この先があることば幸せ。

ブログを読んでいて阪神大震災のことを思い出した。
あの日の前夜、寝ようと明かりを消すと窓の外で工事でもしているのか煌々と投光器がたかれ眩しかった。寝られねーよ夜勤?とカーテンを開けるとそれは音もなく異様に輝く満月。
えっ?っと思ったのを覚えてる。
今でも妙に強く輝く満月を見ると不安になるけれどもう25年もたったのか。
ちょうど就職活動の時期で何度か東西を往復し、始めは播但線や山陰本線経由で大きく迂回していたけれど復旧が進んでくると代行バスを挟んで神戸市内を通過することがあった。
今だから言えるけれどどこかに見てみたいという気持ちがあったかもしれない。
徐行する普通電車の車内からまじかに見える状況にそんな自分が恥ずかしく申し訳ない気持ちになったのを覚えている。
今でも目に焼き付くあの光景を思い出すと、生きていられるという事は内容はともかくこの先に可能性を与えられているという事なのであって得難くありがたく幸せな事なのだと思う。
就職活動も結局形だけのごっこであり、ここでいいやと実を投じた先はブラック企業であった。
たまたま休日出勤の命がくだらなかった土曜の夜、朝から呼び出されないよう車で一晩中走っていると神戸だったことがあった。
どこに行けばいいのかもわからず時間もないのでとりあえずしばらく行けてなかった床屋に入ったのは覚えてる。後は何の記憶もない。
ちゃんと行ったことは一度もない神戸へ行ってみたいと最近思う事がある。あの床屋を見つけられたら面白いけれど・・海が見えたような気もする。

別荘地の中のカフェへ行った。
2軒ある候補のうちのおしゃれな方は車がいっぱいでなんとなくやめる。
もう一軒のここは
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車はあるけれどなんとなく常連さんがカウンターにいるだけで混んでないだろうという確信はあった。
入り口のガラスに貼られた紙にはそっけなくもうじき閉店するという事が書いてある。
ここへ来る直前メニューを調べようと見たネットで先に知っていたのでもう驚かない。
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メニューを持ってきてくれたシェフがどちらからですか?と話しかけてきて
答えているとお店を閉める話へと勝手に進んでゆく。
せっかくここを知ったのに・・
こんな田舎ですから平日はまったくで・・
今SNSとかでどんどん広がる時代だからもう少しこらえれば・・
そうなんですけどね、オーナーと意見が合わなくて・・
ここを初めて3年目なんですがいろいろとやりたいこともあってこれからこういう風にと考えていたんですけどね・・
5か年計画位で軌道に乗せる計画を持っていたけれど、実際の売り上げ等でオーナーさんともめたらしい。
社長がそういう人じゃなくて・・とちょっと感情的な言葉も聴かせてくれた。
残念と言うか、寂しいね。
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ピザは先の方がいいでしょう?ときかれてはいと答える。
おいしいよ。
ちょうど食べ終わるタイミングでパスタ・・
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美味しいし価格もリーズナブル。
メニューもそこそこ豊富。
いいのにね。

確かにこの場所じゃ平日の集客は難しいかなぁ。
すぐそばにある別なお店はどうなんだろう?
少なくとも休日は超満員だ。
インスタだっけ?絵的な内容もSNSな人の嗜好に合わせるとかでうまく攻められないと今はダメなのかな?
シェフもネットのこういうのにも登録してるんです・・と力強く語ってたけれどそれは自治体か商工会がやりそうな旧態依然のローカルなサービスじゃないかな。そんなの誰もみませんよなんてもちろん言えない。
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昔会った同級生は店を出したがうまくいかずに借金を返済する毎日だよと笑顔で話してたけれどまだ若かったからな。
ほかにも似たような話をいくつも聞いた。
私は他にお客ががいないと居心地がいいなんてしょっちゅう書いてるけどお店も命懸けで空いてちゃいけないんでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=_4t1KUZunec
音楽も歴史に残るような革新的な作品は当初一般聴衆の理解が得られず初演大失敗伝説とか演奏されるようになったのは数十年後とか言うのが結構ある。
大ブーイングとかは作品への反応があったということでもあるわけだけど、会場に誰も来なかったみたいなのは作者がかわいそうだなぁ・・
そういうのって、資金力のある興行主がついて事前に新聞に作者の噂ををあることないこと流し、買収した評論家に試演を聞いたがまれにみる傑作だとどっかに書かせれば会場は満席。サクラの10人くらいが先行して拍手と喝采を送れば・・
私は昔から馬鹿の勘違いポエムみたいな頭で生きてきたので芸術と商業主義は対極にあって相容れないものというイメージを持っていた・・・けど逆だよね。
いろんなこと勘違いしてきてもう手遅れ。
もちろん内容がなければ一時的に売れてもすぐに飽きられ忘れられちゃうだろうけれど。

ラヴェルは大ブーイングみたいな話はあんまりないけれど、親しい友人が集まり作者を伏せて作品を聴くみたいな場でだれもラヴェルの作品と気づかず笑いながら酷評してしまい・・
彼は無言で部屋を出っていったというのがある。
あちゃー・・って感じでしょうね。

寂しいと思う反面、オーナーは次を探しているらしいことを別なところで見ると次はどんな店が?と期待のようなものがない訳でもない。世の中そんなもんだし、辞めちゃうシェフにもこの先新たな展開があるんだろう。
壊れてしまうからその先があるのかもしれず、悪いことじゃないのかもしれませんね。
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もうすぐおしまい。

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ベートーベンじゃなくて。

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ランチにと思ったら今日はお茶だけなんですだったカフェ。
意地になってじゃないけれどよそで昼食をとった後お茶を飲みに戻ってきた。
農家の庭先というかもと納屋のあったところという感じ?
入るとお店の人が顔を見てあっ・・・はじめてですよね?ささどうぞと案内してくれた。
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なんかいい感じじゃない。
うちは農家をやりながらなもんですからすみませーん。
いえいえ、なんにも問題ないし大丈夫ですよ。
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メニューの説明をしてくれながらケーキのところを指して
今日はもう出ちゃったんですけど・・
えもうないの?
あでもうち用のケーキがありますからそれでよかったら・・
なんか、カット失敗しちゃって正式に出せないものを100円で出してくれるそうだ。
100円て・・ありがとう。
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粉を挽くところからという米粉の抹茶シフォンは、どこにも変なとこなんかないしふわっと感もなかなか。
抹茶感はあんまりなくて素直なおいしさ。
香りが選べて白桃の紅茶は味わうというよロ飲むとホッとするという感じ。
その二つがよくあってた。
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自由に見ていいという2階は工房。
よくわからないけれどなんか奇麗ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=BlMkSwRE5FQ
昨年末某所で、
来年はベートーヴェンの生誕250年ですからいろんなところで彼の作品が演奏される機会が増えるでしょう・・というようなのを聞いて嫌だなと思った。。
年明け某所で偉い人がでっかい声で
俺は一昨年ベートーベンのピアノなんとかてえのに行っ・・
続きを聞きたくないので用があるふりをして部屋を出る。
なんでそうなってしまったかを書いてみてもしょうがない。
そもそもこの曲全然ベートーベンじゃないし。
ラヴェルは知人の子供が弾くことを想定してこれを作曲したけれど実際子供の手に負えるものじゃなく・・それはテクニック的な事よりも・そんなのお前が言うなというところでしょう。
ラヴェルは自分でこれはサティのジムノペディをパクってんだよと公言していたと思う。そういえてしまうのはそれ以上の自信が・
私は音楽が好きだと思っているけれど、音楽はそう思っていないかもしれない。
迷惑な片思いかと思うとむなしくなるけれど、かまわないよ。
この曲は美女と野獣。
低い声で怪しくブーブー言う変なのと踊っていると最後にはなんか光を放ちながら美しいお王子様の姿が現れて・・
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オケ版は多彩な楽器や特殊奏法でボーっと聴いててもわかりやすいけどピアノでは・・大丈夫。転調で別世界感をちゃんと見せてくれる。
さらにその後素朴にかわいく踊ったり喋ってた女性の旋律がうっとりしてんのかなんか溶けちゃってんのね・・
音数も少ない音楽をピアノという楽器でだと間が抜けた感じになっちゃいそうでここ難しそう・・お前が言うなってんでしょ。
こういうの似たような話が他にも散々あるんだろうけど、考えてみるとみんな美しい方が正しく醜い方全否定だよね。
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こういうところの本棚って、オーナーの私はこういうのが好きでこんなことを考えてますという主張というか紹介の場でもあったりしますよね。
めずらしく自分も読んでみたりして。
自分もやってみようとかまでは思わないけれど。
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ここで流れてたのはちょっと前の流行歌をピアノで弾いたようなのだったかな。
なんかいい雰囲気でしたよ。
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農家のカフェ、
今ランチは完全予約制なんだそうだ。
営業日もかなり特殊でなかなか来れないかも。
でも、そこがいいよね。
素敵な時間をありがとう。
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遠くには子供の頃に印象的に眺めた風景。
宅地やマンションで埋め尽くされちゃったけど、こんな広い景色がまだあったんだ。

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いいなぁ・・っていうのは意外なところにぽっとあるのね。

口内炎で口の中があちこち痛いのは、自分の体がお前しばらく物を食うなと言っているのかもしれないと思った。
思ってんのにどこかへ何か食べに行こうと思った。
ちょっと近場でいい店はないか野菜がうりみたいなの・・
地図を眺めるとまたあるわけないようなところに自分に家で採れた野菜を的なお店を発見。
もう何十年も見てきた通りから気付きもしなかった路地に入れば、近所なのに全く知らない別世界に来たみたいだ。
曲がるべき交差点を通り過ぎたり戻ったりしながら・・・あ、
closedの表示。
まあ、よくあるパターンだなと受け入れかけると
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今日は13時開店です。
これから開店かと喜んでたら人が出てきて
今日はお茶だけなんですよ・・
じゃどうしようか、ああ近くのあそこでいいじゃない。
ランチは予約みたいなのを見かけた気がしてダメかなと思ったけれど電話したら大丈夫ですよといってくれたので
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またここへ行った。
インターホンを押すと人が出てくる。
さっきでんわし・・こちらへどうぞ
名前も何も確認せず丁寧に案内してくれる。
先日来たときは誰もいなかったけれど今日はほぼ満席というか満室という感じで人の声があふれる。
廊下の突き当り、
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なんかいいねこれ。
照明をうまく使って・・・
民家だとトイレットペーパーとか訳の分かんないもんが押し込んであるようなとこでしょこれ。
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案内されたのはこたつ。
いいねこたつ。
電話したときに炬燵になっちゃいますけどという断りがあった。
嫌だって人もいるのかな?
個しか膝が痛いときついかな。
隣の部屋はテーブルを二つつなげて女子軍団が占拠、またうるさいと嫌だなとか思っちゃったのは内緒。
今日のランチは・・驚きのカツ丼。
え?カツ丼?
こういうところだから季節の野菜と魚が一品とかそういうのを想像していたから。
隣の女性軍団はみんな40代以上くらいだろうか、ちょっと落ち着いた感じ。
よくあるギャーギャー騒ぐ感じではないので少しホッとする。
多分仕事関係ではなく趣味のあつまりかな?
でも今は誰もその内容には触れない。
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しばらくするとランチ登場。
さすがおしゃれというか、どんぶりでなんか出てこないのね。
色々あってなかなかきれいじゃない。
にんじんとマカロニの塩レモンサラダにカリフラワーのピクルスとか・・

そして隣は・・そんなに近所でもないらしいけれど、誰かが恐ろしくローカルな場所の話をしたときみんなあーと理解したわけだから少なくとも同じ市内、結構近くの人たち。
年齢差があるようで上の人を立てる様子もあるけれどその相手は上から喋ったりしない。
訳のわかんないカーストみたいなのもないし馬鹿みたいにマウント取ろうとする人もいない。
1人が機関砲みたいにしゃべって他は頷き係みたいなのでもない。
延々誰かの悪口を並べたりもしない。
ちょっとしたフォローも自然で優しい。
話の内容はさすがに恋愛話ではなく・・・あでも別なカフェで80くらいのおばあちゃんの集まりが現在進行中の恋愛話をしているのを聞いたことがある。
だんなは死んじゃったからいいのよとか・・
その場に浮かんだ話が大きな流れを作って連鎖的にいろんな話へ移行してゆく。
高尚でもなく気取るでもないけれどなかなか深かったり面白かったり・・
実体験からのちょっと昔の話は非常に興味深い。
書けないけれど現在進行形の今の話も面白い。
関係ない私もなんだかんだとずっと聴いてしまいへーとか言いたくなるような感じ。
こういう集まりもあるのね・・
そんなだから飯もうまい。
口内炎が痛いからちょぼちょぼ少しずついろんなものを食べていくんだけど、いちいち美味い。
ああ、素敵な時間。
よかった。


https://www.youtube.com/watch?v=i2nDqFKNctU
ソナタ形式とかこういう小品に見られる小さな三部形式とかで冒頭の顔みたいな部分が戻ってくるところ、展開して全然違うところへ行っちゃってる音楽からどう帰ってくるかというのは作曲家の手腕の見せ所だったりする。
形式的にいったん止まってはいじゃ戻りますみたいなのから、そこしか行きようがないだろうという必然性をもって雪崩のように突っ込んで行くもの、ダジャレみたいにつなげちゃうもの、いつの間にか戻ってたみたいなの、元に戻ると同時に全く新しい世界を見せてくれるというもの、かなり後になって戻っていたことに気付く考え落ちみたいなの・・
なんであれ、はっ!っとさせたもん勝ち。
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雑誌の企画に答えたらしいこの曲はとても小さいけれど、思考の森にどんどん入り込みどこへ行っちゃうんだろう?と思ってたら元の位置に立っていたみたいな・・さすがですよねこの人。

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目の前はこの光景。
あそこで飯はないな。
夏に冷たいものをとかはいいかなぁ・・

結局、何の集まりなのかはわからなかった。
なんかわかんないけどいいですね。
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お店を出る時、
こないだ来られましたよね?
良かったお店覚えてもらえて・・いい笑顔。
よかった、私も覚えてもらえてて。
また来ます。
ちょっと予想外な感じでいい時間を過ごさせてもらい、体調不良でもやもやしていたけれど何だか明るくなった。

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失敗して思い出して冬の旅

犬とお散歩。
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後ろのあの農業倉庫、私には笑っているように見える。
最近は歳のせいか仏頂面で歩いていることも多い犬だけどふと振り返ったら満面の笑顔で走ってた・・のに私の視線に気づきサッと仏頂面に戻る・・なんだそりゃ?
このとき昼には喜多方ラーメンが食いたいなーとか思ってた。
喜多方へはいけないけれど喜多方に本店があるチェーン店が近くにあるから・・
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これはもう結構前、喜多方にあるその本店で。
おいし・・あでも近所のあの店と同じコンセプトで・・考えてみれば当たり前か。
家の近所で本場と同じ味が楽しめてることはわかったけど、こんな遠くまで来ていつもの味かと思うと微妙な気持ちになった思い出。

結局、嫁さんの大反対にあいラーメン屋には行けなかった。
代わりにすぐ近くに最近できた店へ行ってみるとまれにみる大失敗感に打ちひしがれたりもしたけどいいかそんなの。
会津と言えば、
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会津若松から只見線というそれ自体が秘境みたいなローカル線に乗ってみたことがあった。
全線乗り通そうと思うと列車は一日2本だか3本しかなく、景色見たさに日が暮れてしまう前の列車をと思えば会津若松で前泊し朝5時半ごろの始発に乗る以外になかった。
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会津盆地をしばらくまっすぐ走りいよいよ山へぶつかるあたりでちょうど日がでて明るくなり、谷に沿って山へ分け入るとむかし話みたいな景色が見え始める。
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長距離を走る列車は遅れなんかを取り戻すバッファみたいな意味でか、主要駅で長時間停車することがある。
記憶では寒くて寂しい印象もあるけれど今こうして写真を見ると、綺麗なところですね。
一本のレールに何本もの列車が乗る鉄道にとって、追突や正面衝突を防ぐ手段は絶対的必要不可欠な問題なのだけど、
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このタブレットというものを使う昔からの仕組みがこの時点でかなり珍しく、見てみたかった。
今はもうどこにも見られないんじゃないかな?
運転手さんも外へ出て体を伸ばしてとかかな。
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本当は途中のどこかで、小さな宿に泊まりつつとかがいいんだろうけどなぁ。
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なにかと思ったら消火栓。
雪の積もり具合に合わせて何段階もの取水口があったと思う。
きっと、雪にないところで生まれ育った私には想像もできない苦労がいろいろ沢山あるんだと思う。
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静かですね。
地元の人の他、ただ乗り通すこと自体が目的な人もいたけれどキッパーな時期にありがちな目障り耳障りな変な人はいない静かな車内だった。
いまはたしか災害で長期に不通になっているんだったと思う。
逆にそんな場所だから鉄道が残ったともいえる?
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ゆっくり進む。
旅って感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=aWs6ZrJd3LU
これはラヴェルの作品でフォーレの名による子守歌。
フォーレがなくなった際、音楽雑誌が追悼企画として複数の作曲家に呼びかけたのに応じてという話で
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ガブリエルフォーレの綴りが音名化というか旋律化されてるという・・
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BAHCとかDSCHなら聴いてそれとわかるけどこんなの聞いただけじゃ何だかわかんないですよね。
でも面白いね。
小さいけれどいい曲ですねこれも。
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長大な峠のトンネルを超えると青空がみえた。
冬季通行止めなのか雪に埋もれた国道の鉄橋なんかの他にはほんとに何もない景色が印象的。
ふだん雪の降ることがないところに住んでいるから、
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こんな景色を見ると心中大騒ぎ。
一人ジョイント音に耳を傾ける汽車旅って音楽みたいですね。
平野に降りると終わりの予感に寂しいような気持になった。
5時間乗ったと言ってもあさの5時台からだから終着駅でまだ10時台。
でもどこへ行きたいとも思えず何をする気にもなれずそのまま家へ帰ってしまった。
私の頭はそれを虚しかったから・・と記憶しているんだけれど、
満足したから・・でいいじゃないね。
何でも極端に悪く受け止め記憶してしまうこの頭。
何故こんなふうになっちゃったかはいいとして、
死ぬまでに少しでも開放したいと思う。
大丈夫、できると思う。
少し前くらいなつもりのこの旅も、調べるとちょうど10年前の今頃だった。

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あんなところにこんなもんが

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最近何でも古民家って呼んじゃうのには抵抗を感じるけれど・・
建てられたのは70年代という感じでしょうか。子供の頃通学路沿いによくみたこんな家も、最近は庭の大事な木々ごと潰されはがされ庭というより全面駐車場の今風の家に建て替えられてゆく・・
もう子供はとっくに独立してよその土地に行き、よその子がその土地を買って新しい生活を・・時代の入れ替わりみたいなものを見る様な・・
そういう意味では古民家か。
私個人にとってだけど、この民家カフェの最大の特徴は家からも勤務先からもしょっちゅう通うスーパーからも歩いていけるような距離にあるという事。
このあたりは観光とかおしゃれな店とかそういうの不毛地帯なはず。そこに素敵なカフェが存在するんだとするとものすごい違和感を感じそのこと自体が面白い。
引き戸を開けると普通に他人の家の玄関みたいなのが・・当たり前か。
呼び鈴を押してくれと書いてあるから押してみると人が出てきて丁寧に案内してくれた。
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古民家とか現役民家利用なお店も結構行ったけれど、畳の上にテーブルとイスってのが妙に浮いちゃって進駐軍に接収されたみたいになっちゃってることがあったりするんだよね。
でもここはそんなことのない一つの世界が出来上がってた。変なもんを置いて見せるとか飾り付けるとかそういう事じゃないんだよね。
や、やるな。
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いろんな紅茶もよさそうだったけれど
和パフェ。
抹茶アイスなんて年寄の食うもんだとか言って拒絶していたけれど、おいしいと思うようになった。
最近の新築住宅には畳の部屋なんかないんでしょう?
そこにみる若いお父さんもお母さんも畳なんか知らずにフローリングで育った世代かもしれない。
子供のころ通学路に畳屋があった。はみ出たイグサをバサッと切り落としていくのが面白く・・
いいから帰れ!なんて怒られたりして。
竹細工職人とかもいたもんね考えてみれば。板の間に胡坐をかいて竹でかごを編んで・・
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黄な粉がふってあるのね。
黄な粉大好きな嫁さん、むせてた。
最初に見た時はなんか小さいなとか思っちゃったけれど、食べれば満足。
むしろこのくらいの量がちょうどいいのかも、
安価な価格と合わせていい感じ。

BGMはよくあるような流行歌をジャズにしたようなの・・スピーカーどこだ?
見つけたそれはケーブルも何もない小さな箱がWi-Fiかなんかで鳴るような奴で今風だった。
トイレに行ってみるとそこ専用のBGMが流れて特殊空間みたいな雰囲気になってた。ただそれだけのことだけど、沢山ある同種の店のいくつかを大きく引き離しているような気もする。

https://www.youtube.com/watch?v=MUCJD_Ani3A
むかし何となく聴いてたラヴェルのヴァイオリンソナタ。
2楽章にジャズが出てくるのとは別なこちらは生前出版されなかったから遺作だそうだ。
ぼーっと聴いてたらあれなんかこれすごくいい曲じゃない。
知ってるつもりのものでも、はっと再発見というか持ってる深みや良さに気付くことがあるのね。
この世に生きる意味の一つは発見を重ねてゆくことだ。
まだ生きてていいみたいだ。
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なんとなくあーこれいいなーと思ったりして。
飲み食いにはちょっとあれだけど、外の景色を遠くに見つつ何か読むとか書くとか・・
窓の外には見慣れた街並み。だけどこの角度から見ることはあんまりないからちょっとだけ新鮮。
向かいの小道は小学校に入って初めての遠足で歩いた道だ。通るたびにそんなことを思い出したのももうずいぶん昔となって、思い出自体が消えかかってる。
今の会社に入ってもう20年。毎朝同じ時間に同じ所を通るから誰だか知らないけれど毎日同じ顔が同じ所を歩いているのを見る。
毎日見かけたはずの人たち、ふと気づくと見かけないのね。
なんでか知らないけどいくつかの顔が頭に浮かんだりして。
あのひとたちいまどうしてんのかな?
気が付けば結構な時間がたって、本人も驚きの今があったりしてるのかな。

主に接客してくれたのは男性だったけれど夫婦なのかな、最後に奥さんらしき人が玄関まで笑顔で見送ってくれたりしてお店の印象はすごくよかった。
ランチとか、また来てみようと思う。
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店の向かいにはそこそこ大きな川。
富士山の溶岩流が今でも川底を埋め尽くして・・子供のころから見てたからそういうもんだと思っていたけれど考えてみるとかなり特殊な景色なんですねこれ。
アップで見れば美しい渓流がそばにあるように見えたりするかな?
でも実際全然そんなイメージじゃない。
いつもの、あのあたり。

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酒蔵と紅葉とまにあわなかった。

嫁さんにどこに行きたい?と聞くと、何度か行ったことのある酒蔵カフェに行きたいという。
あそこかぁ、いいね。
かなり遠くて時間的に飯食ってきただけになっちゃうだろうけど別にいいか。
道中、絵にかいたような紅葉を見ることができたけれど運転中だし、そういうところは車を停めにくかったり有料道路だったりして写真は一枚もなし。
でもリアル記録より記憶のなかだけにまるで絵画のような形で焼き付けられてるというところが良かったりするのかもね。
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目的地のすぐそばにはすごく古い神社。
あまり見ることのないつくりの社殿?はとても古そうだというだけでなく吸い込まれそうな何かを感じる。
だけどこの時写真撮るだけでちゃんとお参りしてこなかった。
今頃後悔したりして。
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柿・・
昔はガラス戸なんかなかったんですもんね。
近所にあった障子と木製雨戸のみで人が住んでる家は子供のころからあまりに当たり前にあったので何とも思っていなかった。考えてみるとすごい事だと気付くとすぐに解体されてしまった。
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座ろうと思ったあの席には予約席の札。
結局誰も来なかった。
日が当たって暑いからよしなみたいな意味だったのかな。
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座った目の前は障子があってこんな感じ。
景色みたいなんて思ったけど
これはこれでいいね。
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粕汁に、鮭は避け粕漬け、豚の角煮はお酒で煮込んでるそうだ。
酒屋さんならではな料理ですね。
みんなおいしいよ。
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酒蔵は武家屋敷じゃないんだけど、ここ来てあの景色を見るためになぜか武士の世界みたいなイメージが頭に浮かぶ。

https://www.youtube.com/watch?v=Nbqn7evcRo4

張り詰めた極限的緊張みたいな開始のラヴェルのツィガーヌを知ったのは結構早かったと思う。
勉強するふりをしながらヘッドホンでラジオを聴いていて、高校生・と言ってもプロのとかソリストとかが視野に入った人たちでしょう?のコンクールでこれが流れてたんだと思う。
おんなじ曲のいろんな人による演奏が連続して流れるため聞き比べとなる。
小難しいことはも何にもわからなかったと思うけれど、一人だけずば抜けた奏者がいることはわかった。
如何にもすごく聞こえるけれど実はハッタリを大きくきかせているだけで審査結果はよくなかったりしてみたいな生意気なことを考えていたのも覚えてる。
自分には遠く近寄ることもできない世界だと思っていた。
いま、実際そうかなと思うけれど
でも何もやる前からそんな風に考えちゃうのはまちがいだ。
なんでそん・・まいや

この曲、言葉は悪いけれど曲芸披露的な面をかなり強く持っていて、ただ聴くだけじゃなくやっぱり弾いてるのを見るのが面白い曲ですよね。
とはいえ聴くだけでもいつまでも何度聴いても飽きさせない内容を持っているところがラヴェルなんでしょうね。
弾いてるのを見れなくても楽譜を見てるだけでも面白い。
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ホルンパートで音符のそばに+が書いてあったらゲシュトップフト奏法の指示ですが、ヴァイオリンだときっと左手でピッチカートするという意味でしょう?
♢はハーモニクスで・・0は解放弦でってこと?
こういうの書いてるとき「楽器もできないくせに」とつばを吐くような声が聞え続けてる。
一度頭のなかを洗浄したいけどきっと一緒にみんな流れちゃってなんにも残んなかったりするんだろうな。
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いくつかの候補から選べるデザートは、
前回食べた水ゼリーはほんとにただの水だったので今回は柚子ゼリーにした。
おいしかった。
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紅葉っていうのはきっと午前中に見るもんですよね。
谷間を燃えるような紅葉が埋め尽くしているのがわかったけれど、他より早くすごい速さであたりを埋め尽くしてゆく影に光を奪われに沈んで隠れているような印象だった。
もっと早くでかけようよ・・なんて言えば怒り出すかな?
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言いたいことを我慢しているつもりの時、相手は同じかそれ以上の我慢を抱えていると思う。
うちは半人前どころか四分の一人前みたいなの同士だから二人合わせてもまだ半人前だ。
傍から見れば色々あるだろう。
でも揉めるでもない、いがみ合うでもない、陰で罵り合うでもない・・適当に楽しいよ。
これでいいと思う。

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わがままいわせて

海沿いを走っていると地魚料理みたいな店をみつけた。
嫁さんは鮮魚系がダメでそういうとこに二人で行ったことは一度もない。
それでいいと思ってたし思っていくけど・・たまにはいいでしょう?
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この先にも他はないと思うからか珍しく嫁さんはしぶしぶながらも応じてくれた。
さっきまで晴れてたのに雲っちゃったなぁ・・
向かいで嫁さんは私の心が曇ったからですとか言いってる。
メニューを見るとちょっと高いのね。でもほんとにすごく美味しいのなら実は安いのかも。
思い切って高くても金目鯛・・ちょっと博打感が・・あそうだ、ここには書いてないけど入り口にランチと書いた黒板があったんだった。
聞くとまかない丼か日替わり定食だというので一つづつ・・
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かつおの出汁がついてきて最後はかけて食ってくださいとのこと。
メダイと・・なんだっけ・・聴いたけど忘れちゃった数種類の魚のぶつ切りが漬けになってた。
漬けになってるところがいろいろカバーしていい感じになってるわけでしょう?
新鮮で舌に吸い付くとかそういうのじゃないけれどでも美味しいからいいじゃない。
よくある原価計算表が透けて見えるような露骨に削ったランチという感じじゃなくてちゃんと楽しませてもらえた。
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嫁さんの日替わり定食もなかなかいいじゃない。
牛肉は嫌いだとかホタテは嫌だとかでほとんど俺が食っちゃった。
いつもは喜ぶプリンにも粉でつくるプリンの味だとか難癖をつけて荒れてみせるところがほほえましい。
まぁまぁ・・次はあなたの好きな店に行きましょう。
魚のフライはおいしかったそうだ。
あ、
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晴れてきた。
俺の心が晴れたからですね・・は言わない方がいいかと思って黙ってた。
遠くには伊豆七島が見える。三宅島・・昔噴火してたの何年前だろう。
そのあと大島が噴火したときは中学1年。
先生がそれなりの双眼鏡をもって見に行ったが遠くて見えなかったというと、
親父といっしょに天体望遠鏡をもって見に行き溶岩流が赤く流れるのを見たというやつがいたのを思い出した。スポーツでも飛びぬけた能力を見せた優等生の彼に親子レベルでの越えられない格差みたいなのを感じたり‥はしなかったなそのころはまだ。
威張ったりすることもなかった彼はその後先生になったと聞いた。きっと自分も子供に自慢される親父になっただろう。
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やっぱり、景色ってのは日があたってないとね。
窓を開ければ波の音や潮の香りがと思ったけど勝手に開けたら怒られるかと思ってやめた。
右奥にはちょっと有名な砂浜があるはず・・
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あっちの方ではカップルが写真を撮り合って。
いいねぇー。
こういうところに来ればだれでも映画みたいに見えるのね。


https://www.youtube.com/watch?v=qSRdoPISdig
人好き子供好きだったらしいラヴェルはでも結婚しなかった。
有名なピアニストへだったかプロポーズをしたけれど・・は内緒なのかもしれないけれど弟子が本の中に書いてた。
彼はそういう私情を作品に織り込んだりはしなかったように見える。
でも、誰にも分らない形でどこかに何かが刻まれていたりして。

実際は
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台風の影響だろうものすごい流木で浜は荒れていた。
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夏はものすごい数の人で埋まるんだろうこの場所。
そんなときには近づくこともできないけど今日なら・・
かなしーいろやねーん
川なら捨てた悲しいものも流れていきそうだけど、ここだと波に乗って戻ってきそうだよね。
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楽器の先生は体調を崩されたようだ。
詳しい話は聞けていないけれど、どうかゆっくり静養して回復していただけるようお祈りしたい。
偶然だけど中断に際し最後になっちゃったレッスンで
あなたは一生無理かもしれません
という言葉を聞いた。
俺もそう思う。
それでもやるんだと思って毎日やっているけれど、時々ほとほとめげてくる。
ここに俺はやめないよと書いてるときは本気でそう思ってるし今だって思ってる。
だけど今のこれ何なの?
別な人のところへ行って・・・も変わらないだろう多分それ以前過ぎて。

・・みたいなとろい話もあるけれど、
楽器店との間で毎月お金の発生する契約、ほっとくとなんの対応もないまま引き落としだけ継続されそうな感がどうもある。
ある程度のところで確認しないとね。
なにがどうなろうと俺はやめないよ。

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神様と私と楽器とレッスンと太陽

何時からだったか長く非人間的恥さらし大会みたいだった楽器のレッスンだけど、先日は普通に楽器のレッスンが進行した。
まさかそうなると思っていなかったので驚く。
久しぶりに音楽の喜びに・・
・・でも私の場合はここで喜んで見せてもしょうがないと思う。
でもがんばります。
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ここには芸事をやる人を見守るというお地蔵さんが。
でも自分はお呼びでないというか・・
峠を超え山を下り、行こうと思っていたところはドアを開けると人であふれていたのですぐ退散・・
山道みたいな海岸道路を走り、いつも眺める場から海でも眺める。
曇り空、さえねーな。
隣で嫁さんが
太陽が池に入った・・
え?
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あほんとだ。

ラヴェルは自作のピアノ協奏曲(両手)を自分で初演しようと考えていたようだ。
周りは、それはまずいことだ思ったらしい。
結局諦めたみたいだけど自分で弾きたかった第2楽章は心情告白なんでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=OjcLbtCA2to
内側へ向かう音楽はその心の内を誰かに読み取ってほしいみたいな。
ラヴェルは一生伴侶を持つことがなかった。
当然子供も。
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非情にシンプルに聴こえるこの音楽だけれど私は聴いて感じるものと楽譜の間に大きなギャップがあって多分死ぬまで埋まらないと思う。
楽譜の拍で感じようとすると、自分が聴いている音楽とは別の世界や時間が流れているような気がする。
でもそこには私はいなくて、私の中に入ってくる音楽は私が今感じるもので・・
世の中、わからないことだらけだ。
正直全部わからない。何もわからない。
誰にも理解してもらえないとか何もわからないとかいう絶望的な孤独の中で探し当てる唯一の理解者のことを、神と呼んだりすることがあると思う。
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神様が・・
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近づいてきて・・
そんなことを考えてたらあの池の中央から波紋が広がるのが見えた。
魚がはねた・・にしてはずっと続いて・・
神様か?

ちょうど40歳になったころ、自分の人生は失敗なんじゃないかと精神的に不安定になりどうにもならなくなった。
しかしそれが何かしようという行動を引き起こすトリガになり、結局ダメだったけれど不妊治療をあきらめずにとか、楽器をやるんだと人が大嫌いなのになぜかアマチュア吹奏楽団に入団しちゃってとか。
そのきっかけは車で峠を超えたあたりで突然頭の中に現れたある映像だった。
何の前触れもなく突然現れたそれはそんなに重要だと思わなかった昔の記憶。あの時あそこで・・・からはじまって。
そしてその映像の中にこの楽器が登場してたのね。
その時は気付かなかったけれど今それは神様が
お前の人生何もなかったことにしたくなければこれやってみなさい
と言ってくれてると、俺は本気で思ってるの。
もちろん自分もこの楽器が好きでやってみたいからだけど。
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いいから帰ろう。
まだ生きてるし生きてくよ。
もしかしたらいいことあるかもって、ちょっとだけ思ってるよ。

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ベリーソースと別荘

嫁さんがパンケーキが食べたいとか言い出したので行こうという事になった。
昼飯は控えめにして・・
嫁さんが探してここという店に素直に行ってみる。
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おっさんなのにベリー何とかみたいなパンケーキ。
ものすごい量のクリームがのっているから、切り取ったパンケーキの上にクリームやソースや名前もわからないベリー本体を山のように載せて食べる、
お、おいしいね。
おっさんなのにおいしい。


https://www.youtube.com/watch?v=POdScb6EkvA
なんかこう、優しい白い光で満たされてゆくというか・・
白いテーブルの上とか、カーテンとか・・
きっとそこには素敵な人・・
でも
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怪しく撃ち込まれる不協音が、きれいな外観の裏に隠された本音の存在を教えてくれる。

後から隣に来た女性二人は遅い昼食みたいだ。
速食い癖を直したいみたいな声が聞こえた。
周囲がそんな環境だから自分もそうなっちゃうんだと・・
確かにものすごい速さでいなくなった。
俺が飯の時一言もしゃべらなくて、話しかけるな感が出ているらしいのは昔周・・・・
くだらね。
俺もいろいろ直す必要があるんだろうけど、
多分一つも治らないよ。
ちがうな、これでも随分治った。
自分で自分をダメって言うな馬鹿。
馬鹿っていうなあほ。

天気依然として悪いけれど、そのまま帰るのもつまらないから・・
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ここは海。
みりゃわかるか。
台風を控え海は荒れている。
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ここは昔偉い軍人の別荘があったところじゃなかったかな?
小さな青い花がたくさん。
ほのかに香っているのは花の香なのかな?
ここは今は公園。
徴兵制のあるような頃だったら、
俺なんか真っ先に死んでたかもな。
それも出ていく前とかに。
こんな人間でも、ここへ来ることができるんだから、
これでいいじゃない。
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短くてもこういう時間がたまにあって、
それでいいんじゃないのか。
よくないけどね。
たまにはこれでいいと思わせといて。

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絵本から

日曜美術館というテレビ番組である絵本作家の話をやっていた。
私はピンとこなかったけれど、嫁さんの家には彼の本がいくつかあったという。
近くはないけれど遠くもないところでその人の特別展があるというので行ってきた。
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ちょっとローカルな雰囲気も感じつつチケット売り場も仮設な感じ。
もう夏休みなのか小さな子供を連れた親子がちらほら。
そのお母さんも、もしかするとそのまたお母さんもこの人の絵本で育った人なんでしょうね。

特に思い入れもないのでああこれテレビで見たやつかくらいな感じで見始め・・
ある原画に引き込まれる。
感動的な場面を
虹がやさしく祝福して・・
他に色々見てもまた戻ってきて、
誰もいなくなってもずっとそれを見てたりして。
どうも自分は他人より遅れてると思っていたけれど、
40年くらい遅れているのか。
まあいいじゃない。
ありがとう。

おんがくをきくのにはつごうがいいから
このあたまでいいんだよ
とおじさんはおもいました。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=310&v=r78_1prbBGU
もとは小さな子供のための連弾用として書かれたようだけれど、できた音楽は子供向けというところに全然収まっていないですよねやっぱり。
この曲単体は妖精の国という曲だけれど、組曲の最後にくるこれはもっと大きく
妖精の世界=純粋な子供の心の世界よ永遠に!・・みたいなことをいいつつ終わっていく音楽だと思う。
私はこの素晴らしい音楽と演奏が大好きで、いい年をしたおっさんが泣きそうな気持ちで変な顔をして聴いたりして。
この演奏をした指揮者はセクハラ問題で失脚したことがニュースになってた。
前からそういう噂のあった人だし、この人に限らず世の中そんなもんなのかもしれません。
それでこの音楽、演奏が汚されてしまったのかというとそんなことはない。
そういうことを言う人もいるだろうけれど私じゃない人の感じることは私には関係ないので今は置いておいて。
一度放たれた音楽はもう演奏者からも離れ私が聴いてどう感じるかということだけが存在しているはず。
本当は音楽というのは作者の他に演奏者としての人間がかかわるというところも重要な要素なはずで、
まちがっているんだろうけれ私が感じて知りたいのは放たれた音楽の中身だけ。
演奏者についてなんてあまり意識もしたくないし知りたくもない。
人間がき・・
なんでこうなっちゃうの。

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ひとからばかにされているうちに
いつのまにかひとをばかにしていきてきたんだと
おじさんはおもいました。

そんなだから余計に人に馬鹿にされるんだけど、
もうそれはいいから、自分が自分を馬鹿にしているところを治そうと思っている。
どうすればいいか考える自分は、結局一人で自分のことを考えているだけだ。
それじゃあ虹は見えないのかな。
でもいいの。
もういいの。
それでいいの。
なにいってんだこれ。

すべての絵や絵本に共感できたわけじゃないけれど、
いいじゃない。
結構長い時間、不思議な気持ちで過ごさせてもらいました。
ありがとう。

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結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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