紅茶とピアノ

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これは何日か前、箱根神社へ行った帰りに見つけた昭和な喫茶店
白いシートカバーとか昭和30年代の一等車みたいじゃない?
全席喫煙可なところも昭和なのかもしれませんね。
急に今日の話をはさんで
仕事中風邪のせいなのか抗生剤の副作用なのか倦怠感を抱えながらもそれでも仕事をこなして。
そしたらまたそこへ消えかかってたはずの大問題復活の一報が入る。
また病気悪化しちゃう気持ちを軽く持ってやれないかな。
と思ってたらマンガみたにさらにまずい報が入る。
まじめにとらえちゃうとまた再発一直線だよこれは。もう可能な限りぎりぎりまで気楽にしていたい。
調子悪いので今週のレッスンはもう休もうと決め、退社後先生にまた一週間遅らせてほしいと電話を入れる。
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経験的に炎症中コーヒーを飲むと悪化すると思っているのでウインナーティー
クリーム地帯が終わってからの紅茶が意外にも飲みやすくて美味しかった。

20代の前半ブラック企業みたいなところでいかれて夜逃げをしたあと、作曲というのをしていたことがありました。
ちょうどインターネットに個人が入り込んだ黎明期みたいな頃で、なんでもない一個人の作ったものを世界のどこだかわかんない国の人に聞いてもらえるという時代に何故か自分も乗っかれた衝撃と喜びというかね。
まだ高校時代に楽器で挫折したのを引きずってたかな楽器できないけど音楽がしたいという自分の心を満たしてくれた。
コンピューターを使うと楽器が出来なくてもいくらでも曲を作って流すことができるんだけど、そのうちそれに虚しさを感じるようになる。
で弾けないピアノでいいから自分でも弾ける内容のものを作って聴いてもらうようになった。
弾いて作るんだけど実際は人に聴かせられるよう打ち込みだったりもしたけど
そういう内容だからちょっとわかる人が聴けばひどく稚拙な内容だったりもするんだけどそれはそれでいいの。
嫁さんの前で弾いて見せて騙したりとか。
それももう20年前の話となってしまい消えかかってた。
先日山梨方面にもいったんだけどその帰り道でどの中の一曲がずっと頭の中で鳴ってたのね。
かなり久しぶりだねーと思いながら。

https://www.youtube.com/watch?v=hOdgQZsVV3s
その時なんとなく考えていたのは、楽器諦めてやめちゃうはいいけど
ただ音楽を聴いてただけの人で死んでくということで貴方いいんですか?
いやです。
それだけだけど。
もう何十年もたってるけど今頃ここオクターブにしとけばよかったなとか
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真っ暗闇みたいな高校時代の最初の何か月かはちゃんとしていて、部活の先輩にかわいがられこの店のすぐそばをほっつき歩いたことが何度かあった。
それがどうしたというはなしかもしれないしなんにもつながらないけれど、とりあえずこの話穏やかに明るく閉めたい。
仕事超やばいにはやばいけれど、少なくとも今日はなんとか乗り切れた。
じゃあいいか今この時は。

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どんぐり 沼津 アーケード

昔ブラックな会社に使い倒されある地方の中核都市らしきところにいた時、政治家のパーティーみたいなのに人数の足しとして動員された。誰が主役だったか忘れたけどテレビでよく見た重鎮みたいな元国会議員も座ってたと思う。また別な偉そうな人が人が挨拶で激励っぽく「もう何年もシャッターが閉まったままのあの商店街何とかしてもらわないと困る」と言ってたのを思い出した。あれももう20年前。・・あの町に限らずどこかになんとか出来たところはあるんだろうか?
そこらじゅうで見かけた駅前のデパートの廃墟だけど自分の知るところはこの10年くらいでみんなマンションに建て替えられました。でも闇市から発展したようなアーケードとか商店街って、建て替えるとか無理ですもんね。多分日本中に同じような光景が今もあるのかなと思ったり。
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明かりが灯る。
何にもないのに人は歩いてる。
雨も降って気分はさらに暗い。

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脇にそれたところにある甘味処というか・・
むかし嫁さんにと来たのはもう10年以上前か。
お店の名前はどんぐり。

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昭和な感じ。
甘味のほかお茶漬け、きしめん、おでん・・
正直このサンプルを見ただけならここへは入らないかも。
それでも久しぶりに入ってみるのはこの店の

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この流しそうめんのでかい奴みたいなのに桶がが浮かんで流れるシステム・・
これをまた久しぶりに見たかったから・・

まず何しろ食券を買う。
食券なのには訳があって
それぞれ東海道の宿場名がついた席に着いたら
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おいてある宿場名入りの札に食券を挟んで

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流れてくる桶に乗せて流し・・
しばし待つ。
向かいにはガラスのショーケースがあってゲームウオッチがたくさん。
その周りにはフォノシートだっけ色のついたレコードみたいなが並び80年代のアイドルのシングル?のジャケット・・
聞こえてくるBGMも80年代の邦楽というかアイドルというか・・中山美穂がまだ子供みたいな声で歌ってるあの曲は知ってる。子供だった俺はラジオで流れたのをテープにとって聞いたよ。あとはなんだかわからないけどバブルより前な音楽・・
なんとなくそういうコンセプトで行きたいんすねここは。

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あっ、来やがった。
この日この時、ほかにお客さんがいなくて・・
だからあれ俺のだろ?

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あー来た来たとか言って

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出てくるものは昭和。
ほんとに昭和。

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自分のが流れてくるとき目の前の宿場名が光るのね。
嫁さんのお汁粉もしょぼ・・じゃない昭和。

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あの堰みたいなので流速が変わるのかお盆は加速と減速を繰り返しながら進んでいく。

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食べ終わったらまたみんな桶に入れて流すところまで説明書きに書いてある。

あれですよね。この記事面白い話題なはずなのになんか暗いですよね。
薄暗い店内のせい?お客さんいないから?
回転ずしみたいなのにも見慣れてもう30年以上だから?
Googleのレビューを見ても苦言めいたものが結構ある。
でもさ、ここはこれでいいんだと思う。
よく知らないけれどそこそこのお年の夫婦が二人でやっているようだ。人を喜ばせようと思って時代の流れから外れてこんなのを続けてる・・みたいな。
いまの感覚、基準で満額の合格点を要求するとかそういうもんじゃないんでしょう。
そういえば子供の頃、ミニSLが料理を満載した貨車をけん引して席までやってくる・・みたいなレストランがあった。
80年代初めの夢のある世界ってこんなだったような気もするなぁ。
今の子供はこんなの見て喜ぶのかなぁ?


https://www.youtube.com/watch?v=K52Ow6dZcPU

そしてこれはむかし作ったどんぐりという曲。
誰にも知られることなく消えていくだけの恥ずかしい人生なんだから関係ねーやと恥ずかしげもなくここに公開。

順番が逆だけどこの日
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久しぶりにアーケードを歩いてみた。
幼いころ、ここも駅前のデパートも人と物があふれて活気があり輝いるように見えた記憶がある。
中高生の頃、近所のレコード屋にはクラシックなんか置いてなかったからこのあたりまでCDや楽譜を買いに来たりもした。始めのうちは明るい記憶、頭がおかしくなってからは周囲が指をさし嗚咽を上げるのを気づかないふり・・の記憶。
あれももう30年くらい前なのか。まだまだ人がたくさんいた。

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その先には古いままのアーケード。
10年位前には外国人向けの怪しい低価格店があったりしたけれどもうそれすらなかった。

街がアニメの舞台になっているらしくそれ系のものがやたらにあり、遠くからくるらしいそれ系の人が嬉しそうにアニメの絵が入ったマンホールのふたの写真を撮っていたりする。先日はひき逃げした車が痛車だったのですぐばれたみたいなのがニュースになってた。

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なんだあれ?
近くにあった貼り紙によると期間限定でEVバスの試験みたいなものが行われているようだ。
あれも乗らないと写真撮れないようなところにアニメの絵が出るようにしたらいっぱい乗ってくれるんじゃないの?博打性を持たせて10回のると一回くらい超レア何とかが見られるみたいにしとけばいいんでしょう?


思うところがあって楽器屋に入ってみるとおねーさんが待ち構えてこちらをうかがっている。
いやだからそういうの苦手なんだって。
俺は嫁の付き合いで入っただけで楽器なんか興味のないおっさんだよ・・のふりをしてちょっと見るものを見て逃げた。
調べたらわかったけれどいろんな管楽器が安価にレンタルできるんですよね。
誰にも何にも言われてないのに私なんかは見たり興味を持ってはいけないんだと思い込んでいた、でもやってみたかった楽器を一度借りてみようかと思ってる。
お前どうせまた・・わかってるだろ?みたいな声を聞きながら。
目の前にある用事が片付いたら・・よし、あと一つ来週で・・なんて思ってると次の厄介なことが入ってきやがった。
本当にやりたいなら全部無視して勝手にどんどん進めないと一生やれないんだな。

お昼は近くのよく行くお店に。
時々行くお店に行き、エビツナおろしスパゲティーというのを頼んでみる。
今までずっと大盛みたいなのを頼んでいたからか普通盛というと再度確認される。
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気取ったパスタ屋で普通の量を頼んだら猫の餌みたいな量で出てきやがったこともあったけどここのは普通でも結構な量ですね。
これのいいところは何しろ食べてて罪悪感がないこと。
大根おろしにエビ、ツナ、オクラ、ちくわ、のり・・
実際はわからないけれどオイルレス肉レスな感じがして高尚な気分になる。
醤油をかけて・・とのことだったけれどおいしいだし汁が下にあるのであんまりかけなくてもいい感じ・
あっさりしているけれどものすごい食べ応え感もある。


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スープと。
おまけでゼリーのほかマンゴーラテみたいなものも出てきた。


まとまりもないしなんか薄暗い記事になっちゃったから
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次の日にみた富士山でも載せてみたりして。
まだまだ薄っぺらい雪だから日が差したら消えてっちゃうのね。
でも富士山の見本みたいな仕上がりでしょう?

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飯を食って海岸沿いの道を走っていたら海と空の美しい光景が目に入った。
適当に曲がってみると海水浴場の駐車場?
平日なので車はまばら。
麦わら帽子のおじさんがいて・・降りると駐車場代を取りに来るんじゃないかと
まあいいよ行ってみよう。
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あれは何ですかね、海開きを前に海の神様に・・とかかな?
麦わら帽子のおじさんも近寄ってこない。
空がきれいだなぁ・・

人はあまんまりいない。
女性がひとり訳ありっぽく座り込んでる。
ベニシアさんみたいな外人のおばちゃんが裸足で波打ち際を歩いたり
女の子が半魚人みたいな格好で海へ入って行ったり・・

テレビで浜に人があふれているようなのが映る。
ここじゃないかもしれないけど似たようなもんでしょう。
楽しい場になるんでしょうね。
私は無理だけれど。
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あーいいですね。

写真には写らないけれど相変わらずのひどい下水臭さ・・
そういうの書かなくていいんだろうけど。

昔、短い期間下水道メンテナンスという仕事をしたことがあります。
就職氷河期と呼ばれたころ、入れそうなところに逃げ込んだところ驚きの予想外な展開となったのであった。
使用中の下水道の中に入り、時には浴びる。
映画でよくそんなシーンがありますが強制換気もしない下水溝に入れば臭いとか目が開けられないどころの騒ぎじゃなく命の危険もあると思う。
匂いがしみつくのでコンビニに入ると周りの人が露骨によけたりお釣りを投げつけられたりする。
でもそれは何とも思わなかった。

それよりずっと前、
何もないつもりなのに電車や街の中でもっとひどい目や声を向けられた毎日があった。
友人だと思っていた人間に怒りに満ちた表情で近寄るなと吐き捨てられる。
一度もあったことのない人間が私を知っており指をさして嗚咽を上げる。
何が起こっているのかがわからず誰にも相談できなかった。
いまでもわからない。
親と同じ精神病の妄想世界であったのだと思いたいけれど、具体的なやり取りの記憶が複数あるのでちがうと思う。
鏡に映る自分の像が理解できなかったり、一日に何度もシャンプーをするとか異常なことをやっていたのはまちがいない。
私も何かしら、いかれていたのかもしれない。

30年近くたった今でも私は人が怖いし人の笑い声や笑顔が受け入れられない。
多分死ぬまで逃れられないと思う。



https://www.youtube.com/watch?v=sGw9VxxqZM8
もう20年くらい前になるのか自分が作った曲を・・今聴くとちょっと恥ずかしい。
これを考えていた時、海と風が頭にあったと思う。
でも海と風を描こうと思ったのとは違う。

あの頃、今の汚れた自分は仮の姿で本当の自分は別な安全なところに隠れているんだという意識があった。
いつか会うその彼のためにと思いながら何かを買っていたことがある。
ネット上に自分の曲を上げて聴いてもらい好意的な感想をもらうのがうれしかったのだけど、
しだいにみんながほめてくれるunagiさんは自分ではないもう一人の自分だと思うようになり嫉妬をしたり。

自分が2つに分離したのは世間から汚物みたいに見られたあの頃だ。
死にたいと思わなかったのはそのおかげだと思う。
いつか本当の自分に戻ることができるかもしれないという希望があった。
何があっても耐えなければならないのだという気はあったのを記憶している。

今、私は私一人しかいない。
私を普通の人間として認知してくれる人の存在を実感したところで私が私の存在を認知できたんだろう気が付けばもう一人の自分はいなかった。
現実逃避する必要がなくなると何も浮かんでこないようになり作曲もしなくなった。


しかしこんなのを書けば読まされる人はたいがい不愉快に思うかもしれない。
ふだんなら、そういうのはやめようと思うのだけど。

海があんなに下水くせーからいけないんだろ。


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海とか空っていいですよね。
何がとか言うんじゃなくて。

どこか、きれいで静かな海に入ってみたい。
いろいろ洗い落とせるんじゃないか。
最後に海に入ったのはもう20年以上前だ。
とてもきれいな海で、盆を過ぎ誰もいなかった代わりに
体中をクラゲに刺されて大変なことになった。

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おまけ

天気が良かったので自転車で出かけた。
なんとなく幼いころに住んだあたりへ・・

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石が笑ってた。
子供の頃はこういうものがやたらと見えたよね。
そこら中にあった。

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何だかわからないけど緑色のものがべちょっと貼りついて・・
ある日突然これがあった。「こうじのひとがこぼしたんだよ」っと誰かが言ってるのを聞いて・・
あれから40年近くたつのにまだ残っているこれを見るとここに幼い自分がいる気がする。
親や先生が常に「どうしてお前はそんなに馬鹿なの!」みたいに言うから自分でもどうしてなのか考えた。
かわのみずのんだからあたまにどくがはいったのかなぁ?
この写ってるコンクリの下を流れる川がそれ。
こういう超個人的ランドマークみたいなものが10年くらい前に散歩したときには結構残っていました・・が急速に失われ・・自分の記憶からも遠ざかり・・

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幼いころ見ていた山。
あの向こうに星が寝ていて、夜になると出てくるんだと思っていた。

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幼いころ、祖母に手を引かれてみた光景。
今はフェンスがあって変な角度からしか見えないけれど、昔はもっと広々としていた。
家が3軒ならんであとは畑・・みたいにパターンで覚えた景色も今は新しいうちがひしめき記憶と違う。
「unagiちゃんが大人になる頃には線路も増えて電車がいっぱい走るようになるんだよ・・」
高度経済成長期ももう終わりにかかっていましたが、何でもこの先発展し良くなっていくと言う感覚はあったよね。
訳の分かんない子供にもそれは感じられた。果てしなく遠い未来に希望を感じたりした。
複線化や劇的な増便なんてあるわけもないんだけどそれより俺は大人になったんだろううか?
公園でみんなが楽しそうに遊んでいるとき、何が面白くて何を笑っているのかがわかりませんでした。
きっとみんな自分がいない時に話を合わせて自分の知らない何かを知っているんだと思っていた。
昨年わかったけれど、40年近くたった今も私の中身はあの頃とおんなじだった。

泣き言みたいだけれどずっとあいまいで謎だった自分の特性理解が進んだんだから、それを踏まえて何とかいい方向へと思う。どう実体化をすればいいかがよくわからないけど・・
長い時間がかかってもいいから。
死ぬときにどんな気持ちでいられるかが私の人生の勝負でテーマ。

どうでもいいけれどここは連続25‰の連続勾配。
右側のに空き地があるのはかつて複線だった名残。
ローカル線だけど幹線用の大型機D52が走っていました・・見てみたかったなぁ・・
鉄道マニアならこれだけでここがどこかあてちゃうんでしょう?


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学校へ向かう途中、この交差点で飛び出して車にひかれそこなった。
急ブレーキの音が今でも耳に残っています。
今思うと運転手さんには大変申し訳ないし、とても感謝しています。
私はあの時ここで死んでいたのかもしれない。
そう思えばその後はおまけだ。
お楽しみ企画みたいなもんだ。
無理にみんなと同じになろうとしなくていいのかもしれない。
救いは、なんだか知らないけれど私は私が好きな事。
残りの人生は楽しくいきたいと思う。
その楽しく生きるというのが今一つどうすればいいのかよくわからない。
何年もかかってそれを探るブログ。

まだ自分の曲で・・





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しもやけ

何年かぶりに、足にしもやけができてしまいました。
かかとに・・・すげー痒いのねこれ・・
昨年までは部屋の空調は入れずにこたつに潜っていました。
座椅子を倒してマウスも炬燵の中に入れて首まで炬燵布団をかぶったような変態的なな格好で。
でもブログを書くようになると腕をこたつ布団の外に出さなくてはならない・・今年はやけに寒い・・
ということで炬燵なしのエアコンにしていたんですが・・床は冷たいいままだった。油断した。

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これは先日乗ったSL列車の最後尾。左は後ろから押してる電気機関車。
右の客車から蒸気が出ているでしょう。
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昔の客車は電気暖房なんかなくて蒸気機関車の蒸気をもらって暖房をしていたんですね。
客車にはそれ用の配管が引き通されていた・・だからたぶん一番機関車に近い前の車両は暖かいというか暑いくらいで一番後ろの車両は少し寒い・・とかだったんじゃないかなぁ・・・
初めて蒸気暖房の列車に乗りましたがその温かさがなんとも優しい暖かさだったような気がするんですよね。
蒸気暖房自体は今でもあるんだろうけど、石炭を焚いた火でおこした蒸気だから・・
プラシーボとか言わずに・・
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木製、ニス塗りの車内。この木の暖かさもいいんだよね。
銀河鉄道999の車内だ・・
シートモケットの青がまた合うよねぇ・・
こんな車両に何時間も揺られて宛てもなくどこかとんでもない遠くへ旅するとかやってみたかったなぁ・・
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木の壁・・

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木の窓枠・・
窓の向こうの目玉みたいなのは機関車のライト。
とても居心地がよく、私はここにいていいんだなと思わせてくれる。
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もうちょっと時代の下がった車両はこんな感じ・・
鉄板が貼られるようになり、照明は蛍光灯。扇風機もついた。
現役当時はこちらのが優れていると皆感じたはず。
でも視点を変えると昔の木造に心惹かれるよねぇ・・


昨年、一昨年か大晦日のブログには「来年はもう少し前向きになりたい」なんて書いてありました。
そういう自分を変えようみたいなのはもうやめて自分の居場所を探します。
初詣に行っておみくじを引いたら
今年はやばいから余計なことをしないで流れに乗っとけ。
揉めた物はうまくいかないからお前が折れろ
みたいなことが書いてあった。
戦っても報われなそうだから適当に生きることにします。

調子に乗ってまた自分の曲

1昨年末くらいに作ったんだっけ?
あるきっかけをもとに作り始めたんだけど、作ったところで誰にも聞いてもらえないと思ったら萎えてしまいそのままになっていた・・曲名もありません。
まだ中途半端でもうちょっとなんとかしたい気も・・
もういちど作曲してみたいけどもう機材もないと言ったらレコーダーを貸してくれた人がいた。
返さないまま手元にある。
辞めたなんて言ってるけど所属していた団体に正式に話もしていないのでまだメールが届く。
半分だまされてると知りつつ買った高額な楽器・・絶対やめない決意のつもりだったんだけど・・売っちゃって嫁の車の買い替え費用に・・なんて一度は思ったけどできずにいる。
まぁ、今何を考えても何の結論も出ない。

今年は寒いですよね。
炬燵だそうかな。
しもやけ痒い・・子供の頃を思い出す。

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暖かさが必要だ

国鉄の無煙化が1975年でしたっけ?私は1974年の生まれなので現役のSLは知りません。
子供の頃、鉄道に興味があった。
山口線と大井川鉄道にSLがいることは知っていたけど乗るなんて夢のまた夢。
学生の時住んだ街というか学校のすぐわきを走る路線には観光用に復活したSL列車が毎日走っていましたが乗ったことは一度もなかった。
最近憂鬱なので妻に「明日SL乗り行くか」なんて言ってみたら反応がいい。
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大井川鉄道のいいところは客車もなかなか古いものを持ってるところかも。
編成中に連結される客車の誕生年はまちまち。行きに指定された車両は本当に古いもの。
昭和10年代製、溶接でなくリベットうちの車体
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ニス塗りの社内。木製の窓枠、白熱灯、扇風機なんか最初からない・・
皆本物。泣ける・・
乗ってみて一番感じたことはあれですね、匂い
煙の匂い。
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映像や走行音はテレビや雑誌で散々見てきたけれど、匂いだけは実際に行かないと感じられないから・・
匂いって、音楽にはない要素ですよね。スクリャービンくらいでしょうそんな変態なことを言ったのは・・

終着駅で運転席に興味のあるお客さんを座らせたりしていた。
性格的にそういうのは遠目で見て近寄らないんだけど・・年を取るとずうずうしくなれることはいいことですよね。
生きてるSLの運転室に入れるなんて・・
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操作系はみんなバルブ。
操縦席というよりボイラーとバルブ。
走る湯沸かし器、生きてる。
運転席から前を見ると
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この景色・・運転席という感じじゃないでしょう・・・
座って感じたのは、あったかいんですよね、
そりゃそうだ目の前ボイラーだから。
生きていると感じる。
夏は暑いだろうな・・今は走ると隙間風で寒いんだそうだ。

ブログで、寒いと寂しくなる。暖かくすればいいとおっしゃってる方がいました。
なるほどそうかもしれない。
あったかいと何だか知らないけど安心感を感じて幸せな気持ちになれそうですよね・・
あったかくしよう。これから。
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石炭の投入口。
炎の世界・・
こんなに熱くならなくてもいいけど・・

何度も同じようなことを言っておりますが、
コメントなどを通してやり取りをさせていただいて・・
温かい気持ちにさせていただくことができました。
ありがとうございました。
まだ明日もあるけどね。

また自分の曲でもいいでしょうか・・・
年末だからやりたい放題という事で・・

昔、ネット上で自分の曲を聴いてもらえるのが嬉しかったんだけど、ネット上にいるのはunagiさんで自分じゃないと思うようになっちゃって訳が分からなかった。
一昨年、やっとリアルで知り合った人に自分の曲を聞いてもらえてうれしかった。
でもそれも終わった。それが今年のできごと。
またネット上にunagiさんが出現したのも今年のできごと。
来年は明るい年を目指します。
まだ明日もあるけどね。

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もうこれ年末?

もう休み。
でも朝から病院。特に何かの病気をしょってる訳じゃないんだけどちょっと血圧で月一・・
昔から個人の健康管理まで請け負うのがコンセプトみたいな病院なので色々と。
採血してもらったけど結果を聴くのは来月。
妻に言われて睡眠時無呼吸症候群の相談をしたら測定器を貸すので一回つけて寝てみてという事に。
来月のブログネタがまた一つできた。
今年人から批判的に「人生損してると思う」と言われたのが耳に残ってる。。
ありがとう。治せないので時間的に長く生きて取り返せたら思います。

Googleマップを見ていたら家からいくらも離れていない山中にカフェがあるらしいのを発見・・
えっ?こんなとこみたいな・・
しょっちゅう走っている基幹農道から脇道へ入る・・沢沿いに山へ向かう細い道、牛もいるような農家が何軒かあって・・みたいな
そういえば子供の頃は近所にも牛や豚を買っているところがたくさんあった。
もちろんペットじゃなくて・・
いつの間にか見なくなっちゃったな。

突然現れるこれ。
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農家の庭にある納屋を改装したみたいだ。
駐車場は人んちの庭そのもの。
新しくきれいなお店、テーブル二組にカウンター。
いかにも農家のおっさんというか爺さんが出てきて歩いてそのまま・・近所の人が集ってるのか・・

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ランチのサラダというとよく小皿にキャベツがちょっとだけみたいなのを見かけるけど、これはいろんな野菜がぎっしり・・自家製なのかは不明・・でもシャキシャキしてなんだかうまかった。

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またナポリタン食っちゃった。イチ押しみたいだったから。
おいしかったし量も意外とあったよ。
写真だと静かでおしゃれな空間みたいだけど、実際は近所のおばさんグループみたいなのが盛り上がっていて結構にぎやかだった。
女性のことはよく知らないけど、集まるといくつになっても女子高生みたいな会話するんだね・・・

民家の庭先でやっているこのお店、吉田のうどんが近代化したみたいだ。
女性が二人いでやっていたけどこのうちの親子かな?
嫁姑かな?
なんでもいいけど、いいねぇこんなのも・・

その後そのまま山に登って
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また子供のころから山の上に見上げていた明かりの正体に会いに行った。
相変わらずなんにも言ってくれない。
いいよ。お互い長生きしよう。

毎年この時期には淋しさが襲ってきます。
といって、にぎやかな大家族というのに呼んでもらったときは驚きの居心地の悪さだった。
と書いてみて、今年直面した問題はずっと昔から繰り返されてきたことだと知った。
いつも同じパターン。
情報の把握と分析ができていないから有効な対策が打ち出せないのだ。
人生にもISOを導入しよう。
人生マネージメントシステム。
多分形骸化すると思う・・
遠くへ旅に出たいなぁ。

もう年末だしずうずうしく自分の曲を貼ってもいいですか。

これが浮かんだから。

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1周年 でもHSP

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このブログ、2016年12月13日の日付で始まっていますので今日で1周年です。
読んでくださった方々ありがとうございます。
腐りそうな日に拍手の数字が入ってるのを見て救われたことがどれだけあったか・・・
ブログ見てくださる方の大半はブログを書いておられる方ですよね。
いろんな人がいろんなことを言ってるのを見て楽しませてもらえましたし、
勉強になることもあったし、
救われたこともありました。
皆さんありがとう。

今日だけは調子に乗って自分の曲でもいいですか?
去年作ったこの曲・・

打ち込みじゃなくて仮に自分で弾いたものですが、へたくそ過ぎて人に聞かせられないので練習してまた録ろうなんて思っていたんです・・けどほったらかしになていたもの・・・
1年てあっという間ですよね。
いい気分で作ったこの曲も私にとって悲しい思い出を持った曲に変わってしまいました。
でも連動して曲の内容が変わるわけじゃない。
私なんかと大作曲家を一緒に考えてもしようがないですけど・・・
作曲家が自作について何か語っていたとしても、真に受けないほうがいいと思う。
作曲当時作者にこんな出来事があり、それが曲に反映されている・・も、もっともらしいけれど人の心のなかなんて本当のことは誰にもわからないし本人だってなんだかわからないんだから。
研究者や高名な評論家の言うこの曲はこういう内容で・・・というのも危うい。
音楽作品は生まれた瞬間から独立していて、作者からですら離れた存在だと思うんです。
聴き手自身がどう感じるか・・もうそれが一番大事。
こんなブログを一年書いてきて思う事はそれです。


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いろんな方が見てくださるから、急にHSPなんて書くといけないかと思いますが・・
本当はね、2年弱くらいになるのか音楽がしたいとか言って楽器を買ってそういう団体に所属していました。ここも音楽やってますみたいな事も書くブログにしようと思ってたんです。
人間恐怖症で生きてきましたが意を決して飛び込んだそこでは人と知り合い、私には奇跡の様な経験もさせてもらいました。
でもその場にいることに耐えられなくなり全部なげだしちゃった。
奇跡の人も消えてしまいました。
ブログも上の曲を作ったのもその人がきっかけをくれたんですけどね。
HSPがすべての原因じゃないんですが、今結構・・・
あれから3か月、誰とも連絡もせず、心の整理もついてきたところだったんですが、
LINE?とんでもないところからトリガが送られてきちゃってこの1週間くらい揺さぶられ続けていました。  

今ある不安や悲しさは、一見自分は前に進めなかった・・とかもう元へは戻れないんだ・・というところから来ているように見える。
でも本当はそうじゃなくて自分でもちゃんと理解出来ていない全然違う別なところから来ている気がしてる。
表面的な出来事は外部から見れば愚行だろうけど、私にとっては実はそんなに間違ってない気もする。それでいいんじゃないの?
やっと、「みんなと同じに」に準拠しなくていいんだと思えるようになってはきた。

実はこの後半の文章、30回くらい書いては消しを繰り返したんですよね。
書いたものを自分で読むとちょっと心の整理が進むんだよね。
始めはいい歳したおっさんが涙に濡れたようなことを書いてたわけ・・でもだんだん整理が進んでくる・・
これ、メモ帳でやっても意味がないと思うんですよね。
人に見てもらえる前提で書くってとこに何かすごいものがあるんじゃないかなぁ・・・
ブログってすごいな。
いまブログ書いてるのが楽しみ。
コメントいただけたりするととてもうれしいです。
拍手いただけるのもうれしい。
ただ見に来てくれるだけでもうれしい。

なにか、別な目標を見つけなくちゃね。
なんかないとつぶれちゃいそうだ・・
どうにもならない中年が何か見つけて人生明るくなるかもしれないブログ。
私自身が終わるわけじゃないし、これからも続けたいと思います。

記事を貯めておいて自動で・・ですけど、365日欠かさず更新することができました。
それがどうしたという話ですが私には密かな目標だったんです・・
それができたのは読んでくださる方がいらっしゃったおかげです。
重ねてありがとうございます。
こんなブログですがどうぞよろしくお願いいたします。

Tag:作曲  Trackback:0 comment:16 

フィクションで適当に考える「ソナタ形式」

マラ9の構造を図示して・・・なんて書いてみたけど、見た人にとっては意味不明かもしれないですね・・・
あの図はこういうことが言いたくて、そもそもソナタ形式とは・・
みたいなことをご説明しようと思ったのですがこんなネタ記事になってしまいました。
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ちゃんとした解説はネット上にいくらでもあると思うので・・
あほの書いた読み物だと思って適当に読んでください。

私が”秘密(仮)”・・という曲を作曲したいとします。(ネタですよ)
ソナタ形式の単一楽章で考える・・・
具体的な内容を文字で説明したりはしない・・・でも頭の中には次のようなものがあります・・

この表みたいなのが曲そのものです左端が曲の初め、右端が曲の終わりです。
基本的に2つの主題(テーマ)をもとに曲を作ります。
ソナタ形式というのは曲の構造・・ブロックの並ぶ順番みたいなもの・・・くらいでとりあえず・・

序奏(ない場合もあります・・イントロみたいなものです)のあと
提示部(2つのテーマ・・例えば登場人物と考えるとわかりやすいかな・・を紹介します)
展開部(2人が物語を展開します)
再現部(もう一度提示部の内容を繰り返すのですが・・)
コーダ(結論というか締めの場です)

という部分を持つことになっているわけです。

ものすごく乱暴に言いますが、クラシック音楽の多くは三部形式でできています。
曲の初めにやったことを最後にもう一度やって締める。ヨーロッパ人的形式感でしょう・・
日本人は自然に任せてどんどん変化していく・・・最初と最後は別な形に変化しているのが自然・・と感じてきた・・・
庭なんか見てもそうですよねあっちとこっちじゃあ全然違う風景です。自然が再現されてるというか・・
ヨーロッパのお城の庭とかなんかよく知らないですけど左右対称、前後対象みたいな型にはまってるのが好きなんでしょう?
音楽もそんなで、ソナタ形式の再現部もそういうことでしょう・・
ただ全く同じことを繰り返すのでは芸がないので、ここで聴き手を飽きさせず、且つ繰り返し感も感じさせるという・・
その辺が作曲者の腕の見せ所だし、個性発揮の場だったりもするわけですね・・

643.png

で、曲ですが・・
0の序奏はイントロがでっかくなったようなもんだと言ってもいいでしょう・・場を作るというか・・
古い時代のものだと前座的に、本編と全く関係ないような音楽を聞かせてくれる場合も多いですが、
ロマン派に入ると本編での重要な要素がここで暗示されていたりすることがります。
本編よりもゆっくりとしたテンポになることがほとんどですね。
ソナタ形式というものが確立する前からある序曲というのが重くゆっくりな音楽→早い音楽→ゆっくり・・という流れだったことの名残でしょう・・

この曲は序奏に重要な意味を持たせます・・・
暗く、冷たい感じで開始します・・
突然、何かとてつもない恐怖が襲い・・
でも詳細は?な感じのままにしておきます。
みんな忘れてしまうかのように静まって・・・・
本編に突入します。

①は第1主題です。主人公の男テーマです。こんな人だよと紹介するわけですね・・
第1主題は曲の顔になります。ここで聴き手の心をつかめるかが曲の命運を支配しますので作り手は命懸けでです。
この男は凛々しいのですが、なぜか寡黙です。・・みたいな音楽をここで・・

第1主題が終わると次の第2主題をを導く短いつなぎみたいな音楽が来ます。経過句とかいうんですが、ここで素晴らしいものを発揮する作曲家もいますねー

②は第2主題。女のテーマです。
第2主題は第1主題と思い切りキャラクターを変えます。ここで同じようなのが続くと曲の印象がボケちゃうんですよね・・
恐れ多くもベートーベンのバイオリン協奏曲・・私は大好きですが、三大協奏曲に数えられながらもいまいちな声も聞こえてくるのは・・一つにこんなところも・・・怒られちゃうかな・・・

この曲の第2主題はとても美しいものにしたいです。
でも何か少し陰のある感じで・・

ここで登場人物の紹介が終わりました・・この部分を提示部と言います。
いまは録音があって個人が勝手に繰り返し曲を聴いてくれますが・・・
ここを覚えないと先を聴いても意味不明なので、大事な部分を聴き手に覚えてもらうべくリピートしてもう一度演奏します。

③から展開部です。
提示したテーマをもとに自由に音楽を展開します。
この曲でも二つの主題を同時に組み合わせたり、第1主題の頭が鳴ると第2が答えるみたいに会話させてみたりといろいろやっていきます。・・また絡ませて・・
なぜかって男女ですから・・
始めは短調だった男の主題がだんだん長調に変わっていったりすると・・心を開いた感がでたりして・・

④で全く新しい旋律を登場させます・・でもよく聞くと第1主題と第2主題の一部が取り込まれたような旋律なんですね・・・
両方に似てる・・・子供か・・・・・
そこで同時に奏される女のテーマは提示部とは少し趣を変えます・・もう母ですから・・
子供とうまく絡ませるられるといいですね・・作曲技法の見せ場です。
なんかこう幸せな感じに盛り上がってみましょうか・・
その後、再現部に突入します。

この展開部から再現部の第1主題へ突入していくところも作曲家の腕の見せ所なんですよね・・
そういう形式だから頭に戻りましたぁ‥でもいいんだけど・・
ものすごい必然性をもってなだれ込むみたいな・・・
逆にさりげなくあれっ?いつの間に?・・でもいいし・・
ダジャレか尻取りみたいな感じでつながるってのもあるし・・

幸せな音楽が盛り上がってくると親父のテーマも鳴って・・
そこでふっと序奏の一部が遠くで鳴ったりするんですよ・・・よぎるの頭に・・
急に冷静になった親父の姿がクローズアップされて・・・

⑤再現部に入り、男のテーマが再び奏されます。
聞き手はもう男が誰なのか知っているのでしつこく同じことを繰り返しても退屈です・・
基本的には提示部を繰り返すのですが、一部をカットしたりします。このカットもセンスのある人がいるんですよね・・・ものすごく自然なのにあっと思わすバイパス感・・・
旋律も微妙に変化をつけます・・
たとえば上昇音型を下降音型に変える・・落ち着いた・・年を取った感を表現できるかな?・・
傍らで小さく子供のテーマが鳴っていたり・・・
提示部と同じように進むと見せかけて・・少し長めのソロをここで挿入しましょう・・

⑥語るようなソロ・・・序奏で聴いたあの旋律が聴こえます・・しゃべってしまうんですね・・秘密を・・
普通に考えるとこの後女のテーマがホ長調で再現されるはず・・・

⑦なのに第2主題は突然嬰ハ短調(適当です)で暗く厳しく歌います・・・
序奏で置き去りにしていた謎の旋律もここでffで歌わせます。
女は、妻は、あのときの雪女だったのだ・・・
こういうところを変に大掛かりに作ると実はシラケると思うんですね・・こういうとここそさらっと・・・

話せばお前を殺すと言ったが子供が不憫なのでそれはしない・・と言い残して雪女は消えます・・

「話せばお前を殺す」を象徴するフレーズか何かが、序奏で強く鳴り、提示部の寡黙な男のバックで実は暗示的に鳴っていて・・
この場面でも鳴るんだけど言いかけて消えるとか・・・
聴いていてそういうことだったのか!と後から気付くと感動しますよね・・

⑧コーダ
で、結論としてはどうなの?という場です。
普通に考えるとおやじのテーマと子供のテーマが・・・
でもそれじゃありきたりですよね・・

本当はずっとここにいたかったのかな?みたいなのを暗示させられると・・・とか・・

最後はどうやってしめましょうかねぇ・・
ffの伸ばしなんて嫌ですね・・
コーダも冷たく悲しくしておいて最後の最後、雪女の主題がホ長調で遠く微かに聴こえ・・消えていく・・

さぁ、何を意味しているんでしょうか・・・

言葉による説明は一切なしで、こんな内容を表現できたらいいな・・いやできるはずなんですよ・・
それをまた形式にはめながら進ませるというのが面白いんですよ・・
いや、偉そうに言ってるけどお前なにも作ってないだろうという話で・・・

ソナタ形式を説明するつもりが自分のための楽しい妄想になってしまいました。
これ書いてる本人は今楽しくて仕方がないですが、端から見るとシラケるかもしれないですね・・
誰の役にも立ちませんが(それはいつもか)まあ・・・
読んでいただいてありがとうございました。






Tag:作曲  Trackback:0 comment:2 

作曲と自分で弾きたい

昔の曲をyoutubeにupしてみましたが、誰にも見つけてもらえないのね・・
それはまたとして

もともとDTMで既存曲の打ち込みをやっていたので、始めた当初は実際に演奏可能かどうかなんて考えず、適当に打ち込みをして鳴らして喜んでいました。
でも何となくそこに空虚感を感じるようになり、「自分でピアノを弾いて聴いてもらいたい」などと調子に乗った考えが支配するようになります。
偉そうにそう思ったものの、ピアノを習ったこともなく、世間的には弾けるといえないレベルでありますため出来上がる曲の内容もその範囲内で固定となっています。
今、また性懲りもなくまた弾いて聴いてもらいたい欲が再発してきました。

15.png
 手抜きな左手で弾いて簡単。でも五音音階的な音楽とマッチングするのでこれでいいじゃんということで・・

この曲、弾いてて気持ちがいいんですよ。
誰かに弾いてみてもらえるよういなったらうれしいなぁ・・
テーマ : 作詞・作曲
ジャンル : 音楽

Tag:作曲  comment:7 

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