今のはよかった!

8715.jpg
外食はしばらく控える。
しばらくというのが短期間であればいいと思うけれど、そうはいかないかもしれない。
他人と同室となることのない対面販売みたいなパン屋でパンを買う。
あるわけないとこのパン屋、お客は誰も見当たらないけど看板は出てた。
8716.jpg
開店から一時間半くらいだったろうか、ショーケースの中はほとんど空っぽ。
ごめんなさいみんな出ちゃって・・
さーっと売れちゃうんだね。
今春休みで子供づれのお母さんがぁ・・
あー
1人でやってるから作れる量に限度があって・・
1人でこれだけたくさんってすごいね。
朝4時からです・・
大変だけどでも楽しいでしょう?
(いい笑顔で)そう、楽しい方が強くて今は大丈夫!
素敵。ほんとに。

楽器のレッスンはかなり大きな部屋に先生と私の二人、席を大きくはなして・・
今ここで言いたいのはその手の話じゃないから省略。
私の先生は奏者としてはかなり歌うしそこを大事にしている人だと思う。
ここで言う歌うという意味は・・・とかは今は省略。
そこを私にも教えようとしてくれるのだけど、やっとつかんだつもりのアンブシャはまだまだいい加減なのでずっと使わなかったとっておきのリードを使ったらいきなりガタガタになり時間の前半は怒られっぱなし。
でも最後、ほんとに最後に先生から驚きの一言をもらった。
なんども力強く言ってもらったそれは私にとっては楽器練習のモチヴェーションとなっただけでなく、生きる力だ。

私のこれとは全然次元も世界も違う話だけど、
昔ある本で読んだウィーンフィルの首席フルート奏者だった人のはなしを思い出した。
カール・ベームの指揮で録られた録音聴いていたところ、自分のソロを通過したところで
もう一度今のソロを聴かせてくれ!という・・
何度も何度も・・
練習だったか録音時だったかベームが「今のソロはよかった」と言ったんだそうだ。
ベームは歴史に名の残る指揮者だと思うけどウィーンフィルの首席奏者だって神様みたいなもんなんじゃないか。
その時点で録音は何十年か前のものだった思うけれど確か・・感動して涙目みたいなイメージで
マエストロベームが言ってくれたんだ・・・よかったって・・・
本の書き手は演奏家ではないけど音楽に芸術的に深くかかわる仕事をしている人だったと思う。その人が、あれほどの奏者でもその一言をそんなに大事に思っているのかと驚いていたような気がする。
8717.jpg
で、そんな次元からは遥遠く虫けらみたいな私ですが、
どんなに好きだと言っても遠くから眺めるしかできなかった音楽を自分の手で触るという夢のような状況に接し・・読んだ時には遠い他人事でしかなかったその状況について違う気持ちで思い出した。
いま、ちょっと泣きそうだ。

https://www.youtube.com/watch?v=OGq5Le12lr4
レオノーレ序曲第3番だったと思う。
これもベームウィーンフィルだけど多分これはそれとは別な時の。
私にいろんなことを教えてくれたあの本を読んだのも最近のような気がするけど親父が死んだ年だったからもう16年前か。
本棚にあるんだから引っ張り出してもう一度読んでみればいいのかもしれないけどそういう話でもないな。
私はあと何年残っているんだろうか?
そんなの知りたくないけど、死ぬまで続けたいと今は思う。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:0 

夢と書き直した。

天気が良くて気持ちのいい日。
限定15食のランチはすぐ終わっちゃうみたいで前回は食べそびれたけど今日はどうかな。
8446.jpg
ランチ大丈夫ですか?と聞くと
とっつきにくいかなという印象もよあったマスターがすごい笑顔で頷いてくれた。
ちょっと嬉しいそういうの。
カウンターしかあいてないんです・・とマスターはあんなところしかというような言い方だけど、
8448.jpg
ここもいいね。
窓越しの木立の下には氏神様。
屋敷神というの?
幼いころに住んでいた古い家の庭にも小さな祠があった。
うちの神様なの?と親に聞くと違うと答えられ納得できなかったような記憶が。
借家だからということだったんだろうけどそんなことまだ理解できなかった。
その後借家は取り壊されアパートが建ったようだけど神様は今もあるのかな?
首輪をつけた太った猫とか首輪無しで痩せてるけど何だか元気な猫が通過してゆく。
振り向けば
8499.jpg
青空と梅の花が絵みたいに。
いいねえ。
店内はマダム軍団でいっぱい。
でもありがちなぎゃーぎゃー騒ぐ若い集団はいなくて落ち着いた感じ。
最近は駐車場に並ぶ車種を見て店内の様子がわかり入るのをやめたこともあるけれどギャーギャーが悪いとは思いません。
子育てってすごく大変なんでしょう?発散しなくちゃね。私が変態的に苦手なだけ。
8449.jpg
そしていいですね。
最近気に入っているちっちゃいお皿が沢山出てくる系な
丁寧なご飯。
野菜の天ぷらがあったかい。
天ぷらにすると何でもない野菜が肉を超えた推進力で迫ってきますよね。
大根の天ぷらがおいしい。
おばあちゃんのとメニューにあった漬物も特別美味かった。

デザートまで終わったある一団がお店を出ていきながらいろいろ展示してあるものを眺めて・・
たのしそうね。
8451.jpg
いいねやかん。
毎日ご飯を作る人にとっては自分で作んなくていいということ自体がごちそうなんですよねきっと。
みんな家事とか子育てとか仕事とか普段色々あってそんな中での気の知れた仲間との美味しい食事・・とか、いいなぁと思います。
ほんとに。

・・・この先連鎖的に思いつくことを書いていったらいつのまにかある人を糾弾する内容になっちゃって、それをまた何日も書いたり消したりと繰り返してた。
こんなの書いちゃいけないよなとか思いながら。
その人のことはどうでもよくて別なところにある不満への代償行為なんでしょうね。
いい加減にしようと思うに至り削除した翌朝、他人のことより自分をみてみろとでもいうのか悲惨な末路みたいなリアルな夢を見て真っ暗い気分になる。
わかってるけど今それを思い出させないでよ。
夜、このところやっとつかんで慎重に重ねてきていた楽器がまたいきなり全然できない人みたいになってってうろたえる。
なこそれ。懲罰?


https://www.youtube.com/watch?time_continue=786&v=EwSTHzfqyek

全体的には調子よく踊り倒しているようなベートーベンの交響曲第7番の中で
第2楽章は永遠に続く苦しみや悲しみを背負っての行進のようでもあるけれど、
8498.jpg
ふっと現れるクラリネットとファゴットに
世の中にこんな慰めがあるのかと思う。
聴いてる間は救われる。
でもこの救い、最後は思い出みたいに遠くへ消えていっちゃって

と書いてたけど、
今朝方見たまた妙にリアルな夢の中では木立の中をながれる川の向こうにアイスクリーム屋を見つけ
あそこなら間違いないとか思いながらそこへ行こうとしていた・・・はぁ?
三途の河とかそんな怪しいのじゃなかったと思う。
意味も分かんないしなんだか知らないけどその事を思いだしたら俺はまだ大丈夫だきっとと思った。

ちいさなチョコレートプリンみたいなのが乗ってたからそれがデザートかと思ってたら
8450.jpg
さらに自家製チーズケーキというのも出てきた。
おいしかったよ。
お店の人が笑顔で嫁さんになんか説明してる。
沢山の小さなお皿は、マスターの奥さんのご実家が・・
よく聴こえないけど今いらないものを使わせてもらってて・・よかったらたらあそこで売ってるからみてって。
今はいらないという・奥さんのご実家・・
旅館だったとか?
超絶お金持ちだとか・・
焼き物というかお皿作ってたとか?
勝手に想像が広がる。
いいよねえこんな時間が。

母屋が開いてた。
ゲストハウスとかなんだって。
8454.jpg
いいね軒下に碍子。
綿被覆線とかだったりして・・と思ったけど普通のビニール線で回路は死んでた。
牛乳配達のあの箱も懐かしい。ヤクルトだったかもしれない。
記憶の一番奥にこんな絵があった。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:7 

タンと大阪環状線

また日帰りで大阪にと言う気持ちもあったのだけど見送ることとした。
最近カフェで食ってきたみたいな事ばかり書いてるので何かほかのことでもと頭の中で文書化してみるとどれも遠回しに人を攻撃する内容か自虐ばかりだ。
だめね。
ふと大阪環状線が頭に浮かんで・・
8419.jpg
同じのがひたすらぐるぐる回っている印象の山手線と違って、他線との出入りが多い大阪環状線はどっかから飛んできた流れ星がでっかい星の引力につかまって円軌道を半周まわり今度はまた全然違う方向へすっ飛んでゆく・・みたいなイメージがあります。
それがどうしたってなもんだろうけど。
8421.jpg
昔仕事で大阪へ行った際、どこかの焼き肉屋へ連れて行ってもらった。
古い高架下、電車の音。
あれは大阪環状線だっと思う。
具体的にどこだったのかはもうよくわからない。
自分で焼くんじゃなくてカウンターに座ると目の前の鉄板で焼いたものを出してくれるというような形だったと思う。
忘れられないのがタン刺し。
そんなもん食ったこともなかったし知らなかった。
店の親父、何かそんじょそこらにはない特別なものを密かに扱ってるというような言いようで
あるよ・・と冷蔵庫から出してくれた。
私はそれを真に受けていたけどもしかするとどこにでもあるものなのかもしれない。
いいよなんでも。あれおいしかったなぁ・・・
親子でやってて、娘さんもでてた。
誰か嫁にもらってやってみたいな話に酔っぱらったおっさんたちがげらげら笑いながら答える・・
飲めずに素面な私はおねーさんが涙目で作る笑顔になんとも言えない気分になってた。
でも世の中そういうもんなんでしょう?

むかし、仕事関係のある人が飲み屋で笑って煽って肴にした相手がその晩のうちに自から命を絶ってしまった。
翌朝飲み屋の主人からその話を聞いたと少しショックを受けたような表情で私に語る。
最後の状況はむごすぎここに書くこともできない。
何がそのきっかけになったかは容易に想像できた。
しかしそのショックは近所でとか直前まで顔を見ていた人がというところに向けられているだけで自分がそのトリガを引いたとは一切考えていないように見えた。
私はむしろそのことに大きなショックを受けたのだけど、でもそういう人はどこにでもいて接し対処しなければいけないのが世の中だった。

タンと言えば子供の頃、父親に連れられて焼き肉屋へ行く機会が何度かあった。
親父はタン塩と言わず塩タンと言ったので自分も塩タンだと思っていたし今もそう思ってる。
親父は若いころいったん大阪へ出たらしいのでその影響かとも思ったけど違うかもしれない。
大阪のどのあたりに住んでいたのかを死ぬ間際に聞いたような気もするけれどもう忘れてしまった。
私の父親に対する感情は人として人前に出してはいけないものだと思ってる。
こういうことを書くと、何もないはずなのに突然家のどこかで物が落ちた音がする。
でもこれを思い出したおかげで、短い時間でも笑って向き合ったことがあったのを思い出した。

タンと言えば

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1560&v=5QCS1hUodqo
ファゴットという楽器は素早いタンギングをするのが構造的に難しいらしく、
昔からベートーヴェンの交響曲第4番のフィナーレがこの楽器にとっての難所として有名らしい。
1300.png
奏者の技みたいなものも聴きどころになるだろう。
私は今そういう話がちょっと嫌いだけど。
曲は大好き。
中学生の頃、ベートーベンの交響曲を聞いてみようと思いよくわからないまま新聞を見てやってる時間に電源を入れた。
初めて聴こえてくるそれはまったく理解できなかったけれど怪しく執拗に音量の増減を繰り返す何か・・が聞こえたという記憶がある。
今思えばあれは4番のスケルツォだったんだろう。

親父と行った焼肉屋は代替わりしてから常連とだけ楽しくやりたいのか露骨に嫌な顔をしたりグダグダ言って追い返そうとするようなふざけた店になった。
追い返されそうになったときは人を招待するつもりだったので頭に来て大丈夫だよとかでっかい声で言いながら無理やり入ったりして。入ればちゃんとやってくれた。
そんなところなのに数年おきに行こうとしてしまうのは子供の頃のこの世のものとは思えないくらい美味しい‥みたいな記憶がどこかから消えなかったからかもしれない。
昼のランチはどんどん内容が劣化し先日行ってみたらさらにまずくなってたのでもうこれで最後だと思った。
帰りがけにその嫌な感じの人に無理やり何か話しかけてみると、しどろもどろで何か答えてるそのニュアンスの裏に散々の悪態は私が嫌だから投げつけられていたわけじゃなく悪気もないらしいことがわかった気がした。
最後にそう思えてよかった。

8420.jpg
大阪駅へ入ってゆく
なんかすごいねあの屋根。
梅田がどこにあるか知ったのはつい最近。
大阪行きてーな。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:0 

女性が主役

犬と散歩してたら
8376.jpg
目を疑うような・・
吸い込まれそうなこの光景に
ここへ飛びこんだら空へ行けるのだろうか・・みたいなポエムが出てくるときは腐っていじけている時。
・・今日はそれ系のネタじゃ書けない感じ。
じゃあなんかうまくいってるのかってそうでもないけど。
この後、
8377.jpg
こんな民家の一部がカフェみたいなところに昼飯を食いに行った。
通りに背を向け隠したようなところにあるのがまたいいですね。
8378.jpg
小さな部屋にテーブル二つと・・今風の普通の家の一部屋分をお店にしてある。
以前これとそっくりなお店へ入ったことがあった。
住宅メーカーがこういうお店もやれる家はどうですかと商品化してたりするのかな?
場所借りて賃料が発生するといきなり借金地獄へのカウントダウンだけどこういうことなら・・とかは余計か。
出してくれた水はほのかに何かの香りが・・いちごかな?
8379.jpg
ロールキャベツじゃなくロール白菜。
クリームシチューっぽいスープに浸かって洋風なんだけど白菜の後味からなんとなく鍋感がきてあったまるという・・おいしかったよ。
カフェごはんという感じでおっさんにはちょっと少なめ。
さらにお茶とケーキまでのセットでちょうどいいようになってるのかな。
若干強気に感じられる価格設定は二人分で考えると私にはちょっと・・
でも普段家事や育児や仕事におわれる女性がたまの息抜きに自分の分だけ払うとなるといい感じなのかなぁ。
おっさん単独では絶対に来れないようなこういうところに来れるのも嫁さんのおかげ。
8380.jpg
でもいい感じ。
地元のローカルFMがでっかい音で流れ、しゃべりとかなくてずっと曲がかかり続けてた。
洋楽が続ていたけれど時報が鳴ってから邦楽に変わる。頭おかしくてそういうのを病的に拒否してきたのでなんだかわからないけれどでも最近の流行りじゃなく少し前の曲なんじゃないかという事くらいはわか・・訳があって昔何度か聞いた曲が流れた。
あのころの、思い出して尊いものでもなかったので砂に埋もれたようになっちゃってた記憶も20年もたてば思い出として色々よみがえってくる。
たまたま見たどうでもいい光景とか、誰だか知らない人との偶然の会話とか・・
8381.jpg
お会計時、お土産的なケーキを見つけ買ってこうかな?・・あ小さいなとかけち臭いことを考える。
本当に一番最後に、お店の奥さんがはじめてすごい笑顔を見せてくれた。
ああありがとう。
これでOK
よかった。
なにか甘いもん・・と思ったらまた来るかも。
8382.jpg
お店の前の河津桜が少し咲き始めてた。
店に入る前より心なしか花が開いたような気もする。
いいねえ。
8383.jpg
あてもなく走り始めた道端の河津桜は暴走的に満開。
窓越しに適当に撮ったので逆光だけど
気分がいいので細かいことはもうどうでもいいや。
どこか行くったって思いつかねーなとか思ってたらナビの画面に
∴こんなマークがでてきて・・
行ってみると小さな公園。
8384.jpg
富士山を見つめる・・ったってみえてないけど、あの二人は源頼朝と北条政子。
平家に流されこの地の豪族に預けられた頼朝はこのあたりで軟禁状態となっていたという。それでその豪族の娘とできちゃって・・・
平家に潰されるリスクどころか源氏も飲みこんじゃって・・くらいは知ってたけれどあらためて政子殿のその後を読むとなんかものすごいのね。
悪女と言われているようだけどそうかなぁ?
いろいろ読んでるあいだ頼朝はちっちゃいわき役なのね。
あんな美しいシーンが一瞬でもほんとにあっただろうか?
宝永噴火の前だから見えてた富士山は今と違う感じだろうか、都から来た人には美しいというより未開の僻地の象徴みたいに見えてんじゃないかなぁ・・


https://www.youtube.com/watch?v=QRQaViIjFHk
何度も似たようなことを書いてるけれど私はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番に女性の姿を感じる。
ただの上品な美人なんかじゃ全然なく、悪ふざけや悪態をついたりおどけたり・・でも知的でものすごくやり手な・・・
この演奏はあんまりそういう風に思って弾いてない気もするか・・

そういえば、その陰で同じ理由で引き裂かれできた子も殺されてたなんとか姫という人がいたらしいことを最近どこかで読んだ。
悲嘆にくれ川へ身を投げたという話だったと思う。
なんとか姫がかわいそうだ。
お墓があるんだったかな?
墓参り行こうかな・
8385.jpg
家に帰るともうとっくに終わっちゃったと思ってた夕焼けがまだ残ってた。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:4 

たいやきに助けられる

気分というか考えの調整に失敗してしょうもない感じになっていた日。
気を取り直して、
嫁さんが行きたいというところへ向け出発するけれどもうちょっと時間的には遅すぎる感じ。
途中昼食にと先日行きそびれたお店に行った。
ランチもあったけれど通常メニューをめくって
7792.jpg
このお店を知っている人たちの間では名物らしい牛トロ丼。
夫婦だと思うお店の人はとてもいい感じで、初めてかと聞かれそうだというと丁寧に食べ方を教えてくれる。
牛トロ丼って十勝だったっけ。
何度か食ったなぁ・・狩勝峠で・・稚内でも食った‥ああそこは豊富か、あそこなんて名前だったっけ・・でっかい器に大量に入っておいしかった・・・
目の前に料理があるのによそ事をずっと考えているのはちょっと失礼だしそんなやつは馬鹿だ。
そうですね、ごめんなさい。
これに絡んで思いついたあることをここに書きたい衝動に駆られる。
それは人を攻撃する内容で今ここに書く必要があるわけでもなく、うまくいかないことへの代償行為だなと自分で思う。
主張すれば同調してもらえるはずだという思いに甘えが感じられ、そうはならないだろうことを思い出してみれば嫌な思いを一つ余計に増やしただけじゃないか。

お店を出るともう結構ないい時間。
行きたい方角には分厚い雲・・
今日はやめる?
やめようよ。
代わりに青空の見えるあっちの方へか・・
と進んでみればこっちもどんどん曇ってくる。
たくさんいる観光客の笑顔を見るとなぜか気分が落ち着かないのは別に今日に限らない。
山はまだ赤くはないけれどここがこれから紅葉しますよーと準備しているのがわかった。
すすきで有名な・・ここでなくてもねぇ・・
何度もここを曲がってこのまま家へ帰ろうかと思いつつもうちょっと・・
7793.jpg
見慣れたこの景色も誰かにとってはいい絵なんですよね。
いっぱいいる外人さんに日本にせっかく来たのにこんなもん見たってしょうがないだろとか心の中で毒づく自分に駄目だね今日は。

中学の頃、山の上のこの場所に自転車できた。
自転車で来るような場所では全然なくちょっとした冒険、冷たく強い風に吹かれつつ白鳥がぷかぷか流れてくるのを眺めて・・昨日のような記憶の中で一緒にいるあいつはもう子供が大学生くらいだっけか。
実家に見た高級外車が彼のものかわからないけれど、あんな感じのところにいると思う。
同窓会では私はあなた方とは違いますみたいなお堀を自分の周りに回してるのを感じた。
その後のそれ系LINEではもっと露骨な感じで・・あんなだったっけ?
でも皆楽しそうに会話してんのね。
私が一人でいちいち変なことを言ってるだけなんでしょうね。
それがあってもなくても、誰ともつながれないんだから関係ないけれど。
何思い出してもこうなっちゃうね。
もう帰ろう。

まだ返りたくない嫁さんに言われて最近できた観光施設によってみるけれど盛り上がらないどころか人を見るとろくでもない考えばかり出てくるので車の中で寝てた。
カフェのようなところに行きたいというので工事渋滞から逃げ山中にある農家なカフェへ・・
店の前に車はないけれどお店のおばさんが仁王立ちしてる・・嫌な顔でもされるんじゃ・・されないんだろうけどね。
他の店を探してもなかなか見つからず、もうここでいいやと向かった店まであと一歩というところで・・・
もう今日はよそうよ・・
殆ど何にもしていないという意識のなか、日が暮れていく。
いつものスーパーで買い物をし、帰ろうとすると嫁さんが
たい焼き買っていい?
たいやき?

何をやっても何を見ても何を聞いてもノイズみたいにしかとらえられなかったこの日の心に入ってきたのは
7794.jpg
このたい焼きであった。
お、おいしいね。
たい焼きってこんなに美味しかったっけ?
別に有名店でも何でもないスーパーの前の移動販売なたい焼き屋さん。
しょっちゅう見かけるけれどいつも素通りだった。
しあわせって、こんなとこにあったのか。

たい焼きなんて食ったの何年ぶりだろう?
実際は10年ぶりくらいかもしれないけれど気持ち的には40年ぶりくらいだ・・
この包んでる紙のガサガサいう感じがまたいいですよね。
なんて言うか最近心がビニールみたいだし。
7795.jpg
あんなにどんよりと空を覆っていた雲はみじんもなくなっていた。
行けばよかったかな?と思うとき、
あのまま行ってたらきっと事故ってたんだと思う事にしている。
また夢を見た。
あることに対しほんとはどうしたかったのかを自分が教えてくる。
ああよかったぁ・・と持ち上げてから目覚させ突き落とすのはやめろ。
でももう大丈夫、たい焼き食ったから。


https://www.youtube.com/watch?v=co_Bvm0A99A
この曲なんかたい焼き食ってるみたいでしょ?
誰もそんなこと思わないかもしれないけどいいの。
ほんとは教本に出てきた練習曲の出だしが似てるってだけなんだけど。
楽器、ずっと緩やかに上昇している思っていたのにまた急に下降し始めた。
どうしてそうなるのかわからない。
そもそも出来てると思ってるのは勘違いなんだろう。
でもいいよ。
諦めないしやめないよ。
たい焼きおいしかったし。
7796.jpg
夕景が美しいのはたい焼きがおいしかったからか。
違うかいつもか。
家のそばから見えるこの影絵みたいな夕焼けが好き。
夏の間は見られないような気がする。
もう冬が来るのか。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:2 

呪いと発達性協調運動障害と彼岸花と音楽

7761.jpg
これを書いている今は休日の午後。
窓の外には秋の奇麗な青空。
まだまだ勢いのある緑には日の光が当たって・・
ススキを揺らす風は爽やかで・・天気予報と全然違うね。
どっか出かけたいかなぁ。
でも出かけるとあっという間に曇が広がって雨が降りだしたりするんでしょうね。
7791.jpg
昨年この場所で多分これと同じ株の彼岸花を眺めながらふと思った。
楽器、習いにいこうか?
駄目に決まって・・
そういえばなんで俺はやっちゃいけない事になってるんだろう?
そもそもやっちゃいけないことになっていたんだっけ?
あのことは今心配しなくてもいい。
いってもいいのかな?
いこうか?
ぱぁーっと明るくなったような気がして・・
もう一年なのか。

私は、
幼い子供が目で見て数秒で理解し習得するような動作をできるようになるのに何か月とか10年、もっと・・と要することがあります。誇張じゃなくてほんとに。
不器用という言葉では足りない異常をもっている思う。小さな子が普通にこなすあることができるようになったのが二十歳すぎ。説明のために書こうと思っても・・やっぱり書けない。
昔は今みたいに多様性に配慮なんてないから勢い馬鹿の一択だ。わざと反抗的な態度をとっていると解釈されることも多かった。
物心ついたあたりから罵られ殴られの方が先に来てしまい、時間をかけて習得する前に集団から排除されたり自分で逃げたためできないままとなる。できる大多数の前で吊るされ辱められることを恐れるようになり、その流れを予感すると回避のため事前に逃げるようになる。
常に人の内情に怯え過剰に読み取ろうとするようになり、敵視するようになる。
本人は決してそうではないと思おうとしたけれど客観的にはダメ人間の誕生である。
私は、何もできないことを隠し持つ人間として生きてきた。
とにかく他人から自分を隠そうとして生きてきた。
何もしてはいけないし、どこへも出ていってはいけない。
ずっと自分が何かおかしいと感じつつそれが何なのかわからずにいたのだけれど、最近知った発達性協調運動障害(発達障害とは別)はその説明を大きく進めてくれた。特に診断を受けたとかじゃないしそれで具体的に何かが解決するわけではないけれど。
7762.jpg
高校で吹奏楽部に入ったけれど何か月たっても楽器をまともに鳴らすことができなかったのはかなり異常な事で本人だけではなく周囲にも理解ができなかった。恐れていた周囲からのあの視線を意識するようになる。
集団で結果を出していく内容である以上一定の水準に達しないものはそこにいる訳にはいかず、耐え切れず途中で投げ出した。
自分に何が起こったのかをきちんと理解できず未消化なままであったためそれは長く私を縛り続ることになる。
同じころから私の頭は学校だけでなく街中の人間から嘲笑され罵られ唾をかけられていると感じるようになっていった。
私の身内には時折精神に異常をきたし常軌を逸した言動をとる人がいる。
むかし夜中に大声を出して暴れるなどしたらしく、いまでもある地域で知らないものはいないらしい。
今思えば、その息子も電車や駅周辺あの人と同じ地域で唾をかけられるような変人として有名になった。

生ゴミみたいなところからは長い時間をかけて這い出ることができた。
しかし自分に子供というものはないのだと悟ると心が不安定化した。
自分を押さえられなくなり家を飛び出し放浪した先で携帯にかかってくるのは発狂した人間からの狂った電話であった。同じ状況の人は知っていると思うけれど病識のない狂人に対応する唯一の方法はいいなりになってみせることだ。
私は、誰かが追わなければならないその役目を果たすために生まれ他は何もできないように固定されたのかもしれない・・
と考えてみたけれど特に感情も動かなかった。
同じ日、突然お告げみたいなものが来たような気がして生きる理由は好きに作ればいいアマチュア吹奏楽団に入ろうと思った。
もう一度やり直してあの続きを見たい。中学では吹けていた記憶のあるあの楽器なら・・
自分でも驚きの行動力であっという間に事は動いたけれど、高校生の時と全く同じ、一年を過ぎ2年すぎてもまともな音が鳴るようにならならず、誰にどれだけ教わっても手掛かりを感じることもできなかった。
昔できていると思っていたのは勘違いであったのだろう。
そしてあの時とまったくおんなじ経過をたどり結局逃げ出した。
冷静に考えればそれはただ趣味にとん挫しただけなんだろうけど、私の頭は私という人間は失敗であるのだと認識し・・
7789.jpg
でも、
また楽器やりたいと思ったの。
どうせやるなら昔から自分には無理だと思ってたけど本当はやりたかったものを・・
やればどうなるかはわかってる。
それでもやろう。
あまり迷う事もなく実際動いてもうすぐ一年。
本当に絵にかいたように予想通りの非人間的全然できない感を経て、やっと今スタート地点に立つかまだ立ってないかくらい・・
でも諦めないでここまで来てよかった。
この先また糞みたいになっちゃうかもしれないけれど。
まだいろいろ問題だらけなんだろうけど、今練習していて楽しいのね。
私にとってはあるわけのない幻の大陸に足をつけたのかもし・・調子に乗って変なこと書くと消えちゃいそうだからあれだけど。
そこに自分の人生を重ねているなんて書いてもみんな馬鹿のたわごとくらいにしか見えないかもしれませんけどいいの。
ずっと途中で止まっていた教則本のページをめくると練習曲としてこれが出てきた。
練習用に第1主題を抜き取っただけだけれど。
吹いてみるともう聞きたくてしょうがなくなり聴けば萌える。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1882&v=R3YfBGR-WSo
スコア上にあるほんとのクラリネットパートを吹いてみたいなぁ・・B管だし、音域的にも・・
駄目です。
調子に乗るとまたみんな取り上げられちゃたかのようにめちゃくちゃになっちゃうから。
2楽章のカッコウくらいは・・
7763.jpg
写真撮ろうとすると日陰るもんなのね。

ああもっと早い時期に習いに行けばよかったか・・
いや、若い時には状況に耐えられずすぐ投げ出していたと思う。
色々あったことがすべてここへ向かうために必要な道筋だったんだよね。
酒が飲めなくても、誰とも話が合わなくても、何にもできなくても、音楽が聴ける頭でよかった。
いかれているのかもしれないし、たりないかもしれないけれど、好きなものと憧れるものが感じられる頭でよかった。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:8 

風と天国と地べたの人

7314.png
あららそんなとこすわっちゃったらお尻濡れちゃうよ。
かえろうよー
この日、台風みたいな風が吹いてた。
動かないのはその風に当たるのが面白く、気持いいかららしい。
風にあおられた耳がパタパタして見てる方も面白いけど。

いつも散歩に行くとある家の前で立ち止まり高い庭を見上げる。わざと足音や鼻息を鳴らしてみたり・・
その家の犬が姿を見せなくなってもうかなり経つ。
あんなに狂ったように吠えあっていたけれど、ほんとは楽しかったのか。
あの犬もそうなのかもね、今はどこかから見ているでしょう。
風になってかまってくれたりしているかもしれない。
7316.png
風が渡ってゆく・・
なでられる稲もなんだか気持ちがよさそう。
風ってどこから来てどこへ行くんだろう・・
この日、先日寂れた商店街の路地裏に発見した天ぷら屋へ行った。
途中寂れた狭い路地で何気ない光景にふと目が釘付けになる・・・なんで?・・・どっかでみた?
雑居ビルのどうでもいいしなんでもないその景色は、40年くらい前に何度も見ていたものだった事を思い出すのに一瞬の時間がかかった。
その時その場にいた人間と一言二言会話をかわしたような記憶も戻ってきて・・
懐かしいとは違う、妙な衝撃を受ける。
多分別なところにあった20年ほど前に一度行ったんだと思う天ぷら屋は安価なのに山盛りで、あんな場所なのにお客さんが絶えないのはわかる気がするし何だかいい話を見たような気がした。
帰り道、もう一度あの景色を見てみると・・・もう何も来ない。
記憶の奥にしまわれていたものは、泡みたいに表へあがってくるとはじけて消えちゃうみたいだ。
もうこの世にいないある人間に対しての私の感情や考えは人前で口に出しちゃいけないというやつだと思う。
突然みせられたあの景色と記憶はどこか遠くから
お前そんなことばかりじゃなかっただろう?
と伝えてきたのかと考えてみたり。
とはいえそれで自分のなかの何かが変わるということもない。
そんなもんじゃないだろう。


https://www.youtube.com/watch?v=qvyMbMek4hM&t=1140s
ピアニストであったベートーベンにとってピアノソナタは特別な音楽だったはず。
その最後の曲の最後の楽章はジャズみたいなのが出てきて驚かされるとその後空へむかってゆっくり登り始め、
7332.jpg
風のように到達したそこはきっと天国なんじゃないかと思う。
その後に何か言ってるのを聞くと、ちゃんと自分というものを確立させてからでないとそこへは行けないような気もする。
自分は自分。

自分が不安や不満でつぶれそうになると誰かのせいにしたり貶めようとするのね。
多かれ少なかれ人ってそういうものなんだろう。
私がその対象にされたことも多々あったし、これからもあるんでしょう。
いろんな嫌な風にさらされなければならないと思う。
うちの犬みたいに、気持ちいいねーとかいって笑っていられたらいいよね。
7315.png
♪~

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:6 

気に入った店と輝く人と沈む夕日

ブログのためにカフェに行くってのはやめようと思った。
嫁さんがどっか行きたいっていうから思いついた店名を言ってみる。
またあそこ?とか言うようなら今日はもう帰ろうよと・・
と思ったらちょうど行きたかったというようなことをいうので。
7123.png
戸をあけ放って・・それだけのことだけどなんかいいね。
ここのシフォンケーキはなんでか知らないけどほかのどこよりもとびぬけておいしい。
入り口に季節のケーキはレモンとあった。
7124.png
アイスティにしようかと思ったけど西浦のレモンジュースというのがあったから頼んでみる。
レモンのシフォンケーキと重なっちゃってるけどいいよそんなの。
レモンジュースはちょっと多めなくらいにシロップを入れて、氷が全部溶けちゃったくらいからおいしくなってきた。
シフォンケーキはそんなに強いレモン感でもなくやっぱりおいしかった。

流れている音楽はジャズでもないな流行歌やクラシックの超有名曲をジャズ風にアレンジしてみたいなのか。
なんとなくいいねと思う反面、原曲をそのまま弾いてる部分にはちょっと一言いいたくなる。

https://www.youtube.com/watch?v=e4BysqPWgfc

これが流れて久しぶりに聴くなぁと思ってるとすぐにつまんないアレンジにはい・・そういうこと言っちゃいけないんでしょう。
これベートーベンの作なのは間違いないみたいだし最後に短調でなんか訴えるあたりでああそうだなぁとも思うんだけど、クラシック音楽を聴く人になってから聴かなくなっちゃた。
聞いちゃいけないみたいなルールが勝手に登場するんだよねこの頭。
曲が嫌いとかつまらないとかそういう事じゃないと思う。
みんながベタベタ触ってる感じが汚くて嫌だから・・
いや違うな。
もうその先は考えないほうがいいと思う。
7125.png
こんばんは!だったかものすごい威勢のいい女性が入ってきた。
元気がいいのは声だけじゃなく、ガタガタごとごととすごい音・・
常連さんなんだろう、カウンターの先客に明るくでっかい声でごめんねーうるさくてぇ・・
相手は内心歓迎してるのにうまい対応が見つからずエンスト気味にぼそっと・・もう一線超えるとトーンを合わせ冗談で迎えられるんだけど今それ出していいものかみたいな。
ちょっと場がしらけかけても明るい人はそんなもん蹴散らしてわらってら。
後ろだから見えないけど、きっと美人で若いころみんなチヤホヤやされ自分に自信があって・・
いいですね。
そういう人に相手にしてもらえるようになったことがあった。
嬉しいどころか生まれ変われるような気がしたけれど、周囲を明るく照らす強い光みたいなので自分が不安定化し腐っていくことに途中で気づいた・・わさびか。
みんな自分のせいなのはよくわかるよ。
それだけに寂しいねえ。

夕日がきれいだったとか言ってる。
夕日かぁ・・もう時間が・・
あでもまだ間に合うかな?
見に行ってみようか。近くの海まで

車に乗り込み通りへ出ようとすると車が切れなくてでられないじゃんかぁ・・
たしかここから・・裏道みたいなのを走ると建物の向こうにかすかに赤く光るものが見えた気がした。
さあ防波堤にのぼって・・
7126.png
あ、まにあった。

リード付けっぱなしで放し飼いになった犬が絡みついてくる。
この状況、許せない人もいるだろうけど、
私も犬と暮らしているので。
7127.png
今度はちっちゃな女の子を連れたお母さん。
やばい嫁さんが・・大丈夫そうか。
よかった。
7128.png
あそこだけ潮の流れが違うんだけどなんでなのかな?
なんかいいことあるのかな?
7129.png
鳶か鷹かと思うと実はカラスだったりするんだけど、
カラスは人にどうこう言われたくらいで落ち込んだりめげたりしなそうだな。
あれでいいんだよな。
この時いい気分だった。
ずっと続けばいいのに。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:6 

孤立してても輪に入れるらしい

カフェに行きたいと思って調べると、ああいうのはみんな日没位で閉めちゃうんですね。
もともと空白地域でもあるらしく行きたいと思った店は25km先。
7001.png
夕日というには強すぎる太陽の当たる茶畑を見ながらのんびり走っていくとそこは予想通り見たことがありなんとなく気にもなっていたあの店だった。
7002.png
牧ノ原台地の北端くらいのところになるのか駐車場からいきなりすごい眺め。
大井川がちょうど扇状地に出たあたり。
大井川鉄道でSLが引く客車も見える。
なんであんな変な色に塗っちまったんだろうと思っていたけど目立つしあれでいいのかもね。
7003.png
座ると外を向く席もあったけどなんか座りづらい気がした。
多分暗くなると正面のガラスに自分がうつっちゃって外は見えないかもしれない。
7004.png
日が暮れて、少しずつ明かりが灯り始めた。

奥の席にはまだ定年でもないかなくらいの夫婦と若いカップルがテーブルを囲んでる。
若い女性がいい感じではきはき話すとおっさんが真剣に頷いて見せる。
あー、息子とその嫁さんが親を訪ねてきたというところかぁ・・いいね。
若い旦那は一言も喋んないけどわかる気がする。
嫁さんは非常にうまくというかはっきりいい感じで話を進めて・・頭もいいしいい嫁さんでよかったね。
ほんとは色々あるんだろうけどね。
次に来るときはもう孫がいたりするんだろう。
7005.png
アップルティー。
たくさん飲めるという貧乏くさい理由でしばらく紅茶にシフトしようかと思ったりして。

楽しそうな会話が続いていた向こうの人、
なんか食い終わったら親夫婦がうろうろし始めた・・
タバコを吸っていいのかな?みたいな。
いいと知ってそうなのに席を立つのは吸わない嫁さんに気を使ってんのか、すばらしいねー
いきなりマスターとリラックスした話が始まっちゃってほんとは気まずいから逃げてきた感が出ちゃってるのも微笑ましいよね。やっぱり孫がいないと間が持たないですかね。
しかしおじさん俺の近くに来て吸いやがったら俺が煙いじゃない。
なんて言えるわけもない。
他人にはわからない苦労みたいなものが相当あったりとかするんだろうけど、笑顔で過ごせるいい人生のいい場面て感じでいいね。
7006.png
日も暮れて、夜景。
いいじゃない。
あとから入ってきた家族は定食かなんかをオーダーしてる。
そうかもう飯の時間だね。
久しぶりに集まった家族や仲間御用達みたいなお店なのかもねここ。
普段何とも思ってないけど俺はそっち方向もいかれちゃってないわそういえば。

この次の日だったか嫁さんが出かけたので第9の第4楽章をかなり久しぶりに聴いた。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=3700&v=sJQ32q2k8Uo
なんだこれちょっと速過ぎじゃね?最近はこれくらいが流行りなのか?
私が聴いたのはこれじゃなくて古臭い演奏。
嫁に今の第9でしょなんて言われるのなんか恥ずかしいから・・
7023.png
テレビでここばっかり流すから、みんなここが第9だと思ってるんでしょう?
よく見るとオケのffに対し合唱はfで始まるのね。
自筆譜を見るとみんなfで書いてあるのでその後推敲したんでしょうね。
合唱がオケをかき消してるような演奏があったっていいんだろうけど、楽譜と作者の意図からは外れていると思う。
合唱は後半ffが出てくるのをちゃんと出せるのなら冒頭からでかく歌っても・・・・
実際歌うわけでも弾くわけでもないお前が言うなっていうんでしょう?
と書かずににいられないのも私の病的被害妄想。
しかしここ冒頭からfffで爆発するような印象があるけどそれは間違いなのね。
そもそもなんとなくお祭り騒ぎみたいなイメージで適当に聴いてたけどこの曲ほんとにそういう曲なのかな?
偉い人がそう言ってますとかみんなそう思ってますよじゃなくて、
ちゃんと自分で聴いてないかもいままで。それじゃそれはこれからの楽しみ。

中学の授業でこの部分の詩を丸暗記した。
歌ったんだろうか・・・あの頃病気出てなかったかもな。
フロイデーシェーネル から始まってボーダインザンフテンフリューゲルバ・・・ 
ちょうどクラシック音楽に興味を持ち魅かれたころ、嬉しがってすぐ覚えたと思う。
あれから何年だ35年くらいか、そのまま頭に焼き付いているから今でも歌えるし聴いてて歌詞がやけにはっきりと聴きとれるのね。それがどうしたという話だけどあの頃のまだ腐ってなくてこの先明るい世界があると思ってた、遠くなっちゃった俺とちょっとつながれたような気がして。くだらねーけどなんだか泣けてきた。
そんなものを覚えていたとしても全く何の役にも立ってこなかったしこの先もそうだろう。
でも今日のこれで・・先生ありがとう。
いらんこと書かなくてもいいけれど私の欠陥頭は昔から歌うという事もロックをかけ、具体的にはカラオケがダメでまっとうな社会人生活というのに支障をきたした。
7007.png
再び駐車場で。
後から結構お客さんが入ってくる。
多分みんな地元の人。ここきたの30年ぶりだよ・・
親に連れられ家族出来て、親となって子を連れてくるんでしょうね。
このあと見えているあの橋を渡ったあたりに関東というかうちの近所には全く見られないファミレスがあるので行った。
昔は九州に展開してたような気がするけれどいつごろからか中京地区にもあるみたいだ。
学生の頃や、仕事で鹿児島にいた頃何度か入った。
7008.png
20年以上前にあったものに比べると昨今のコスト的厳しさに対応して頑張ってるんだな感も感じる。
それでも安価なのにすごい量とそれなりの内容。
食器も食洗器でカスが付いたままなのが出てきたりはしてなかった。
大手ファミレスだめでしょ。

俺もだめだなしかし。
酒もカラオケも駄目だけどその他にも一般人が普通にこなす娯楽関係がいろいろできない変態・・それがバレるのが怖いから人を避け口をつぐみ・・そんなこと書かなくていいんだけど。
第九の歌詞の和約を読んでると皆いっしょになろう!とさけんでる中に
誰にも心を開けない様なのは出てけ・・みたいな一文が目に入ってドキッとする。
その出てく人をずっとやって来たのはいいとして、なんだ音楽までそんなこと言うのか?
でもよく見ると、嫁がいるでもいいしなんでもいいから何かあるだろ?それでいいからこっち来いよと言ってるようにも見える。
こんな人間を相手にしてくれる嫁さんと知りあい、
こんな人間なのになんとかなる会社と職種に潜り込むことができ・・
神様はいると思うなぁ。
せっかく神様が教えてくれたんだから、そこを見失わないように大事にしっかり頑張って生きていかないといけないですね。
今抱えたひとつはここに書いたらいけないと思う。
あとはもうとりあえず楽器の練習しよ。
もうそれだけ。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:6 

掃いて捨てるようなことも大事

天気は曇り、気分もどんより曇り。
しょっちゅう目にしながらなんとなく敬遠していた店がふと頭に浮かんだ。
3104.png
禁煙になったようなことがどこかに書いてあったし行ってみた。
80年代前半的な木造モルタル造り。こういう店いっぱいあったのに今じゃ貴重ですね。
3105.png
内部もいかにも80年代な感じ。80年代って最新の今だと思ってたのに偉い遠くに行っちゃったんだなといろんなところを見て思う。
そんな訳の分かんない個人の感想とは関係なくお客さん結構入ってる。
地域貢献型実用店という感じ。
出窓、結露で木枠のニスがはげちゃって・・なるよねこれ。目につくところだしホームセンターのでいいからちょっと塗るだけで・・大きなお世話だけど。

3107.png
ミックスグリルはエビフライとハンバーグの他いくつかの候補から選べる一点というのがあってチキンに。
チキンソテーかと思ったらこれもフライで出てきた。
あったかいと何でもおいしいね。
樹脂製の一体プレートみたいなのが印象的。
昔お子様ランチってこんなのに乗って出てきたような。
BGMもいかにも80年代なあの感じ・・こういうのなんて言うんだろうアメリカーって感じの軽い洋楽。
客がいなくなったら店内写真を撮ろうなんて思ってたけど結構後から入ってきて撮れずじまい。
きっと常連さんを沢山持った繁盛店なんでしょうね。
ごちそうさまでした。

この後行く先も思いつかないままだらだら走っていると、小さなショッピングモールみたいなものがでてきて嫁さんが行きたいという。
私はつまんないのであたりをほっつき歩いてみると計らずもある思い出の場所であることに気付く。
その時いじけたような気持ちになりここに訳の分かんないことを書いたりして。
でも安全ばっかりとって何にもないよりいいかもしれないな。
大丈夫、いつかいい思い出を上塗りするから。

ふと目に留まった空き家の門。
3125.png
記憶のはるか彼方に見覚えが・・
見覚えったってここへ来たのは初めてなんだから気のせいではあるんだけど、昔こんな雰囲気の門をどこかで見たことが焼き付いているみたいだ。
この家も誰かの人生や思い出を・・とか考えながら塀の向こうを眺めていると突然、
3108.png
このハンサムがひょっこり現れた。
逃げるでもなく、遊ぼうでもなく・・
あいっちゃうの?
っていうから手を出してみれば
あそんであげないよー
そういいながら自分も手を出してポンとかやってくれたり
しばし、暇なおっさんをかまって遊んでくれた。
すごくいい絵を見せてくたから写真を撮ろうとしたら
3109.png
あら降りちゃうのね。

他にもそういう人はいるけれど、ベートーベンの音楽は崇高な音楽のすぐそばというかほとんど同時に冗談が置いてあったりする。それも少しの違和感も感じさせずに。そしてそれはとても大事なことだとも思う。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=3280&v=sJQ32q2k8Uo
誰でも知っているようで古典派の枠を超え新しい世界を切り開いた交響曲としてちゃんと聴いてる人はわずかしかいない気もする第9の4楽章。
バリトンソロが出てくる直前、
3113.png
最後の小節の弦楽器は最初の2小節を引き継いでタンタラタンタラというパターンを積んでるんだけど最後だけタンタラタって三連符。それがどうしたそういう旋律だろといえばそれまでなんだけど、ある時音楽始めたての者がよくやる失敗のように勝手に加速して次の小節に置くべき最後の音を同じ小節内に取り込んじゃってるように聞こえた。
あ時間ないの?そいじゃ・・ってほうきで掃いて片付けちゃったみたいなこのやっつけ感は作者があえて書いた小さな冗談なんじゃないかと思うことがあるんですよね。
ここだけならいいけど手前で木管が同じことをやった模倣だし、勘違いな可能性も大きいけどいちいちそういうこと言わなくていいの。
高尚も世俗も身分や立場の上下も何にも関係ない世界は一つだ我々のものだみたいなことを言っていこうという音楽だからこそ、崇高な音楽が盛り上がっていよいよ!と勢いづいた音楽にブレーキをかける場面転換的なここでおどけてみせるっていうのが生きてくると・・・
と、こういうことを私が感じても、誰かにとってはくだらない事だったりするんだろう。
馬鹿を見下すような顔をして見せたり、お前は何を言ってるんだなんて怒り出す人もいるだろう。まあ他人が何だろうが私には関係がないし、それでいいし、そういうものだ。
たまたま貼ったこの動画はこの部分でそんなことを考えているようには聞こえない。
そんなことを考えている演奏があるかは知らないけれど、愛聴というか時々聴く盤はここでまじめな顔をしながら掃いて胡麻化し、後でくすっと笑っているように聴こえることがある。

猫を飼ったことはないけれど、猫のいる家にしばらく居候したことがある。
だんだん心を開いてくれるようになって、
弱音を吐いたら大丈夫!なんて言ってくれたことがあった。
獣で人のことなんかわかんないふりをしつつほんとは全部ちゃんとわかてるんだよね。
多分一生、忘れないと思う。
3110.jpg
もう少し遊んでくれそうだったけど、嫁さん買い物終わったって電話があったから・・

訳のわかんないおっさんが通り過ぎて行ったことなんかどうでもいいことですぐにわすれちゃうんだろう。
でも俺は楽しかったよ。
ありがとう。

Tag:ベートーヴェン  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

カウンター
カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
ランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ


PVアクセスランキング にほんブログ村