大丈夫だったし大丈夫なはずだ。

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奈良に行った話がまだあるんだけれど・・
昔から看板が気になりつつなぜか行ってなかったお店へいった。
奥の二人席に案内されいい感じじゃないと思った瞬間ちょっと気がかりなことが・・
メニューについて質問するとすごく丁寧に親切に教えてくれる。もうそれでこの店がどんな店かわかる気がした。
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見た目も楽しい前菜とスープ。
見た目だけじゃなくどれもおいしい。
美味しいパンも飲み物もはお替り自由らしく、価格を考えればすごいと思う。
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パンが付くほかに求めればごはんもつけてくれて値段は変わらないという。
すごいね。
メインのエビとホタテのハンバーグにはいろんな野菜が乗っかって奇麗だし、バターな感じのソース他わせてとてもおいしい。
BSの土井善晴の番組みたいだなとか思いながら・・
料理が、ホントにおいしかった。
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嫁さんのはジャガイモのモンブラン・・
笑顔でおいしいと言っているから大丈夫なんだろうと思っていた。
いいお店に来れたなぁ・・・
急に後ろの会話に耳が同期する・・・ふと前を見ると嫁さんの様子がおかしい。
初めてならうろたえて救急車をとか言ってしまうような・・
過呼吸だ。
まず自分が心を落ち着け、少しの間をおいて声をかけてみる。
深呼吸するように言うと一生懸命やろうとする。パニックにはなってない。
異変に気付いて声をかけてくれた店員さんが深入りしないでさっと引いてくれたのはさすがというか感謝の気持ちしかない。
店員さんにいつまでここにいていいかを聞くとあと30分ほどあるようで、調子が悪いのでもう少しいさせてほしいというと心よく応じてくれる。
周りのお客さんがみんな帰って静まった後も事態は改善しなかった。
車を店の前につけて肩を抱えてよろけるのを何とか・・というところ先程からの女性の店員さんが荷物を持ちずっと付き合ってくれる。
気持ちが悪いのなら袋を持って来ましょうか?
いえ、過呼吸になっちゃって・・・
あ、過呼吸なら・・
とビニール袋を持ってきてくれた。
私も以前過呼吸になったことがあって・・この袋で自分の息を吸う気持ちで・・
常々思うけれど同じ経験をした人にしかわからないことというものがあると思う。
ありがとう。
家へ帰ろうと思うと嫌だというのでしばらく走っていると落ち着いてきて治ったようだ。
過呼吸というのは心からくるもので肉体自体が異常なわけじゃないからそういうもんなんだろう。
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途中で見た富士山。
季節外れの雪が降ったから。
峠を越えて、田んぼの中にあるプレハブ的な牧場直営店でクレープなんか食ったりして。
クレープなんて食ったの何十年ぶりだろう・・
もう嫁さんは笑ってて大丈夫だ。
よかった、この人ありきだから私は。

嫁さんがなぜ過呼吸になったのか、なぜそう思うのかは書かない。
それよりも、その後笑顔でいられたことが何より大事だと思う。
何かあってそこを掘り下げていくとどこまでも暗くなってゆく。
私はこんな人間性だから毎日いらんことを拾ってしまい今日も最悪な気分で帰ってきた。
でもあるきっかけで、急に教えられた気がした。
私の人生は意外と幸せなのかもなぁ・・
お前が幸せなわけないだろってのを被せていったのがいっぱいいすぎてなかなか見えないんだけど。
こういう時、神様が教えてんのかな?なんて思うんだけど。

https://www.youtube.com/watch?v=jSVlTWvmgQY
ラテン語なんかわからなくてなに言ってんのかわかんないし分かったところで私はカトリックじゃない。
でもそんなことじゃないんだよねこれ聴くのは。
闇の中でなんか言ってるところから始まって、すごい光の中に救われてゆく・・・・
これを書いているときに頭の中で鳴ったから。
音楽のすごいところは言葉なんか何もわからなくても、言葉どころかもう何にもわかんなくても聴き手が求めれば何かを伝え感じさせてくれるところだと思う。

クレープの後、田んぼの中の曲がりくねった細道をへらへら走ってみる。
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突然ちょっといい感じの古くてかわいい発電所。
子供の頃に理科の授業で出てきた電気に興味を持ちくらいついた思い出。
考えてみれば今私は好きなことが仕事になっていると言えるのかもしれず、幸せなのかもしれません。
いろいろあるけどね。
そんなもんみんな色々あるけどなんとかやってんだよね。
私がこんなものを見て喜んでいる間、嫁さんは怒るでもなく馬鹿にするでもなく、そのへんの景色かなんかを見て待ってってくれた。
これを書いている今、月の光に照らされたみたいに心が楽なんですね。
実際照らされてきてからなんだけど。
またこれから真っ暗に沈んでいっちゃうのかもしれない。
その前にこれを書いておこう。

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青白い気分と白い店。

波がトンネルごと削り落としちゃうような断崖絶壁に必死にはりつく道路があって、その道路からは見えないようなところに隠れるようなカフェがあるらしいとは思っていた。
やっと行ってみた。
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脇道を少し下り初めて目にしたそれはいきなりいい感じ。
でもこの時これにどんな意味があるのか、ここが私にとってどんな場所なのかなんてまだ知るわけがない。 
店じゃなくて民家の玄関みたいな入り口を開けるとどうぞお入りくださいの声。
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予想通りの世界・・
でもないな、なにかがちがう。
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BGMなんてものは流れていないので波の音が聴こえる。
お客が話せばその声が響き渡る。
ついでに照明はついていないし空調もない、
素の空間
人によっては怒りだすと思う。
多少の違和感を感じつつ、ここはおしゃれカフェとは全く別なものなのだと理解しこれはこれと受け入れる。
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巨大な絵画や彫刻が置いてあり、ギャラリーも兼ねているみたいだ・・
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猫の店員さんに案内されテラス席へ・・
まだ警戒して全然心を開けてくれないけど。

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夏はいいでしょうねここ。
今はまだ寒いよちょっと。
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水平線とコーヒー。
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ニャーっと一言。
すっと立つ姿がこう名門の出身的な・・
でもまだお前に心は許してないんだよっと逃げちゃうのね。

さあ、会計をして帰ろうか
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あっ!
あの、リヒテルってピアニストの?
そうです。ここへ来られたんですよ・・・
有名だからすごいという考え方は陳腐だし、私は特にこの人のファンというわけではないけれどプロコフィエフのそばにいて初演もやった人がここへきてあそこに座ったと聞けばそれはかなり驚きますよ。
都会の有名店でそんなもん見てもうぜーと思っちゃいそうだけど、世間から隔離されたというか取り残された感のあるこんな所でだから余計に・・
あの人は都会を避け地方で小さなコンサートをして回ったそうだけれどこの近くのホテルに滞在した数日、日に2回とかここへきて体と心をいやしていていたという。高齢で体調もあまりすぐれなかったようだ。
あのカタカナも自分で書いたそうだ。誰も読めないわよとか言う奥さんにいいんだよかなんか言いながら。

この会話からマダムとの会話が急に広がった。
最近はマニアックなコンサートに通っているらしく、あなたも是非なんてパンフレットをもらったり。
好きなのは音楽だけでなく美術、建築と多岐にわたっているようだ。
この建物について聞いてみると、ここは戦後すぐに外人が建てた別荘だったという。築70年・・・なるほど、古さというものは全く感じさせないのは逆に当時の超絶モダンな建築だということですね。
新しいだけじゃない。普遍性を持っているんだと思う。
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たくさん話をしていると猫も心を開いてくれたのかやってきてくれて
撫でてよー。
シッポをぶんぶん振り回して。


https://www.youtube.com/watch?v=3mYQuFR8R4Y
ペレアスとメリザンドはベルギー人がフランス語で書いたらしいしフォーレはフランスの作曲家だけど、これはイギリスで上演する舞台への音楽として作曲を依頼されたため歌詞は英語。
この曲、旋律の音高が異なる2つの版があるらしくちょっとのことなのに全く異なる結果に聴いていて驚くことがある。
希望の光が消えてゆき孤独の闇の中で終わるこの曲に対し、長調的な進行から始まり暗に沈んでゆくこちらの版の方が圧倒的に効果的で好き。
冒頭、非常に単純な構造ながら音楽が青白い光を見せている。
もうこれだけで、歌詞なんかいらない気もする。

いろんな話ができてよかったと明るく結ぶはずなのに虚しさと寂しさみたいなのが襲って来たのはなぜか?
色々書いては見たけれど、全部どうでもいい。
所詮、誰とも分かり合えることなんかない。
でもそれだけに、短い間でも話ができたことに感動したりするんだと思う。

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改めて、いいね。
またきましょう。

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美味いもん食ったら胃が痛くなった。

休みの日。
目覚めれば雨音。
でもでかけた。
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箱根越えをして小田原漁港。
ちょうどこの橋を建設しているころ入試の時期で行きの新幹線から見た記憶が。あれから何年だ、初めてここへ来た。
うちのそばからすぐ登りはじめる峠越えはそこそこの距離があっても信号がないため意外に近い印象。山頂付近には季節外れの雪が残っていた。
いくならやっぱり漁協がやってる的な店に萌えるよね。
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あー、あそこですか。
なんかそれっぽくていい感じだよね。
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遠慮なくどうぞみたいな表記の階段を上がると
なんかいっぱい書いてあるけれど、よくわかんない。
売り切れって貼ってある上刺身定食は普通に出てきてた。
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20分待ちとか30分待ちという張り紙があって?と思ったけど並んでてこの位置なら30分待ちとかそういうことか。
人間嫌いで行列や人込み拒否症の私がこういうところへこれるのは、仕事の都合で平日に休みを取れるおかげ。
限定20食みたいなのは売り切れ。そりゃそうだろうな。
自販機で食券を買おうにもいろいろありすぎてよくわからない。
後ろで並ぶ人の姿にプレッシャーを感じ、
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安直に海鮮丼。
結構いろんな魚が充実しておいしかったよこれ。これでよかった。
漁港付近の観光飲食店でよく見るがっかり丼とは違う。あら汁というかちゃんとした身も入ってるこの味噌汁もおいしい。
もう一品焼き物か煮つけの単品を頼めばいい感じになるだろうけど、嫁さんの食べきれない分が回ってくるので頼まなくてよかった。しかしちょっと食いすぎだ。
厨房から聴こえてくる威勢のいいありがとうございましたの声からは伝わるものがあっていい世界を作ってたと思う。
来てみてよかった。
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港の側的な食堂が何軒か続く。いつか行ってみようか。
ここは違うかもしれないけれど漁港に限らず観光地のそばにある飲食店はがっかりリスクが極めて高いですよね。でももしかすると・・ってまるで宝くじ買うみたいだな。

魚で盛り上がれなかった嫁さんが甘いもんが食べたいと言い出す。
言い出さなくても行くんだけどちょっと走ろうか。
途中旧道沿いには海とミカン畑を見下ろして地中海かよみたいな素敵な店があってよく通ったけど、前回呼び止めた店員がめんどくさそうにはぁ?みたいな返事をしたことを思い出し嫌な気分になるのでしばらく行かないと思う。
小さな希望としてはそういうのってきっといつか忘れるんだよね。対人関係だと相手に伝わっちゃって復縁不能に陥ったりするけど店は俺のことなんか知っちゃいないんだから。
そしてなんとなく湯河原。
みつけた妙におしゃれ系なカフェは休み。
昔からありそうな駅前の普通の喫茶店にいくことにしよう。
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裏の駐車場に車を止めるとものすごいカレーの香り。
すっごく旨そうな喫茶店のカレーの・・
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多分老舗の喫茶店なんだろうけど建物は新しくきれいで全席禁煙の表示。
そうすると喫茶店じゃないのか。看板には珈琲屋と書いてあった。
メニューを見るとどれもちょっとというかかなり価格が高め。
観光地だからなぁ・・なんて思いながら
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イチゴパフェ。
おっさんなのにイチゴパフェ。
写真で伝わるかわからないけれどこれはかなりでかい。
望むかどうかは別として、あの価格にも説得力が出てきた。
食べかけの写真は見苦しいけど
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解体掘削状況。
大量の生クリームを撤去すると高密度なバニラアイスが強固に守りを固めており、難攻不落感を漂わせる。
先ほどまで空調がよく効いて暖かく居心地がいいなぁと思っていたのに寒い。
大量のアイスが寒い。
でもすごくおいしい・・子供みたいだ。
負けずに立体構造を解体し、地下へ向けての掘削へ入るとよくあるコーンフレークじゃなくてこんどはイチゴのアイスが出てきて結構な埋蔵量が予想され・・

今日は平日で店内はがら空き。
ウエイトレスって今も言うんだっけ?厳格にやろうという感じの店員さんたちも気が緩むのか厨房付近に集まって羽目を外す様子から親族運営感が透けて見えた。
いいね。ああいうのないな俺は。
嫁さんが全部食べきれないと困りだしてるけどもう加勢できる余裕もなく・・
市場で嫁の飯さんの分まで食ったのを含め次の日しばらく胃が痛く、口内炎もできた。
それにしてもカレーがいい香りだった。
ネット上ですごい写真を目撃したカツカレーをいつか食いに来てやる。
食いすぎたしもう帰ろう。
目の前の道をそのまま走っていけば箱根峠にまで登っていくけれどだらだら何度も繰り返すあのカーブを思うと気が滅入る。
じゃあ熱海経由で・・

飯といえば、ロッシーニという作曲家は料理が好きすぎて仕事にしてしまいそっちの世界でも有名らしい。
序曲集かなんかのCDを持ってたような気はするけど全然聴かないので何か書きようもない。
オペラは聴かないけど成功して道楽生活に入ってから暇つぶしに書いたような小品にいい曲があるのかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=etb__Zs9U6Y
これはフォーレでこの日の朝聴いたってだけだけど。
戯曲としてのペレアスとメリザンドは見たこともないし興味もないけれどなんか暗く謎めいた話なんですよね。
この前奏曲はそれをちょっと予感させつつなんでこんなに美しい光が差し込んでるんだろう?

海を横目に走り、
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初島が見えてくるとすぐ熱海。
熱海は静岡県なんだけれど、私のところから見ると箱根の向こうにあって文化圏的にも関東に属し神奈川県みたいなイメージがある。
熱海の人はどう思ってるんだろう?
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熱海の駅前にあるビル。
反対や資金面かなんかで実現しなかったけれどかつてここから海の方へ続くモノレールを建設する計画があった。
このビルはその計画を内包して建設されたため、地下に駅の構造と空間を持っているといわれている。
ただ一般には全く公開されることはなく誰も見たことがないため、事実なんだろうけどもうネタみたいだ。
でもそここそがこの話の一番面白いところだと思う。

実はこの次の日がある記念日で、ごちそう食いにでも行くかと思ってた。
ここで食いすぎて気持ち悪くなっちゃってどうすんだよ。
まあちょっと楽しかったしいいか。

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前へ

1月2日の朝に見る夢を初夢だとするなら、それは人には言えないような最悪な内容だった。なんであんな夢見たんだろう?
1月1日の朝に見た夢は自転車で何とか前に進もうとしてた。
こっちの方はいいのでこれが初夢だったことにしたい。

元旦、犬と散歩に出かけたら雲なんか見当たらない素晴らしい青空だった。
実際はどうかわからないけれど元旦っていつもこんなな印象があります。
やっぱり神様ってどっかその辺にいるんだろうなぁ・・
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お堂の銀杏。
今年は潮にやられてちゃんと紅葉できなかった。
でもいいじゃない、また新しい芽がわーっと出てくるんだから。
木ってバサッなんて切られちゃってもまた芽が出てきて復活していきますよね。
みならいたい。

犬に正月なんか関係ないよなと思ったけど、
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なんかはしゃぎ気味。

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ここでこんなに走り回るのもひさしぶり。
いいね。
今とこの先がよけりゃいいよね。

うちの中で楽器を鳴らしてみたところ周りから苦情がきそうだったので2日と3日は林道を登り山中で練習しようとした。
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ほんとは冬の屋外でなんて絶対にやっちゃいけないんじゃないかと思う。
しくじって変な音が出ると山にこだましてものすごいことになるのね・・
自分でびっくりしてなんだこりゃやばいか!?なんて思ったり。
でもすぐ慣れてきてちょっと楽しくなってみたりする。
この時はまだ、自分の口の中の状態がどうなっているのか、どうすればいいのか・・よくわかっていなかった。
たまたまいい音が鳴ってもなぜそうなったのかがわからないため再現性がなく、ピンチというか焦って腐りかけではあった。
と調子に乗ったことを書いているのは今ちょっときっかけをつかんだような気がしているからなのだけど、また先生に「それは違います」といわれてしまうかもしれないし、つぎのの日にはあれは勘違いだったのかと落胆してというのはこれまでも何度も経験してきた。まあそれでもいいさ、這うようにでも進めば。

急に楽器をやろうなんて思いだしたのはもう数年前になるのか40過ぎてすぐの頃だけど、そう思うまで半年くらい何かが間違っているんだけれど何をどうすればいいかわからない時期があった。
何を間違ったのか30年前のあの日に戻ってやり直したいなんて毎日考え、行けば戻るんじゃないかと思ってその場所へ行ってみたりもした。
そんないかれた症状が始まる最初のきっかけは、この山の山頂を車で通過中にふっと浮かんだ30年前のとある映像だった。
誰かが私に、お前残りの時間をどうするか考えろよと教えてくれたんだと思っている。
誰かで思いつく相手は一人というか一つじゃないんだけど恥ずかしいので書かない。
その映像にも実は意味があったのではないかと最近気づいたけれど、もう少し時間がたつまで自分だけがそう思っていればいいと思う。

元旦の朝方、昔の記事にコメントをくださった方がいて

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1230&v=RbobAy2BYOI

久しぶりに音楽部屋にこもったからこれも聴いてみた。
これを初めて聴いたのは中学2年だった。その時とおんなじ盤を・・
始まった瞬間、30年以上前のあの日の空気、光、頭の中・・がふっと自分を包んだような気がした。
瞬間タイムスリップみたいな。
こんな曲を聴いてることも間違ってると思うし、いろいろ間違っていたけどそれでもまだ楽しいと思って毎日笑ったりしていたあの頃・・

その後の失敗をやり直そうとあそこへ戻っても・・なんどもどっても大同小異ほぼ同じコースで今の私にたどり着くんだよねという事はもう身に染みて分かった。
昔やりかけた楽器を買って、無謀にもいきなり団体に属して・・人と知り合って・・・破滅みたいに逃げたけれど
今思えばそれは、あのどうしても行きたかった30年前の続きを見せてもらったんだと思う。
見せてくれたんだと思ってる。
それでお前その次は?みたいなメッセージを何度ももらっている気もしてる。
そしてここから、これから。

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なんかすごい笑ってんの。


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元旦の富士山。
元旦なんだからカッコつけなくちゃいけないのに雲かぶってふざけてるところがいいよね。

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しらす

嫁さんが1人で出かけた休日。
嫁さんがいい顔しなくて普段は行けない蕎麦屋にでもいこうか。
なぜか住宅地の奥に隠れるように存在する蕎麦屋ってのが結構ありますよね。
白木の内装、靴を脱いでスリッパでみたいなのでしょう。
調べるとこの周辺にも結構あるのねそういうのが。でも休日の今日なんかはかなり混んでるんだろうなと思うとイマイチ盛り上がらない。
俺は本当は蕎麦屋なんか行きたくないんじゃないかと薄々感じる気持ちに蓋をして、平地はダメだな変な山奥とかならいいか?
峠の手前。短い区間だけどこのあたりは結構な景色を見せてくれるはず・・
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あれ終わっちゃってる?

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終わりっぽいけど、でもきれいだ。

そのすぐ先、
別荘地の中に隠れるようにして蕎麦屋がある。
ここへ来たのは昨年のちょうど今頃だったか靴を脱いで桧造りの店内に的な蕎麦屋だったと思う。その時は全く混んでいなくて静かないい時間だった。
記憶通りにあったそのお店の駐車場はしかし車で埋まっている。
でっかい声で私は一流みたいなのが吠えてるとか予約はされました?とめんどくさそうに門前払いみたいな被害妄想が。
いまはSNS他で何でどこででも見つけられるので隠れ家的な店っていうのはない訳なんだよね。むしろ地図上では街中より目立って見つけやすいもんね。
今日はやめよう。

すぐ近くにも新しい外観の蕎麦屋があるんだけどそこは長らくGoogleマップでかなりネガティブな内容のレビューが一番上に来ていた。
あれじゃお客こないだろなんて心配になったりもしていたけれど久しぶりに見てみるとその上にいくつか擁護のレビューがのり、最後にまた感情的に吐き捨てるような書き込み。
どうもここは高尚系じゃなくて地元で昔から打たれてきたようなのをそのまま出す店らしく、思ってたのと違うのが出てきたことに腹を立て貶したい人と、自分たちの大事なものを勝手な勘違いで貶され面白くない人とがせめぎあってるみたいだ。
絶賛が並んでいるのよりかえって面白く俺はどう思うのか食ってみたい気もしたけれど駐車場の車を見てやっぱりやめる。

その先のおしゃれエリートは絶対にこなそうな蕎麦屋には暖簾がかかってなかった。
もうちょっと走ると知る人ぞし・・
もういいよ蕎麦は。
港にいこう。

山を下りて街の中を抜け・・
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田子の浦の漁港。
富士山もちょっと見えて。
富士市は製紙工場がたくさんある街。
田子の浦港は昔ヘドロが問題化したんじゃなかったっけ。
今はもう大丈夫なんでしょう。
向こうのでっかい貨物船はパルプを持ってきた船かなんかか?

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ここに漁協がやってる食堂があるのは知っていたけど嫁さんがいい顔をせず来たことがなかった。
ここの売りはシラス。
シラス一択。
入ってみるとお店とかなんとかじゃなくて市場みたいなところに仮設の机を並べた感じ。
あー、いいねー。
食券の販売機の前には長蛇の列。

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でも席の確保に殺伐とする必要もないし気楽な雰囲気なのがいいですね。
列が長引いているのは人が多いせいもあるけれど、どうもみんな券売機の前でいちいちうろたえているからみたいだ。
その理由は自分の番になってわかった。
始めに大盛か普通かを選ぶボタンを押すと以降どの料理が選べるシステムなのは直感的に理解できたので大盛をおしてみると・・
その下のメニューというかボタンはすべてXが表示されて一つも選べない。
誰の姿もないけれどでかい声ですいませーん!とか尋ねると厨房の中から今日は大盛を押すとみんなXになるみたいな回答が得られた。
そんなしたり顔で何度も同じこと答えてないでちょっと書いた紙でもここに貼っておけばいいのに・・なんて言わない。
もともと、炭水化物控えろ命令が出ているので大盛がダメなことは問題なし。
生シラス関係もみんな終わっちゃっているらしいけれど、もともとシラスは生より釜揚げのがうまいと思っているので問題なし。



https://www.youtube.com/watch?v=9jOqKC9swdU

フォーレもピアノな作曲家なのかもしれないけれど実はほとんど聴いてない。
舟歌とか有名なんだろうけど。
海とシラス丼な曲・・と考えたらこれが浮かんだ。
どの辺がとかそんなのない。

しかしただの釜揚げシラス丼じゃ寂しいので
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ニジマスの卵が乗っかったこれにする。
ニジマス関係なさそうだけど富士宮のほうで県が養殖事業に力を入れてるんじゃなかったか?
港のそばで海鮮丼みたいなのはたいてい・・そういう覚悟で臨んだけれどこれはおいしかった。
目玉の飛び出るうまさ!とかそういうのじゃなくてさらっとうまい感じ。
いい塩加減となんだいちいちド派手に主張しないザッハリヒカイト的なうまさ。
醤油も置いてあったけれど何にもいらない感じ。

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食いながら横を向くとこんな光景。
真冬は寒いかもな。
隣では若い夫婦が小さな子にごはんたべな・・とかやってる。
子供への問いかけからここには何度も来ていることが透けて見えるので近隣の人なんだろう。
でもお母さんの訛りに聞き覚えがあり耳が反応する。
もしかすると私の父親の出身地と近いところから来た人かもしれない。
もしかしてご出身は・・とか話しかけてみたら通報されんのかな?なんてくだらないことを考えながら食べる。
誰とも話なんかしたくないし話しかけるなんて絶対にありえないけど。
くだらないことを考えていてもうまいものはうまい。
食べ終わってちょっと物足りないくらいだけど、これでいいにしなくちゃいけないんだろうな。

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食器返却口を探したけどみつからない・・
あ、あった隅の方で受け取ったそばから豪快にがんがん洗ってた。

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かもめさん。
こういう時どんなこと考えてんのかな?

美味しいもの食べたし、天気で気持ちいいし、
この後ガレージみたいになったコアな洗車場に行って久しぶりにきっちり洗車をした。
そしてその日のうちに土砂降りの雨が降った。

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メッセージが来た件

物心ついたときには鉄道が好きでした。
でも写真を撮りにいく訳でも乗るわけでも作るわけでも買い集めるわけでもない。
祖母か誰かが買ってくれた鉄道図鑑みたいな本を宝のように抱えて・・・
父親はその本に限らず私がなにかを大事にしていると認めるとこれ見よがしにごみ箱に投げ捨てるような人だった。
父の前で私は、楽しんではいけなかった。
自分の楽しみは隠れて気づかれずにできることである必要があった。
例えば車両形式の振り方にはルールがある事を発見するとその法則に美しさみたいなものを感じてどんどん覚えていく・・覚え系だ。
その、目の前に並んだものの法則や隠れた意味を読み取り愛でるということは、実はクラシック音楽を聴くという事の中にも大きく存在します。クラシック音楽ってそういう要素を非常に強く持っていて求める人間にこたえるところがあるんですね。
鉄道趣味と音楽鑑賞なんて全然違うもののようですが、私の中では一本の同じレールに乗ったもののようで非常にすんなりと移行できたような記憶があります。

またふらっとよってみた
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大井川鉄道の本陣みたいなところで休む3両のSL。
皆今日も仕事をしたんだろう、まだ煙突には陽炎が登って下の方からは蒸気が漏れ出てる。
青いのはトーマスでしょう?
赤いのは初めて見た・・C56じゃないこれ?
これもなんか名前があるんだろう。きっと子供に大人気なんだろうね。
鉄道会社は切符を売らなきゃ商売にならないし乗ってくれそうな層を狙って攻めていくのは当然でしょう。
昔を懐かしんだり憧れる世代はどんどん減ってゆく・・そもそもSLなんか知らない世代にもう孫がいるんだから・・
こんなことを書いていたら思い出した。

私の祖父はどうも機関士をやっていたらしい。SLの運転手さんというやつだ。
関東大震災の話は聞いたけど、機関士な話は一度もできなかった。
10人兄弟くらいの末っ子にできた孫が私なので曾祖父みたいな年齢差でイメージもないけれど、
祖父はかなり血の気の多い人で周囲と衝突し曲げることをしなかったし、「最近の若い者は情けない」が口癖だったという。
亡くなる間際にお前に伝えたいことがあると枕元に私を呼び、
「どんなことがあってもなにくそと思って乗り越えろ」と言われたのを思い出した。
私の頭がいかれ、世の中全員が私を知っており嗚咽とつばをかけてくると感じるようになったのはそのすぐあと。
ブログだからこう書くけれど私自身は私の頭がいかれたとは思っていなくて全部事実だという認識から逃れられない。
心が腐っていたので自分は大学へは行かないなんて思っていたある日、
いいからいけ!っという強いメッセージというか声ではない声を聞いた気がした。
同時に亡くなった祖父ことが頭に浮かんでいた。
不思議とそこで考えが変わり私は進学した。

いまそのことを思い出してここに書いてみただけで私の中に少し強気な心が戻ってきたりするんですね。
それで急にたちあがって、よし楽器やりに行くぞなんつってスタジオに電話したりして・・


https://www.youtube.com/watch?v=jm-Iwi3zVWY
全然関係ないけれど、この曲。
穏やかな気持ちで。

学生となり、時期が来ると私も就職活動を行った。
何だかわからないけれど形式に乗ってまず企業訪問、人事部長さんにアポイントを取って・・・
しかし情けないことに人間と接する経験を避けてきた自分は不安につぶされそうになった。
目的地へ向かう列車の中で不安はどんどん増大し、悲鳴でも出したいくらいになったその時急に
「怒られに行くわけじゃないのに何でおまえが下がってる必要があるんだ堂々としていろ」
みたいな何かが自分の中に入ってきた。
不思議なことにその瞬間から自分でも驚きの強気なポジティブ思考が充満し、先ほどまでの不安やうつ状態は消え失せていた。
自己催眠みたいなものか、討ち入りにでも行くような勢いで胸を張って肩を揺らして歩いた記憶がある。
その勢いで向かった訪問先では・・・・今考えれば訳の分かんないのが一生懸命になってるのを大きな心で受け止めていただけたのだと思うけれど・・充実したやり取りができ(たと思った)非常に大きな自信になった。
その最初にいただいた自信はそれ以降の私を大きく助けてくれた。もしかすると20年以上たった今へもつながっているかもしれない。
あの列車の中での不思議な体験のときも、ふと祖父のことが頭に浮かんだ。

結局就職活動は全敗で、何とか逃げ込んだ先は睡眠時間は仕事をせず会社へ迷惑をかけている時間だと洗脳するようなブラック企業だった。
ある日、他の人間とはちょっと違う経緯でそこにいた後輩に「俺何かおかしいと思うんだよ今夜逃げようと思う」と止められる前提でこぼしたら、
あんたなんでもっと早く気が付かないの?もっと早く逃げるべきでしょ馬鹿じゃないの?
くらいなことを言いだして笑った。
それから半日、彼は何事もなかったかのように私や周囲の人間の間で仕事をしてくれた。
その晩私は夜逃げをし、何百キロか逃げた先で活動後正気に戻りその後正式に退社の処理をした。
これは不思議な声じゃなくてあいつだけど。

就活のさなかに生まれた異常なほど自信満々な私の臨時人格は、その後も現れて主に仕事の面で私を助けてくれた。
時々暴走しすぎてまずいことになったりもあったけれど。
大変ありがたいことにいい人に助けられたり長年やって実態的な経験や自信を積んだため、今あるこの仕事用人格があの時の偽すごい奴と同じなのかはわからない。

ずっとあの自信満々第2自分みたいなのがいてくれれば人生も変わったかもしれないけれど、そうはさせてくれず普段はオリジナルな超自信不足の私が支配している。
しかし私が高齢ニートみたいになってないのは時々でてきて助けてくれるその第2人格のおかげかもしれません。

最近私は自分は自分で自分を悪く考え押し込めようとしていることに気付いている。
この記事を書き始めた時も自分自身で自分を貶めていた。
これを書き祖父のことを思い出していこう気分が変わり、ハッピーにはならないにしろ、前へ上へ、進めないものかと考える気持ちが何となくある。
そのこと自体、どこかから私へのしっかりしなさいというメッセージじゃないかと思う。

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こんなものも見た。
子供の頃、SLといえば大井川鉄道か国鉄の山口線で、貴婦人と呼ばれたC57の1号機・・カレンダーとか筆箱とかあの写真だらけだったような。
大井川鉄道はよそで引退いしたいろんな車両を譲り受けるんだけれど、使わず腐らせてしまう事も結構あるらしい。
厳しい経営状況で、いろいろあるんだろう。

6399.jpg
展望車・・
この車両、SLに合わせて古めかしい化粧がしてあるけれど、大阪万博の頃に登場した近代の客車を改造しものなので、そういう目で見れば色々おかしいというか微笑ましい。
ハープやテューバを含む4管編成のオーケストラでバッハをやるみたいな感じ。

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しばらくここから動いてないのね。
超絶スターを支え頑張ってきたんだよね。
疲れちゃったでしょう。
しばらくゆっくり休んで。

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ふと見れば月・・
満月だなぁ・・

この車両、全く覚えや思い入れがないので調べると1988年ころに改造されたようだった。
私がクラシックに目覚めたのが87年頃。
ちょうど私が鉄道を避けようとしていた頃に頑張って働いてたんだね。

お疲れさん。
でもまだ終わったわけじゃないよね。
俺も終わんないし。


この記事もいろんなことをさんざん書いた挙句に他人様に見せられる内容じゃないと削除することを繰り返しました。
それは自分からの自分に対するメッセージだったと思う。

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コンプレックス食堂

海辺の絶壁みたいなところにある
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こんなお店に行きました。
今これ見ると地球は丸い感が出てますよね。
一度来てみると閉まっていてありがちな閉店廃墟化か?と思ったんだけどその後どうも営業しているらしく気になっていた。
よくあるようなランチの看板を見ながら店に入ると、店主と思われる白髪の男性が奥の方の席を案内してくれた。
ちょうどお昼時・・でも空いてる席もあって・・
座ると衝立みたいな物の後ろにある席でなんだかガタガタしだした。
人がたくさん入れ替わっている感じがする。・・なんだかずっとごちゃごちゃ言ってて・・・
オーダーを聞いてできるの出来ないのといっているのが聞こえてくる。
白髪の女性・・老夫婦が一生懸命やってるお店かぁ・・
まぁ、気長に待ちましょうか。

しかしこちらには水の一つも出てこないまま結構な待ち時間が経過する・・
いそがしいからね。
メニューを見るとランチとして漬け丼・・あとはコーヒーとサンドイッチ。
漬け丼一択かぁ・・まあいいや海が見えるんだしちょうどいいか。
とで青い海を眺めながら気長に待つ・・結構待つ。
ちょっとイライラしかけたところに白髪のマスターが水をもってきながら
「お飲み物でしょうか・・」
え、昼の12時で飲み物でしょうかはねーだろ・・
なんて言わずに笑顔でランチを・・・というと
今日はもうそれ終わっちゃってるんです・・・出直してください。

まぁ、わかるよ。
ランチの看板で迎えた客を、しばらく待たせてそれねーんだよ出直せよ・・・
気にはなったけれどに腹もたたず、
笑顔でそうですか、じゃあ帰ります。なんて言って出てきた。
結構な御歳にみえる白髪のマスターは、いっぱいいっぱいだったんだろうなと思えたから。

もし、バリバリやってそうな若いのがしたり顔でそんなことを言ったら違う展開もあったかもしれない。
腹を立てたとすればそれは飯を食えなかったことに対してではなく、自分がぞんざいに扱われたと感じたことに対してだろうと思う。そしてそれを操っているのは幼いころから自分は虐げられてきたという私の抱えたコンプレックスであると思う。
ちっちゃいねとか幼いねとかいうところでしょう。
でも、情けないけれどそれが私。
いや、自虐を書きたいんじゃなくて今ここで言いたいのは気分や感情って今起こっていることに対応して形成されているような気がするけれど、実は全然違うところにある全然違うものが操作してるんじゃないの?ということ。


まあいいやとか言いながらしばらく走ってみて住宅街の中にある民家風の
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こんなお店に・・
入ったらすごい臭い・・・料理のじゃない。
締め切った学生アパートのあの匂い・・人のいる部屋で換気が悪いとああなるよね。
そんなこといちいち書かなくていいのか。

6385.png
ランチのパスタが3種類くらいあった気がするけれど、
よく考えもせず自動的にボロネーゼ。
今考えるとやっぱりさっきのお店の出来事がまだ自分を波立たせてたんだな。
大盛っていうのはこらえることができた。

BGMは多分最近の流行歌と20年くらい前の流行歌が1曲づつ交互に流れていた。
やたらに音飛びしていたけどあれなんだろう?もう音飛びも死語になるんだろうなぁ・
私は中学生の時にクラシック音楽に目覚めましたがその前は普通に流行りものを聞いていました。
歌謡ベストテンみたいなラジオ番組をテープに録ったりして。
クラシックを知るとよせばいいのに他の一切を遮断してしまった。多分意識もしていなかったと思う。
今思うとそれは、お前がみんなと同じなわけないだろうというあの呪縛が作用したのかもしれない。
普通に話せばいいのに、どんな歌手のどんな曲を聴いているか人前で話さないように抑えた記憶がかすかにある。
みんなが知らないクラシックなら自分が聴いていてもいいと思った・・りはしないけれど無意識でそんな運びがあったかもしれない。
その辺でもう十分いかれている気もするけれど、その後いろいろあり、私は周囲の人間すべてを拒絶するような変態になってしまった。
その際流行歌は私の中で周囲の人間の象徴としてとらえられ病的に拒否される対象となった。
今はもう反射的に電源を切ったり席を立ったりすることは・・いや今でも続いているだよなぁ・・
20年前の曲を知っているのは長時間上司に当たる人間と車で同行した際、FMがずっとかかっていたから。
それがまた、20年前、30年前、もっと前の記憶を引きずり出しあああの時もダメだった・・みたいないらんものを呼び覚ます。
こんな人間なので当然誰とも話は合わないしカラオケも歌えない。
カラオケで歌えないのは曲を知らないからとはまた別な変態的何かのせいだ。
素人が歌っているのを聞くのも無理。
俺は・・


ボロネーゼを食いながら一人よせばいいのに落ちていく。
当たり前だけどボロネーゼは少しも悪くない。普通においしかったよ。
粉チーズねーのかよとか思いながら。
この日、ここに来るまで運転しながら寂しいとか一人くらい友達が欲しいとか何とかしてまた人と出会えるよう頑張らなくっちゃ・・とかなんとか夢見る中学生みたいな頭でいた。
そこにお前みたいな変態に友達だのなんだのってのがある訳ねーだろ。
お前自分でそれを一番よくわかっていて昔から一人の世界に逃げてたんじゃねーのか・・
等という声を聞く。
自分が自分に勘違いして調子に乗るなと言いながら押さえつける。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=757&v=X9Yv_CdgNAY
この曲、大好きなんですよ。
前にも書いたけれどこの曲旋律線が大きく異なる2つの版があるようだ。
私が好きなのはこれじゃないほう。
この曲、クラシックを聴き始めの中学生の時にはすでに聴いてました。
でも意味は分からずなんとなくいきなりソプラノが出てきてボソッと歌う曲・・くらいにしか思っていなかった。
沁みるようになったのは最近。
時々わずかに光って見える期待はしかし、すべて裏切られて暗闇に沈んでゆく・・

どうにもならない気分でこの後二日間ぐらいふさいでいたんだけど、全然関係ないきっかけでとりあえず持ち直しました。
何も解決してないからハッピーポジティブになんかならなくて相変わらずのグタグタグレーだけど。
気分や感情が実態とかけ離れたところで操作されているのなら、逆に自分で好きなように操作もできるのかもしれません。
でも笑顔で前向きに生きればいいことありますみたいなのに何のリアリティーも感じられない人間もいると思う。
まず現状を分解して観察、分析、把握するところから始めないといけないと思う。
しかしそんなの実際難しいよね。
素人が半端にいじるとかえって壊れて取り返しがつかなくなりそうですよね。


本屋の隅で売ってる自己啓発本とかはどんなに並べたところで何の意味もない。よせばいいのにあんな本結構買っちゃった。
中にはひどいのもあるよねえ・・
私も時々他人から西方のありがたいお経みたいな助言を何度もいただいてきた。
一見自分の進むべき道を照らしてくれそうなそれは毒を塗った刺でもある。
自分が自分で気づいて感じるまでは何も変われない。
自分しかいない。
嫁はいるか。
大丈夫。
俺は大丈夫。

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もっと遠いカフェ

早川に沿って狭い谷を延々さかのぼっていき、トンネルを抜けると急に開けてダム湖が見え、
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温泉宿と集落、大きなバスの待合所・・
なんとなくここがハイライトというかこれでおしまいなんだなという場に出ます。
実際この先で通行止めとなるのでこの先に行くのは登山目的な人でしょう。
これまで何度か来たことがりますが、いつもこの何もないダム湖を気が済むまで眺め、溜息をついたりなんかしながら戻ってゆく・・みたいな感じ。
今回もそれでいいやと思っていたけれどGoogleマップに古民家カフェの文字を発見、いってみたいなぁ・・。
しかしこの日は定休日・・・でも盆休みだしやったりするんじゃないのかな?
いや仮にやってるにしても閉店時間16時ちょうどなのに今15時45分だけど・・・
いつもなら、遠慮してやめる。
でも遠慮するなんて言う選択肢は考えたくないほど単調に深い谷をさかのぼってきたのだ。
ここまで来ても何もなければまた何もない谷を逆走していくだけしかないのだ。
図々しく突入してみようよ。
最近嫌な顔するところに沢山当たっているけれど、ごめんなさいとか言って帰ればいいんだから・・
駐車場に車を止め、案内板を見つけ登ってゆく・・え?トイレ?・・そうだね。
実際には大した距離でないんだろうけれど、焦っていると遠く感じる。
私は一人勝手に焦っているけれど、嫁さんは立ち止まり花かなんかの写真を気が済むまで撮りながら・・
わかってる。こういう時の対応で人生が決まったりするから・・間に合わなかったら笑えばいいし。
あったあったと見つけた建物に入ろうとすると後ろから嫁さんが
それじゃないよ・・
あれ?あっ
さらに階段を上った先に

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あーこれか。
立派な・・・
たしかに古いという意味じゃ確かに古民家だけど・・みたいなところも最近多い。。
しかしこれくらい迫力があると唸らされるねぇ・・

中へ入りたまたまいた人へ話しかけようとすると
いや俺客だからビームみたいなのが返ってきた。
あっあの人かな?
すみませんまだいいですか?
どうぞ・・

よかった。
お好きな席へといわれいろいろ探す。

6348.png
いろりかぁ・・
元のものをしっかり生かしつつ床は奇麗に張り替えてあり、お客をお客として向かい入れるきちんとした明るい客室になっている。
何度か見たへんてこりんな装飾が場を安っぽくしている感じも全くない。
こういうの好き。

せっかくだから
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あの縁側に座ろうよ。


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奥には畳。
いい感じですね。
結構な客席数だけど他にお客さんはいない・・
あもう閉店時間だからか・
どうもごめんなさい。

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なんかこうお寺の庭みたいな趣で・・
ミンミンゼミの鳴きようにも都会の騒がしさと違う余裕を感じたりして・・

遠くの方には浩宮殿下お成り記念と刻まれたでっかい石碑。
山登るんだよねそういえば。
ヴィオラも弾けるんだっけ?
来年から大変ですね。
私には全く関係のない世界の話で。

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いろんなメニューからえごまチーズケーキとアイスコーヒー
閉店間際なのに迎い入れてくれたお店の人は
オーナーとかじゃなくて従業員という感じなのかな?
話しかけようかと思ったけど私の頭が何かを探知してしゃべり回路を切ってしまった。

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フォークじゃなくてなんかこんな仕事人の武器みたいなのが出てきた。
この若干食べにくい感じが返っていいんでしょうね。
俺が不器用なだけか。
でもゆっくりちびちび食べれば満足感が大きくなりそうだ。
いいところだなぁ・・
なんて考えながらもどこかに営業時間過ぎちゃってんだなぁというのも頭の隅から埋め始める・・
嫁さんが食べ終わり一息つくまで待って、
お金を払い際にごめんなさい遅くなっちゃて・・
いえいえと言ってくれる・・けどそれ以上話せなかった。

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トタンで守ってるけどかやぶき屋根なんだよね。
ちょっとしたギャラリーがあったけどそうそうにたちさらなくちゃ・・。
振り返ればマイペースで展示を見ようとし始める嫁・・・
まあいいか外で待とうと思うと一緒に出てきた。
背後では雨戸を閉める音・・
あやっぱり私たち待ちだったのね・・ごめんなさい。

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栗の木の写真なんか取って喜んだりして。

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遠くにダム湖を望む。
晴れた日にも来てみたいかなぁ。
リニアトンネルのズリ運搬ダンプがひっきりなしに走るようになるらしですよ。
単純な批判を私が吠えたって仕方ないだろう。
そのまた先で静かなここに戻ってくれるならいいか。

ダム湖いこう
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天気悪い上に時間的に日陰ちゃってるんだけど
でもいいよ。
静かだけど耳を澄ませばいろんな音がする、何だかわかんないけど近くでは得られないような世界感だ。

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何度か来たけどつり橋を渡ったのは初めてだ。
ハープみたいだなとかいいながら・・
ハープって実演で何度も見ましたが優雅なようで・・
結構キッツそうな人がやってますよね。
楽器も勝負の世界だしやる人もみんなそうで無きゃいけないのかもね。
フランスのオケだっけ、チューニングしてるのを見てたらに目が合って怖かった。



https://www.youtube.com/watch?v=K-ucDjeG_XM
この場所がこんなところだったというわけじゃないんだけれどフォーレのシチリア舞曲。
フルートとピアノとかの定番でしょうかね。YouTubeとか検索するとプロから素人まで山のように出てくるんでしょう。
私はああいうのがき・・じゃない、オーケストラ用組曲の中の1曲としてこれを聴くのが好き。
まあどれだっていいんだけど。
クラシックを本当に聴き始めのころ、ラジオを聴いていたらこの曲を流してくれた。
何もわからない頃って少しでも知ってるメロディーが聞こえるとそれだけで食いつけたもんだ。
フォーレという作曲家を知ったのもその時か・・
もう30年以上前。
何か語ってたちょっと偉い感じの人は今も元気かな?
曲紹介は若い女性だった気がするけどもう孫が大きかったりするのかな?

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ちょっと霧がかかったりすればなかなかの景色じゃないかなぁこれ。
古城みたいじゃん。
ここにも水力発電所があり

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水車を回したばかりの水がどわっっと排水されている。
ぺルトン水車にフランシス水車・・とか試験問題に出たりする。
ここはどっちだろう?高低差より水量で押す感じならフランシス水車でしょう?
発電所とか変電所とか送電線とかそういうのが好きなのだ・・・

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湖底に降りて流木に座ってみたり。
今更愛をささやいたりもしないけど。
ちょっと雨降ったりして。
なんかあんまり絵になってないな

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営業してないみたいだったけど古い旅館。
昔の映画に出てきそうな・・
いいなと思うけど、酒が飲めないとね。
ビジネスホテルでいいやみたいになっちゃって。

ここいいところでした。
またいつか来たい。
行き止まり式の谷を破るトンネルがこれから掘られるらしい。
次はそのトンネルでかな?
そんなのを待たず意外にすぐ来るかな・・紅葉のころとか・・

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人のいないところ観光

今日、今、仕事でピンチだ。
大丈夫、歯を食いしばって切り抜ける。
なんでブログに書き込みなんかしてんだという話ですが・・


お盆休み、遠出はできなくとも出かけてみたい。
でも人の大勢いるところは嫌。
車を走らせ、長い谷に分け入ってゆく。
昔は近いと思っていた谷の入り口自体が結構遠い。

谷に入るといきなり交通量が減ってのどかな旅となる。
6336.png
こんな橋を渡りながら・・
この先、いくつもの橋が補強工事をしていたのには訳があった。
でもこの時は何も気づかず。

観光客相手っぽい施設は素通り・・
その場で挽いて打ったみたいな蕎麦屋は行きたいけど嫁さんが蕎麦はつまんないとか言い出したのでスルー
あっこれは・・と思うようなところを見つけたけどどうも違うので入らず・・いつも、こういうところで時間くてるから最後にたどり着いた行きたいお店が閉店だったりするわけなんだから・・
とか言ってると見覚えのあるトンネルが現れる。
ここはトンネルへ入らず脇へそれる旧道に入って・・

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ここは古い水力発電所。
堰の横に魚道が作ってあるのも見えますね。
早川第三発電所は田代幹線という送電線路に接続されており、電力黎明期くらいから京浜地方に電力を送っていた・・・んじゃなかったっけ。
現在、送電線路は網目のようなネットワークになっておりどの発電所の電力がどのあたリへと言う考え方はちょっと違うと思う。
それでもこの発電所から伸びる送電線を追っていくと割とシンプルに私の家へもたどり着く。
なんとなくここから電気が来るような気がして思い入れのある発電所。
興味ないとあれでしょ。

6338.png
山の上まで延びている銀色のが水圧鉄管でしょう。
あそこをすごい勢いで落ちてくる水が水車を回すわけ。
このときも稼働中でーす!っという音が響き渡っていた。
ここで面白いのは水車を回した水が放流されるこの川は富士川水系の早川であるのに、その水自体は山のはるか向こうにある大井川から取水しているという事。
大正時代くらいに工事がなされたと思うんだけどすごいよね。
いま、もっとずっと深いところだろうけれどその導水路トンネルとほとんど同じルートでリニア新幹線のトンネルが建設されようとしている。
発生残土の問題とかいろいろあるみたいだ。
橋が補強されているのはこれから残土を満載したダンプがひっきりなしに走りますよという事。

6339.png
ここから田代幹線が始まるのね。
いまは直送じゃなくていくつかの変電所に引き込まれて分断され・・
興味ないとあれですよね。
建屋に飾られた社章がペンキで塗りつぶされていた。
ここだけでなく原発事故の後、こういうことが行われたようだ。
隠したってどう見ても東電の設備にしか見えないけどね。
しかし批判のつもりかいやがらせか設備を壊して回るとがそれはおかしいでしょう。

そのまたすぐそば、
ここもその筋の人には超絶有名
6340.png
糸魚川静岡構造線・・・が露出しているところ
フォッサマグナというやつだ。
日本の継ぎ目というか・・
なんか崩れてうまっちゃってない?
知らないとこの見えてるがけ全体がフォッサマグナかと思っちゃうけれど、全然違うらしい。

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あっ
左下の方に謎の矢印を発見。

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なんかあの辺が大事なんだろうな・・
正直何だかよくわからない。
でも地質とかに詳しい人にとっては
面白くて仕方のない現場なんでしょうねここは
こういうの嫌がりもせず、多分なんのことだかわからないんだろうけど写真を撮ったりして笑っててくれる嫁さんには感謝の言葉しかない。


この後またそこそこ走って奈良田。
ここにはいつものダム湖のほかに古民家カフェなんてものがあるのを知った。
ちょっと良かったそのあたりは別に書くとしてそのまた先
行き止まり式なこの谷はスーパー林道みたいなのが峠を越えて長野県の伊那谷まで繋がっているらしい。
子供のころ、意味は解らないがテレビニュースでスーパー林道という言葉を頻繁に耳にし、なんかもめてんのかなと思った記憶がある。
今、スーパー林道はもちろん手前の県道も環境保護のためマイカー規制というのがかかっていて途中からはバスでしか進めない。
その末端。
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ここにも水力発電所があり、これは山梨県営。
普通に見えるけれど、よく見ると普通はそんな場所に構造物なんか絶対作らないだろというところに強引に設置されている。
電源開発みたいなものへの並々ならぬ執念と努力と苦労とみたいななにかが・・

6344.png
右側のトンネルは発電所へ向かうもので一般人立ち入り禁止。
水力発電所は無茶なところに無理やり作り付けてある感じのものが多く、山道を走っているとこんなトンネル入り口をよく見る。
正面は県道のトンネルで鉄格子みたいなゲートで完全封鎖。
最初は電源開発のための工事道路として彫られたからか、断面も小さく山深いところへ来たなぁ・・と言う印象。
このトンネルの名は開運隧道。
険しい山中に道を切り開く過程で隧道に開運と名付けた気持ちには打たれる気がする。
しかし目の前で開運が否定的に塞がれているとなんかもうダメみたい?



https://www.youtube.com/watch?v=ds-7XMPW7No
フォーレのペレアスとメリザンドという組曲に出てくるメリザンドの歌。
まだあきらめないでとランプの明かりに希望の光を見る
が、短い時間の末
私たちのランプの明かりは消えたのよ。
と締めくくられる。
非常に単純な伴奏がその光を表しているようでこの印象的な曲は忘れられない。

時々未来に何も見いだせない気がして閉塞的な気分になるけれど、
だからといってもう死ななくてはならないわけでもないんだし、
私は何でそんなこと思う必要があるんだろう?

別に許可車両は通過できるんだし、ここで希望が立たれているなんてことは全然ない。
ゲートを破った的なネタがネット上に見つかったりもする。
そうだなぁまぁゲートは破っちゃいけないけれど、人生上の足かせなんかこそっと潜り抜けちゃってへらへら笑っててもいいのかもなぁ・・

6345.png
一般人立ち入り禁止なはずの水力発電所は申し出れば見学させてもらえるようだ。
この時はもう時間外。
私も電気関係な人間なのでぜひ見てみたい。
いつか見にこれるかな

6375.png

ここでもまた橋の補強工事が行われている。
この小さな橋とその先の小さなトンネルをリニアトンネルの残土を積んだダンプカーがガンガン走ることになるらしい。
いいのかな?なんて思うけれど私がダメだといったって止まらないだろう。
この先この谷から外へ出るトンネルを掘ってそこから外へ残土を持っていくそうだ。
昔だったら見返り的にこういうところにも新しい長大な橋やトンネルが建設されるんだろうけど、今回はそれはしないと明言されてるとどこかで読んだ。
読まなくてもこの橋を補強してるという事はそういう事ですよね。
あんな狭いトンネルにガンガンダンプが突っ込んでくるんでしょう?
観光客の来る休日は中止するんだろうけど、そうなったらもう平日は近寄れないよなこんなとこ。
そんなごたごたも収まるのは何年後なんだろう?
静かになったそのころに、またここにこれるだろうか?

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雨の海

雨の中どこにいこうか・・海にでも・・
6107.png
あー、
こんな海も悪くないよなぁ・・
青い空と青い海だけが素晴らしい景色なわけじゃないし。
6124.png
なにかこう、詩でも浮かびそうな・・
なにも浮かばなかったけど。


https://www.youtube.com/watch?v=RyfPpwZe0_U

この曲、いい曲でしょう。
でも4つの楽章のうち、私はまだ第1楽章にしか魅かれない。
こういう他楽章構成の曲は全部集まって一つの世界を構成する宇宙みたいなものなのであって、どれか一つの楽章だけを切り取って聴くのは間違い・・なんて思っているのにこれは1楽章しか聴かない。
いいじゃないそれで。
何にも聞かないよりはけた違いに進んでいるんだから。


6109.png
一見静かに見えるあの海はしかし大きな白い波がテトラポットを洗っていた。
あそこへ行ったら死ぬんだろうな。
まだ死にたくないと今日も思った。
よかった。
海の色・・
遠くで空に線が引いてあるように見えるのは、雲の高さ・・

そんなことを言ってたらあの雨雲はいつの間にかこの辺りを覆っていた。
6110.png
雨に濡れながら砂浜を歩き、東屋の下へ入ると途端にものすごい雨・・
カラスには屋根という概念はない訳か・・じっと耐える。

6111.png
あっ、少し明かりがさしてる・・
でもそのまま晴れることはなく、ありがちなハッピーエンドな展開にはならなかった。

雨が少し弱まるとカラスはどこからともなく現われたもう一羽とじゃれて遊んでいる。
いいね、楽しそうで。

夏の明るくて活気のある感じの海は見てると気が滅入る。
歓声が聞こえたりするといたたまれなくなる。
何時からそうなのかを考えるとはるか昔まで戻る。
端から見れば失敗でも生まれた以上は生きていく。

こんな景色がいい景色だと思ってもいいじゃない。
こんな人生がデフォルトな人がいたっていいじゃない。

「大丈夫、あなたは今晴れてないけどもうすぐ晴れるから・・」

なんで、晴れに持ってこうとすんの?
なんで間違ってることにしちゃうの?
まあ、それがあたりまえですよね。
好意的に励ます気持ちで言ってくれてるんでしょう。
正しいことを教えてくれているんでしょう。
一生懸命何とかしてあげようとしているのかもしれない。
晴れのほうがいいに決まってるよねそりゃ。
でもそれ、若い誰かを追い詰めているかもしれませんよね。

正しい事というのがすべての人に適用でき、またされるべきだというのが世の中。
でも曇りを生きてる人はそんな中をずっと頑張ってきてるからそんなもんじゃ簡単につぶされないですよね。
そうでしょ?
どこにいるか知らないあなたへ。
こんなもん読むこともないだろうけど、
がんばろうね。

なんだこれ。



雨にぬれたりしたけれどいい世界といい時間だった。

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