川のほとりで

どこでもいいからどうしてもどこかへ行きたかった。
新東名に乗ったら制限速度が110kmになっていた。
スピードも出さないしどうでもいいけれど、見慣れない表示が目に新鮮ではあった。

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この先に何かあるとは思えないし、そもそもここ通っていいのかよ?みたいな道をすすんでみると

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こんな感じになってきて

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あっ・・

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こんなカフェ?にたどり着いた。
木造のいい感じの建物。あとで聞いたらオーナー?が自分で建てたんだって。
地元の人らしき多分70代のおばさんが何人かでお茶を飲んでた。
話してる内容が聞こえてきたけど若い子の女子会みたいだった。

昼ごはんに定食を食べたらケーキもついてきた。
素朴でおいしい。

お店の人と少し話をする。
こんな川沿いに建物なんか建てられないんだけど・・でも建ってる。
大雨が降れば川の水が上がってくる・・
どうしてここがわかったの?

薪ストーブがあったりしていい空間と時間だった。
食べ終わって外に出てボーっと川を眺めていると
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対岸にSL列車が・・
写真だと何だかわからないけれど、谷間に汽笛がこだましてものすごくいい感じなんだよ。
蒸気機関車ってずっと煙はいているわけじゃないんだよね。
力行してないのとトンネルがあったりすると煙止められるんでしょ?
どうでもいいかそんなの。
お店の人が出てきてまた話をする。
短い間だけど、俺の人生も捨てたものじゃないなと思う。

みっともなくてかけないけど、今複数の問題が同時に襲ってきちゃって気分死んでるんですよね。
今日はここに行けたおかげでいい一日になった。
ありがとう。

川沿いといえばシューマンの交響曲第3番「ライン」
昔テレビで指揮者の岩城がライン川というのは優雅に流れる・・みたいなイメージとは全然ちがうんだと言ってた。
圧倒的な水量がものすごい勢いで流れる四角い断面の川なんだそうだ。

この曲に限らずシューマンのオーケストレーションは作曲当時には好意的に受け入れられたようだけど、その後鳴りが悪いとか言って批判された時代がつい最近まで続いていました。
シューマンの音楽が大好きだったらしいマーラーがオーケストレーションを変更した楽譜を出版したりしています。
マーラーは有能な指揮者でもあったが何より作曲もする創造者であったっため、オーケストレーションの変更だけでなく重要な部分んのダイナミクスの変化など音楽そのものにも手を入れている箇所があるみたいだ・・そこを‥そこも面白いと楽しんどけないいのか。
最近私が何となく聞いているのはズビン・メータがウィーンフィルと録音したものですが、マーラー版もしくはかなり積極的にマーラーのアイディアを取り入れたものなんじゃないかと勝手に思っています。
楽譜がないので詳細は不明。


ロジェストヴェンスキーはマーラー版を録音したんじゃなかったっけ?
ロジェストヴェンスキーなんていうとバルチック艦隊みたいですが、この人のショスタコ11番はものすごいことになっちゃってたりしますよ。

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例えば終楽章のここ、主題が再現されますが、弦楽器はトレモロで主題を弾きます。
この旋律がむにょーって続いて聞こえるのを問題だと考える人もいるんでしょう。
メータのは16分音符の刻みを8分音符になおして旋律をくっきり浮き立たせています。
このロジェストヴェンスキーのは普通にアレコで弾いていた。
メータのは折衷案なのかなぁ・・
私は何というか昔の即席めんみたいな歯ごたえのオリジナルが結構好きだなここは・・

この曲いい曲だよね。
正直に言うと本当にちゃんと聞くようになったのは去年か一昨年くらい。
ずっと苦手だったんです。
なんかぐにょぐにょ言ってて何言ってんだかわかんないなんて思っていて・・
それはシューマンの音楽が悪いんじゃなくて自分が聴く準備ができていないだけだった。
何やっても遅いからな俺は。

私も子供のころから何言ってるかわからないと吐き捨てられてきた。
傷ついて俺はダメなんだと思ったりしても来たけどべつにそう思う必要もなかったんだよなぁ・・
わからなかった、つい最近まで。

また行きたいなあそこ。



やさしい気持ち

部屋の中の空中を何かでっかいものが水平移動している・・
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あっ・・
めんどくさいから放っておこうかと思ったけど、嫁さんが腕を差し出すと素直にその上に乗り嫁の案内で外へ帰っていった。
君ら友達なのか?

ずっとうちにいると腐りそうなので当てもなく出かける。
天気悪かったから写真は全然だけど・・
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樹齢1000年越えの杉・・こういうのが何本もある。
人齢43年程度じゃ・・・いろんなものを見てきたんだろうなとか、1000年前にちっちゃな芽がここに出たのかなぁ・・・いや誰かが苗をここに植えたのか?どんな人だろう?とか考えていると自分の気持ちが静まっていく。

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しばらく行ったところにあるこの木、数年前に見つけて一目ぼれ。
曇ってる上に日が暮れちゃってあれだけど、この樹晴れた日に見るとすごくきれいなんですよ。
なんの木だろう?わからない。
木に性格があるかは知らないけれど、あるとしたらこの木は優しい心を持ってるんじゃないかなぁ。

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根本付近に立つと不思議と心が解放されるかのような・・刺の抜けたような気分になります。
勘違い・・でもいいでしょう勘違いできる場があってうれしい。
しばらくここにいたい気分です。
実はこの前に、オーガニックカフェみたいなところにいました。
でもここのほうが気持ちはゆっくりできるなぁ・・

電話線が貫通してるんだよな・・仕方ないのか・・
樹齢何年くらいなんだろう?
畑の人が植えたのかな?木陰を得ようとしてとか・・
人を休ませるのが目的で植えられた気だから、近寄る人を休ませてくれるんじゃないか。

優しい心の音楽といえばシューマン。
シューマンは発狂して死んでいきました。
若いころにもらった梅毒が原因らしいけれど

心がきれいすぎたっていうのもあるんじゃないのかなぁ・・
いろいろあったんだろう・・
全然知らないし、なんのことだかわからないけど。

ペダルピアノ

元旦ですね。
全然お正月らしくない曲の紹介でも。
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かつて足鍵盤をもったペダルピアノという楽器が存在しました。訳知り顔で書いてますがそんなものみんな知っていることかもしれません。
シューマンがこの楽器のために魅力的な曲をいくつか残しています。楽器はすたれてしまいましたが、オルガンのコンサートに行くとよく弾いて聴かせてくれます。ドビュッシーが2台のピアノ用に編曲した楽譜もあります。
私は6つのカノン作品56という曲の第2番が大好きです。オルガンで知りましたが最近聞いているのは2台のピアノ版。
自分の音源を丸ごと1曲貼っていいかわからないのでYOUTUBEにあったものを。

これは2台のピアノ


これはオルガン。

コンサート用ペダルピアノみたいな動画も発見した。

なんでこの楽器が普及しなかったかわかるような気もする。

イ短調ですが悲しいのではなくて、無垢な美しいものが光の当たり方でこう見えるみたいな・・
とにかく、この曲が好き。

2台のピアノだとカノンの前後を2台のピアノに振り分けるのでとても分かりやすく効果的です。
オーディオ的には2台のピアノが鳴ってる感が・・・みたいな。

シューマンて肖像を見るとおっさんて感じですけど、魂がロマンティックすぎて壊れかけてるような人なんじゃないかな
実際壊れちゃったし。
オルガン版の途中で夫婦の写真が出てきますが40歳くらいのクララって奇麗なだけでなくで人間も魅力的だったんでしょうね。
ブラームスもあれしちゃって。