レッスンと、ここまで来た。

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本文と写真は全く関係なく進行します。

2週間に一度、楽器のレッスンがやってくる。
お前は人間じゃないと突きつけられることにおびえみたいなのは脱したけれど、その数日前からそこはかとなく緊張が支配してくるのを自分で感じる。
前日くらいにはそんなつもりもないのに無駄な力が入ってしまい出来ていたことができなくなったり変な音が出たり・・だめだと焦ればさらに力が入り・・
とはいえ以前のようにパニックになってしまったりはしない。
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当日、出発前に家で音出しをしてみると結構調子がいい。
一時はこんなに鳴らないなら捨てちまえとか思ってたリードがいい音で鳴ってくれる。
大丈夫だなとある曲をちょっと吹いてみ・・あれ?と思った瞬間から崩れ始める。
あーあちから入っちゃってるな、まずいなと思いながら・・
力を抜くってこんなに難しい事なのか。
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時間ギリギリまで粘るが改善しないしもういいやと支度をして車に乗る。
以前はこれから処刑をされに行く人みたいな頭と顔で走ってたと思うけど、なんかもう半分笑いながら・・もうしょうがない。
ああしようこうしようなんて考えるとまた変なとこに力が入るので何も考えないようにする。
早めに到着するけど前のコマの人と顔を合わせても気まずいので車の中で待つ。
ほんとは人のレッスンをのぞき込んで何か盗んでやろう位でなきゃいけなんだろうけどあまりに自分が悲惨だったので。
まあいいや、いつかは。
スマホを見るとブログの拍手の数がかなり少ない・・いいからそんなの
もう時間だ。
さあいこう。
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先生にあいさつの後アルコールで手を消毒し楽器を組み立て・・
音出し。
魔法のとっておきリード・・・あー、
思ってるとダメね調子悪いなー
まあめげずに・・
タンギングもしてください・・
あ、はい。
あ、あれ・・

うーん・・・・あれですね・・
・・さあ怒られるぞ・・
なかなかちゃんと吹けるようになりましたね・
ちゃんとというのも失礼だけど・・・
はぁ?
怒られるのかと思ったけど逆の言葉がかかったので
あーびっくりしたなんて言っちゃった。
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この曲を見てもらいたいという曲がありますか?と言われたので自分の調子確認のために毎日必ず吹いてる曲を吹いていろいろ指摘してもらう。言われたことをやるとうまくいかないと思ったことがさっと解決したり。
次は?
大量にもらった楽譜の中には今の自分にはまだできるわけもないものも含めクラシックが何曲かあり、やりたいのはそれらだけどまだ先生に診てもらえるとこまで行ってないから。
こういう展開も予想してさらってあったのは坂本九の歌だ。
へーこういうのが好きなのかぁ・・
あいやそういうわけでも・・まあいいか。
やってみるといろいろダメ出しをもらうけれど叱責じゃなく建設的なアドバイスだ。
それをやってみようとするわけだけど緊張で力が入ってしまい出来るはずのこんなことが・・・
大丈夫、それはいい傾向ですとか、ミスに対する指摘もへこむ感じじゃない。
ほかにやりたい曲は?と聞かれ適当な練習曲の名前を言いかけるとこれをやってみてくださいと出てきた楽譜は・・
美空ひばりである。
私は聴き手としてはクラシックしか聴かないとか言っているけど、
楽器やる人としてはそんなこだわりは全然でないらしく今目の前にある旋律に命を入れて・・みたいなのがあるだけだからこれも楽しいよ。
初見で一度吹いてみると・・ここがこうで・・
もう時間だけどいいでしょ?と先生
わー先生ものってる・・
けどこのあとちょっとやって緊張と疲労で口が壊れてきちゃってるのを察して終了。
まだまだ伸びしろがあります。
時間がかかったけど、
よくここまで来ましたねと先生がしみじみ言われるのを聞いて・・
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この写真を撮っている時、運転手さんの視線や表情がはっきり見えた。
あのバカまたいるよ・・
なんでバスが線路の上を走ってるの?と興味を持ってくれた人がどれくらいいるかな?
それよりこんな楽器を音楽をやりたいんだようとか書いてるのを興味をもって読んでくれる人がどれくらいいるのかな?

まだあれ、スタート地点に立ったようなとこだから感慨にふけってる場合じゃないんだけど、
小さな子が5分くらいで取得するものをできるようになるのに罵倒されながら2年弱かかるとか・・これに限らず靴の履き方から始まって幼少期からほとんどあらゆることがこうなっちゃうことが私の自己認識を作り、その結果としてのこの人生があると思う。
それを全く持って肯定的にとらえられていないために、楽器をやってうまくやれないという目の前の出来事が自分の肉体と人生全否定に拡大されちゃって。
それをまた誰にも話せないからこんなところに時々ぐずぐずと書いたりしていたんだけど
貶すようなコメントを送り付けてくる人もいなくて、拍手ボタンを押してくれたりする
そんな人たちがいてくれたから
ここまでこれたのかなぁと思うんですね。
ありがとう。


https://www.youtube.com/watch?v=DVBrFa06fWg
もらった楽譜の中にこれもあったというだけだけど。
この人の演奏じゃないけれど初めて買ったCDはバッハのオルガン名曲集みたいなやつで、そのおしまいにこれが入ってた。
バッハの作品は後年整理番号が付けられていてオルガン音楽はBWV500~600番台なのにこれだけBWV147なのはなんでだろう?なんて思うところから始まった。
聖歌隊をオケが伴奏するこの曲、というか私がやってんのはバッハの時代にはまだなかった楽器なのでバッハのオリジナルな楽譜はないんだけど、まあいいかそんなこと。
音楽という世界を知ってわくわくしたあの13歳くらいの頃に
いまやっとっ戻ったというか追いついたというか
生きてる意味あるの?なんて言われてうるせー馬鹿なんて思いつつ、自分でもよくわかんなかった生きてる意味があるなといまやっと思うわ。
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バスが線路の上を走るというのは一見単純そうで昔から試行されてきたようだけど、解決しなければならない問題が多々あったらしくその技術は最近ようやく完成に近づいて・・
いたんだけど過疎地での鉄道の在り方を模索する意味もあって研究されていたんだろうこの話はもうバスでさえ過剰な過疎地ではなりたたないだろうし、JR北海道は非常に厳しい状態に追い込まれ研究開発は停止されてしまったんだったと思う。
残念なことになってしまったなんて思っていたこの話は意外にも四国かどっかで実用化されるような話をどこかで読んだ。
なんか、わかんないけど誰かの苦労や熱意が報われたんだなと思うと良かったなぁと思ったりして。
なんで全然別な話が同時進行してるのかは謎なままで。
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はい、がんばって行きましょう。

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やったー

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今年は富士山が雲に隠れてる率が高いと思う。
市街化調整区域のはずなのに家が結構建ってどこにでもあった絵的に素晴らしい富士山はもうない。
代わりに多分私よりずっと年下の絵にかいたような幸せ家族がやたらに目に入るようになり・・そんな話はどうでもよくて、久しぶりに楽器のレッスンに行ってきた。
事前の連絡にあった久しぶりなので基礎からやり直しましょうという言葉の裏側を読んだり、前々日くらいからまたスランプになっちゃったりとかでもあったりもしたわけだけど。

音出し。
音階を一回上昇し終わったところで
なにか曲を吹いてみてください何でもいいから・・
じゃこれを・・
なかなかいい・・から始まっていくつかの曲をやったけれどアンブシャがどうこうの話じゃなく
歌い方について教えられやってみる音楽のレッスンだった。
始めから最後までそれで終わったのは初めてで・・客観的に見れば非常に初歩的な段階でありとか、その素晴らしいという言葉は場に合わせたものであってとかそういうことは解っての話であって・・とかもいいから。
他人はいいから。
嬉しかった。
どうして、それがどれだけ嬉しいのか・・は省略。
入り口のドアは開けっ放しで消毒用アルコールが用意されてたとか、この距離がソーシャルディスタンスですとか言ってた先生との間はいつもとおんなじ距離のような気がしたとかそれどころじゃなくて。


https://www.youtube.com/watch?v=QrdwSnnhHBM
1938年だそうで結構最近まで生きてた気がするメニューインはバルトークとつながってたり演奏家としてはSP時代からの人なのか。
変な時代がかった演奏かと思って聴いてみたこのバッハのBWV1016の3楽章は結構よかったというか好き。
1楽章は悪くないけどちょっと美術館的というか陸軍大臣の別荘の茶室みたいな演奏でいいんだけど今の気分とちょっと違うかなぁ。

中学生の頃にあるコンサートでこの曲をやってるのをビデオに撮って何度も何度も見聞きした。
なんとなく雨のイメージがあるのはそれが今頃だったからだろうか?
自分がこの曲を演奏したいと思いつつそんな自分であるわけがないと思っていたし実際そんな私になることもなかった。
あれから30年以上か自分の頭の中で演奏し続けているので自分の演奏ができてしまい、誰のどんな演奏を聴いてもそこ違うなんて思ったりしてる。
とはいえ録音じゃなく目の前で真剣な演奏を聴くと自分の好みと合うあわないを超えて心を動かされ受け入れられることも経験上知っているけどね。
いろいろ経てきて人間が嫌いとか楽器をやっている人を見ると変な拒絶反応が出るとか頭がっぱっぱらぱーみたいになっちゃって今じゃコンサートも行けない。
ふと時々、どんなに音楽が好きだと言っても自分は傍から眺めるだけ、他人の家を覗いているだけの・・
でもこれでこのまま死ぬまで行くつもりはないから。

先日行ったカフェはギャラリーも兼ねていて、好きかどうかは別として目に力強く飛びこんでるく数々の絵が展示されていた。
作者のあいさつ文を読むと絵なんか勉強したこともなかったが60歳で急に描き始め今はそれがすべてだとあった。
46になっちゃってとも思うけれどまだ46だと思えばこの先に少しくらい楽しみを感じたっていいかもしれない・・・・・と、

これを書き終えたその後の展開も知ってる私としてはいろいろ言いたいこともあるけれど、これはこのまま締めとけばいいんだよ。
そして、今そのさらに後の私。
大丈夫だから。
まだまだずーっと続く。
がんばります。
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毎日毎日、練習してるときには足元で付き合ってくれるこの方のおかげ。

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モーニングピンチと馬鹿とはなにか

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ふと窓の外を見る異常なほど水面が近くに見え船だろうか何かがものすごい勢いで横切っ・・
床下に水を受ける音と衝撃を感じる。
驚く乗客の声を聞きながら振り向き探すと期待通り非常口の表示。
開け方はわからない。
沈む?
早く!
閉じ込められ決して出ることのできない空間の中で、自分は取り返しのつかない間違いを犯したのだという意識が満ちてゆく。
飛行機になんか乗るんじゃなかった。どうして?
誰かの大丈夫だよという声が聞こえ、自分も自身に言い聞かせるため大声で
大丈夫だよ!
っ!・・あ、ふとん?

何が悪夢を見せたのかより私はいつも失敗した、どうして回避できなかったのか・・とそんなことばかり考えているのかもなと思った。
夢を見たのは一昨日くらいだけど写真は10年前の五月連休。
翌朝。
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こんな狭い部屋で目覚めた。
どっかから最終便で羽田へ戻ってくると22時半くらいだったか、家まで帰れる電車はもうないので近くの適当なホテルに泊まったんだと思う。
どうせ泊まるなら現地に泊って午後の便で帰ればもう少し何か見れるんじゃないかと思うけど翌日から飛行機代が急上昇するとかそんな理由でじゃなかったかな。
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各停しか停まらない駅だった思うけど改札とホテルの入り口が直結していて使い勝手がよくこぎれいで非常にいい印象を受けた。
今は特に驚かないけどフロントの人が中国なまりのギリギリセーフな日本語でちょっと驚いた記憶。
仕事でお世話になる通訳も日本に語学留学した際はホテルに勤めた聞いた。
通訳もいろいろだけどやっぱり実際こちらにきて日本人のいいとこ悪いとこ臭さまで覚えていった人は違う。
あのフロントの人もきっと今頃どこかで成功しているんじゃないかな?
中国と言えば国家レベルからの言動に呆れたり、仕事上具体的に直面する考え方の違いによりぶつかったり困ったり憤慨したりすることもある。
ただ、それと人間個人が人として生きているという事は全く別次元で同列に置いてはいけないし、知りもしない人間をひとくくりにし馬鹿にして悦に入るとしたらそれはそのことの方が・・とかは今はいいか。
たった一度でも現地に行って直接人間と話したり感じることって大切なのね。

さらに印象深く記憶に残っているのは
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このモーニングセットであった。
傍目には何の変哲もない普通のトーストとアイスコーヒーと卵と・・だと思うけれど、何の期待もしてないところに出てきたこれがうますぎて驚き、次の年もまたここに泊ったんだった。
喜び、驚きって豪華とか奇抜とかたくさんとかじゃなくていいのね。
何か言いたいことがあるとすればここかな。
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全然知らない街で起きて、そこにいるのが当たり前の顔して電車に乗ったり・・とかってなんだか新鮮で楽しいね。
もしかしたらあったかもしれない全然違う人生になり切ってみたり。
急行とまんない駅とかのが萌えるかも。
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京急の品川駅、移設増強するらしいですね。
今じゃ信じられないけど、昔はあの橋の向こうは電車が道路の上を走る併用軌道だったことを何かで読んだ気がするけど鉄道ネタ書くとみんな引くでしょ。

https://www.youtube.com/watch?v=yaSvK3svod4
前奏曲とフーガ ハ長調
引かれついでに、あの頃京急にはシーメンスのドレミファインバーターを積んだ車両が走ってた。
なんのことだかわかんない人にはわかんないでしょうけど電車がドレミファソラシドーって吠えるの。
単純な音階じゃなく短調系だったよね。

この日新幹線じゃなく新宿から私鉄に乗って帰ったけど朝早いと店も開いてないし人もいない新宿・・というのがなんか記憶に残っている。
最寄駅から家まで歩く20分くらいのかったるくて虚しくつまらなかった思い出が昨日のようで・・

このあたりは何にもないような田舎だけど関東から疎開的に遊びに来ちゃう人が止まらないようで数日前も近所から目撃したそういう人を非難するでっかい声が聞こえてきた。
今ふと思ったけれど声の主の家に一昨日くらいから帰ってきてる息子さんもたしか関東住まいじゃないのか。
別な個所でも同じように一席ぶっといて矛盾したことを断行しようとする人に接している。そうせざるを得ない理由があるのかは知らない。
県が報告する発症者の事例を読むと多数の人間が全く同じような流れを踏んでいるというかほとんどそんなパターンだ。
彼らは間違っていると思うし今ここで罵倒するような批判を書くことは簡単だけどでもそれはしない。
他人やなにかへ、わかりやすく誰でもがそう思うような強い批判を吠え叫んでみれば周りから同意が返ってきたりもして何か一端になったような気分になれるかもしれない。
でもそんなの勘違いと甘えだから。
それよりそんな時はまず自分がそれに値するのかを考えるべき機会なのかもしれないと自分に言い聞かせたい。

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見られない桜とカモミール

今人類は危機的状況にあるのだと思うと、どっか行って食ってきた話なんか載せてていいのか・・
そんなことを考えているうちに、そもそもブログが唯一の話し相手で依存症みたいになっちゃってる今こんなことでいいのだろうか?なんて考えだしたりして。
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といって代替もないのでやめることはできないけど。
変なとこに都合よく作った世界観に閉じこもったりしてるとあぶないんだよな。

週末開けて出社してみれば仕事もピンチだ。
気を張って踏ん張ってないと。
でも最近分かった。
私は何でもいらんところに馬鹿みたいに力を入れるせいで変になっちゃうわけだから・・
楽器が教えてくれたけど仕事も同じだな。

ちょっと前の話。
それが何なのかもわからないけどとりあえず頼んでみた
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カモミールのお茶。
ハチミツとミルクが合うと思いますとのことで・・
始めは草の香りだとか思ってたけど、いつの間にか楽しんでるというか・・
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クロックムッシュだっけ
一見フレンチトーストみたいだけど中には
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チーズとベーコンと・・美味しい。
窓の外には桜の樹。まだ全然咲いてなかった。
咲けば綺麗でしょうね
なんてお店の人に話しかけてみる。
そうね・・から会話が始まって。
なんか忘れちゃったけど色々話し、楽しかった。
本当はいろんな話をしたりいろんなことがあってそれを書いてあったんだけど・・

店主も奥さんもジャズが大好きみたい。
アーティキュレーションの細かいとこまでグレン・グールドの耳コピみたいな・・でも最近の録音・・ジャズな人が弾いてるのかな。
その後にに自分のアレンジが続く。
しばらくいい時間。
これは誰が?・・とか少し話したりして。

https://www.youtube.com/watch?v=EftKHj_sHNY
これは本人の。

ブログ読みましたよ、台風でお店の存続が危ぶまれるなんて書いてあったよねなんて言ってみると・・
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このガラスが割れちゃうんじゃないかと思ったんだって。
今台風どころじゃない危機が迫ってるけど、何とか乗り切りましょうね皆で。
夕日が差し込むとまたいいね。
勘違いかもしれないけど、ずっとしょってた首コリが治ってた。
調べたらカモミールは肩こりに効くなんて書いてあった。
これのんだからかな?

今年は無理だけど来年、桜を見ながらここでお茶を飲めるだろうか?
ここに限らずいろんなお店自体が無事でいられることを祈りつつ、
ほかならぬ自分も、来年お茶を飲んでゆっくりしていられるように・・

楽器の練習、わかんなかったことが急に解って・・楽しかった今日は。
来年と言わずいつまでも花を見ながら茶を飲めるようでいたい。

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ちょうどいいとこ

この日昼飯食をとある店に向かう途中心変わりして向かった店は人がいっぱいで萎えた。やっぱり最初の店へともどる道を間違えついたらラストオーダーの時間。仕方がないのでみつけたまだ間に合う店はいってみるとやってなかっ・・もうモスバーガーでいいや。いいやは失礼か。
いつもいっぱいな駐車場に車は一台だけ・・なのに窓越しの店内には人影がたくさん揺れて見える。
?と思いながら入れば女子高生の集団。ああ学校早く終わったのね。このまま休みに入るんだっけ。
何時も座るあの席も空いてはいたけれど女子高生軍団付近はちょっと・・
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チキン南蛮だったかでっかいハンバーガーもおいしかったけど、この後裏にある普通のチーズバーガーを一口食って驚いた。
美味い。
そのうまさはシンプルな構成のバランスというか・・枠の中でちょうどいい重量感、配置感、空間占有感・・
ちょうどいいってすごいね。
趣味でも仕事でも自然を愛でるでも芸術でも何でも、ベストな所はMAX.とは違うというのはよくあることで・・

バッハはピアノという楽器をまだ知らなかったかどこかで生まれたばかりのそれを知ってたとしても実際演奏することはできなかったわけだけど、ピアノを弾く人がバッハを避けて通れな・・どうでもいいか。
ブランデンブルク協奏曲第5番がチェンバロでなくピアノで演奏されることも別におかしなことじゃないんだろう。
だけど私はずっとチェンバロで聴いてきたのでなんとななく
塩焼きでいいのにわざわざ油でこってり揚げちゃってマヨネーズどばーみたいなのだったらいやだなとか・・

https://www.youtube.com/watch?v=qBOJDTvG0DQ
でもこの現代を生き抜く演奏家がそんなことするわけはなく色々思う事はあるけれど音楽として普通に聴けるばかりかむしろこれはこれとして新しい楽しみを知った気もする。
マックス・レーガーが残したこの曲の楽譜を見ると、
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100年くらい前まではバターと生クリームの上からはちみつと溶かしたチョコレートみたいな演奏をしてたんだろうことが想像される。
現代の感覚からするとそれは異常でおかしなものであっても当時はみんながそれをいいと思って楽しんでいたわけで、後ろの時代から自分たちこそ正しいのだという顔でどうこう批判するのは筋違いだろう。

時々聴こえてくる会話がSNSベースなのが今風だねとかいちいち思う私は年寄ね。
若さからくるあふれるような歓声はしかし一定の節度が保たれていて・・とかいちいち思う私は年寄ね。
最後にありがとうございますくらい言いながら出て行った・とかいちいち思う私は年寄ね。
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みんな帰っちゃうと静かになる。
昔、女子高生は憎悪と危機感を生む対象であり・・こんな糞みたいに生きてきた事とかそれで今はどうかとかはどうでもよく、
自分にもし子がいたとするとあの年齢より少し上くらいになるはずだったのかな・・等と考えていた。

この後人のいないところへ・・とあのお店へ行ってみた。
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誰もいないお店に入ればまたていねいに迎い入れてもらえて、
今日は前回先客がいて入れなかった奥の部屋を進めてくれた。
ケーキ単体かと思ってた価格はセット価格か・・
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始めは無音だったけど、途中から音楽を流してくれたみたいだ。
隣の部屋で静かに鳴っているのがなんとなく聞こえるくらいでちょうど心地いい。
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なんだっけこれ・・
幼稚園の時こんなのをやって、自分の鉢というのがあった気もする。
すごく面白いと思った覚えがあるのにあれっきりだな。
嫁さんが台所で切った人参とか大根を捨てずに水につけて葉っぱをのばして眺めてるのもあれと同じと言えば・・
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珈琲はブラジル・・なんだけ、飲みやすくておいしかった。
砂糖入れちゃってるから語るような何かもわかんないけど、でも味や口当たりが違うことはなんとなくわかるよ。
今日は自家製米粉シフォンケーキじゃなくもう一つの・・
近くのケーキ屋さんとタイアップじゃないけどなんかそういうのみたいでこれもおいしかった。
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壁には黒井健の絵。
黒井健の絵が好きな嫁さんは前回来たときから気になっていたようだ。
清里だったか彼のギャラリーを見つけていったことがあった。
おとぎ話をテーマにした連作をずっと見ていくと最後に作者の言葉があり、
本当はこの主人公が好きでない・・いやもうちょっと具体的に内面から嫌いみたいなことが告白されてたのが忘れられない。
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照明とかいろいろ置かれたものとか、そういうのはオーナーの主張というか自己表現みたいなものだと思うけれど、この店はなんとなく性に合うというか。
やたらに主張してねーいいでしょこれ?とか言わない感じがもいいのかも。

帰りがけ、
以前来ていただいた方ですよね?
自己肯定感を自動的に削除するロジックをもって生きている人は
自分の存在を肯定的に認識してもらえたと感じるとそれだけでうれしいの。
それが一番のごちそうなの。
ありがとう。

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いきたいところ

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この日もいい天気。
空気もよかった。
またしても付近はよく通るけど入ったことのない路地へ入ってゆくと・・
あーあった。
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いいねシャッター半開きとショーケース。
こんなサンプルが並んだ飯屋が昔たくさんありましたよね。
ケースの中のサンプルは多分もう何十年もほったらかしなんじゃないだろうか?
地図上に見つけたこの店に行ってみたい思っていたけれど嫁さんが行くと言う訳もなく、
1人な機会を待っていた。
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懐かしいな座敷。
むかしは月に一度のみたいな家族が座ったんでしょう。今は?
昼間は営業とか職人さん御用達という感じ?
先客としてお爺さんが一人ラーメンを食べ始めるところだった。
一口食べ、
あー っ、おいしーい。
直後いきなり咳き込むから時勢的にあれだけど多分スープでむせてるだけ。
あの歳になってあー、おいしいなぁ・・とかやってられたら人生大勝利ですね。
あそこへ行けるかなぁ?
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いいね、手書き。
ラーメン系のほか蕎麦関係が充実してるな。
丼もあればチャーハンにオムライス・・定食はないのか。
カツライスって何だろう?
単純にカツカレーからカレーが省略されたものをイメージしてしまったけどカツカレー(大)よりずっと高額なわけで・・なにがついてくんのかなぁ?・・
白い板前さんの着る服、ああいうのなんていうんだけ・の大将は80代も後半かななんて勝手に思った。
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大将がこの向きで持ってきたから・・
逆じゃない?と思ったけどこっちのが写真映えするしいいか。
いいね中華スープ。なんだかなつかしい。
カツカレーもうまい。昔どこかで食った味。
最近は巨大組織的インド人のカレー屋とかチェーン店のおしゃれカレーとかそんなのばっかりだけど、カレーってこういうのだよな。
もう一人普通の格好でサポートしてる人は息子さんだろうか?
息子さんと言ってももうどこかを定年になったという雰囲気でタバコを吸いながら客のおじいさんと話したり・・
お茶を継ぎに来てくれながら、カレーだから水のがいいでしょ?と水を持ってきてくれた。
帰り際大将においしかったありがとう・・なんて言ってみたけど特に反応は感じられず・・まあいいやそんなのまたいつか来よう。
何食おうかな?
(大)とか選ばなくていいことはわかった。
ちょっと食いすぎだ。

このあと用事をこなす途中で音楽が聴きたくなり
帰ってからこれも聴いた。

https://www.youtube.com/watch?v=NcSNKhju1-0
ブランデンブルク協奏曲の第5番はフルート、ヴァイオリンがソロを取るわけだけど一番の主役はチェンバロでピアノ協奏曲の先駆けとなり・・と有名な曲。
これも楽譜も読めないような中学生の頃、弾けるわけもないのにカデンツァを弾こうとした。
古いエレクトーンで。
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もちろんちゃんと弾けるわけもなかったしそのことに何の疑問もわかなかった。
そのエレクトーンは買ったんじゃなくどっか親戚のお古をもらって来たもので、入門タイプというやつなのか音色レバーが各鍵盤に2つか3つくらいあってただそれだけ。なんかリズムが鳴るボタンとかサスティンのレバーとかそんなのは一切なかった。鍵盤も37鍵くらいで・・と文句いう程弾けないんだからいいんだけど。

親戚が集まったりすることのまったくない系統であったのでいっぱいいるらしい従兄のことはほとんど知らない。たしかあの家に女の子はいないはずだ。
訳があって10年ほど前に一度お会いした人がもしかしたらそのエレクトーンを弾いた人なのかもしれない。
容姿が自分と似ているのはまあそうだろうけど、内側に抱えた問題点というかここが間違ってるとかここが嫌いだというところまでがそっくりであるらしいことに一言話した瞬間から気付いてびっくりした。
全く接点のなかった人間同士なのに容姿だけじゃなく内的性質まで酷似しているという事は、人の性質は後天的な要素で出来上がるだけではなくそもそもの血によって支配され・・・この先に考えている事を書いてしまったら人でなしだ。
あまりに似てると思ったから今後機会を作ってなんて思ったりもしたけど、多分酒を飲まないところまで同じだろう。内向的なおっさん二人でお茶なんて悲惨だ。
それっきりとなってしまった。

音楽とか楽器とか恐れ多く近寄ってもいけないと思ってた自分はあのエレクトーンにずーっと遊んでもらった。
楽器自体は妹が習い事としてやっている物だっと思うけれどそのあたりの記憶は全くない。
望んだつもりはさらさらないしむしろ拒んだはずだとも思うけれど、私は直近の親類関係も崩壊している。そんなこと書かなくていいけど。
あのエレクトーンがあったころはもう取り返しがつかないところへ落ちてた。
いやもっとずっと前から決まってたんだろ。
最近破滅のトリガはすぐその辺に転がっているような気がしているけれど、生きられるだけ生き最後に笑っていられたらそれでいいと思う。

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ここも気持ちがよかった。
ちょっと寒いけれど日も当たって空気もよく、ここから見る富士山は武骨で力強い。
椅子でも出してしばらく座ってたいような世界だったけれど行きたいところがあり次の場所へ・・
行った先も一人。

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お別れ遠足

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嫁さんの車が引退するということで犬と三人そろってお別れ旅行に・・
と言っても家から5分くらい走ったようなとこだけど。
私も最初の車は半分だまされ買わされたようなものだったけれど別れ日にはありがとうなんてでっかい声でいってみたりした。
2台目の時は引き取りの朝に車内まで入念に洗車した。
3台目は・・あれ・・写真撮ったり・・
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先日の路地裏に隠れたパン屋でパンを買ってきた。
公園も下手くれもないけど人通りもないので道端の空き地に腰かけて食べる。
のどかなところだけど以外に車が通るのね。
むかしは夕方になると畑から帰ってくるのか馬ではなかったけど耕運機がリアカーを引っ張ってるような道だった。
何となく自分の場所だとかいう訳の分からない思いがあり、恥ずかしいとかないから。
犬は自分が食えるもんだと思って笑いが止まらない。
パンは濃厚なチーズとかマヨネーズがふんだんに仕込んであってかなり濃い目な仕上がり。
美味しかったけど若い人向きだなぁ・・なんて感じてる自分に気付く。
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最近歳のせいかヘロヘロだった犬は何故か急に元気になってあばれてる。
いつもと違う景色が楽しくてしょうがないんだろうね。
またしても食いすぎちまったしお散歩しようか。
犬の元気に引っ張られて結構歩いて
普通の人は入っていかないような小道へあえて入っていけば
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電車が坂を登ってゆく・・
幼いころ、このあぜ道を何度も歩いた。
線路を渡ることには渡り板や橋が掛けてあったけど、今はフェンスで絶対通れないようにふさがれてしまい誰も通らない道はこの先で草の中に消えてしまっていた。
ここを歩いたときまだ笑ってたかな?
何年か後、あそこを走る電車からこの道を眺めた。
夏も、冬も、浴びせられる人の声や視線に車内を地獄と思うようになってからも。
30年近くの時間がクッションになってあんなになっちゃってんのによく毎日通えたななんて他人事みたいだけど、でもそのおかげで今があると思う。
周囲にも自分に対しても何も気づかないふりをし続け耐えてたあの時の私、ありがとう。
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あったかいね。
10年くらい前に家からここまでこの犬と歩いてきたことがあった。
犬はまだ大人になりかけで体力が有り余っていてぐいぐいと。
あの時まだ線路渡れたんだよな。
犬は怖がったけど渡った先に畦道が続くのを見たら急にはりきっちゃって。
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あれはたしか流氷を見に行くはずだったのに前夜キャンセルして腐っていた日だった。
上空を通過する旅客機を見てちくしょうなんてひとり呟きながら・・
最近よれよれっぽかったのにこの日はやけにはりきって若返ったみたいだった。
犬もあの日のことを覚え思い出しているんだろうか?


https://www.youtube.com/watch?v=WCGhq4xbPpw
この日気分がとてもよかったけれどこれも聴いている間はとても気分が良い。
小学校で毎日聴いたブランデンブルク協奏曲第3番は第1楽章だったけれど、続きのその3楽章。
中学生になり毎夜のように聴いた。
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初めて手に入れたポケットスコアはバッハの管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲だった。
自分で弾けるわけじゃないから読むというより目で追うだけ・・でも楽しかったような。
楽譜上の風景が景色として面白い作曲家とそうじゃない作曲家がいるんですよね。
バッハはどんな曲でも圧倒的に前者と思う。

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幼いころに散々眺めた踏切。
遮断機の棒って、竹竿でできてたよね。
節のある竹にただペンキ塗っただけみたいなので・・
科学技術工業立国だけど竹竿・・
馬鹿にしようというんじゃなくて、懐かしいの昔が。
この日、車とお別れ都会にと散歩と言いつつ幼い自分を探すようなルートを選んで歩いてた。
そんなもんどこにもあるわけないけどたまにはいいじゃない。
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幼いころに住んだ家の隣にある河津桜。
俺のこと覚えててくれないかな?
河津桜はソメイヨシノと違う‥なんて知る訳もなく、
ずっと桜と言えば濃い桃色の3月に咲く花だと思ってた。
樹は歳のせいか若干元気がないように見える。
ちがうか、まだこれから咲くところか。
今年も会えたね。
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戻ってくるともう夕焼けの予感。
子供のころに毎日眺めた富士山はあの顔だから、私の富士山はあれ。
この日もいい一日。
ここまで生きててよかった。

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サンルーム

偶然見つけたここも、何度か来て場所を覚えた。
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車を降りる前からもう此方へ向かってきてくれる彼。
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あなたお会いしたことがありますよね?
ちょうど一年くらいかな。
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あっちのハンサムは控えめというか
こっちもハンサムじゃないと近寄ってくんないんでしょう?
いいのよひとそれぞれ
馬それぞれ
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柵は食えませんて。
あ俺にアンブシャを教えてくれてんのか。
俺は歯が立体的にずれて重なって一つも噛み合わさらないんだけどさ・・
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しばし遊んでもらう。
そういえば昔、大学の入学案内みたいなパンフレットを見ていたら乗馬部というのがあって強い興味を持ったことがあった。
けどそれは別な学部とともにかなり離れたところにあり無いのと同じであった。いや仮にあったってどうせ近寄ることもできなかっただろうし、奇跡的に入ってみたところで・・それじゃそんなこと書かなけりゃいいんだけど。
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去年より、ずっと砕けた感じで
はいはいさわって・・とか。
私の目を見下ろしながら、
お前もっと自信持てよと言われたような気もしたりして。
ありがとう。
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訳があって嫁さんはこのお店をかたくなに拒んでいた。
平日休みのこの日、駐車場に車の一台もいなかったのでだれもいないよ・・と言ってみると
予想外に行くといって言ってくれた。
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私はこのビニール張りのサンルームみたいなのがなぜか大好きで。
俺も休日の人がいっぱいいる時なら別にここに来たいとは思わないよ。
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誰もいないから薪ストーブに火は入ってなかったけど、
日が当たれば結構あったたかい。
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穴開いててほんとはちょっと寒い。
穴は関係ないか、このあと日が陰っちゃったら寒かった。
日の光って素晴らしいね。
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でもアイスが溶けなくていいじゃない。
ケーキもコーヒーも素朴なところがビニール越しにわずかに見える外国みたいな景色とも重なっていいのね。


https://www.youtube.com/watch?v=wl0HKVDFKHQ&list=RDwl0HKVDFKHQ&start_radio=1
学生になってすぐくらいか、バッハの無伴奏くらいは持ってなくちゃと思ってCDを買った。
買ったはいいけれど有名なシャコンヌやフーガをちょっと聞いたくらいで長らくなじまずにいた。
やっといまごろ、ちょっといいなと思ったりして。
学生時代何もなかったわけじゃないけれど、今ここに何か書こうという事も思いつかない。
高校の後半で人間に対する病的な恐怖と敵意と猜疑心に支配される変態と化していたので、地元から遥か遠く間違っても私のことを知っている人間は絶対に一人もいないと思える場所にいられた4年間は心の治療というかリハビリみたいなものであったかもしれない。サナトリウムというか・・
とはいえそこでもだんだん浮いてゆき、許しがたい裏切りを断罪したはいいけれど結果孤独したのは自分の方であったりするところに自分の完成形を見たというか・・寂しいという感情を覚えてからは寒いというか最後はそれで結構苦しく終わった。
今度はそこをごまかすためにおかしいとわかっていながらブラック企業のブラックへ自ら逃げ込んだり・・
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自分たちで増築していた客室は見事に完成していた。
あのストーブも薪ストーブで火が入ってた。
すばらしいね。
もう15年くらい前になるのかこのお店にふらっと立ち寄ったことがあり、開拓時代の農家に間違えて入っちゃったのかというような素朴でとても小さなお店だったというような記憶がかすかに残ってる。
ケーキと言えばクリームで飾ったものだと思ってたところにシフォンケーキかパウンドケーキみたいなのが出てきて憤慨するという子供みたいな・・まだ嫁さんじゃなかったけど嫁さんがいてそれもケーキだと教えてくれた。
あそこは変なケーキがと長く敬遠していたことも忘れ素朴なケーキをおいしいと思うようになるくらい時間がたった。
嫁さんがいなかったら店でケーキを食う事なんか一生なかっただろうな。

この人生は失敗のような気もするけれどこの日はなんだかよかった。
そんな日があったことは間違いないので時勢に関係なくここに書いとく。

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中二病とレアハンバーグ

昔は遠出と言えば一日中走り数百キロのとかだったけれど今は小一時間走れば遠出。
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世間の今とは関係なくもともと人のいっぱいいるようなところは苦手で近寄らない。
ここはそんな超絶観光地のすぐ裏みたいなとこだけどこんなに静かでのどか。
こういうところにある店はおもしろいと行ってみると定休日じゃないのにやってないという事が多い。
つぶれちゃってるわけじゃないんだろうけど。
この日も店の看板にcloseの文字を見てなんだそりゃと思いかけたけれどのどかな景色と暖かい陽射しがまあいいやと思わせてくれる。
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逆光で写ってないけどこのあたり大樹に守られた小さな祠がいくつもあったり。
しかし他の店にったって結構遠い。
ランチな時間終わっちゃうなと焦りながらも
もんびりな景色。

10キロほど下って
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こんなお店。
一度通り過ぎる。
レビューとか情報がなく外観だけだったら多分入らなかったと思う。
入ると誰もいなかったけれどていねいに迎えてもらえ、
当店メニューはハンバーグのみですがよろしいですか?
はーい。
意味も解らず返事をしちゃったけどほんとにハンバーグ一択で肉の量が選べるだけ・・いいじゃないわかりやすくて。
夫婦でやっているようで外にはイベント車。
カレンダーを見ると休日はいつもどっかへ出かけて営業してるみたいだ。
好きなんだろうな。
イベント会場みたいなところ、楽しいんでしょうね。
そういうのが苦手ってこんな人間はいかにも欠陥っぽいけどまあしょうがない。
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肉は生でも食べられる安全なものだけど好みに合わせて焼いてねみたいな言葉とともに登場のこれ、
箸を入れてみて分かったけれど
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ひき肉だけでできているのではなく
スライスした形のある大きな肉をひき肉でつないである感じ・・
これが食ってみるとうまい。
何というかこう・・野生な感じというか・・
ばらしてガンガン焼いてもいいんだろうけど私は半生な感じでどんどん食っちゃった。
まずは塩から始めて後でこのソースを・・と言う話だったけど
ソースも塩もなしでみんな食っちゃった。
あんまりうまかったからもとでかいのにすればよかったかなぁ・・と思いながら。

中学に入ってクラシックに目覚めるとはじめはバッハだった。
ある日管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲が入ったCDを買ってきて

https://www.youtube.com/watch?v=zwCAAKUc9Uk
何がブランデンだかも知らないままぼーっと聴いてると突然耳に焼き付いたあの音楽が鳴ってびっくりしたのを覚えてる。
今考えるとこの時点からわずか2年ほど前はまだ小学生で、給食の時間が終わることを知らせる音楽として毎日流れてたのはこの曲だというだけじゃなくこの演奏この録音だった。
小学生の私にそれがバッハなんてことはわかるわけもなく、興味も・・なくはなく結構好きで毎日聴き入っていた気もする。
このCDを買ったんだからその時はまだそうじゃなかったんだろうけど、この直後から私はカラヤンを極端に拒絶した。
この人は芸術家として優れていたのは間違いないんだと思うけれどメディアとうまく利用しあうことで成功してきた感もあり世界的大スターを超えもう神格化の域に・・まだそこまで考えなかったかもしれないけれどこのころ音楽に興味のない人間でさえあっちもこっちもカラヤンカラヤンと言ってるのがなんだか気に入らなかった。
この時中二だったしリアル中二病である。
そしてそれはまだ続いている。
もう一つ言うと音楽には演奏スタイルに流行のようなものがあり、1964年のこの演奏はかなり古く時代遅れで・・人によっては間違っているとか耐え難いとか言うかもしれない。
昨今の流行り系のも聞いたりもするけどね。
鼻で笑ったり、正しいことを知っている私が無知なお前に教えてあげようみたいなのを始める人もいると思う。
どこに何がいたって人間鎖国な私には関係ないんだけど、でもたまに脳裏浮かぶと回避のため何も言わないにしようと思ったり・・
でも何度も何度も聴き体の中にしみこんでしまったこの演奏は今でも時々聴くし私はこれが好きだとあえて書いときたい。
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ランチのドリンクサービスで紅茶。
猫舌なのと楽器の練習で下唇が擦り切れたようになっており
熱くてしばらく飲めず・・
後から来た夫婦はいつものとか言って常連さんみたいだ。
ビールを飲みながら肉をばらして豪快に焼き煙の中に消えていた。
ここから国道は使わず昔からのという感じの狭い道をのんびり走ると何とも言えないのどかな景色が続く。
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ところどころにまだこれから花開こうという河津桜の並木が見られた。
よく見るとどれも発電所用の導水路に沿って植えられているようにも見えるけど電力会社が植えてんのかな。
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こんなあるわけのないところに4車線道路があるのは・・
は詳細を調べたらちょっと書く気がしなくなってしまった。
今は何もなかったかのように静か。
人生は一度きり。
リアル中ニのころは好景気を前にして人は個性を主張していくべきだみたいな話があふれていたような気がする。
思春期だったのと何一つまともにできないコンプレックスを抱えた私には何だかわかんないけどその話が都合よく、みんなと同じである必要がないとか、みんなと同じはくだらないなどと思った覚えがある。
クラシックなんて好んで聴くやつはいないばかりか馬鹿にもされたけれど、この訳の分からない主張には都合がよかった。
結果として今の私はこんなになっちゃって・・
こんなになっちゃった・・は、本当はあったあるべき姿とは違う今という逃げ口上なのであってその考えが色んな悪臭を生んでいると思う。
どんな内容であれ私はこうなるはずだったのであって、これが私なの。
こんなこと書いてんのも中二病臭いな。
ブログって中二病かもな。
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ゆっくりわたっていく猫殿。
どうぞどうそまってます。
この日、田舎付近をボーっと走り回って私は心の腐ってるところが干されたような気がした。
来てよかった。

Tag:バッハ  Trackback:0 comment:10 

ひとそれぞれ、うまくやったもん勝ち

風がとても冷たかったけれど日差しは明るく気持ちのよかった日。
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河津桜の並木は咲く寸前。

ダニエル・ハーディングという世界的に有名な指揮者がいて年齢は私の一つ下。才能とチャンスに恵まれ10代のころから世界の有名オケを振ったりしていた。
最初から大物だったわけだけどこれから成熟し巨匠になっていくのかなぁ・・と思ってたその人が、最近指揮者はやめて民間航空会社に就職しパイロットになったという。
はぁ?
どうせネット上のふざけた冗談だろうと思って調べたらどうも本当みたいだ。
いろんな才能や能力を持ったすごい人ですね。
一度きりの人生は時間と共にできることも変わってゆく。
指揮なんて歳食っちゃってからでもできるんだから出来る人はやりたいことをやればいいんだと思う。

私も民間企業に就職して一時はやりたいことが仕事になった私は幸せなんて思ってた。
過去形にする必要はないけれど、誰でもあるように今ちょっと色々ある。
今考えていることをここへ書きたくて仕方がない気持ちがあるのだけど、それにはちょっと写真なんかを載せすぎだ。
誰だかどこだか誰にも絶対解らないブログを用意するか、退職して10年くらいたってからでないと書いちゃいけないと思う。
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でっかい岩山
登れるらしい。
現役時代の長嶋茂雄があの山でみたいな話らしいけれどあまり興味がない。
ブルックナーが散歩した山道とかだったら萌えるだろうか?
プロコフィエフが来たかもしれないあたりを歩いてみたけれど、そういう意味では何にも感じなかった。
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子供の頃の一時期小さな団地のようなところに住んでいたことがあったのだけど、どこにでもみられた子供のソフトボールチームには一回も顔を出さなかった。
そうすると合わせる顔もないので誰のも合わないようにな・・そのコンプレックスは今へも直結している。

https://www.youtube.com/watch?v=ut8PuGVj3wU&list=RDut8PuGVj3wU&start_radio=1
なにかの用で親に連れられ近所の家へ行くと玄関先に譜面台を立てヴァイオリンを持たされている彼を見た。
彼をって一度も話したこともなかったけれど、活発な印象からヴァイオリンというのは意外で驚いた記憶がある。
彼は泣きそうな表情をしており、強要される練習が嫌で仕方ない気持ちが今思い出しても伝わってくる。
ヴァイオリンという楽器は始める年齢が一生ついて回り解決できないもでのあるようなことをよく読む。
歴史的な作曲家や演奏家について読むと言葉を話すより前に勝手に楽器を演奏し始めたなんて書いてあったりもするけれど大多数はそんなわけもなく親がやらせようと思うところから始まるのがこの楽器で、親の思い通りになることもあればならないこともあるだろう。
中学校でその彼が反抗して暴れたんだろう強面の先生に後ろ手を縛られどこかへ連行されていくのを見かけた時、やっぱりヴァイオリンなんか嫌だったんだろうなぁと思った。
あの人、今どこにいてどうしてるのかな?
楽器は・・多分やってないだろうなぁ・・

その団地のコミュニティーで母親は孤立していた。
ここに書けないような話も知っての上だったのかもしれない、1人だけよくしてくれた人がいた気がする。
その人が、ヴァイオリンのお母さんだった。

ていねい系なお店に甘いもんでもと思っていった。
何度目かのこのお店で初めて見る制服を着ていないあの人はもしかするとオーナーさんかな。
その親父さんは昔から玄米を中心とした食事と健康について説いてきた医学博士だそうだ。
フルーツパフェというのを頼んでみると
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わっ、ちいせーなんて思っちゃったのは内緒。
これくらいで満足しといたほうがいいんでしょうね。
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アイスクリームは豆乳でできてて・・でも変な癖がなくて素直に美味しかった。
鮮やかに凍ってるのは柿だ。
肉と牛乳は使わないがコンセプトのお店だから生クリームも豆乳製なのかな。
豆乳の生クリームは他所でも食べたけれど、ここのは癖が全くなくてちょっとさすがな感じ。
いつもはパフェにコーンフレークが入っていると嵩ましだろこれぇなんて思うけれど、コーンフレークまでやけに美味しかったなぁ・・
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お客さんはみんな帰っちゃって、全員女性なお店の人も休憩してる。
少なくとも聴こえてくるのは和やかでみんなうまくいってくるような声色の会話だ。
少しホッとする。
日に光も柔らかい午後モード。
いいね、いい時間。
折角のいい時間なのに気にしても仕方がないこの先のことが頭の中でわらわらと騒いで・・
だめね。
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今頃は満開・・ももう通り過ぎたかな?

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プロフィール

unagi

Author:unagi
結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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