山間で

アートなカフェはおいしかった。
油レスな感じなので胃もかるい・・調子に乗ってもう一軒いこうスイッチが入ってしまった。
近くの大きな川に沿って山の方へさかのぼっていく。
途中で脇道に入りさらに登る。
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いい景色になってきた。
日の光が透けてお茶の新芽がきれい。
こんなのを見ると幸せな気持ちになってきますね。
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藤の花。
石垣、詰んだの100年以上前でしょう?
もっと前だったりして・・
何だかいい感じになってきた。
ちょっと行くと集落の入り口みたいなところに大きな地図看板が。
この集落を上げて人を呼ぼうみたいな意気込みが・・

カフェはそのすぐ先に。
注射後上は別なお店と共用・・多分誰かの土地。
これから行くカフェに集落を挙げての観光化の象徴みたいな感じかなこれ。
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大きな農家の
その庭にある建物が
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カフェになってる。
このあたりの農家はみんなお茶をひくためのお茶工場みたいなものを自分の庭先に持っていたんだそうです。
そういわれてみるとかなりくたびれていたりするけど周りのどの家にも同じような小屋が残ってる。
入ってみると店員さんの人当たりの良さというか人を大事にしてくれる感がすごくて驚く。
おしゃれカフェはいっぱいあるけど、最近ないよこういうの。


スクリャービンのエチュード
昨日のソナタとは全然違いますね。まだ変態化していません。
なんかそのへんに置いときたいようないい曲でしょう?

私は4月限定タケノコのピザ・・が良かったんだけど嫁さんの意向も聞いて
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リンゴとシナモンの・・
おいしかったよ。
敷いてある紙にはこのあたりのことがかわいらしいイラストとともに描かれてあった。
地域愛と誇りと・・こういうのどこか違うとこでも見たけどいいよね。
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コーヒーも。
このコーヒーし苦みを感じながらでもおいしかったよすごく。
私はミルクと砂糖入れて飲んじゃうような人だけど、なんとなく味が違うと思う事も時もあります。
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ボーっとゆっくりしてたらお水持ってきてくれて・・
レモンが入ってるんだね・・
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窓の外はお茶畑の緑。
帰り際にお店の人が嫁さんにピザの石窯焼き体験とかイベントやってるんですよと説明してくれて。
Facebookかインスタ見てくださいねみたいな。
ああいうのってリアル自分出してやってるんでしょう?
私にとってはものすごい壁がある気がする。
私の名を知る人に私のことを少しも知ってほしくない。
私の知っている人のことを少しも知りたくない。


この際エチュードをもう一曲・・・この曲は左手の動きを見ながら聴く曲だと思う。
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私は弾けないんだから見たってしょうがないんだろうけどこの左手のあっち行ったりこっちいたりしている楽譜の景色は見て楽しい。
曲想は楽しい曲じゃないけど。
弾ける人に言わせればこんなの何でもないですよとかいうんだろうけど関係ない。
私が面白いと思ったらもうそれでいいの。
そういう楽しみ方ばかりではすぐ飽きるけれど。

このお茶の谷をさかのぼる道はまだしばらく続いていそうだった。
でも地図を見るとその先で山に阻まれて行き止まりのようだ。
人生は戻ることのない一筆書き。
ここにいる間は幸せなひと時でした。
私はそういうのがすぐになかったことになっちゃうので、こうしてブログに書いて自分で読むことにします。
私は幸せです。

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隣。
あの家は実はカレー屋さんらしい。
いつか食べにこよう。
ここも良いところだった。

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アートな古民家

訳のわかんない心配で暗くなってるくらいなら楽しく飯でも食いに行った方がいい。
近いと思ってたら高速代が予想以上でへこみながら・・
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こういうの大丈夫だと思ってると下の方でガガガ!とかいったりしますね。
あの先を曲がると
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古民家って築200年の茅葺で・・とかだと思っていたけど最近はちょっと古けりゃ古民家なんですよね。
どっかのおばあちゃんの家みたいな古民家。
狭いところで切り返して車の向きを変えてたら中の人が出てきてそこでいいですよ・・
あっいい人そうだ・・
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外に電気釜があったり・・
陶芸家のアトリエのようです。
カフェもやってますという感じなのかな・・
主人作(夫婦でかな?)の陶芸作品がたくさん展示してある。
素人にも受け入れやすいものもたくさんあってなかなか良かった。

この日は主人がほれ込んだ?らしい現代美術作家の個展をやっているとのことで前衛的な作品が建物の中を埋め尽くしていました。値札もついていて気に入った人は買えるんでしょう。
前衛もいろいろですが正直私にはその良さがわからない感じ。
見返すとあえて避けたようにその写真が一枚もないのが私の素直な感想だと思う。
音楽にも現代音楽みたいな世界があって私には意味不明なことがほとんどです。
しかしこれまで訳の分からないと思っていた音楽の中身が急に見えたりしたことがあります。
そして今はかけがえのない大切な音楽だったりする。
だから目の前にあるものが意味不明であったとしてもそれに意味や価値がないと決めつけてはいけないと思っている。


自身優れたピアニストでもあったらしいスクリャービンというロシアの作曲家がいます。
ラフマニノフと同期かなんかだったと思う。
初めのころの作品は非常にロマンチックでみんな大好きな感じの曲を書いていましたが、ある時期から神秘主義みたいな妙な思想に傾倒したりして作品や音楽家としての活動も変態化していきました。
最後のほうの交響曲かなんかが有名ですがいまのところ私には理解不能です。

ta
ピアノソナタ第10番。
たまたま持っているホロビッツのスクリャービン集に入っているのでなんとなく。
この曲について検索すると作者が言ったという言葉が出てきますが
「私の第10ソナタは昆虫のソナタである。 虫たちは太陽から生まれる。 彼らは太陽の接吻なのである。」
だそうです。
こういうのはちゃんと共感できればいいけれど、訳のわかんないままうなずいたりしたら負けだ。

序奏からいっちゃってる感じがする・・・
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序奏の最後出てくるこの怪しく輝く和音とトリルは如何にも後期のスクリャービンだなという気がしますね。
この世に生きる者どもよ聞け!みたいな・・
ここからテンポアップするのでここまで序奏、ここからソナタ形式の提示部に入るよというところなんでしょう。
訳の分かんないい感じのお第一主題の後音楽はトリルにあるれている。
いかれていると思った序奏の大可上げで主部が解りやすく聞けていることに気付いたりもする。
えっこれが第2主題かな?とか思っていると序奏がかえって来てここから展開部だよと分かりやすく教えてくれる。
ぶっ飛んでいる音楽のようで実はベートーベン的なルールをしっかり守っており、ただのいかれたナルシスト芸術家じゃないと感じたりして。
このソナタはトリルソナタと呼ばれているようですがそのトリルはどんどんエスカレートして最後は七色の光が爆発したような世界を見せます。
この世の自然も命も太陽の光も、時間も・・すべての存在はエネルギーなのだ・・それは光だ・・
みたいなことを言ってるんじゃないかと思うんですよね。
音楽って自然や人の恋や生き死にを表すものだけれど、その究極は宇宙を描くことだ。
芸術家が作品を通して描こうとする宇宙と、理論物理学者が数式で表現する宇宙が最終的に一致したらすごいですよね。
俺も調子に乗って何言ってんだ。
玉虫色に輝く神秘トリルがさく裂しクライマックスに達すると
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突然あのお告げトリルが登場。
この世の全てのものよ聞け!
そしてまたAllegroに・・
実は聴き手へ解りやすく伝えるための配慮が考されているような気もする。
クラシック音楽をいろいろ聴いていますが、いきなりいいなぁと思える曲ばかりじゃありません。
むしろそんなことはあんまりない。
最初は聴いても訳が分からないものなんですよね。
それは多分クラシックを聴かないか大嫌いな人がクラシックを聞いたときに感じる訳の分からない騒音・・みたいなのほぼ同じです。
私も生まれたときからクラシックが好きだったわけじゃないからそう感じていたことがあります。
でもそこを無理やり聞いていると訳の分からない真っ暗闇の中にぽっと灯台というか目印みたいなものが光って見えることがあるんですね。
そうするとそのあたりは照らされて様子が見えるのでそこだけでも聞こうという気がしてくる。
そんなこととをやっているとそのうちその明かりの間にあった訳の分からない闇に何があるのかが見えてくる・・・
という感じで曲の内容が見えてきて好きになっていったりするんですけどね・・
この曲に関してはまだその途中。
あっもう一回聴いてみようかなと思ったら脈があるかな。
ピアノを弾く人は楽譜を読んでこの音楽はこういうことを言ってるんだというのを感じてそれを表現しよう・・とやるんでしょう。
今じゃ有名曲だけど何のヒントもないときにこれを見て感銘を受け演奏しようとした演奏家たちがいたんですよね・・
すごいよな。
私は知っている曲なら楽譜を眺めて喜べるけど、知らない曲をで眺めても音はならない。
弾けないながらに何か鳴らしてみればこういう曲かな?というのは出てくるけどまず弾けない。
自分が弾けなくても誰かが弾いてくれたのを聞けばいいんだからいいけれど、
自分で感じて弾いてみるというのをやってみたかった。


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明り取りの窓っていいな。
天上がないのは昔からかな?
わざと天井を外して演出してる感じの古民家カフェもたくさん見ますよね。
ここはそういうのには関心がなさそうか・・
土壁と・・
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どこでも好きな席にといわれたので奥の部屋へ・・
窓の外は竹藪?
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お任せランチというのを頼んだら今日はわかめとタケノコのご飯。
うらの裏が竹やぶになっておりましてぇ・・すぐ湯がいたので・・。
これシンプルだけどおいしかった。

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豆腐にゴマがかかったのとホタテの吸い物と・・
こういうものばっかり食べてたら心はともかく体は浄化されそうですね。
どうしても肉とか砂糖食っちゃうけど。

帰り際、主人夫婦と少し話す。
車のナンバーでちょっと遠くからなのがわかったらしく
SNSで?と聞かれる。
SNSなんか苦手で全然できないと答えるのも変なのでそうですとか言って・・
どこもかしこもSNSだ。別にSNSが悪いものだなんで少しも思わないけど私は人間とうまくやれないことを突きつけられるのが怖くてやれない。
私には多分SNSもいろんな人と楽しくやるということも一生できないかもしれない。
でも今理解できないスクリャービンの変態曲のいくつかは好きになるかもしれない。
今日も別な作曲家のもやがかかったように思えていたある曲のスコアをみたらパーッと霧が晴れたような気がした。
少しいいこともあるから。

雰囲気的に多分、こちらがその気になればずっと話ができた気もする。
でもちょっと私が逃げ気味で・・
苦労もあるのかもしれないけれど自分のやりたいことをやれる人生は羨ましい。
人を羨んでばかりいると自分は暗くなるのでいけないいけれど。
タケノコおいしかったと言ったら二人ともすごく喜んでくれたのが忘れられない。
やっぱり最高のごちそうは人とのやり取りなんだろうね。
私は苦手だけれど。

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まだやってる

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日本中どこでもそうかと思いますが、うちの近所の山も山頂付近まで人の手が入って杉か檜が植林されています。
でもずっと手入れもされていないので中は結構悲惨?
はずれの日の当たるところにある木はかなりの太さになっているのに、中は私が子供だった35年前から変わっていないようにも見えます。
色々あって仕方ないんだろうなぁ・・

昨日、音楽を聴く部屋をヒノキの香りで満たしたいなんて書きまして・・・
私はアロマ何とかみたいなおしゃれ世界からは最も遠いところで生きています。
ですが、性懲りもなく精油とかいうものについて調べてみたりして・・
あんな加湿器みたいなのは嫌だと思っていたら
その精油というのだけ噴霧するような機械が売られているんですね。
静音と言いながら若干音がするとか、案外すぐ瓶の中身がなくなっちゃいそうだとか、掃除しないとつまるとか読んでいたらちょっと冷めちゃった・・
芳香剤みたいなただ置いとけばいいやつがいいなー
この製油っていうのを鼻の下につけといたらどうなんだろう?
そういう馬鹿なことを言っちゃいけないのか・・

そんな機械を見ていたらSONYの製品が出てきた。
久しぶりだなSONY。
かつてオーディオだけじゃなくていろんな分野をけん引して輝いていたSONY・・
周りに合わせた汎用規格なんて絶対に採用せず、意地になって独自の規格を打ち立てて走ろうとしていたSONY・・
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この機械の説明を読んでみたら笑った。
※本製品のご使用には、別売の香りカートリッジ「AROMASTICカートリッジ」が必要です。
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またやってるその路線・・
汎用のオイルを使えるようにすりゃいいのに、においの元みたいなものまで規格を作ってそこで儲けようみたいな手法でやってた・・
なんか貫いてるなぁ・・
使い手は毎回変に高いカードカートリッジを買うんでしょう?
自分の好きな香りってのは問答無用的に使えないんでしょう?
変な枠つくちゃってるせいで使いにくくて売れないと思うんだけどなぁ・・

初めて買ったCDプレーヤーはSONYのものでした・・2代目も・・3代目も・・
CDのフォーマットを決めたのはSONYとPhilipsですもんね。
すごい会社なんですよね。
SACDもリッピングできないとか変な制約をつけなければもう少し展開したかもしれないんじゃないのかなぁ?
Philipsももうオーディオなんか全面撤退で医療機器しか作らないんでしたっけ・・
先日、シャープペンの芯のケースにSONYって書いてあって、最近はこんなもん作ってんのかぁ・・と思ったらそれUSBメモリだった・・

合成のインチキ香りでもいいからスーパーで売ってるトイレの芳香剤みたいなのでひのきの香りというのは・・
あるかと思って探したら全然ないんですね。
ひのきの端材はすぐに乾いちゃって匂いがしなくなるのを経験済みなので・・
まぁ結局なんにもかわないなこりゃ・・
いつ頃からか我慢ばかりする癖がついて何かを手に入れて心が潤う・・みたいなところが干されちゃってるんだよね。
車買っても盛り上がらないんだもん。ちょっとまずいかな。

香りと言えばスクリャービン。
優れたピアニストでもあったこの作曲家、はじめは技巧的でロマンティックな作品を書いていたのに途中から神秘主義だか何だか言い出して変態化していきました。
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なんかやばそうですよね?
変態化してしまってからの交響曲第5番では鍵盤を押すと音に応じた光を放つとかいうピアノを使うことを指定しています。
当時の技術じゃ故障だらけで実際使えなかったらしいですが・・
音楽に視覚的要素を取り入れようとした。

そういうことが簡単にいくらでもできる現在、それをやったらかなりチープな結果になると思う。
この変態作曲家の頭の中で炸裂してたのはそんな物じゃないんじゃないかなぁ・・

その交響曲第5番をブーレーズが指揮したCDを先ほどを聴いてみましたが、今のところ私には全然理解できません。

この作曲家はさらにその先、お香かなんかで嗅覚にも訴える作品を考えていたみたいです。

昔、クラシックのコンサートも照明やドライアイスを使って積極的に演出すべき!
と力説している人がいました。
いろんな考えがあって、実際行われてもいいんだと思います。
でも俺はそんなことやりやがったら二度と行かねーぞそんなもん。

このエチュードは大好きです。
神様が出てきて、「一曲だけ弾けるようにしてやる。どれがいいか?」
と言われたらこの曲でお願いしたい。
ホロヴィッツの演奏がまた・・・
第2主題のこのきざな歌いようはなんだ・・

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