ぼったくり?

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出張先へ向かう道中で。
ここへは昔来た思い出がありあれからもう20年以上たったのか・・なんて感慨にふけってはいられない。
同行者は多分ここというか景色を愛でみたいなのに興味がないと思う。ゆっくり見たい気持ちは抑えトイレ休憩のついでにたまたまあった景色を撮ってるようなふりをしつつ・・
峠を越えたところにある古いドライブインの廃墟にあの時飯を食った記憶がよみがえる・・
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ビジネスホテルに着いて。
経営的に厳しかったのかもしれない古いホテルをでっかいとこが買収して系なところ。
フロントで案内された大浴場の利用可能時間がやけに早く終わっちゃうのは感染症対策だったのか。
後でレビューを見たらほとんど全員文句めいたことしか書いてなくて笑う。
確かに古くて狭いけれどそんなにどうこう言うほどでもないとは思う。
小さくても狭くても、自分の部屋のドアを開け明かりがついて荷物を下ろす・・の瞬間が好き。
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絶景かどうかじゃなく、そこから見える知らない街並みも。

このあたり何が美味いんだろうな?という声を受けて
のどぐろなんて言ってみたら
のどぐろ?
のどぐろ・・
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何にも考えずに食ったこれすごくうまかった。
後でレビューを見ると予約必須な店ということらしかったけどこの日はそうでもなくテーブルは全部空いてた。
でもカウンターには常連が並びでっかい声でがなってるのはどこでも見られる光景でしょう。
変体な私がそれをうるさいとか思うのはありそうなことだけど、同行者がうるせーな!なんて口に出してるのが意外だった。
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のどぐろ登場。
西京焼きと塩焼きがありますがってそれはとりあえず塩焼きでしょう。
これすごく美味しかった。
ふっくらして味があって。
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ドジョウのから揚げはあったかくて・・泥臭さがいいねなんて一度言ってみたかったけどそんな感じ。
これもうまかった。
これじゃ居酒屋に出張に行ったみたいだけど。

https://www.youtube.com/watch?v=LuetTNg9D3U
居酒屋で思い浮かんだ曲はこれだけど、頻繁に出入りしてるのは人じゃなく・・
今っぽいなと思わなくもない。

普段居酒屋に行かないのでピンとこないのと経費だろうという他人事感からその時はたっけーなくらいでしかなかったけど、今思えば伝票に見た数字はちょっと異常だ。
あれは私たちが気に入らないという店主からのメッセージだったのかなと思わなくもないし思い当たる節がなくもない。
人の表情からネガティブを拾いすぎる私の感じたことだからほんとは全然そうじゃないのもしれない。
なんであれ、支払う人の手前ご馳走様でしたーなんてすっごい笑顔を置いてきた。
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朝になって初めて街の様子が明らかに・・
とかもいいですよね。

会社員として世間に出ている間はまっとうな人の体でいようと努めるけれど、日付をまたいでとなるととどうしても不具合人間みたいなのが出てしまい相手から見ればいろいろとあると思う。
同行者は苦言や嫌味を言う事もなくかなり気を使ってくれたのかもしれないと思う。
大変ありがたいことで、仕事上での話なんだから結果で返さなくちゃならないだろうと一応人並みな考えが廻らないでもない。

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交換しない

お前は変なのだみたいな強い疎外感を感じうるせーわなんて思いつつブログ拍手を見ると、なんでか合わせたかのように数がガクッと落ちてるということが結構あるのね。
なんでリンクするんだろう?
だけど、そんなときにコメントいただけると嬉しいですね。
ありがとう。
実際には沢山拍手ボタン押していただけてて嬉しいです。
押してくれた人、どうもありがとう。
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車を買っていくらも経たないうちにテールランプケースに水が入ったので相談すると保証が利くとかですぐに新品に交換してもらえた。しばらくすると反対側も同様の流れを踏んだ。
最近電話があり、リコールではないけど対象者はそこを交換することになったので来てほしいとのこと。
交換したはずだけどと言ってみると最初に変えた方は対策品ができる前だったとのことでまた新品に替えてもらえた。
私は電気系部品メーカー勤務だけど不具合とか対策品とか識別のマーキングとかを見聞きしていると、いろんな人の苦労が思い浮かぶ。
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最近暑くなってきたけど楽器を練習している部屋のクーラーは壊れていて使えない。
音を出すので窓を閉め切っているのだけど真夏は生死にかかわる気がしないでもない。
でも練習はしたい・・
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ごちゃごちゃ言ってないでクーラー新しいのに替えればいいだけなんだけど。
でもわずかな期間我慢すればまた涼しくなるなと思うと・・
それより、
古い家の床がベコベコになってくるのは普通のことらしいけれど、最近短期間にいろんなところが一気におかしくなってきた。
シロアリ?
言ってないでとっとと調査依頼とか消毒とか修理とかしないといけないと思うんだけど・・
お金なんかどこにも見当たらないので。
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最近会社で健康診断があり、視力検査の箱みたいなのを覗いて驚いた。
気が付かない間に視力がガタ落ちして驚いたことは何度もあったけれど今回のはちがう。
どう考えても老眼的な未体験な見えなさに笑いそうになる。
あんまりおかしいから右とか上とか適当に勘で答えちゃってクイズじゃねーぞ。
ふざけてないでちゃんと検査をして眼鏡を直さなくちゃいけないとも思った。
思ったけど
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ずっと通い続けた個人がやっている眼鏡屋は最近突然たたんでしまった。
あれ俺老眼かな?なんて思って行ったらすぐに検査をしてくれて
言いたい気持ちはわかるけどまだ老眼じゃないよ大丈夫。
そういわれたあれが最後だったっか・・もう一度くらい何か直してもらいに行ったか・・
ちょこちょこいろんなことしてもらったお礼もかねて新しい眼鏡を作ろうと行ってみたら閉店の張り紙。
もしかすると感染症のせいかもしれない。
感染症問題に対して恨み事があるとすればこれか。
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会社で隣に座っている私より少し若い男が
これって老眼の症状なんですかね?と聞いてきた
いや、これそうかな?と思うくらいならまだ老眼じゃないよ。もっと問答無用なのがくるから・・
眼鏡屋さんにまだ早いよと言われたけど、いつの間にか自分がそう答える側に回ったのね。
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何をやってもまともにできないこの体と頭は不良品なのかもしれず
自分のも正常品に交換してもらいたいと思ったことが・・・
ないよ。
おかしな頭と体が生み出した自我が俺なんだから、
交換してちゃんとしちゃったらそこに生まれる自我はもう俺じゃない。
俺なくなっちまうじゃない。
こんな俺は嫌だろうが困ろうがこんなだから俺なんだと分かった。

ショスタコーヴィッチの前奏曲とフーガはどれも面白いけれど

https://www.youtube.com/watch?v=Zr7jT0VLyJg
すべての調を網羅する24の前奏曲中変ニ長調で書かれているこの曲、
変ニ長調というのは先日の月の光とかその前のフォーレのラシーヌ賛歌とか作曲家が雲の上に神様がいるような音楽を発想するときに乗っかる調であると思う。
なのにこんな植田まさしの漫画みたいなプレリュードが始まっちゃうのは偶然じゃなく絶対わざと。
まずそこに笑い・・感嘆するという。
ちょっとオーケストレーションしたくなっちゃうプレリュードの後につずくプロコフィエフっぽいフーガが半音階的に崩れるように暴走していうのも面白い。
自分のためのこの曲集が生まれたこのピアニストもこれを自分のものだと思ってノリノリで弾いて聴かせてくれることが伝わってくる。
日がガンガン照って蝉が爆鳴きするようになったからしばらく音楽部屋には入れないと思う。
まあ、夏なんて実は一時だから。
道北へ行ったときにも蝉は鳴いてたけど、このあたりにいるようなワシワシ鳴くようなのはいなくてジーっとシンプルに小さく鳴くようなのだったような気がする。
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しかしでっかいな。
私はまた全然そんなことに適性がないのになぜか玉掛という資格みたいなものを持っている。
この時あんな高いところでの作業にとても興味を持ちどんな作業が行われるのか・・
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と思ったらもう今日は終わりだよ的な展開に・・
これも11年前の北海道。
ここから北へ向かう道はとても素晴らしく、大好きなところ。
また行きたいけどな。

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花と小判

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庭のボンタンの花はさあ今日こそ咲いてやるぞというところ。
窓を開けていると風に乗っていい香りが入ってくる。
しあわせ。
この花、あんまり長く続かないんですよね。
だけど今年は時期をずらしてまだ後ずっと後に咲きますよみたいなつぼみもたくさん。
元は南国に生えてる樹だからいつもの冬は霜に当たったりして結構つらい思いをしてるのかもな。
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私に見せようとして咲いてくれているわけじゃないけどなんだかうれしい。
樹ってのは見て喜んでやると伝わるもんだと思う。
なんて言ってみると受け取り方はほんとに人それぞれですよね。
恐ろしく情けないものを見たような顔をする人もいる。
そしてそれを見たこちらも・・ちがうちがうそんなこと書きたい話じゃないから。
でっかい実をつける樹だからか、鼻も繊細というよりごっつい感じなのね。
よく見ると先行して開いてた花はもう老いを見せ始めてた。
もう実なる部分がしっかり膨らんでるのね。

ショスタコの前奏曲とフーガは聴けば聴くほど面白い。

https://www.youtube.com/watch?v=HmDatPUk9lU
こんなペダル踏んだ方が生きるフーガもあるのかと思わせてくれたこれも好き。
花のようでしょう?
並外れた才能をもった十代の女性ピアニストに触発されて書かれたというこの曲集、書きあげたそばからその彼女が弾いていったという。
今これを弾いてるのもその人。
私の曲って感じだろうな。
ちょっと調べたら亡くなる直前、最後の演奏会で弾いたのもこの曲集であったそうだ。

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草だと思って抜いちゃおうかと思ったけどそうしなかったら咲いた花。
かわいいねえ。

なんとなくロッテリアに行ってみた。
海を見ながらなんて思って走ってたけど横から旨そうな匂いと飲み物の氷が揺れる音がしてくると早く食いたくなっちゃって。
でっかい川の堤防が見えああここでいいじゃない。
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と思ったけれど工事をやっておりだめか。
写真に写らないけどあの金色の犬の尻尾みたいなのが風で波打って、その下にはいろんな小さな花が咲き乱れてとても綺麗だった。
少し移動する。
ここは大丈夫だろうというところ、
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なんだ川遠くて見えねーよ。
まいいか。
人が・・いっぱいいるな。
ちょっと離れるべく奥の方へ。
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これじゃ河川敷に捨てられたゴミの写真みたいだけど。
水門への通路が作る僅かな日陰の下に座って食べることにする。
向こうで野球をしているのは高校生くらいだろうか?
私の世代で野球をしなかった男の子はいないだろう。
私には、あれもなかった。
家に閉じこもってファミコンってのもなかった。
それは・・とかは今いいか。
サッカーボールをもって一人やってきたあの子は中学生だろうか?
昼寝用シートをもって一人やってきた半裸のおっさんはおっさんだろう。
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あんまり見えないけど手前の草はコバンソウだ。
昔学校に小判草を持ってきた女の子がいて、先生が前に呼んでみんなの前で紹介してたりしたのを覚えてる。花瓶に生けられたそれを眺めてへーと思ったのも。
貴重な植物を見せてもらったんだと思ったまま40年近くたったけどこんなとこに散々生えてんのね。
その子は子分を何人か引き連れてるような子だったと思う。
すぐ前の席になったことがあってしょっちゅう振り向いてなんだか色々話をしてくれた記憶もでてきた。
6年生ともなればいろいろあるのに平気で目の前で着替えてた記憶も。自分もまだそれを見てどうかなるとこまで行ってなかったけれど、もう少し隠すか何かすればいいのに位は思ってたような気がする。
あとわずか半年もすればお互い全然違ったでしょうね。
エロ思い出とかじゃなくて、ろくな思い出がないと思っている自分の記憶にもちゃんと小さくいろいろあるのね。
いまどこでどうしているだろうか?
元気でいるかな?
たぶんもう一生お会いする機会もないのか。

先日のマックで胃が歳をとってることを実感し懲りたので、何とかバーガーみたいなのは頼まずシンプルなチーズバーガーを二つ。マックのよりやわらかくておいしいと思ったけどどうかな?
ポテトはフルフルなんとかじゃなくて普通のでもよかったかな。
こんな油をすっちゃって塩のかかったもんを俺は食っちゃいけないんだよなと毎回思うけれど、でもああいうとこいくと頼んじゃうよねえポテトとコーラ。
今なら空いている時間帯だからといつも行くのと違うスーパーへ行き、いつもと違う銘柄のいろんなものを買って帰ってくると
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小さな可愛い花はもう閉店。
日照を感知し虫が飛ばない無駄な時間は自動的に花を閉じるシステム完備。
すごいね。
きっと長く咲いてるためにはには工夫が必要なのね。


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見えるわけないとか

スーパーへ夫婦そろって入る必要はないし
その辺をほっつき歩いていると駅の末端部みたいなところにでた。
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踏切の真ん中に立って眺めると線路の先にわずかながら海が見える。
このあたり、高い建物に登れば海も見えるかなとは思うけれど地表から海が見えるわけがないと考えているようなところなので意外と言えば意外。実際ここから海が見えることに気付いたのはもっと前ではあるけれど。

最近自分の中で実は家から海が見えるんじゃないか問題というのが勃発した。
ずーっと何年も海なんか見えるわけないだろうと思っていたし実際見えたこともないのだけどこの冬、夜間犬と外へ出ると見慣れた景色に違和感を感じた。
遠景をふさぐ大屋敷跡の巨木たちが葉を落とすと見えないはずの遠くの街の明かりが透けてみえるらしい。
並んだ明かりは水平を描いておりあれは海岸線を示しているのではないか思ってみたり・・昼間は白っぽくなってしまい何だかわからないのだけど条件が合えばあそこにわずかながら海が見えてもおかしくないのではないか・・
もう葉が茂っちゃったので次の冬まで確かめようがない。
〇〇を使えば簡単に確認できるとかいう話はとりあえず置いとくこととして。

見えないといえば、
昔箱根の温泉で露天風呂に入っていると若い女性の笑い声が聞こえ、おっさんが岩にのぼって向こうが見えないかとかやりだしたことがあった。
見えねーなという素振りをみせつつ諦めきれずにずっと・・
いかにも変態っぽい人じゃなく体もがっちりしたイケメンだった。
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東北の奥の方に行くと古い温泉はみな混浴だ。
始めは驚いたけれどすぐに慣れるし女性がいたとしてもおばあちゃんだから・・と思っていたらそうでもない人の声がして驚いたこともあった。
とはいえ眼鏡をしないとほとんど見えないので私の中では女性もおっさんもかわらないのだけど。
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岩手と秋田の間にあるんだっけ、八幡平にあったこの温泉も混浴。
それより露天風呂がよく見る整備構築されたようなのじゃなくて山からお湯が湧き出ているところにそのまま入っちゃう感じなのが面白すぎた。
足元から炭酸か泡がぼこぼこと湧き出ていたり・・
外から丸見えとかそんなことももうどうでもよく素晴らしい体験・・
なのだけど、若い女性の軍団がきゃーきゃー言いながら入ってきた。
周りには数名のおっさん。
どうなるかというとマンガ的にチラチラ見てみたいな雰囲気にはならず、みんないたたまれない感じで風呂から出てしまった。
来たばっかりのおっさんとかちょっと気の毒なような。
入ってもいいことになっているところへ入っていい人が入ってきただけだから文句を言っちゃいけないんだろう。
私はゆっくり長居し満足できてたからいいけどね。
女性専用の風呂が別にあったようだけどどっちかというと男性専用を作ってくれた方が喜ばれたりするんじゃないか。

https://www.youtube.com/watch?v=ksm7qnNQgl8
これもショスタコらしいというか・・
何をか知らないけれど心を圧迫されピンチな人みたいだ。
これを書いてるときこんな感じだったの。
しっかり踏ん張って自分が頑張ってみるしかないのか。
最初の踏切で振り返ると
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左に見える木立は神社のもので、鎌倉時代の武将たちが祀られている。
遥か遠くの地で命を落とした大将は和歌の名手として知られていたそうだ。
昔、命をかけた人たちがいた。

家の裏には蛍がいる。
正確にはいた・・かもしれない。隣が田んぼをやめて川を手入れしなくなってからだろうか急に数を減らし昨年は見られなかった。
でもいたんだよ。
私は何年もそんなものはこんなあたりにいる訳がなくどっかずっと遠いところに行かなければ見られない特殊なものだと信じ切っていた。でもその間すぐ裏で毎晩あんなにたくさん光ってたのね・・
見えないと思ってるとすぐそばにあるものも見えない。いろんなこと見えないで終わっちゃったかも。
そしてその大事な機会は気づくころにはもう二度と手に入らないことも多いといろいろ振り返ると思う。
風呂覗けばよかったとかじゃないよ。
見えちゃまずいもんもたくさんあるけどさ。

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仕事とホタテ

時々あるんだけど、拍手の数がガクッと落ちると自分自身を否定され手ような気がしてうろたえたりして・・
誰とも接しないで生きてる私はブログが唯一の外界との接点でコメントのやり取りみたいなのもできないから拍手の数を見て自己肯定感を得たりしてるのね。
そんなのちょっと病気みたいでまずいと思ってるんだけど代替ルートはどこ掘っても進めない青崩峠みたい進まない。
この記事、自分の抱えてる不安が書かせたものだったんだけどそういうの書くと拍手が減るのかなとか思って消してみたりして。
そして今またこんな余計なことをここに書いてみたりもして。
拍手ボタン押してくれた人、ありがとう。

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ここは北海道。小さな無人駅の役務室を改装したカフェ。
解る人にはわかる旧型客車の座席や照明、網棚・・先日BSにここが出ていてオーナーが「こんなことやってるからてっちゃんかと思われてるけど俺てっちゃんじゃねーんだよっ」と笑ってた。てっちゃんだともっとこてこてにしちゃいそうだよね。
10年以上前の5月連休でこの日お店をやってたのはマスターじゃなく女性。
私以外に誰もいなかった店内に高いテンションで入ってきた女性は観光客ではなく地元の常連さん。
ねー、聴いてほしい話があるのー
声に含まれるニュアンスでこれから仕事上の愚痴を延々垂れ流そうとしている事、世界一の被害者みたいに語られるそれはしかしどこにでもありみんなが我慢し振り払いとやっているような内容でしかないことが全然関係ない私にも容易に読み取れた。
静かに身構えるお店の人。
予想通りダムが決壊したみたいにあふれ流れ出るぐちを丁寧にきいてるようでうまく受け流し・・
それほどの時間はかからなかったと思う。
そうかぁ・・じゃあ私もこんなこと言ってちゃいけないんだね・・・
あー、あれもプロの仕事。

この日、長距離を移動するだけになってしまいつかれてた。
これから空港へ向かう・・旅ももう終わりかと思うとしょげかけ・・
別に期待もしないで頼んだこれ
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なんとなく口に入れたホタテが
あ、うめー!
一度バターでソテーして?
何でもいいけどホタテ自体の底力による甘さとうまさが爆発してるんだと思った。
そういうスーパーホタテはどっか高級店へ行っちゃって私の行くようなとこにはないんだとかこのころ思ってたから。
これうまいですね!・・とか、まだそういうの言えなかったこのころ。

ここ、その後嫁さんともいった。
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これも5月。
窓の外はホームと海。
かなり寒い。
流氷が押し寄せるらしいんだけど私は結局それを見ることができてない。
流氷はこの先も着続けるかもしれないけれど、今後もこの駅に列車がき続けるかはなかなか厳しいところなのかもしれない。
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オホーツクラーメンだったかホタテにカニに鮭もはいってるね・・
食べながらホタテカレーすればよかったかなぁ・・と思ってたのは絶対内緒。
でも寒い外を見つつ静かに暖かく美味しいものを・・って最高な時間ですね。
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あ、列車が来た・・
いいでしょう?

https://www.youtube.com/watch?v=Atl9dIMA74M
ショスタコーヴィッチの24の前奏曲とフーガはどれも魅力的な曲で私的にはバッハのより魅かれるかも。
あの鉛色の交響曲なんかで聴くいかにもショスタコ節というのが暴走していて笑う曲もあるけれど、え?こんなのも書くのみたいな心地いい音楽も・・
2、3曲聴くかなんて思うと止まらず、いい意味で時間を食ってしまう。
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待合室は名刺だらけ。
あれから10年以上たってドラマの舞台になったかなんかで外国人も多々羅に来るようになったんかなかったっけ。
何度か行って差してきた俺の名刺は
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この中にも写ってる俺の名刺はもうないだろうな。
また差しに行きたいけどな。

北海道へは何度か行ったけど、土日で強行とか短い時間でできるだけ色んな所になんてせこくやっていた。
あそこはそういうんじゃなく時間を捨て同じ所でボーっとするのがいいんじゃないかと思う。いちどひと月くらいどこへという事もなく北海道内を放浪してみたいと常に思っていた。
昔職を失った後次につながらずという時期があった。ネットなんかを見てると同じように仕事をやめたとかうまくいかずに自暴自棄になっちゃてる人が北海道を放浪している話がやたらに出てくる。北海道ってそういう人を呼ぶところなんだろう。
あの時も北海道へというのが浮かんでいたけれど収入がないのに出費をするわけにはいかないみたいなせこい考えが支配して・・いやそんなに悪く言わなくてもいいか、身内が大病を患い四六時中ついてられる人間が必要な時期と偶然重なっていたから行かなかった。
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いつか、また旅行に行きたいと思えば
色々と乗り越えなくちゃならないことがあると思う。

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なんだかわかんない良さ。

夕方、住宅街の奥へ隠したようなお店へ行ってみた・・らやってなかった。
なんかカフェってのはみんな4時か5時ごろには閉まっちゃうからほかにと言っても行ける店はいきなり限られてくる。
調べると街の中の店ならもうちょっとやってんのね・・
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一方通行だらけですぐそこにあるあの立体駐車場へぐるぐる回んないと着かないじゃなんか・・
のすえにここへ。
車ではしょっちゅう通る道だけどこんなのあたっけか?
最近できたのか。
嫌いじゃないこの感じ。
いいかもなとか思いながら。
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入るとあんまり席はな・・
席に着こうかと思うと呼び止められ先に注文の前払いだという。
コーヒースタンドってやつだから?
でも今なんかつくってるところだから立ってしばし待つ。
不満もなにもなくメニューを眺める。覚えもないけどちゃんと丁寧に引き留めてくれたんでしょう。
サントリーホールでコンサートなんて言うとなんかちゃんとしたイメージもあるけどチケット見せつつ進もうとすると盗人を捕まえるように人の腕がっとつかみゴミでも見るような顔を見せた案内嬢がいた。切符を確認し変なのを入れないことが仕事とすればあれでいいのかもしれないけれど、そのあと何か一言があるでもない。
あれ、相手を見てやるんでしょう?
瞬間的に昔から虐げられ馬鹿にされてきたコンプレックスが発動しおい今のなんだ!・・なんてもちろん言わない。
こんな場なのにと思ったけれど案内嬢は別に音楽が好きでやってる人じゃないし場は全く関係ないですね。
もっと余計なことを言うとその先でステージに乗っているのは勝ち抜き選ばれてきた人たちだ。彼らの中には演奏するクラシック音楽なんて好きでも何でもないし興味もない人がかなり含まれていると思う。
当たり前なのかもしれないそんなことが、私にとっては受け入れがたく気付きたくない事だった。
もちろん音楽に限らず好きだからやれるなんて甘い話はどこにもないのは当然だし聞こえてくるものに問題が感じられなけりゃそれでいいんだろうけど、心で心を聴くなんてポエムな頭でいたい人には知りたくない話なの。
傍目には一言で馬鹿ってなもんだろう。
この先いつかそんなことはどうでもよくなり、またコンサートに行こうと思うようになるという計画なんだけど・・
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注文と清算をして席に着くとなかなかの雰囲気。
来る前にみたレビューにレトロという言葉をみつけたけど自分が感じるのはすこし違う。
日曜美術館とか見てるとこんな作風の画家というか、画家の合う時代はこんな作風だったという絵をよく見るけどなに派とかなんとか主義とか名前がよくわからない。
音楽でいうと・・なんだ・・
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なんかこう・・絵になるのね。
あそこにある絵本はガラスの中のくじらだっけ。
ちょっと読んでみたかった。
ここ自体も絵本の中みたいだ。
採算性よりも雰囲気というかオーナーの描きたい世界観優先というところだろう。
オーナーさん?一人でやっているお店の人もキャラクターを演じている感じ。
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嫁さんのエチオピアなんとかは苦みがなく酸味の強いブレンドで、ナチュラルなんとか製法・・・なんか言ってたけど理解できなかった。
きっと自信があるんだろう。
キャラクターな店主はいい感じ。
ポケットからおしぼりが思ってんのと違う枚数でてきちゃったときに一瞬あっ・・って自が出てた。
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ジンジャーシロップのお湯割りとかおしゃれな書きようねと思ってたら
生姜湯ですと言いながら持ってきてくれた。
はちみつと・・なんだっけ・・シンプルに作りました。
飲むとショウガのピリピリ爆発感がものすごいのね。
風邪もよせつけないわ。
でも飲みやすく、そしておいしかった。
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モルタル・・
ショスタコの4番がこんな印象。

https://www.youtube.com/watch?v=bYZJ0yhJHi0

若い作曲家のあふれ出るアイディアがまとまり切れずに各方面に向かい暴走したまま縛り付けられているという印象のタコ4
芸術活動も国家の都合に合わせてコントロールされる強権的共産主義のもとにあってこれを世間に出せば自分も家族も命がないことを悟り初演は撤回された・・な話は有名すぎてもういいんだけど。
30年くらい前だとまだこれへんてこ音楽扱いじゃなかった?
ものすごく素晴らしい反面訳が分からない・・ものすごく深く重要なことを言っていそうで実はそんなもん何もないんだろう?と思わせたり・・いいですねこの曲。
単一の楽章として比較的まとまっているように聴こえる2楽章も何かどっかで聞いたなと思っていると唐突にマーラーの2番が露骨に引用されあーそれ!みたいな。
スコアの
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こんなページを見るとあーこの人遊んでるなぁ・・と思ったりもする。
私この曲に謎のグレーのイメージがあるのね。
閉鎖的なようで無限に広がってゆくわけのわかんない世界。
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常連さんが帰るころには日も暮れてきた。
これくらいの頃ってまたいいのね。
駐車場までちょっと遠回りしようか。
車に乗るようになると街を歩いたりもしなくなった。
もう街なんかなくなっちゃっ・・
と思たけれど形を変えつつも何となく街らしきものはまだあった。
違うな、今成りの新しい形の店がいろいろできてた。
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初めてCDというものを買いに行ったお店がまだある。
まだあるじゃ失礼か。レコード屋じゃなくて楽器屋で・・もう33年か、昨日のようでもあるけどね。
何故か入りづらいというか自分は入っちゃいけないような気がした。
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いかにも私鉄の駅って感じでしょう?
興味がある人は2%もいないか。
西武系なので昔ピンクとクリームのツートンな電車が走っていて、イチゴアイス電車だと思ってた。
馬鹿だったって話じゃなくて。
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駅前がだだっ広いのは道路が合流する場所だからだけじゃなくて
昔あのタクシー乗り場あたりに乗り場のあった路面電車が思い切りカーブを描いて道に出てくる場だった名残じゃないかなぁ・・
みたことないけど。
そんなことどうでもいいですかね。
この日だったか次の日だったか、
流れ星を見たんですよ。
願い事したりして。
大丈夫。
かなうから。

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昭和と食パンと犬

普段はバイパスを通るのでなかなか通ることのない旧道を最近何度か走った。
そこに嫁さんが昭和な喫茶店を発見し何故だか行きたがる。
Googleマップのレビューはなぜかなし。
正直若干の嫌な予感に気も乗らないんだけれど・・
まあいいか行きたいっていうから行ってみた。
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家みたいだな。
ふと目に留まったクリスマス的なリーフをみて大丈夫かもな?とも思う。
戸を開けると
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カウンターの中に笑顔で立つ女性が二人。
40年弱、毎日ずっと同じ位置で同じスタンスでやってきたという感じ。
いらんこと言わなくてもその絵がをで全部伝わりますみたいな・・よかった、変なお店じゃないな。
煙草の残り香‥
窓際の席に落ち着く。
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いいね昭和なメニュー
サンドイッチかぁ・・ケーキの類はなし。
メニューの端にあるチョコパフェを頼んでみたら
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こういうのが出てきた。
パフェというよりアイス盛り?・・
素朴でいいじゃない。
ちゃんとおいしかったし。
散々行きたがった嫁さんは若干盛り下がってて笑う。
お店の人は多分すごくいい人。
近所の人がこんにゃくかなんかをおすそ分けに来てた。
このお店も誰かには思い出の店だったりするんでしょうね。

サンドイッチもおいしそうですね。
昔、小学校の給食で出るパンの量が自分には多すぎ食いきれなかった。
他にもいたそんな子に管理栄養士みたいなのが目を吊り上げ、食べなさい!とやっているのをよく見かけた。
どうにもならないところ担任から食え!っとやられている所をみんなが囲い笑うとか、今考えるとちょっとどうかと思うけれど。
食べきれないパンを自己嫌悪感とともにナプキンでくるみカバンに隠して・・
そういえば今でもナプキンという言葉やあの白い感触に嫌なイメージがしみつき残っているかも。
野良犬にあげるのを楽しみにルンルンで隠すと言う発想ができればその後の人生も大きく違ったかもな。
成長の遅れからくる小食なんて時間が解決しほっといてもたくさん食うようになる。
いまじゃ、医者から食い過ぎを何とかしろと言われている。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1204&v=L__jruvYuCg&feature=emb_logo
ショスタコーヴィッチはベートーベンやブラームスと並ぶ作曲家として認識されていると思うけど、亡くなったのは1975年で昭和の人というか・・
この時代にロマン派みたいな音楽を書いているのは異常な事でありそれには厳しい訳があったりもするんだけれど、そのおかげで私にも理解でき楽しめる作品を残してもらえた。

次の日かなり久しぶりに、子供のころ住んでいた辺りをふらっと歩いてみた。
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用水路に枕木をかけた橋を渡った先にはフェンス。
その向こうは線路。
昔、ここをよく歩いて渡った。
カーブの向こうからやってきた電車に轢かれそうになったことが2度あった。
踏切とはいえない畦道が線路を横切っているようなのはほかにもあり、通行禁止の立札が建っても人の往来した気配があったんだけどもう今の時代その存在は許されないということなんでしょうね。
まだ若く歩き回りたくてしょうがなかった犬と嫁さんの3人でここを渡ったのもかなり前のことになってしまった。
自分の何かまでふさがれ鍵を閉められてしまったような。

このあと昔歩いた道を歩けばあれから40年、当時なかったはずの家がもう古くなっていたりもする。
当時からつぶれそうだった飲み屋から仕込みの匂いがするのをなぜかうれしく感じ、万屋から建て替えられた豪邸の表札に店名と同じ苗字を見て懐かしく思う・・その先でふと一匹の繋がれた犬に目が留まる。
真っ黒くて熊みたいな顔に前足だけが白い犬。
40年前このあたりを毎日ほっつき歩いている野良犬がいた。
あの犬にそっくりだ。
小さな私は犬に相手にされてもいなかったけれど、毎日みかけ一緒に歩いてみたり、給食の残りのパンをあげたりした。
犬が40年生きるとは思えない。私に気付いてああお前かという顔をしてくれるんじゃないかとずっと見つめて・・やっぱりそんなわけないのか。
牛と遊んだ小さな牛小屋はもう跡形もなく、犬がもらったパンを穴を掘り埋めていた田んぼのあったところに立ち並んだ家がもう区画整理で取り壊されてたりするのね。
遠くに見える山の形だけがあの頃と同じ。
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食パンを野良犬にあげようにもやっぱりちょっと怖くて投げるように渡した記憶が返ってきた。
犬はありがとうのそぶりも見せずに咥えて、田んぼに穴を掘って埋めちゃった。
それで何事もなかったようにどっか行っちゃった。
食ってるところを見たかったのに残念なのと、犬が穴掘って食べ物を埋めてるところが見れてちょっと面白かったのと・・

あのパンどうしかな。
掘って食ったかな?
たぶん忘れちゃって・・と思うとちょっと寂しいな。
あの犬のその後どうなったのか。
どこかで拾われて飼い犬になったといううわさを聞いたような記憶がかすかにあるようでないような。
あの頃に戻りたいとも思わないし会いたい人もいないけど、もう一度どあの犬に会って話しかけてみたい。

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落ちてく人

連休に鬱を感じるようなこの頭は雨や曇りの天気に救われたような気持ちになる。
用事が終わると少し晴れ間。
せっかくの日の光だ、どこかに行きたいけれどこの時期人込みに近づくのは自殺行為。
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ふと思い出して昔よく分け入った林道を登ってみる。
ここへ初めて来たのは・・そうだあの時もゴールデンウイークだった。
ひとりなのが当たり前で何の疑いもなく、誰もいない渓谷が静かに迎えてくれたような記憶がある。あれからもう20年か。
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これ以上いけないというところまで行って川の流れてるのを眺めて。
なにするわけでもないし何も得られない。
不毛な話ではあるけど今ここで文字になったんだからいいじゃない。
今は細い道に浮かれたような車がたくさん突っ込んできて殺気だったたような挙動を見せる。
バーベキューみたいなのがいっぱいいるんだろうな嫌だななんて思いながら。
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林道のためにあんなに高くて立派な橋を架けるのかと驚いたのももう15年以上前。
両側から伸びてきた橋がつながる直前位だったか・・その時は嫁になる前の嫁さんがもういた。
あっ
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人が落っこちてきましたけど・・
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昔はこの先へも車で行けたんだけど・・
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いいでしょう新緑と滝。
確か近くまで降りて行けるはず。
これを見に来たんだけど、
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人が落ちてきますってば。
大の男のあ”-っ!って悲鳴は普段聞くもんじゃないから・・
見てると何人も落ちてくる。
悲鳴にも個性があって最初から叫ぶ人、無言で落ちたけどバウンドの恐ろしさに叫びだす人・・落ちる前から叫んでる人・・
知らない間にここはそんなとこになっちゃったのね。
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滝も独断場だったのに立場がないね・・
長い階段を上って橋の上に出てみると
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こんな受付場が。
中にでっかいモニターの自販機みたいな受付機が2台あるのが見える。
そしてやろうって人が結構・・ここ有名なのね?
料金は初回10,000円、2度目は5,000円だったかな・・
世話役のスタッフみたいな人は若い外人さんで、運営は海外の組織かなんかなのか?
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ちっちゃくて見えないと思うけど・・あの人は後ろ向きに倒れてゆく・・
正面だとこわいだろうなぁ・・後ろだって怖いけど。
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私は多分あの辺りに立った時点で動けなくなると思います。
めっちゃ怖かったとか言いながら嬉しそうに彼氏と手をつないで帰ってゆく女の子・・多分彼氏は落ちてないと思う。
落ちる準備して笑顔で待ってる女の子。

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あの女性は悲鳴も上げず終始笑顔で落ちていき、バウンドしている間も笑いながら手を振ってた。
同じ人間・・とか言ったりするけれど、人間というものは全然同じじゃないと思う。

・・・その様子を見ていたうちの嫁さんが固まって動かない。
やっと動いたと思ったら満面の笑みになってたのしそー
え?
やりたいとか言い出すのかと思ったけど、やるのは嫌だととりあえず言った。
でもうちの嫁さんが高所平気症らしいのは前から知ってる。

みんな若い。
みんな楽しそうだ。
ここから落ちようと思えるような人には晴れると気が滅入るなんて言うくだらない人生は待ってないと思う。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1286&v=pv78iEfjJ_M
ショスタコーヴィッチの交響曲第10番は昔からやたらにCDを見かけ傑作という事になっていてるらしいことはわかっていた。
けど最初に買った盤で拒絶してしまい聴きだしたのは最近。
暴力的な音楽が休むことなく延々続くこの第2楽章はスターリンを描写しているといわれている。
もちろん作者はそんなこと言わない。もうスターリンの時代じゃなくなっていたとはいえ口に出してしまえば命がないんだろうし。
最初に歌いだした木管のスラーが取れて急に走り出すところはいつものショスタコ節・・でもなんかちょっと子馬鹿にしてるようにも聴こえる。間抜け野郎だって言ってるような・・
次の第3楽章にどんな意味があるかを知り、フィナーレを聴くととんでもないことになっていて面白いという曲。

後で地図を見るとこの施設にもレビューがついていた。
怖かったとかすごかったみたいな話に紛れて、
うるさい!
滝を見ながら弁当を食おうと思ったのにやかましい・・
という文句があった。
自分は別にこれに文句はないけれど、こういう話はいろんな所にあると思う。

世の中なにかが立てば裏で誰かが泣いたり腹を立てている。
どちらが正しいかは問題でなく、数や勢いのある方が場を押し切ってゆく。
追いやられた主張や心情は全体の中では利己的で間違った考えとして批判の・・
それはそういうもんだから、変えられないようなちっちゃいのはうまくやるしかない。
今あることでうまくやろうとしているのだけど全く本意ではないため自分への背任のような気もする。
だけどきれいごと言ったって粛清されちゃったら終わりだ。
生きてかなくちゃなんないんだから。
バンジージャンプの元ネタみたいなどこかの儀式は、落っこちる振りしてうまくやった女の人の伝説から始まってるんじゃなかったっけ?
世の中うまくやったもん勝ちだもんね。



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1か月から17年とショスタコになろう

この日はある記念日。
ここは久しぶりに来てみた日本平。
久しぶりすぎて来たことがある程度の記憶しかない。
よく山の上にあるようなあるがら空きの駐車場にトイレと芝生の公園があるくらいだろうというつもりできてみればなんか全然違う。誘導員が多数出ている駐車場は満車で臨時駐車場の立て看板が立っていたりイレギュラーな雰囲気だ。
看板から察するにどうも何か新しい施設ができたらしい。
人込み大嫌いなのに行こうと思えるのはきっとこの超絶いい天気と気持ちのいい空気のせいでしょう。
よくわからないまま人の流れるほうへ歩いていくと
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あれか・・
しかし気持ちのいいい天気にみんなニコニコだ。

公園でよく見るようなメッキ鋼材を組んだ小さな展望台をイメージしてたら意外に立派な施設で係員もたくさんいた。
構造は鉄骨でもってるんだろうけど見せる系で沢山使われている木材は地元の間伐材とかかな?公共施設、世界遺産、予算、メンテナンス、合理性・・とかいちいち浮かんじゃうのは心が嫌味系になってるからかな?いい感じですよね。好きですよ。
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エレベーターもあるようだけどせっかくだから階段を上がる。
2階にはコンサートホールでよく見るような感じのちょっとしたカフェ。
いいかなと思ったけどお茶漬けが1,600円だったので通過。
3階は展望空間というか
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そりゃ展望は最高ですよね。
天気もいいし富士山をはじめ三保の松原から箱根から伊豆から何から何まで見えてしょうがない。
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すごい人。
いつもならちょっとおかしくなったりするんだけれど、
天気もいいしへらへら笑っていられた。
太陽はすごい。
人の心には太陽が必要だ。
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さらに空中回廊みたいなものが延長されて電波塔を一周してる。
夢テラスというそうだ。
いいですね。
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静岡方面
夜景がきれいだと思う。
夕景もいいだろうなぁ・・
まだ寒いかなぁ・・

昔来たのはどこだったんだろう?
あの時もう夕暮れで薄暗かった・・ロープウェイの駅を横目に見たような・・
でも夜景を見た覚えもないな。
探してみても見つけらないけれど、思い出に浸りたいわけじゃないから構わないか。

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入るとすぐに店のおばさんが貼りついてきて逃げられない昭和な土産物屋。
バスガイドさんがオーラーイとか言って誘導する昭和な観光バス。
全員日本語の昭和な団体観光客。
太陽がさんさんと輝いて気持ちがいい昭和な天気。

反対側の土産物屋兼食堂はちょっと新しめ。
前日食い過ぎたのであんまり食欲もない。
いつもはこういうところには絶対に入らないけど、ちょうどいい軽いもんでも・・
大きく見えた食堂は大半がバスでやってくる団体客にあてがわれて固形燃料燃やす的なのと空いたビール瓶、1号車とか書かれた旗・・一般客は隅のわずかな範囲に押し込まれてた。
軽いカレーとかがあるのかと思ったけどちがって桜エビとか鰻とか観光客一直線な構えたメニューだった。
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そういう店に入ったのだから高めの価格も腹は立たない。
桜エビのかき揚げ・・あれ味がない。茶そばのつゆをかけてみるとちょっと行けた気がした。でもなんかこぼしちゃってダメ人間っぽい。
出汁の味が省略された味噌汁には対抗できなかったけどまあいいよ。
ちょっとお時間いただきますと言われて30分以上の待ち時間にも腹は立たない。
どれも腹が立たないのは店員さんのシャキッとした一生懸命さと太陽のつくる驚くべき気持ちのいい世界のおかげでしょう。
みんなすごく待たされてるのにいらだってる人は一人もいなかった。
大事なものってなんなのかを教えてもらう気がした。
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関西弁な人が富士山をみてえーなーとか言ってるのを聴くと自分のものじゃないのに自分がうれしくなってくる。
えーやろー。
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桜と月。

20世紀を代表する作曲家にショスタコーヴィッチという人がいて私が生まれた時はまだ存命だった。
こんなこと書いてもしょうがないけどクラシック音楽=昔の音楽という考えは間違い。名前がそうなっちゃてるし実質それに近い形となってしまってるんだから仕方ないしほとんどの人間がそう思ってるんだからもう負けか。
彼が生きた強権的共産主義のソ連は芸術家にも国家の意向に沿ったプロパガンダ作品みたいなものを強く求め、添えなければ家族もろともシベリア送りみたいな世界だったようだし実際周囲にそういう人を見ていたはず。
交響曲第12番には「1917年」という副題がついていてロシア革命とレーニン賛美みたいな曲だと思う。共産党大会みたいなので披露する相手は音楽通というわけじゃないことを考慮しているのか非常にわかりやすくとっつきやすい音楽として書かれており聴きやすいので昔何度か聴いた。
記事タイトルが17年なので絡めようかと思ったけれどちょっと無理があるか。この日のあたりで聴いていたのは次の第13番。

https://www.youtube.com/watch?v=k9yaoTbKi-I
この曲も表向きにはその路線に沿っており、歌詞の和訳に配給場の長い列でも静かに待ちますみたいなのをみて萎えたこともあった。
しかしこの作曲家の芸術の本質はそんな表面的なところとは別にあるはずでしょう?みたいなのが今の演奏者や聴き手の共通認識で・・と長々書いてもだれが読むのかというのもあるんだけれど・・
重く悲劇的な内容を持った冒頭楽章の後にくるこの2楽章はいかなる権力もユーモアを支配することはできなかった・・みたいな内容で素直に読める反面、歌詞の通り命がけで国家への批判を堂々とちょっとおちょくりながら形にしているようなきもする。
この異様に明るく勢いづいた音楽にはそんな意味があると思う。

この状況下で自分の自由な発想だけを追求し命がけで作品を作り続けた作曲家がいたとして、その彼は偉大かというと作品も人間も抹殺されて一遍も残らないんだから誉めようもない。
強く自分をもって突き進むのもいいが枠を変えられないのならある枠の中でできることを最大限に生かせた方が勝ちなのかもしれない。
芸術とかそんなんじゃなく普段の貧祖でリアルな生活にもそれは適用できると思う。
今、私が直面しているある問題もそう思って取り組めば違う発想で進めるかもしれない。
よし、来週から俺はショスタコだ。


私は覚えられないのだけどこの日は嫁さんと初めて会った日だという。
ここへの坂を走っていると隣で
ちょうど一か月だね。あってから・・
そういうのを聞いたことを思い出した。
それだけ。
1ヶ月は17年になったらしい。
ありがとう。
よかった。


Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:4 

え?とへこんで桃の花

昔、何も考えずに行った甲府盆地が桃の花の色に埋め尽くされていたのは忘れられない。
まだ早いかな?でも来週じゃ終わってんじゃないの?とか思って見に行った。
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行ってみると標高の高いところはまだ咲いてもいない。
見渡す盆地はまだ褐色・・あぁ、早すぎたかぁ・・
それでもあるところには結構花がついて。
まだ咲き始めというところ。
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でも、きれいだね。
桜と似ていそうで結構違うんだよね。

行こうと思っていたレストランは休み。
なんでいつ来てもやってないんだろう?なんて思ってたけどそりゃそうだ定休日だった。
たまたま近くにあったブドウ農家が自分の畑の隅でやっている感じのカフェみたいなのに入ってみようか。
いい感じに見えた店内に入ると空いている窓側じゃなく狭い席を指定され、さらにほぼ同時に入った別な客を触りそうな隣に詰め込まれる。まだくるかもしれないお客のために空き席を作っとかなくちゃなんないんだろうと思うとあっちに行きたいとは言えなかった。
待っている間、この店のレビューを見るともう2度とこねーよみたいな批判的な書き込みがいくかでてきて衝撃を受ける。
席の指定で多少気分を落としたけれどお店の姉さんは笑顔で一生懸命頑張っているようにも見え、あんなにコテンパンにたたかれているのを読んだらかえって気の毒になったりして。
こういう時に人気の裏返しでしょうとか言えばいいのか。
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蕪のスープはなんかこうよくわかんない味だったけれど、
このハンバーグはおいしかったよ。
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イチゴのドレッシングでーすとか嬉しそうだったのは季節の味だよ・・というとこなんでしょう。
おっさんとしてはなかなかなじめないけれど確かにイチゴの味だった。

すぐ横には職場の仲間らしい女性が二人。
私悪くないからぁ・・とか女子中学生みたいな口調で誰かの悪口を乱射するともう一人が祭りのお囃子みたいに合いの手を入れていく・・
こういうところに来て女性の軍団に遭遇したら、それはそういうものでしょう。
うるせーとか思うおっさんはそもそも来ちゃいけないのかもしれませんね。

触ると閉じる葉っぱとか触ると刺を出すと虫がいる。この時自分の心は別な場所で敵を感じて刺を出しながら閉じてるところだったと思う。仕事の愚痴かなんか知らないが隣でワーワー喚いてるのに自分のなかで押さえつけていたものを刺激されてイライラし始めた。
後で嫁さんにそのことを話すと
むしろ向こうが普通でうちの静かすぎるのがおかしいんじゃないの?
なんて言われてちょっと凹む。
もっと楽しい会話をたくさんしたいのに寂しい・・だそうだ。
え?・・・・・・・ そうかぁ・・・・

嫁さんと出会うはるか前にも誰かと飯食いに行って一言もしゃべらないの?なんて呆れられたことがあった。
ずっと、身を守るためには口を開かないことだったのが染みついちゃっていることを意識し・・あ今この話じゃないな、
もうひとつ暴論みたいかもしれないけれど、
いろんな話題を楽しく心置きなくやり取りできる仲になったとしたらその人とはその先もう長くないと思う。
私がそうなだけだからそうじゃない人は読み流してね。

それはともかく、嫁さんにそう言われたのがきつかった。
ちょうど前の番、別件で嫁の本音をたたきつけられたばかり・・
今後、なにかうまく穴埋めさせて。

小さな子供の声が響き渡る。
1歳?うちの孫とおんなじー
となりの女子中学生みたいな口調の人には孫がいるらしい。
店中みんなで盛り上がってなごやかな・・・
1人押し黙る私は陳腐な負け組。
ゆっくりすることもなく、嫁さんが食べ終わるとすぐに店を出た。

間違えちゃた。
しずかな店がいいのなら、観光客もくるようなところでおしゃれ店みたいなのに入ったりしたら駄目だ。
野菜の素揚げやイチゴのドレッシング、農家を意識した料理。
静かに食べれたらきっと素敵な店だったとかなんとかかけたのかもしれません。
まあそのもっと前から間違えてるからこんなにいらんことでいちいち気に障るような人間になっちゃったのかもなぁ。
そうはいったって簡単に修正もできないし、ある状況でうまくやる道を探せばいいか。


https://www.youtube.com/watch?v=LuetTNg9D3U
ショスタコーヴィッチの交響曲第14番 第2楽章は面白がる曲じゃないのかもしれないけれどかなり面白い。
歌詞は死はせわしなく居酒屋を出入りする・・とからしい。
ほんとにせわしなく動くヴァイオリンの下で四分音符で動いている低弦はときどき
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こうやってどんどん刻みを加速させ・・みたいなことをやってる。
それが次へのエネルギーを生んでというか聞いてて面白いんだけれどこれが、

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全曲を締めくくる最後の言葉ともなっている。
その意味は・・とか語れるほどまだちゃんと聴けてない。

なんかちょっと下がっちゃった気分で走り出すも花の時期にはまだ早いみたいで・・どこへいこうかぁ・・と腐り気味。
あーあ、今日は失敗かぁ・‥なんて思いながら走っていると急に花の塊が目に入る。
脇道に車を突っ込み・・

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白い花が満開・・
これも桃?

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花ってすげーな。
腐ってたような気持なんかもう消えちゃった。
見回すと、このあたりだけ結構な花が咲いているみたいだ。
いいね、ちょっと散歩させてもらおう。

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山梨に来ると、道端にハッピードリンクショップという看板と複数の自販機というのをやたらに見かける。
ただあるんじゃなくて爆弾価格で勝負みたいなの・・・
大阪の50円には及ばないにしろ、こんなものがそこら中にあるという事自体この地方の文化みたいなもんだよねもう。
見たことないようなメーカーの商品が面白いらしく、嫁さんが釘付けになってる。
何だか知らないけど楽しそうなのを見てればこっちも楽しくなってくる。

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これは桜。
この先には桃の畑。
いい午後になりそうな気がしてきた。

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プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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