あとどれくらい生きていられるのか

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朝目覚めた瞬間から嫌なことばかり考えててダメだなと思うけれど、そんなことを言いながらもここまで生きてこれたんだから。
先日喫茶店で
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調子が悪いから軽いサンドイッチを頼むつもりだったのにこれを頼んでしまいちょっと食べすぎ
この後ここからそう遠くない店で嫁さんが買い物をしている間周囲を歩いた。
40年くらい前に親類の家を訪ねこの辺りに何度も来ていた覚えがあって、民家も生垣もみんな新しくなってしまったとは言えところどころに見覚えがないでもなく
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あそこにあった松の大木のことも知ってる。
まだ何もわからないふりをしてなきゃならないと思っていたあのころ、別な親類の家からもう帰るという時にラジオから聴こえてきた音楽をどうしても聞いていたいと思ったのにできなかったこと、近くの家から大音響で気のふれたような音楽が聞こえてきて耳を疑ったこと、2年くらいたって近所の高校生が部屋でドラムをたたきながら大声で歌ってたなにか・・
心の奥に焼き付いていたそれらはみんなYMOだったと知ったのは解散10年後に一瞬再結成とかなんとか話題になった時。
私は学生で、懐かしさから始まりかなりいろいろ聴いた。10年なのかぁなんて考えていたあそこからもう30年なんだな。
高橋幸宏氏がなくなったというニュースに71歳とあるのに自分の歳を考える。
あのラジオを聞いていた歳が上過ぎて近寄ることもなかった従兄は数年前に亡くなった。ドラムをたたいていた高校生も15年くらい前に若くして亡くなった。
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その学生時代に阪神・淡路大震災が発生、私は就職活動のため新幹線が不通となっている街の中を仮復旧していた在来線と代行バスで通過したことがあった。
姫路で新幹線を降り在来線に乗り換えたときは明るい高校生の会話が聞えいつもと変わらない世界という感じだったような記憶がかすかにあるけれど別な時と混同しているかもしれない。
多分どこかでもう一度乗り換えて、徐行する車内から海側の街を見ていると倒壊した民家が見え始める。そのうち・・我に返るとまさに開いた口が塞がらないという状態の自分に気づき、まばらな周囲の乗客の中にも同じような人を見た気がする。
何もない中一棟残った崩れかけの建物が真っ黒になってるのを見た瞬間、人や命や人生、生活・・
どんなに自分にはここを通る理由があり見物ではないと言ってみたところで、実際そうなっている自分を恥ずかしいと思い申し訳ない気持ちになった。
その気持ちは今も続いていて、だったらこんなところに書くなという人もいるかもしれないけれど書かないでいられず
すぐそこに一階が押しつぶされた商店、遠くに電車の来ない古い高架をみながら列に並んだ記憶があり、今調べると灘の駅前だったのかなと思うけれどわからない。バスの車内から見た落ちたままの石の鳥居は本住吉神社だったんだろうか?
その前後の記憶が全く消えてしまいもうなにも思い出せない事にちょっと驚く。

https://www.youtube.com/watch?v=y_VaT3Ox0-Y&t=960s
なんとなく頭の中でこれがかってに流れていてRecordareは思い出したまえ

震災関連の話をいくつも読んだ。
読んでいてきつくなり最後まで読めないものもあった。
生かせてもらえてるんだということを考える
無駄にするなと言われてる気もする

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痛みが治まりませんけれど

腹の不調は憩室によるものと考えているけど、先ほどテレビで見た過敏性腸症候群というのも今の症状にしっくりくる気がした。
いろんな原因があるようだけどやっぱり冷えるとかストレスというようなことも言ってたと思う。
先のことを考えると変になるので考えないようにしているけれど
出来ることは気晴らしくらい。
だけど外食だと腹の不調とぶつかっちゃってどうしようかというところで
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帰り際に簡単な食事もありますからぜひとか言ってくれたこのオーガニック系なお店を思い出した。
雨も似合うね、戸を開けようとしたら開かずずいぶん建付けわるいな・・中からすみませんと鍵あけたつもりで・・
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今日は雨の中をわざわざ・・の一言で、私たちのことを覚えていてくれて前回の最後とつながっているのかな?と思う。体も壊れてるけれど対人間感も壊れてる人にはそういうのがやんわり効くというか
そして今日のご飯は
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イタリアン粥
お腹やばい人ど真ん中。
2択で韓国風というのもあったけど私辛いの食べると病院行なので
クラッカーがついてきて、そのまま食べてもいいけど砕いて入れてみてもいいですよと
リゾットみたいなのかなと思ったけどそうじゃなくて豆の入ったおかゆ。
トマトとかバジルペーストがイタリアンで全体的には淡泊というか
味だけじゃなくていろんな意味で美味しかった。
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結構たってからお店の人が良かったらと韓国風の方に入れる何かを持ってきてくれてこれも美味しかった。
ラー油はやばいから入れない。
しばらくしたらお客さんが来たけど隠したようなお店の世界は壊れなかった。
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食後に飲み物とスイーツがついてきてホットレモネードとケーキとあんみつ
甘いもの食べて飲むレモネードは酸っぱくてって当たり前というか子供みたいか
奥のはオーツミルクモカ

この後かなり久しぶりにショッピングモールに行ったら家電量販店に電子ピアノが並んでた。
嫁さんがなんかを見てる間試し弾きのふりをして変な弾き癖がついちゃったところを繰り返してみたり。あんまりやってるとまずいけど
そういえば20年くらい前はショッピングモールと言えば必ず楽器屋が入ってた気がするけど違ったかな。最近見ない?

https://www.youtube.com/watch?v=Bvs3FVeybK8
これではないけど今やってる曲に親父モーツァルトと巨匠モーツァルトのがあるから。
とてもシンプルで小さな楽譜なのに2曲を並べると底力が違う感が
でも親父としては息子に追い越されるってのはうれしいもんなんでしょ?

先日のレッスンの内容を踏まえて練習して次のレッスンには思うところを持っていこうと思う。
まず指が覚えちゃって鍵盤見て弾くようになる癖を徹底的に直さないとね、ほんとの暗譜と違うから。優しい曲をやってる今ならまだ直せると思う
レッスンちょっと楽しみだったりもするけれど、その次の日がまずいこと当日だったりもするのでそこを考えちゃうと
そして腹痛いわ。やっぱり憩室のとこも痛い。
負けないで

嫁さんはいろいろ買い物をしていて、少しはストレス解消になったかな。
なったらいいけどな。

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嵐が来ても来なくても変わらない

コロナワクチン2回目予定日は台風を控え雨の予報だったけれど朝日で目が覚めて、病院まで歩くころにはもう日はなかったけどまだ雨は降らずにいてくれてありがたかった。
そのまま寝とく予定だったけれど嫁さんが入院している身内の世話をしに行くらしいので運転手をすることに。まだだいじょうぶだろう。
用が終わればちょうど昼時、コンビニでなんか買って
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海辺で。
小さなパン一つで足りてしまうところせっかくだからと海苔と豆腐のスープも買ってきた。具沢山スープは今危険。
昼から雨の予報だけどかろうじてまだ降らず、久しぶりに外での食事。
磯の香りとかあんまりしないけれど外の空気が気持ちいい。
嵐の前の静けさというところ。
先ほど打ったワクチンの副反応がこれから出るだろうという意味でも嵐の前。
いつ暴れるかわからない腹の病気が妙に落ち着いているこの不気味さもそうだし、書いてはいけないと思いつつ私の心が一番感じてるのは仕事上でこれから来る嵐のこと。
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もう2年くらい前か、この店に行ったこの時も台風が直撃コースに乗っていてもうすぐ来るぞというところ。
帰ればいいのにのぞいたりしてたら店主が出てきていったん閉めたらしい店を開けて招き入れてくれた。
何か飲み食いさせるのはおまけで、若い芸術家の作品を紹介する場を作りたいみたいなのに燃えている人なのでそんな話がとまらなかった。そのなかに世界にでて活躍するようになっちゃった人がいるらしくうれしそうに話していて。
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閉店時間もかなり過ぎた帰り際にまた来ますなんて言ったら困った顔で、
だけど明日はやらないつ・・いやそんなにすぐこないですよ。
というようなことをここにも書いた。
ほんとは、素人でも失敗でも何でもいいから自分のやりたいことを形にしていく人というのを見ると何にもできないししていない自分否定スイッチが入ってしまいやたらに憂鬱だったことまで書いたかは忘れた。

ワクチンの副反応は意外にも事前に方々で聞いていた腕がかなり痛くなる、38度台の熱が続きひどい頭痛がというのがほとんどそのまま自分にもきた。
何をやっても人並みにならずあなた人間なんですか?なんて言われてきたけどこれは人並なのかと。
そのせいか別な理由か知らないけれどこれ書いてる今頭の中に音楽が浮かばずなにも鳴らない。
ぼーっとyoutubeを見てると勝手に出てくるおすすめみたいなのの中にこれがあった。

https://www.youtube.com/watch?v=1vDxlnJVvW8
クラシック音楽しか聴かない人になって35年。おしまいの交響曲数曲をまれに聴くことがある程度でモーツァルトのことは全然知らないままここまで来てしまった。
ピアノソナタなんかまったく触れる機会もなかったから何番はあんな曲でというのも全く浮かばない。
なんでそうなっちゃたのか・・聞いていて決していやではないけど乗り切れない。このノーブルな・・
音楽を知った13歳のころ、もうすでにみんなのいる場所、楽しい場所に自分はいてはいけないみたいなので心は決まってたんだろう。みんなが好きなもの=私は避けるべき物みたいな。
と思ってたけど同じ理由で拒絶しそうなショパンは聴いたんだから単に作風が好みに合わないだけかな。

45歳くらいで楽器の体験レッスンに行った時、普通は誰でもいきなり出るはずの音が出ないという場面で自分の体が勝手に痙攣して暴れだしたのを見て自分で驚いた。
ねじ伏せてみないようににしてきたけれど、俺の中にはいじけた5歳児くらいの自分がまだそのままいるんだと知る。
そのまえにアマチュア演奏団体に入った時もよくしてくれる人がいて個人練習の会みたいなのに呼んでもらってた。そこでも楽しそうな人の笑顔を見るとその5歳児が暴れだしていたんだけどその時まだそのことに気づけてなかった。
5歳児は今6歳くらいになったけれど何もできないことは変わらない。レッスン崩壊しても突然痙攣みたいなのはなくなってほんの少し彼と話ができたような気もする。

今更に翌朝。
近所が窓全開でピアノを弾き始めた。
いつもの人じゃなく子供みたいだな。
音が漏れちゃうのはある程度仕方がないと思うけれど窓全開でという無配慮やったもんがちな態度が気に入らず気がたってくる。
向かいの廃墟は若い人に売れたらしくこれから家が建つところ。
変なうるせーのがこなけりゃいいけどなと思ってる。
この、人間がたてる周りからの音に異常に神経質なのも私の心の病気と思う。
心の病気なんていうと感傷的すぎるかもしれない失敗人間でもいいか
自分が楽器ができるか何かで音楽を楽しんでると心から思えたら、
そういうのも気にならなくなるんだろうか?
そこを目指いしてはいるけれどなんでか知らないたどり着けず。

犬の散歩に行くとピアノはいつもの家ではなくて田んぼを挟んだ隣家だった。弾いてるのは誰だか知らないけど子供じゃなく昔習った大人なはず。指の覚えている個所を何度も適当にというところだろう。
あの家孫のために電子ピアノを買ってやったのかと思ってたけどそうじゃなく少しボケたようなアップライトピアノの音がする。
もともとピアノがあったのか。
あのうちに息子がいるのは知っていたけど娘がいたことを私はその子が成人するまで知らなかった。
窓もあいてるけどあれじゃ全部閉めても駄々洩れだろう。
文句を言いに行くはいいけどあなたのへたくそな笛の方がよっぽど不愉快ですなんて返ってきたりして。
俺は窓閉めてたよ?
いかないけど。
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やさしく飛んでる蝶が
気持ちが変なところに入りこんじゃってるのを教えてくれたような気がした。

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遊んで暮らすもできないと思う。

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いつも夏の終わりごろから盛りが来るうちの朝顔は最初の霜が降りる前日まで咲こうとしてくれて、最後のころはその健気な姿が愛おしく泣けてくる。
12月の初めごろ自分はどうなっているだろうか?
体調よりも仕事上の‥みたいな話が延々出てくるんだけどそういうの書いちゃいけないなと思いながら。
病気をしたせいか歳のせいか勘違いか最近どうも冷房がきつく寒く感じることが多い。ちょっと動けば耐え難い暑さなのは知っているので自分が動いてないことが明確化されてるだけと言えなくもない。
一生懸命やっている周りの人たちの手前そこに文句を言う気はさらさらなく。
昼休み、やたらに冷えたので一人外をほっつき歩いてみる。
もう次のブログのネタもねーななんて思いながら歩いてみても会社の敷地の中に心惹かれる情景があるわけもなく、
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空でも写してみたりして。
冷えちゃた体を日に当てながら気持ちがいいねーとかイグアナみたいだな。
境界のフェンスに肘をついて日の光を浴びながら、一区画だけ取り残された田んぼの畔に彼岸花をぼーっと眺める。
縁側の隠居みたいだな。
何かの間違いで一生遊んで暮らせるだけの財源が得られたら、めんどくさいことも嫌なことも一切忘れて毎日こんな風にゆっくりと・・
でも、私の場合多分最短2週間くらいで俺は何もできないししないダメ人間だスイッチが入っちゃってまずくなると思う。
長旅に出たりすればもう少し持つだろうけど1か月もすれば虚しくなって同じところにたどり着くだろう。
何か趣味でも・・またいつもの話だけど楽器をやっていて、それも我流で一人とかじゃなくどっかの団体に属してみたいな客観的な枠組みに組み込まれてればそれでもいいと思う。
だけど私はそういうのが一つもないから。
ないから会社員やってる私は今ちゃんと人間ですよみたいな説明が自分にできなくなると困る。
実際はまず遊んで暮らせる財源なんかあるわけなく食ってかなくちゃなんないわけだけど。
昔失業期間があって、旅はできなかったけどそのほかみんな体験した。


https://www.youtube.com/watch?v=53g7S8FlsCg
これも今時なんだという古い演奏ですが昔聴いて頭の中にあるのがこれだから。
こういうの貼るためにYoutubeで検索すると弾いてみたみたいなのがいっぱい出てきて私のダメ人間スイッチを入れてくる。
みんな敵に見えて・・
またはじまった勝手にどうにでもなってどこの馬鹿ってなもんでしょう。

あの失業期間中に長期旅行に出とけばよかったと今頃思うけど・・ちがうか、ちょうど親が死んじまうような病気で病院通いをしてた気がする。あの時着替えのレンタルなんかなかったような。
北海道旅行とか言い出したのは職を得てだいぶたった頃、早朝出てって深夜に帰る一泊二日とかそんなのばっかりで。
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出来たばかりだった高速道路を走ってみても北海道だなという。
一つ前の北海道の蕎麦屋は狩勝峠のふもとみたいなところにあった。
何度もあったけど地図を見ると峠を越えたそのちょっと先にあるように見えた富良野まで行ってみれば実際かなり遠いのね。
その遠さをゆっくり楽しめるような旅ができたらいいなと思うけど、何時も短期間でできるだけ見てやろうなんて思ってたから馬鹿みたいに走り回ってくたくたになっちゃったりして。
でもそれを楽しいとか思ってた。
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細かいことは忘れたけど日勝峠への上り坂にあるドライブインの牛トロ丼が有名だったので食べに行った。
うどんじゃなくて違うのを頼んだんだけどそのことを言うともってきたおばちゃんはいいじゃないと笑い飛ばして終わり。
地元でだったらおかしいだろ!とやるところだけどせっかく旅の途中でだしまあいいかみたいな記憶。
稚内の近くでも食べたから北海道名食べ物なのかな。
冷凍した牛肉を刻んであって・・美味しいのねこれ。
最近うちの近くの店でもこれを出してることを知って食べに行ったはいいけどやっぱりこういうのは行った先で食うからいいんだなと思ったり。
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その店にいたヒグマ
店の裏に出てきたとかいって
熊も人間も、いつどこで人生終わっちゃうかわかんないよね。
普通の熊なら近所の山にもいるらしく警告看板が立ってた。
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赤い塗料ってすぐ消えますよね。
これだと何が出没かわからないじゃない。
山行くとかなら一人でもできるかなと思ったけどやっぱりやめようか。

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時代も変わった。

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暖かく気持ちのいい日。
嫁さんが最近見つけたパン屋に行こうという。
あそこかぁ・・
昔からの郷の中は狭すぎて車で入れないから手前に置いてこう。
手前ののどかな一体、今は都市計画道路が通り家が建ちスーパーが建ち・・
昔は家どころか道すらなかった。
ここへ来るには笹のトンネルみたいな狭い砂利道を歩くか、田んぼや畑のあぜ道を勝手に歩いて蜂に刺されたり鬼のような農家の親父に追い返され・・
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富士山の溶岩流の上に乗っかるこのあたり、子供の頃よくこんな溶岩を目にした。昔の人が開墾しようにもどうにもどかしきれなかった巨大溶岩がそのまま藪山みたいになってて。
ちょっとしか離れていないけどうちの周りにはこういうのないからなんだか懐かしい。
こういうのは宝永噴火なんかよりずっと昔1万年前くらいのものらしい・・こんなの、他人にはそれの何が面白いの?でしょうけどそれはそういうもんだよね。
晴れて明るい日が当たってると何でも綺麗に見えるし気持ちも和らぐね。
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この路地は昔未舗装だった。
その先右に曲がってまっすぐ行くと・・
記憶の底の方に折りたたまれていたこの辺りは、何がどう間違ってもお店なんか絶対にあるわけがないしあってはいけないというような場所だ。
なのにあそこに
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パン屋ができたというのは冗談じゃなくて本当だった。
昔からあった民家の一部を改装してる。
最近思うけど、SNSで情報を得て人が動く今はこんなあるわけのないようなところにあるという事が逆にお店の武器になると思う。
入り口にはひとりづつお話したいから並んで待ってくださいという注意書き。
窓口でケースに並んだものをとってもらう対面販売みたいなのか・・
嫁さんはなんでもゆっくり選ぶ人なので・・相手のあることだからマイペースじゃまずいだろうとこちらが勝手に焦る。
生い立ちに問題があり過剰に人の表情を読み取ろうとする私はお店の人にはやくしろよ・・を見てしまった気が。
いつもの勘違いだよと言いきかせ、
これ写真撮っていいですか?
はい、ありがとうございます。
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きれいだなぁ・・・
そう、まだ早い時間だから・
あそうかぁ・・
お店の人の笑顔を見て終われたので良し。

小学校では給食や掃除の時間にクラシック音楽が毎日流れていた。
クラシック音楽に興味なんかなか・・いや、自分でわかっていなかったけれど今でも脳裏に焼き付き流れるのは好きだったからかもしれない。
毎日聞えてきた何曲かの中に

https://www.youtube.com/watch?v=JoLaBx8WRyk
モーツァルトのホルン協奏曲もあった。
この曲、聞こえた瞬間から虫唾が走るような人もたくさんいるでしょう?
テレビのバラエティー番組みたいなので流れてたから、お茶らけ音楽と思って馬鹿にする人もいるでしょうね。
それでいいんでしょうそんなの人それぞれ。
私は実はモーツァルトは苦手というかあまりな感じなんだけど、でも昔聴いた誰のものかわからないホルンのあの歌が今でも頭に流れる。
そういえば、生まれて初めて自分の大事にしている物と自分をけなされ身の危険を感じたのもこのあたりだ。
世の中みんながみんな自分と同じように感じ考えてくれるわけじゃないんだと知った事件だったわけだけど、40年たった今もまだその衝撃にうろたえることがある。

出かけた帰り、以前見つけた謎のヤギな場所に
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看板が出ていた。
やぎを愛でながら飲み食いする・・
のではなく
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食べるのはヤギの方みたいだ。
人間用には飲み物の自販機が2台あるだけ。
箱に100円いれて・・
早速駆け寄ってきた若いヤギに、いい歳したおっさんが餌をやって喜ぶ。
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ヤギ界にも序列があるらしくちょっと遅れてきた大きなおっさんを怖がって若い2頭は逃げ気味。
お前らわかっとるんかと威嚇するおっさんはさすがベテラン、手に持った藁を上手にとって食べる。
おっさんがあっち行った隙に食らいつく若手の1人も。
だけどもう一人は超絶不器用なのか俺の手まで食っちまうからいてーよ。
おまえ俺だろ?
中学校の部活は始めに入ったものを3年間やり通すのが大原則で転部と言えば脱藩して命を追われる人みたいな絶対的タブーであったのだけど私は2年生の途中位で当初夢にも思わなかった吹奏楽部へ転部するという事になった。
いろんな楽器の中でどれを・・と考えるより前におまえはこれ、と誰もやりたがらない楽器をあてがわれた。
よくある話であのとき別な楽器になんて考えていたこともあったけれど、この歳になり実際挑戦してみて、ほかの楽器をやってもきっと・・と思うに至った。
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楽しそうでいいな。

あの小さなパン屋さん、おいしかったからまた行ってみればまた先客がいたしパンはほとんど売れちゃってた。
こんな場所だけどやっぱり繁盛してるのね。時代は変わったな。
パン屋の向こうの垣根は私が生まれて初めて猫が木の幹で爪を研ぐのを見たところだ・・昨日のような超絶リアル感で思い出したけどもう40年前だろう。
その隣に建てられてゆくのを眺め大工に少しあこがれたあの新築の家はもうなく分割され数軒の今風な家が立ち並ぶ。
小学生くらいの子供がいるらしいパン屋のお姉さんは私がこのあたりを歩いていた時にはまだ生まれていなかったんじゃないか?
時代もかわったな。

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迷路の中で

先日行ったのとは全然違う場所にある別荘地に分け入りあるカフェを目指すのだけれど、山肌に大規模に展開した別荘地は複雑な迷路のようになっており公道ではないからかカーナビはなんとなくの近くまでしか案内できませんとか言ってる。
地形の影響でかスマホの現在地表示も位置が確定せずここかな?あれここかなとスマホ自体がふらふら迷っていた。
昔だったらこんなところに店を出しても絶対に成り立たないんだろうけどスマホな今はむしろこのこと自体が売りになるかもね。
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閉店時間を考えるとリミットまでもうすぐ・・というか少し過ぎたくらいか。
この日結構晴れていて西に向いた斜面だから・・なんて思っていたけれどうっそうとした木の陰になるからかもう今日は終わりですよみたいに薄暗い。
突っ込んで行った道をここじゃないと戻ったりしながら・・・
次でダメならやめるかみたいな考えが浮かびだしたところで見落としそうな小さな立て札を発見、導かれて・・
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あーあったあれかな?
普通の民家っぽいな。
来てみてわかったけれど別荘地として開発されたらしいこのあたりには普通に住んじゃっている人が多くいて、むしろ別荘の方が少ないくらいかもしれない。
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OPENと書いてあるんだから入っていいんだろうけど、実はサークルみたいな特定の人間向けの場だったらどうしようとか思わないでもない。
戸を開けるといきなりキッチンとカウンター。
先客が座っていて一歩間違えると人の家に間違えて来ちゃったのようにもみえる。
一瞬うろたえていると明るく招き入れてくれる声がした。
多分空き家を買い取ってお店にしたとかでしょう。元からのからの構造をそのまま使っていて、住むための家というよりたまに来て楽しむための別荘っぽいかなと思わないでもない。
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寒いでしょとストーブを出してくれるもガスのホースが届かないの図。
いいねあのふすま。昭和な感じ。
中古で売り出されていてのを購入してお店をという感じかな?
安価で気取らないメニューは一品筒に優しい説明書きがあった。
会ったけどそれ見つけたの頼んだ後で・・
まあいいやまた来て違うのも頼んでみよう。
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安いなと思う調子に乗って何か乗ったのを頼もうとしてしまう。またよせばいいのにウインナーコーヒー。
すごく明るいお母さん、ワッフルを注文したら
ごめんねー遅くってー、これでも食べててと
落花生をたくさんくれた。
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出てきたラムレーズンソースのワッフルはおいしそう。
ボリュームが予想をはるかに上回っててちょっと驚く。
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これもっと食べられるでしょ?と落花生山盛り追加。
さらに、知り合いの実家の庭に生えてたバナナだっけ・・
もいただく。
奥の方でお母さんの
おいしーしあわせっとかいってるのが聞こえてくる・・
人にとって大事なことは何かを教えてもらう気がする。
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赤ちゃんの声が聞こえる。
後でわかったけれどお母さんのお孫さんだと思う。


https://www.youtube.com/watch?v=CLkWPiMkl8k
これはモーツァルトのピアノソナタ第11番で、
殆どの人はそれがどうした?だと思いますがずっと聴いてくと最後に出てくるのは知らない人はいないであろうあのトルコ行進曲というやつですね。なんでこれが今出てきたかは置いといて。
もう30数年聴いていないこの曲だけど、音楽に興味を持った頃にテープに録音したものをさんざん聴いた。
弾けるとは思わないけれども弾こうともした。ピアノなんかあるわけなかったから妹のエレクトーンで。
どこで入手したんだったか楽譜の指番号に注目しその通り弾いてみようとしたのを覚えてる。
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4から降りて42で止まると自動的に親指が次のGの位置に。。みたいなのに感動した。
馬鹿がくだらないことを言ってるように見えてもそっとしておいて下さい。
しかしこれ見てるとPはあの位置なのか?
他の楽譜も見ると強弱記号なんてそれぞれ全然違うことが書いてあるのね。
驚いたのは先程電子ピアノに手を置くと30年以上前に覚えたそれを体が覚えていてやろうとするのね。
あの時の自分に会えた気がした。

帰り際にお母さんと少し話をして
すごい場所ですね・・
そうなのすごいところでわたしもじぶんでびっくり!
さっきの赤ちゃんとお母さんもそこにいて話しにしぜんに加わってくれたりして。
そっくりなのねお母さんと。
いいね家族って。
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別荘地の中を2時間迷ってたどり着いた人もいたそうだ。
2時間は誇張かもしれないけれど、ほんとにそんなとこ。
お店の人と話し込んでまた来ますとか言っちゃうと実は帰っていきにくくなっちゃうことが多い私は。
でもここはそういうの全然感じなかった。
人と話すと人間になれたような気がする。
またいつか。
地図上にある別荘地を経由せず山を降りる道を行ってみようとすると
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通行止め・・
この間の台風でか。
始めはあそこを登ってこようかとも思っていた。
それで迂回したりしてたら時間的にここへこらなかったかもな。
たまにははずれじゃないこともあるんだな。
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この時期5時前で真っ暗なのね。
楽しかった。
ありがとう。

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このダメ人間と戦争

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庭にいたこの蝉は一度取り乱して暴れた後、逃げもせずずっとここにいた。
私がいるのを意識しているように見え、何か会話でもしてくれそうだった。
お前も残りを悔いなくなくやれよと言ってい・・るわけない。
いい歳をして寂しいのね、セミにすがるとか病的にダメな人だな。

子供の頃セミを採った覚えはあるけれど、クワガタやカブトムシを捕ったことは一度もない。
なにかの用でどこかへ行くと知らない子があいさつ代わりにそういうものを持ってきて見せてくれる。それを通してすぐに打ち解け子供どうして・・というのがどこでもみられる標準的な流れだろう。
興味を持てないことが伝わると、なんだこいつみたいに去ってゆくのを見ながらホッとしつつコンプレックスを重ねる・・と、幼いころからずっとこんなようなことをやってきた。
野球をした覚えもザリガニを捕った覚えもファミコンをした覚えもマンガを読んだ覚えもプラモデルを作った覚えもない。
でもこれならできると言うのもなかった。
出来ないやらない理由は複数あったと思う。
野球なんかはDCDだろう、それとは全く別な理由もいくつか思いつくけれど今更ここに書いてみたところで何の足しにもならないだろう。
ゲーセンに行っても何もしないし行かない、カラオケもしないボーリングもしない酒も飲まないマージャンもしないパチンコもしないゴルフもしない映画も見ない歌も聴かないテレビもみないお世辞も言えない
子供が欲しいというより授かって当然と思っていたけれど、これじゃその子がかわいそうだったと思う。

あることで振り回され公的機関にも見放され誰にも頼ることができず・・と追い詰められた時、なぜ自分には子もなくなにもないのかその理由がわかった気がした。
追い詰められたゆえのそのあまりに惨めな考えは間違っていると思うし、人前にさらしちゃいけないと思う。
今は一時的に解放されたその状況が再び襲ってくることを予感し怯え、そのこと自体が自分を今だに縛り上げる大きな理由となっているとも思う。
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楽器をやりたい件、
前代未聞のこのおかしな人のため、ついに先生に個人的に時間を割いていただき特別に指導をしていただくことに・・
時間を開けると毎回変な事しだして固めちゃうからで・・
特別なレッスンは悪く言えば居残りか補習のようにも見えるかもしれないけれど私にとってはそうじゃない。
あなたもうやめた方がいいですよじゃないんだから。
何とかしてあげたいと言ってもらえているんだから。
そして、もっと大きな枠で私はとても幸せなんでしょうね私は。
出来る出来ないは別な問題として、やりたいことにどこまでも挑戦し続けられるんだから・・
かつて、生きる自由さえ与えられなかった人がたくさんいたことを思えば・・


https://www.youtube.com/watch?v=7nAgqJz3Wd8

幼い子を一人残しこの世を去らなければならなかった祖父は無念であっただろうと思う。
祖母と曾祖母は南方から光が音を立てて家の仏壇へ飛び込んでくるのを見たという。
本当は無事で家へ帰りたかっただろう。
いつか生まれるかもしれない孫のことを考えたりしたことはあっただろうか?
孫の私をどこかから見て憤慨したり嘆いているだろうか?
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幼い子供や愛する人を残し死んでゆかなければならなかった人の無念を思い、また今自分が生きられることの幸せに感謝をしたいと思う。

私にできることは、
生まれてよかったと思いながら死ぬことだと思う。
そのためにできることをしたい。
難しいと思う。
それまでの時間を奪わないでほしい。

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欠陥人間と超絶犬

勤務先で健康診断があった。
聴力検査では緊張が走る。
音楽聴くのが好きとか言って実は耳が聞こえてなかったら・・でも人間の脳にはものすごい補正能力というのがあるらしいし、音楽を聴いていておかしいと思う事もないからいいのか。
実際、問題はなかった。
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心電図を取っているときに私の心拍に応じて電子音が鳴るのを聞いていると、昔学校であった何か身体的能力を評価するみたいな試験のことを思い出した。
沢山いる人間が一斉に同じ動きをするのだけれどその中に一人だけ明らかに異常な動きをしている人間がいて、それが俺だった。
誰も何の反応もない。
かなり異常な光景だけどやめるわけにもいかず続ける。
自分で脈をとるのだけれど私は自分の脈がつかめず、適当な数値を書いて提出したがその後特に何の沙汰もなかった。
人として相手にされてなかったのね。
工業製品で言えばラインから外されて赤札をつけられ、調査に時間をかけるよりもう廃棄ということでいいだろ・・
昔から俺はおかしいなと思っていたけれどそれが客観的明示され、誰も相手にしていなかったとはいえ人前でさらされたあの日のことは記念碑的に忘れられない。
こんなことばかり書いているけれど別に私は健常者で病気持でもないというつもりで生きてきた。
それはそれでいいし大変ありがたいことなのだけれど、ずっと抱えた本来把握すべきなにか・・何かの答えが得られないまま句然と生きてもきた。
その何かへの客観的な説明はいまだ得られず、なにかは劣等感と自己否定感として日々自分の中で自分の価値を下げ続けている。


https://www.youtube.com/watch?v=mIm8_XuuXwE&list=OLAK5uy_lMYuRufl4MU1JjjICmxNN01mVVTYrX6z4&index=12
これを書いていると頭の中で流れだしたから、ちょうどあの頃このCDを買ったて聴いていたのかも。
今考えればそんな年齢でモノラルのワルターなんか聴いてたのはちょっとおかしいかな。
かつて名盤といわれたこの演奏も昨今の流行りからすると時代遅れのおかしな演奏に聞こえる人もいるかもしれない。
じゃあこの演奏やかつてこれを聴いた人の感動は価値がなくなってしまったのかというとそんなわけはないだろう。
何が正しいかなんて人それぞれ違い、大きなお世話でしかない。
ベネディクトゥスは祝福された者みたいな意味だそうだ。
モーツァルトはレクイエムの作曲中に病でなくなってしまい、12曲目のこれはその後のものではなかったかと思う。
弟子が作曲したものなのかもしれないけれど今私にとってそのことはあんまり重要じゃない。
何が正しいかなんて人それぞれ・・

楽器の練習は毎日はりきってスタジオみたいなところにかよっていたのだけれど、最近は鏡に向かってとかなのでもっぱら家で。
普通は一瞬で理解できる感覚を得るのに8か月とかかけて・・でも大丈夫。
めげずにやってるよ。
暑いけれどクーラーは壊れて動かない。
近所迷惑になるので窓は締め切る。
クーラーなんて買えばいいのに頑なにそうしないのは、何十年も前に仕込まれた病的な精神的縛りが今も生きているからか。
いまいいたいのはその話じゃなくて。
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何時頃からかやっていると犬がやってきて足元にいてくれるようになった。
最近はあの部屋へ行こうとすると張り切ってついてくるというより先に行こうとする。
音を出すとすっ飛んできてくる。
いい音を出すとそれだ!・・なんていうわけはないけれど、ものすごくいい表情で楽しそう。
犬なりに、なんだかわからないけれど一緒にやろうとしてくれているんだろう。
ありがとう。
私は幸せ。

健康診断では
目は見えていたし耳も聞こえていることが客観的に明らかになった。
採血すれば赤い血が流れていたし心臓も問題なく動いているらしいグラフを見た。
一応、ちゃんと人間の機能をもっているじゃない。
人間じゃないとか死ねとかいう声もついでに思い出したけれど、
あれから30年以上死なずに生きてこれた。
神様と自分どうもありがとう。

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なにやってんだとこれやってんだ

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こんな景色の中にあるお店に行った。
夢のある自作風の建物、物語に出てきそうな室内、素敵な小物、人の沢山写った写真・・
でも私は店主の言動は不適切で不愉快、ここへきたのは失敗だと思った。思ったのにブログには絵になる写真を並べ素敵なお店と悪いのはHSPな私みたいなものを書こうと・・
なにやってんの俺?
始めから素敵な店に行ったというネタを書く前提でそれ系店にのこのこ出かけてた自分もあほだ。
頑張らなきゃいけないのはそんなとこじゃないだろう。
都合よく作った自分の虚像が人に褒められているという妄想世界の中で生きていたことが人生中に何度かあった。その間リアル自分は何をするわけでもないので多くの時間を無駄にしてきた・・と、何かしなくちゃと考えるようになった今頃思う。
また自分と別にunagiさんが動き出しちゃったら後で怖いよ。
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最近犬は暑さと加齢もあるのかなかなか歩かない。
涼しかったある夕方、嫁さんと3人で結構な距離を楽しく歩いてくれた。
犬は人間よりずっと短い時間で寿命を全うするから今という時間をほんとに大事にしてあげなくちゃと思うんだけど、時間が長いからと言って私の今がどうでもいいわけでもないよね。
あるようで実は全然ないかもしれないしね時間。
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毎日通っている楽器の練習場に入ったところ。
この部屋はもともとスタジオじゃないので狭い・・狭いけど一応防音。
私の前にどんな人がどんな用途で使ったかが椅子の位置なんかでわかる気がする。
近所の若い人なのかカラオケ代わりに使ったりもしているみたいだけどこの椅子配置はそれじゃないかな。
1人でギターを練習したり、どっかで何かやるんだろう管楽器と伴奏のキーボードでとか・・
いろんな世界や楽しみがあるんだろうね。
ロビーみたいなところがあって毎回お金を払い次の予約を入れに行くのだけど、いつもバンドの仲間みたいなのが店主と楽しく話していたりする。全然関係ない人同士でも楽しくやっているのかもしれない。
初めの頃店主からなんか探るような感じで話しかけられていたような記憶があるのに今全く話さないのはやっぱり俺が・・
いやそういう話じゃなくてさ、
音楽って誰かと合わせるというところにも無限の難しさと面白さと喜びみたいなものがあるんですよね。
ですよねってお前はやってねーだろという話だけど。
でもそこをちょっとかじって知ってるの。知らないから憧れてるでも何でもいいけど
いつかそこへ行きたいという気持ちもあるけれどそれは遥か彼方の話で妄想の対象にもならない。
でもただ楽器をやりたいですじゃなくて、こういうことがしたいというのがもちろんあります。
それもずっと先だろうけど、そこは時々というかしょっちゅう思い描いて・・
・・・何書いててもお前が言うなみたいな声が聴こえちゃってほんとに困った頭だねこれ。

最近練習してて楽しい・・と思ってることに気付いた。
時間が来ても、もっと吹いてたいなぁ・・とか
それはねぇ・・結構すごいことなのね。
今まではただ必死なだけだった。
またすぐどっかいっちゃうかもしれないけどね。
教則本には指使いその他を覚えるための機能的な練習曲に交じって、どっか外国の民謡みたいなものが置いてあったりする。そういうのが結構よくて吹いてると耳について家に帰ってきてからもしばらく頭の中で鳴っていたりするんだよね。
時には歌っちゃったり・・いまもフランス民謡というのが頭の中に流れてる。
縁がないのかと思った音楽に私もすこし触れて・・・

https://www.youtube.com/watch?time_continue=676&v=2vK1855d3Gc
この曲じゃないんだけれど、
教本上にモーツァルトのあるメヌエットが出てきた。
あの人も旋律に歌い癖みたいなものがあるから、吹いてみるそれは紛れもなくモーツァルトのものだなと感じるわけ。
もう何十年もクラシック音楽が好きで、でも楽器とは縁がなくてと言う人間にとってはこれは・・
傍目には嘲笑もんだったりするんだろうけど関係ない。
誰もなんにも関係ない。
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ジャガイモの花。

レッスンに行った。
きつく怒られもしたけれど、色々もらったダメ出しはつぎから取り組まなくちゃならない点を具体的に教えてもらえたわけで実はかなりありがたい。
私にはわかりません!みたいな時とは雲泥の差だ。
教えてもらうってありがたいんだね。
45歳になって知る。

楽器を片付けながら話してくれる先生の表情が硬かったことが、頭の中でどんどん膨らみあれは私が悪いからなのだ・・と変換されていくのはいつもの癖。
でもあなたは音楽経験があるからいいですね。・・・自信を持ってください。と言う言葉があったことを忘れないようにここに書いて自分で読んだりして。
考えてみれば私はいつも挫折して、やりたかったけれど一度もやれていない音楽経験のない人だと思っているので第三者からの音楽経験があるから・・と言う言葉は驚きの宝石みたいなもんだ。
人からもらった肯定的な言葉を自動的に社交辞令だそんなもんと遮断してしまうこの頭、いろんな原因でこうなってしまったのだけど、そこを直すためにも自分で頑張って自分ができると本気で実感できるまで・・
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綺麗な景色って、どっかいかなくてもそのへんにぽっとあるんだよね。
そういうことに気付き注視するようになったのはブログのおかげ。
いろんなお店に行ってみようと思うようになったのもブログのおかげ。
自分の心を羅列しているうちに整理が進んだのもブログのおかげ。
unagiさんは単なる名前だから、変な魂を入れないように気を付けましょう。

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誰もいない世界は暗いがそこで見つけなければならないものがあると思う

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してるつもりのものは練習じゃないのかもしれない。
でも、
また練習しよう。それしかないしそれがしたかったんだから。
元々人の何倍も遅いペースで進める覚悟で始めたんだから。
先生には申し訳ないけれど標準は意識せず這うように進めさせてもらおう。
年齢的にはいい加減な歳の人間なのであるけれど、頭や心を落ち着かせたったこれだけのことを考えるために丸2日くらいかかった。昔からこびりつき堆積してきたものに支配され。

楽器のレッスンに行ってきたことを書きましょうか。
今度こそ・・と書きたいところだけれど、
なかなか厳しいというより悲惨な内容となった。
何度か厳しい状況が続いたせいで頭と体が覚えてしまいあそこへ行くと金縛りにあったみたいに体が固まる・・
まいいかそんなの。
客観的に見れば楽器のレッスンとしてはもう破綻しているような状態だったのかもしれません。
どうしてそうなるのか私には理解できません!
お願いだから普通にやってみてくれませんか!
どうすればいいか教えてほしい時にどうしてそうなるの?ときかれちゃったら立つ手がないと思った幼い頃からの記憶がいくつも出てくる。逆にいえばいつも通りで特になにということもない。
1人の時にはできることが驚くほどどっかに行っちゃうのはパニックになっているんだと思う。

すこしは練習しましょうよ・・忙しいでしょうけど・・
これも流れ的にそういわれるのは当然で、少しもおかしいところがないことは論理的に理解できる。
ちょっとこたえたけど。
自分の練習というのが明後日みたいな内容で実際練習なんかしていないのと同じなのも理解できるんだけどね。
子供でも伝えればすぐその場でやり始めるような指示が・・・理解できないんだよ俺は。
それは他人から見れば、やる気がないかふざけておちょくっているようにしか見えないと思う。
幼いころから罵声も浴びたし暴力も振るわれてきた。凹むのはどうこう言って非難されることの方じゃなく、自分の体がまたしてもコントロール不能なことの方かもな。
これもまた、単に練習不足なだけでしょ・・みたいな話なんだろうけど。
そこで私はDCDじゃないかと思うんですなんて言ったってしょうがないしね。
まあそうだとして、単に趣味で習う楽器ができないだけ・・
なのに、自分の全人格と、これまでの全人生を否定されたように体と頭が受け止めてしまうのはやっぱりちょっと病気みたいなもんかもしれない。
そうでない他人には伝わらないだろうと思う。

だけど、めげません。
つぶせるもんならつぶしてみろ
このまま人間の失敗作みたいな自分のまま死ぬわけにはいかない。
物心ついたときから続く孤独なトンネルの中を行く。
誰もしらない、誰も教えてくれない、誰にも相談できない。
ひとり暗闇を探りながら進んでゆく。

そして、ブログが救いになってくれる。
誤解もなくみんなわかってくれる理想的な架空の読者、それは多分俺自身なんだけれど・・へむけて心中を告白し、決意を並べる。
孤独から少しだけ救われるがする。
今まで何度かブログに救われてきた。

そして、何時も拍手ボタンを押してくださる方へ、どうもありがとうございます。
子供のころから刷り込まれた自己否定病に押しつぶされそうなとき、拍手の数字が私を救ってくれる。
世の中に、こんなに肯定的な数字は見たことない。

人間は、単一の次元のみで生きているわけじゃないと思う。
孤独と思いつつ、嫁さんと犬がいてくれるからこうして生きていられる。
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犬とお散歩。
犬がいつになくうきうきしているのは
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久しぶりに三人そろってだから。
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桜なんかには興味がないみたいだけど、
犬って人間なんかよりずっと、家族のつながりを大切に思うみたいね。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=532&v=9Psr7qr5Lx8
音楽療法みたいな話でモーツァルトってのがよくありますよね。
私はそういった話に興味がなくどちらかと言えば嫌いですが、聴かせるとキノコの成長が早いみたいな事例が客観的事実としてあってもおかしくないとは思う。人の心や体への治療的効果みたいなのもどこかには実際にあるんでしょうね。

もう30年以上クラシック音楽しか聴いていないけれど私がこんな欠陥不良品みたいなままなのはやっぱりあんまりモーツァルトを聴かないからでしょうか?
いえ、あなたは元からダメなのでなに聴いても効きません。
あそうですか。

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私と二人きりの時はここまで来てくれなかったのに・・
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富士山もきれい。

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楽しいね。気持ちいいね。
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褐色だった堤防の上もいつの間にか緑に・・

おやつをもらうとお留守番体制に・・
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帰ってきたらまたご褒美のビスケットね。

レッスンに行く前にまた衝撃的な訃報を聞いた。
どこかで元気でいると思ってたその人は、実は結構前に亡くなっていたそうだ。他人のことだからあまり書くわけにいかないだろう。
若いうちは、水と飯があれば生きていけるようにできていると思う。
でも、その先は生きる理由が必要だと思う。
生きる理由を感じられなくなると人の体はすぐに自分を壊してゆくんだと思う。

誰にどう思われようと私はまだ私を尊い存在だと感じ、まだまだ長くこの世にいてもらいたいと思う。
だから生きる理由を探し確保し続けなければならないの。

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今年もよろしくおねがいします。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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体調を崩していた犬は元気になりました。
腐ったりしてた私もこれから元気になるはず。
一昨年の元旦のブログ記事を見てみるとなかなかひどい。
鬱症状みたいなので真っ暗な気持ちで書いたのを思い出した。
昨年はなんだか明るいことを書こうとしているように見える。
多分いろんな人にコメントや拍手をもらえてうれしかったから。
今年はどうか・・大丈夫。
少しづつ、登っていきましょうよどこへか知らないけど。


隠したような書き方はみっともないので書くとクラリネットを始めました。
最近、毎晩練習場でメトロノームを相手に練習をして。
隠す必要なんてどこもないのにそうなっちゃうところがこの人生の問題点を投影してるみたいでしょ。

バッハの曲にはクラリネットは出てきませんねまだ無かったから。すぐ後のモーツァルトはこの楽器を愛したらしくいい曲があります。
というほどモーツァルトは聞いてないんだけれど。
元旦なのでモーツァルトのK.1でも聴いてみましょうか。
作者が先品番号を付けなかったために別人がつけたバッハのBWVという整理番号はジャンル別ですが、ケッヘルという人がつけたモーツァルトの整理番号は作曲順のようで1番は

https://www.youtube.com/watch?v=mgknFPVF8kM
5歳の作だそうです。
耳に残るいい曲ですよね。
この曲への感想を書いたり口に出したりすれば、そこにはその人のいろいろが透けて見えると思う。
そう思うと怖い曲だ。
なぜかYoutubeにはこの曲の?な演奏がいっぱい上がってた。
なにが?なのかは書かないほうがいいことは覚えた。
皆楽しそうだしこれでいいんでしょうね。
なによりみんなこの曲が好きなのかな?

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正月休みは練習にあけくれてやる・・なんて思ってたけど練習所もしまっちゃうのは当たり前か。
そして新品出来立ての楽器というのは馬鹿みたいに長時間息を入れちゃいけないそうだ。
前の楽器は山の中で練習しようと思いそれ用の椅子を買ったりしたけれど結局山中でやったのは一回だけだった。
いよいよ椅子の出番かとも思うけど今度の楽器は温度差や直射日光に当てるとかも厳禁らしい。
で、年末最後の練習だと思ったはいいけどよせばいいのに唇が切れかけた状態で無理に音を出そうとしたら無意識に痛みから逃げようとしてしまいまた変な癖がつきそうに・・
下唇が切れるという人は結構いて、歯に油取り紙を被せたりするそうだ。
先生も紙じゃないけどある物を当てているのを見せてくれた。
そもそもかむなという人もいるしネットを検索するといろいろ出てくるけど、他人の正解が自分に当てはまるわけじゃないのであんまり読んじゃわないほうがいいんだろうと思う。

今の私は音楽をやる人達みたいな場には近づけません。
先生を信頼して頑張っていきたいですが、遥かかなたで一人密かに練習したいと思っています。
油取り紙は買って来た。
とにかく二日くらい休んでリセットしよう。

元旦の朝。
しばらく楽器云々で音楽を聴くことから遠ざかってた。
いま音楽を聴きたい気持ちが帰ってきて止まらないところ。
でも洗濯が終了するまで待たなくちゃ。
風音がする空調や光る暖房器具は一切置かない無音の薄暗い部屋の中で目の前の空間に浮かぶ虚像を凝視しながら・・・・
私の音楽を聴くはこういうのなのでいちいちめんどくさいというかとりあえず風邪を曳きそうだ。
でもハマればすごいの。電気あんかとか電気座布団が温かくて寒いのも結構大丈夫。
その魅力を書いてくブログでもあったんだけどそもそも興味のない人に何をどれだけ訴えてもみじんも通じないという当たり前のことに気付くのに結構な時間がかかった。
まいいや元旦から欲求が来てよかった。
これがなくなったら私はもう終わりだから。
犬と散歩もしなくちゃなんないし、嫁さんを無視して部屋にこもるわけにはいかないし、今日は交響曲の一曲も聴ききることはできないだろう。
洗濯機もがたが来ていて脱水の時に大音響をたてて暴れる。
梱包用のバンドを持ってきて縛ってやろうかと思っているけどめんどくさくてやってない。
おせち料理はもともと嫌いなので食べようとも思わない。
いつもと同じ朝食、いつものこたつ。
いつもの嫁さん、いつもの犬。
これでいいじゃない。

どうか、新しく見つけた心の支えが早期に消えてしまわないように・・
どうか、嫁さんと犬が健康で幸せでいられますように。
どうか、私が無くなりませんように。
どうか、皆様が幸せでいられますように。
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山の上

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11月に入っても花を見せてくれた朝顔。
嬉しいね。
ありがとう。

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雨降って来てるのになにやってんの?
早く家に入りますよ! 

この日は天気も悪いうえに次の日朝から苦手で嫌なことから逃げられない事実に負けて気分停滞。
昼飯でもと行ってみた店では店員とのやり取りで不愉快な思いをする。
落ち着いてみると因果応報の文字も頭に浮かんできた。
ここで感情に任せた行動をとれば、自分が同じ目に合うかもしれない。
後日であるが、私もあるお客さんへの対応にまずい点があることに気付かされた。

振り返ると、あの前にあったあれは警告だったのかな?
なんて思うことが時々ある。
何か起こったら怒ってないで冷静に先の自分を見た方がいいかもしれない。

ホームセンターで嫁さんがいろいろ買い物をして。
このまま帰るじゃあんまりだけど、
でももうすぐ日が沈むのに今更ドライブったって・・
山にでも登るか。

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ここは山の稜線を走る観光道路のちょっとした展望台というか広場みたいなところ。
この場所は家からよく見えて夜になれば夜景を見に来た車のヘッドライトの明かりが見えるし、たまにカメラのフラッシュが見えたりもする。
車の運転ができない子供のころ、遠くに見えるここは手の届かない異次元的憧れの場所だった。
自転車を引いてここを目指し登ったはいいけどたどり着けなかった思い出・・
あー富士山少し見えてきた・・


https://www.youtube.com/watch?time_continue=530&v=9Psr7qr5Lx8

先日モーツァルトのジュピターを聴いてたら2楽章のあたりで何となく雲の上というか天国の音楽みたいだなとかと思ったりして。
モーツァルトはあんまりというかほとんど聴かない作曲家なのでカテゴリも作ってなかった。
モーツァルトは聴かないけれど「ワルターのモーツァルト」というのが自分の中で独立したカテゴリみたいになっちゃっててそれは結構好き。
3つほどあったどの記事にもワルターのモーツァルトなんて今時聴いてると笑われるかみたいなことを書いていた。別に誰に笑われても関係ないよね考えてみりゃ。
そろそろほかの曲も聴いてみればいいと感じられるんじゃないかとニ短調のピアノ協奏曲をかけてはみたけれど、ピアノが出てくる前に止めちゃった。


家からここが見えるということは
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ここから私の家も見えるわけで、あの光の中に私の家もある。 
双眼鏡で見ると空の上みたいなところからから自分の家が細かいところまで見えて面白い。
                   
また少し走って別な展望所へ

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今は藪に埋もれて途中からなくなってしまっているけれど家のそばから山へ向かって登っていく古い道、
多分このあたりへ出るんじゃないかと思う。
日が傾いて桃色富士山。

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いいねー夕日。
あれはさった峠とか三保、日本平も見えてる?

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見てると富士山一瞬で雲に隠れちゃったりするのね。
もうだめかと思うとまたぽっと顔を出していたりする。
見られるかどうかはタイミング次第。

昔、海の向こうに見えた利尻岳が忘れられず何度も稚内に通ったりした。
行くと雨が降って何度行っても全然見られなかったのはきっと何かのメッセージなんだろうと思う。
遠くから来た人は雲で富士山いなくてもあきらめないで粘ると見えたりするのかも。

帰り道、おでんでも買うかとコンビニによったら若いお兄さんの対応がものすごく良くて気持ちがよかった。
妙に気取った店で嫌な思いをすることがあるけれど、何の期待もないこんなところで去り際にありがとう!と言いたくて仕方がないような対応に遭遇することもある。
いいこともあるのか。

家に帰ると
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また夜まで咲いて見せてくれていた。
いいこともあるよね。

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牧草地で

昔、北海道の日本離れした景色と空気が忘れられず何度もいきました。
写真を見るともう10年くらいたってて・・10年なんてあっという間だな。
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北海道というと一つの場所みたいですが東北地方とか西日本とかいうのと等価のでかさなんだから、ひとくくりに考えるのもどうかと思う事があります。
北海道に住んでますという人と話しても話が合わなかったりしますね。
私が特に好きなのは道北・・稚内とかある北の方です。
見えているのはサロベツ原野。奥に見えるのは利尻富士。
写真には写らないけれど、驚くべきさわやかな空気となんかよくわからない匂い・・音・・
いまは訳があっていけません。

家から一時間ほどのところにみようと思えば北海道に見えなくもない所がある。
梅雨の合間、少し日が出たように見えたので・・
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実際、北海道の馬鹿でっかさとまっすぐさは全然違う・・第一空気のさらさら感が・・
まあいいんだよそんなこと。
近くのコンビニで買った弁当を食ったりして・・

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静が・・ではない。
名前わかんないけどよくいる小さな鳥・・羽をバタバタさせながらピーチくぱーちくずっと大騒ぎしてる・・
遠くではカッコウも鳴いていて・・
いいなぁ・・・

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北海道だとでっかいトラクターが牧草を刈っていたりラップサイレージと言ってビニールで包んでロールキャベツみたいにしたり・・
珍しいからと撮った写真をあとで見るとトラクターの運転席からこちらを鬼の形相でにらみつける人・・降りて走ってきたこともあった・・もちろん逃げた。
汗を流し土をかぶって一生懸命働いているところをいい気になって見物なんかしてはいけないんでしょう。

この場所でも苦虫を噛み潰したような顔が見えながら走ってきた車がわざと減速して横を通り過ぎて行った。
多分この先の農家の人でしょう。
お前の来るとこじゃねーんだよといっているのかもしれない。
白線も引いてあるような公道だからいいかと思ったけど来ちゃいけないのか・・ごめんなさいね。

北海道に行った気分に・・なんかならないけれど、少しだけ心が休まった気はした。

ないものねだりはやめて手の届くものでいいとするというのはどうでしょうか・・
そんなのは逃げてるだけだ!
できないことほど挑戦をすべき・・
みたいなのが正しいというのはわかりますけどね。
基準値に満たない自分は不適合品だと判定して死んじまってたら本末転倒じゃないか。
しかしそう思って20年くらい無駄にしたという気持ち・・そもそもその無駄だにしたというのが
あるはずだったものという仮想の理想を勝手に設定しているのであってどうなんだというところから・・
とかこんなことを考えている時間が無駄なのであってもう何も考えたくない。
何も考えたくないなんて思うから脳は余計に考えようとするわけだからじゃああえて考えてみようとすれば

くだらね。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=532&v=9Psr7qr5Lx8
今時ワルターのモーツァルトなんか聴いてると笑われるのかもしれませんけれど。
ジュピターの2楽章の終わりに
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木管の歌を弦がちょっと肩代わりというかリレーするところがあるんだけど、
何も言わなくても通じる親友というか仲間がすぐそばにいるんだよ。
みたいな暖かいものを感じます。
そういうのと無縁で生きてきた私は40を過ぎてよせばいいのに自分もなんて思ってしまった。
でもまぁ、子供でも普通にできるらしいそれが私には難しくて遠い世界のように見える。
嫁さんがいてくれるから嫁を大事にしてずっと生きていけばいいと思う。
分かってはいるけど最初からそれじゃ寂しいんじゃないかという思いがいちいち出てきやがるんだよな。
こんなの消えちまえばいいのに。

晴れてれば富士山が見えるんだよなーなんて考えていると
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あっ富士山だ・・
数分後には
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また雲の中に・・
自分が利尻を見に行って雲に隠れていたりするととても残念な気持ちになったのと同じように、遠くから来た人は富士山が雲に隠れちゃったらとても残念なんでしょうかね。
私は見慣れすぎててとくに・・むしろ気にしたらちょっとだけ顔を見せてくれたような気がして何だかうれしかったりして。

ほしくてしょうがないものも、手に入ってみれば何がありがたいんだかわかんなくなったりする。
手に入らないととても貴重で尊いもののような気がするけど、あったときは嫌で避けようとしていた。
失ってしまったことを嘆いているけど手放さないような努力はしていなかった・・
実は自分の一時的な気分や都合に騙されて・・なんだ
どうでもいいか。

北海道中毒みたいになっていたので急にいけなくなってしまったときは禁断症状みたいなのが出て3年間くらい苦しかった。
ちょっとアホみたいだけど。
今あるこのうだうだも3年もたてば気がすんで忘れちまうんだろうな。
忘れちゃっうことが正しいかどうかは別として。

同じ日の夜。
家の近くでなんかイベントをやってんだと妻が騒ぎ出した。
私はちょうどそういうのに行きたくない盛りなので聞こえないふりをしていた・・
犬の散歩をしていると嫁さんがどうしても行こうという・・
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すぐそばまで行って犬がいるからここで待ってるよと言うと嫁さんは一人で見に行った。
そんなもん犬がいたっていけばいいと思う。
私はああいうところに行けない変態だから。
ごめんね。
嫁さんにはずいぶん我慢をさせているのかもしれない。
まあそれはお互い様だけどね。
犬としてははどうなのかな?

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ZZZ・・・

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どっかいった

いろんな警報が出ていますね。
警報って聞きたくないですよね。
嬉しい警報ってのはないですもんね。

昔旅行で、十勝だったと思います。
豚丼食った人間向けかコンビニでやけにたくさん売ってたサラダを食べ・・関係ないか・・
ホテルで寝入りばなに火災警報が鳴りました・・
が、私はどうせ何かの間違いだろうと高をくくり余裕でいた・・廊下からも誰か出て来るような音は聞こえてこない。
しばらくすると誤報を詫びる放送が入った。
でもこれ自分で言うのも恥ずかしいですが、全くおかしいですよね。
勝手に誤報と判断したけどどこにも根拠はない・・もし本当の火事ならそんなことやってる間に煙は広がり避難路を絶たれて私は死んだ可能性があると思う。
いらんことにばかり不安を感じて肝心なところで全く危機感がまったくない。
逆転させられれば効率よく生きられそうだけど、どうやるのかな。
この時の旅行も一人で、無人地帯ばかり選んですごしたけどしたけれど、よかった・・
また行きたいけれどしばらくは無理だろう。

気分転換をどうしてもしたくて、どこかいきたかった。
いつもと全然違う時間がすごせればそれで気が済むんだろうと・・
車で自分には全然縁のないベットタウンみたいなところまで行き
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一生のる必要もない路線に乗る・・

渋谷についても街自体には興味がない。興味を持ったのは
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こんなの。
クラム。
すごい深さから土をつかんでくるんだけどこういうの見てて飽きない・・
見えないところをつかむのにカメラとか付いてんのかなぁ・・
怒りもしないで笑ってみてる嫁さんには感謝の気持ちしかない。

帰りも、自分には全く縁のないような駅で降りて
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プラプラする。
鉄道マニアだった子供の頃、駅名がプラーザってなんだよと思っていたその駅へ35年後くらいに降りてみる。
街歩きでもしようかと思ったけど、駅自体がショッピングモール化していたのでその辺をふらつく。
普段なら絶対近寄らないアロマなんとかみたいなお店に入って店員さんにつかまる・・いつもならすぐ逃げるけど・・・ずっといろいろ話して教えてもらった。なんか買わなきゃまずいのかなと思ったけど、どっかいっちゃったので何も買わずに出てきた。
嫁さんの気が済むまでいろんな店を見て、地元にないような店で晩飯を食って・・

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駅を通る沢山の人とか、遠くの家だか団地の明かりを見ていると・・
いろんな人がいろんな人生実行中なんだなぁ‥と思う。
昔、親父は私の顔を見る度「お前は出来損ないで人より劣っている」と罵った。
他人を見ると自分より幸せで優れている、自分は恥ずかしいと感じる癖を抜きたい。
現在矯正中です。
すぐ戻りそうになります。
整体みたいです。
「長年ほっといたからね~」みたいな・・


michaelさんがリピート書いてないんだよと教えてくださった、
モーツアルトのハフナー交響曲でも聴きましょう。
この曲も「君の人生に乾杯」みたいだなと思って・・
私の人生に乾杯。

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リピート

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夕食時テレビでBSを見ていたら通販でモーツアルト全集CD170枚・・というのをやりだした。
いつも健康食品ばかりなのでちょっと新鮮だ。
ぼーっと見てるとHMVなんかの宣伝文句とは全く違う手法のナレーションに笑った。
1曲あたり43円!とかいって低コストをアピール。
大曲、小品、重く荘厳な作品、軽い冗談音楽・・等一切考慮せず単純に曲数で割ってみる・・
よくある茶番資料、インパクトのある数字が並んでればいいやみたいな。
そのうち「仮に聞かなくても持って飾っておくだけで豊かな気持ちになれます・・」・みたいなことまで言い出した。
もうタブーみたいなのまで売り文句にする・・いいからまず買いなよみたいな・・
ありがちなバッタもんかと思ったら、HMVとかでも売ってって内容はちゃんとしたものみたいだった。
宣伝だってお金がかかるんだし、やる以上は売らなきゃなんないんじゃないか・・
クラシックなんか聞かない層をターゲットにしていると思われ・・売り切る自信もあるのかな?ちょっと面白いな。
買った人で、全部聴いてみる人ってどれくらいいるのかな・・・
むしろクラシックが好きな人ほど全部は聞かないんじゃないかなぁ?
CDも安くなっちゃったからクラシックのリスナーでも買うと満足して聞かないという状況はそこらじゅうで多発してるんですよね。
もう多発というほどひといないのかな?

なんかあれですね、音楽とか作品とか芸術とか心とか言ってるけど実際データですもんね。
データを扱う経費みたいなものが値段になっているけど、音楽の重さとか心で泣いたとかそんなのはお金じゃないってなことか。
まあ何でもいいか。

ブログで色々なCDの感想を聞かせてくれる人たちがいますが、本の付録みたいなCDの正体不明な演奏を、いつもの名盤と同じスタンスで聴いた感想を乗せてくれているのを見かけたことがあります。
ちょっと感動した。
音楽は音楽なんですよね。


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中学生のころから、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団のCDを聴いていろんな曲を覚えてきました。
ワルターの録音の特徴として、交響曲のリピートを徹底的に省略しているというのがあると思うんです。
ベートーベン、シューベルト、ドボルザーク、ブラームス、マーラー・・・・グレートのスケルツォはやってたかな・・ほかにもあるのか・
後は徹底的にしない。
短い曲だと本当に短くなっちゃってて・・
実演ではリピートしてたのかな?
繰り返し再生される録音芸術に対する彼の考えなのかな?
SP時代は5分で盤を変えるんだからリピートなんて無意味だったろうけどもうLPの時代だからそれはいいんでしょう?
レコード会社がそうしてくれといったのかな?
80歳過ぎて体力的な限界とかあったのかな?

マーラーのコンサートの演目なんかを見ると曲が盛りだくさんすぎてもしかするとリピートなんかしないどころかカットしまくりだったんじゃ?と思ったこともあります。
そういうマーラーも自作の1番や6番にリピートを書いてる。
コンサートの中でその曲をどう聞かせたいかで、リピーしたりしなかったりするのかな。


今日なぜかモーツアルトの40番がのフィナーレが聴きたくなってワルターコロンビア響を聴いたんですね・・
ボーっと聴いててあぁ曲が終わるなと思うと減速しない・・
あれ?リピートしてる・・・
あれリピートするんすね・・・
3270.png
モーツアルトが大好きだったらしいワルター。
彼のその特別な愛がここに出ているんだろうか?
よっぽどこの楽章に特別なものがあるのかな?
晩年、オカルト的な何かに心酔してモーツアルトの霊と会話してたみたいなことを何かで読んだ気がする。
その出てきたモーツアルトが言ったのかな?
「このシンフォニーはちゃんと繰り返しやってよね」

そんなに騒ぐ話じゃないのかもしれないけど・・30年前から時々聞いてる演奏なのに今更驚いたので書きたくなったので書いてみました。
評論家の宇野 功芳がむかし、モーツアルトにはまらないクラシックファンなんてこの世にいるのか?みたいなことを書いていました。何故かここにいるわけなんですが、ワルターの録音した後期の6曲と序曲とかだっけ・・は聞きます。
何故かあんまりモーツアルトにはまったりはしないままおっさんになっちゃった。



今、ワルターのモーツアルトなんていってると古いもんいつまで聴いてんだとか言われちゃうのかな?
誰が何言ってたって関係ないんですけどね。
僕はこれ好きですよ。



ゴールドベルク変奏曲なんか、グレン・グールドの演奏に洗脳されちゃっているので、全部のリピートをきちっと繰り返す演奏を聴くとちょっと重くなってくる・・
同じ曲でもリピートされると重くもたれるときと、きっちりリピートしてでかさを感じさせてくれと思うときがある。
通販の宣伝みたいなコストパフォーマンスみたいなので見ると、リピートなしの演奏は割高なんじゃないか・・そんなこと言う人はいないか。

Tag:モーツァルト  Trackback:0 comment:6 

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Author:unagi
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2022年11月からピアノ習い始めました

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