治ったんだから直れ

外は嵐、風が轟音を立て家を揺らしていた。
ふっと、それが消えてゆく瞬間に気づくとなぜかものすごく寂しい気持ちが・・
なに言ってんだちょっと調子悪いかな。

普段はならない電話が鳴った。
楽器治ったのか、取りに・・あもう閉店時間か。
どうせ遅れるんだろなんて思ってたけど約束通りでありがとう。
よかった。
次の日は休日だったので早速取りに向かう。
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これじゃ夜汽車に乗って遠い町へ取りに行ったみたいだけどそんなわけなく。
これわかる人にはわかる復刻とかじゃないオリジナルのニス塗に白熱灯な車両で訴えかけてくるものがあり感動した。
50年くらい前まではそこかしこで見られたんでしょう?こんなのに揺られてあてもなく旅をしてみたかったなあ。
もう結構前から田舎へ行ってもステンレスのロングシートが来たりするけど一日中電車に揺られてみたいなことをしたことがあった。
その頃取引先の親しい人と電話で話中、
unagiさん休みなにしてんの?
え?旅行・・
りょこう?そんなの年取ってからでもできるじゃない・・いまやることじゃないよそんなの・・
え?っと思ったけど大先輩の言うことで言ってる意味も分かる。
すぐ浮かびながら自分でねじ伏せた音楽・・楽器・・
同じころ歳の近い別な超お得意様がアマオケでヴァイオリンを弾いてると知った時は崩れるような衝撃を受けた。
その人がどうかはどうでも良くてほぼ同じ年月を生きてる俺はなんでこんな空洞なの?・・そういういろんなものが積み重なって俺がほんとにやりたいのは音楽だ楽器だ合奏だと思って行動に出た・・はいいけどあれから10年以上か、
まだ状況的にはほとんど変わってません。
なんで俺こうなの?

https://www.youtube.com/watch?v=co_Bvm0A99A
最近頭の中でこれのフィナーレが勝手に流れたから。
この曲ずっと聴いてくると、非常に充実した人生半ばの・・午後。みたいな
調子が良ければああいい曲だなと思うんだろうけど今頭の中に浮かんだのは
大げさな英雄とかでもない善良なこの人・・中学校で音楽に目覚めて吹奏楽部に入り・・学生オケから社会人楽団・・息子はほっといても楽器をやりだして今一緒に・・
そのどれにもみじんも掠らないどころか想像をしてもいけないと思って生きてた私は何なの?
最近思うけどほんとになんな・・楽器やろうという人はだいたいこういうことがしたいとか、ああなりたいとか目標に向かってくもんだと思う。
私にもそんなのがあったはずなのにあまりにも進まな過ぎてもう目的地なんかわかんないの。
俺も列車に乗るんだよ!とか言いながら改札で腕掴まれて中入れない人みたいな感じ。
それはいいけどこの曲自由だよね。でたらめとは違う
リストが交響詩というのを確立してとかつづくロマン派の世界をここで準備してるというか。

お店には預けた時と同じ人、そんなに何か言わなくても話が通じた
割れた管も出してくれて持って帰りますか?に一瞬まよってやめる。持ってると巧くなれるんならあれだけど
物を確認しつつ話を聞いているとあれ?
一瞬、まさかのクラックのようなものが目に入り自分が止まる。多分それに店員さんも気づいて・・
すかさず自分の非常回路みたいなのが起動していやこれ木目のちょっと深めのだからとねじ伏せ、はいわかりました。
お金を払い深くお礼を言って店を出る。
あの場は気が済むまでなめるように見てというところだったかもしれない。
そんなこと言っちゃだめだとか引っ込んじゃうのは私の駄目なところだろう。
いったん家に帰ったものの悶々としたままなのも嫌だと思ってまた店に戻ってんの。
さっきの若い店員さんがいてことを話すと丁寧に対応してくれ理由も含めこれは割れではないと断言してくれた。
今まではただの事務的な処理をする人かと思ってたけどやっぱりちがうのかもしれない。
気になることがあったらいつでも来てくださいと笑顔で・・商売だから当たり前なんだろうけどでもそれが、何か枯渇してる心にちょっと来たというか。いいから来たってことにしときゃいいんだよ。
同時に自分の中でそれに比べてお前はダメ人間だなとかいう声が聞こえてたけどうれせーよ
なんであれ、これをもって今日はいいことがあったという事にしよう。
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いい加減ちょっと気持ちを持ち上げないと。
また明日から茶番世界に戦いに出なくちゃいけないんだから。
その先・・考えるの禁止。
明るく終わっとけばいいの。

訳の分かんない自虐モードはどっかでてって人と話でもしてくれば一発で治るんだけどね。
そのどっかでてって人とってのが・・あまた始まっちゃった。
素敵なめし屋に行ったりするとそこに蓋をしてくれるんだけど今ないから
ほんとは子供のころからみんなと同じにしたかった・・もういいから。
笑っちゃうのは茶番とか言ってるけど仕事でも何でも出てって人と話すだけでこの変な自己否定感が多少改善されることで・・まいいや。
また練習しよう。
やれることやろう。
楽器もう二度と割らないように気を付けないとね。

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割れても始まる年

割れてしまった楽器は楽器屋さんで修理してもらえるはずですが、楽器屋も正月休みなのとその場ですぐにというわけにはいかないだろうから暫く練習も休み。
楽器の世界も練習を一日休むと自分でそれがわかるとか言ったりする。昨年は多分出張でできなかった2日間以外は毎日楽器を吹いて・・お前が言うなというところだろう。
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大晦日に近所のおばあちゃんからまたいろいろいただいて、今抜いてきたネギに自家製たくあん自家製こんにゃく。
あの沢庵すごく美味しくて一切れでご飯一杯いけそう。
多分昔からの製法で大量の塩を使ってるんだろうなというのも感じる。医者から塩と炭水化物をとりすぎだと怒られている人としては嬉しい爆弾みたいなもんで。
200年とか続いてるらしいあの家、12月30日になると親類が集まって餅つきをする。
そのお餅が近くの馬頭観音にも備えられてるのを見ると大晦日。今年は年越しの前になんかに食われてなくなっちゃってたけどまあいいんだろう。
最近急に野菜を笑顔で頂くと人間になれたような気がしてうれしい。
おばあちゃんの前に大おばあちゃんという人がいて20年くらい前にいろんな昔話を教えてもらった時もちょっとそんな気がした。俺今相手にされてんだな・・あのときもっといろんな話を聞かせてくれと図々しく頼めばよかったと今でも思ってる。
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元旦は朝からお散歩。
もうちょっとちゃんと構えて撮りたかったけど犬のリードを握っており犬は飼い主がどっか行っちゃわないように引っ張ってるつもりだったりしたので
10年くらい前まではあの電線も建物も何にもなくて富士山が超絶絵になる場所だった。今もうそんなところはない。
このお地蔵さまは誰か熱心にお世話する人がいて寒くなるとマフラーを巻いてくれたり・・今日はお餅と大根。
きっとその人亡くなるときには迷わないようにお地蔵さまがエスコートしてくれるんだよね。へんな意味じゃなくてほんとにそう思う。
このお地蔵さまも結構古いんじゃないかな?
いつ頃、だれがどんな気持ちでここにお迎えしたんだろう?
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この馬頭観音には馬の顔が彫ってあって、よく見るとその馬が笑ってるように見えるのね。
彫った人の馬への愛情みたいなものが伝わってきてちょっと泣けてくる。
大おばあちゃんから馬をどんなに大切にしていたか聴いた。
裏を見ると文化十五年寅・・1818年か結構古いな。
ベートーヴェンだと交響曲第8番と9番の間。
個人的に色々あって音楽どころじゃないという人生のどん底みたいなところだったようだけど、そのままつぶれてしまうどころかここからいよいよという高みへ登っていく年・・だったようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=06O5TWFMmPs
その幕開けみたいなところにいるらしいこの曲はものすごく有名で、音楽的にも技術的にも飛躍しすぎて作曲当時弾ける人間が作者しかいなかったという・・
はいいけど私はなぜかこれをほとんど聴いてこなかった。
なんでかな?
バックハウスは晩年の録音でこの曲だけ残せなかった。
やっぱり今でも難しいの?
とりあえず体力的に大変そうで聴き終えるとお疲れ様でしたとか言いたくなる。
どん底にいた人が書いたとは思えないねこれ、すごい人だよね。
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帰ったら、でかい樹の日陰で冷遇されてる小さなボンタンに新芽が出てた。
まだ時期的に早いけど・・で、楽器見たら割れてた。
楽器治るまで練習は中止。
年明け最初のレッスンはキャンセル。

出来てもできなくても楽器やるんだに没頭することで私はいろんなことから目をそらしてたところがあって、急にそれがなくなったら蓋してたもんがいろんなところから駄々洩れになってくんのね。
壊れる時って、いつも突然来てあっという間だよね。
もう戻せないのかと気づいた瞬間に、あっあの時とかいくつもの是正ポイントが思い浮かぶ。
気持ちが落ち着かないので自転車で走ることにする。街全体が坂の上にあるので行きが登りになるようにし、とりあえずあそこまでは行こうという目標地点があって
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この踏切なんだけど・・なんでここなのかな。
子供の頃の思い出がここにあるにはあるけど自分に直接絡むものじゃないし
あのころもうあんなだったけどほんとは俺だってとかなんとか思ってるのかな俺が。

失敗な人にありがちな感じで10代のころから正月は敵みたいに思って拒絶してきた。
寂しさみたいなのでつぶれそうになる正月休みも楽器楽器練習練習言ってればそれですぎてゆくだろうと思ってた。
思ってたけどなくなちゃった。
年末くらいからいろんな人にいただけたコメントがとてもうれしかった。
どうもありがとうございました。

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長生きしてください

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晴れてればきれいだろうなと思うけど無常の雨。
向こうの空が少しだけ青くなってるけど、どれだけ待っても日があたるようにもならないんだろうなぁとか思いながら。
写真映えはしないけど暖かい車内から冷たい雨の景色を静かに眺めるってのもかなりいいもんですよね。
実際晴れても逆光だっただろうとか余計なこともいいから
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すぐそばにあったオーガニックカフェというのに行った。
駐車場に車をとめると出てきたおばさんが、まあまあこんな雨の中をようこそさあどうぞ中へ・・
おとぎ話みたいに迎えてくれた。
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椅子や机のほか内装は業者さんがさっとやったものじゃなく、誰か好きな人が何度も何度も少しづつ重ねて作ってきてるものだとわかる。なんか、どっかの国にいるみたいだ。
よくあるケーキはあのショーケースの中からみたいな話なのでいってみるとここには入ってないけどこれとあれとそれがあって・・
なんかわかんないけどでもきっといいひと。
お客さんは一組だけいて・・アップライトピアノの上にギターが置いてあり裏にドラムがあったりしたから時々なんかやったりするんだろう。
たしかBGMなんか流れてなかったと思う。
こんなこと言ったらいけないけど、
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ティラミスは変に強調したオーガニック感とかもなく普通においしかった。
イチジクと柿がついてくるところがそれらしいというか微笑ましいというか。
ショウガ紅茶は謎の素朴な味。ショウガの刻んだのが入って。
砂糖があんまり甘くないのはオーガニックだから?
なに砂糖なんか入れてんだよという話かもしれないけど入れるよ俺はどこまでも。
今までオーガニックみたいなのをうたうカフェに何軒か行き、ただの偶然だろうけどいずれも料理じゃないところで失敗したなとか思った記憶がなんとなくよぎる。
でもなんかここは大丈夫。人間がオーガニック。
これは何を使ってみたいな能書きも見当たらない。
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食事もいいらしいから今度飯食いに来てみようか。
それはいいけど翌日、
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犬がお腹壊しちゃった。
変なもん拾って食った疑惑もあるけど去年、一昨年と寒い時期に腹を壊してるから風邪なのか冷えるとなるのか・・
結構大変そうなのに時間になるとごはんはまだかな?時間ですけどどうお考えですか?ごはんなんですよー!とかやってるから大丈夫かな。
いずれもちゃんと治った実績があるからそんなに悲壮感にぬれたりもしないけど。
常備薬として置いてある薬を飲ますというか食わせて・・一回で調子が戻ったこともあったけど今回はちょっと違うみたい・・
まあいいや、ゆっくり治そう。
犬は最近腰というか後ろ足が弱ってきて段差を帯び降りるとこけたりしてる。
飼い主は膝が。
翌朝絨毯をふろ場で洗いながらあることを思いだ・・干せば日が当たって気持ちがいい。
今日は乾かないだろうけどいいよそんなこと。
俺たちせっかく出てきて出会ったんだから、お互いやたらに長生きしような。


https://www.youtube.com/watch?v=rjQ7TxpMizc&t=495s
この曲はどんどん登ってちゃって天国へ到達してしまいそうだけど・・
ベートーベンと言えば音楽家として命に相当する耳が聞えなくなってしまった話が有名だけど長く慢性的な下痢その他に苦しめられていたそうだ。
事実としてはそれらも含めたあらゆることが作品に影響を与えいると思うけれど、彼の晩年の作品を評していちいちここはその苦痛や苦悩が現れており・・みたいな事は言わない。いいたいことはそんな小さな話じゃない感が爆発してるというか・・あでもピアノソナタなんか聞いてれば心情告白みたいな場面もあるか
嘆きとか恐れとかよりも圧倒時な力とユーモアがあたかい日の光みたいな・・
そんなの捉え方は人それぞれでなにが正解というのもないんですけどね。

しかし絨毯って、洗えば洗えるんだな。
洗えば済むのかと思ったらある物がもはや敵ではなくなり勝った気がした。
何に勝ったかは書けない。
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かなり冷えた朝だったけど朝顔はまだ元気にきれいに咲いてくれる。
あなたも長生きしてね。
12月まで咲いてくれるかな・・もう越冬しようよ

休みだからずっと楽器の練習をしてい・・よくあることだけど昨日までが嘘みたいにダメな感じになっちゃってやればやるほどダメになった。それはそれと切り離せばいいのになんだか自分全体までが駄目なような・・
でも夕方予想もしなかったようなところでちょっとだけいいことがあった。
勝手に悪い方へ解釈していたけど全然そうじゃないということが今目の前に事実として提示されてるじゃないかという・・
いつでも思ってるほど悪くないんだろうね世界は。
犬も少し良くなったように見える。
弱気になってるとどんどん変なもんを呼ぶから、気をしっかり持って頑張りましょう。

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そんなに隠さなくても

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犬がそっちじゃなくあっち行きますよというから、ああそうですかとついてゆく。
ほんとは行き先は人間が決めることで立場を明確にしなくちゃいけないとかなんとかだと思うけどもうそんなこと言い合う仲じゃないから。
日があたってると暑いくらいなのに日が陰れば結構寒い。
風邪ひきそうだな。
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またあのお店で豚とモッツァレラの胡麻なんとかを食べながら前回同様こんなラーメンがあったらいいなとかなんとか考えてた。
嫁さんのオムライスは中身がケチャップライスじゃなくて普通の白米であったらしく天津飯?とか言ってる。

何について調べてたかも忘れたけどたまたま見つけたアマチュアオケでクラリネットを吹いてる人のブログを読んだ。アマオケといってもプロの有名指揮者を呼びマーラーやリヒャルトシュトラウスをやっちゃうようなところで1番やEsクラをという人。知らないけどそれくらいの人になれば各種団体のいろんな人と交流があって名前も知られていたりするのかもしれない。
昔はプロのオケでもなかなかできなかったという曲をやっちゃってるところは遠すぎてうらやましいと思ったりもしないけれど、やり手としての発言はいろいろと興味深く・・
別に自己紹介的なものもないけどいろいろ読んでると幼いころからピアノをやり音楽への準備や適性はもともとあったらしいこと、そこそこの家の出らしいこと、名門大学を出て仕事は知らないけどなんとなく技術者系の感じ?社内報で募集がかかるとヴァイオリンやチェロやフルートをやってる人が複数集まっちゃう会社ってどんなとこか知らないけどそこそこの生活を・・そしてそれなりの交友関係と豊かな楽しみ・・音楽愛好家としても素晴らしい人生・・
あらゆることが対極にある自分の位置を感じつつも全然違うところにいる全く関係ない他人の話であって特にそこについてどうこう思う事もな・・ふと演奏会の案内が目に入ると結構近く行ったことのあるあのホール。あの街にそんなオケがあるのか、そう思った瞬間になぜか私は自分をとても恥ずかしいもののように思い、その人とその人たちから自分とこのブログを隠すべきだと・・
もともとゆがんでおかしいと思ってる自分の頭だけど
だけどなんなのこれ?
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調子に乗ってピザいくつも食べちゃって失敗したなと思いつつ、ワカメにもやしにブロッコリーなら食ってもよさそうか。
自家製豆腐というのがあったから大量のネギと鰹節とショウガをちょっとに醤油で・・超絶ベーシックなこれがやっぱりおいしいね。
パスタもネギショウガ醤油で行けるんじゃないかと思ったり。

私、ここに楽器を習っていてとかいつまでも楽器名を伏せているけど、そんなの読む人が読めばそれクラリネットでしょ?なに伏せてんの馬鹿じゃないの?というところでしょう。
書いてみれば街中で裸になっちゃったような違和感と危機感羞恥心・・馬鹿じゃないかと自分でも思うけど30年かけてなったものはスイッチ一つじゃ戻んなくて。
人前で楽器演奏したいというような人は多分みんな共通する思考的特徴があって自分はこうですよーっと前に出してくような人なはずなんだと思うんですね。今時ブログじゃなくてSNSに行っちゃうような人だと思うのだけど、ブログであるとしたら今日はこんな練習をみたいなことをはっきりと書いて・・仲間を探し交流し・・
私は多分そういう人から隠れていなくちゃいけないような変な歪んだ思考があって・・
しかし私はこの匿名のブログで、なぜ隠れようとしているんだろう?
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行くところもなかったから誰も来ないような山中。ふっと開け印象的な景色が見えたけど写真には写らないのね。
もっと夢のような色だったんだけど。

クラシック音楽を知ってから数年ほど毎週テレビでオーケストラの演奏を食い入るように見ていた。
オケも世代交代があって見慣れない顔が混じるようになったなんて思うようになった頃ちょうどテレビも見なくなった。
その若く新しい顔な人が最近定年退職したらしく次の世代を見つめる大御所みたいな立場で取材を受けてる記事をネット上に見つける。フランスで勉強して帰ってきていろんなところでもまれて30過ぎたくらいで入団してから30年・・そうかそうだな。
人生の1幕を描き切った人をリアルタイムで見る事で自分の人生も大きく消費されてしまったのだと知る
それよりその記事読んでたら若い駆け出しのころの苦労話というかうまくいかなかった話が赤裸々に告白されているんだけどありがちな選ばれたエリートにおける挫折じゃなく結構身近で自分にも重ねられるようなリアル問題が・・・もちろんそれを文字ずらで素直に解釈してじゃあ俺も大丈夫なんて受け取っちゃうのは稚拙な話だろう。
でもなんか自分も頑張ってというか変に卑屈にならずにどうどうと楽器やりたくてやってますでいいんじゃないのかという気が少しした。

https://www.youtube.com/watch?v=1pwSkmYYlgw
ベートーベンの交響曲第9番と日本人の思う第九は別物で・・みたいなのを偉そうに書こうとも思いませんが、私は手前の3楽章が大好き。
もう2年になるのかあれ3年?ちょうどいまごろ楽器を練習したいと練習場みたいなのを借りると本番いつなの?なんて聞かれた。
時期的に今くらいだったのか、アマオケで第九な人だと思われたと思う。うれしくないのはわかるけどなんで悲しくなるのか。
スケールもできませんなんて答えてもしょうがないからそんなんじゃないですとか言ったりして。
なんでこれが頭の中で鳴ったかと言えばその引退した人がこの曲で人生変わっちゃうような大失敗をしたことを言ってたから。
そんなことよりこれ聴いてると生きててよかったと思う。
これに続く有名な第4楽章は作曲者の化身であるチェロとコントラバスの語りが手前の3つの楽章を否定する所から始まる・・だけど私はこの3楽章を聴きながらこのまま終わらず永遠に続いてほしいなんて思ったりして。
だれがどこで何だろうとどうでもいいかもう。
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今日は勤務中急にすごく寒くなってきて風邪のひき始めの予感。
自転車通勤はいいけど朝予想以上に冷えちゃって失敗したかなぁ。
帰りはずっと上りなので体が熱くなり寒さは感じない。
大きなのはダメだけど仕事上の雑多なストレスや雑念くらいならこれでどうでもよくなったりもする。
帰って出てきた犬をこねくり回し、楽器の練習をして端耳にはあれでも昨日よりちょっとできたかもしれないし明日はもっとと思えたりすればもう・・
病は気からというけどこういう時ほんとにそう思う。
いじけたような気分でいれば風邪はしめたとばかりに憑依し、風邪をひけばいじけたような気分を呼ぶ。
風邪と書いたけれど、しけた気持ちでいると命を奪っていくような病かけ我がすぐに襲ってくるような気がする。
自分で自分を大事にできるような気持でいたいと思う。

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まにあわねー

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すごくいい天気。
犬と散歩に出かけた。
見りゃわかるか。
また悪い癖でここにもネガティブネタをいろいろ書いたり消したりしてた。
休み直前に仕事のストレスを拾うのは仕方ないとして、それをうまく整理するか封印できないとダメね。
せっかくの休み曇らせるだけじゃなく無駄に膨らんで謎の・・あまた始まった。
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そういえばこの前日帰宅すると玄関に青梗菜が3束くらい置いてあった。
いつも嫁さんがもらったり置いてあったりでお礼を言ったこともない近所のおばあちゃんを畑に見つけたので、ちょっとお礼を言いに行った。
そしたらまた大根もらゃちゃって・・
次の日は別な人から今抜いたばかりの小松菜をもらった。
朝自転車に乗って走りだしたら柚子をくれた人とすれ違ったのででっかい声でお礼を言ってみたりして。
そんなのはどこにでもある当たり前のことなんだろうけど、子供のころから近所づきあいも皆無っぽかった私にとってはそこそこな事件。
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チーズバーガーとダブルチーズバーガーだったっけか。
歳のせいかもう名前付きのはみ出そうなハンバーガーに行こうという気にはなれなかった。
でもシンプルなチーバーガーが好きだからいいの。
昔嫁さんとモスバーガーに行って初めてチーズバーガーを食べあまりのおいしさに衝撃を受け感動したのを思い出した。
もう慣れちゃったのかいちいち感動したりはしないけど、あれはあれで思い出。
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すぐ横にはメダカの水槽。
西日を避けるために絞められたロールカーテンの隙間から差し込む光がスポットライトみたいできれいね。
食べてる間なんか焼いてる匂いがする焚火系?いつもこんな匂いしたかな?
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外に出てみるとあたり一面煙でいぶされてた。
嫌いじゃないけどね藁を焼いたような匂い。
この後どこへ行こうかなんて思ってたけど、このままこのあたりをほっつき歩いてみようか。
ものすごい煙が出てるけど火がドミノみたいに田んぼの中を一周すると勝手に消えるのね。
うちの近所ではあんまり見ないけどこのあたり、他のいろんな田んぼからも煙が上がってる。

https://www.youtube.com/watch?v=5QCS1hUodqo&t=589s
これももう30年くらい聴いていて、今ちょっと聴いたらCDを買ってきてよく聴いてた頃の映像が付箋のようにいろいろ出てきた。けどどれを引き出しても壊滅的に嫌なことばっ・・
そんなことより、今これを聴いてる間心がなんか・・なんだろうな、心が腐りぎみでも、生きてた方がいいんじゃないかとかなんとかいうような気持が。
それは曲が何を言おうとしてるかとかそういうのとは関係ない所からきてるかもしれない。
音楽にはふしぎなちか まあいいや。
これ知って聴いてた頃は私の人生で最もひどい時期だった。
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一周して車に戻ろうかと思ったら嫁さんがもう少し歩くっていうから。
もうこの時期太陽はあっという間に傾いてくのね。
非常にのどかというか・・ここにもカワセミがいた。
散歩中の犬が近づいてきて私たちの匂いを嗅ぎまくる。
多分興味があるのは私じゃなくて私についたうちの犬の匂いだ。
盛り上がる感じも通じ合う感じもなく、嗅いで気が済んだらいっちゃった。

多分服も燻され煙臭いだろう。
古い家は囲炉裏の煙でいぶされれることで柱や梁を虫から守ってるというような話があったと思う。
私の心も燻されたどちょっと防腐出来たかな?
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でっかいポンプ場。
ああいう巨大配管とか、取水口みたいなものを見ると水流に巻き込まれあの中に自分が・・みたいな想像をどうしてもしてしまう。
実際あんなのが口を開けているすぐそばで仕事をしたことが昔あっ
週が明けてこんなこと書いてたら仕事でトラブルというかあることが勃発。
しくじったなとか申し訳ないながくる前に憤慨が来てしまいワーワー言いそうに・・もうこの歳だしもっとでかい範囲を俯瞰してなんか考えないとこの場にいられなく・・
そんなことより今日楽器のレッスンだ・・早く帰んないとなんないのに・・ああまにあわねー
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仕事上の問題より楽器のレッスンのことを考えているとか、一般的には何考えてんだてめーというところでしょう。
社会人としてある程度客観的な善悪やあるべき姿という物を考え乗ってかなきゃいけないと思う。
思うが最近思うのは、無駄にまじめに考えいつも自分が悪いとか間違ったとかそんなのばっかりでつぶれちまうのは違うだろうということ。いいから自分を大事にうまくやればいいんじゃないのか。

いつまでもいらん気分を引きずるのはやめろ。
休日はそんなもんみんな忘れちまえ。
散歩でもして日の光に当たろう
犬のおかげ、嫁さんのおかげ。

散歩をしている間、なにということもないけど穏やかな気持ちだった。

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ばれてた

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まだ終わらないよとばかりに・・
あんまり意識をしていなかったけど、休日の朝目覚めるとまだ何にもないのにものすごく悲観的な日があると思えば翌日は妙に強気だったり強いバイアスのかかった気分に包まれちゃっているのは、どうも目覚める前に日の光が当たってるか雨音を聴いてるかとかそんなとこなんじゃないかという気が今してきた。
俺は植物か。
考えてみると子供のころから頭いかれちゃった高校時代まで朝日なんか絶対に当たらない暗い部屋で寝てた。
平日だけど仕事が休みだったこの日は晴れてはいないけど雨でもなく特に記憶がないから気分はニュートラルだったのか。
夜には楽器のレッスン。ボーとしてるとまた無駄に緊張してきたりしていけないし、いくつかあった用事をこなすことにする。
午前中は犬を病気じゃないけど定期的に通う病院に連れて行き・・
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昼飯、用があるとか言って嫁さんの行きたがらない店に密かに行くことも考えたたけれど内緒じゃなくて正直に言ってみるとたまには一人で好きな所へ行っていいよ前はよく行ってたでしょ?
内緒で一人奈良とか大阪とかに行ってたのは多分全部ばれてる。

山越えをして一時間かもっとか、一度行ってまた来たいと思っていたこのお店はキッチンカーでイベントに参加する方に萌えてるらしくしょっちゅう休業していて前回来たときも休みだった。
電話が何度もなってたけどみんな行ったらやってなかったの経験者なのかもな。
メニューは一択で量を選ぶだけ。
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前回うまかったのとちょっと足りないくらいだったので今度絶対に300gってのを食うんだとずっと思ってた。
150gが二つ出てくるのね。
生で食べても安全なお肉を・・とか説明を聞いている間鉄板を触ってしまいあっ!・・
大丈夫ですか?とか言われたら笑ってぼけようと思ったけどお店の人は瞬時に判断して何も見なかったことにしてくれた。
ハンバーグと言ってるけれど、
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ひき肉ではない切り身みたいな肉がほとんど生で入って出てくる。
スパイスの効いたレアなのから始まって焼肉とステーキとハンバーグの要素を同時に楽しめるような・・食ってる間に全体に火が入ってゆくから味も変わってゆく。
300gって多いと思うけれどあっという間におわちゃった。
ご飯お替り自由ですよと言ってくれたけど炭水化物多量接種禁止令が出ているので控える。
おいしかったよ。
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アイスコーヒーもよくあるちっちゃいコップにほとんど氷とかじゃなく・・
またかかってきた電話にやってるけど出来が埋まってるしもうすぐラストオーダーの時間だからというようなことを言ってた気がする。
土日はイベントへ行っちゃうから来てもやってなかったんじゃなかったかな。そういう意味で幻の店だなここは。
食いたかったものを食えて満足。

このあともう一つ大事な用を済ませてから自分の病院へ。
先ほど300gのハンバーグを食ってきばかりだけど、先生からの食事に気を付けていますか?という定型的な質問にはいと答える。
たぶん、こういうのもみんなばれているんだろう。
そのあとネットで注文してあったリードとケースをコンビニで受け取ってとやってたらもう夕方。
音階を一回だけ・・・あれ?ダメリードだこれ。
すぐ別なリードに替えるとまっとうに鳴る。
これだな・・これだったんだなぁ・・
回覧板を次の家へ置きに行き、レッスンに向かった。

https://www.youtube.com/watch?v=vWuZPaL-57A
確か初めてレッスンに行く時だったか楽器を買った日だったかエグモント序曲を貼ってここになんか書いた気がする。
ゲーテの戯曲に興味はないけど、英雄的な正義の味方みたいなのがモヤモヤネガティブを打ち負かし圧倒的大勝利な話らしいことを序曲が教えてくれる。
ずっとなんにもできずにいた自分はこれから明るい未来へ向かってつつき進むのだ・・実際、始まってみればヘロヘロで曲にもならないような。でもまだ終わらないで続いてるよ。
中学生でクラシックを知ったばかりの頃、テープにこれをダビングしてくれた人がいて結構聞いたような。
音楽に興味をもって中学で吹奏楽部に入り学生オケを経て社会人になってからはみたいな人は結構いると思う。ネットでなんか調べるとみかける「この楽器を吹いて30年のおばさんですが・・」とか、ああ同い年の人はもうそんな感じか・・金管だと引退考えたりしだすころかななんてちょっと思ったり。
で、自分はまだ始まってんだか始まってないんだかみたいな状態って何なのこれ?
なんて思わない。
小学校の鼓笛隊が音楽をやってるのが聴こえてきたり、unagiさん趣味は何ですか?なんかやってないの?なんてきかれ心の中で耳をふさいでるような糞変人だった私から見れば、ダメでも何でもやろうとしている自分はスーパーうらやましい人かもな考えてみれば。
よくここまで来てくれました。
余計な話だけど私の場合あんまりネットでなんか見ちゃうのはデメリットの方が多く危険。いろんなひとがいるから。
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急遽引退するリードと、これから大量に養生する新しいリード。
急にリードのいい悪いが分かるようになった。
10本入りの箱の中で使えるのは1本、よくて2本なんて書いてあるのを見かけるけど・・
そうかもなと思うけれど高いうえに使えるものの寿命も短いわけでじょれから・・まいいか。
レッスンのことはもう書いちゃったのであれだけど、非常に明るく終わったので久しぶりに非常に充実したというか
生きてることを祝福されたような休みになった。

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明転

何日か前からやけに首筋が張ってるのは疲れというより風邪の予兆かなと思っていた。
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仕事してて寒気まではいかないけど体に違和感が走っていることを感じる。今風邪なんかひいたらまたいろいろと大変し面倒だ。
まずいな養生しようと思って帰宅すると犬が嫁さんと散歩へ出かけようというところ。
犬はものすごくうれしそうにぐるぐる回りながら一緒に行こうよー!
あー・・・いこーかー
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あんなにはりきってたのにちょっと歩いてもうかえりますよ!の形。
鉄砲玉みたいだった頃もあったけど最近はお歳で・・でも今日は俺も帰りたいからいいか。

あのね、この先暗い事がだらだら書いてあって自分でこれもダメ記事かななんて思ってた。
今から急に書き直そうと思ったのは、楽器を練習したらものすごく調子が良かったから。
アホみたいだけどそれだけで気分が根こそぎ反転しちゃって。
昔気になる異性が笑顔で話しかけてきたりしたらいろんな暗いものなんかふっとんで明るくなったりしたでしょ・・そんなことあったかな?・・音楽がこっち向いてくれるかもしれないと思えば・・
でもそれ続かずに、勘違いしないでみたいなのが来るかもしれないのも一緒だけど。
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銅が焼けたみたいな夕日がいいね。
電気関係やってますと銅が焼けるって非常にネガティブな話なんですけどね。
もうエアコンは必要なくなったけど楽器の練習はエアコン部屋でしてる。
隣家から遠く音漏れのリスクが少しだけ減るのと・・なんでだろ?
楽器を組み立てに別部屋に行こうとすると犬もわかっててついてくる。
じっと組み立てるのを見てて・・よしあっち行こって呼んでもらうのが犬の楽しみ。
さっと立ち上がって勢い良いよく3歩あるいてまた座る。
いこ! っさささ・・・座る・・
呼ばれるのが嬉しいから3回くらい繰り返して・・
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今日は練習中静かに寝そべって聴いてた。
自分も調子がいいから短い時間だけどいろいろできた。
ときどきワンワン吠えてなんだ!?なんていったりするけどあれは
あんたその吹き方ちがうよ駄目ですよ!
とかいってくれてるのかな?
・・こういうのに真顔で馬鹿にしたような返事をする人が結構いるのが世の中だけどそんなのもどうでもいいねー
選んだリードがたまたま当たりのやつだったのか風邪っぽくて調子悪いから今日はほどほどでいいやみたいな気持ちが逆に脱力につながったのか・・そもそも調子がいいと思ってんのは勘違いなのか・・
なんでもいいよ久しぶりによかった。
ちょっと肌寒いくらいだけど楽器吹いてると体が熱くなってくる。これも勘違いの間違いなのかな?
まあいま、この勢いで風邪も治りそうだよ。
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遠くの山には雨が・・50年くらい前まで山は金になる場所で普通に人が入ってたらしいけどいまはもう道も消えて。

先日シェーラザードにマーラーにと色がついて派手目なものを聴いた後、久しぶりにベートーベンの交響曲第5番を聴きたくなり・・聴いたはいいけどやっぱり2楽章以降だけ、第一楽章をでかい音で聴けない私は・・とか書いてあったけどそんなのももういいや。

https://www.youtube.com/watch?v=DCofg-MFhsA
ワルターのじゃなくてもいいんだけど・・一枚の収録時間が3分くらいだっけ?SP時代から録音しまくりだったこの人は時間的制約のないステレオ録音になっても徹底的にリピートを省略してる。それだけにどこだったかあえてリピートしてるのを見つけるといろいろと感じるものもあるけど。
ベートーヴェンはリピートで冒頭に戻っていくのを覚えてる耳に衝撃を与えるような形で展開部の冒頭を始めていることが多く、そこがうまいし面白いわけでいきなり先行っちゃうのはどうかと・・でも聴いてだめってことは全然なく。
運命というのはベートーヴェン自身が曲を説明するにあたってだれかに語った言葉で・・という伝説は実は嘘だろみたいな話ももはやどうでもよく、だれも何にも言わなくたって聴けば明確にすごい力をもって聞こえてくる不動の調絶対的枠組みとそれとは違う温かくて柔らかい人間的なもの、狂ったように勝ち誇る勝利の歌、弱っていくかのような運命・・みたいなものが容易に聴きとれ・・
この曲、暗かったものが偶然や誰かのおかげで明るくなるのではなくて、人間の確固たる意志があって自己要求を実現する勝利を得たのだ!!!!みたいなカチドキをこれでもかという程挙げて終わってくのを感じるのね。
最後はもう勝ち誇りすぎて冗談になっちゃってるの。
こんな重くまじめの極致みたいな作品に冗談を持ち込んで高度に芸術化させてるところがベートーヴェンなわけだ・・
もういいか。
いやよくないか、この曲も運命なんて言葉を先に意識して聞いちゃうから最初のあれを立ちはだかるネガティブみたいに捉えてそれしかないと思いがちだけどさ、勝鬨の下で支えてたりするところもあるわけで戦う強い意志を支えるポジティブでもあるわけじゃない。それで・・
もういいか。

なんでもいいから俺にはこれがある!ってのを持ってれば全然違う人生もあったかなと思ったりもするけれど・・なかったなそういえば。そういうのは能動的になんかすることから来るものなのであって音楽いろいろ聴いてますみたいな超内側な話はそれに代わってはくれな・・そんなことは書かなくていいのか。
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犬、最近急に歳をとっちゃってなかなか遠くへ歩かなくなっちゃった。
老犬みたいな歩き方で・・
でもね、実は結構歩けて走れることも知ってる。
もしかして、膝の調子が悪い私合わせて・・じゃないだろうけど。
家の周囲にはでっかいのからちっちゃいのまで分譲地がいくつかあって、家を建てた人たちはもうみんな定年を過ぎた。
そんな人たちが散歩をして回るから犬と歩いてるといろんな人と顔を会わせる。
いろんな人と顔見知りになって話をした。
犬だけ有名になっちゃってて誰だか知らない人が犬の名を呼びながら笑顔で近寄ってきたりする。
なんかわかんないけど犬のおかげ。
きっと楽器がうまくいくのも犬がいてくれるおかげ。

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今のはよかった!

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外食はしばらく控える。
しばらくというのが短期間であればいいと思うけれど、そうはいかないかもしれない。
他人と同室となることのない対面販売みたいなパン屋でパンを買う。
あるわけないとこのパン屋、お客は誰も見当たらないけど看板は出てた。
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開店から一時間半くらいだったろうか、ショーケースの中はほとんど空っぽ。
ごめんなさいみんな出ちゃって・・
さーっと売れちゃうんだね。
今春休みで子供づれのお母さんがぁ・・
あー
1人でやってるから作れる量に限度があって・・
1人でこれだけたくさんってすごいね。
朝4時からです・・
大変だけどでも楽しいでしょう?
(いい笑顔で)そう、楽しい方が強くて今は大丈夫!
素敵。ほんとに。

楽器のレッスンはかなり大きな部屋に先生と私の二人、席を大きくはなして・・
今ここで言いたいのはその手の話じゃないから省略。
私の先生は奏者としてはかなり歌うしそこを大事にしている人だと思う。
ここで言う歌うという意味は・・・とかは今は省略。
そこを私にも教えようとしてくれるのだけど、やっとつかんだつもりのアンブシャはまだまだいい加減なのでずっと使わなかったとっておきのリードを使ったらいきなりガタガタになり時間の前半は怒られっぱなし。
でも最後、ほんとに最後に先生から驚きの一言をもらった。
なんども力強く言ってもらったそれは私にとっては楽器練習のモチヴェーションとなっただけでなく、生きる力だ。

私のこれとは全然次元も世界も違う話だけど、
昔ある本で読んだウィーンフィルの首席フルート奏者だった人のはなしを思い出した。
カール・ベームの指揮で録られた録音聴いていたところ、自分のソロを通過したところで
もう一度今のソロを聴かせてくれ!という・・
何度も何度も・・
練習だったか録音時だったかベームが「今のソロはよかった」と言ったんだそうだ。
ベームは歴史に名の残る指揮者だと思うけどウィーンフィルの首席奏者だって神様みたいなもんなんじゃないか。
その時点で録音は何十年か前のものだった思うけれど確か・・感動して涙目みたいなイメージで
マエストロベームが言ってくれたんだ・・・よかったって・・・
本の書き手は演奏家ではないけど音楽に芸術的に深くかかわる仕事をしている人だったと思う。その人が、あれほどの奏者でもその一言をそんなに大事に思っているのかと驚いていたような気がする。
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で、そんな次元からは遥遠く虫けらみたいな私ですが、
どんなに好きだと言っても遠くから眺めるしかできなかった音楽を自分の手で触るという夢のような状況に接し・・読んだ時には遠い他人事でしかなかったその状況について違う気持ちで思い出した。
いま、ちょっと泣きそうだ。

https://www.youtube.com/watch?v=OGq5Le12lr4
レオノーレ序曲第3番だったと思う。
これもベームウィーンフィルだけど多分これはそれとは別な時の。
私にいろんなことを教えてくれたあの本を読んだのも最近のような気がするけど親父が死んだ年だったからもう16年前か。
本棚にあるんだから引っ張り出してもう一度読んでみればいいのかもしれないけどそういう話でもないな。
私はあと何年残っているんだろうか?
そんなの知りたくないけど、死ぬまで続けたいと今は思う。

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夢と書き直した。

天気が良くて気持ちのいい日。
限定15食のランチはすぐ終わっちゃうみたいで前回は食べそびれたけど今日はどうかな。
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ランチ大丈夫ですか?と聞くと
とっつきにくいかなという印象もよあったマスターがすごい笑顔で頷いてくれた。
ちょっと嬉しいそういうの。
カウンターしかあいてないんです・・とマスターはあんなところしかというような言い方だけど、
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ここもいいね。
窓越しの木立の下には氏神様。
屋敷神というの?
幼いころに住んでいた古い家の庭にも小さな祠があった。
うちの神様なの?と親に聞くと違うと答えられ納得できなかったような記憶が。
借家だからということだったんだろうけどそんなことまだ理解できなかった。
その後借家は取り壊されアパートが建ったようだけど神様は今もあるのかな?
首輪をつけた太った猫とか首輪無しで痩せてるけど何だか元気な猫が通過してゆく。
振り向けば
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青空と梅の花が絵みたいに。
いいねえ。
店内はマダム軍団でいっぱい。
でもありがちなぎゃーぎゃー騒ぐ若い集団はいなくて落ち着いた感じ。
最近は駐車場に並ぶ車種を見て店内の様子がわかり入るのをやめたこともあるけれどギャーギャーが悪いとは思いません。
子育てってすごく大変なんでしょう?発散しなくちゃね。私が変態的に苦手なだけ。
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そしていいですね。
最近気に入っているちっちゃいお皿が沢山出てくる系な
丁寧なご飯。
野菜の天ぷらがあったかい。
天ぷらにすると何でもない野菜が肉を超えた推進力で迫ってきますよね。
大根の天ぷらがおいしい。
おばあちゃんのとメニューにあった漬物も特別美味かった。

デザートまで終わったある一団がお店を出ていきながらいろいろ展示してあるものを眺めて・・
たのしそうね。
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いいねやかん。
毎日ご飯を作る人にとっては自分で作んなくていいということ自体がごちそうなんですよねきっと。
みんな家事とか子育てとか仕事とか普段色々あってそんな中での気の知れた仲間との美味しい食事・・とか、いいなぁと思います。
ほんとに。

・・・この先連鎖的に思いつくことを書いていったらいつのまにかある人を糾弾する内容になっちゃって、それをまた何日も書いたり消したりと繰り返してた。
こんなの書いちゃいけないよなとか思いながら。
その人のことはどうでもよくて別なところにある不満への代償行為なんでしょうね。
いい加減にしようと思うに至り削除した翌朝、他人のことより自分をみてみろとでもいうのか悲惨な末路みたいなリアルな夢を見て真っ暗い気分になる。
わかってるけど今それを思い出させないでよ。
夜、このところやっとつかんで慎重に重ねてきていた楽器がまたいきなり全然できない人みたいになってってうろたえる。
なこそれ。懲罰?


https://www.youtube.com/watch?time_continue=786&v=EwSTHzfqyek

全体的には調子よく踊り倒しているようなベートーベンの交響曲第7番の中で
第2楽章は永遠に続く苦しみや悲しみを背負っての行進のようでもあるけれど、
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ふっと現れるクラリネットとファゴットに
世の中にこんな慰めがあるのかと思う。
聴いてる間は救われる。
でもこの救い、最後は思い出みたいに遠くへ消えていっちゃって

と書いてたけど、
今朝方見たまた妙にリアルな夢の中では木立の中をながれる川の向こうにアイスクリーム屋を見つけ
あそこなら間違いないとか思いながらそこへ行こうとしていた・・・はぁ?
三途の河とかそんな怪しいのじゃなかったと思う。
意味も分かんないしなんだか知らないけどその事を思いだしたら俺はまだ大丈夫だきっとと思った。

ちいさなチョコレートプリンみたいなのが乗ってたからそれがデザートかと思ってたら
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さらに自家製チーズケーキというのも出てきた。
おいしかったよ。
お店の人が笑顔で嫁さんになんか説明してる。
沢山の小さなお皿は、マスターの奥さんのご実家が・・
よく聴こえないけど今いらないものを使わせてもらってて・・よかったらたらあそこで売ってるからみてって。
今はいらないという・奥さんのご実家・・
旅館だったとか?
超絶お金持ちだとか・・
焼き物というかお皿作ってたとか?
勝手に想像が広がる。
いいよねえこんな時間が。

母屋が開いてた。
ゲストハウスとかなんだって。
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いいね軒下に碍子。
綿被覆線とかだったりして・・と思ったけど普通のビニール線で回路は死んでた。
牛乳配達のあの箱も懐かしい。ヤクルトだったかもしれない。
記憶の一番奥にこんな絵があった。

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タンと大阪環状線

また日帰りで大阪にと言う気持ちもあったのだけど見送ることとした。
最近カフェで食ってきたみたいな事ばかり書いてるので何かほかのことでもと頭の中で文書化してみるとどれも遠回しに人を攻撃する内容か自虐ばかりだ。
だめね。
ふと大阪環状線が頭に浮かんで・・
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同じのがひたすらぐるぐる回っている印象の山手線と違って、他線との出入りが多い大阪環状線はどっかから飛んできた流れ星がでっかい星の引力につかまって円軌道を半周まわり今度はまた全然違う方向へすっ飛んでゆく・・みたいなイメージがあります。
それがどうしたってなもんだろうけど。
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昔仕事で大阪へ行った際、どこかの焼き肉屋へ連れて行ってもらった。
古い高架下、電車の音。
あれは大阪環状線だっと思う。
具体的にどこだったのかはもうよくわからない。
自分で焼くんじゃなくてカウンターに座ると目の前の鉄板で焼いたものを出してくれるというような形だったと思う。
忘れられないのがタン刺し。
そんなもん食ったこともなかったし知らなかった。
店の親父、何かそんじょそこらにはない特別なものを密かに扱ってるというような言いようで
あるよ・・と冷蔵庫から出してくれた。
私はそれを真に受けていたけどもしかするとどこにでもあるものなのかもしれない。
いいよなんでも。あれおいしかったなぁ・・・
親子でやってて、娘さんもでてた。
誰か嫁にもらってやってみたいな話に酔っぱらったおっさんたちがげらげら笑いながら答える・・
飲めずに素面な私はおねーさんが涙目で作る笑顔になんとも言えない気分になってた。
でも世の中そういうもんなんでしょう?

むかし、仕事関係のある人が飲み屋で笑って煽って肴にした相手がその晩のうちに自から命を絶ってしまった。
翌朝飲み屋の主人からその話を聞いたと少しショックを受けたような表情で私に語る。
最後の状況はむごすぎここに書くこともできない。
何がそのきっかけになったかは容易に想像できた。
しかしそのショックは近所でとか直前まで顔を見ていた人がというところに向けられているだけで自分がそのトリガを引いたとは一切考えていないように見えた。
私はむしろそのことに大きなショックを受けたのだけど、でもそういう人はどこにでもいて接し対処しなければいけないのが世の中だった。

タンと言えば子供の頃、父親に連れられて焼き肉屋へ行く機会が何度かあった。
親父はタン塩と言わず塩タンと言ったので自分も塩タンだと思っていたし今もそう思ってる。
親父は若いころいったん大阪へ出たらしいのでその影響かとも思ったけど違うかもしれない。
大阪のどのあたりに住んでいたのかを死ぬ間際に聞いたような気もするけれどもう忘れてしまった。
私の父親に対する感情は人として人前に出してはいけないものだと思ってる。
こういうことを書くと、何もないはずなのに突然家のどこかで物が落ちた音がする。
でもこれを思い出したおかげで、短い時間でも笑って向き合ったことがあったのを思い出した。

タンと言えば

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1560&v=5QCS1hUodqo
ファゴットという楽器は素早いタンギングをするのが構造的に難しいらしく、
昔からベートーヴェンの交響曲第4番のフィナーレがこの楽器にとっての難所として有名らしい。
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奏者の技みたいなものも聴きどころになるだろう。
私は今そういう話がちょっと嫌いだけど。
曲は大好き。
中学生の頃、ベートーベンの交響曲を聞いてみようと思いよくわからないまま新聞を見てやってる時間に電源を入れた。
初めて聴こえてくるそれはまったく理解できなかったけれど怪しく執拗に音量の増減を繰り返す何か・・が聞こえたという記憶がある。
今思えばあれは4番のスケルツォだったんだろう。

親父と行った焼肉屋は代替わりしてから常連とだけ楽しくやりたいのか露骨に嫌な顔をしたりグダグダ言って追い返そうとするようなふざけた店になった。
追い返されそうになったときは人を招待するつもりだったので頭に来て大丈夫だよとかでっかい声で言いながら無理やり入ったりして。入ればちゃんとやってくれた。
そんなところなのに数年おきに行こうとしてしまうのは子供の頃のこの世のものとは思えないくらい美味しい‥みたいな記憶がどこかから消えなかったからかもしれない。
昼のランチはどんどん内容が劣化し先日行ってみたらさらにまずくなってたのでもうこれで最後だと思った。
帰りがけにその嫌な感じの人に無理やり何か話しかけてみると、しどろもどろで何か答えてるそのニュアンスの裏に散々の悪態は私が嫌だから投げつけられていたわけじゃなく悪気もないらしいことがわかった気がした。
最後にそう思えてよかった。

8420.jpg
大阪駅へ入ってゆく
なんかすごいねあの屋根。
梅田がどこにあるか知ったのはつい最近。
大阪行きてーな。

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Author:unagi
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