潰されてゆくけどつぶされない。

近所に45年くらい前に分譲された住宅地があって同じ形の家が立ち並んでた。
いつごろだったかある朝突然でっかいクレーンが来たかと思うと鉄骨を組み始めて既存の家をまたぎ周囲を見ろす要塞みたいな建物が建った。
なにかと思ったけどただの住宅でなんであんなにでっかくする必要が・・は大きなお世話ですね。
ランドマークってのは好意的な意味で使うんだろうけど威圧的で難攻不落感のあったその家、最近あれ?空き家になった?なんて思っていたら
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解体されていた。
あのハサミみたいなの、咥えるだけじゃなくてでっかいH鋼をすごい速さで裁断しちゃうのね・・
カッターという名前らしくてそのままだけど。
すげーな。
パワフルなのもすごいけど2台の重機が阿吽の呼吸で連携し人間の両手みたいに支え合ったり薄鋼板を折りたたんだりしてるのに感心しながら・・
でっかい方に乗ってるのは多分社長さんでしょうね、そのほかみんな私よりずっと若いけど良く動いて。
むかし重機に乗れる車両系建設何とかという免許を取りに行ったけど、ああいう解体系の重機に乗るにはまた全然違う免許が必要、あれはあぶねーからな・・みたいな話を聞いた。

すごいねあれ。
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え?なにが?
解体ってボルト外してくんじゃないの?とか嫁さんがくらいついてるのが意外で笑った。
他人の仕事の場だから写真なんか撮っちゃいけないと思ってみてたけどなかなか興味深く面白い。
あっちゃいけないけどなっちゃうんだろう、隣の家の塀は崩れ落ちちゃってた。
ちゃんと手当てしてくれるんだろうしよくあることなのかもしれない。

でっかい家の人とは全く接点もなかったしどんな人だったかも知らない。
いや、昔ここの窓から顔を出していた小さな女の子とは小学校でのある理由で接点があり全く覚えていないけど名前も知っていたはず。
この家の前を通るとたびたび思い出して、それをここに書こうかと思う事もあったけれど書かなかったのは
またいつものような自虐でしかないから。
名前も思い出せないのも古い記憶だからというだけじゃないと思う。
最近になって、実は思ってるほど事実は悪くなかったんじゃないとも思うけれど今更意味もないか。
そんな記憶も一緒にガラガラはがされ刻まれてトラックに積まれてゆく。
ついでに他の嫌な事もばらして持ってっちゃってくれないかな。
俺自体がなくなっちまうか。
あると何とも思わないけれどもう金輪際見られないかと思うとなんか見とかなくちゃいけないような気がしたりして
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もうかえろーよー

鋼鉄のイメージと言えばラフマニノフの第三協奏曲に2種類あるうちのでっかい方のカデンツァが浮かぶ。あれをものすごいスケール感というか轟音感で聴かせてもらえば大満足な反面、提示部をやった後はほとんどピアノがひとり弾きまくって終わちゃうような印象というか実際そんなで。曲の趣旨から考えればそれでいいんだろうけど余興じゃないまじめなシンフォニーを残した作曲家なんだからおしまいにもう一工夫おいてけたら誰も文句を言わない不動の名作になったのではないか・・なんてお前が言うなという話ですね。


https://www.youtube.com/watch?v=1Kwajecmh2c&t=20s
もっと極端にちょろっと提示の後ほとんどカデンツァで終わっちゃうプロコフィエフの2番も
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なんかこう鋼鉄振り回してるような印象が。
同じく交響曲を残した作曲家だけどこっちのはこれでいい気もする。
ちがうか後続楽章はなんだかよくわからずほとんど聴かなないままだ。
なんかこう、かっこいいのにまだ自分を抑えられてない訳の分かんない放蕩息子みたいな曲だよね。
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演奏者に寄るんだろうけど最後のあたりとか世界が終わっちゃうくらいに・・
ほとんどピアノが弾いてるだけの曲じゃないのかと思ったりもするけど最後にオケが受け止めてくれるからこんなあばれちゃってても様になるんだろうね・・

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夕方見に行ったら鋼材やコンクリートのガラはほとんど排出されわずかに基礎を残すだけとなっていた。
残された植木たちは何も言わないけれどきっと自分の明日を知っていると思う。

建った家が壊されるような時間が過ぎたんだなと思いながら戻る途中、小さな子を抱いたお母さんとすれ違いざまにあいさつをされる。
私の半分くらいの年じゃないだろうかあのお母さん。
記憶の中のあの小さかった女の子は今40すぎか、家壊してんの見に来たりもしないんだなってそりゃそうか。
あっちを見ればあったはずのものがなく遠くまで見通せる景色に目が違和感を訴える。
だけどもうこうだったという絵が出てくるわけでもない。
時間はどんどん過ぎて行き、意味があってもなくても、すべては過去のものとなってゆく・
顔から血の気が引いて口の中乾いて変になっちゃうような不安は多分勘違いじゃないんだろう。
だけどつぶされたら終わっちゃうしそんなわけにいかないんだから。
なんとか・・・

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花と家族

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あったかいねー

ある家の前を通りかかると庭で洗車している人・・あれ?
若旦那は今出てきたあの人だからちがうよな・・あれはだれ?
あっ、庭で遊んでたあの小さな子がもう車に乗るようになったの?
茶髪で背の高い・・よく見りゃ若いのか。
あっという間だねほんとに。
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梅の実がなってた。
勘違いでなければ、この樹は小学校の卒業記念にもらった苗を植えるところがない団地住まいの人が困った末道端に植えていったものじゃないだろうか。
すぐに気に入らない誰かが「恥を知れ!」なんて書いた札をつけたりしてたけど、それをまた誰かが主のいなくなった畑に移して・・違うかもしれない。
これももう何年前か、その子は今どうなっているのかな。もうその子供が小学校卒業してたりして。
梅に実がなってるのは知っているだろうか?

近所に小さな女の子がいると思ってたらいつの間にかその子に子がいて驚いたのは最近。
もうその辺をニコニコ歩いてんのね。
あの子も気が付けば車のってたりするんだろう。
いるはずのマスオさん的な人を全く見かけない気がするのは多分気のせいで大きなお世話だろう。
別な近所のマスオさんはいきなり喧嘩腰で返事をされ嫌な人だと思っていたけどいつの間にかいないことになってた。
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近所のお茶畑。
毎年5月の連休に親戚が集まってお茶の葉を刈り、ちょっとなんか食って飲んでみたいなのを見かける。
大家族ってやつですね。
私の人生にはそういうのはなかったけれどよその家に呼ばれたことはあった。
その都度、こういうのに向いてないと思った。
その家の生きてれば110歳くらいの大おばあちゃんには色々話しかけてもらえて昔の話を教えてもらった。
嫁に来ると姑も腹に子があって一緒に子を産んだみたいな話が昔は珍しくなかったんだろうけど印象的で忘れられない。


https://www.youtube.com/watch?v=CqYCMjzOJPU
あんまり関係ないけどプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。
この曲ト短調で、ヴァイオリンの一番低い音である解放弦のGの音をコアに・・ソロだけでなくオーケストラも低くて暗い悪魔的なものが全曲を通して流れている。
のだけど、第1楽章だと第2主題は暖かい日の光が差す中、人間の心というか
2楽章は無垢な子供の心、愛、勇気・・とかそれらが同居する不思議な魅力を持った曲で
これにハマって聴きまくってた中学生のあのころ、傍目にはまだ生まれていくらも立ってないくらいの時期だったのね。
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第2主題を歌いだしてここ、
最初に聴いた人はじっくり深くクレッシェンドしながら演歌的なビブラートで歌いこんで・・
その流れに乗って自分も曲の中へ入り込んでしまい、
いまだに出てこれない。
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世話が悪いからだろう、このところ咲かなかったクンシランが咲いて見せてくれた。
新しい株がガンガン出てきて間引いたのを別な鉢に植えてみたりしていたけどきりがないのね。
増えっぱなしにしとくと花は咲かない。
しかし子孫繁栄って感じでなんだかいいね。
もともとは母方の祖父がやってたものから株分けされているらしいから50年とかもっと前から続いているものなのかな。
あまり興味を持てずにいたけど、咲かなかった花が咲けばやっぱりうれしい。
これからもずっと咲いてほしいなとも思う。
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かたつむりがいたりして。
花食っちゃだめだよ。

主がいなくなり荒れ放題だった向かいの庭は業者が手を入れきれいになった。
背後にいろいろあるのもなんとなくわかるけど知らないことにしとけばいいのか。
嫁さんによるとどっかのおばあちゃんがでっかい声でここにあったってしょうがないとか言いながらきれいな花を引っこ抜いて持っていこうとしていたという。
私もすぐ近くの別なところできれいな花をもぎ取ろうとしているお婆さんを見たけど同じ人かな?
私の視線に気づき急遽やめたけどごまかしきれず変な踊りみたいになっちゃってんの。
引き継ぐ相手のいないうちの花ももってかれちゃうんだろうか?
枯れちゃうよりはどこかで咲いていた方がいいだろうけど、少なくともあのおばあさんに持ていかれないよう長生きしたいと思う。

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突然思い出したりするのはお告げ

生活圏外な街で。
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普段そんなこと言わない嫁さんがこのさとちゃんは旧タイプで貴重だとかいいだした。あの塩の看板も懐かしい。
万屋的要素も持った薬局だったんだろうけど今もうやってないのかな?
行きたいのはここじゃなくその向かいの
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こんな小さなスーパー。
公衆電話と自販機と野菜のタネみたいな棚、バケツに香花・・
子供の頃こういう個人商店がスーパーと名乗ってるみたいなのがそこら中にあり、そのうちのいくつかによく行った。
巨大資本にやられてそう言うのが一掃されちゃってもう20年以上になるだろうか。
嫁さんはさっそく店の前に並んだ花の苗を行くかかごに入れる。
正面から見るととても小さなお店に見えたけれど意外と奥行きがある上にL字になっている店内には、魚屋みたいな立派な鮮魚コーナーと、でっかいコンロやなべも丸見えな総菜屋が。
手書きの値札も懐かしいけれどローカルな石鹸とか何とか日用品、レジの裏側にちょっとある文房具の棚の横には孫のために昔のおもちゃ・・な、なつかしいな。

単に雰囲気勝負なだけじゃなくて、魚屋はいろんなものが安いし旨そうだ。
イルカがあったり・・量り売りの魚卵煮とかなまこも面白かったし
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この赤くて細長いガーみたいな魚はやがらというそうだ。
よく知られた魚なのかもしれないけどいつものスーパーにはこんなの絶対に並ばないから・・
青柳とこのやがらの刺身を買って帰った。
調べたら高級魚だって書いてあったけどものすごく安く売ってたのね。
ニンニクの擦ったのが添えてあったからニンニク醤油で・・おいしかった。

昔、近所にもこんなスーパーがあった。
二十歳くらいか帰省した際に行ってみるとお客さんの姿もなく、威勢の良かった社長が静かなおじいちゃんになってたのが目に焼き付いている。もう最末期だったんだろう。
そのときレジに立っていたのは中学校の吹奏楽部で一緒だったあの娘だった。
そのまんまとてもきれいな女性になっちゃってて衝撃をう・・普通なら下心とかなしでも笑顔でバイト?とか声をかけるところだろう。
でも私は頭を病んで人は自分を生ゴミだと思っているみたいな病的被害妄想から抜け出せていなかったため、話しかけるどころか顔を見ることもできずに終わっ・・彼女を思い出すことはこれよりもう一つあって、
別な高校に通ったけれどお互い吹奏楽部に入ったためどこかのホールで出くわしたことがあった。
中学の時とは違う楽器を手にもち、あーっとかいいながら声をかけてきたその笑顔は私が何か言うのを待っていたと思う。
あの頃私はまだ人間として死んでなかったのだけど自己肯定力が薄すぎ逃げてしまった・・しかしそれも特に心にとどまる事もなくたくさんあったはずの他記憶と同様に遥か彼方へ埋もれて消えていた。
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ヒラメも安くて買えそうな・・買ってけばよかった・・

40歳のある夜、出かけた遠方から帰宅すべく車で峠を越えたあたり・・
なんの脈略もなく突然笑顔で楽器を持った彼女の姿が頭に浮かび止まった。
なんでそうなったのかわからないけれどその瞬間から私の心は動揺しかき回され、俺の人生は無駄に過ぎてしまったとかこの人生は失敗だとか言うのが止まらなくなる。
ちょうど子供を持つという事について危機的な状況が重なっていたのもあるかもしれずそちらはそちらでやれることをやっていたのだけれど、人生失敗妄想止まらずノイローゼみたいになってしまい。
俺は何をしたかったんだろう?
音楽?・・できるわけな・・
そこからいろいろ考えもう一回お告げみたいなのが来たのがトリガとなり
間違えてできないのに社会人吹奏楽団へ入って結局逃げたり・・
5年くらいかかってたどり着いたところが今。
今やっと自分もやっていいのかなと思えるようになり手にしているのは、あの子が持ってた楽器。
あの子が持ってたからやろうと思ったとかじゃなくて、
お前死ぬまでに一つくらいやりたいことを見つけてやってけよと誰かが言ってくれたと思ってる。
何言ってるかあんまり伝わんないかなと思うけど自分が書きたかったの。


https://www.youtube.com/watch?v=G57YPRPAVu4
これ中学生のころに萌えて何度も聴いてた。
ソロヴァイオリンはもちろんだけどオケの中のある楽器に注目して・・
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出来たよーとか言って魚の煮つけみたいなのが丸ごと入ったでっかいパックを笑顔で・・
ああいうの言っとくと作ってくれるのかな?
近所にこんなお店があったらか楽しそうだな。
このスーパー見てるとみんなほしくなっちゃうのね。
家の周りにはほんとに一軒もなくなっちゃった。
買いすぎても行けないから帰ることにしたけどまたこのあたりに来たら行ってみようと思う。

非常に重要なようで恋愛感情をもったでもないし実は一度の会話もしたことがなかったかもしれないあの人、同窓会には来てなかった。
死ぬまでに一度話す機会があったらいいなと思うけれど。
お前そう思うなら自分でそうなるようにしてみろよという声が聞どこかからこえる気がしないでもない。

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大丈夫まだ死なないから。

漠然と考える自分の将来というものがあるけれど、思ってるのと全然違う困った展開というのは今日突然直面したりするものだ。
いまリストラとか病気とか具体的な危機に直面しているわけじゃない。いや、なにも無ければこんなことここに書かないだろう。あんまりそういうのを考えてると荒唐無稽な不安がそのうち実体化しちゃったりするので忘れて笑ってたほうがいいんだろうけど。
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またいつものここへ行ってみると列車を引いて帰ってきたSLは自分で転車台に乗り入れ替えを終えて、ちょうど火を落とすところだった。
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あそこにいるC12は所有者とか金の出所の問題で長く走れないままのようだ。
募金をしたけれど集まらなかったというのは時代を反映しているんだろうか。
車両自体の復活も募金によってだったと思うけどちょうどバブルへの坂を登ってく頃じゃなかったっけ?
有り余るお金を見せつけてニュースになる人がいるけどあそこへも投入してあげてください。
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あれはトーマスじゃなくてなんだっけ?ジェームスだっけ?
本人は第2次大戦中タイへ送られそのまま取り残されていたC56だろう。
40年くらい前、奇跡的に日本に帰ってくることができた幸運機・・だけどアニメ?みたいなカッコをさせられるとは本人も思っていなかったんじゃないか?
私はオリジナルなC56の姿しか受け入れられないけど、でも本人は小さな子供の笑顔に囲まれるのがうれしかったりしているかもしれない。
なんであれ、せっかく生き残った火を消さないよう
誰かお金を出してあげて。
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ここはその手の人には有名だけど一般人は絶対来ないようなところ。
特に情報も持たないまま。
長い間かけて少しづつ作ってたあの建屋は完成し使用されているようで・・
それでここにあったさび付いたSLの廃車体は?
あれどこいっちゃったのかな?
と思ってるところに
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これが目に入って絶望的な気分になる。
手前は蒸気機関車の除煙板で奥は水タンクだろう・・
むしり落されたような大量の鳥の羽を見かけるとそこで何があったかを想像するけれど・・
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あれは運転席のドアでしょう?
こんな雨ざらしになるように無造作に置かれて・・
結局は金か・・金がなけりゃ・・・
このとき、悲しく寂しい気持ちになっていたけど後で調べたらそうじゃなかった。
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あそこにあるのは蒸気溜めのカバーでしょう・・
後で調べたらあの朽ちていく廃車体はどこかで展示保存されるべく奇麗に整備されてるらしかった。
よかったね。
だけどそれじゃここに置き去りになってるこれらは何なの?
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運転席そのもの・・
よく見ると新製された水タンクもあったりして
このキャブは?
もう一両解体して全検みたいな話もあるらしいけれどマニアじゃないので良くはわからない。
何でもいいけどみんな元気でいてほしい。

最近遠出するとそのあたりにあって地元にはないようなスーパーによってくことにしている。
嫁さんはなんかちょっと面白いらしい。
私は面白くないのでほっつき歩いて
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またここへ来てしまった。
C12はもうだいぶ塗装も傷んでる。
もう少し頑張って復活の日まで・・
車両基地みたいなところはもう静まり返って人の1人も見当たらないかった。
残業絶対禁止な中小零細企業みたいな空気がここに流れてることが不思議というか・・

https://www.youtube.com/watch?v=jBLCXsvxJVM
プロコフィエフはロシアが不安定化すると外国へ逃れたのだけどその際経由した日本に一時的に足止めをくらう形で滞在したことが有名。だけど結局祖国を捨てられず?ソビエト連邦へ帰っていった。
超絶有名な交響曲第5番は第2次大戦と愛国心みたいなところが作曲の動機として本人の口からも語られており・・・別に名曲紹介ブログじゃないのでそんなのは省略するとして、この3楽章、一聴してああ夜の音楽だな・・いきなり超高音で突っ込んでくる弦には月の光を感じ・・でも、単なるセレナードなんかじゃ全然なく、背景には油の匂いのする巨大な重工業的機械と人間みたいなものの気配も感じられ‥
あんまり予備知識に流されて聴くのはよくないけどね。

いろいろ頑張りつつほとんど観光で食っているこの鉄道に今の状況はとてつもない打撃を与えてしまうのではないかと思うと・・
無事に乗り切ることを祈らずにいられない。
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あの山の上で光ってるのはレストランで、以前行ったことがある。
あそこで晩飯食おうと思ったけど嫁さんの回答は
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こっちのファミレスだった。
ここもいいけどね。
すごく低価格な路線なのに狭いところへ詰め込まれギャーギャーうるさいという印象がない。
ジュースみたいにボタンを押すと機械から出てくる式のスープバーは味気なくコストダウンの象徴みたいだったけど、今の時期鍋の前に誰が立つかわからない方式よりいいかもななんて思ったりして。
偶然だろうけどおっさんが派手に咳込みだしたななんて思っていると何組かいたお客さんはみんな帰っちゃって誰もいなかった。

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花の咲くところと自分の居場所

天気が悪くても見栄えがするものといえば
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あじさいかなぁ。
ここへは観光客なんか来ないような小路を歩いてくるのだけど、登山道にもなっているらしく毎日登っているというおじさんがこの先にいいところがあるんだよ行ってみたらいいよと教えてくれた。
そこはかなり前から何度も来ていてよく知って・・なんて思っても顔に出さずありがとうと言えばおじさんも笑顔だ。
それでいいじゃない。
全部こんなだったら世の中心地よいのに。
なんでとげだらけな言葉の中に毎日いなくちゃなんないんだろ・
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散水と書いてあるのはカーブで車輪がきしむので水をまけという運転手への合図だと思う。
ここには鉄道写真な人が一人いた。
あなたの写真を邪魔するような位置に入っちゃいけないことはわかっていますよと言うのを動きで伝えて・・
一言二言話したけれどとても礼儀正しいいい人だった。
ああいう人もいるのね。
ねじれて生きてこなければ自分もでっかいカメラな人だったと思う。
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景色も一部だけ切り取るとなかなかなものに見えたりする。
人の言葉や心もいらんところばかり発見注視するのをやめて都合のいいように受け取ることができれば世の中心地よくなんのかな。そんな単純じゃないか。
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駅に近づくと、でっかいカメラな人がいっぱいだ。
何だかみんな楽しそう
誰にも何にも言われてないのに、ここにいてはいけないとかいう思いが走る。
いじけた子供か。
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何年か前から駅前の古い建物はおしゃれなカフェとかギャラリーみたいなのになって今風だ。
昔一度行ったときには入りやすくいいお店というイメージだったけれど今ははおしゃれ学生みたいなのがいっぱい目に入るようになった。
入ってみる?と嫁さんに聞いても困ったような顔をしているのは、俺があそこが嫌だという気持ちを出しまくってるんだろうな申し訳ない・・と思いながら。
坂を下りきると
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昔からのこんなコーヒーショップ。
ここでいいじゃん。ちがう、ここがいいじゃん。
中でお店人夫妻が暇そうにテレビを見ていた。
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丁寧に扱ってもらって、ケーキセットを頼めば
香りのいい紅茶。
お店の夫婦はまたテレビに見入ってる。
おしゃれ店とは違うけれどすごく落ち着きゆっくりできた。

https://www.youtube.com/watch?v=ILaTybKAcrI
箱根宮ノ下といえば、富士屋ホテル。
今なんだか改装中みたいだ。
かなり昔からあって著名人が来たらしく、案内板にはチャップリンの散歩道とか・・なんだっけ・・
写真館にはジョンレノンが来たとか・・なんだっけ・・・
私的にはプロコフィエフだ。
ここに来たかったというよりは、金を出してくれる人間がここにいると聞いて会いに来たくらいだったような。
芸者を揚げてもらって面白かったと言ったのは別なところだっけ
芸者が出てくるようなところに行ったことはないけれど、仕事がらみで横におねーちゃんが座るような飲み屋には何度か行った。
普通はそういうのは喜ぶもんなんだろうけれど私には苦痛な時間でしかない。
下戸のせいかと思っていたけれど飲めても駄目だったかもしれない。
ブログだからこんなことを平気で書いているけれど、リアルではちょっと頭のおかしい使えない人だ。
しかし全く何をやっても駄目ね・・
思えば子供の頃からみんなの楽しみになじめずいつも孤立していた。
そんな不具合品みたいな自分をばらされるのが嫌で、何時しか楽しそうな人を見ると人の集まりを予感すると逃げようとする頭になっていった。
偶然、いくつかの理由で17時以降の付き合いというのがほとんどない会社、部門、職種に入り込めたおかげで今日も真人間のふりをしていられる。
ほんとはそうじゃないのかもしれないけれど本人がそう思い込めることが大事だからいいの。
標準から見れば間違った不具合品でも、人としての自我を持っている以上人として生きていく。
残り時間を少しでも有意義に過ごせるよう。
立ち向かうところには立ち向かい・・・・その先は書けないか。
こんな人生だけど私は私が結構楽しいよ。

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階段上る

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ほ、ほうきは食えませんよ・・

病的な自己否定感で腐っていましたが一転、頑張ろうと思うようになった。
と書いた次の日もう下降が始まる予感・・あほか。
私はどうも人の言葉を極端にとらえすぎるらしい。
難病ではない限り、人間ならだれでも息を吐くことができるだろう。
管に息を吹き込むこともできるはず。
私もできていた。
いま、できない・・・ほんとはちょっと違うけれど気持ちとしてはほとんどそんな感じ・・
人のちょっとした指示やアドバイスを極端に拡大注目して受けめとにかくそれを実現しようとしてしまうため、言った人の意図とは違う異常な状況を自分で作り出し繰り返してしまうようだ。
そして、そうではないと教えられそれをやめようとしてももう戻らない。
最近はそういうのに発達障害という言葉を被せて扱うようだけれど、ずっとこんなで生きてきた45歳はそれを聞いても全くしっくりこない上に謎の敵意が出てくる・・まああいいか、うまくいかなくても自分発見。
発見しないと手の打ちようも努力のしようもない。
問題はできない自分をどんどん責めてしまい、しまいには死んだほうがいいくらいまで思ってしまう事だ。
趣味くんだりで死にたいとは何だ馬鹿か?・・となるのが普通で正常でしょう。
自分でもそう思うけれどまたそこにこれまで生きてきてうまくいかなかったことの原因を重ねてみてしまう。
この極端な発想も発達障害の4文字で一括?
・・・とか朝書いて、また練習をして、またどんどん落ちて行っていたけれど
あることに気付いて今は安定している。
明日の朝またやってみてダメならまた落ちる・・
普通の人が一瞬でというか最初から分かって感じている当たり前のことに自分で気づくというか発見するのに何年もかかる。
人生宝さがし。

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なんだあれ?
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みんな途中まで行って引き返してくる中、一人階段状のステージ時に登ってゆく。
怖くないの?
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一段一段、踏みしめるように登っていく。
人生みたいですね。
私は怖くてそんなとこ行けません。

https://www.youtube.com/watch?v=8SHFRkbZPBE
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番は演奏旅行で行ったスペインで着想したんだっけ?
フィナーレにはカスタネットが出てきたりしてその影響がみられるという話ですが、でも5拍子とか7拍子が出てくるあたりがやっぱりロシアの人という感じですね。
途中から現れる原始の踊りみたいな旋律はきっと技巧的な見せ場でもあるんだろうけど最後は低音とバストラだけを伴い一心不乱に神殿の階段を登っていくようなイメージがある。
中学生の頃この曲にハマって毎日毎日聴いた。
聴いただけじゃなくてヴァイオリンにあこがれて新聞広告に出ていた二幸通販のヴァイオリンを買った。
買ったはいいが松脂を弦に塗ることすらできずに終わった。
今考えれば、学校の音楽の先生がヴァイオリンをやっているらしいのは知っていたんだから教えてほしいといえばよかった・・
いえる訳ねーよそんなの。
今だって無理だろう。
物心ついたあたりから自分は人前に出てはいけないと思ってた。

以前、まちがってほんとにステージに立つようなところに入っちゃったことがあった。
ライトが当たったりして・・も少しもうれしくなかった。
場違いなところへ上がっても間違いは間違い。
自分がしたいのはそれじゃなかった。
ずっと、ステージ裏というか楽屋のそばのトイレみたいなところに隠れ生きてきた。
光は全く当たらないかわりに、落っこちて終わっちゃうことはない安全地帯。
そこにずっとといればいいんだけど、困ったことにここにいるのはおかしいという気持ちが出てきたりする。
それで階段に近づくと、みんなが楽しそうに上ってゆく階段がなぜか狭くて急でうらっ返しになって落っこちそうに・・
まあいいや。
俺はまだ落ちないぞ。
それから登ろうと思ってるよ。
よし、よかった。
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あいったいった、てっぺんまで。
ヤギって高いところが好きなんだって。
あの一匹はうっひゃーみたいに浮かれた感じで降りてきた。
楽しそうで何よりですね。

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駄目なら笑え

あるお店で
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このスープ美味しかった。
聴いてる間は幸せになれる音楽があるけれど、
スープも人を幸せにするよね。
そんなスープでした。
この記事最初はこれでも幸せみたいな話で書き始めたから。

楽器のレッスンに行くと壊滅的倒壊。
DCDには鬱病を発症している人間が多いみたいなことをどこかで読んだ気がする。
俺は鬱ではないけれど、これまでの恨みみたいなものを・・・ここでぶつけたってどうにもならないのはわかる。
結構なあれだけどなっちゃったものは仕方ない、できることは練習するだけ。
またすぐ色々忘れて狂っちゃって変なことしだすにしても練習するだけ。
そんな中でも神様がちいさくフォローを入れてくれたことに気付いた。
俺は大丈夫。
帰り道はいつものように全人格を否定された気がして俺はダメだなぁなんて思うんだけど、ダメだとダメだとか間に合わないとかそんな根拠や規定も設定されてないよなぁ?と思ったら笑えて来た。
根拠ってのはないけれど幼いころに積み重ねた何故みんな出来るにお前だけできないの!がまだ聞こえてるんだろうおっさんになっても。
しかし頭のいかれた人みたいにへらへら笑っていると少し楽になったりするのね。
そうかじゃ笑っとくか。


https://www.youtube.com/watch?v=G57YPRPAVu4
中学生の頃これが大好きでヴァイオリン弾けるようになりたいなぁなんて憧れた。
二幸通販でかったヴァイオリンは一度も旋律を奏でる・・どころか音も鳴らせてもらえないまま今も部屋にある。
第2楽章はちっぽけな人間にお前大丈夫。この世はお前を待っているから
みたいなことをいっている気がする。
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この世のすばらしさを教えてくれるのもは、静かに、力強く包み込む優しさだ。
音楽があってよかった。それだけでもこの世に出てきてよかった。
人に対する異常な拒絶感と不信感につぶされているとき、相手にしてくれたのは音楽だった。
その音楽は人が作り人が演奏し、人が介在しなければ成り立たないという事実が受け入れられずおかしくなりそうになることがある。
今書くことじゃないか。

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このケーキの上に乗っかった茶色いのは硬い飴状の物体。
食べようとしてフォークを入れたら硬い板が全体を一度に押しちゃってケーキ崩壊してんのぶにょっって・・・
同じの頼んだ嫁さんはちゃんと綺麗に切って食ってる。
まあそんなの当たり前なんだろうな。
嫁さんは俺のぶにゃっを見て静かに楽しそうに笑ってた。

恥ずかしいのを置いとい楽器ができるようにならない話をてあえて書くと私が何時までも全然だめなのは基本的な口の形がいまだに定まらないのが大きな原因の一つ。
正しい形をやろうとすると、笑ったような顔になるはずなんですよね。
笑えってメッセージが来たような気がするのはそういう事でもあるのか?
お前ちゃんとやりなさいって。
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電池切れちゃったのか最近光らなかったランプが今なぜかすごく明るく光ってた。あんた頑張れよって・・言ってるかは知らないけどがんばるよ。

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地下鉄

表参道から新宿に向かうのに半蔵門線の青山一丁目で大江戸線に乗り換えることにした。
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鉄道車両としてこの車高の低さは異様で印象的。
こんなところで写真撮ってると通報されるかな?とか思いながら・・

地下鉄といえば世界で最初にやったのは鉄道発祥の国のロンドンであった。
ヨーロッパ大陸で最初に本格的なものができたのはブタペストだったと思う。
ハンガリーというとなんとなくなじみがないというかパッとしないイメージがあったけれど、クラシックを聴くようになるとその名をよく聞くようになります。
若き日のグスタフ・マーラーもブタペストの国立歌劇場みたいなところで音楽監督を務め名を挙げていたんだと思う。
ブラームスが本物のドン・ジョヴァンニを聴くにはブダペストに行くべきだっといったのは彼のことを指している。
きっと繁栄して文化的にも最高水準、最先端を行く街だったんでしょう。
今でも素敵な街らしいけれど、多分死ぬまで行くこともないだろうな。
地下鉄ができたころにはマーラーはこの世界の頂点みたいなウィーン宮廷歌劇場の芸術監督の座を手に入れており、もういなかった。
クレンペラーが言っていたけどマーラーは鉄道みたいなものには興味を示さなかったようだ。
日本最初の地下鉄は銀座線でその30年後くらい。
30年遅れているともいえるけれど、ヨーロッパに鉄道網が張り巡らされた当初日本はまだちょんまげでござるだったわけで、短期間にものすごい速さで追いついたんだなという気もする。
開業の古い銀座線は浅草のあたりなんか道路から階段を一つ降りるとすぐホームで驚く。
地下鉄は新しいものほど下へ逃げていくので大江戸線なんかは結構深いとこを走ってるんじゃないか?
副都心線の小さな駅とか秘密基地みたいに深かった。

表参道で新宿までの切符を買い、特に何も考えないまま乗り換えの青山一丁目で降り通路を歩いていくと連絡改札がある。
?とか思いながら切符を機械入れると戸が閉まってでっかい音で警告音が・・
あーあ、俺全面否定。
まあ結構慣れてます・・うそです。
先日、家電量販店に入ろうとしたら自動ドアが開かなかった。
休み?と思ったが中には人がたくさんいる・・
あ俺だけ開かない?俺だと開かない?いよいよ始まったのか?
アホなこと書いてるみたいだけどこういう人間もいたりして。

切符は間違いないはずなのになんだこれと思ったらそういう人は係員に相談してみたいな張り紙・・見るとすぐ横にロビーみたいなのがあり・・どうすればいいですか?というとこれを使ってくださいとすかさず別な券をくれる。
そうかメトロから都営、違う会社だからこんなことになるのか・・・
こんだけIT時代とか言ってるのにこんなところがまだこんな手動式なのか・・
まあいいか、駅員さんが気持ちよく対応してくれて救われような気になる。

大江戸線といえばリニアモーター方式だ。
リニアモーターというとJR東海が建設中の時速500kmでぶっ飛ぶ超電導リニア新幹線みたいなのが頭に浮かぶけれど、これは原理もちょっと違うタイプだと思う。
ちゃんと調べもせずに適当に書くと時速500kmな超電導リニアは同期電動機を軌道上に展開したものじゃないかと思う。
そして大江戸線のやつは誘導電動機を軌道上に展開したものじゃないか?

6000.png
このリアクションプレートと呼ばれるものは多分かご型誘導電動機のかごに相当するものじゃないかな?
渦電流によって磁束が作られて、1次コイルとの間にスベリというものがあって・・みたいなの。
電磁鋼板が貼ってあるんじゃないかな・・何ににしろ電源とか回路とかは持たないただの板なんでしょう。
そうするとこの方式は大容量を扱えるインバーターが出てきたから生きてきた技術なのかな。
回転するモーターを持たない分、足回りの高さを劇的に抑えることができ、トンネル断面を小さく取って建設費を大幅に下げられるメリットがあるんだと思う。まさに地下鉄向きな技術だ。
まだクラシック音楽に出会う前に読んだ雑誌の中でこの方式の試験が行われているような話を読んだ覚えがあります。
あれから30年。

ほとんどの人が興味がない話だろうなと思いながら適当なことを書いています。
興味がある人は良く知っている人だからもしかすると全然違うよそこはとか思っているかもしれない。
そういう人は優しく見守ってください。
昔大阪で同じ仕組みの地下鉄に乗った記憶があります。
今、横浜や仙台にもあるんじゃなかったけか・・・

興味深いのはうなり音で、モーターとしては回転部分を持たないはずなのに結構な音が聞こえる。
回転式のモーターでも聞こえるあの音は回転に伴う機械的な音ではなくて電機磁気学的なうなりなんですね。
よくわかんないけどリアクションプレートと、車体側のどこかにあるのかもしれないコアがうなっているんじゃないだろうか・・コアないのかな?
意外に低くて重い、昔のモーターみたいな音だった。

それがどうしたという話ですが


https://www.youtube.com/watch?v=5rfle8wSwJM
プロコフィエフのピアノソナタ第7番の第3楽章。
とても有名で、この楽章だけアンコールに弾いたりもするんだそうです。

6007.png
8分の7拍子なんて言われてもねぇ・・
私は弾くわけじゃないからいいけど。
聴いているとそんな拍子感を意識せず自然に聴こえちゃいますよね。え?俺だけ?
左手の単純なパターンが繰り返される感じとかテクノを御先取りしてるみたいだと思ったりして。

途中ちょっと鼻歌っぽいものが聞こえたりしなくもないけれど機械文明音楽というか、心で泣く音楽とはちょっと違う系で。
でもテクニックだけですみたいな人が弾いたらつまんないんでしょうね。

何かすごいスピードで走り続けている・・
唐突な場面転換も面白い。
無調的になんか叫んでるなと思っていたら急に場面は変わっていて
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この連打されるAの音は横方向に連続して流れ去ってゆく街灯の明かりというかトンネルの蛍光灯の明かりみたいにも聞こえる・・

プロコフィエフのほかにストラヴィンスキーにも7拍子の音楽が出てくるのを見ます。
ロシアの民謡なんかには7拍子の音楽があるんだろう。
踊るんだったら奇数で不安定になってる方がいいんでしょ?
ちがうか。

大江戸線はいろんな道路の直下を選んで走っていくため車輪をきしませながら急カーブを曲がってゆく。
プロコフィエフのこの曲みたいにすごい速さで走ったりはしていなかった。
外の景色も見えないんだからゆっくりでもいいよ。
やっぱり詰まんないから早くついてくれた方がいいか。
まだ17時にならないけど混んでいて人でいっぱいだ。
みんなどこ行くんだろ?
どこでもいいか。

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梅田

太陽の塔を見て満足したのでどっかいこう。

幼いころ鉄道マニアであったので電車図鑑みたいな本を聖書みたいに抱えて眺めていました。
関西方面にもズームカーとかテレビカーとかなんとかカーみたいなのがいろいろあったけどやっぱり2階建ての近鉄ビスタカーが子供にもわかりやすくアピールして超絶大人気だった。
阪急電鉄にはそういう目玉商品みたいなのは見当たらなかったけど全車一貫マルーンに統一された電車も印象深かった。
仕事で大阪へ来たこともあるけれど、その時務めていたのはブラック企業で自由時間もなくいろいろ見て回るなんてできなかった。
その後自由になってからは車で来るので電車に乗ることもなく・・
よし、また地下鉄じゃつまらないので阪急で梅田へでよう。
40過ぎたおっさんが今更のお楽しみ遠足なのである。
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あー阪急マルーンだ・・
艶があって品のあるこの塗装に白地の社章・・社章じゃないかまあいいや・・
窓枠の白・・ロールカーテンじゃなくて本当のブラインド・・
毎日見ている人になんだと言われそうですが私的な印象はなにかこうロイヤル通勤車って感じだ・・
車内は伝統の木目調の壁にグリーンのシート・・通勤車両なのに落ち着いたいい景色を持たせてあるんですよ。
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運転席横の車掌用スペースにも木目調の化粧が。
コストダウンとか効率化とか・・とにかく沢山乗せりゃいいんだよ無駄に金かけてどうすんだよ・・とは違う世界・・
よくこういういうところは刷毛目丸出しで灰色のペンキが塗ってあったりするんだよね。
多分新車のときはピカピカなんだろうけど電車の車検みたいなものを受けるとペンキで刷毛塗するんだと思う。
こんなとこ見るばかぁいねーよみたいな。そんなこと言ってないか。
それぞれの現場に理由と考えがあるんだから他を下にみるようなことを言っちゃいけないけれど。
しかし阪急車両の重箱の隅みたいなところにみるこれは創立者のポリシーみたいなものが伝統になって生きてるんだろうなと思った。宝塚歌劇・・なんだっけあれを興した人も同じ人でしょう?

https://www.youtube.com/watch?v=jTPergSgpSI
https://www.youtube.com/watch?v=jTPergSgpSI
そんなこと考えてて頭の中でこの曲の冒頭が鳴った。
学生の頃の作で曲自体は全然ロイヤルじゃないけどまあいいじゃない。
プロコフィエフは今楽譜が貼れない。
変ニ長調のピアノ協奏曲第1番。
次の2番は本性を出してぶっ飛んだ曲になってきます。
でもまだ学生だしとりあえず卒業しなくちゃなんないもんね。
とは言え途中プロコフィエフなぁ・・というのも感じますよね。

阪急といえば梅田-十三間の3複線ですよね・・もうマニアしか興味のない話ですけれど
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わざわざ十三で降りてしばらく眺める。
京都、宝塚、神戸の3方向へ向けて梅田を同時に発車した3つの列車が並んで走ってくる。
これ見てみたかったんだよなぁ・・

そして梅田。
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関東と関西で色々と異なる文化に衝撃を受けることもありますが鉄道もですね。
関東の私鉄は渋谷、新宿、池袋など国鉄の駅に寄り添い連絡しようとする・・京成の上野とか西武新宿駅が離れちゃってるのは政治的陰謀みたいなののせいで会社としては国鉄の駅にくっつきたかった・・
東武の浅草は珍しく独立しているけれど、どちらかといえばそれはデメリットになってしまっているんじゃないだろうか。
で関西の私鉄は国鉄なんか知るかという感じに勝手に独自のターミナルを設けているのが特徴だと思う。
梅田も大阪駅のすぐそばにあるけど別個に独立していますよね。
川に近い低地に広がっていた田んぼを埋め立てた土地だから梅田だと昔どこかで読んだ。
調べたら国鉄の大阪駅も実は最初梅田駅と呼ばれていたそうだ。そうなのか・・
福岡じゃなくて博多・・みたいなもんだな。
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阪急は7番線じゃなくて7号線と呼ぶんですよね。
この駅は9号線まであるんだっけか・・こんな横一列にホームの広がった私鉄の駅なんか他にないよね。
ここはすごい景色だと思う。
今じゃ駅というかホーム全体に冷房とか珍しくないけれど、きっと昔は特別な世界があったりしたんじゃないかなぁ・・
読んでいる人の大半には通じないと思うけれどおっさんはこんなものが見れてうれしかった。

駅を出てみると横丁みたいなところがあったので
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このお店で飯にする。
夜はステーキ6,000円みたいなところらしいけどランチはランチな価格だった。
あっ・・・・・・・・・次は禁煙かどうか確認してからはいろ。
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こんなポタージュが出てきて・・濃厚でおいしかったよこれ。
大阪で色々食べ歩いている方のブログを見るのが楽しみなんだけど、自分もそんなことできたみたいでちょっと嬉しい。
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ポークカツランチ。
ナイフとフォークで・・みたいな。
サーロインステーキというのもあったけれど値段からこちらにしてしまった。
よく考えればその差は数百円。数百円も普段は大金である。
しかし思い切って新幹線の切符を買ってしまったことを思えばここで数百円を惜しむのはいかにもケチではある。
何が大事かがいつもずれている気がする。
でもいいんだよもうここまで来たらそんなことより目の前のポークカツがうまいかどうかに集中すべきだ。
おいしくお腹もいっぱいになりましたよ。
後でこの店のレビューを見たらぼろくそに貶している人が何人か・・・
そうかなぁ・・俺はよかったけど・・
まあ毎日いろんな人が出入りして、いろんなことがあるんだろうね。

調べると乗り換えを含め遠いと思っていた次の目的地まで大阪駅から一本の列車でけることが判明。
あなんだそこから乗れるのか・・
梅田と大阪駅はちょっと離れてる・・外通路を歩いて・・
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そうそうあんなでっかい屋根をかけたんだよね。
雨が吹き込むんだっけ?
先ほど見た万博の大屋根を思い出したりして。
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えまた階段おりんの?
意外に地味な入口で・・
東京みたいに象徴的な駅じゃないのかな?
そういえば昔と東海道本線の終点は大阪じゃなく神戸と覚えたよな。
考えてみるとこの駅つかうの初めてかな?
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次の電車まで時間がなくゆっくり見ていられない・・
ゆっくりみるもんでもないのか・・
多分今日ここには戻らない。
またゆっくりこよう・・

子供のころ本の中でさんざんみた梅田の文字。
自分の中であんなに有名だった梅田なのにどこにあるのか結構な歳になるまで知らなかった。
今だって乗ってたら着いただけで実感的な位置関係はまだよくわかってない。
やっと来ることができた梅田はランチのポークカツ食った場所として私の中に記憶されました。

なんかちょっと違う気もする。
また来てみよう。



Tag:プロコフィエフ  Trackback:0 comment:3 

太陽の塔

少し前に太陽の塔の中身が一般公開されるというニュースを見ました。
大阪万博、私はまだ生まれていません。
私の時はつくば科学万博で、行くはずだった小学校の修学旅行に熱を出していけなかったのが自分らしいか。
その後父親の会社の慰安旅行みたいなのについて行いけたにはいけた。
あのとき、子供の私には未来世界を実際に覗けるような夢の世界がそこにあるような気がした。
中学の修学旅行は花博だっけ・・その後博覧会ブームというのもあったけれどただのイベントという感じになっちゃってワクワク感は減衰していった気がする。そしてバブル崩壊・・
自分の年齢が上がってというのもあるけれど、バブルを経て戦後からの上り坂も終わりみんな未来へのワクワク感てのが覚めていったのじゃないか・・俺だけか・・
大阪万博はつくばの15年前、戦争が終わって25年目。
きっと70年大阪のワクワク感は誰にとってももっとずっと大きかったんじゃないかと想像します・・

・・・そういえば太陽の塔見たことないんだよなぁ・・

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新大阪からちょっと電車に乗って千里中央駅。
なんかこう、70年代って感じがしますよね。
エスカレータに並ぶ人の列が東京と左右反対なのを見てああここ大阪なんだな!なんて思ったりして。
私は今若干暴走中。こんなとこまで来ちゃた。
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モノレールってのもそれっぽいけどこれは万博のずっと後にできたものですよね。
いい年して一番前に乗っちゃうところがどうしようもないでしょう?
万博記念公園駅という分かりやすい名前の駅で降りる降りると・・

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あっ
いた!
なんかこう・・アニメに出てくる敵みたいじゃない?
生きてるやつがこれからどっちに進もうかうかがってるみたいだ・・
駅でいい歳をしたおっさんがひとり盛り上がる・・・
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うわ見えてきやがった・・
あの上の金色の顔が猫背で前のめりなところがかわいくて笑う。
高速道路とモノレール。
昔九州から高速を走ってきてモノレールが見えると吹田かぁ・・あのモノレールどこ行くんだろう?と思った。
そこに来れたわけだ・・
駅から万博公園のゲートまで少し歩くのか・・若い人がいっぱいいるけど公園じゃなくて近くの巨大商業施設みたいなのに向かっているみたいだ。
ちいさな子供を連れた家族が結構いる。
平日だけど学校行かなくていいのかな?
そういうお前は何だという話ですが、最近平日に休みが入るんですよ。
いつまでも続かないと思うのでこのチャンスにちょっとどこか行かせて・・


自販機で切符を買ってゲートをはいれば・・
5012.png
会えましたね・・
でっかいよね。
つくば万博の時も事前にガイドブックをなめるように読んで出来上がった頭の中の世界より、実物ははるかに大きくて圧倒された・・
大阪万博のときみんなこれ見てどう思ったのかな?でっかい屋根付きだったんでしょうあの時。
70代くらいの女性が二人で歩きながら月の石を見たとかなんとか言っている・・
彼氏と見に来たとかかもしれないのかぁ・・どうでもいいけれど。

これ残しといてくれてよかったなぁ・・

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1081&v=pPYWZYhWuGw

プロコフィエフの
スキタイ組曲 アラとロリー
若いころの作品でちょっとわざとめちゃくちゃに暴れてる感もあるけど面白い。
2曲目はむかし桃屋のイカの塩辛のCMで流れてた。
その終曲、ロリーの栄えある門出と太陽の行進の最後の部分。
端折って言うと勇者がロリーを助けた後、太陽神と言うのが出てきて都合の悪い敵は皆焼き尽くしちゃってハッピーエンド。
基本的に長調和音だげど強烈な不況音を伴い、焼き尽くす感がすごくでていて面白いという。
とはいえ、自分と違うものは間違いで死ぬべき・・みたいな人間の排他的野蛮性を強烈にみる気もする。
今でもそうなのかもしれないけれど陸続きで異教徒、他国がいきなり攻めてきてみんな殺され乗っ取られる・・または乗っ取りに行かないと自分たちが食っていけない・・みたいな死ととなり合わせの生活を何千年もやってるとそうなっちゃうんのかな。
人間てそういうものなのかな。
でもここへ来る間にやさしい人の心を見た。
そういう人もいるんだ。
その場で私はそういう人じゃなかった。

岡本太郎が言いたかったのはそんなことでは全然ないですよね。
生命の根源といううか命は共通の一個のものだ・・理屈じゃなくてこの世の生のエネルギーみたいななんかそんなんじゃないかな・・
本当はどうなのかは知らないけど、私がどう感じるかがすべてだから。

5013.png
カメラの置台があってみんなタイマーで記念写真を撮ってた。
縄文時代の土偶とかに衝撃と影響を受けているんでしょう?
なんかかわいいところがちょっと笑っちゃうよなぁ・・
5014.png
裏の方にちょっと保存されているあれは大屋根ってやつでしょう?
その後一般化されて今では驚かない気もする・・・でも当時はびっくりするようなもんだったんでしょう?
裏へ回ると
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ネガティブ・・・過去を表現しているそうですが・・
よかった、こちら側に心惹かれるようじゃやばそうだよな。
5016.png
予約すればだれでも中を見学できるそうだけど思いついた次の日に来ちゃったので予約サイトも見なかった。
予約とかそういう予定的なものを一切入れず下調べもしないぼーっとした旅がしたいの・・
めんどくさいだけだけど。
また来る理由を残せたからいいじゃない。
5017.png
口とんがらせてなにすねてんだ・・
見る位置によっていろんな表情に見えて面白い・・奥深いくらい書いちゃおうか。
あの金色の顔は鋼管で固定されてんのね・・なんかリアルを見たような・・
目は今でも光るのかな?

5018.png
周りは巨大な緑の公園・・
こんないい感じで・・
一度時間に縛れずに一日ボーっとしてみたいなここで・・
展示館があって興味を惹かれたけれど日帰りで時間もないのでまたという事にする。
せっかく太陽が出てるのにコンクリートの建物の中で時間をつぶしてしまうのも嫌だった。
5019.png
学校の行事か小さな子がたくさん芝生で遊んでる。
その向こうのあいつはやっぱり意志をもって歩き出しそうだよね。
さらに歩けば遠足の小学生・・先生2人で見るんですね今は。
私よりずっと若い先生と小さな子供たち。
子供縁遠いので何かいいことも書けないけど。

他のところへも行きたいのでゲートを出て駅へ戻ろう。
5020.png
モノレールと・・・幼いころの絵本に未来の世界が描いてあってこんな感じだったような・・
最近の子供はどんな絵を見てるのかな?
いきなりスマホでゲームとかしちゃうのかな?

なんで私は、急にこんなものに盛り上がったんだろう?

わからないけれど太陽の塔、見ることができてうれしかった。
こういうので感動したとかいうと安っぽいけど来てよかった。


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結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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