いいから

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世の中敵だらけだ。
誰にも・・
みたいな気分で帰宅すれば寝そべった犬がしっぽを振ってくれているのが目に入る。
よしとか言えばすっ飛んできてひっくり返って甘えてくれて・・
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犬の血尿は薬でおさまり、検査の結果もまあ大丈夫でしょうとのこと。
よかった。
それで自分は絶食指示を伴う採血予定日の朝、早く起きたはいいけど寝ぼけながらコーヒー牛乳を飲んじゃったことにしばらくたってから気付く。
なにやってんの。
内緒でいっちまおうかとも思ったけど変な数値が出て薬が倍増すると困るのでやめることにした。
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なんだあれ夏の雲じゃねーか。
このあととある出来事で湿った気持ちに風が通って少し明るい感じになった。
それを書こうと思って書きだしたけど、人前に出せない気がしてやめ。
代わりにじゃないけど
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ボンタンの花は美しく咲いた私を見て・・とかじゃないみたい。
咲くとあっという間に実を結んで子育てモードに入る。
今から来年の3月までかけてでっかい実を育ててゆく。
実を採るとすぐ次の花芽をつける感じで、ほとんど一年中子育てをしている感んじだ。
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今年はやけにたくさんの花が咲いた。
ほっとくとすごいことになるかもしれない。
いつもは間引きもしないで育ち放題にさせているけれど今年は間引いてみようかな?
できた珠玉の実を食って、うまかったよっと樹に言ってやれるかな。
間引かれるのはいつも私ですなんて書こうと思わないから今の気分は大丈夫。
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もういけないななんて思ったところも行ってみれば行けるのね。
あたりまえか。
いや当たり前じゃないんだと思い知ることが年とともに増えてきますよね。
植林された針葉樹ばかりじゃねーかなんて思っても樹は樹だし彼らの作る空気の中を通ってくると腐ったような心が換気されてちょっと軽くなるのね。
それから山の神様ってやっぱりいると思った。
・・何言ってんだか意味わかんないでしょうけど


https://www.youtube.com/watch?v=X1QEmtgQf0c
この曲優しく気持ちのいい風みたいに始まるけど、何か強い意志と推進力をもって押してくようにも聴こえるのね。
ショパンの24の前奏曲は主題を提示し終わったところですべて言い尽くしている俳句みたいな曲がたくさん連なっていて、これはそれ系なようででももう少し付き合ってくれる。
お前よく聴けよ、世の中そんなに悪いもんじゃないよって。

心が持ち上がってると、ちょっと見渡すような考えが浮かんだりもする。
いろいろと、邪魔が入ったり踏みにじられたり臭いもん撒かれたりで自分と自分の人生はひどくダメなような気がしていることが多い。
だけど、よく考えてみれば私じゃなくてそのノイズ原が陳腐で腐っているだけなことも多いと思う。
そこをよくよく見てみれば、自分のこれも意外に捨てたものじゃないかもしれないと思う。
こういうのすぐ忘れて元に戻っちゃったりするけれど、
そう思ったときに書いとこう。
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え?
かえってきた?

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なにやってもちゃんとできない人は食っても間違ってるらしい

岩手か・・
昔の写真を見てると12年前の5月連休中にちょっと盛岡にいってた。
じゃじゃ麺と言うのが名物なんでしょう?
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よくわからないまま駅前のどこかのお店へ入るとお客は誰もいなかった。
よくわからないまま注文し、よくわからないまま・・
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なんかこれ、食べる作法というか食べ方があるのね・・
説明書きを読みながら・・と
お店のおばちゃんがたまりかねたような口調でなんか言って来た。
方言は忘れちゃったけど、あんたこれたべたことないでしょ?
そうじゃないよ!
まずこれとこれをこうやって・・
大変ありがたいけどものすごい勢いでいかにももダメ人間が怒られてる的だっ・・そうは思わないけど生い立ちからくる自分をダメ人間呼ばわりしちゃう思考全開のころ。
最後は出汁かなんかを入れるんだっけ?
味は想像してたのと全然違い何だかエキセントリックだったという記憶。
あれはあれで旅の思い出。
おばちゃん有難う。

次の年は北海道だった。
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初めて利尻を見たのこの時だったかもっと前があるんだったか。
海を隔ててみる利尻になぜか一目ぼれしてしまい何度も通った。
北海道には梅雨がないとか言ってたけど、私が行くと必ず雨が降って全然見えてくれないの。
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あの日が沈んでいくところは礼文島でしょう?
一時は死んだらこのあたりに散骨してほしいなんて思ってたけど、5月とは言え重く冷たく荒れ狂う海と風を思い出すとちょっと・・
しかし、寂しい人は死んでも寂しいよねきっと。
5月の稚内は何度か行ったけど桜が咲くのはたしかまだずっと後ですよね?
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ここは稚内からちょっと下がったところにある町営のなんか施設。
超巨大牧場の中にあったと思う。
ジンギスカンは安くて癖もなく美味しいので何度かここへ通った。
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外はこんな感じ。
まだ緑は帰って来てないけど。
ここ大規模草地牧場とかくけど読みはおおきぼでそういう名称なのね。
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だけどここでも見かねた感じで
あんた何やってんの・・
あーあーこんなにしちゃって・・的になにか怒られたじゃない教えてもらった。
焼き方とか、全然おかしかったらしい。
でも何がおかしくどこをどう直されたのか私は理解できていなかったので何も直っていなかったと思う。
楽器と同じである。

楽器の先生からご連絡をいただき読んでみると連休明けからレッスン再開の・・
楽器店の判断らしいけどえっ?なんて返事を考えていると時間をおいて
やはり今の状況でそれはできないと思いますとの連絡。
私もそう思います。
レッスンしようとお声掛けいただいたことにこたえられるよう練習します。
余裕があるとだらけるから定期的に怒られ直されてたいんだけど、今そんなこと言ってる場合じゃないし
この状況をチャンスに変えられないかなと思わないでもないけど・・そんな私じゃないか。

このお店、何度も通ったのでお店の人に覚えられあるとき話しかけられた。
どっから来るの?
なにしに来るの?
普通に答えたつもりだったけれど、
最後にお店の人が放ったなにやってんのおまえ?みたいなニュアンスを読み取ってしまい
それっきり行かなかった。


https://www.youtube.com/watch?v=_lmJ1Dywe1w
そんな人になりたいと思った覚えはないけれど
なっちゃった以上はそれで何とか生きてゆくというお話。

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わかんなくていい、かわんなくていい

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日が伸びたね。
帰宅後明るいうちにに犬と散歩できるようになったのはもうちょっと前の事か。
上着を羽織らなくても行けるようになったのは最近だっけ?
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笛吹きたいし早く帰りたいななんて思うと犬がちょっと遠回りなコースを所望。
嫁さんも乗り気。
何が大事かよく考えないとね。
素直についていく。
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傍にはどうでもいいこんなもんでも何日かかけて書いたりしていて、書いては消しを繰り返しているうちに自分の考えが整理され変容してゆく。
ここも初めは全然違う事をひとり吠えてた。
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すぐそばによっても逃げもせず一心不乱に鴨が田んぼで何か草の花か種かしらないけど食いまくってる。
別に珍しくもないけど、みてたら何だかほっとした。
あなたは仲間と群れないんですか?
今そういう時期なだけ?
色んな生き方があるね。

昔の写真を見てると、昨日みたいな記憶がもう16年前だったりして驚く。
写真がなければ二度と思いださないようなどうでもいい些細な記憶が実は頭の中には残ってることにも驚く。
そんななかにあった
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これはなぜか該当する記憶が出てこなかった。
前後の写真からも読み取れるものもなく・・
これどこだろう?
そう思うと何だか奥の景色が神秘的に見えてきてここに張り付けてみたりして。
でも、その後よくよく見ていると山の形などからここがどこなのか察しがついてくる。そうするとなんとなくの記憶も戻ってきて・・
思い出しちゃうと、その前にあった神秘的な気持ちみたいなのは消えてなくなっちゃうのね。
わからないままにしといたほうがいいこともあると思う。

最近、ある記念日が通過していった。
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何もなければこのお店へ行ったと思う。
もともとお店じゃなくただの家だったのに、あまりにおしゃれだから勘違いして勝手に入ってくる人がいたので実際お店をやりだしたとどこかに書いてあったけどほんとかな?
毎回他のお客さんには超絶笑顔なお店の人が私にはきつい顔のような気がしたり、マスターが発煙筒みたいにタバコを吸ってたり・・でも、ここは嫁さんと初めて会ったときに行ったとっておきの店だったから。
今この危機的状況、お店の人の年齢的な事や、法律が改正されタバコ駄目になったんだっけ?なんかでお店これからどうなるかななんて心配するのは大きなお世話かもしれません。
SNSで店の情報を発信なんてものが全然ないところが逆にいいと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=NONg06Pf0v8&list=RDNONg06Pf0

クラシック音楽が好きでそれについて何か書くブログのつもりで始めたし今もそのつもりだけれど、実体としてそこを読んでくれる人は全体の2%くらいかなと感じています。なんとなくそれでいいかなとも思う。
誰も読まないなら書かなくてもいいんだろうけどそれも違う気がする。
誰に向けて書いてるのかも何がしたいのかもわからなくなってきたけれどやめれば何もなくなっちゃうのでもう少し続けたいとは思う。
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記念日はドラッグストアで売ってた安い切り落としケーキというのを食った。
出かけられない分スーパーでいつもは手が出ない金目鯛の刺身を買ってきた。
大事なことは何かを見失わない様にしないと。
それができれば、私はなにも変わる必要はない。

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また行ける日まで

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少し前に行ったここ、
気に入っていたしお店の人にも覚えられて・・
だったけれしばらく行けないな。
このときも予想通りお客さんはいなかった。
店主の話だと混む時間もあるがこの曜日のこの時間は来ないという時があり、私が行く時間がちょうどその人が来ない時間みたいだ。
ここならと思ってたんだけど。
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鮮やかな緑。
掛けられた絵が違うものに変わってた。
外は雨で静か。
いい時間。

つい最近このお店からも私の勤務先からも自宅からもそう遠くないところで感染症を発症した人がいると発表された。
その日の朝というか報道や行政の発表の前からもう話題になっていた。
いろんな人に人間の地が露骨に表れてるのを感じる。
怖いのは病気そのものだけじゃないと思う。
その前日だったかにはちょっと離れた街でも感染者が出たと発表があって近くだななんて思ったばかり。
その街で発見しとても気に入った小さな店のSNSを見ると、感染者が出たことを受け悩んだ結果休業することにするとあった。
飲食店は厳しいどころの話ではないだろう。
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米粉のシフォンケーキもマスカットの紅茶も美味しかったけどしばらくお預け。
たっぷり入れてあるから二人で両方飲んでみて・・なクッキーフレーバーな紅茶はすごく甘い香りなのに飲むとお茶で。
きっとミルクと砂糖を入れると・・もお預けか。
絵が変わりましたねなんて話しかけたかったのに
静かな時間をじゃましないようさっと引いてどっかいちゃってくれたり・・
次の時なんか話しかけたいけどそれもしばらくお預け。

何となく聞こえてきていたBGMのピアノに耳がとまる。
ショパンの

https://www.youtube.com/watch?v=UTw-HmjYSVM
これのアレンジだった。
前奏曲集のうち変ニ長調のやつは雨だれの愛称で有名、ロ短調のも実はこれが本当の雨だれなんじゃないかと言われ・・私はこれも雨だれに聴こえる。
・・と書いている最中に同じ町でもう一人発症したという話が入ってきた。
感染源は別ルートであるらしい。
元は同じ一点から始まったんだろうけど地球上の最も遠いところでもらって来たものが小さな同じ町で再び出会うという・・
もっと毒性の強いウイルスが出てきたら人類なんかあっという間かもしれないな。
頭に浮かぶのは仕事よりも楽器のレッスンのこと。
ずっと真っ暗闇みたいだった所に希望が見えてきてこれからというところ、レッスン終了時先生も感染症に注意な話をしつつ次もやる気満々というかたちで送り出してくれた・・けど、
今そんなこと言ってる場合じゃないよな。

音楽に興味を持つと何か知りたくて本を読んだような気がする。
「雨だれの前奏曲」は、雨の中恋人の帰りを待つ間に感じた孤独と不安が曲となって実体化されておりみたいな話だったような気もするけど、そういってるのはショパンじゃなくてその恋人という方だったと思うし具体的にどの曲というところまでは言及してなかったんだっけ?
そもそもこの人の音楽はいつまでもその手の逸話やタイトルを当てて聴いてちゃいけない気もするけどまあいいか。
犬の散歩に出かけると私の街の広報無線が急遽学校を休校とすることなど放送していた。

こういうの何日もかけて少しづつ書くのでその間にも事態がどんどん進行してゆく。
仕事に出てみればまたいろんな情報が入ってくる。
知ったことをこんなとこに書いてちゃいけないと思うけど
表ざたにならないところでいろいろと厳しい状況になっているようだ。
今まさにここが、恐怖に震える暗い雨の夜なのかもしれない。

レッスン休講の連絡が入ってきた。
家で練習しとけばいいんだからそれは。
でも先日行って怒られてきといてよかった。
言われないとわからずに間違ったことをどんどん練習して固着しちゃうんだよね。
怒られるのも大事なレッスンにまた行けるようになりますように。
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密かに見つけたお気に入りの店、
また来れますように。

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出口はみえないけど

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明るい陽射しとのどかな景色、茶畑、踏切・・
なんて思って車を降りたら10トンダンプがバンバン行きかって結構殺伐としてるのね。
あの先の普通は曲がらないだろうというところを入ってゆくと
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小さな駅がある。
古い木造駅舎
結構人の手が入って息をしている感じだけど、よくあるやりすぎて不自然な厚化粧みたいになっちゃってるあの感じがないのがとてもいいね。
なにより、私個人としては誰もいないし誰も来る気がしないところがいいね。
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急行料金はいいけどここ急行とまるのかな?
切符や定期券は向かいの商店で購入下さいという案内が各所に。
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その向かいのタバコ屋はもうお店としては終わってしまっているようだった。
そりゃそうだろう、こういうのいたる所にあったよね昔。
アイス買ったりとか・
しかしこんな切符販売用の立派な窓口があったりしてこれはこれで貴重な景色。
他にもいろいろ写真撮ったけどそういうの貼るとみんな萎えるでしょ。
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ホームに上がると北側には超絶短いトンネル。以前ここにきて
私はこれから暗いトンネルへ入るだろうけど願わくば出口がすぐそこにあってほしいなんてブログに書いたことがあっ・・
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蒸気機関車の煙突って開け閉めができるのね。
駅に停まってるときやトンネルに入ってる間は閉めてて、
あそこ出た瞬間にヴァっと・・
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時勢のせいでしょう短い編成はむしろここに似合ってるよね。
荷が軽いからか音も軽い。
SLって写真や動画じゃ伝わんないけどすぐ横に立つといろんな細かい音や気配でああこれでっかい湯沸かし器なんだなぁと感じる。
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お客さんもマスクして・・そうだよねいまは。
白いのは煙じゃなくて煙を上に跳ね上げさせるために噴射している水蒸気だと思う。
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錆びついちゃって今は意味不明だけど、わざわざ取り付けたんだからこの郵便ポストにも意味があって何か機能してたんだろう。
で何につかってたのかな?
SLに関係なく、最近ここのことが頭に浮かび明るく晴れた日にしばらくぼーっとすごしたいと思ってた。
これてよかった。
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これ石炭かな?と思うけど練って固めた人口石炭みたいにも見えるかな?
小学校の授業中、絵にかいたような優等生が石炭を持ってきてみんなに見せ語りだした。
自分の家のすぐそばの線路はカーブとなっているためかつて走っていた蒸気機関車の炭水車から零れ落ちた落ちた石炭がが今でも・・
聴き入る全員の中で、本もたくさん持って何でも知ってる彼に同じ鉄道好き子供として格差か劣等感みたいなものを感じたりして。
その後ある所で石炭を偶然見つけ拾うと宝物のようにずっと持ってたそういえば。
思春期くらいに自分で勝手に脱鉄道マニア宣言みたいなのをしたのは音楽に興味が移ったからと思っていたけどへんなコンプレックスへの反抗みたいなものもあったのかな。
でも私が周囲から気持ち悪がられて嫌われるのは私自身のせいなのであって何とかマニアだからじゃないから。
長い間個人的鎖国状態で生きてきたけれど40になったときそんな自分は間違っている、今からでも遅くない直すんだと意気込んだ。
ちょうど図ったかのように同窓会の準備が進んでいることを知り、はりきって出て行ってみると探して連絡を取りるように頼まれた相手はあの石炭をもってきた彼だった。
銀行員かなんかになってた彼はその後の集まりにも呼ばれているのをなにかでみつつ、私はここは自分の居場所じゃないと逃げてゆく・・
だめだねこりゃ。
いやだめじゃねーよ。
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この路線、日中は2時間おきにしか列車が来ない。
あの列車にもあまり人は乗ってなかったし誰も乗り降りしなかった。
ラッシュなんてものも存在しないんだろうけど駅前には高校名が入ったシールの貼られた自転車が一台
ちゃんと利用者のある生きた駅ではあるんだろう。

なんでもいいのよ、いまのこれを嘆いて終わっていくとかじゃないから。
それじゃ何ができてどうするべきかでしょう?
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長いトンネルに入って進んでみると、予想以上に曲がりくねって出口なんか見えない上にもしかすると出口なんかないんじゃないかと思わないでもない。
でも以前ほど絶望的に真っ暗だとは思わなくなった。


https://www.youtube.com/watch?v=7tmQSWuYwrI
作者晩年のこの曲、ラフマニノフみたいな音符で埋め尽くされた感じとか弾く人にとっても色々大変そうだけどそんな話は今聴きたくない。
ショパンはドイツ人みたいに自分の作品の中に苦悩や葛藤をなんてしない人のような気もするけれど、でもこれを聴いてると具体的に何という事じゃなく人生みたいなことを感じる。
初めて聴いたのは高校生くらいだったろうか、ずっとボーっと聴いてきたけれど最近急にこの曲に魅せられるようになった。
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最後に第2主題が明るく吠えているところは、
どんな人生であっても結果がどんなに悲惨で惨めに終わろうとも、この世に出てきたこと自体には意味があるのだと言ってるように
今の私には感じられる。

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ジビエ

進めば破滅みたいな道はすぐそこにあっていつでもどうぞと呼んでるのが聴こえる。
若いころは踏み外しても落っこちても直ちに死んだりするわけじゃなかったけど、今はもう違うと思いながら・・
考えたり取り繕ってみたところでそれらを消すことはできないんだし、飯にでも行こうか。
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どこへという事もないけれどちょっと遠くへ行きたかった。
あてもなく家をでる寸前になんとなくひらいた地図上にたまたま見つけた店。
高速に乗って約一時間、インターを降りるとすぐだった。
その気でいないと通り過ぎちゃいそうだけどよく見ればおとぎ話みたいなメルヘン調の建物で一度覚えたら二度と忘れないような。
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入り口には何かを訴えるように立てかけられたボードと貼り紙。
1人でやってますから時間がかかります・・
文句言う人がるんでしょうかね。
メルヘン系の建物と言いそっくり同じ構成を別な店でも見た。
文句を言うひとに文句を言う気もないし今はただ静かに過ごしたい。
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入ると若い女性が迎えてくれて、
ただいまの時間は食事のみとなりますがよろしいですか?
はい。
時間がかかりますが・・
大丈夫。
駐車場には小さな車が一台しかないしみるところお客さんは一組・・かかるったって半日かかったりはしないだろう。
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窓に面したあの特等席に・・いきたかったけど隣には嫁さんの地雷要素を持った先客がいる。
柱を挟んで見えないような席に。そんなの書かなくていいんだろうけど。
すぐにメニューの説明をしに来てくれて・・
基本は2つのランチのみだけどオプションの構成がなかなか複雑だ。
説明したいことがいっぱいあってつい早口になっちゃう感じが微笑ましいね。
悪い気はしなくてこちらも何とか聞き取ってやろうと食らいつく。
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調べもしないできちゃって価格が通常予算の倍だけど・・ここまで来といていまさらそんなもん・・
オーダー時、
ロティってなんですか?
ローストのことです・・
ロースト?
焼いたのです。
馬鹿にするようなそぶりも一切見せずに丁寧に教えてくれてありがとう。
もうそれがごちそうの始まり。
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窓のすぐ外には桜の樹とローカル私鉄。
もうオーダーしちゃったし嫁さんが地雷に反応したら・・・あ、大丈夫そうか。
この私鉄の経営状態はもう厳しいところを通り過ぎているらしく、日中な2時間くらい列車が来なかったりするようだ。
観光列車に頼っているこの路線、いまのこの状況はただち壊滅的危機に直結して・・
とか思ってると前菜到着。
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わー土井 善晴の番組みたいじゃない。
すごくいろいろ説明してもらったけど大学芋以外は覚えられず。
右上には香粉的塩、左下にはからしマヨネーズ。
野菜がおいしかった。
あのパンみたいなのは見た目と違いどこかの総菜屋で食ったことのあるものすごくよく知っている味がしみてると思った・・でもなんだろう?
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パンは時間差であったかいのをもう一つもってきてくれる。
さあそしてついに
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南アルプス鹿もも肉のロティ玉ねぎと赤ワインのソース。
あのね、おいしかった。
鹿肉と言えば昔観光客相手な店で食ったぱさぱさのとか北海道のお土産物屋の缶詰とかの印象があった・・けどこれは豊かな肉という感じ・・美味しいもんなのね。
鹿は結構よく見かけるし最近は家の近所にもうろうろしていたりして・・あれかわいい顔してるんだよなぁ・・とか思いながら。
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嫁さんは普通のチキン。

ジビエはお好きですか?
食べ終わったお皿を取りに来てくれたところでお店のお姉さんに話しかけられる。
家のも新しいのであっさりしていて・・・
鹿はお姉さんのお父さんがとってきたものだそうだ。
デザートにあるはちみつもお父さんが蜂を飼って・・
そういう家なんですね?
はい嫁いだらそういう家でした。
鹿は毎年味がとがって山ブドウが豊作の年には山ブドウの香りがしますすし・・
今食べたのは?
今年はドングリ・・
へー
たまに熊を捕ってくるとかウリボウがめちゃめちゃうまいとか、山鳥はうますぎて家族で食っちゃうのでお店にはなかなか出ないとか・・
色々笑顔で話してもらって楽しかった。
私にはそういうのがごちそう。
ほんとに。

そしてまだ終わっていない。
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ソースとお皿が同系色なのでよくわからないけど写真で見る以上に美味しい時間が続く。
飴細工はそのまま食べてもただの飴だから崩していろんなものと混ぜて・・見たいなこれもおいしかったし奇麗。
よくあるランチのおまけプリンみたいなのとは違う次元でというか・・それが何なのかも知らないまま頼んでみたマキアートと合わせて、これだってどっかのカフェじゃそこそこの値段をとるもんね。
そう考えると最初に見て高いと思った価格もむしろ・・とか金のことはいいんだよそんなのもう。

https://www.youtube.com/watch?v=q9umBE2Gn7Q
この曲が大好きだけどもう弾いてみたいなんて言う気もないし、もう陳腐な弾き真似ごっこをしてみようとも思わなくなってしまった。
音楽は笑顔で話しかけてはくれるけれど本当はどう思ってるのかわからない人みたい・・とは思わないけれどでもはるか遠い手の届かないところにあるような気がすることがある。
俺は何にも知らないまま終わるのかなぁと思うと・・
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この日じゃないけど最近、朝方夢の中で私はちょうどこのあたりを弾いていた。
弾けるわけがないんだから弾いてるのをリアルと言ったらおかしいけれど、でもやけにリアルな夢で慎重にクレッシェンドして・・
あの時、うれしかった。
あのまま最後まで行かせてほしかった。
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ちょっと前まではこの量じゃ足りねーよとか言ってたのに、ゆっくり楽しんで満足。
歳とったなぁとかじゃなく、これからこういうのもいいかなぁ。
夏鹿がうまいとか言ってたな。
またこようここに。
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ちょっと行くとこんな景色。
帰りにはサルの群れと遭遇。
奥の方では砂利を採取してんだけど、とってもとっても無くならなそうですね。
食えればいいのにねあれ。

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自分の体が読めない人の矛盾

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こんなのを見るとその時だけは色々忘れられる。
寒いけど。
きれいだね。
なんか書こうと思ってたことももう忘れてしまった。
こんな光景が目に留まるのも犬の散歩があるから。
犬のおかげ。

よし、という思いで行ったレッスンはまたしても怒られっぱなしであった。
もちろん、それでいいんだけど。
あなたは楽譜が読めるんだからガンガン吹けて怖いものなしのはずなのに・・
音さえ出れば・・
楽器のレッスンに1年以上通って音が出ないとか言われているのはもはや怪奇現象であろう。
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大丈夫。
こんなことを書いていられるのは少しづつでも前進していると思うから。
ただ4次元的な速度と進路なので他人には許しがたい馬鹿にしか見えないかもしれない。
でもそれも昔からのことで今更どうという事もない。
今は個人対個人だからいたたまれなくなって逃げる必要もない。


https://www.youtube.com/watch?v=ymouzrzzgZ0
星が降ってくるというか笑顔が宝石みたいな人というかいいでしょうこの曲。
ショパンのノクターンは単に夜想曲なんかじゃねーぞというのも多いけどこれは素直にノクターンでいいか。
一見2つのグループが単純に繰り返されているようだけど、聴いて全然退屈しないのは色々技が効いているからだろう。
同じことを馬鹿みたいに繰り返さず口数を減らして行ったり、転調したり、意表を突いたところから語り始めたり・・
よくわかり合えたもの同士の対話みたいでもありますね。
求める反応が得られるまで馬鹿みたいに一方的に同じことを繰り返し話す人・・じゃない。
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最後はもう語り尽くし満足したのか寝言のように話始めた途中で笑顔のまま眠る。

多分昔からオーケストラ音楽の細部や構造を読み取りより深くよりよ聴きたいと思う聴き手のためにポケットスコアというものが印刷されて売られていて、自分もいろいろ買って喜んだ。
同じ考えで弾けるわけもないのにショパンのノクターンとかベートーベンのピアノソナタの楽譜を買ってきては眺めた。
弾けるわけもないけれど弾こうともした。
この曲も。
今はもう他人に絶対にそんなことは言わないけれど、一時期自分の中で弾けたことになった曲もないでもない。
それは弾けるとは言いませんみたいな話は今は置いといて黙っててください。
他人にどう言われようと実際なんだろうと自分でもやってみるくらいなのが音楽を聴くという事かとも思・・
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きれいだね。
さっきから他人は知らないという事ばかり書いていて引きこもりそのものだ。
本気でそう思うのなら楽器も我流で好きな曲の楽譜を切り取り一人吹けたような気になって喜んでいればいい。
実際、そんな風にして生きてきた来た45年であった。
しかし、そうではなく本当に音楽がしたいと思った。
我流の自己満足ではなく世間標準に乗るために、無理かもしれないと思いつつ先生について習おうと思った。
傍目には1年以上無駄にしている人なのであるかもしれないけれど、この一年がなければ今はないと思う。
傍目にはゴミ糞みたいに見えるかもしれないけれど、目指したいところを目指そうと思っている。

ちょっと矛盾してるというか、
病的な肉体的劣等感を抱いた人間がでもやってやるわと思うためにはその間周りの人間の声や表情反応を一切遮断して自分だけの世界に入らないと逃げてしまい前へ進めない。
でも目指したいところはその遮断空間に一人いる我流じゃないところなんだという・・
ブログも書かなきゃいいと思いながら書かずにいられないとか矛盾してる。
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はやくかえろうよう・・

一時期先生からもうこの人間のあいてを辞めたい感が感じられたことがあった。
昔からの病的な癖で事実と関係なく人にそういうのを読み取る癖もあるので実際どうだったかはわからない。
けどまたガンガンやりましょう!の言葉で終わったんだから。
がんばろう。
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きれいでしょう?

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おしゃれとか人とか苦手だけど喋りたくなった

ここに店があると思っていなければ絶対気付かなそうなこのお店、穴場みたいなカフェをみつけたと思い
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先月来てみた時は臨時休業だった。
小さな札にcloseとあるのが見えやっぱり俺らし・・あ、ちがう。
OPENの表示を何度も見て間違いないことを確認し・・
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高台にあって街を見下ろす感じ。
もうここの時点でいいじゃない。
ザバザバと水音が聞こえ・・養殖場かな。
真新しい外観は一見今風な新築みたいだけれど実際はリフォームしたばかりという感じ。
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入るとお店の人はいない・・
あでも気付いてでてきて案内してくれた。
始めあの窓辺の席に一人座っているお客さんがいた。
後ろ姿に見覚えが・・
いる訳のないところに知人の姿を見るのは、多分寂しいから。
いちいち情けないけどしょうがない。
高台の窓から街の家々を見下ろすこの景色にも見覚えが・・・
実際に見たんじゃなくてこんな高台のにあるようなアパートを借りて住もうと思ったことがあった気がする。
夜逃げしたとき・・はそれどころじゃないか。
いったん実家へ戻ったけれど落ち着いてしまわないよう正規の手続きを経てすぐどこか都会へ出て職を探そうと思っていた。
そのときかな。
偶然なのか導かれたのか戻ってみるとちょうどその直前に親の体に癌が発見されたところであった。
必要とされこの地にとどまり職を探したためあの景色は見ないまま。
それを、20年以上たってここで見たような気がした。

注文をしてトイレを借りると、塗装されたばかりで綺麗な扉や電気のスイッチの形状に感じる年代は昭和30年ごろ・・とてもいい感じだけど建物の構造に対して古すぎる・・
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昔どこかで見たようなこの床。
ここはもと小さな工場の作業場だったのかな?それにしっちゃぁ・・
もうこれは絶対お店の人に聞いてみたい。

で注文したものを持ってきてくれた時に聴いてみた・・らお店のお母さんの話も止まらない。
ここは元アパートで・・から始まって、訳があってリフォームする際ちょうど解体が決まっていた市内の古い産婦人科の建物から色々もらってきてここに据えたんだそうだ。
床材は別なところの100年物と足場板・・私たちが自分で並べたんですよ・・
こういうのが大好きなんだそうだ。
あれは病院のカルテ入れ・・あれは病院の事務で使ってた机・・
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そして私がひそかにここの主役だと思うこの厨房と客室をつなぐ木枠の窓
これは古い産婦人科のナースステーションの窓なんだって。
小窓がついててあそこからコーヒーとか出し入れして・・
まさに、ここ!という一番いいところに第2の人生を見つけたあの窓・・
あー、いろんなものが導かれたみたいにここに集まって命をつない・・
話に盛り上がっているとお店のお母さんもはっとして
あ、ごめんなさい。どうぞ熱いうちに食べてください・・
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写真がちょっとぶれちゃってるのはお母さんとのしゃべりながらだから。
あごめんなさい話し込んじゃって・・またあとで・・
自家焙煎なコーヒーは飲みやすくておいしかった。
シラスとキノコが半分づつのピザも美味しいし量もちょうどいい。
珈琲につけてくれたお菓子はショウガが聴いてるから最後に食べてくださいね・・
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日が入ってくるととてもいい感じ。
窓の下には養鱒場。湧水がガンガン出るんでしょうね。
時々出過ぎて街中の民家のしたとかから噴き出てしまいニュースになったりする。
昔、水不足に悩んで竜神さんをお祭りしてどうか水をくださいとお願いしたんだそうだ。
竜神様頑張りすぎ。
・・・から始まって、食べ終わったらまた出てきてくれたお母さんといろんな話をしたりして・・
人嫌いみたいなのでずっといると、楽しい会話ってのがびっくりごちそうだから。
楽しい時間をありがとう。

https://www.youtube.com/watch?v=8lvNjO3TQAA
あの宝石の星空みたいな変ニ長調のノクターンとセットで出版された嬰ハ短調のこの曲。
鍵盤楽器に多く見られるこの調は刺すような厳しい曲想となっていることが多いイメージもある。
でもこの曲冒頭からずっと嬰ハ短調の地平に着地することを避け、今とはちがう明るいところへ逃れようとしているようにも聞こえる。
上へ向かおうとする意志はどこか内向きで、繰り返される言葉は結論を言わずにはぐらかされたままだ。
狙った感じの左手のアルペジオはいつまでも最後の音がCisに縛られ続けていてどこへも逃れることができない。
代わりに強い口調で嘆きを叫び始める中間部はエネルギーを増幅させながら激しく上突進し明るく力強い爆発に至る。
そしておどけたように踊りだし・・
でも結局すべては打ち砕かれ暗いところへ引き降ろされてしまうんだけど。
それだけに、
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はぐらかされていた結論が雨上がりのような明るい空の中へ響いて消えていくのを聴くと救われるような気がする。
最後の一言の上にあるcon duolo.は嘆くようにというような意味だと思う。
嘆きっぱなしの嬰ハ短調主和音で終わられちゃったらもう生きてもしょうがないのかなと思っちゃうよね。
この曲も、単なる夜想曲というのとはちょっと違う気がする。
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いいなと思うところはどこでも、
日が陰り始めてからの時間も見もの。
でももうすぐ閉店時間か。
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なんかいいですねこれ。
色々飾ったはいいけれど置いたものが浮いたりあばれちゃって見えるところも多いですよね・・なんて言えるようなあれじゃないけどさ俺は。
ここにある色んなものはみんな融合して同じ地平に溶け込んでる感じ。
お母さんのセンスというか人柄がものを呼んでここに集めてるんでしょうね。
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長居してたらお茶を出してくれたりして。
あれ早く帰れということかな?まずかったかなと考え始めるのは・・自分をHSPだとか思ってたけど問題はそんなとこじゃないことがわかった。
こういう飲食店みたいなのの全くやったことのない素人だから内心ドキドキなんです・・
いえいえ、ピザも飲みのもの部屋も会話も、何の問題もないしどんなお店よりも素敵です。
看板が小さすぎるって怒られたんですよ
いや、そこがいいんだって。
このお店はきっとすぐに有名になるだろう。
そうなればもう自分は来れないと思うと寂しいけれど、そんなこと言ったってしょうがない。
またこれるといいな。

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救われてゆく

また富士山の近くへ
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主要道路から外れるとのどかな・・
なんかインスタ映えみたいなのがやりたい人がじゃまだオーラを発しながら一人道を占領していた。
ちょっと先へ行くとああいい景色だなぁ・・・
でっかい外車が馬鹿みたいなスピードで突っ込んでくるなぁと思ってみてればクラクションを鳴らしっぱなしで通過していった。
ちょっと行って別荘地内に入れば先日休みだったあのお店、今日はやってると調べてあった。
行ってみるとお客さんのだろう何台かの車が。満員の人の声であふれる店内が思い浮かぶ。
暴走外車の不快感を引きずって人間嫌いの火が入っており嫌だなぁ帰ろうかぁなんて思ったりして。
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嫁さんの手前そうはいかないので階段を上る。
綿みたいな花・・なんだろう?これ
階段を上がると、
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サンルームみたいだな。
中に人がいてこちらを見てるけど構わず写真を撮ったりするのは・・・とか考えなくてもいいのか。
こういうところって戸を開けると
予約を取られてますか?
聞いてるような体でその実なんだおまえ?みたいなのもありがち。
そういえば最近ないな。
普通に迎い入れてもらえた。

お金持ちが別荘の一部屋を道楽でお店にとしてみたいなのかと思ったけれど、
どうもそうじゃなくてかなりしっかりとしたお店とお店の人という感じで場所を考えると意外な印象。
隠れ家みたいといいつつ人でいっぱい。
遠い県外ナンバーの車もとまってたし、隠れ家みたいなって実際は全然隠れてないのね。
そんなに広くない空間を満たす人の声の集合がパテみたいに一体の圧力となって感じられ、もっと違う時間に来ればよかったかなぁ・・等と性懲りもなく考えていた。
ここはきっと気の合う人とランチを食べて楽しく話しながらデザートも・・という場だから話声で埋まってて当たり前だよね。
後から入ってきて隣へ座った若いおしゃれカップルはおしゃれ雑誌をめくりながら何だかおしゃれな会話をしてる。
こっちはおしゃれからは程遠く、晩飯何にする?総菜でいいかぁ・・みたいなの。
でもそんなののほうが心地いいんだからいいの。
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ブルーチーズと桃のチーズケーキって名前からしてそこらのとはちょっと違うよ感が炸裂してますね。
食べてみると濃厚で・・他では食べたこのとのない味がした。
ブルーチーズを食おうと思って食ったことがないのでそれ系の味なのかはわからない。
ゴルゴンゾーラとか聞いたことあるしきっと食べたことはあるんだろうけど。
桃もしっかり入ってたけれど若干控えめ。
これはしかし美味しかったよすごく。
アールグレイティーは香りが素晴らしく、無印良品でバンバン水蒸気みたいなのが出てるあれを思い出した。
嫁さんのはカボチャのチーズケーキ。
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文房具みたいな包み紙の角砂糖。
2杯目のために半分に割るには・・とか考えてたけど
ちゃんと2つに分かれてた。
あたりまえか。
この薄くて滑らかなカップは実はなんかいいやつなのかもなぁ・・と思うけれど何だかわからない。
こういうどうでもいいようなことを考えていられるのは幸せなんでしょうね。


https://www.youtube.com/watch?v=vJpAIOFN5WQ
ショパンのノクターンははじめの方にちゃらちゃらしたのもなくはないけれど、どれも私的な日記かエッセイみたいなものなんじゃないかと思うことがある。
バッハほどではないけれどショパンも短調の音楽が明るい光の中に救われて終わるのを見ることが多くあり、その向こうにバッハを感じることもある。
こういう時にいちいちバッハとピカデリー終止とか、そんなのほかの作曲家だって・・とかいうのは野暮です。
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満員だったお客さんはどんどん帰って行きお店は静かになる。
静かになるにつれて、時間も空間も自分のものになる。
いい時間。
お店の人が隣のカップルにあちらへどうぞと、空いた窓側の良い席を進めてた。
その後そのお店の人がいい席でいい感じになんか食ってる二人をちらっと見て満足そうな顔をしたのを目撃した。
いいね・・
おしゃれカップルの彼氏はまだ若いんだろうけどもう優しいお父さんになってるところが見えてくるような。
あっという間なんだよね・・

自分の気持ちも緩んでいくのを感じる。
ありがとう。

小さいお店なのに意地になったようにあらゆる電子マネーに対応してるのを見てちょっと笑いそうになる。
でもそれをネタに話しかけようという感じでもない。
若い店員さんは愛想がないとは違うちょっとなんだろう・・都会的?
ここは田舎の山の上だけど都会の店が来て都会の客を迎い入れてるように思えなくもない。
土着の田舎もんだけど嫌な顔もせず向かい入れてくれてありがとう。
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別荘地内を走ってるとでっかい富士山に夕日が当たってた。
しかし日が陰るとさむいなぁ。
この辺り時々雪が降るんですよね。
昔、夜中に峠の向こうからノーマルタイヤで来ちゃって修羅場な思い出ももう20年くらい前なのか。
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ふもとまでくると桃色に染まってた。

Tag:ショパン  Trackback:0 comment:2 

大事なのは受け手の心なんていってみる。

別な店に行ったのだけどこの日はちょっと縁がないみたいだった。
他を探すと付近にフランス料理の店。
高くて行けないと思ったけれどランチがあるらしく、そんなに高価なものじゃないような気がしたので。
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テーブルの上にラムネのでっかいようなのが置いてある。
なんだこれ食えんのかな?
その後店員さんが来て水を灌ぐとむくむく伸びてこれはお絞りでしたーみたいな演出があったらしいけどトイレ行ってて見れなかった。
間の悪い客でごめんなさい。
ランチはグラタンやパスタなど3品。でもごめんなさいこれは・・と一番オススメらしいのはもう品切れ。
大丈夫、かまいませんよ。
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かぼちゃと何とかのスープと、サラダについてるパテの下にあるのはイチジクソースの・・なんだっけ・・
BSの美食番組でパテとか言ってるのを見てそんなのを食ってみたかったのでちょっとだけ盛り上がる。
幼いころ、フランス料理と言えば高貴とかお金持ちみたいなものの象徴だった。
アニメかなんかを見てそう思ったのかもしれない。
クラシック音楽にもそんなイメージがあったけれど自分が好んで聴くようになったこと自体がそんなのは浅はかな誤解だと教えてくれる。・・この先色々書いたけれどどうしても人を攻撃する内容になってしまうのでやめ。
音楽は求めれば人間界の隅でくすむ私にもいつでもどこまでも答えてくれると信じている。

考えてみればフランス料理なんて食いに行ったことはないかもしれない。
むかし人に招かれて行った高級料理もイタリアンかなんかだったと思う。
イタリアンは気軽に入れるような店がそこら中にあるのに、フランス料理というと高価な店ばかりになっちゃうのはなんでだろう?
・・と思ったけどビストロとかカフェとかもフランス料理店なのね。
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さあ次は何を見せてくれるのか・・
と思ったけれどランチにそんなもんはないのか。
でもこのカキとペンネのグラタンは美味しかった。
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橘アールグレイティーだったけ。
乾燥させた実?が舞っていてきれい。
お店の人は感じのいい人だった。
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あの砂と空気は周りのガラスが割れてしまうまではこの中に閉じこもって一切外の世界と触れ合うことはないのね・・
子供のころ昔の洋画か何かの中で気が付いたら地中に埋められた棺桶の中、どんなに叫んでも蓋をたたいても‥みたいなのを見てトラウマになった。
あんなの絶対ごめんだと今でも思うけれど、実際精神的には自分で作った枠の中に隠れ閉じこもって生きてきたしいきてゆく。

このお店に来たもう一つの理由は店名がポロネーズだったから。
ポロネーズと言えばショパンでポーランドの舞曲じゃないの?と思ったけれどポロネーズはフランス語だそうだ。
ショパンと言えばポーランドへの強い愛国心と自作への影響だけど、嫌地がフランス人だったり自身もパリへ出たりで何となくフランスのイメージもある。
でもフランス音楽というのとはまた違うと思う。
彼の音楽はまずショパンの音楽という独立したところにあってもうそれだけで十分。

https://www.youtube.com/watch?v=RQb32EA1bCQ
ショパンのスケルツォ第2番を聴いたのも音楽に興味を持ったばかりの頃。
なんとなくショパンに対してもっていた少女漫画みたいなイメージは全然ちがう間違いだと思うようになったのはこれを聴いたからだったか・・
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開始のこのもにょもにょは
黒いミミズが顔を上げてるみたいで悪い冗談かと思った。
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いきなり下端、上端からffで始まるこれにも衝撃を受けた。
なんだこれ!?
多分、こういうのを始めて聴く当時の人間と同じような衝撃体験をできたと思う。
こういうの、慣れちゃったり年取って鈍化してくると麻痺して感じなくなっていくんだよね、
弾いていたのはルービンシュタインじゃなく、でも今となっては誰だったのかもわからない。
ブラジル出身の・・と言う解説を読んだような記憶もあるけれど。
結構ガンガン弾く人で
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この終結のあたりは気が狂って暴走しているのかと思った。
思いながらも何度も出てきたあの衝撃的な下端のDesと上端のF単音が最終音として響くのを聞くと作者も
これ、おもしろいだろ?
と言ってるんだなと感じ・・
まだ本当に何にも知らない頃。
なんとなく明るかった。
ショパンっていつもどんなもん食ってってたんだろうな。
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ランチメニューのうち一点が欠品だったことを詫びながらよかったらと焼きたての小さなマドレーヌを。
ありがとう。
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お城で出てきそうな綺麗なカップですよね。
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嫁さんにどうだった?と聞いたら美味しかったけれど高い。だそうだ。
高い店連れてけみたいな人じゃなくて良かった。
BGMはよくある感じとは全然違う70年代の洋楽?みたいなのがずっと流れてた。
壁にそれ系のアートみたいなのがかざってあったり、多分オーナーさんの強い好みなんでしょうね。
私は多分夜はいけないけれどきっとここはとてもいいお店。

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Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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