、あれは阿蘇ですよ・・仏さまがおへそでお茶をわかしてると言われて・・
ちょっとまって!阿蘇は反対側だし全然見えませんよ。あれはうんぜ・・
と心の中でつぶやいた人間が周りにたくさんいたはずだけど、誰も何も言わなかった。
そういうのはうまく教えてあげてもいいんだろうけど、最近どんなに教えたくても正したくてもあえて黙っていることの必要性を強く感じる場面を見る。
人間の器そのものが問われる気もする。

熊本は数年前の地震で大変な事になった。
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奥の山が崩壊してこの橋を飲み込み谷底へ落としてしまったことが大きく報じられた。
とても若い方が命を落とされたんだったと思う。
あるはずだった未来を失った方の無念を思えば、私のグダグダなんかただのわがままでしかないなとも思う。
住んでた頃にこの橋の下にある滝は巨大断層そのものが露出しているのだという話を聞いたのを覚えている。
実際橋が落ちてしまったのは土砂崩れではなく両端の橋脚が橋を圧縮する方向に動いたことが原因だそうだ。
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昔は真っ赤な塗装であかばしと呼ばれていた。
調べるとこの色に塗り替えられたのは私が住んでる間であまりにも多い飛び降り自殺抑制のためだったそうだ。
十年後のこの時赤くない赤橋を見てああそうだよなと思ったような気もするし、塗り替えられていたことに驚いたような気もするし・・正直もう思い出せない。つい最近のような気もするのに。
そのすぐ近く、
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これもわかる人だけにわかるというか・・
手前の踏切を右から左に列車が通過すると、
10分後くらいに奥のあの赤い列車のいるところを左から右に向け登ってゆく。
それがどうしたの?なにがおもしろいの?というところでしょうね。
私には面白いのね。
ここも長らく不通になっているはず。
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この時ここやってたんだな。
田舎に輸入盤なんかあるわけないころ少量だけどここにはあった。
今はもうお店もないと思う。
あの頃は何を聞いていたかと考えると、そりゃいろんなもん色々聴いてたけれど、
その前半マーラーの2番のスコアをなめるように眺め、重箱の隅まで聴きとってやろうと食い入るように毎日聴きこんだ記憶がある。
その後の作品を知る目と耳にはまだまだ若いのだけれどでも、やりたいこと満載の凝りに凝ったスコア。

https://www.youtube.com/watch?v=8ZGra5BL6-k
非常に強い個性を持ったスケルツォが当時から好きだった。
出版譜上の景色を考慮し、そのまま印刷できるくらいに仕上げられた美しく整然と描かれた自筆譜の中で、
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スケルツォの歌いだしのこのあたりだけ他と違う雰囲気。
筆が躍ってるのね。
書きながら頭の中でこれが鳴ってたんじゃないかなぁ・・
あんなに聴きまくったこの曲だけど、その後の曲を知り陶酔するようになると影が薄くなっていった・・嫌いや飽きたとは違うけどね。
実演にも何度かいったし盤も何種類も買ったりはした。

クラシック音楽に興味を持ったころN響アワーという番組になかにし礼がレギュラー出演していて、今はいおじいさんの象徴みたいな彼はまだ若くてかっこよかった。
芥川 也寸志からチャイコフスキーの音楽をどう思うか聞かれ、
若いころに聞き、もう卒業した音楽
と答えていたのを思い出す。
芥川が一瞬残念そうな顔をしたような気がしたのも覚えている。
私はもうすぐあの時の中西の年齢になるかもしれない。
私ももうマラ2に萌えることはないまま終わっちゃうんだろうか?
まだそんなに枯れなくてもいいと思うけど。
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初めて熊本へ行った晩に馬刺しを食ってそのうまさに衝撃を受けた。
数えたらもう27年前なのね・・いつの間にそんなに過ぎちゃってたんだろう?
今住んでいるこの近所でも肉屋に馬刺しが並んでいてある店なんかは有名らしいのだけど、美味いまずいとかではなく味の系統みたいなものが違うみたい。
今なんでも取り寄せできるんだろうけど、そういう事じゃなく行ってあれが食いたいな。
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人に見せるつもりで撮ってないからなんか汚いけれど・・
熊本のラーメンは個性的だ。きくらげ、揚げたニンニク・・なによりギトギトなスープ。
この時行ったこむらさきは有名だけど、私は富士ラーメンというラーメン屋の胃がもたれるラーメンが大好きで何度も食べた。
小さなチェーン店だったけれど閉店が続いたようでこの時も何件か探したけれど行けなかった。

住んでいたころには近くにあって当たり前のように見えていた景色も、遠く離れたところに住み、遠く時間がたつと行ってみたい遠くの景色に見えてくるのね。
はじめてコンビニで肉まんに酢醤油をもらったときは、友人と夜釣りに行こうという晩だったと思う。
ものすごく寒くて、なんにもつれなかった。
友だちが、いたのね。
さむかったけれど、楽しかったことは覚えてる。
十年後に行ったこのとき久しぶりに誰かに会ってとかは一切なかった。
いろんな面でダメな人なのが現れているかもしれないけれどそれがまぎれもない私。
あの時寒さに震える海辺をサギみたいなのが鳴きながら飛んでた。
今住んでるこのあたりのも同じように鳴く鳥がいて、声を聞く度今でもあの夜を思い出す。
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朝顔がね、ずっと咲き続けてくれて。

Tag:マーラー交響曲第2番  Trackback:0 comment:8 

引退できるのか?

昔よくこの駅の前を車で通過したけれど初めて寄ってみた。
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ひなびた駅舎には・・・みたいなつもりだったけれど予想の数十倍くらいの人がひしめいてて驚いた。みんな外人さん。
小さな私鉄の終着駅だけど富士山の最寄り駅と世界に認知されているんでしょうね。
インドの人?みたいな家族の小さな男の子がでっかい声で叫んだり歌ったり・・元気でいいね。
ここへ家族旅行に来れる彼らは将来を約束されたお金持ちなんじゃないか?
無邪気な彼、末は博士か大臣か。
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引き上げ線と言ってわかる人はそれ系の人だけど、を見に行こうと駅から離れた小さな路地に入るとここにも外人がいっぱいいた。
なにやってんの?
ああ富士山を撮りたいのかな。
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どこにでもあるような普通の民家のブロックでできた門柱の写真を興味深そうに撮っている人とか・
私から見るとそのことが逆に興味深かい。
遠くの国から来た人には見たこともない外国のおもしろい街並みに見えんのかもな。
最近どこかで富士山への登山鉄道建設構想が再燃みたいな話を読んで今頃何言ってんだ?なんて思ったけど、実現性はともかくそんなネタが出そうな雰囲気がここにあるのはわかった。
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富士山特急というらしいここでスターみたいになってるあの車両は実は余生というか、別なところで何年も働き引退してここへやってきた。
高校生のころ精神的に死んでる最中も電車通学は続けたので毎日あの車両とすれ違っていたと思う。
思い出しちゃいけない記憶の他に、あれを見た記憶が一つ二つ・・
古さも感じられないし、まだまだ行けそうですね。
元気そうで何より。
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車体に描かれた富士山の絵がちょっとふざけているようでかわいく笑える。

一番好きな曲は?は愚問かなとも思うけれど、
マーラーの交響曲第9番は長年その答えの中から消えない。
歌劇場指揮者として音楽界の頂点みたいなところまで上り詰め君臨したマーラーの作曲活動は主に夏季休暇など休みの間に行われてきた。
50歳を機にということかついに常任指揮者業を引退し作曲に専念することを考えたようで、そのための住居を探し契約をしたかしないかくらいの客観的な資料も残っているようだ。
でも、突然の感染症による急逝であるはずだった未来は奪われてしまった。

しかし一般にマーラーに対してはそれとは違う伝説が語られ、特に交響曲第9番はその伝説と絡められて解釈されてきた。
それは今でも続いているし、この先も続くのかもしれない。
それと・・

https://www.youtube.com/watch?v=BqeDEkRirJQ
フィナーレのこの演奏、一般的な演奏に比べると極端に速いテンポを採っており、人によっては批判を超えて怒りだしたりするかもしれない。私はこれも好き。
それらについて思う事を長文で書いたりしていたのだけど、どうしても攻撃的な文章を書こうとしてしまうのでやめ。
それより今日も楽器やったよ。
それでいいじゃない。
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記念写真を撮る人。
どこの国から来たんだろう?
普段はどんな生活をしてるんだろう?
日本という国はどうですか?
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右に停車している車両は山手線用として開発投入された形式じゃないかと思う。埼京線が開通して・・
小学生だった私は鉄道マニアで、左右非対称な全面のデザインとかに新しい時代みたいなものを感じたりして・・あんなに新しく輝いていたのにもう引退して余生なのか・・
あの頃妙に明るかった。
つくば万博とか瀬戸大橋、青函トンネルの開通・・子供だったからかな。
そのあとバブルが来て、みんな成金趣味にも飽きたころに「本当の豊かさとは何か?」みたいなキャッチコピーが踊ってたのを覚えてる。
大事なことを言っているようで、その後の冬の時代を経て思い出すと皮肉にも聞こえる。
最近また成金趣味みたいな列車が流行りだした。
そんな言い方ないか。
ああいうのは対象となる世代のもってる感覚みたいなものを反映してるんでしょう?
しばらくするとまた地味で暗い時代に戻ると思う。

私は・・この先年金制度や退職金は前提として成り立たないと感じ貯えを得られる気もしないので、なんとなく可能な限り働き続けるのかなという漠然としたイメージがあります。
健康で自由に動けるならそうしようという覚悟みたいなものもあるけれど、だいたい自分の都合通りに事は進まないものだと思う。
でどうなるの?
明るい余生というものはなかなか想像しづらい。
その時、楽器でも何でもなにか能動的な楽しみを持っていられたらいいなと思う。
20数年後、ブログなんかもうないかな?
もし続いてたら誰か見てねー
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遠出するとその辺にあるスーパーとかホームセンターに寄って帰ってくる。
シャインマスカットの苗があって一瞬心が動いたけれど、
意外と覚めた感じで嫁さん曰く素人には無理でしょ・・
まだ園芸に萌える感じでもないかな。

Tag:マーラー交響曲第9番  Trackback:0 comment:8 

極めて劣勢だけどつぶれてません。

峠を越えて。
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いい景色の前には人だかり。
知らない人同士互いに写真を撮ってあげたり・・
そんな楽しそうな人の輪から一定の距離を置いた場所に立ち、
前の景色もパッとしないから振り向いてみれば
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犬の背中みたいだな。
座椅子に座ってると腹の上に乗っかって寝そべるから目の前にこんな景色が・・
昔ふさぎ込んでいた時、いつも私のそばにいて苛立ちから舌打ちをすると即座に腹の上に乗って落ち着かせようとしてくれた。

裏道のつもりだったけど結構車通るのね。
スマホで何でも簡単に見えてしまう今はもう裏道とか知る人ぞ知るお店というのも存在しえないのかも。
以前あるカフェで禁止と気付かず写真撮ろうとしたらすごく怒られた。
インスタ映えじゃねーよ、実際来てその良さを分かってくれる人だけに知ってほしいとかなんとかでしょう。
けど、Googleマップのレビューを見るとみんな写真撮りまくり載せまくりだった。
その前にまず一言断りを入れるのが礼儀で常識だというのもありますよね。
写真撮らせてほしいとお願いすれば案外笑顔で・・・て感じでもなかったかなあの人。
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さらに下ると人と車であふれてる。
湖のほとりを走るとこれまた絵にかいたような素晴らしい景色がみえるけれど車をとめられる感じでもないし後ろの車も煽り気味。
その先にある駐車場は満車で人だらけ。
その先の駐車場はがら空き・・
なんで空いてるのかって、ここだともう燃える紅葉は見えないから。
その先の道の駅も車であふれ・・
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子供の頃、富士山の絵を描けと言われるとみんな頂上左隅に小さな丸いものをちょこんと描いたもんだった。
富士山レーダーと呼ばれたそれは今ここにある。
駐車場の通路を右側通行で突っ込んでくるすました顔のおばちゃんとぼけっとそれに続く車列、通路に平然と車をとめて店だかトイレに入ってくおっさん・・
世の中やったもん勝ちですもんね。
人混みを避けて
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逃げるように森へ。
逃げてばっかりだわ。
人混みが嫌いとか、人の笑顔が苦手とか客観的には人間失格というところでしょうね。
でも私は私自身なのでなりたくないのにそうなった過程も知っているし、何より自分で自分を失格扱いにしたらそこで終わっちゃうから、
だから人間合格。
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奇麗じゃない。

初めて一年くらいの楽器、
このまま何年続けても全く進歩しないという事が自分の中で明確になり、論理的にこのまま続けることは時間の無駄でしかないというところまで追いつめられた。
でもまだやってるよ。
詳細を書けば恥の上塗りかもしれないけど、それでも未来に希望を見てやってるよ。
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神様はできないものをできるようにしてなんてくれないけれど、
もうほんとにダメだというところでダメじゃないかも・・をくれるのかも。
やりたいことがあるというだけで、
世の中が明るく見え
体が軽くなるのね。


https://www.youtube.com/watch?v=_hW3aGmYkNw
メンデルスゾーンに限らずオルガン作品を残したロマン派の有名作曲家は結構いるんだけど、聴いてみると作者の個性よりオルガンという楽器の個性が前に立っちゃう曲も多いような・・
メンデルスゾーンのはメンデルスゾーン感がうまく前に出てくるような気がする。
牧歌的ないい曲ですよね。
またト長調ってそういう曲の多い調ですよね。

私は絶対音感なんかないし知らない曲の楽譜を見ていきなり頭の中で鳴らすことはできません。
楽譜が読めないわけじゃないから楽器で音を鳴らしてみながらああこういう感じかぁというのなら・・だけど楽器もあれだから・
それでもこの曲は私にとっては極めて珍しく聴くより先に楽譜を入手して自分でどんな音楽なのか探った曲。
実際ちゃんと弾いたわけでもないしそんな大した話じゃないんだけど。
でもそういうの忘れないのね。
ここはこうすべきというのがあって、他人の演奏を聴いてるときももっとこうしてよとか思ったりしてる。

続くフーガ
前にも書いたかもしれないけれどとてもいい曲だけど見栄を切らずにほのぼの終わっていく終結が彼らしいというか大金持ちの天才王子みたいだなと思う事が・・・
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森の中へちょっと入っていけるような小道を見つけ・・・
私有地かもしれないからあれだけど、ほんとはちょっと歩いてみるといいんだろうな。
でもこの時そんなことを少しも考えなかったのは、まだ昼飯を食ってなかったから。
時計は結構進んでる。
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このあとおしゃれ店を探すこともせず行ったことのあるファミレスで遅い昼食。
人もあんまりいない店内でゆっくりして満足。
昼飯が終わるともう日の光はもうすぐ終了ですよみたいな色となっていた。
傍目にどう見えるかは知らないけれど、
私の人生は無駄じゃないと思う。
大丈夫。

Tag:メンデルスゾーン  Trackback:0 comment:8 

パンケーキと月

紅葉をと山深く分け入ったはいいけれどもう日陰って真っ暗だった。
毎年おんなじことを繰り返しているし半分最初からそのつもり。
渓谷やダム湖なんかもあったけれど寒々しいので降りることもせず引き返す。
帰り道の沿線にはいくつかカフェの看板があったけれどどれも失敗の予感がして通過。
いろんな理由があるんだろうけどよそから来た人間から見ると山梨県というのは道路整備が重要視されているというか、田舎の方でもばんばんトンネルを掘って高規格なバイパスがどんどんできてくような印象がある。
そんな道を通ると結構な遠くまであっという間。
沿線にあるぶどう畑は黄色くなった派に沈んでしまった夕日の残り火みたいなのがあたってヨーロッパみたいだった。いったこともないけど。
そんな高規格道路を降りて街中に入り、地図ではここだというあたりにお店を探すが見つからない。
何度か通り過ぎた後、見えてる建物の裏側に隠したようなところに
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このお店があるのを見つけた。
ちょっと期待が走る。
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よくわかんないけどインテリア系のサイトというかなんかみてるとこんなイメージのをよく見ますね。
なんとか系とか名前もあるんでしょうね。

すごく若い子が二人、学生のバイトにしてはきちんとしすぎてるかなという丁寧で気持ちのいい対応におじさんは心が和む。
年齢だけで単純に考えれば、自分にあれくらいの子がいてもおかしくはないんだよな。
いないけど。
それでひとネタ書けそうな雰囲気もあったけれど、ディナーに向けてかその後何人かの人が入るとまた違う状況を見せていた。
色々感じ考えたことがあるけれどそんなの書いてもまた自虐ネタにつながっちゃうから省略。
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レッドフルーツ&ベリーティーはピンクでも紫でもないなんだか綺麗な色が印象的。
とびこんでくるフルーツな香りもすごくいいね。
おっさんが飲むもんじゃないのかもしれないけどいいじゃない。
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パンケーキはダブルというのもあったけどシングルで。
最近ちょっと食い過ぎなのと、食生活まじめに考えないとまずいことが数値で出ちゃってるから。
ちいっちゃなバターがかわいいね。
名前的には2種のチーズだったか・・なんかふってありますね・・でもあんまり来なかった。
ついてきたメイプルシロップや生クリームをつけるとその味になっちゃって。
メイプルシロップをベリーティーに入れてみる。
珈琲の時は成功したけど今回は砂糖のが相性がいいみたい・・
ゆっくりくつろげたけれど、場はディナーに向け臨戦態勢に入ったみたいだ。
わたしは客なんだから一緒になって緊張しなくてもいいんだけど。
さあ、帰り道も道中長い。
もう帰ろう。
帰り際、ドアを開けるとみんなで一斉にありがとうございましたの声。
オーナーさんがちゃんとそういうところを押さえてやってるんでしょうね。
長く続くお店っては何が違うかってきっとそういうところだよね。
いい時間をありがとう。

https://www.youtube.com/watch?v=ieRoU0yWYJs
ドビュッシーがオーケストレーションしたジムノペディ3番オーケストレーションの原曲
ピアノのがいいなと思いつつオーケストレーションで何ができるのかを考えさせてくれたり。
サティは多くの人間に多大な影響を与えた音楽史上の重要事物なんだと思うけれど、これが正しい・・みたいなのにとらわれ従うことを強く否定した。
よく知らないけど偉そうにしてもよかったんだろうけどそうならずに酒場でBGMみたいなピアノを弾いたりしてたんじゃななかったっけ?

途中湖のほとり、
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月がとてもきれいだった。
ちがうか、月のある世界がとても美しかった。
すごく寒かったけど。
嫁さん数日後に風邪拗らせてたけど多分この時が原因じゃないか。
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だけど、素晴らしい世界。
素晴らしい時間。

いま心配ごとを拗らせて踏ん張ってないと引きずられそうな・・
思うのは、逆らうから揺れたりひっくり返るのならただ流れに身を任せてればいいのかなという事。
勝手にリミットを感じて焦ることもない。
なにも、おかしくないし困らない。
まちがってもいない。
大丈夫。

Tag:サティ  Trackback:0 comment:0 

酒蔵と紅葉とまにあわなかった。

嫁さんにどこに行きたい?と聞くと、何度か行ったことのある酒蔵カフェに行きたいという。
あそこかぁ、いいね。
かなり遠くて時間的に飯食ってきただけになっちゃうだろうけど別にいいか。
道中、絵にかいたような紅葉を見ることができたけれど運転中だし、そういうところは車を停めにくかったり有料道路だったりして写真は一枚もなし。
でもリアル記録より記憶のなかだけにまるで絵画のような形で焼き付けられてるというところが良かったりするのかもね。
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目的地のすぐそばにはすごく古い神社。
あまり見ることのないつくりの社殿?はとても古そうだというだけでなく吸い込まれそうな何かを感じる。
だけどこの時写真撮るだけでちゃんとお参りしてこなかった。
今頃後悔したりして。
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柿・・
昔はガラス戸なんかなかったんですもんね。
近所にあった障子と木製雨戸のみで人が住んでる家は子供のころからあまりに当たり前にあったので何とも思っていなかった。考えてみるとすごい事だと気付くとすぐに解体されてしまった。
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座ろうと思ったあの席には予約席の札。
結局誰も来なかった。
日が当たって暑いからよしなみたいな意味だったのかな。
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座った目の前は障子があってこんな感じ。
景色みたいなんて思ったけど
これはこれでいいね。
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粕汁に、鮭は避け粕漬け、豚の角煮はお酒で煮込んでるそうだ。
酒屋さんならではな料理ですね。
みんなおいしいよ。
8001.jpg
酒蔵は武家屋敷じゃないんだけど、ここ来てあの景色を見るためになぜか武士の世界みたいなイメージが頭に浮かぶ。

https://www.youtube.com/watch?v=Nbqn7evcRo4

張り詰めた極限的緊張みたいな開始のラヴェルのツィガーヌを知ったのは結構早かったと思う。
勉強するふりをしながらヘッドホンでラジオを聴いていて、高校生・と言ってもプロのとかソリストとかが視野に入った人たちでしょう?のコンクールでこれが流れてたんだと思う。
おんなじ曲のいろんな人による演奏が連続して流れるため聞き比べとなる。
小難しいことはも何にもわからなかったと思うけれど、一人だけずば抜けた奏者がいることはわかった。
如何にもすごく聞こえるけれど実はハッタリを大きくきかせているだけで審査結果はよくなかったりしてみたいな生意気なことを考えていたのも覚えてる。
自分には遠く近寄ることもできない世界だと思っていた。
いま、実際そうかなと思うけれど
でも何もやる前からそんな風に考えちゃうのはまちがいだ。
なんでそん・・まいや

この曲、言葉は悪いけれど曲芸披露的な面をかなり強く持っていて、ただ聴くだけじゃなくやっぱり弾いてるのを見るのが面白い曲ですよね。
とはいえ聴くだけでもいつまでも何度聴いても飽きさせない内容を持っているところがラヴェルなんでしょうね。
弾いてるのを見れなくても楽譜を見てるだけでも面白い。
1284.png
ホルンパートで音符のそばに+が書いてあったらゲシュトップフト奏法の指示ですが、ヴァイオリンだときっと左手でピッチカートするという意味でしょう?
♢はハーモニクスで・・0は解放弦でってこと?
こういうの書いてるとき「楽器もできないくせに」とつばを吐くような声が聞え続けてる。
一度頭のなかを洗浄したいけどきっと一緒にみんな流れちゃってなんにも残んなかったりするんだろうな。
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いくつかの候補から選べるデザートは、
前回食べた水ゼリーはほんとにただの水だったので今回は柚子ゼリーにした。
おいしかった。
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紅葉っていうのはきっと午前中に見るもんですよね。
谷間を燃えるような紅葉が埋め尽くしているのがわかったけれど、他より早くすごい速さであたりを埋め尽くしてゆく影に光を奪われに沈んで隠れているような印象だった。
もっと早くでかけようよ・・なんて言えば怒り出すかな?
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言いたいことを我慢しているつもりの時、相手は同じかそれ以上の我慢を抱えていると思う。
うちは半人前どころか四分の一人前みたいなの同士だから二人合わせてもまだ半人前だ。
傍から見れば色々あるだろう。
でも揉めるでもない、いがみ合うでもない、陰で罵り合うでもない・・適当に楽しいよ。
これでいいと思う。

Tag:ラヴェル  Trackback:0 comment:6 

プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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