風と天国と地べたの人

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あららそんなとこすわっちゃったらお尻濡れちゃうよ。
かえろうよー
この日、台風みたいな風が吹いてた。
動かないのはその風に当たるのが面白く、気持いいかららしい。
風にあおられた耳がパタパタして見てる方も面白いけど。

いつも散歩に行くとある家の前で立ち止まり高い庭を見上げる。わざと足音や鼻息を鳴らしてみたり・・
その家の犬が姿を見せなくなってもうかなり経つ。
あんなに狂ったように吠えあっていたけれど、ほんとは楽しかったのか。
あの犬もそうなのかもね、今はどこかから見ているでしょう。
風になってかまってくれたりしているかもしれない。
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風が渡ってゆく・・
なでられる稲もなんだか気持ちがよさそう。
風ってどこから来てどこへ行くんだろう・・
この日、先日寂れた商店街の路地裏に発見した天ぷら屋へ行った。
途中寂れた狭い路地で何気ない光景にふと目が釘付けになる・・・なんで?・・・どっかでみた?
雑居ビルのどうでもいいしなんでもないその景色は、40年くらい前に何度も見ていたものだった事を思い出すのに一瞬の時間がかかった。
その時その場にいた人間と一言二言会話をかわしたような記憶も戻ってきて・・
懐かしいとは違う、妙な衝撃を受ける。
多分別なところにあった20年ほど前に一度行ったんだと思う天ぷら屋は安価なのに山盛りで、あんな場所なのにお客さんが絶えないのはわかる気がするし何だかいい話を見たような気がした。
帰り道、もう一度あの景色を見てみると・・・もう何も来ない。
記憶の奥にしまわれていたものは、泡みたいに表へあがってくるとはじけて消えちゃうみたいだ。
もうこの世にいないある人間に対しての私の感情や考えは人前で口に出しちゃいけないというやつだと思う。
突然みせられたあの景色と記憶はどこか遠くから
お前そんなことばかりじゃなかっただろう?
と伝えてきたのかと考えてみたり。
とはいえそれで自分のなかの何かが変わるということもない。
そんなもんじゃないだろう。


https://www.youtube.com/watch?v=qvyMbMek4hM&t=1140s
ピアニストであったベートーベンにとってピアノソナタは特別な音楽だったはず。
その最後の曲の最後の楽章はジャズみたいなのが出てきて驚かされるとその後空へむかってゆっくり登り始め、
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風のように到達したそこはきっと天国なんじゃないかと思う。
その後に何か言ってるのを聞くと、ちゃんと自分というものを確立させてからでないとそこへは行けないような気もする。
自分は自分。

自分が不安や不満でつぶれそうになると誰かのせいにしたり貶めようとするのね。
多かれ少なかれ人ってそういうものなんだろう。
私がその対象にされたことも多々あったし、これからもあるんでしょう。
いろんな嫌な風にさらされなければならないと思う。
うちの犬みたいに、気持ちいいねーとかいって笑っていられたらいいよね。
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♪~

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気に入った店と輝く人と沈む夕日

ブログのためにカフェに行くってのはやめようと思った。
嫁さんがどっか行きたいっていうから思いついた店名を言ってみる。
またあそこ?とか言うようなら今日はもう帰ろうよと・・
と思ったらちょうど行きたかったというようなことをいうので。
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戸をあけ放って・・それだけのことだけどなんかいいね。
ここのシフォンケーキはなんでか知らないけどほかのどこよりもとびぬけておいしい。
入り口に季節のケーキはレモンとあった。
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アイスティにしようかと思ったけど西浦のレモンジュースというのがあったから頼んでみる。
レモンのシフォンケーキと重なっちゃってるけどいいよそんなの。
レモンジュースはちょっと多めなくらいにシロップを入れて、氷が全部溶けちゃったくらいからおいしくなってきた。
シフォンケーキはそんなに強いレモン感でもなくやっぱりおいしかった。

流れている音楽はジャズでもないな流行歌やクラシックの超有名曲をジャズ風にアレンジしてみたいなのか。
なんとなくいいねと思う反面、原曲をそのまま弾いてる部分にはちょっと一言いいたくなる。

https://www.youtube.com/watch?v=e4BysqPWgfc

これが流れて久しぶりに聴くなぁと思ってるとすぐにつまんないアレンジにはい・・そういうこと言っちゃいけないんでしょう。
これベートーベンの作なのは間違いないみたいだし最後に短調でなんか訴えるあたりでああそうだなぁとも思うんだけど、クラシック音楽を聴く人になってから聴かなくなっちゃた。
聞いちゃいけないみたいなルールが勝手に登場するんだよねこの頭。
曲が嫌いとかつまらないとかそういう事じゃないと思う。
みんながベタベタ触ってる感じが汚くて嫌だから・・
いや違うな。
もうその先は考えないほうがいいと思う。
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こんばんは!だったかものすごい威勢のいい女性が入ってきた。
元気がいいのは声だけじゃなく、ガタガタごとごととすごい音・・
常連さんなんだろう、カウンターの先客に明るくでっかい声でごめんねーうるさくてぇ・・
相手は内心歓迎してるのにうまい対応が見つからずエンスト気味にぼそっと・・もう一線超えるとトーンを合わせ冗談で迎えられるんだけど今それ出していいものかみたいな。
ちょっと場がしらけかけても明るい人はそんなもん蹴散らしてわらってら。
後ろだから見えないけど、きっと美人で若いころみんなチヤホヤやされ自分に自信があって・・
いいですね。
そういう人に相手にしてもらえるようになったことがあった。
嬉しいどころか生まれ変われるような気がしたけれど、周囲を明るく照らす強い光みたいなので自分が不安定化し腐っていくことに途中で気づいた・・わさびか。
みんな自分のせいなのはよくわかるよ。
それだけに寂しいねえ。

夕日がきれいだったとか言ってる。
夕日かぁ・・もう時間が・・
あでもまだ間に合うかな?
見に行ってみようか。近くの海まで

車に乗り込み通りへ出ようとすると車が切れなくてでられないじゃんかぁ・・
たしかここから・・裏道みたいなのを走ると建物の向こうにかすかに赤く光るものが見えた気がした。
さあ防波堤にのぼって・・
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あ、まにあった。

リード付けっぱなしで放し飼いになった犬が絡みついてくる。
この状況、許せない人もいるだろうけど、
私も犬と暮らしているので。
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今度はちっちゃな女の子を連れたお母さん。
やばい嫁さんが・・大丈夫そうか。
よかった。
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あそこだけ潮の流れが違うんだけどなんでなのかな?
なんかいいことあるのかな?
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鳶か鷹かと思うと実はカラスだったりするんだけど、
カラスは人にどうこう言われたくらいで落ち込んだりめげたりしなそうだな。
あれでいいんだよな。
この時いい気分だった。
ずっと続けばいいのに。

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孤立してても輪に入れるらしい

カフェに行きたいと思って調べると、ああいうのはみんな日没位で閉めちゃうんですね。
もともと空白地域でもあるらしく行きたいと思った店は25km先。
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夕日というには強すぎる太陽の当たる茶畑を見ながらのんびり走っていくとそこは予想通り見たことがありなんとなく気にもなっていたあの店だった。
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牧ノ原台地の北端くらいのところになるのか駐車場からいきなりすごい眺め。
大井川がちょうど扇状地に出たあたり。
大井川鉄道でSLが引く客車も見える。
なんであんな変な色に塗っちまったんだろうと思っていたけど目立つしあれでいいのかもね。
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座ると外を向く席もあったけどなんか座りづらい気がした。
多分暗くなると正面のガラスに自分がうつっちゃって外は見えないかもしれない。
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日が暮れて、少しずつ明かりが灯り始めた。

奥の席にはまだ定年でもないかなくらいの夫婦と若いカップルがテーブルを囲んでる。
若い女性がいい感じではきはき話すとおっさんが真剣に頷いて見せる。
あー、息子とその嫁さんが親を訪ねてきたというところかぁ・・いいね。
若い旦那は一言も喋んないけどわかる気がする。
嫁さんは非常にうまくというかはっきりいい感じで話を進めて・・頭もいいしいい嫁さんでよかったね。
ほんとは色々あるんだろうけどね。
次に来るときはもう孫がいたりするんだろう。
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アップルティー。
たくさん飲めるという貧乏くさい理由でしばらく紅茶にシフトしようかと思ったりして。

楽しそうな会話が続いていた向こうの人、
なんか食い終わったら親夫婦がうろうろし始めた・・
タバコを吸っていいのかな?みたいな。
いいと知ってそうなのに席を立つのは吸わない嫁さんに気を使ってんのか、すばらしいねー
いきなりマスターとリラックスした話が始まっちゃってほんとは気まずいから逃げてきた感が出ちゃってるのも微笑ましいよね。やっぱり孫がいないと間が持たないですかね。
しかしおじさん俺の近くに来て吸いやがったら俺が煙いじゃない。
なんて言えるわけもない。
他人にはわからない苦労みたいなものが相当あったりとかするんだろうけど、笑顔で過ごせるいい人生のいい場面て感じでいいね。
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日も暮れて、夜景。
いいじゃない。
あとから入ってきた家族は定食かなんかをオーダーしてる。
そうかもう飯の時間だね。
久しぶりに集まった家族や仲間御用達みたいなお店なのかもねここ。
普段何とも思ってないけど俺はそっち方向もいかれちゃってないわそういえば。

この次の日だったか嫁さんが出かけたので第9の第4楽章をかなり久しぶりに聴いた。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=3700&v=sJQ32q2k8Uo
なんだこれちょっと速過ぎじゃね?最近はこれくらいが流行りなのか?
私が聴いたのはこれじゃなくて古臭い演奏。
嫁に今の第9でしょなんて言われるのなんか恥ずかしいから・・
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テレビでここばっかり流すから、みんなここが第9だと思ってるんでしょう?
よく見るとオケのffに対し合唱はfで始まるのね。
自筆譜を見るとみんなfで書いてあるのでその後推敲したんでしょうね。
合唱がオケをかき消してるような演奏があったっていいんだろうけど、楽譜と作者の意図からは外れていると思う。
合唱は後半ffが出てくるのをちゃんと出せるのなら冒頭からでかく歌っても・・・・
実際歌うわけでも弾くわけでもないお前が言うなっていうんでしょう?
と書かずににいられないのも私の病的被害妄想。
しかしここ冒頭からfffで爆発するような印象があるけどそれは間違いなのね。
そもそもなんとなくお祭り騒ぎみたいなイメージで適当に聴いてたけどこの曲ほんとにそういう曲なのかな?
偉い人がそう言ってますとかみんなそう思ってますよじゃなくて、
ちゃんと自分で聴いてないかもいままで。それじゃそれはこれからの楽しみ。

中学の授業でこの部分の詩を丸暗記した。
歌ったんだろうか・・・あの頃病気出てなかったかもな。
フロイデーシェーネル から始まってボーダインザンフテンフリューゲルバ・・・ 
ちょうどクラシック音楽に興味を持ち魅かれたころ、嬉しがってすぐ覚えたと思う。
あれから何年だ35年くらいか、そのまま頭に焼き付いているから今でも歌えるし聴いてて歌詞がやけにはっきりと聴きとれるのね。それがどうしたという話だけどあの頃のまだ腐ってなくてこの先明るい世界があると思ってた、遠くなっちゃった俺とちょっとつながれたような気がして。くだらねーけどなんだか泣けてきた。
そんなものを覚えていたとしても全く何の役にも立ってこなかったしこの先もそうだろう。
でも今日のこれで・・先生ありがとう。
いらんこと書かなくてもいいけれど私の欠陥頭は昔から歌うという事もロックをかけ、具体的にはカラオケがダメでまっとうな社会人生活というのに支障をきたした。
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再び駐車場で。
後から結構お客さんが入ってくる。
多分みんな地元の人。ここきたの30年ぶりだよ・・
親に連れられ家族出来て、親となって子を連れてくるんでしょうね。
このあと見えているあの橋を渡ったあたりに関東というかうちの近所には全く見られないファミレスがあるので行った。
昔は九州に展開してたような気がするけれどいつごろからか中京地区にもあるみたいだ。
学生の頃や、仕事で鹿児島にいた頃何度か入った。
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20年以上前にあったものに比べると昨今のコスト的厳しさに対応して頑張ってるんだな感も感じる。
それでも安価なのにすごい量とそれなりの内容。
食器も食洗器でカスが付いたままなのが出てきたりはしてなかった。
大手ファミレスだめでしょ。

俺もだめだなしかし。
酒もカラオケも駄目だけどその他にも一般人が普通にこなす娯楽関係がいろいろできない変態・・それがバレるのが怖いから人を避け口をつぐみ・・そんなこと書かなくていいんだけど。
第九の歌詞の和約を読んでると皆いっしょになろう!とさけんでる中に
誰にも心を開けない様なのは出てけ・・みたいな一文が目に入ってドキッとする。
その出てく人をずっとやって来たのはいいとして、なんだ音楽までそんなこと言うのか?
でもよく見ると、嫁がいるでもいいしなんでもいいから何かあるだろ?それでいいからこっち来いよと言ってるようにも見える。
こんな人間を相手にしてくれる嫁さんと知りあい、
こんな人間なのになんとかなる会社と職種に潜り込むことができ・・
神様はいると思うなぁ。
せっかく神様が教えてくれたんだから、そこを見失わないように大事にしっかり頑張って生きていかないといけないですね。
今抱えたひとつはここに書いたらいけないと思う。
あとはもうとりあえず楽器の練習しよ。
もうそれだけ。

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掃いて捨てるようなことも大事

天気は曇り、気分もどんより曇り。
しょっちゅう目にしながらなんとなく敬遠していた店がふと頭に浮かんだ。
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禁煙になったようなことがどこかに書いてあったし行ってみた。
80年代前半的な木造モルタル造り。こういう店いっぱいあったのに今じゃ貴重ですね。
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内部もいかにも80年代な感じ。80年代って最新の今だと思ってたのに偉い遠くに行っちゃったんだなといろんなところを見て思う。
そんな訳の分かんない個人の感想とは関係なくお客さん結構入ってる。
地域貢献型実用店という感じ。
出窓、結露で木枠のニスがはげちゃって・・なるよねこれ。目につくところだしホームセンターのでいいからちょっと塗るだけで・・大きなお世話だけど。

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ミックスグリルはエビフライとハンバーグの他いくつかの候補から選べる一点というのがあってチキンに。
チキンソテーかと思ったらこれもフライで出てきた。
あったかいと何でもおいしいね。
樹脂製の一体プレートみたいなのが印象的。
昔お子様ランチってこんなのに乗って出てきたような。
BGMもいかにも80年代なあの感じ・・こういうのなんて言うんだろうアメリカーって感じの軽い洋楽。
客がいなくなったら店内写真を撮ろうなんて思ってたけど結構後から入ってきて撮れずじまい。
きっと常連さんを沢山持った繁盛店なんでしょうね。
ごちそうさまでした。

この後行く先も思いつかないままだらだら走っていると、小さなショッピングモールみたいなものがでてきて嫁さんが行きたいという。
私はつまんないのであたりをほっつき歩いてみると計らずもある思い出の場所であることに気付く。
その時いじけたような気持ちになりここに訳の分かんないことを書いたりして。
でも安全ばっかりとって何にもないよりいいかもしれないな。
大丈夫、いつかいい思い出を上塗りするから。

ふと目に留まった空き家の門。
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記憶のはるか彼方に見覚えが・・
見覚えったってここへ来たのは初めてなんだから気のせいではあるんだけど、昔こんな雰囲気の門をどこかで見たことが焼き付いているみたいだ。
この家も誰かの人生や思い出を・・とか考えながら塀の向こうを眺めていると突然、
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このハンサムがひょっこり現れた。
逃げるでもなく、遊ぼうでもなく・・
あいっちゃうの?
っていうから手を出してみれば
あそんであげないよー
そういいながら自分も手を出してポンとかやってくれたり
しばし、暇なおっさんをかまって遊んでくれた。
すごくいい絵を見せてくたから写真を撮ろうとしたら
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あら降りちゃうのね。

他にもそういう人はいるけれど、ベートーベンの音楽は崇高な音楽のすぐそばというかほとんど同時に冗談が置いてあったりする。それも少しの違和感も感じさせずに。そしてそれはとても大事なことだとも思う。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=3280&v=sJQ32q2k8Uo
誰でも知っているようで古典派の枠を超え新しい世界を切り開いた交響曲としてちゃんと聴いてる人はわずかしかいない気もする第9の4楽章。
バリトンソロが出てくる直前、
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最後の小節の弦楽器は最初の2小節を引き継いでタンタラタンタラというパターンを積んでるんだけど最後だけタンタラタって三連符。それがどうしたそういう旋律だろといえばそれまでなんだけど、ある時音楽始めたての者がよくやる失敗のように勝手に加速して次の小節に置くべき最後の音を同じ小節内に取り込んじゃってるように聞こえた。
あ時間ないの?そいじゃ・・ってほうきで掃いて片付けちゃったみたいなこのやっつけ感は作者があえて書いた小さな冗談なんじゃないかと思うことがあるんですよね。
ここだけならいいけど手前で木管が同じことをやった模倣だし、勘違いな可能性も大きいけどいちいちそういうこと言わなくていいの。
高尚も世俗も身分や立場の上下も何にも関係ない世界は一つだ我々のものだみたいなことを言っていこうという音楽だからこそ、崇高な音楽が盛り上がっていよいよ!と勢いづいた音楽にブレーキをかける場面転換的なここでおどけてみせるっていうのが生きてくると・・・
と、こういうことを私が感じても、誰かにとってはくだらない事だったりするんだろう。
馬鹿を見下すような顔をして見せたり、お前は何を言ってるんだなんて怒り出す人もいるだろう。まあ他人が何だろうが私には関係がないし、それでいいし、そういうものだ。
たまたま貼ったこの動画はこの部分でそんなことを考えているようには聞こえない。
そんなことを考えている演奏があるかは知らないけれど、愛聴というか時々聴く盤はここでまじめな顔をしながら掃いて胡麻化し、後でくすっと笑っているように聴こえることがある。

猫を飼ったことはないけれど、猫のいる家にしばらく居候したことがある。
だんだん心を開いてくれるようになって、
弱音を吐いたら大丈夫!なんて言ってくれたことがあった。
獣で人のことなんかわかんないふりをしつつほんとは全部ちゃんとわかてるんだよね。
多分一生、忘れないと思う。
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もう少し遊んでくれそうだったけど、嫁さん買い物終わったって電話があったから・・

訳のわかんないおっさんが通り過ぎて行ったことなんかどうでもいいことですぐにわすれちゃうんだろう。
でも俺は楽しかったよ。
ありがとう。

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久しぶりにたくさん喋ったお汁粉

口内炎が痛い。痛みで目が覚めたり。こんな大きなのが複数出来たのは久しぶりか初めて。
まあいいや、がんばろ。
私の場合このがんばろにも2種類あって無駄な力を抜けばいいだけなのに出来ずかえって変になってるだけな時が多いのね。
まあいいやと中途半端に切り離すと何だかわからない危機感だけが残留したり・・こういうの他にも連鎖するらしく、今多分自分に関係ないことを俺のせいだと思い込もうとしているのが止められない。全部どうでもいいようなことなのに。
まあ、それが自然にできるようになるまで何度でも。いつまでかかっても・・

これは先週。ボケっと平和な気分で。
Googleマップを見ていると不毛なはずのうちの近くにお汁粉屋ができたらしいことが判明。
私の中でそんなものは絶対にあるわけがないだろうという場所。
でもちゃんとレビューや写真が載っていてどうもネタじゃないように見える。
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いってみた。
看板が出ているけれど、どう見てもお墓と参拝用駐車場。
こんなところにお寺があったことにすら気づいていなかった。
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目の前には線路。
ちょうど電車が・・
昔幹線だったこの路線は重量級列車に耐えられる軌道を持っているため、D52というでっかい機関車が爆走していんだって。
みたかったなぁ。
そこにある私の思い出はあんまり書かない方がいいようなもの。何年たっても消えることはない。

とにかくお墓山を登る。
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なんかわかんないけどいい匂いな花があったりして。
これが沈丁花?
もしそうなら、花を煎じると口内炎の薬になるそうだ。
煎じて飲んだりしなくても、きれいだねとかいい香りだねとか言って和むだけで口内炎の治療になる気もするね。

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あ、あれか。
まだ登る。
ほんとにお墓の上だ。
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入り口から覗くと店内という暖簾の向こうの空間は人でいっぱい?
よく見るといっぱいと言っても3人くらい・・せまいのかぁ。
なんだ帰ろうか?というと嫁さんが来た以上は・・とか言ってやけに積極的だ。
この人もあんこ大好き人間だからな。
私たちに気付いた中の人があーどうぞ!ちょっと待って今片付けるからー

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入るとほんとに狭いけど、でもそこがいいね。
そしていいねー富士山。

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開口一番、どうしてここをお知りになった?
やっぱりやってる人でもそう思うんだな。
Googleマップに出てたから・・と答えても反応は特になく、そういうの興味ないみたい。
注文をして待つあいだ、これ見ててっと渡されたのはこれまで来店したお客さんと撮った写真の入ったアルバム。
みんなすごい笑顔。超絶アットホーム感。
こんなところでこんな感じでやってるわけだからきっと話好きにちがいない
と話しかけてみれば
お母さんやっぱり話好きだ。
こんな狭いところで無言でとかいうのは逆につらいもんね。

色々話しているとお母さんはだれなのか、なんでお汁粉なのか・・等々見えてくる。
以前別な店の店主から、お汁粉屋さんがあるでしょ?その人がここへきて・・みたいな話をちらっと聞いたことがあって、別なところでやってた人が移転してきたと聞いていた。
でも全然違うみたいだ。こちらの予想した筋書きと違う順番で情報が押し寄せてくるので整理しないと・・
お母さんはそこの客で、お汁粉なんか嫌いだったのにその店のお汁粉に開眼してあんこマニアになったらしい。
あまりに好きで自分でも店を出したいと思ったところへ今度は別なところからオファーが来て・・
なんでこんなお寺のお墓にお汁粉屋さんがあるのか・・もわかった。
その具体的な内容をここに書いちゃっていいのかわからないけれど、
人の縁というか・・よく導かれてこうなっちゃったとかういうけれどそういうの本当にあるんだろうなぁと思う。

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私が頼んだのは抹茶餡のミニというもの。
しつこくなくってさらっとしている感じ・・すごくおいしい。
ちょっと甘みが強いかなとも思うけれどお汁粉は甘いのが普通か。

そのすごいあんこはお母さんが感動したあの店のオーナーの手によるもので、今はかなり遠方にいるそうだ。
何かよくわかんないけど茶屋ってのは金持ちが道楽でやるものなんだそうで。
誰かが辞めると次のお金持ちがそこでお店をやるんだって。
国産の小豆と和三盆がとか・・
あんこ世界があって同じあんこでもいろんな作り手によるあんこや、いろんな好みを持ったあんこマニアがいるらしい。
俺にはわかんないけどいいよおいしいから。

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嫁さんのは粒あんの普通のお汁粉。
他にも白あんとかいろいろあってみんな食べてみたい。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1512&v=o1ph_jLOawE
指揮台の上でちっちゃい老人がはねてるからだれかと思ったらバーンスタインで驚いた。大スターも老いるとちっちゃくなっちゃうのね。
昔、海外のオケ団員をやっていた人が書いた本を読んでいたらバーンスタインのリハーサルに言及していた。ぶっちゃけあいつは嫌な奴だって事が言いたいんだなと思ったけど、まあスターってのはそんなもんなんでしょうね。
オケ団員としては指揮者に感じ求める要素の中に人格というのがあるかもしれないし、本の読み手としては非常に興味深い話ではある。でもそういうのは書き手のバイアスがかかってたりするから客観的事実として受け止めちゃうのもちょっと違うかもな。
もともと音楽の聴き手として演奏家に求める要素の中に「いい人」というのは特にない。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番のことを皇帝と呼んだりしますが、それなら私の感じるところ4番は絶対女性ですね。
それもただの綺麗な女性なんかじゃない。いろんな面をもってて・・え?そんなこと言っちゃうの!?みたいな人。
3楽章はおてんば娘みたい。
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カデンツァのここなんかおどけて冗談を言ってるんだと思うんですよね。
この曲に限っては変にありがたそうな演奏より、こういうとこでは笑わせてくれそうな演奏のがいいなぁ。
FMで適当に聴いた演奏がすごくよかったんだけどあれ誰だったのかな・・

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お母さんはこの近所の人みたいだ。
私もそうなので話は超絶ローカルな世間話に移行する。
元々厳しい市の財政は今後さらに悪くなっていくし、税金や水道代がこれから上がるんじゃないか?
なのにあそこは何やってんだ?‥みたいなの。
おかあさん、結構いろんな人や団体について露骨に批判を突っ込む。
調子に乗って乗っかりそうになりつつでもブレーキをかける。
空いた席に座ってパソコンを見ている男性は多分お店の関係者かお母さんの知り合い?
地域ネタは意外に危険。どこにどんな立場の人がいるかわからない。
目の前にいる人が今批判した矛先の当事者やネットワークの一端だったりすることが意外によくあるんだと思う。お店やるような人とか。
その男性、途中からいきなりパンチくらわす感じで切り込んできた・・
一対一なら多少意見が対立しかけても先を読んでどちらかが適当に折れて和やかな雰囲気を続行できるんだけど3人になるとそうはいかない・・それでも続けるとなんとなくの位置関係が確定し適当な会話がまた続く。
書いていいのかわからないけれど、写真に写ってない食べ物や飲み物もいただいちゃったりして・・そういうのは「もう帰ってください」なサインの時もあるけれど、そうじゃなかったと思うけどなぁ。
結構長い時間だったかな。
なんだか楽しかった。

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日が傾いて富士山はまたいい感じになってきた。
おいしそうなものがまだいろいろあったし、また来てもいいかな。
話好きなお母さん、素朴な感じがよかったけれど考えてみると金髪だった・・・
しかし、あんこに感激して人生変わっちゃう人ってのもいるんだなぁ・・

素朴でいい休日の午後をありがとう。
落ち着いた心な時にまた来ます。


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巡礼の車窓から

大阪に行ったことを書いたらいろんな人がいろいろ教えてくれて楽しく嬉しかった。
もしかするとそのあたりからもう大阪かなのかも。

昨年吉野山の金峯山寺で「空海はここから山中を南へ1日、西へ2日歩き」というような文言を見つけ、その先にあるんだろう高野山へ自分も行ってみたい思った。
日帰りでは時間的に厳しく躊躇していたのだけど行きたいところがあるならいけるうちに・・そう思って調べると同じ条件なのに日によって異なる結果が出てくることに気付いた。
高野山へ登るケーブルカーは車両と設備の更新のため長期に休業して代行バスが走っていたらしく、新しい車両が運転を開始する日が偶然にも私が行こうかと思っているその日なのだとわかった。
なんだこれ俺呼ばれてるんじゃないのか・・そんなわけないんだろうけど早起きして雨の中始発の新幹線に乗った。
真っ暗な空は愛知県に入ったあたりから青空に変わってゆく・・考えてみるとこの状況、以前吉野に行った時と全く同じな気もする。
奇麗に晴れた新大阪から地下鉄で難波へ。

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でっかいエントランスに圧倒されつつ、窓口でいろんなものがセットになった「高野山・世界遺産きっぷ」を購入する。
ついでに帰りのこうや号の指定を取ろうとすると
いんですか?乗り遅れたら無効になりますよ!
このあとも何度も繰り返していたのは、あそこはそんな短時間で見てこれるところじゃないんですよみたいなことを教えてくれているのかも。
ありがとう。
窓側でと言ってみると
進行方向右側左側?
え?
おすすめは?なんて聞いてみたら、
この時期はねぇ‥太陽の光線の加減で・・こっち側は逆光になるんですねぇ・・とかすごく丁寧に考えてくれ始めた。
聞いても私はどんなところをどう走るのかわからないのでよくわからない・・
こっち側のがいいかも・・
あ、じゃそっちで(よくわかってない)。
ほんとにいんですか?乗り遅れたら無効になりますよ!
おっけーおっけーとか言いながら。
切符買うだけだけどなんかちょっと暖かい感じがするのは大阪だからか?
たまたまいい人だったのかな?

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でっかい駅だね。
ここにも観光に来て関空から帰る外国人がいっぱい。
ラピートだっけ・・鉄人28号みたいなデザインの。
日本はどんな国に見えたんだろう?
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ここへは10年くらい前に来たことがある。一駅だけ乗って新今宮で降り・・どうしたっけ・・
通天閣よりもアスファルトの上に羽毛布団を敷いて寝ている人や自転車の荷台に玩具みたいなタコ焼き器を置いて(全然焼けてない)商売しようとしているおっさんの方が印象的だった。
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小田急みたいに特急が20分おきにとかじゃないんですね。
極楽寺まで行く快速急行にのる。
ホームに記されたドアの位置は2種類あり、案内板を見てると私がのる奴だけ他のと違う。この時は気にしていなかったけどその理由は後でわかるというか思い出した。
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いい歳してまた先頭にたって南海本線と並走する複々線を眺める。
大正時代にはもう複々線になってたらしいですね。
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天下茶屋を過ぎると本線と別れて地上に降りる。
てんかぢゃや じゃなくて てんがちゃやなのね。
地上に降りてすぐのあたりから水路を渡る橋の橋脚なんかにレンガ積みのものが多数目に入り、この鉄道が明治時代からここにあることを教えてくれる。
この写真はもうだいぶ進んだあたり。
小田急だと厚木を過ぎてみたいな感じかなぁ。
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気が付けば山中を走り勾配を登っている。
こういうのはまず単線の線路が山をよける形で敷設され、土木技術の進歩したのちに直線のトンネルを掘って複線化したとかでしょう。
知らないとこのまま高野山に向けて片勾配を登ってゆくようなイメージがあるけれど、和歌山県境にある大きな峠を一つ越えるようだ。長いトンネルを抜けると今度は延々すごい勾配で下り始めた。
下りの途中には林間田園都市駅。
東急田園都市線の終点は中央林間。林間都市構想だっけ?なんでもいいや。
南海電鉄が造成した巨大住宅地があるみたいだ。
橋本という駅で都会路線は終わり。
いよいよ山へ登る路線となる。
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紀の川をわたって・・ああいいねこの景色。
見たいのはこんなのだよ。
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車輪をきしませ勾配緩和曲線を右に左にのぼってゆく。
でもほんとにものすごくなるのは高野下という駅を過ぎてから。
モードが切り替わったような・・実際なにか切り替えるんだっけ?
全く違う走り方をするようになる。
速度を極端に抑えるがモーターは唸る。
車輪は絶えずきしみっぱなしで旋盤加工場みたいだ。
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レンガ積みのトンネルポータル・・じゃないか汚れてそう見えるだけか。
登り始めのあたりではレンガの立派な跨線橋もいくつか見た。
コンクリートが使われるようになって100年くらいか、このあたりの開通は大正時代みたいだけど工事は明治のころからやってたということ?
開通の遅かった終点へ近づくほどコンクリートの建造物が増えてゆく。

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この駅では行き違いのため15分停車。
15分?・・まいいか。
周りには何もない。腹減ったな・・どこで何くおうかななんて考えたりして・・
しばらくしてやってきた対向列車が行っちゃってやってもまだ全然発車しない。
いいよ。
ゆっくり行きましょう。


https://www.youtube.com/watch?v=hoyeAEljidU
これはエミール・ギリレスという人が弾いているベートーヴェンの田園ソナタ。
むかし何も知らずにCDを買ってきてこの遅めのテンポに驚いた。
驚くだけじゃなくて受け入れられずちょっと怒ってみたりして。
でもこの人にとってはこれがこの曲なんだし、こうでなくちゃという聴き手もいるだろうし・・そういう私にもこのテンポがしっくりするときもあるはず。音楽ってそういうもんですよね。

有名なのかもしれないピアノの調律師が書いた本によると、ソ連の人だったエミール・ギリレスは世界的超有名一流ピアニストなのに狭いアパートに住みアップライトピアノで練習していたそうだ。
私にはわからないけれどそれはピアニストにとって・・・まいいか。
ソ連は宗教もコントロールというかタブーにしたんだっけ?
聖書をプレゼントしたら大変喜んだとかいう話も印象的だった。


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しばらくすると特急が下りてきた。
15分を落ち着いて静かに待てないような心でここを登っちゃいけないんでしょう。
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周辺に集落もなくて利用者もいないようなところに駅があるのには多分列車交換以外にも意味があると思う。
誰もいないホームに旗を持った駅員さんが立って列車を待つ。むかしは国鉄のどんな田舎の駅でも見られた光景なんでしょう?
話としては列車に何か異常を見つけてあの赤い旗を振れば直ちに停車するんだと思う。
私の幼いころの記憶・・には残念ながらないんだけど。
こんな山岳路線だから普通とは違う安全への緊張感みたいなものがあるんじゃないかと思う。
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右に左に小さな半径で曲がる様子は見ているとかなり面白いのに写真に撮ろうとするとうまく収まってくれない。
ここを走る車両はみんな急な曲線を曲がれるよう車体長を普通の通勤車より短くしたもの。だからドアの数も少なく、難波の駅でもたくさん並んだほかの列車とは乗車位置が異なっていた。

2795.png
高野山っていうのは人が容易に近づけないようなとんでもない場所にあるというところにも大きな意味があるんでしょう?
崖っぷちもすごいけれど、岩山を素掘りで掘って作った切通の中を線路が必至で曲がっていく様子なんかを見ていると、とんでもないところを何とかして進んでいく苦労感みたいなのが私にも伝わってくるんですよね。
そして
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極楽橋に到着。
この超絶ロマンチックな駅名は何なんでしょうか。
蓮の花が浮かぶ池でもあるのかと思っちゃうけれど、そういうのは何もないようだ。
ちらっと見えた赤い橋がその極楽橋?
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中間改札があるのかと思ったけれど、高野線とその先のケーブルカーは一体みたいな扱いとなっているらしくそんなのはなかった。
渡り廊下で川をわたると
2798.png
あーいた。
新しいやつだ。
今日運転開始なんだからセレモニーかなんかあったのかな?
そんな形跡はみじんもなく、普通に地味にやってまーすという感じ。
でもなんかテレビカメラみたいなのがいた。
スタッフがみんな若いのをみて自分が歳くってんだよなとか思う。
よく見れば業者さんや保線の人?がいてなんかああ初運転日なのかもなという・・
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カーブを描いて行く先が見えないところが神秘の世界へみたいでいいですよね。
最後まで同じ列車でスーッと行けちゃったら場所のありがたみも神聖さもないもんね。
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さぁついたぁ・・と思ってもまだここからバスなんですよね。
鉄道で大きな川を渡って山へ分け入り、最後にケーブルカーやロープウェイでってところが吉野山とそっくりな気もする。そういえば同じ川だよな。同じ金剛峯寺という名のお寺があったりとか・・と思ったけどあっちは金峯山時だった。
なんとなくここも吉野山と同じように上がってしまえば歩いていける範囲にいろんなものが集まっているようなイメージがあった。
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でも、全然違うのね。
スケール感が。
この道路はバス専用で一般車だけじゃなく歩き人も入るの禁止だそうだ。バスに乗らないのなら極楽橋から登山?
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高野山な話はここには書ききれないので・・・

帰り。
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ケーブルカー車内の銘版には2019年3月。
今日はその最初の日。
前の車両は50年くらい使っていたみたいだからこの車両もそれくらい頑張るんだろうか・・
その最初の日のお客になれた。
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帰りはこうや号で。
幼い頃、誰にもらった絵本の中に私鉄のロマンスカーが並んだ絵があった。
小田急のロマンスカーに名鉄パノラマカー、近鉄のビスタカーに並んでなんかこう、三枚目とは言わないけれどずんぐりむっくりな愛嬌のある形の電車があったのを覚えてる。ヘッドマークにはひらがなでこうや・・
もう少し後で知ったその車両の名前はズームカー
ズームカー?なんだその名前なんて思っていたけど、力強く山を登り降りするための性能と軽やかに平坦区間をぶっとばす能力という全然方向性の違う性能にピントを替えられるところがズームということらしい。
今目の前にいるのは絵本にいた列車の次世代の車両。
絵本の中に見た気になる列車にやっと乗れるよと40年前の自分に言って聞かせる。

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もっといっぱい走ってんのかと思ったらそうでもないのね。
ここにも近鉄と同じように一般車を改造した専用車両による観光特急が走っているみたいだ。
でも事前に写真を見たところちょっと盛り上がれなかった。

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皇族を迎える間とかの天井みたいですね。
この駅は乗り換えのための駅だから、改札も一応形だけある感じ。
熊が目撃されてますよみたいな張り紙もあった。
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ケーブルカーへの渡り廊下。
温泉旅館みたいですね。
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空いてた。
この路線の車窓、新緑の季節なんか素晴らしいでしょうね。
紅葉も。
雪景色もいいだろうなぁ・・
中途半端な冬枯れの今は一番つまんない感じ?
でもいいの、人があんまりいなそうな今だからここに来ることができたし、落ち着いていろいろ見ることができた。

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あれが極楽橋?
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身をくねらせながら降りてゆく。
車両が下に向かって傾いてるのがよくわかるのね。
窓口の人が選んでくれた進行方向左側の席で正解だったと思う。
光線の下限もあるんだろうけどそれ以前に右だと多分山の斜面しか見えないかも。

途中に古い変電所の建物が見える。
勾配を下る電車がモーターを発電機とする回生ブレーキの電力消費用抵抗器が備えられている・・・はず。

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紀の川を渡る。
複線の通勤路線に戻ると今までとは全然違う音を立ててぶっ飛ばしてた。
さすがズームカー。
いいね、すごいね。
車窓には街があって、床屋があって、人が歩いてて・・
ふらっと降りて適当に歩いてみたいなぁ。

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なんばの改札付近には551の豚まん。
昔勤めた会社に大阪出身の人がいて「あかん」とか大阪弁が印象的なんだけど、「いこま」とかのほか「551!」とよく叫んでたので、なんかそれ美味いんだろうなぁと思ってた。
土産を買って帰っても誰もいないので今日はスルー。
また、来ましょう。

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超低速で遥か彼方を目指す趣味。

私は動作を伴うことを理解し自分の状態を把握しつつ実行できるようになるのに通常の人間の何倍も時間がかかる。どっかおかしくなにかもまずいいんだろう。
今ならだったらゆっくり覚えればいいなんて言えなくもない。
しかし幼い頃からその事が明るみに出ることに異常な恐怖感を持っておりその場から逃げようとしてきた。なんでも逃げちゃうため、ほとんどあらゆることがちゃんとできないままのこの歳である。
それはいいとして、音楽が好きといいつつ自分には楽器演奏は無理なのだとあきらめて生きてきた。
苦もなくいきなり音を鳴らす子供もいるけれど、電子キーボードと違い管楽器などは基本ができていなければ何を何年やってもまともな音をただ鳴らしてみることすらできないのである。その知識はいくらでもあったが何一つ基本から押さえたことのない私にはそれが実感的に理解できなかった。
数年前にあるきっかけで、あきらめきれない夢をとか言ってまた楽器に手を出したのだけれどほぼ同じ経緯をたどって挫折した。挫折じゃないなまた逃げただけ。

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そして、懲りずにまたやろうとしているのである。
昔から自分はやるどころか近づいても行けないと思い込んでいた楽器。よくよく考えてみればだれからもそんなことを言われていないし、法令や規定で禁止されているわけでもない。そのことに気付いたのが44歳。
我流では一生何もできないことをやっと受け入れることができたのと、歳を食ったせいか人間恐怖症に図々しさが打ち勝ちそうな気がしたので、自分でも信じられないが先生について楽器を習い始めることにした。
なんのやましいところもないけれど具体的な内容は書かけません。
レンタルも可能ですよから始まったけれど楽器は買ってくださいという話になるのは楽器店がやっている教室なのだから当然なのかもしれません。受け取りの時には先生が同席して検品してくださった。
練習用とは言え自分の楽器かと思うと萌えますね。

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その帰り道、富士山雲に隠れてるのか・・とかいいながら脇道へ入ってみる。
高校へはこの路線で電車通学だった。
まだあんなユニットバスみたいなのは走ってなくて古い形の電車で。
中学で吹奏楽部だった人間を調べるらしく勧誘の電話がかかってきて、断り切れず吹奏楽部に入部した。
僕は酒も飲めないし人間嫌いで人と話すことができませんなんて言ったらお前面白い奴だな!と爆笑しその後かわいがってくれた先輩がいた。部活が終わってからも先輩に連れられて沿線の街をほっつき歩いたりして。ゲーセンとかに行っても何が面白いのか全く分からなかったりしたけれど・・それでも。
新しくやろうとした楽器は結局まともに音を出せるようにならずなぜだと思いながら挫折したのも今思えば上記の通り私の定型通り。
その直後から真っ暗闇みたいな中に突入してゆく。
最近、毎日あの電車を地獄と感じた私の謎の2年間は昔から問題を抱えた近親者が発狂したときの言動と内容が酷似していることに気付いた。
なんであれ、その後しばらくはその街に近づくこともできなかった。
いまでもそうかもしれない。

そして習いに行くことになった楽器屋はその街にある。
遠いからというより昔の呪縛から逃げたくて避けようとしたその店でしかレッスンが受けられないというこの展開は、まあただの偶然なんだろうけど何か感じなくもない。
行けばふと目に入る建物の角みたいなところに小さな記憶の引っ張りしろがあり、封印していた記憶が呼び覚まされる。

習うってことは実際、何かしてもらうんじゃなくて自分が練習するということなんですよね。
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ここは近所のスタジオ。
仕事の帰りに一時間ほど毎日練習をし・・たつもりだった。
2週間たって2回目のレッスン。
音を出してみてください・・
「はい、全くダメです。」
練習しているつもりもいつの間にか余計なことを考えて我流の変なことをやっていただけなのもいつもの通り。
今まで全く使ったことのない筋肉を使わなければならないためなかなかできないし安定もしないしそもそも何がどうなっているのかも把握でてきない。同時に、自分には尋常ではないかなりたくさんの時間が必要なこともよくわかる。
挫折する人というのはみんなアンブシャがうまくいかない人です。
焦らず、丁寧に行きましょう。
い魔までも散々聴いてきた言葉ではあるけれど、今までと違うのは
先生の言われることを聴き、信じ、従うべきなのだという気持ちでいられること。
すぐに普通の人ならこんなことは・・あのときあんなことしなければよかった・・とか言うのが湧いてくるのも押さえつけ・・
大丈夫、まだ大丈夫、今のところ大丈夫。

これを書いている今はレッスンから帰ってきたところだけれど、明日また言われたことを練習したい気持ちでいっぱいだ。
これでいいじゃない。

このスタジオは幼いころ住んだうちのすぐそばにあり、通う道端に昔の記憶を見つけることがある。
区画整理で急速に失われていくその記憶の糸口の最後の頃にここに呼ばれてたのも運命か・・・なんて書くと馬鹿だと思われるかもしれない。大きなお世話だわ。
いつものように終わってお金を払い際に
明日は来れません・・というとオーナーが
本番いつなの?
い、いえ・・明日レッスンだから・・
そうなんだ、この時期だから第九の本番なのかと思って・・
なわけないです。

練習場から帰る道は昔からの細い田舎道だ。
変にライトを明るくした軽自動車がアホみたいにあおってきても腹も立たない。
こういう時は楽器のことばかり考えてみようか。


https://www.youtube.com/watch?v=VP7RnuCmM00
全く何の関係もなく。
クラシック音楽に興味を持ったばかりのころ、ベートーベンのエグモント序曲をテープに入れてくれた人がいて何度も何度も聴いた。
序曲ばっかり聴いていたのでこれだけ独立した作品のような気もしていたけれど、劇に合わせてなる音楽がこのあと何曲かあるのね。交響曲だと5番のあたりで書いた曲だというけれど、終結のピッコロを含めなんか似てるというか。
いろんなところであぁこれベートーヴェンの音楽だなぁ・・と思いますね。

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弦楽器の圧倒的な唸るうな叫びで始まる・・んだけど最後に P で小さくつぶやく。
ノイズリダクションなんてあるわけないようなチープなラジカセと、どっかで拾ってきたようなテープで聞いていたのでこの最後の小さな音はほとんど聞こえなかった。
だからここは休符になっている音楽だと思っていた。
そんなところから始まって・・
始まってって何も初めてないけどね。
久しく聴かなかったこれを急に聴いてみたくなったことにも何か意味があるんだろうけどまあいいや。
あのころ、まだ頭の中も体も子供だった。


ブログって多分やっている人のほとんどは中年以上で、自分の子や孫の成長について書いている人がたくさんいる。
私は子供がいないと思っていたけれど考えてみると自分がまだ子供にも到達していないかもしれない。
なんでも目標をもってやらなくちゃいけないと思うけれど、目標の持ち方がいつもおかしいのかもしれない。

私はあらゆることを否定的に受け止め、人の視線、しぐさ言葉の裏を読んでその根拠を探そうとする。
後天的な理由もいくつか思いつくけれどもしかすると血の中にもその理由があるかもしれない。
高校生の頃にあった他人に説明できない世界もそこから来ているのかもしれない。
今も、まだ誰も何も言っていないのにお前には無理だという声を自分で聴いてしまう。
なんであれ、このまま私はこうだったで終わりたくない。
死ぬまでに自分をどれだけ育てられるか、ほんの少しでも進められたらいいと思う。

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2周年

江戸時代とかから続くらしい近所の山道を登っていくとちょっとした開けた平地に出る。
子供のころ遠いと思ったそこは実はすぐそこだった。
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最近不調な犬も嫁さんと3人ならここまで歩いてくれるみたい。
今年は台風が吹き当てた潮風でみんな枯れちゃっているけれど、
それでも私には結構いい景色。

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犬がニコニコなのを見てるとこっちも幸せになるね。

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畑で一人で作業している人がいた。
生きがいなんでしょうね。
子供のころあそこで重機が土をガンガン削りダンプがバンバン運び出してた。
最近は見ないなああいうの。
その後不法投棄の場になってるのも見たような。
世の中も変わった。
手前の鮮やかな緑が何なのかは私にはわからないけれど、35年前もこうだったのを覚えてる。
ここへ何しに来たのかな。
まわりの子供みたいにカブトムシを捕るようなことに興味が持てない自分にコンプレックスを感じたりして。
釣りもしない野球もしないマンガも読まないプラモデルも知らない、ファミコンもしない
勉強なんかするわけもない。

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今年は潮で枯れ気味であんまりだったんだろうけど向こうの山の紅葉も終わり。

生きてる意味あるの?なんて言われた記憶が何度かあるけれどいつも大きなお世話だと思った。
とりあえずそう思えてきてよかった。

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帰ろっか。

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いいでしょう?

子供のころはもっと開けた山だった記憶があります。
山へ入る人がどんどん減っているんだろう、この数年で加速的に荒れていってるようにみえる。
昨夜もうちの隣で鹿が鳴いてた。
すぐそばの茂みの中で人が歩くような音もする。チカンや強盗でなければ鹿かもしれない。
猪もその辺まできてるらしくけっこう危ないのかもしれない。

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携帯の中継局へ電源を送る電柱も藪に埋もれて・・
大丈夫なのかなこれ?


https://www.youtube.com/watch?v=BJFRx2xSYwE&t=1s
興味がないとただののんきな音楽にしか聞こえないかもしれませんがこの曲、それまでのしきたりやルールを平気な顔でぶち壊しているんですね。しかし作者としてはこれに満足できず、もっと違う世界に飛躍する強い意志を見せたという。
その結果がどうだったかを我々は知っているわけですが、でもこれはこれ。
前人未到の険しい山、道もないところへ分け入り登ってゆく。
途中、急に開けた明るいところへ出た・・みたいじゃない。
いい曲だと思います。
こんなにわかりやすく聴きやすいこの曲をちゃんと聴くようになったのはつい最近。
超絶有名作曲家ベートーベンの作品も、まだ半分も聞いてないと思う。
まだまだする楽しみがあるか。

気分がいいので
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近くの農家の納屋なカフェに行った。
以前行ったときには外からの早く終わって出てけよみたいな視線に囲まれて・・
でも今日はだれもいない。

あれ?もうお茶の時間だっけ?
もうランチの時間は終わっちゃってるけど単品なら大丈夫ですよ・・
という事でイチオシの具たくさんナポリタンじゃなく外の黒板にあったボロネーゼを
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サービスでスープをつけてくれた。
わー!ありがとう
今日はサラダを頼めなかったけれどちょっとだけ野菜も。
あの菜の花?がいつもしゃっきとしててすごいんだよ歯ごたえも味も・・

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あ、お客さん?
もうクリスマスソングみたいなのがかかってた。
そういえば去年もここへきてそんなこと思った覚えが。
もう1年か。


多分今日あたりで、ちょうどこのブログを初めて2周年になると思います。
読んでくださった方々、どうもありがとうございます。

私の場合なんでブログを書いてるかを一言で言うと、寂しいからなんでしょうね。
コメントを頂けたりするとすごくうれしいし。拍手をいただけたことが励みになっていたりします。
時々訳の分からないようなことを書いているように見えると思いますが、誰かが読んでくれたと感じることで自分の存在をこの世に確認し、生きていられると思っています。
重ねてありがとうございました。
そしてまたよろしくお願いいたします。

Tag:ベートーベン  Trackback:0 comment:12 

日が暮れるのが
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早くなりましたね。
仕事は定時に終えたけれど帰宅せず高速に乗る。

乗ってすぐに入ったサービスエリアからは
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夜景が見えて。
平日だし写真撮って喜んでるような人はいない。
あたりまえか寒いしね。
みんな仕事帰りかまだ仕事中でしょう。
本線から分岐してすぐのあたりからトレーラーがハザードを点灯して列を作ってた。
スタンド渋滞みたいだったけどなんかいろいろみんな大変なんですよね。
とか思いながら減速しているところをあほみたいに煽ってきた後ろの車の人も現場監督みたいな格好だった。

会社出てまだ10分くらいしか走ってないのに何休憩してんだ。
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なんとなくこのドリップからやる自販機のコーヒーが飲みたかったから。
高速も一区間で降りるし、降りればコンビニがあって100円のコーヒーがあるけどこれは200円。
でもこれが飲みたかったんだから仕方がない。
この自販機、モニターが付いていて豆が引き出されて抽出からコップに蓋が閉まるまでリアルライムで中継される。
複数の工程に対応してカメラもいくつかあるように見える。
でもこれみんな同じルーチンなんだから録画を流すでも誰にもわからないですよね・・なんて詰まんないことを考えちゃいけませんよね。調べるとやっぱりちゃんとライブ映像なのだそうだ。
香りを放出する機能というのも装備しているとか泣けてきますよね。
頑張れ日本の製造メーカー。
自販機の写真を撮ったりしてたらライブ映像はあんまり見てないうちに終わっちゃった。
機械がカップに蓋をしてくれるところまで写って終わり。
このコーヒーおいしいよ。

高速を降りしばらく走る。
途中経路を大きくショートカットする真っ暗な深い森の中では異様な雰囲気が迫ってきた。
でももっと怖いのはその先。
前回来たときは真っ暗で段差も何もわからない足元に難儀したけれど、この日はおぼろげながら足元の雰囲気が見える気がした。
月明りのせい?


月光ソナタと呼ばれているベートーベンのこの曲。
月光と名付けたのは作者じゃないしそこにこだわる必要はないけれど。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=288&v=jjhC80M4ScE
昔、ホロヴィッツがCBSに入れたこの録音を持っていた人間からカセットテープにダビングしてもらい、何度も何度も聞いた。
この演奏、特に第3楽章なんか現代の感覚では不自然な誇張を多く含む間違いだと思う人もいるかもしれない。
でも、これはこれだから。
ずーっと聴くこともなかったけれど40過ぎて聴いてみれば同窓会みたいなもんですね。


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後半の低音も動く第2エピソードみたいなのは何か訴えといか念押しのようにも感じられ、すぐ後のH(2段目の最初の小節)はいったん力を抜いて自分を見つめなおしているようにも聴こえる。
そして、また意志をもって進む。
訳のわかんない中学生はここに何かを感じて萌えた。
まだ自分の意思とか見つめなおしてなんて実感もあるわけなかったはずだけど。


作曲家が残した自筆譜というのはその音楽に傾倒するものにとってはこの世を創造した神の痕跡みたいなもので非常に興味深い。
転調してどっかへ行った以上は曲のしめに向かっておさまるべきところへ帰ってこなくちゃならないわけだけど
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作者もここは一発で決めたんじゃなくて何度か修正の後に発見したのだという事を知り感動する。

そのすぐ後ろも面白い。
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鐘のようにずっと安定的に鳴り響いてきたベースが途切れて3連符がカデンツァ的に舞い上がる・・法則のように続いていた三連音は四分音符で旋律として収束する・・・
音にしてみるとなかなか面白い。ショパンなんかでよく見るなという気もする。
でもこれやっちゃうと冒頭から終結まで一貫して連続する3連音とオクターブの低音に感じていた巨大で不変の自然みたいなイメージがここだけ急に人間臭くなるような気もする。
これをなくしたことにより人間の意志を感じる旋律と自然を感じる三連符の対比みたいなものが明確化した・・
大げさか。
ベートーベンはそんなこと考えてないかもしれないけどいいの。


深い森の闇は恐ろしくて、一人「よし!」とか口に出さないといられない。
この日、実は月は出てなかったと思う。
でも私は明かりを感じ、非常に大きなものに見つめられているような肯定感を感じた。
俺はやれるよとか口走りながら車に乗る。

変なこと書くと変に思われるかと思って端折ったけど、
これじゃ頭のおかしい人みたいか。
実際おかしいのかもしれないけれど、私にとってはポジティブな夜でした。
コーヒー冷めちゃったしもうほとんど残ってない。
帰りは山越え。

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だれもいない吉水神社とおっさん

さえない気持ちのまま吉野山に登ったけれど飯を食ったら元気も出てきた。
せっかくだもん、何か見て帰ろう。
前の晩、さらっと調べると桜な話ばかりが山のように出てくるし観光協会の立派なサイトからは正直何が見どころなのか読み取れなかった。お前があほなんだろという事かもしれないけれど全然観光系じゃない人の写真から吉水神社というところに行った方がいいことだけわかり頭の中にいれて。

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なんだかすごい歴史的人物が登場する場所なはずなのに、こんな近所の裏手みたいな雰囲気のところを入っていく。
自治会が管理するお堂とかみたいだ。

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この先に駐車場があります・・ってとんでもない勾配のここを車で登っていくんだろうか?
というかこれほんとに世界遺産へ通じる道なんだろうか?

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門をくぐると

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また門
廃仏毀釈の後、神社という事になっているけど神社というわけでもないと思う。
うちの近所くんだりにも一つの建物の中に神様と仏像が同居しているのを見る。もともと日本人の中で神社と寺院を分けるという考えの方が不自然じゃないのか・・
ここは僧兵とかなんとかあれでしょ?宗教的拠点というより政治的軍事的拠点みたいなもんでもあったりして・・とか書いてみたけどよく知らないのにあんまり書かないほうがいいか。
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くぐると左手に見えるこの庭園は秀吉が設計したものだとある・・えーほんと?
いきなりはじまりましたね。
あの人がたくさんの家来や町人を連れて超巨大スケールな花見をやった話は有名でなんとなく知ってる・・・その本陣がここなんだって・・
しかし正直に言えば庭とか見てもよくわからない私には説明がなければこれが何なのかわからないとも思う。

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南朝皇居・・こうきょだもんね。
後醍醐天皇って俺でも知ってるよ。南北朝とか新田義貞とか・・
昔、私の住むこのあたりの近所で後醍醐天皇に派遣された新田義貞と足利尊氏の合戦があった。小学校への通学路にあった供養塔はどうも逃げ延びた新田方の家臣が絶命した場所だったりするらしい。
自分で書いて驚いたけれどどうでもいいようなこの近所も意外に歴史にまみれてるんだな。
しかしあらためて後醍醐天皇について書かれたものを読んでみたけれど何だか複雑すぎてよくわからない。
なんか知らないけどいつまでたっても安定せず、平和なんか程遠い時代があったのね。
そんな超絶歴史の舞台なはずなのに

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御用の方はベルを押して3分お待ちください・・・手書きで・・
なんだこれ・・
ベルって一回書いただけじゃ気が済まないのね・・

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手作りの傾いた柵・・
伊豆とか行くと個人がやってるインチキ博物館みたいなのがあったりしたけどあれみたいだ。
内緒で入っちゃえば入れそうなこれがほんとに世界遺産なのか?
待っていると白いひげを蓄えた・・なんだろう宮司さん?が来てくれて
なにか?・・
いや、なにかって・・・拝観させてもらえますか?
あーはいはいとか言って長い棒でなんかやってるから何かと思ったらブレーカーを上げてた。
歴史的にすごい場所だと知っているだけにこのギャップが面白い。
なんかこう田舎の市営公園みたいな・・
お金を払って中へ通してもらい、そこへ靴を脱いで上がってくださいと言われあがるといきなり
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ここは源義経と静御前が最後の時を過ごした部屋。
誰もいないので不思議な雰囲気。
音声ガイドがでっかい音で流れているのもなんというかこう・・昭和な観光地的みたいかなぁ。
でもガイドのおかげで非常にわかりやすくありがたい。
静御前16歳・・・そうかぁ・・
五条大橋のくだりとか勧進帳とか・・なんとなく存在自体がネタみたいな気もする義経だけど・・誰もいないこの場所で一人静かにしているとだんだん心が落ち着きその存在に思いをはせてい見たりする。
隣のあの一畳敷きのスペースは
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弁慶が控えて今後について思案していた場所・・だそうだ。
せっかく二人がいい感じなのに邪魔でしょとかいっちゃいけないんでしょうね。
ここはすごい場所だと実感する。
そういえば日本最初の書院造とかいうのもあったな。
あの床の間みたいなのや違い棚も・・
世の中みんなここのコピーなのか?

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畳の廊下を奥へ進むと

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後醍醐天皇玉座
天皇の玉座とかって私なんかがこんなに簡単に眺められていいんだろうか・・
だいたい後醍醐天皇って超絶有名じゃないか・・
後ろの金の絵みたいなのはすごみが違う。

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違い棚とかああいうのもあれか・・
さほど高くない天上・・
こんな狭いところに押し込められて、それはかなり厳しく屈辱的な事だったんでしょう・・
偉くもなんともない代わりに自由に好きなところに来てへらへらしてる自分はどんなに幸せなのか・・教えてもらった気もする。
ほんとに誰もいないから、廊下に正座してじっくりこの場の時間を感じさせてもらう。
ここは悲しい場所なんでしょう。
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金屏風には朝顔?
この日の朝、家にも咲いてたあんな色の朝顔が。
昔からみんな朝顔愛でてたんだね。
こんな超絶すごい場所なのに
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無造作に電源コードがステップルでとめてあったりして・・
どっかのおばーちゃんちみたいで笑ってしまう。
ほんとに世界遺産なのか?

外を見ると
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この建物は斜面に立っているのでこんな清水寺的な・・
結構肌寒い。
冬は厳しいんだろうなぁ・・
後醍醐天皇は風邪をこじらせてなくなったそうだ。

さらに進むと宝物がたくさん展示してあった。
むかし坊主めくりだったっけ?蝉丸という名をよく聞いた。
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これは蝉丸法師愛用の琵琶だそうだ・・
蝉丸が誰なのかよく知らないけれど、音楽家としても名を知られていたという。
俺も死ぬまでに何か楽器を習ってひとつくらいできるようになってやると意気込む気持ちと度重なる失敗によるトラウマが均衡して今また足踏み状態。いや、やるよ。
隣の鐘は秀吉が寄贈したもの。

急にコン!とかいうからラップ音かと思ってびっくりする。
みると
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うわっ・・割烹なんかにネタであるのとは違う本物感・・
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外には金峯山寺。

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義経の兜があった。
誰もいないので正座して顔を近づけガン見する。
小柄な人だったんですね・・
ひも・・じゃなくてこのなんていうんだっけ?これ・・今でも見ますよね糸を編んでいくやつ。
間近で見れるなんて・・これオリジナルなのかな?

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他にも天皇が作らせて愛用したなにかとか弁慶の持ってた武器とか・・
どこかの美術館なら特別展示とか言いって見張りが立ちそうなものが無造作に置いてある感じ・・
ほんとにすごすぎるとこうなっちゃうんだろうね。

この辺りで何人の人が後から入っきた様だった。
せっかくだからともう一周見て回った。

6689.png
秀吉愛用の屏風もその辺にぽって置いてあるんだもん。
(複製)と書いてあるものもあったから、書いてないものは皆本物なんでしょう?
すごいねここは。

6690.png
外庭へ回ってみる。
なんかよくわからないけれどドイツ国旗のついた名札みたいなのをしている外人のおじいさんが・・片言の日本語で話しかけてくるのでただの外人観光客とは違うだろう。
答えてあげたいけれど、問の内容がコアすぎて全く答えられない。
でも笑顔で会話ができて楽しかった。
奥さんらしい人はなんか冷めてるようにも見えた。あんまりおもしろくないかもな。
そういうのはどこでも同じ。

6691.png
吉野葛とかいうし、葛切りでもゆっくり食っていくかぁ・・なんて思っていたけれど吉光神社で予想以上に時間をとってしまい、ちょっとそんな感じでもなくなってくる。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=2428&v=ArHY-m8RJY8

ベートーヴェンは自身ピアニストでしたので数々のピアノソナタは彼にとって特別な作品なんだと思います。でも私はなんとなく愛称付きの超絶有名曲くらいしか聴いてこなかった。落ち着いていろいろ聴いてみようと思ったのがやっと最近。古い寺なんか見てみたいと思いだしたのと似ているかも。
思春期の頃にクラシックを覚えていろんな曲を知っていくことにワクワクした・・すごい世界がその先にあるような気がして。
でも考えてみればそんな世界なんかなかったし、あの頃はもっと別なものに興味を持ってワクワクしなくちゃいけなかったんじゃないのかとも思う。
14歳くらいの私の頭は多分8歳児くらいだったかもしれない。二十歳で14歳くらいだったとも思う。それでそのまま14歳くらいで止まってるかもしれない。子もできねーよなそりゃ。
でもいいの。年をとっても新しい曲を覚えていく楽しみがまだあったわけだから。
残念ながらこの人生はピアノを弾くというのとは無縁なところにあるけれど、もしそれができるとしたら誰に聞かせるでもなくこんなのを1人弾いてみたい。

もう一度階段を上がり
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金峯山寺。
拝観料払って中を見させていただこう。
内部は撮影禁止なので何にもないけれど、
さほど長くない距離を一周。いや半周くらいで自分の気分が変わってしまった。
そこかしこにある仏様に手を合わせながら・・最後はでっかい柱に手をついて目を閉じ・・・
しかし手前の柱は物乞いスケール間で圧巻ですよ。
巨大な立ち木を枝だけ落としてそのまま生かした感じでしょうか。
仁王様かな?が踏みつけている鬼の瞳がかわいかったり・・
なんかこう、ずーっといたしいたい気分だった。
お坊さんがお経をあげている声が響いて厳粛な・・・
そこへ「これは飾っておくタイプですかぁー?」
若い女性のピッコロみたいな高くて刺さる声。
彼女にとってはお寺もお店もお守りもアクセサリもみんな一緒なんだろう。
多分何人かグループのうち、でかい声で騒いでいるのは一人。
買えば気が済むのかと思ったけれど立ち去ることもなく長い時間ずーっと・・
声が大きいですよくらい言ってやろうかと思ったけれど目の前の坊さんが何も言わないんだからこれでいいのか・・いいの?
ちやほやされて生きてくるとあんなにな・・違う。世の中やったもん勝ちだ。
あれが正しいとも思わないけれど、私の正しいと信じてきたものも間抜けな茶番だった。
これも神仏からのお告げかもしれない。
いいからお前もなんか一つくらいやりたいことをやってみろよ・・

もう少しいたい気持ちもあったけれど時計を見ればいい時間。
こんなところに4時間もいられるのか・・なんて思ったけれどあっという間だった・
駅まで30分は見とかないと・・せっかく指定を取った特別列車に乗り遅れないように。
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工事が終わったこの門をまた見に来られるだろうか?
だろうかじゃなくて来ようとすればいいだけなんだよね。
死ぬまでに人込みの桜の時期にここに来たいと思えるようになれたら俺的に超絶進歩だよな。
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相変わらずのすごさ。

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相変わらずの人のいなさ・・・
お菓子屋さんからの「おかえりなさい。味見てって!」を笑顔で無視し・・

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ケーブルカーは休止中。
歩くのも楽しいからいいけれど、2回目以降はきついかな?

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赤い橋は渡らず、右へそれていく犬の散歩道みたいなのが近道。
つづら折れの車道を串刺しにしているような形でまたいったん車道に出るんだけれど

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この近道という看板がなければ

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見落とすような細道で帰ってゆく。

あーよかったなーとか口に出しながら。
不思議なところと素敵な時間だった。

Tag:ベートーベン  Trackback:0 comment:6 

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