お菓子の樹、夢の国

ある日嫁さんがぶどう狩りに行きたいと言う。
行くなら晴れの日が・・とか言ってるうちにシーズン終わっちゃいそうだから行ってみた。
7824.jpg
いーねー日の光と青い空と・・
どこでもなんでもでっかいチェーン店が席巻して小さな個人商店は淘汰されてしまったけど、いろんな理由が絡み合いそれが合理的だからそうなるんだろうし文句を言う気はない。
この辺りに来ると小さな個人の果樹園がたくさん並んで頑張ってるのがとても印象的というかちょっと衝撃的だった。
観光バスなんかこないようなちいさなブドウ園に行きたい。
色々調べてもみんなよさそうで何だかわからない。
最近トイレを建て直したというところがありなんとなくそこだと思い行ってみることにした。
7810.jpg
ぶどう狩りがしたいとへらへらしてみると、
何か答えるよりも前に笑顔でまあ座ってこれ食べてみてくださいと
7801.jpg
これを持って来てくれて。
一口食ったら怖い人が出てきて100万円ですとかそういうのでは全然なさそうだ。
あたりまえか。すごく親しみやすい感じで和む。
わたしは昔から虐げられてる嫌がられてるみたいなコンプレックスが強すぎるから普通に好意的に対応してもらうとそれだけで感動するのね。
これがシャインマスカットで・・と聞いたらまずそれ食わなくちゃ。
初めて食ったそれはとても美味かった。
なんとなくぶどう狩りというと取り放題食べ放題で籠がいっぱい・・みたいな夢のような状況を思い浮かべていた。
けど、そんなわけないのか。
グラム売りだそうだからよく選んだのを一つか二つ・・
なんとなく観光施設的なイメージがあったけれどそれよりも農家にお邪魔したらご家族が庭にあるぶどうの樹の下へ案内してくれるみたいな感じ。
7805.jpg
蚊が、結構いるのね。
もうほとんど残ってないけどというシャインマスカットの樹。
一見いいけど虫食いなのを避け・・
あー、これいいじゃない。
7806.jpg
嫁さんがはさみを入れて・・
皮も剥かずに食えてタネもなく甘くておいしいって、もうおとぎ話のお菓子のなる樹みたいだよね。
7807.jpg
いろんなぶどうの名前を教えてもらったけれど、
シャインマスカットしか覚えられなかった。
どれのことかわかんないけどベリーエかと思ったらベリーAというのがあった。
なんか交響曲イ短調みたいな形式的な名前だな。
7808.jpg
これ名前なんだっけ・・これ試食してないでしょとまた食べさせてくれた。
皮ごと食べられてシャインマスカットに似てるけど歯ごたえがシャキシャキしてるのね。
これが欲しかったけど、嫁さんはもっと違うのがいいらしく・・
7809.jpg
ちょっと食べてきたいなと言うと切り取って洗ってくれて・・
すごい金額になると勝手に思っていたけど予想よりはるかに安かった。
種なしのブドウを食べちゃうと、タネが口の中に転がるとなんだこれ邪魔だななんて思うようになる。
種よりも気になるのは皮だ。
皮ごと食べられるお菓子みたいなぶどうを知ってしまうと、いちいち皮をむくのがとても億劫に感じられてくる。
我儘と甘えである。
分厚い皮のほうがまだよく、一歩間違えば食えるんじゃないか的に薄い皮が逆に剥きにくい。
半分くらい剥いたらもう皮ごと食っちゃったりして。
食いながら店主に話しかけるといろいろ教えてくれた。
種なしぶどうってほっといてもタネができないのかと思ってたけどそうじゃなくて、ものすごい手間をかけて花の段階でなんとかホルモンにつけるとか処理をするんだそうですね。

私にも避妊を意識した記憶がある。
なにもわかっちゃいなかった。

7803.jpg
結構入れ替わるお客さんはもしかするとみんな常連さんなのかも。
狩りはいいからプロがとった美味しいぶどうを買って帰るだけな人も多いみたいだ。
狩りの人も静かに楽しそう。
予想した子供をつれた家族がわいわい・・みたいなのは見かけなかった。
もう時期が遅いからかな。
ぶどう狩りなんて一生行かないだろうと思ったけれど
来てみれば楽しく素敵なひと時だった。

https://www.youtube.com/watch?v=QCOizW7iUvY
この小さな思い出は、一人じゃ得られなかった。
自分一人だったらこんなとこ絶対に来ないから。
私にとってこれは、夢のなかにいるような話。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:4 

超絶不器用な人の汚れと玄米ご飯

また地図を眺めていて店名に玄米というのが入った店を見つけた。
オーガニックなんとかみたいなコンセプトが前に来ている店は結構ばくちだ。
でも行ってみなくちゃ始まらないから。
最近時々通るようになったちょっと裏道的な狭い道。そんなもんあったかなぁ・・と近づくと
7764.jpg
予想に反して駐めやすい駐車場、新しい外観の建物。
写真でもなんてやっていると、女性が二人しあわせだったぁ・・とか言いながら出てきた。
しあわせ!?

フローリングというか板張りの床へは靴を脱いでスリッパでもなく素足で・・
でも凝った下駄箱は土足地帯の向こう側にあり靴を入れようと思うとどうしても一回土足地帯に素足を置かなければならず・・
そんなのおまえが不器用すぎるだけだろ。
あそうですか。不器用なのにいちいち神経質とかどうしようもない嫌な人間ですか。
いや、配置が使いにくいと感じたことと自分がダメ人間なことは全く無関係だから。なんでも集めちゃって俺はダメだに結び付けるのはやめましょう。
ピークも過ぎて空いてる広い席がたくさんあるのに狭い二人席へ案内されなんだと思いかけたけど
7765.jpg
窓際だしこっちのがいいのか。ありがとう。
1人で勝手にいろいろ毒づいているのはやっぱり汚れているからでしょうか。
持ってきたメニューを眺めるより前に注文を取りに来てくれる。
ああ、ほとんどランチプレート一択なのね。精進料理というわけじゃないけど肉や卵は使わない主義のようだ。
3種の魚から好きなものを選べるという。黒板に書いてあるけど遠くて見えないでしょうと説明をしてくれる女性の店員さんがなかなかキャラクターな人でなんだか気持ちが和む。
鯵の揚げたの、鰤の蒸したの、鮭の焼いたの・・
こういう時自分テンポで返事が来ないことへのいら立ちが透けちゃってるような人間も多いけれど、明るい雰囲気を保ちつつこちらのペースに乗ってくれる。
店の印象はよい方に誘導され居心地のいいところで素敵な時間を過ごしているという気分が確定。
人間力っていい方へ作用するとすごいよね。
7766.jpg
トイレには・・
そして出てきました本日の・・
さっきの人がまた丁寧にひとつづつ説明してくれる。
7767.jpg
ゴボウと根菜のポタージュにひじきは私もよく知っている場所冬でに採れたものをでっかい鉄鍋で・・その人たちは夏の間胡麻を作っているので子の胡麻のすりをロしたのは国産なんですよ・・玉ねぎのバーニャカウダは皮は食べられませんからね・・エビと里芋は・・
7768.jpg
玄米ご飯の上にはゴボウみそ。
30回は噛んでくださいなんて言われたのでやってみたけれどその前になくなっちゃうよ。
お替りしてくださいねといわれ喜んでいると嫁さんがダメだよとかいってる。
7769.jpg
ブリのなんとか蒸しはポン酢なしでもおいしかった。
玉ねぎ、しくじって薄皮一枚を口に入れてしまい・・
実はうまいんじゃないかと続行してみたけれどちょっと敗北気味だった。

この丁寧な和食をいただいくにあたって、食べるほうもきれいに丁寧に・・
ここで私の箸の使い方問題が表面化してくる。
病的不器用な私は箸の持ち方もなってないので恥ずかしい感じになる。
子供がいたら困ったことになっていただろうな・・
いたらじゃない。
いない。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=120&v=tcD4iiyFy78
これはもともとシューマンが足鍵盤付きのペダルピアノという楽器のために書いた曲をドビュッシーが2台のピアノ用に編曲したもの。
2声のカノンなのでちょうどいいですね。
いいですねって弾けるわけでもないけど。
いや別に弾ける必要もないし弾けるとえらい訳でもない。
不器用に絡めて両手のほかに足鍵盤もみたいなことを書こうとしていたけど気分の潮目が変わってくだらないこと書くなと自分が言う。代わりに今書きたくて仕方がないのはもっと下らないない人を攻撃する内容。
やっぱり、汚れてますね。
そんなことより私はこの6つのカノン練習曲の第2番イ短調がびっくりするほど好きです。
びっくりしなくたっていいんだろうけど。
この世の嫌なものを吸い取って毒のない小さな花に変えてくれたような曲だと思う。
始めは1番か4番で止めようと思ってた。

多彩な美味しいものを少しずつ丁寧に味わっているとものすごい満足感が来る。
でも結局ご飯お替りしちゃった。
ちょっとでいいですと言ったら不満そうだ。
ちょっとの大盛にしましたとかいってたくさん入れてきてくれる。
ありがとーとか喜んで見せなくちゃね。
また医者に怒られちゃうか。
玄米って、毒を出すみたいな作用も持っているんだっけ?
これを書いてる今、心にいろんな脂みたいなものがこびりつき嫌な臭いを出してる。
毎日玄米食ってこのご飯みたいに肉とか脂もやめたら心も澄んでくるのかな?
冗談で書いてみたけどほんとにそうかも。
最近また出てきた訳の分かんない湿疹みたいなのも食べ物と心を浄化すれば消えると思う。
もうひとつ、長年かかってねじれて曲がっちゃった詰まりやすい形を真っすぎにしない限りはベタベタと変なものが詰まってやがて塞がっていくのは治らないんだけど。
7770.jpg
何時ものように遅く着てゆっくりしているので誰もいなくなる。
卵を使わないスイーツとか酵素ジュースとかカフェな時間もよさそうですね。
昔別な場所で飲んだ酵素ジュースは漬物の味がしたけれど、メニューを見ているとここのは美味しいんじゃないかと思う。
7771.jpg
またいつかこよう。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:4 

平日の連なりはでっかい川、休日は河畔の茶屋だ

休日。
なのに目覚めた瞬間から仕事のことがよぎる。そんなのはみじんも出てこなくてくていいのに。
2615.png
旧東海道が安倍川を渡るところ。
静岡というか駿府は徳川家康の隠居所だったし、安倍川は天然のお濠みたいなもんでしょうか、むかしは橋を架けるのは禁じられていて川越人足というやつかなんかですか?
今見えるあの橋は大正時代の架橋だそうで、その前はどうも木橋だったみたいだ。
そのすぐそばに
2616.png
このお店。
駐車場と書いてあり所に車を突っ込むと店の中から職人さんらしい人が出てきて職人さんらしい荒い感じで誘導してくれた。
荒いけれど、毎日何度も同じことを繰り返しているなという流暢さみたいなのが感じられて。

2620.png
中へ入るとちょうどお客さんが出ていくところで私たち以外誰もいなくなった。
この後人が押し寄せ立ち客があふれることになるとはこの時は思わず、こんな感じのお店なのかと思っていた。
好きにに座ろうとすると40年前は毎晩ステージでロックを歌っていたみたいな感じの女性が出てきて、お二人さん?じゃここへ座ってくれる?と誘導される。
あはいなんて言ってると早く決めてそこ見本あるから・・
2618.png
え?あ、あれか。

2619.png
見本たって、安倍川もちと、わさび醤油のからみもちしかない。
えーと安倍川2つと・・までいうと
わさびが1つねと女性が先に言っちゃっうから・・
皆同じなんでしょうね。。

2617.png
あの中で男性の職人さんが二人かな・・お餅をちぎって丸めている。
お客さんが入ってきて「あの、駐車場はどこに・・」
すると怖い顔の職人さんが出てきてものすごい剣幕で「駐車場?そんなもん・・あるよ。」
え?
よこにあるだろ!
あ、そこですか?
もし自分がいきなりあんな風に言われたら頭にきて帰っちゃうところだけど傍で見ているとああ職人だなぁとか思って笑いそうになる。結局出て行って丁寧に案内しちゃってるところがまた職人さん。
次に入ってきたお客は夫婦そろって開けた戸を閉めずに中をうろうろしはじめる。さみーよあほーなんて言えるわけもない。
俺が閉めるかと思うけれどなんだ結局世の中やったもん勝ちかよ・・
とそこへ今度は別な職人さんが何やってんだ馬鹿じゃねーのかみたいなすごい顔で戸を閉めにきてまた笑いそうになる。
職人が怖いのは悪い人だからとか客を邪険にしているとかじゃないんだよね。

2621.png
さあそして出てきた安倍川餅とからみもち。
プラスチックのケースに入ってないのを食うのは15年ぶりだ。
まずはからみもちから・・おいしいけれど味は予想されるそれそのまんまだ。
安倍川もちはもちろん安定のおいしさ。
からみもちは単体だとあんまりおもしろくないかもしれない。
甘い黄な粉とあんこの間にわさび醤油が来るこの面白さというか・・

シューマンの交響曲第3番「ライン」は、サービスエリアで言ったらうどんかカレーみたいな置いてないのはおかしいだろ的超絶有名曲。でも好んで聴くようになったのはつい最近。
LINEじゃなくてライン川沿いの街を散策してみたいな話だけれど作曲者の精神障害はすでに始まっており自覚もあった本人は相当つらかったはずで、表面の幸せいっぱいみたいなのだけがそこにあったわけじゃないところがミソかもしれない。
でも音楽は非常に明るく幸せなわけで3楽章なんかそのあまりにも純粋な白い蝶々みたいな音楽に泣けてく・・
だけど聴き始めてもしばらく、明るい日差しのしたみたいな楽章が3つ連続することに
おはぎをたくさん食った後にチーズケーキが出てきて、つぎはバニラアイスかよ?
それ単体はおいしんだけど続くときついよ・・でもくどいなぁこれ・・みたいな事を感じていた。
いまはそこまで思わないけれど。
それとは別に昔からシューマンのオーケストレーションをくどいとかメリハリがないとか鳴りがわるい感じる人たちがいた。しかし曲の魅力からは逃れられないためオーケストレーションに手を入れて時代の標準に合わせ演奏するのが普通に行われてきた。
グスタフマーラーという指揮者は自分の編曲を出版したりしており、その後の演奏者たちもそのアイディアを部分部分生かしたりして・・もいいか。
なかなかなじめなかった私にこの曲の良さを教えてっ暮れたのはマーラーの楽譜をかなり多く生かした演奏だった。
砂糖の量を減らし、チーズの量を減らす代わりに豆腐を使い、はちみつが指定されていたところをあえて醤油に差し替え・・
ちょっと違うけど・・
隠し味というには目立ちすぎな編曲でもあるため、常にそれは作品への冒涜だろという批判もあった。
あったが、シューマンとショパンに関しては手いれるよそりゃ派がずっとい続けた。
そのおかげで現在のこれらの曲の知名度、地位みたいなものがあるのかもしれず、単純に批判しなくてもいいんじゃないかとも思う。
一方で何やってんだ楽譜通りでもちゃんと演奏すればちゃんと聞こえるだろ!な人もいて

https://www.youtube.com/watch?v=q5LDTRSHS7Y
この動画の人はその筆頭だった。
これもいいよね。
近年はアカデミックにちゃんとやるのが筋でしょうみたいなのが主流なんだけど、逆に変なのも面白いじゃんかとか言って堂々とやれる時代にもなってきた。
どっちもやればいいんだよ。
色々楽しめたほうがいいじゃんか。

続く第4楽章は荘厳な大聖堂を描いているんだと思うけれどなじめないときはずっとワサビとガリだけ口に入れられているような気がして全然好きになれなかった。
今はそうは思わない。
明るい楽章が続く中、これがあることでこの曲はバランスしている塩もみも出るし・・

おいしかっただけじゃなく店のたたずまいもだけど何よりお店の人の強烈なキャラクターが東海道を舞台にしたお話の中の人みたいで面白い。
誰もいなかった店内にはあとからあとからお客が入ってきて、立ち客だらけで落ち着けない雰囲気となってしまった。
先ほどの「そこ座ってっとか早く決めて」もこうなっちゃうとどんどん捌かなくちゃ収拾がつかなくなっちゃうからなんでしょうね。
食い終わってんのに粘れる状況じゃないのですぐに店をでる。
嫁さんはそこが気に入らなかったみたいだ。
しばらく来れないか、次に来るのはまた15年後・・それだともう60近いのかぁ・・あっという間なんだなぁ・・

車を堤防に停めて少し歩いてみようか。
2622.png
アーチじゃなくて直な鋼材をリベットでアーチ状に組んで・・みたいなのが時代を感じさせていいですよね。
それがまた堂々たる現役なところがいいじゃない。

2623.png
水が全然ないのが面白い。

2624.png
右折車線確保のためか終端部だけ新しいアーチ橋にかけ替えられていた。
せっかくだから一つ下流の橋を渡って帰ろう。
2625.png
新幹線もわたる。

2626.png
この川底を掘ってるのは水を誘導するため?
なんか知らないけど意味があってやってるんでしょうね・・

また一週間が始まるのか。
平日の連なりを進むのは橋のないでっかい川を渡っていくようなものだ。
今一見簡単に渡れそうな水量が足を洗っているけれど、命も持っていかれかねない深みがすぐそこに潜んでいることも知っている。
それは突然現れどうなるかは一瞬の判断で決まる。
みんな巻き込まれる事を恐れ離れてゆく。こちらを見ながら・・もしかすると、笑っていたりするかもしれない。
そんなことばかり考えていると仕事の前からつかれていたりして。

まいいや、うまくやってやる。
幸い、今週末には茶屋があるので団子食ってがんばろう。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:8 

ショックで記事の趣旨が変わっちゃった。

この記事書き終えたところで言いたいことの中心が変わってしまいました。
2591.png
嫁さんがフリーペーパー上に行きたい店を見つけたらしい。
あえてどんな店か調べることもせずに行ってみた。
花がいいですね。80年代な内装、ワイングラス、個室が何部屋か。
昔からある地域密着系の記念日とかちょっといいとこ行こうみたいなお店か。
ランチの価格は割高。
2592.png
これはお店からのサービスですと言うパン。
2593.png
スープはおいしかったよ。
2594.png
うちでも食えそうなサラダにはなんかわかんないものが降りかけてあってアクセントになっていた。
2595.png
豚の網焼きはおいしかったけれど薄く延ばされ皿が透けて見えるようなご飯を見てなんだこれ?馬鹿してんのか?なんて思いかける。
実際デザートまで食うつもりの女性だとこれで足りるのかもしれませんね。
そういえばもう一品手打ちのうどんというのが出てくるはずだけど・・
2596.png
庭の鳥のえさ場には鳩が来ていた。
屋根の下、餌のあるところにいる一羽がくつろいじゃって全然どかないから屋根の上の奴はいつまでたっても食えないのね。
世の中ってあんな感じだと思いながら・・
2597.png
鳩から目を戻すと目の前に置いてあった。
器が冷やしてあり冷製なんだと悟る。
2598.png
この日ものすごく寒かった。
特別に冷やされたそれは特に味もわからないまま三口くらいで終わってしまい、さみーよみたいな感想を残して消えていった。
懐石みたいなコンセプトなのかもしれず、足りないなんて言ってる馬鹿は来ないで下さいというところなのかも。
厨房で一人頑張るシェフはあの白くて長い帽子。最後のありがとうございますの声やコーヒーを入れているときの音なんかに客を大事にする思いが感じられた気がしてよかった。
接客の女性は娘さんかな?料理に見合う仕事をするつもりなら接客じゃなくていいから外へ出てもう少し勉強した方がいいんじゃないかと思った。うるせーってなもんだろうけど。

2600.png
一瞬富士山が見えて。

このあと家電量販店に行ったらなぜか最も場違いと思える場所で場違いなBGMとしてこれが流れてた。

https://www.youtube.com/watch?v=_RmuTuVWXy4
この曲すごく難しいんじゃないかな?指が回るとかいう話じゃなくて。
むかしドイツ語の授業を取ったけどほとんど意味も解らずボーっとしてた。
ある時シューマンのトロイメライという曲が・・と言うのが聞こえてきた。
夢・・とような・・で夢のようなという意味ですね・・かなんか言ってたそれだけ覚えている。

この後違う店でお茶を飲んでショッピングモールに行き、そのまま夕食もと鎌倉パスタという関東のショッピングモールでよく見かけるチェーン店に入った。
2601.png
チェーン店の味と書いてあったりすると少し見下す意味合いがあったりもすると思うけれど、私にはそのチェーン店の味でも十分。

焼き立てパン食い放題みたいなオプションがあり、昼が足りなかったこともあって頼んでしまう。
医者から炭水化物を減らせと言われているどころかよりによって次の日そこへ検査のための採血に行く予定。
採血の前は肉や油を控えみたいな話もあるけれど、そんなことをして仮にいい結果が出たりしたら本来治療すべき問題点を自ら見逃すよう仕組んでいることになるわけで・・

と書いたところで、ある方の訃報を聞いた。
私と同じ先生を主治医としていた人で、かなりまえから素人目にも癌?という症状が出ていたにもかかわらず適切な診断や処置が行われてこなかったという人。
その後別な病院で癌の診断を受け、適切な処置が行われいい方に向かっていると聞いていたのに。
つい先日その姿を見たばかりなのに。
私も一言二言会話をさせてもらったこともある。
ちょっとショックだ。
人を通して聴く話だから、ここで誰かや何かを批判しようというのじゃありません。
私は自分の主治医として先生を信頼しているのだけど、同時にあの人の話を聴くとちょっと受け入れられないものを感じる。
だって人の命というものは取り返しがつかないんだから・・

友人や親しい人が商売をやっているので信頼して何か仕事を頼むということはよくあることだと思う。
けど、ものすごく危ない気もする。
私も今一つ困ったことになっている。
私の場合は自分がおかしいのが悪いのかもしれないけれど、大事なことほど知っている人間からは切り離すべきかもしれない。

それはいいとして、
私はまたいろんなことを教えてもらったと思う。
それをどう生かせるかはこれから。


パンは自分で取りに行くんじゃなくて店員さんが席まで持ってきてくれる形。
パスタ全然出てこなくてパンだけ食ってる状況から始まったけれど、時間的ピークがとがっているのか待ち客もいた店内はいきなり私たちともう一組だけになってしまう。
焼き立てといいつつ、食べ手がいない大量の同じパンを二組のテーブルに何度も持ってくる感じがちょっとおかしくて。
2602.png
バイトの高校生みたいな子がパンを持ってきてくれる。
一生懸命すぎて口が空回りしてたりしているのも微笑ましい。
がんばれなんて思ってしまう私は歳を食ったおっさん。もう娘の年だもんね。
バイトでやってるだけですとかなんだろうけど、それでもあなたは我流のへんてこりんな接客とは一線を画したところにいると思うよ。
ありがとう。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:0 

友達

今日は別な記事を公開の予定でしたが加筆してたらいろんな人が見てくれるブログに公開していい内容かわからなくなってしまったためこれに差し替え。

https://www.youtube.com/watch?v=jdSa6oHSzj0
またシューマン。
シューマンは作品や残った文書やエピソードからポエム世界に生きた人みたいな印象がちょっとあるけれど、実際はちゃんと普通の人として普通に対人関係を築き、喧嘩もし、遊びもし、恋愛もし・・だったようです。
当たり前か。
病気のせいで後半辛い人生になっちゃったけどね。
驚くべき作品が書けたのはその反動・・みたいな話は説得力もある反面他人事、浅いきれいごと・・なんて思う日もあったりして。

折角雨も止んだしどこでもいいから遠くへ行こうと車を走らせる。
だんだんめげてきてもうこの辺で・・と思ったところで
6009.png
大井川の河口・・
相変わらず川がでかすぎ、遠くてなんだかわからない。
いつかあの海と川の境のあたりまで歩いて行こう。今日はもうかったるい。
でも昼食に入ったお店がいい感じで久しぶりにいい気分だった。
振り向けば
6010.png
トイレ・・じゃなくてその奥にある小屋は野鳥の観察小屋らしい。
ちょっと行ってみようか。
近づくと・・
6011.png
舞台のそでみたいなところからなんか出てきた・・・

6012.png
鶏のおっさん?
後ろでは魔法使いの猫みたいなのが呼んだ?とか言って顔を出したり・・
柵の上には影絵みたいな2羽のカラス。
何だこれ劇場か?
白い猫はカラスを狙って

6013.png
わっ・・でも本気でとらえる気はなし・・
カラスもわかってんのかとりあえず逃げていく・・
そんな出来事と無関係に前進中の鶏のおやじ・・行く手には

6014.png
眠り猫。
いや、普通鳥って猫から逃げるもんじゃないのか?
おいおっさん、食われちまうよ・・

6015.png
zzz・・・
おっさんも素通りすると見せかけて・・

6016.png
気になるのね・・・
猫は目を開けて目の前にいるものを・・・あまた寝ちゃった。
特に会話もないけど・・明らかにお互いを意識して・・
これね、ずーっとこんなことやってた・・
友達みたいだな・・なんて思いながら俺には友達なんか1人もいねーみたいなネタをブログに書こうかと頭の中で・・
でもふと、どんなにそういうの書いたところで誰にも伝わらないし、誰も興味もないし、仮に伝わったところでどうにもならないし・・
あーあーもうよそう今日はそういうの・・
奥の野鳥観察小屋の登ってみると
6017.png
あーこういうのね。
ここから双眼鏡とかカメラで覗くんでしょう?
手作りの鳥の解説みたいなのを読んでみたり・・
そして期待の野鳥世界をいよいよのぞいてみると・・
6018.png
何にもいない・・
いないように見えるだけでその筋の人にはいっぱいいるのが見えるのか?
でもなんとなくいい景色だよねこれ。
これ見て
6019.png
ここを思い出した。
北海道、北の方ペンケ沼。
パンケ沼というのもつながってた気がする・・あれどっちだっけここ。
もう10年前か。後ろは海を挟んで利尻。
もう一つ思い出した。
この時大好きな北海道にはもうこれないだろう、これが最後だなという時だった。
いまSNSというのになじめないのと同じく当時ブログというものを毛嫌いしていたんだけれど、このあたりの写真を毎日とっている人のブログを毎日見ていました。行けないからせめて写真だけでも・・
写真にもトーンというか人がらみたいなのがあって自分との相性がありますよね。
ああいいなぁーと思える写真を連載してくれるのでハマってた。
もちろん私だからコメントなんか書こうという発想もなかったけど・・
この写真を撮ったとき、車に戻るとちょっと変わった形の車が停まっていて中におっさんがいた。
車内からこちらを見るおっさんと目が合った記憶もあります。
えっ?なんで?なんて思ったりして。
後日分かったけどあの人は私の気に入ったブログの人だったと思う。
特徴のある車と掲載される写真の場所や時刻などからわかることがありますよね・・・
ブログの向こうの人というのもずいぶん遠い存在だけど、あんな遠いところで話しかけることもできそうなところで会っていたのかぁ・・なんて思った。
美しい景色の写真に特化していたけどふと家族のことに触れていたのを見たときははっとした。
心の許容量を超えて思わずブログに書いちゃったんだと思う。
その方も転勤か何かでどこかへ行ってしまいブログもほどなく終わってしまったと思う。
ありがとうくらい言ってみたかった。
あの時、その人だと気づいたら話しかけられただろうか?・・・いまなら・・
今また、私は元の人間苦手引きこもりへ逆走中。

もう一人、この近くの無人駅でよく見ていたブログ主にも遭遇していた。
でっかいカメラをもって・・ちょっと人見知り的な・・それはこっちか
旅好きで中途半端な鉄道マニアという感じの人。
他がうまくいってなくてそっちへ逃げているようにも見えていたけどそれは俺か。
あのルックスだったらそんなのよりもっと遊び人になったほうがいいんじゃないのか・・
何日の何時ごろどの駅に行ったと書くのではっきりあの人がその人だったのだとわかって意外に世間は狭いななんて思った。
他には誰もいなかったので間違いない。
気持ちわりー奴がいたとか書いてあったらどうしようと思ったけど何も触れられてなかった。
もう10年か、あっというまだな。
あの人その後どうなったのかな・・典型的な幸せ家族のおとうさんかなんかになってんのかな。
俺の人生もうだうだしてればあっという間に終わっちまうんだろうな。
まあいいや振り向けば
6020.png
船か・・・
いいとこだねここも。
もどると
6021.png
鶏のおっさんも猫もまだいてそのままだった。
しゃがむとおっさんは近づいてくる。
ある程度近づくと止まり、物を見せてもらおうか・・
逃げるでもなく、毛づくろいというか羽根づくろいをずっとやっている。
やけにつやつやでダンディーである。
誰か餌をあげてるんでしょうね。
俺は持ってないよ。

猫は正直やばいくらいボロボロだった。
周辺には猫を捨てに来るなという趣旨の張り紙、看板が多数。
そういうわけなんだね。
目の前に鳥がいても襲わない猫さん、逃げないおっさん、心に傷を負った似た者同士心が通じているんじゃないのか・・

家の近所にも鶏が野生化して・・みたいなところがあったけれどすぐに誰もいなくなった。
皆猫にやられたんだろう。
保護と称して餌付けすることにはいろいろな意見があると思う。
どうかと思うこともある。
それはおいとくとして、
この穏やかな楽園が一日でも長く続きますように。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:5 

あめあがり

いつも楽しみにみているブログの中に大阪の方のものがいくつかあるのですが、平常運転に戻っているのを見てよかったなというか・・本当はまだよくないのかもしれませんけれど。


雨が上がって、もう夕方なのに
6003.png
空が見たこともないような明るさで光っていた。
夕方だからなのか。
空気はひんやりと冷たく、湿度の高さも感じない。


https://www.youtube.com/watch?v=PNSq5utKIq4
俺がポエムみたいなことを書いてるとなんだかあほみたいだ。自己陶酔癖があってはずかしい。
シューマンくらいでしょう、そんなことしていいのは。


6004.png
虹だ。
気持ちのいい世界。
嫌なことが頭かすめたりしないし、何の不安もない。
ずーっとこのままいければいいのに。

ある朝、目が覚めると前の日ブログに腐ったようなことを書いたのが頭に浮かんで何やってんだ恥ずかしい・・なんて思った。
でもすぐにいろいろ思い出していつもの自分にもどる。
寝ぼけりゃ忘れちまうんだもん、不安や劣等感やなんて寝言みたいなものなのかもな。
もうずっと寝てるけど。

6005.png
ちょっとだけ富士山。

昔、原因不明根拠不明でいきなり幸せな気持ちが充満したことがありました。
いつもの本屋で本がたくさんあるのを見て「こんなにたくさんの本が選べるなんてなんてしあわせなんだろう!」なんて思って一人笑いが止まらなくなった・・実際はそんなに読みたい本があったわけでもない。
その時はよかったけれど今思うとあれは少し壊れてる気もする。
何かの拍子に頭の中で嬉しい感情に対して分泌される物質か何かが出ちゃったんじゃないか・・
逆に不必要に不安物質が出ているときもあるのかもしれません。
そういうのを人工的にコントロールできたりするんだろうか?
変な薬はその辺に作用するんだろうか?
別にそんな事したくない。

風呂場に置いてあるとあるプラスチックな物体にカビが生えてた。
梅雨だからな。
どうせまた真っ暗になって雨が降るんだろう。
気持ちのいい時間は続いてくれない。
なんか自分にもカビが生えてると思う。
ちゃんと換気して時々洗えばいいんだろうけど。

6006.png
え?いきたくない?
そうだね、じゃよそう。
ブログ書くくらいしかやることのない私の近くにずっと寝そべっていてくれてありがとう。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:0 

近鉄大阪線

大阪から帰るなら普通は行きと同じ新幹線一択だ・・
しかしまたあの立ち客であふれた列車に乗るのかと思うとうんざりする。
指定を取ればいいんだろうけど座れてもなんかつまらない。新幹線飽きた。
大阪から名古屋へは近鉄も特急を走らせていて伊勢中川というところにそれ用の短絡線があるとかいうはなしは鉄道マニア子供としては当然押さえるべき話であった。
列車速度は新幹線に勝てるわけもないし、路線も大回りなので時間は倍くらいかかる。
でも比べて少し安いしゆっくり座っていけるあたりがメリットなんだろうと思う。
私の場合名古屋からまた新幹線に乗り継がなければならないのでコスト的なメリットというのは出ないどころか通しで新幹線に乗るより若干損かもしれない・・つまりそんな選択は通常ない。
でも子供のころに一度だけ目撃したあの短絡線を渡ってみたかった。
法隆寺からなら王子で乗り換えて大和八木だっけ・・から名古屋行き特急というのが正解みたいだ。
でも折角だから始めから全部のろうとか思って関西線でいったん戻る・・そしてまたちゃんと調べずに・・
5925.png
なんとなく天王寺で降りるという頭があり適当に降りる・・帰りのラッシュ時間ですごい人・・

5926.png
駅を出ると道を挟んで近鉄の阿部野橋という駅・・あべのハルカスってここ?
近鉄の駅があって特急券の券売機もあるので何の疑いもなく目的地名古屋のボタンを押す・・
あれ?
出てくる列車のリストを見ていると何かおかしい・・直通列車がなくて乗り換える案ばかり・・・
ここも近鉄のターミナルには間違いないのだけど私は勘違いしていた。
ここは南大阪線のターミナルで大阪線のターミナルは難波だった・・・実際は上本町か?何でもいいや行くべきは難波・・
気づくまで少し時間がかかり列車を一本のがす・・
相変わらずのアホである。
いいのそれで。
舌打ちするような同行者もいない。
自分が笑えればそれでいいだけ。

まあいいじゃない。
思い出がひとつ増えた。

御堂筋線で難波へ行き・・無事席を確保できた。
奈良行きの特急と交互に出るのかな。
ちょうど夕方のラッシュ時間帯で狭い地下駅は混雑中・・
どこが・・ってうまく言えないけれど、ああ大阪っぽいなという印象の人いますよね?
おっさんにも若い女性にも。決して悪い意味じゃなくてですよ。
5927.png
こんな顔のロボットが出てくる映画がなかったっけ?
地下を少し走っていくつか都心の駅に停車・・
ドン!・・・!?隣にお客が・・
若い女性・・爪を長く伸ばして・・阪急マルーンみたいな色のマニュキュア・・イヤホンをしてスマホをずっと打っている・・・
今風ですね・・
途中心に残る車窓が何度も過ぎていく・・
写真を撮りたいと思ったけれど、今隣にキモいのがいるとかTwitterに書かれたりするといけないと思ってやめた。

なんとなく青山トンネルの西側はみんな奈良県のなのかと思っていたら違うんですね。
名張とか三重に入ってから峠のトンネルなんだ・・・
手前にも山越えのいい景色があった・・あの辺りが県境なのかな・・
5928.png
伊勢中川駅へは入らず短絡線を渡る・・
興味ないと何のことかわからないですよね・・・
5934.png
結構最近改修したんですよねこの短絡線。
スマホの人は名張で降りたので遠慮なく写真を撮りまくる・・


5930.png
いいでしょう夕日・・

昔、小学生のころ用があって伊勢に行った。遊びにではなかったけれど出かけられればなんでもうれしかった。
帰りに特急に乗り窓の外を食い入るように眺めた。
実際日も暮れちゃってもう真っ暗だったけど。
ふとあるところで田んぼの向こうに民家が見え、二階の窓に明りが燈っているのが見える。
そしてそこに勉強机が見えた・・
どうしてそう思ったかは忘れたけれどそこで勉強しているのは女の子だと思った記憶がある。
赤いカバンが・・見えたとは思えないし、根拠なんかなくて思春期に入りかけていたということかもしれません。
その同じ家を再び見つけることが・・できるわけはなかったけれど
記憶と同じような景色はまだそこに延々と広がっていました。
あれから30年、あったことも見たこともないその人は今どこでどうしているだろうか?
もうその子供も勉強机もいらない年頃になっているかもしれない。
5931.png
行く前はなんとなく何のイメージもなかったけれど、行ってみたら刺激をもらって
もっといろいろ見てみたいと思うようになった。
よかった・・ここでまた無関心無気力だったらもう生きててもむなしくなっちゃうもんね。

思い切って大阪へ行ったりしたのは行ってみたかったからでもあるけれど、悪い癖でしょうもないことが頭の中を埋め尽くしてうつうつとしてしまうのが止まらなかったから。
遠くに行けば何か変わるんじゃないかと思ってみたりしていた。
でもそんなわけなかった。


https://www.youtube.com/watch?v=ZCRz2UdN0fs

シューマンの詩人の恋の終曲。
やけに力強く前向きに歌っているのは自分を縛り苦しめる忌まわしき思い出を葬り去るんだ・・みたいなこと。
その棺桶はとてつもなく重く大きなもの・・

私が心惹かれるのは、シューマンがその後につけたこの音楽。
4965.png
歌詞はないので、力強い言葉に続くこの変ニ長調の音楽に何を見るのかは聴き手に任されています。

私の気持ちや考えも毎日変わる。
ここに聴くものも毎日変わる。
私が何だろうと関係なく毎日は過ぎていく。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:5 

花と鹿

休日。
お散歩行こうか・・
4946.png
寝てら。
そこ暑くないの?
犬種的に特に暑さに弱く、この時期日が出ている時間の散歩は苦手というか無理。
すぐ近くで紫陽花の花が咲いているのでそこまで見に行く?日陰だし・・いこうよ。
なんとか花の場まで来たものの・・
4947.png
もう帰ろー
え?あとちょっとだけ行ってみようよー
かえるー
そうですか、帰りますか。
ここは木から落ちた大量の梅の実が踏みつぶされ梅の香りが充満していた。
なんだかいいところだった。
花に前後もないとも思うれどたくさんの紫陽花は道路ではなく反対側へ向いています。
4994.png
40年くらい前に造成された分譲住宅地の公民館がここにあって最近建て替えらました。
そのときみんなで植えたんじゃないかな。
はじめは雑草に埋もれて大丈夫かな?という感じだったのにあっという間にこんなになっちゃって・・
大きな窓からこちらを眺めれば景色になっているんでしょう。
すぐ近くだけど私のところとは別な自治会。同い年くらいの子供がTクさん遊んでいたけれど近寄らなかった。
子供のころからおかしかった。まいいけど。
分譲地が一斉に売りに出されて同じような年代の人たちが一斉に入居したからか、昔からものすごい一体感があるようだ。
昔は1か月くらい毎晩大音響で音楽を鳴らしみんなで盆踊りの練習というのをやったりしていた。
本当にものすごい音量で今だったら苦情ものだと思うけれど。
もうみんなけっこうな歳なんだと思うけれど見ているとしょっちゅう公民館に集まって勉強会とか体操みたいなのなど色々やっているようだ。
楽しい人生を送れているのかもね。
そういうのがかえって嫌だみたいな人もいたかな?
そんな人はいないのか。
子供は独立してここに残らず、盆暮れにちょっと顔を見るだけという人も多いと思う。
盆暮れにはそんな光景も見かけたけれどあれだって何年も続くものじゃないんでしょう?
もうすでに過ぎ去っている人もいるかもしれない。
周りに親しく話せる人がいるという事は大きな財産なんだと思う。


https://www.youtube.com/watch?v=9cERVjJk7M8
シューマン 詩人の恋から
12. Am leuchtenden Sommermorgen
まばゆい夏の朝に

ドイツ語を聴いてもわからないので訳を見てだしハイネやシューマンがどう考えていたのかは知らないけれど、
曲集の中でこの曲には深い意味がある気がするな。
詩人の恋という世界を超えて私は何かを感じさせられる。
そして考えさせられる。
ここはまだ通過点でしかないけれど、ここを通過しないと進まないんだと思う。
曲集の全ての曲苦に意味があって大事だと思うけれど、今私にとってはこの曲が心に来るなぁ。


ちょっと出かけて車で家に帰ってくると・・
あっ!
4949.png
鹿だ。
こんなところに迷い込んでうろたえているのかと思ったけど、草食ったりして余裕だ。
最近夜に鹿の鳴き声を聞いたりして近くまで来ているなと思ってはいたけれど、ここまで出てきたのを見るのは初めて。
これは自然が豊かだという話とは違うと思う。
何かバランスが崩れてしまった結果で喜ぶよべきことではないはず。
まあいいや。
とりあえず眺める。
車から降りちゃうとびっくりして逃げるだろうなと車の中から写真を・・
折角のこの時間を大事にしたい・・

そこへそんなの知るかと通行人が道を歩いて・・
4950.png
わ!ひとだ・・
えっ?こっちへくるの?
4951.png
どうしようどうしよう
4952.png
あ逃げちゃお・・
どうするのかと思ったけれど、あれくらいの段差は余裕で登れるみたいだ。
奥の柿木畑で柿の葉を食ったりしてまた余裕・・
ちゃんと戻るべき方向はわかっているようで、しばらくあたりを眺めた後ゆっくり戻っていった。
結構大きかったけれどまだ子供なのかもしれない。
また姿を見せてほしいと思う反面、それは間違っている気もする。
鹿はいいけどサルやイノシシがここまで降りてくるようになったらまずいよな。
話し相手になってくれんのかな?なんなそうだな。


鹿がいるのに驚きも立ち止まりもせず平然と歩いていくあのおっさんは実は小中学校の同級生。
でも当時から一度も口を聞いたことはなかった。
俺のこと知っているかな?
知らないかもな。
紫陽花の咲くあの住宅地に2世帯住宅らしきものを建てて住んでいる事を私は知ってる。
子供を呼ぶような声も聞いた。
偶然勤務先の取引先に彼が勤めていて、一度だけ電話で話したことがあったけれど私だとは気づかなかったと思う。
明るく頑張っている感じだった。
昔から体が大きく活発で目立っていたような彼が無心で歩いているような姿を最近よく見かけていた。
最近あった同窓会には来ていなかったと思う。
鹿に無反応で歩いていく様子を見てやっぱりあの人なんかかかえてるんじゃないか?
なんてちょっと思った。
でもそれは自分と同じうまくいっていない人を探そうとする私の悪い癖。
多分彼はうまくいっていて何の問題もない。
昔からいつもそうだろう。
そんなに頻繁に出会って気になるのなら私から話しかけてみればいいわけだ・・
でもそんな気にはなれず。

4953.png
一日雲に隠れていた富士山は夕暮れ時になって出てきていた。
ここからの写真ばっかりだ。
今犬の散歩が短縮コースで最近急にたくさん建った家がかぶらない場所はここしかないから。
新しい家の若い家族、子供の姿を意識しすぎなのを自分で感じる。
犬が小さな子供に大人気でわらった。
うちの犬は子供が苦手。でもやっと歩けるようになったような小さな子供には
さわってみて・・大丈夫だから・・ほら、大丈夫・・とかやってた。
この犬と自分の子供で散歩する夢を見た日もあったけどな。
まあいいや、綺麗な景色と・・鹿と・・犬と・・・涼しい空気と・・

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:2 

再発見

さあ週も明けましたし、新しい自分でいきましょう。
いうのはタダだし。

山の上とかに造成されたちょっと高級系な住宅街がありますよね。
ちょっと違うんだよ的な家が並んでる中にまた別格的な家がこれ見よがしにでかく建っていたりします。
社長さんなんだろうなぁ・・どうでもいいけれど。
一生近づくこともないんだけれど、たまたま行ってみたお店はそういうところだった。
4901.png
普通に家だねこれ。
セコムのシールがなんか主張りてますよね。
営業中って書いてあるしはいいや入ろう。

4902.png
お金持ちの家って感じですね・・
70年代的かなぁ・・
でっけードアだな。

ドアを開けるとイケメンな店員さんが待っていて
いらっしゃいませ・・こちらでございます。
・・わぁ・・
普通に普通の玄関。
この時はまだここがどういう状況なのかわかっていなかった・・
くつを脱いでスリッパは出てこないのが新鮮といえば新鮮?
廊下を曲がって・・
4903.png
でっかい部屋の縁側みたいなところの・・
4904.png
奥のこの席に案内される。
接客が最高。高級店みたいだ。
店の見てくれだけおしゃれでそっぽ向きながらあっちですなんて言うような接客のところも多い。
それはお前がそんなだからろう・・そうかもね。
しかしそんな私にもちゃんと案内してくれる人もいるわけだ。
外にはいかにもな庭。
言葉が変だけどひと世代まえの金持ちの庭感覚。
昔の旅館の庭というか・・
けなしてるんじゃなくて・・よく手入れされていて、お金かかるんだろうなあとかそんなことばかり考える。
4905.png
前菜。
サラダとラタトゥーユと茶碗蒸し、
いいねえ。
サラダは選べるドレッシングで柚子を頼んだら白菜が入ってた。
白菜にゆずがかかってなんだかおいしいのね。

4906.png
ハンバーグと・・
女性ターゲットな量だからおっさんには足りない・・はずだけど
今、少量で我慢できる人になろう運動を展開中なので大丈夫。
ハンバーグはもちろんうまかったけれど、蕪の漬物がうまかったことを書いておきたい。

さあ、変なこと書きますが・・
このときこのソファーとテーブルはお茶を飲んでくつろぐには適しているけれど、食事をするのには・・みたいな高さだった。
でもいいんだけどね。
でそういう角度から見上げるせいか、いつもと違う感じで髪を縛っていたからか、
久しぶりに良い景色だったんだよね嫁さん方面が・・・
恥ずかしいからもうおしまい。


https://www.youtube.com/watch?v=cGO6wyHFClo

シューマンの詩人の恋という歌曲集の第1曲目。
この曲集は聴き進んでいくと大変辛く苦しい事になっていく・・・
ピアノが歌う最初の一音からそのことが暗示されていると思う。
そしてさらにその先が素晴らしいんだと思うんだけど、
私もそうなっちゃ困るので今日は一曲目だけ限定。
こういうのはドイツ語が聴いてリアルタイムに理解出来たらもっといいだろうなぁ・・
昔ドイツ語とったけれど何もわかるようにならなかった。

食べ終わって一息ついたところでお茶を入れに来てくれた店員さんに聞いてみた。
ここはもともと人が住んでいたんですか?
はい、今でも住んでいます。
え?
聞いてわかったけれど店員さんだと思った彼はオーナーさんで、今もこのうちに住んでいる。
若いから彼が建てたとは思えない。親父さん?お爺さん?
飲食店で働いていた時からこの家の大きな客間とこの素晴らしい庭をどうにかできないか考えていたという。
つまり、今住んでる家で営業しているわけだ。
玄関もトイレも、テレビの音が聞こえほかのお客さんがいるのかと思った隣の部屋も、普通に人の家・・
吉田のうどんが近代化して高級化したみたいな話だ。
吉田のうどんも人の家の仏壇間に上がって食べるようなのはほとんどなくなちゃってるんじゃないか・・
いまはSNSがあるから、人が人を呼んで休日は大盛況みたいだ。
やったねオーナー。
建物も場所もいいし、料理もおいしい。
接客も最高。
うまくいくよなぁきっと。
さすがに建てたのは親父さんですか?社長さん?何してるかた?
なんて聞けなかった。

帰りにどうぞ庭も見ていってください。
写真撮ってもいいですよ。
という事だったので・・
4907.png
よく手入れされたお庭。
ここはかなりの高台なので木々の向こう、はるか下のほうに街並みや工場の煙突、その向こうに海が見渡せる。
夜はすごいだろうなぁ・・

4908.png
庭の隅にはキャンプ場にあるようなバーベキューの竈みたいなのが作りつけてあった。それも複数。
なんか数十人を招いて庭でパーティーとかできるし、実際やったんでしょう。
私の人生にはない世界。
興味もないふりで敵意むき出しだけど、ほんとは憧れた世界。
もういいか。

・・・全然話が飛びますが
最近ブログにいじけたようなことを書いてばかりいましたが、狙ったかのような出来事が起きました。
とりあえず何とかなってはいるけれど油断してもいけない思う。
あんまり弱気でいるといろんなものがつけ込んでくるんだと思う。
やっぱり気をしっかり持ってにらみつけ、変なものは追い返すくらいの気持ちでいないといけないですね。

うちは夜景なんか見えるわけもないわけですが、でも家の裏で蛍が飛んでいるのを発見した。
まだ1匹。
ずっと光ってはくれず、ここにいるよと一度言ったきり消えてしまった。
たくさん光ってくれると結構絶景。
毎年ささやかな楽しみ。
私だっていいとこ住んでるよ。

Tag:シューマン  Trackback:0 comment:5 

夢のあと

天気あまりよくない日。
4863.png
峠のあたり。
これはこれでいい景色。
山を下りていくと市街地。当たり前か。
地図上では山を挟んでとなり街みたいだけれど、心理的な距離はかなり遠くほとんどなじみのない街。
地元にはない看板のショッピングセンターみたいなのがあったので行ってみる。
ここにはかつてデパートがあった。
どこにもありましたよね。5階建てで、5階に食堂やおもちゃ売り場、屋上には小さな遊園地・・
地下の食品売り場にも小さなタイ焼き屋みたいなのがあってジュースがでっかい透明なケースの中で噴水みたいに奇麗に舞ってた。
玩具を買ってもらうどころか人前で怒鳴られ殴られるのにめげた思い出・・
誰にでもあるでしょう。
建て替えられた建物の中は今風でどこでも見る感じ。
嫁さんはこういうとこが好きらしく何時間でも見ている。
私はつまらないので外をほっつき歩く。
4864.png
少し行けばアーケード。
これもどこの地方都市にもあったんですよねこういうの?
目玉としてデパートがあり、肉屋、魚屋、本屋、おもちゃ屋、金物屋、喫茶店に総菜屋、レコード店、楽器屋・・・人があふれて・・
どこでもそうだろうけど今はシャッター街。
もうシャッターも壊れて中が見えてたり、建物もなくなって駐車場になっていたり。
私は飲まないから縁がないけどなんかスナックとかそういうのでしょ今あるこれらは・・
4865.png
なんか暗い・・
そこそこの規模を持っている大きな通りなので逆に悲惨な印象が強い・・
まあこれ時代の流れと人の変化の結果だもん仕方ないよね。
今賑わうショッピングモールだって30年後にはなくなってるのかもしれないよね。


https://www.youtube.com/watch?v=zh__fSU3ABY
これはシューマンのピアノ5重奏曲変ホ長調
の第楽章。
昔聞いて、なんでこんなに惨めな音楽なの?
なんて思ってた。
4890.png
高校生のころ、ルービンシュタインがピアノのこの盤を買てきてやたらと聴いていた記憶があるんですね。この曲をそこそこ気に入っていた記憶もある。
なのになぜかあれからずっと聴いてなかった。
もう30年近いのかぁ・・・
今ふと思い出して聴いてみると他楽章も含めていい曲なんだよね。
ただ単に惨めな音楽というわけでもないと思う。
本当に忘れちゃていたから新しくいい曲に出会えたみたい。
これからまた聴く楽しみがあるわけで、生きていればいいこともあるということでしょう。
ああよかった。


4867.png
もう少し行くと小さな私鉄の駅が見えてくる。

4868.png
片式ホームの私鉄の駅から商店街が伸びてその先にはデパート・・みたいなこんなのが
かつて日本中にあったんでしょう?
意外にも有人駅。

4869.png
踏切で待っているのはあの電車に乗りたい人。
遮断機が上がったら猛ダッシュしてた。
あのおっさんも子供のころには母親に連れられてこんなところに買い物に来たりしたのかな?
30年くらい前に私がシューマンのピアノ五重奏曲を聴いている頃もまだそうだったのかな。

この私鉄も、貨物輸送が廃止されて収入の大部分を絶たれました。
電車で買い物に出かける時代はとっくの昔に終わっている。
どこでもそうですが少子化もあって通学需要も先細りでしょう。
もうすぐこの光景も見られなくなってしまうんでしょう。
そういうもんなんでしょうね。
兵どもが夢のあと。


Tag:シューマン  Trackback:0 comment:0 

プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

カウンター
カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ランキング

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 丁寧な暮らしへ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ