パルジファルみたいな店

晴れているから出かけようと車を走らせれば一気に分厚い雲が空を覆う。
とりあえず離れた街までいってみたけどだめだ・・
まあそんなもんでしょう。適当に飯食って帰ろう。
その辺にあった昔の喫茶店みたいな外観のお店に入ってみると今風の奇麗な感じにまとまってた。
いい意味でニトリっぽいというか・・こういうのも嫌いじゃないです。
メニューを見ると特にどの国というわけじゃないけどエスニック的な料理が売りみたい。
メインと飲み物がをこの中から選んでください的なセットを頼んで・・
エスニックをアピールしながら醤油ドレッシングで和風じゃね?みたいなサラダの後、
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牛筋とか蒸し鶏とかもあったけど海鮮フォー。
昔は肉一択だったけど海鮮。
お好みでライムとパクチーを・・
あーそれ風ですね。
パクチーはどこかで食べて懲りた。先日別なお店で飲んだドクダミ茶にもめげた。
ライムはいいかな。
フォーってもっと白いもんかと思っていたけど、なんだか透き通った麺。
おいしく食べました。
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ドリンク付きというといつも適当にアイスコーヒーなんて言っちゃうけど今日はパインジュース・・南国っぽいかと思って。
どこもそうだけどこういうのは女性基準なのか腹八文目くらい。
どっかカフェ行こう・・

これは!というところは行ってみたら休みだったので2件目・・駐車場に車線というか並びを無視して停めた車があり、本当はあと一台はいるはずなのに停められない・・
なんだこれ・・なんて思っていたら店主らしき人が出てきて店の車か何かをどけるからそこへどうぞと案内してくれた。
築60年くらいの古民家改装系。古民家カフェって今そこら中にあるのね。
入るといきなりいい感じの空間・・こっそりスマホで写真を・・
とやっていたらさっきの優しい店主がいら立った感じですみませんうち写真駄目なんです!
確かに玄関開けていきなり写真とか非常識だ。ちょっと恥ずかしい。
でっかい声であっごめんなさーい!恥ずかしさをごまかすために・・

座って落ち着いてみればやっぱりなかなかいい感じの世界が出来上がっている。
古い和室に変な飾りつけをしちゃって浮いちゃってるお店もけっこうありますよね・・あそこは好みの問題か・・
ここは落ち着けるいい世界だ。
小さいけど写真禁止みたいな表示があるのを嫁さんが発見。
この空間そのものが創作というか作品というかとても大事なものなんでしょうね。
これをちゃんと感じて楽しんでくれる人だけが来ればいい・・みたいな。
表面だけなぞったようなのが安易にSNSにとかも嫌なのかな・・
分かるような気もする。
私はここ初めてだし店主と話したこともないんだから本当はどう思っているのかなんて知らない。
ちょっとこれ思い出したりして。


https://www.youtube.com/watch?v=_Vv-s0LR6zg
ワーグナーの最後の作品
舞台神聖祝典劇 パルジファル
一部の音楽を聴くだけで楽劇自体はちゃんと見ていない為いい加減なのですが、宗教作品でもあると思う。
作者はむやみに上演するなくらいのことを言ったんじゃなかったっけ・・
ワーグナーは自分の作品を理想的に上演できる専用の歌劇場を建設しました。
そしてこの作品はそのバイロイト祝祭劇場以外での上演を禁じた・・・
作家も人間なので作品ができた以上できるだけ多くの人に知ってもらい、できれば称賛してもらいたいと思うのが普通でしょう。
歴史上の芸術家で生前誰にも理解されず・・というのがありますがあれだっていつの日か現れるであろう自分の理解者に向けてやってたわけで誰にも知られなくていいと思ってたのとは違うもんね。
半面、作品が自分の手を離れれば自分の意図と全く別な解釈をされ扱われる可能性があるということもよく知っている。
それは芸術作品の宿命でもあるんだけれど、特別目をかけた大切なわが子だけは・・みたいな
自分の意図を理解し共感してもらえるという前提でそういう人とだけやりたい・・

若い駆け出しの作曲家がその手の主張をすればあっという間に抹殺されてその世界にはいられなくなる。
指揮者の岩城の本にそんな人がいたことが書かれてあって笑った。
それはいつの時代でもそうでしょう。
世の中厳しいのね。

著作権が切れるとその指示はすぐに破られた・・
みんな上演したくて仕方ないし聴きたくて仕方ないような作品をかける人はそんなこと言っても許されるんでしょうね。

後光が差すような前奏曲。
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後半にターンが出てくるところがあるんだけれどここが私にはとても印象的です。
ターンが出てくると愛とか祈りとか強い人間の意志を感じる。

こちらもこの曲には変な思い込みがあって、心の浮ついているときには聴かない。
冬の静かな日、心が音楽を欲したときに心で聴くみたいな・・

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写真撮るなっていうんだからこれもまずいよね本当は。
Googleマップのレビューを見たら写真載せまくり・・
店主の態度が悪いなんて書いてもあった。まあそういうのはどんな店にも書いてあるもんだけど。
いろんな人が来て色々あるんだろうね。

自分がとてもとても大事にして触れることもためらうような・・・を、
他人は気付かず土足で踏んづけていく・・
笑いながら砂をかけられることもある。
世間に向け戸を開ければいろんな人が入ってくる。
そこをうまくやったり力でねじ伏せながら進んでいくのが人間社会と人生なんでしょう。
戸を開けなければ大切なものは守られる代わりに風も通らずカビが生えて腐ってゆく・・
この店もそこがんばってるんでしょ?
私も閉め切っちゃって腐ってるタイプかと思いますが、まぁまた頑張りますよ。

私はいいと思いますよこのお店。
ゆったりとした大切な時間とか、大事な人とステキな時間を過ごしたとか思ったらここは良いんじゃないかな。
隣に川が流れているからか開けられた窓から入ってくる風は涼しいを通り越して少し寒いくらいだった。
あれなんですよね、私はもともとインスタ映え?馬鹿か!みたいなオッサンだったんですが自分がブログに写真載せるのが楽しくなっちゃって何やってんだという話で。
いまスマホでみんな見られるため山奥の絶対誰も気づかなそうなお店が大人気で満員だったりする。
商売をやる方にはいい時代かもしれません。
宣伝費ってバカにならないんでしょう。
気に入ってもらえるお店ができたらいまはお客が勝手に広めてくれるんだから。
ワーグナーの楽劇みたいに。
反面、知る人ぞ知る・・みたいなお店は存在し得なくなっていくんでしょう。
絶対にSNSに投稿禁止!一人でもやったら閉店します・・みたいなすごい店がどこかにあったりするかな・・

コテンパンにけなす内容のレビューが一番上に来ちゃってずっとそのままのお店がある。
あれ店主は気づいてないんだろうけどだいぶ損してるよな。
反対にこれさくらくせーなってのもあった。
時代が変わりましたね。

小さな店とジークフリート

地図上に気になるカフェを発見していってみたら崖っぷちみたいなところだった。
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絵にかいたような小さなお店。
お店の人と差しでの会話タイムになること間違いなし。
昔だったら逃げたけどいってみようかなぁ・・なんてやってるといきなりドアが開いて。
あっ・・こんにちは。
外観から想像するよりさらに小さな部屋。
面と向かいすぎちゃってて写真どこじゃない・・あっテラス席だ・・
寒いのはわかっているけど車に上着を取りにもどり、テラス席をお願いする。
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最近人間力みたいなのが下がっていて他人と会話を楽しめる自信がなかった。
どうぞと言われたひざ掛けがあったかいね。
コーヒーとすごくシンプルなカップケーキ。
最近食いすぎだからちょうどいいよこれくらいが。
ちょっと寒いけれど眺めは最高。
この下で伸びていた木々は切ったんだろうな。
普通じゃ使い物にならないような山の斜面を買ってこれを建て、定年後に夢を夫婦でかなえたみたいな感じかな?
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上を見ればこんな感じ。
ああいいねぇ・・
今は寒いから何にも聞こえないけれどもう少しすれば鳥の声が聞こえるようになるんだろう。
夏は蝉の声か、涼しくてよさそうだ。


ワーグナーのジークフリート牧歌という曲があります。
妻にプレゼントするために書かれた曲で、ひそかに練習をしたオケ団員が朝の寝室前で演奏した。
何も知らされていなかった妻は大変感激した・・
みたいな話が超絶有名。

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そういう用途で作曲されたからがさばるティンパニなんかは出てこない。
初演と同じく各パート一人みたいにこじんまりやってもいいし、大オーケストラでやっても十分耐えられる内容を持っていると思います。曲中絶えず鳥が鳴いているんだけれど、二人にしかわからない意味があるんだそうだ。
何だか知らないけどいいねえ。

楽劇ニーベルンゲンリングの3日目は「ジークフリート」。
楽劇用の素材で書いた曲かと思っていたけど、ジークフリート牧歌のほうが先なんだそうだ。
最後の方にこの音楽がちょっと出てきます。
眠らされていたブリュンヒルデを目覚めさせたのはジークフリート。

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牧歌とほとんど同じだけど聴いても気づかない違いが6小節目に。
まともに見たの1回だけだけれど多分戸惑うブリュンヒルデが心を開いてゆく場面。

そしてワーグナーと妻でリストの娘なコジマの間にできた男の子の名前はジークフリート。
超絶天才の孫で息子だもん周囲がその才能に期待するのは当然か・・
いろんなレッスンも受けたみたいだけど彼の作品を聴くことはない。
周りの笑顔がだんだん雲っていくつらさ・・を感じたかは知らない。
指揮者としてはいけたんだそうだ。
人柄もよく人に好かれたという。
そうか・・
良い人生だったんじゃないかなぁ。
よかった。

またいいとこ来れたな会話は無かったけどまあいいかと思いながらお店を出ると外で木を切ってたご主人が気さくに話しかけてくる。
ロフトもあるんだよ見た?みてってよ
外の声が聞こえるのかドアが開いて奥さんがどうぞみたいな感じで・・
という事で再び上がって写真を撮ったりして
お店の人もなんか楽しそうだった。
人と触れ合うというか人に喜んでもらうことが何よりの楽しみなんだろうなぁ・・
本気でそう思ってる人に触れると私みたいなのでも暖かい気持ちをもらえる。
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こういう素敵な部屋を見ると自分もこんな部屋をオーディオルームにして・・とよく夢見た。
最近そんなものを手に入れても耐え難い虚しさに襲われるだろうと感じる。
こういうの建てる人は皆あれでしょ人と触れ合いたいとか、夜は親しい仲間を呼んでとか・・

わざと雨の日に来てここでゆっくりしてみたい。
またいつか。

火の神

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犬と散歩をしていたら富士山が煙に覆われているのが見えました。
麓の大野原で野焼きが行われているところでしょう。
毎年やらないと森になっていっちゃっうんだそうだ。
うさぎかなんかが火に追われて出てくると昔きいたけど、毎年出てくるということは何とか逃げることができてるのかな。

4日間かかって上演されるワーグナーのニーベルンゲンリング、壮大な話の中に炎が重要な役割を持って出てくる場面があります。
炎の正体はローゲという火の神。
初日はヴォータンという神様の親玉みたいなののブレーンとして重要な役割を果たします。
それ以降も要所で登場、もう歌手ではなくて音楽のみでその個性的かつ圧倒的な存在感が描かれる。

第1夜ワルキューレの最終場面。
ヴォータンは神として裏切ったものを許すわけにはいかない、半面親父としての娘への深い想い・・
その葛藤が素晴らしく重く感動的な場面。
ヴォータンはブリュンヒルデから神性を奪い眠らせ、目覚めさせた人間のものとすると宣言する。
怒りに震えるヴォータンではあったが娘の強い気持ちに心が揺らぎその懇願を聞き入れ炎の壁で囲い無数の男から守る事とする。
「この花嫁を手にいれるものは、神である私よりもっと自由でなければならない!」
と語るその言葉はジークフリートの動機(テーマ)の上に乗っかっており、音楽がこの炎を超え娘を手に入れるものが誰なのかを予言する。
その後、愛する娘はもう自分のものではないと悟った親父の切ない別れの言葉は泣ける。
あんなにすごくて怖かった神も、親父だった。



意を決したヴォータンが炎を起こすべく槍で岩山を三回突くと

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ローゲ登場。
この半音階で駆けのぼり高い音でワシャワシャ言ってるのがヴァイオリンじゃなくいてヴィオラとチェロなのがポイントでしょう。
ちっちゃいのがすごい速さで跳ね回っているんだけど、ちょっとちりちりの白髪頭って感じがする。

その後の炎が広がっていく音楽が
なんかかわいいのだ。
こんなすごい場面なのに、

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可愛い。

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その後木管に出てくるこれはいろんなずっとブリュンヒルデを表してきましたが、ここでは炎の向こうで眠るブリュンヒルデを指しています。

炎の奥で眠る娘を前にして、ヴォータンは一人
「我が槍を恐れるものよ、この炎を超えるでないぞ!」とか叫んでいるわけなんだけど、
その言葉は先ほどよりのさらにはっきりとジークフリートのテーマそのもので歌われる。
これはもう予言ではなく強い願いのようにも感じられる・・それはい色々矛盾をはらんでいるのだけど。

金管のユニゾンがジークフリートのテーマを復唱したあとチェロとヴィオラが歌っているのは親父の苦悩と切なさ。
別れのシーンでヴォータンがこの旋律にのせた言葉は「最後のお別れの口付け」。
でも今はもっと広い意味を持っていると思う。
これは泣ける。
しかしここはぶっちゃけ親子以上のものを感じていいんでしょ?
そのほかよく考えるといろんな矛盾が同時進行してもいると思う。
オペラ苦手な私だけどこの30分間弱くらいはいいですね。



昔、祖父が関東大震災のに遭遇した時の話をしてくれたのを思い出しました。
身一つで逃げればいいのに、みんな大きな荷物を持ったためにそこへ火が燃え移り・・
祖父には燃え移らなかったから私が今いるんでしょう。
私がすぐ逃げたくなるのはそのせいか・・全然違うか。
炎は神秘的だけど怖い。
人の手の中でコントロールされている振りをしてくれているうちはいいけれど、
一度暴れだしたらこんなに恐ろしいものはないと思う。
心の中にも小さな灯みたいなものが燈っていて、これが消えたらおしまいだなとかいうな気がします。
その手の話をきくとどこかしらけていたもんだけど、今やけにリアル。
まだ消させないよ頑張ろう。

トンネル

大崩海岸にあるその筋の人には有名な場所。
普通の人は気付かないようなところにあります。
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石部トンネル 東海道本線のトンネルとして1889年(明治22年)にとりあえず単線で完成。
この年、ブラームスはもう交響曲第4番を完成した後、有名なエジソンの蝋管への録音が行われた。
マーラーは交響曲第1番の初稿(今聴けるのとは全く違うもの)を初演したらしい。
そんなころ・・
昭和19年に別ルートに切り替えられて以降使われていません。
昭和23年の台風で山自体がえぐられトンネルがもぎ取られたような光景が有名・・
だったんですが平成に入ってからさらに崩壊が進行してしまい・・みたいなの。

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この部分は明治44年の複線化で増設された所だけどまだ鉄筋コンクリートは一般化していないのでレンガ積み。
条件次第みたいですが100年以上たってからの耐久性はコンクリート製以上だったりする場合もあるみたいですね。
誰にも見つからないような場所なので、訳ありな人が中に住んだこともあるようです。
煮炊きもしただろうけど、天上に残る黒いすすは間違いなく100年以上前から走っていた蒸気機関車がつけたものだと思う。

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積まれたレンガと、組まれた石のポータルがそのまま下に転げ落ちてる。
山ごとえぐられてるから落っこちちゃうのは仕方ないんだけど、ある程度塊がその形を維持しているところがすごい。
波の力ってすごいな。
大正時代の写真を見るともっと昔は沖の方向へ安定した砂浜が広がってる。
この場所の浸食とダム建設で砂が運ばれてこなくなったからみたいなのは関係あるのかな?
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ここには複線の線路が走る広くて安定した路盤があったはずなんですが、擁壁ごと崩壊してその辺に散乱。

神々の黄昏でヴァルハラ城が崩れ去ったとこみたいでしょ。



ジョン・カルショウというプロデューサーのもとショルティがウィーンフィルを指揮した指輪全曲のレコードは伝説みたいなもんでしょう。

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ブリュンヒルデは愛馬にまたがりの炎の中に飛び込んでゆく・・
グラーネかわいそう・・じゃなくて人妻になってもワルキューレなのを音楽が教えてくれる。
炎は神の城も焼き付くし、ライン川の水が拗すべてを飲み込んでゆく・・

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ショルティの録音はここでヴァルハラ城崩壊の効果音が入ってるんですね。
ドン!ガラガラガラガラドン!ドッタン!みたいな・・バックですごいことになってる。
ヴァルハラ城崩壊・・
カルショウの本を読んでいるっとこのことが出てきて、ちょうどこれを録音しているころ付近で建物の解体工事が行われていてイメージにぴったりだったのでそれを録ってミキシングした・・
スコアにあるト書きの翻訳を読んでみると音を立てて崩れ去る・・みたいなことは別に書いてないんですね。
まぁそんなことはいいんだけど。
これ面白い反面音楽とかオーディオにハマってしかめ面で聴いているときには浮いて聞こえることがあります。ステージ上でも聞こえる音なら受け入れられるんだけど・・演出も過ぎるとというか・・
でもカルショウの本を読んでいると、単に演奏を記録するのではなくて、究極の表現形態である録音という芸術を完成させるため視覚に置き換わる情報を音でとらえるということを一生懸命やってる感がすごく伝わってきて打たれた・・
だからいか・・

黄金

運転免許証の書き換えに行ってゴールド免許復活。
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交通安全委員会だっけ?反射材でできてるらしいこんなのをくれました。
子供やお年寄りに持たせれば光って守ってくれんのかな?
おっさんが鞄にぶら下げてたら逆に逮捕されそうかな。

ゴールドといえばラインの黄金。

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ベースから始まってホルンによる変ホ長調の生成の動機?が積み重なっていき・・
ラインの川底がだんだん現れてくるみたいだ・・
もっと大げさに何もない無から世界空間が生まれていくみたいでもある。
変ホ長調主和音で始まるわけですが、シューマンの「ライン」もそうですよね。
ライン川って変ホ長調な川なんでしょうかね?
知らないと何だか優雅でメルヘンチックな世界を連想してしまいますが茶色い濁流が怒涛のように流れる川らしいです。



初めて聴いたのは高校生のころでFMでした。
当然舞台の上は見えないしどんな筋で何をやってるのかも知らなかった。

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この世の光がすべてそろったようなこのページの直後、

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何の予告もなくいきなりヴォークリンデが歌う世界へ切り替わった時の驚きを今でも忘れません。
突然その世界の中に自分も引き込まれたと思った。
実際はふにゃーって幕が開いたりするのかな?
下手に舞台が見えていなかったのがかえってよかった。

ラインの黄金を守る3人の乙女が戯れている。
そこにアルベリヒという変なのがちょっかいを出すところからすべてが始まります。
俺はアルベリヒのファンだけどね。

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音楽から、この流れはゆったりとした優雅なものではなくバチャバチャとはねる波を持ったかなり速いものなのがわかる。
低弦のピッチカートは川の深さと豊かな水量・・

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神々の黄昏に出てくるときはヘ長調で上から降りてきてた。


実際の上演も4晩かかるこの物語、
長い時間といろいろな出来事を経て指輪となった黄金はラインの乙女に手に戻り、神々の城も何もかもライン川に飲み込まれて元サヤに戻るということなんだろうけど・・

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フロスヒルデ(ラインの乙女の1人)は取り戻した指輪を高く掲げ・・



前後違う調なのにここだけラインの黄金の冒頭と同じ変ホ長調なのは元に戻った・・ということを示しているのかなぁ・・
でもこのすぐ後に転調してすべてを飲み込むラインの波は変ニ長調なんですよね。
ここもボーっと聴いていると当たり前のように過ぎていくけど、音楽的には結構強引な転調じゃないですかね。
神々の黄昏だけど、ラインの黄金の最終場面と同じく神や天国の調性である変ニ長調に完結するところが怪しい。
穏やかになったライン川の波の上を乙女たちが指輪をもって泳いでいる・・・
けどその光景を照らしているのは神の光だから変ニ長調なんでしょここ・・
実は黄昏てなくて神々のペースじゃないのか。

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最後に叫ぶのがハーゲンなのも・・
ブリュンヒルデがあんなに高尚で感動的な自己犠牲とかなんとかやってんのを見たところで改心するとかそんなの全然関係ないんだよねこの人。
ラインの乙女は彼の首に腕を回して水中に沈めてしまうみたいなすごいはなしだけど・・
ハーゲンはアルベリヒと人間のあいのこだっけ?
神々は実は黄昏ていないし、人間は死んでも何度でも新しく生まれてくるから。
実際何も終わってなくて、またいろんな思惑を持ったそれぞれが新しい世界でおんなじことを繰り返すよということでしょう?
少しもハッピーエンドじゃない。
救いはバイオリンが歌い続けるあの歌。ジークフリートを身ごもっている事を知ったお母さんの喜びの歌・・
希望もまた生まれてくるんだね。

何をごちゃごちゃこじつけてんだという話ですね。
こういうのをああでもないこうでもないと考えるのも楽しみの一つ。
ただ耳で聴いて終わり以上の内容を持ってるんだから。
ワーグナーだけがやったわけではないけれど、この人は音楽そのものが意味を持って語るということを徹底的にやりました。
短い旋律や和音の動きそのものに意味やキャラクターを持たさせ、さらにそれらの変形や組み合わせが違う意味を生んでいく・・
これは凝りだすと本当にオタク的にいつまででもああでもないこうでもないと言っていられると思う。
音楽の持っているものが非常に大きい為オペラが嫌いな私にも聴いてみたいと思わせる。
しかしドイツ語を聞いて理解でない私には音だけで全曲聴きとおすのはさすがに厳しい。
この壮大な物語をオペラじゃなくて音楽だけで表現する巨大交響曲にまとめてステージに上げてくれたら・・
ロリンマゼールがCD1枚にまとめたやつを持っているけどあれは如何せん小さくまとめすぎでちょっと・・
脚本は全然別なものだけど、それを実現して聴かせてくれるのがグスタフ・マーラーの交響曲だと思う。


免許書き換えで一ネタと思いこんなの書いたら久しぶりに指輪を聴いてみようかなと思うに至りましたので私としては良かった。

立体化

何だかずっと天気が悪いですね。
いろんな方のブログで紅葉がきれいな写真を見ているといいなぁと思います。
自分もどこか出かけてみたい。
人のいっぱいいるようなところじゃなくて、何だかどうでもいいようなところに美しい景色を発見したい。
空気も感じる物がありますよね・・・その場にずっといいたくなるような空気・・・微かに感じる何だかわからないけど居心地のいいにおい・・
また、週末ダメかな・・

先日遠くのラーメン屋に行った後、近くのホームセンターとスーパーが一緒になったようなところへ寄りました。
嫁さんはいつもと違うところで買い物すると息抜きになるんでしょう。
おっさんはすることもないので隣の電気屋に入ってみる。
前にも来たことがあるけれど、パソコンの売り場が縮小していたのが印象的だった。
皆スマホでよくなっちゃったのかな?
高いテレビとか全く興味もないんだけれどなんとなく眺める。
中学校の時に音楽とオーディオには目覚めたけれど、映像系には無関心なままでした・・
でっかい4Kというテレビに専用のデモンストレーション用映像が・・・
あー、すげーなー。
2次元画面だから実際は二次元なんだけど、かなり奥行き感を感じる疑似3Dみたいな映像にちょっとびっくりしました・・
今テレビはあんなところまで行ってるのね・・

一時期どこにも置いてあった眼鏡をかけて3Dみたいなのはなかった。
あれはなんというか昔はやったらしい4chステレオみたいな感じで消えてくんじゃないのかなぁ・・

最近もうひとつびっくりしたのがグーグルマップ。都市部のものは何年か前からそうなっていたみたいだけど・・
うちの近所の航空写真をどんどん拡大していくと

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こんな3D的な、自分が空を飛んだような光景を見ることができます。
静止画像じゃ伝わらないと思いますが、これどんな方向角度に移動してもそれに合わせて映像も動くというか・・向こうに回ればあの立木を裏から見ることができます・・
グーグルアースみたいに地形情報と組み合わせて山や谷を表現というのはあったけど、例えば橋なんか谷にベタっと貼りついて落橋したかのように描かれちゃってましたよね・・
橋は川の上に水平にかかっているし、電柱もちゃんと直立している。
大袈裟に言うと、自由に空を飛んでみたい・・という夢がかなったみたいだ。

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こんな鉄骨を組み合わせた送電線鉄塔がちゃんと建っている。
その周りの小川の深さ、低木の高さ・・どうでもいいような雑草の高さまでとらえられている。

3方向からとった映像の差分を解析して・・みたいなのでしょ?
音響のステレオと似ている気もする。
自動で処理するらしいし、、きちっと情報が捕えられれば道端のごみだろうが放置自転車だろうが、立体表示できるんでしょう。
人が全く写っていないけれど、削除も自動化しているみたいだ。
すごいね、削除する人も写る人も不要なんだから、もう世の中人自体がいらないよね。

送電線鉄塔の魅力に取りつかれ、その姿を愛でたり分析して喜ぶ送電線鉄塔マニアという人種がいます。
その手の人はわかると思いますこれドナウですね。

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線路をまたぐ架線とビーム、クレーンなんかもちゃんと建ってる。
すごいところは張られた電線もちゃんと浮いて表示されて・・・・
だから何だという話ですが、面白くて一日中見てた・・
俺のうちははどうか!?と思ったら200mくらい先から非対応地域に入っていてペッチャンコだった。
これ見始めると止まらないなぁ・・・


もう革新的な技術革新なんかないんじゃないかと思ったけど、いろいろやってるんだね。
でオーディオは?・・・
まぁ、いいか。
私は現状の2chステレオ再生で十分満足。
楽しいです。



ワーグナーの楽劇ラインの黄金の最後、
ヴォータンをはじめ神々がヴァルハラ上に入ってへらへら笑っていると
ラインの乙女が「指輪を返して!」かなんか言っているのが聴こえてくるところ・・
3人のラインの乙女とハープが舞台裏で歌っています。
ショルティ、ウィーンフィルのを持っていてたまに聴きますが、手前のオーケストラとは全然違う奥の方で歌っているように聞こえます。
3次元的奥行き表現て1950年代から追及されていたんですね・・

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ラインの乙女の声がどこからか聞こえてき始めるところ。
ドイツ語が読めないけど、乙女のところには見えないくらい深く?ハープには3人のラインの乙女の後ろで・・と書いてあるような気がする。
虹の橋を渡って入る神々の城・・・この音楽も変ニ長調だ。
変ニ長調の世界は雲の上にあるんだと思う。

この後オケの壮大なラスト。
ここはディレクターが仕掛けて団員にお酒を一杯ひっかけさせた後に録音したんだって。
でっかいスケールで終わっていくでしょう・・・
面白いよねそういうの。

私は音楽には強く惹かれるんですがオペラそのものにはあまり興味がわきません。
だからテレビとかプロジェクターとかにも凝らなかった。
でも指輪はどうしても見たかったのでそれだけのためにプレーヤーを買ったりしました。
見終わると満足してもう見ないしプレーヤーもどっかいっちゃった。
本当は音楽を深く聞こうと思ったら文学とか演劇とか美術とかいろんな要素にも興味をもって掘り下げた方がなんかこう立体化していいのかもしれない。
でも私は音楽だけ・・薄っぺらい人間です。

私はジークフリートやブリュンヒルデよりラインの乙女にからかわれて馬鹿にされた揚句に怒って愛を捨てて呪いをかけるとか言い出すアルベリヒに心惹かれる。




パリ版

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今もあるのかわかりませんが、昔NHKをみていると”名曲アルバム”とか言って短い時間クラシックの名曲を流す番組があった。
ボケっと見ていると聞いたことがあり、とてつもなくかっこいい音楽が流れている・・
背景にはノイシュバンシュタイン城(ちがったかも)・・・
多分字幕を見てこれがワーグナーのタンホイザー序曲だと知った・・
かなりカットされている短縮版だったと思う。
でも聴きなれない人間にはそんなことはわからないし当時はまだよくわからず長いと嫌気がさしてくるのでちょうどよかったと思う。
ヴェーヌスベルクの音楽の嵐の波みたいなものがそのまま持続しているその上に巡礼の合唱が歌われ拡大していくその様に・・打ちのめされるくらい感動した・・・
単純で馬鹿みたいだけどバックのお城の画像がマッチしていてそのまんま感動してしまったのだ・・

さぁ、覚えたこの曲を聴きたい・・
お金もなかったのでCDを変えるチャンスはだいぶたってからやってくる・・ちょうど名前を知って興味のあったワルターコロンビア響のCDがまとめて再発売された所だった。

何度も思い出話をして本当に老人みたいだけど当時は小さな駅ビルの小さなレコード屋にもクラシックコーナーがしっかりあった。
末期みたいに隅の方に恥ずかしい感じでというのではなくて結構でかく・・
ワルター不滅の何とかシリーズ!とかいって女性の店員が作ったと思われるデコレーションに囲まれていた。
今この盤は、マックルーア盤とか言われていて、音質の面などから知っている人は知っている(当たり前か)盤です。

買ってきてさっそく聴いた・・記憶にあるのより・・ちょっとテンポ遅いかな・・なんて思いながら・・
ヴェーヌスベルクの音楽を聴きながらワクワクしてあの巡礼の合唱の再現を待つ・・・
なんかなかなか出てこないなぁ・・こんな長かったけ?・・・
あれ?なんて思っているとなぜか合唱が出てくる・・・
合唱?えー?
そうしているうちに何と曲は終わてしまった・・・
だまされたとまでは思わないけど、聴きたくてしょうがなかったあの部分がないことに落胆して解説を読んだ・・
パリ版・・・?
へー、そういうのがあるんだ・・・

当時はネットもWikipediaもない、興味のあることをどうやって調べてたんだっけ?
タンホイザーの解説を読んでいたらヴェーヌスベルクはポルノ世界みたいな話で衝撃を受けた。
中学生だったからみんなに言いふらしたけどあまり相手にされなかった。

これも30年前。

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テンポが速いので長くなりますが、通常版?
ヴェーヌスベルクの音楽の嵐の波みたいなものがそのまま持続しているその上に巡礼の合唱が歌われ・・
この先のトロンボーンが出てきて倍の長さに拡大されたコラールが歌われる部分が感動的なんですよね・・・


通常版、いいですね・・




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パリ版の同じものが聞こえるあたり・・ホルンとクラリネットが合唱を・・とはならずにさらに高揚していく・・
実際はこのかなり手前からヴェーヌスベルクの音楽が拡大されて演奏されてきています。。


パリ版、これもいいよね。





最終的には同じところに到達するんだと思いますが、音楽の味付け、濃厚さなど結構違います。
拍子も違うし音もよく見ると若干違う。
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通常版


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パリ版



堂々と


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いろんなブログを見てると時々なんかものすごく落ち込んでいて、あーこの人大丈夫かな・・というのに出くわします・・
でもしばらくすると通常運転に戻ってるんですよね。
みんな頑張って生きてるんでしょうね・・あたりまえか。

いま何だか知らないけど気分が安定しているというより変に上がっちゃったので勢いでこれを書いています。
私の問題点はこのあがってるのが持続しないというか忘れちゃうんですよね。
下がったときになんで下がってるのかを分析しても何もない・・
その時これ読んでみよう自分で・・・余計下がったりして・・


ずっと無駄に卑屈になって小さく陰に隠れて生きてきた私へ送るこの曲



べたですけどこの曲
ワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲。
ワーグナーの伝記みたいなのを読むとこんな人大嫌いだと思うけれど、彼の音楽は好き。
有名曲だからYouTubeにもいろいろあった。
これはマゼール・ベルリンフィルらしいけど結構好き・・・
終わり近くでやりすぎなくらいにテンポを落としてるのはマゼールらしさなのかな。
こういうはったりをやっても納得させるところが才能なんだろうねぇ・・

オペラの筋はなんとなく知ってるけど全然興味がわかない。
でもこの前奏曲は大好きだ。
本当はオペラの内容が結晶化している曲なのでその内容を無視して勝手に喜ぶのは筋違いかもしれない。
でも私は私なので、どこかの正しい誰かとは別な人間なんだから。

ちょっと話がずれるけれど・・
最近思うけど、本やネットに書いてある楽曲解説みたいなものは参考にはなるけど絶対的な答えなんかではないと思う。
仮に高名な研究者や評論家が言ったものだとしても・・

この際誤解を恐れずに言ってみますと、
作曲家本人が言ったことであっても、うのみにしないほうがいいと思う。
彼らは自分の大事な心情告白であるそれを馬鹿正直に言葉でしゃべったりなんかしないと思う。
それを伝えるのが音楽なんだから・・
音楽を通してわかる人間にだけ解ればいいと思っていたはず。
自分で感じていかないと。


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堂々の真正面馬鹿正直的なハ長調。
でっかいもんが堂々と進むと恥ずかしさも通り過ぎて立派に見えるんだよきっと。

一言Maestosoなんて書いてあるんじゃないかと思ったらなんかドイツ語で
sehr mäßig bewegt
きわめて適度に活発に?
なんだよそれ・・
きわめて適度にってまたずいぶん限定的な言い方で、こまけー話じゃないか。
聴いてる印象と違うなぁ‥
直訳したってしょうがないんだろうけど、面白いね。

聴いてて思ったけどここ馬鹿みたいに金管が押すんじゃなくって、木管がいい感じに見え隠れすると真珠の貝殻みたいに少し七色に輝く光が見えるんだよね。
こういうのを引き出せるかどうかが指揮者の腕なんじゃないかなぁ‥

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このあたりから始まる雄大で力強く、でも優雅な音楽も大好き。
こんな風に生きたいね。
人が私をどう思うかなんてもう犬の糞みたいなもんなんだよ。
自分がこんな気持ちで生きられたらそれでいいんだよ・・
こんなふうに生きられたらいいのになぁ・・

スコア上でホルンは木管と金管の間のどっちとも組めるよーみたいな位置にあるもんだと思うんだけど、
よく見るとこのスコア、ホルンがファゴットの上に書いてありますね・・
こういうのもあるのか・・
ここの低音の動きも大好きなんだよなぁ・・俺に任せろ。みんな乗って来いよ!・・みたいな

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ずっと押すばかりじゃただのバカみたいだけど・・
内向きな一面も見せてくれる・・
ここ自問自答みたいな掛け合いなんだね。

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ここは低音楽器をやってたら憧れるでしょ・・じゃない、私は憧れるんです。

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朗々と歌われる主題もいいけど、それが終わってからもずっと登り続けていくここからに萌える。

中学生の頃、朝この曲を聴いてから学校に行くといいことがある・・みたいなアホみたいなおまじないがありました。
で本当に良いこともあったんだよ。
そう、人生の中でいい時もあったんだよちゃんと。
その後の嫌な時代の印象が強すぎてその陰に隠れちゃってるんだけなんだよ。
私もこの曲みたいな人間だと思って生きられたらいいよなぁ・・
勘違いでいいんだよ。

私の人生が何だろうが、関係なくこの曲は存在してこれからも演奏されていく。そんなの当たり前だけど。
いい曲だねぇ・・涙が出そうだよ。
作曲者の人間は嫌いだけど・・

溶け込むハープ トリスタンとイゾルデ他

プロオケでヴァイオリンを弾いているような人はみんな2歳か3歳くらいから習い始めるんでしょう?
ピアノもそうですかね?
管楽器は意外と中学の吹奏楽部から・・なんていう人もいるんでしょうか・・
で、ハープは?
ハープってその辺で教えてたりするんでしょうか?

ハープというと人魚が月明かりの下で弾いてそうな綺麗なイメージがあります。
でも昔行ったいくつかの実演で聞いたピッコロとユニゾンでつくる固く輝く貴金属みたいな音とか、低域で打ち込む鐘のような固くて深みのある音が忘れられません。
最近聞かない気がするのは楽器のすぐ近くの席で聴かないからかな?

開演前だったか弾きながらペダルをどんどん動かしているようすも興味深かった。一度そんな席からきいてみたい。

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ハープの使い方にも作曲者の個性が出ますよね。
当たり前か・・・
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トリスタンとイゾルデの愛の死で・・
ここいいですよね。。ハープ結構やってるんですけど、実際には弦のトレモロが金色の草原みたいあたりを覆いつくしててハープはなんとなくやってるな・・程度しか聞こえないですよね。
昔ハープだけ打ち込みして聞いてみたことがあるんですけど。結構いい感じなことやってるんですよね。
前のほうの席で聴けば聴こえるのかな?


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ラインの黄金の最後の部分、6台のハープがスコアに入りきれないので、おしまいに付録みたいに記されてますよね・・・
聴いたことがない頃、間抜けな私はスコアの最後だけ立読みしてこの曲はハープだけで終わる音楽なんだと思ってた。
バカですねー

ここ、舞台裏にもラインの乙女を伴奏するハープがいて、7台でしょ・・そんなにハープっていっぱいいるんですか?

ここもオーケストラが堂々たる音楽をやってるのでハープそんなにクリアに全部聴こえないですよね。。それで正解なんだろうけど、一度このハープ思いっきり聞いてみたい。

レア楽譜? ワーグナー トリスタンの冒頭

先日、出かける前に少し時間があったので短いけどちょっとくどい曲を聴きたいと思い、トリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死、チャイ5の2楽章を聴いて出かけました。チョコレートケーキとモンブラン食ったみたいだななんて思いながら。
そしたら出かけた先でモンブランをいただけておいしかった。
それじゃただの日記じゃないかということで
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トリスタン前奏曲のスコアをボーっと見てたんですけどチェロが歌いだしたところでやたらに分奏しているように見えてえぇっ!?
よく見るとチェロとコントラバスの間にホルン、ファゴット、バスクラリネットが挟まってるんですよね・・・何でしょうかこれ?
誤記ですよね。。
なんでこうなってんだろ?

お札の印刷ミスが見つかると価値が上がるとか言って騒ぐみたいですけど、楽譜はどうなんですかね?
見ると幸せになれたりするんでしょうか?

このあたりの音楽、チェロの下から絡むように相槌をうつ第2ヴァイオリン・・チェロの歌を引き継いで半音階的にうねーっと歌いだす第1ヴァイオリン・・と思ったら私が歌うの!と歌を取り返していくチェロ・・
ここのこのうねうね絡み感がいいですよね。