今更5月病なのかな?

連休中自転車で遠出して金目粕漬焼き定食を食べたら調子がよかった。
翌日またそんな感じをと思ったけど前日の疲れで予想以上に足がガタガタなところへ
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この行き止まり。
航空写真でこの先小さな橋があるのを見てから来たんだけど
ちょっと戻るにも登りになるためめげてしまい
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近くにあった店でまぜそばを頼んでしまう。
運ばれ目の前に置かれた瞬間にもう脂系罪悪感に苛まれる。
写真撮りながらなんか盛り付けがきたなくない?とか思ってたのは内緒。
でも若い店員さんはすごく親切、辛さは?と聞かれて一番辛くないのでなんて答えたらなしもできますよというのでそれで。
辛くはないけれどものすごく味が濃い。追い飯をあとで入れるんじゃなく途中で食べたりしながら
つい最近までこういうのがよかったと思うんだけど、周りのお客がみんな若いことを含め実態と自分感がずれてるのかなとか
でも食べれば食べちゃうんだけど。

同じような午後、車を洗っていたら小さな犬を連れた人が通りがかった。
その人を見たことはある気がするけれどそんなに良く知らな・・と思ったらうちのもんちのことをよく知っていて
お宅のパグちゃんは亡くなっちゃった?
そう、14歳と・・といいかけると
うちのはもうすぐ13歳にというところで
ああ、すごく悲しかったでしょう?
ここまで話すともうお互いいらんことを言わなくても共通認識を持った者同士みたいなので落ち着くというか
連れているお犬はパグではないけど同じような大きさでもんちを思い出す女の子。
人が大好きで、名前を呼んだら勢いよくわーっと
あっはははなんてでっかい声で笑ってる自分に自分で驚いたり。
もう次の犬を飼ってるんでしょう?
え?あああれは預かった犬でもういないから
ああそうなの、飼わないの?
うちのはものすごいやきもち焼きだったから

https://www.youtube.com/watch?v=ZnVJGsDw6vE
今、次の犬を飼いたいという気持ちはなくて
ただもんちに会いたい。

楽器は昨日と同じ。
口と楽器の関係、口の中、息の量を考えながら・・
口と楽器の位置関係がすぐにおかしくなることに気づいてはいるけれどどうも治らない。
レッスンでやるだろう曲を吹いてみて、行けばどうなるかを考える。
まあ仕方がない。

まずいことになっているはずの仕事がなぜか凪のような状態で、これは何かでかいのが来るぞなんて考えていたらほんとに来た。
今回のは自分のミスそのものに起因しており
嫌な人に遭遇したとか楽器がだめだとかそんなもんはみんな吹っ飛んだ。
しかし今ならまだ何とか間に合う。やっぱり神様は見てくださってると思った。
今、謎の重い気持ち。
雑多なネガティブの積み重ねの上に、
一つは仕事のことが罪悪感みたいにドーっと横たわってる。
もうひとつは楽器、レッスンが終われば晴れるのかな?

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自己暗示力にお願い

昨日の続きというか
嫁さんと田舎の農道を散歩していたら小さな祠があらわれた。そこには
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蝋梅が。
最近いろんなところで見かけながらなんでかあまり魅かれることもなかったのに、なぜかこの樹に立ち止まってゆっくり眺めたくなる。
近づいてみれば花のいい香りが・・
精神危ういところだしこんな刺激をもらうと何かいいことがあるんじゃないかとか
花に鼻をくっつけたりやってるうちにとても気分がほぐれてきてなんだかここを離れがたいような気になってきたりして。
なにかこう、不思議なものも感じつつ後ろ髪を引かれるような気持で散歩をしたあと、嫁さんとスーパーに買い物に行った。
のだけど、自分だけ歩いてここへここへもどってきたりして。
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戻ってくると結構離れた位置から花の香りがふわーっと自分を包み込んでくれておっと驚く。
なんか樹から相手にしてもらえたような。
隣の祠は最近人が入らないらしく藪に埋もれてる。古い供養塔には江戸時代的な元号
祭りみたいなもので笛を吹いた人もいたかなとか。

https://www.youtube.com/watch?v=wLdG3EsU8FQ
この前奏曲はこれから夜に向けて日が暮れていくところだと思うけれど、まだキラキラしていて鳥も鳴いて・・
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持ち替えじゃなくてフルート4本の上に常時ピッコロが4本いるという編成もすごいな
ピッコロが4本重ねるとそれ自体ネタみたいな響きなったりするけど、常時大編成が吠えてるわけじゃなく繊細な場面が多いのもマーラーの8番と似てるかな。

楽器
あれ・・まただめか?から始まってどんどんひどくなってゆき
一昨日のどうにもならない状態に戻る。
勝手に声が出て、もうだめかもな・・・あっ、
それだ。
いっつも自分に対してそういう気持ちでいるから実際そうなっちゃうんだよ子供の頃から。
いつか必ずできるようになる。
声に出して言ってみる。
いつか必ずできるようになる。
いつか必ずできるようになる。
いつか必ずできるようになる。
いつか必ずできるようになる。
ふっと吹いてみるとさっきまでと全然違う!?
実際変わっていて、具体的には必死になりすぎてやたらに入れてめちゃくちゃになっていた息の量を多少コントロールしようとしたらしい。
そうとわかればそこをコントロールしようと・・意識しだすともうダメなのが私だけど。
実際何かがちゃんとできるようになったのではなく、もう今すぐやめた方がいい人が明日やめた方がいい人になった程度の変化だけど・・
それでも私にとっては多少の希望が持てる変化なのであって、今すぐやめなくてもいいという事は
今日死ななくていいという事なので。
いつか必ずできるようになる。
いつか必ずできるようになる。
変な宗教みたいだけど。
でもまだ頑張る。
お願いだから、一つくらいやり通させて。

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人間自体作品みたいなもんですよね

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いつも布団から出るときは真っ暗だったのに今朝は少し明るかった。
日の出もどんどん早くなってるのね。
朝方勝手に目が覚め寝れなくなる感じがまたでて
これ以上どこへ逃げるんですかと自分へ言い聞かせてみたり

グリコの社長さんが交代というニュースを読んだ。
真っ先に思いだすのは40年くらい前にあったあの拉致事件のことだけど、当時テレビを見て若い社長さんなんだななんて思った記憶があって80歳でという内容に月日を感じる。
一連の事件でかかってきた脅迫電話の音声がテレビで何度も流れていたけれど、しゃべっているのはどう考えても子供で私と同じか少し下くらいの子だったような気がする。
どんな事情があったにせよ、その時は子供だったその人にはその後どんな人生があったんだろう?
そういうの知ろうとしてはいけない気もするけど。
楽器練習中に口の形を見るために鏡を見ているけれど自分がはっきりと老けてきたことはわかる。
だけじゃなく、人相ってのは生き様の内容証明みたいなもんだというのも知っている。
歳をとることは構わないんだけど、こんななんにもできた覚えのないまま終わってしまうのは困る

https://www.youtube.com/watch?v=HmrEjNfSSrk
全然聴いてこなかったグレの歌第1部をなんとなく聴いていると、まだ生きてて幸せいっぱいなはずな音楽の間に死んでさまようことのなるこの先を予見するような一曲が出てきてはっとした。
元々詩がそういう構成になっているみたいだけれどさらに音楽構成的に全体を結び付けているというか・・連作歌曲的な印象を超えて
3部だともう歌詞はなくてオーケストラが象徴的に演奏する旋律にここでは歌詞が載っていて、そこにどんな意味があるかを知るとまた感動したり
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墓から立ち上がり・・
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月の光の・・・      愛おしい君の名を・・
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昔はティンパニにこんなのを見つけたら大喜びだったけど。

この曲内容的にものすごく幅広いようで実はギュッと凝縮されていたり、48段スコアの巨大編成とか言ってるけれど難解複雑に聴こえた音楽は実はとてもシンプルだったり・・でも細かいところで発見だらけだったり‥一度入っちゃえば死ぬまでずっと付き合える壮大な楽しみを手に入れたような気がして、何をやってもさえなくて沈みかけてた最近の気分の中に火を入れてくれる。

楽器、昨日の最後に意識した楽器を浅く咥えるというのを頭に入れて開始。
いつもそこをきつく言われ続けているので。
だけど暴徒からリードミス連発でおかしい。
明らかにおかしいのでなんでかなと考えるとその浅く咥えようなんて思う事がもういけない気がした。
そうしようと思うと変なことをしてしまうんだと思う。
じゃあもういいやと昨日までの空気漏れを防ぐ感じでやってみれば・・変なリードミスは止まった。
だけど多分これだと深く咥えすぎ。
どうしようかとかまだ考えない。
指をあてるとまだ空気はたくさん漏れてる。
塞げば息がいくらでも続くのも昨日の通り。
自力で空気が漏れないように・・
をずっとやってた。
もともと今日はやけに疲れたような体調で始めたのだけどまだ時間でもないのにばて始める。
そうなるとリードミスとか変な音とか変なことを連発するようになる。
少し時間をおいて休んでみたけれど変わらなかった。
このままやり続けるとまた変になると思ったのでやめ。
これじゃあいつになったら・・とか考えない。
レッスンについても考えない・・と思ったり書いたりしているけれど頭の中はそれでいっぱい。

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君の名を呼ぶ

休み中最低限の買い物の他は病気療養的に寝てるか音楽を聴いてるか楽器を吹こうとして変になってるかでした。
もーさんとの散歩がなくなっちゃったからな。
いつものことだけど楽器やって気持ちが下がり切ってたのは最後に持ち直したのでまた続くというか。
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練習中いつもそばにモモさんがいたから、今もふとモモのいる方を見て名前を呼んでみたりする。
それはいつものことだけど、なぜだか唐突に悲しさみたいなのがドーっと襲ってくるのを感じて心をすぐ閉じた。
どなたかも、1年くらいは突然どーっと泣きだしてしまって・・とおっしゃってましたよね。

モモさんは亡くなる数日前から自分でそれを知っていて、私にいくつかのことを言い残していったような気がしてる。
もともとしょっちゅう水を新しいのに入れ替えてほしいと要求していたんだけれど、なくなる数日前からは水を飲むたびに私を呼んで飲むのを見ててくれと言ってた。
毎日夕方帰宅するとモモに備えた水を替えるとき、姿は見えないけれどモモはそこにいて私を見てくれていると感じる。
あれはモモさんがいつもそこにいるからねと言い残していってくれたのかもなと考えてみたり。
もうひとつ、なくなる前々日に楽器を吹いてる私を静かに笑顔で見上げてくれてたのが忘れられない。
それ、頑張って続けてねと言ってくれたのかなと思っていて

グレの歌を第3部だけ何度も聴いてる。
知らなかった新しい世界へ踏み込んだみたいな話で。
愛する娘を失い神を怨んで呪われた王が幽霊となり同じく家臣の亡霊兵馬軍団を引き連れ夜じゅう爆走
作者が著しく変化していったので曲が進行すると作風もどんどん変わって行く。
前衛的でもあり後期ロマン派的なわかりやすい超絶効果もあっての音楽を面白がって聴いていると急に

https://www.youtube.com/watch?v=ZnVJGsDw6vE
王が静かにやさしくその娘を思い歌い始める。
冒頭の半音階的進行からいかにもワーグナーで、音楽界の無調への進行はワーグナーくらいから始まってるんだよという話を思い出したり。
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極まって高音でトゥーベ!と愛する人の名を叫ぶこのあたりは切なく苦しい絶唱も絡みつく弦楽器も感動的で泣きたくなる。
これがあるから、この後また出てきた王が神に向かって天国に殴りこむぞ!とか言うのが単なる暴論じゃなくてこう泣けてくるというか。
音楽の流れ的に新旧混合みたいにも見えるけれどこの位置にこれをおいてるのも作者の計算でしょうけど何しろ泣ける。
俺も愛おしいモモさんを呼び続け・・
音楽があってよかったな

楽器
昨日、歯がどうとかはいいからまず息漏れを止めることを考えた
それをやってみる。
2週間くらい前に今日は落ち着いて有意義な練習ができた、これを続けて行けば・・なんて思ったことがあったあそこまでもどれた気がした。
しばらくするとまた悪い癖が出だすのでそこでやめる。
治そうとするとまた戻って凝れなくなるから。
それを何度か繰り返していこうと思った。
行きたくないと思ったレッスンにも行こうという気になってくる。
全然関係ない仕事方面まで嫌だなーと思っていたことをまあ何とかやっていこうなんて考えるようになる。
時間をおいてもう一度。
やっぱり漏れるの塞ぐだけで全然違う。
出来なかった音量の調節もいくらでもできるし・・鳴らないと思ってたリードも楽に鳴ってくれて驚く。
だけど、その漏れに内容にが難しい。
ずっと関係ないところに力を使っていたので肝心なところの筋肉が全くできてないというか
すぐにおかしくなっていつものダメな私に戻ろうとする。
そうなって必死になればまた戻ってしまうのでいったんやめる。
その繰り返し。
でもいいか、
ゆっくり丁寧にやります。

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神を怨んで呪われる

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半日病人らしく寝ていて夕方から楽器を。
どうだったかと言えるような話ではなく、考えてもいけない気がした。

ここ数日、シェーンベルクのグレの歌が頭にあった。
もうずーっと聴かない曲なのに出てきたのは音楽的な理由からじゃなく、王は神を怨んだために呪われて・・という筋書き
高校生の頃に私も神をというか仏様だったけれど怨んである暴挙に出たことがあった。
怨むというより精神的に追い込まれてもうできることが救いを求めた仏への八つ当たりしかなかったというか。
それでことが解決するわけはなくそこからさらにひどい世界へ落ちて行った。
神を怨んだりしてはいけないと思う。
他人に当たるのも違うと思うけれどそうするとどこまでも自分を攻撃し始める。最近またそんなで。
そういえばグレの歌の存在を知ったのも同じころで、拡大の一途をたどったオーケストラ音楽はマーラーの交響曲第8番とグレの歌を頂点とし、以降縮小の道をたどることになる・・みたいなのを本で読んでだったと思う。
その後しばらく聞かず、聴くより先に楽譜を立ち読みした。
とりあえず結論的な最終ページを開いてみると
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巨大編成ながらキラキラを絡めたシンプルなハ長調主和音でドーっと終わってゆく
どうもとっつきにくい予感があって敬遠していたけれどあれもしかしてと聴きたくなり、その後聞いてみたけどどうも来ない。
いろんな盤を買って何度も聞いたけれど琴線が震えず・・
それが、今第3部だけ聴いてみたらかなり面白いし泣ける部分もあるしこれいい曲じゃないか。あれどうしちゃったのかな?
15年塩漬けにしてたけどついに来たのか?それはうれしいな。
もう33年やってもつかめない楽器とともに音楽ごと嫌いになりかけるとこうやって宝物を差し出してくるの神様でしょ?
神様は見守り導いてはくれるけれど、教えたり手助けをしてはくれない。

https://www.youtube.com/watch?v=4eiWdbb3sTc
最後の部分でも。
直前までかなり前衛的な音楽だったのに急に後期ロマン派のまとめみたいなのが帰ってきて爆発・・書いた本人は初演の頃もう作曲家として別人になってしらけてたらしいけれど、この曲現場に居合わせたら問答無用的に感動するだろうな。
コンサートに通ってたはずの私ですが、楽器の一つもできないと思ったらやってる人間が目に入るところに行けなくなってしまいました。
死ぬまでにもう一度行けるでしょうか?
このままでしょうか?
神様は、教えてくれない。
教えられたら耐えられないかもな。
数日前また神様はいるなと思う出来事があって、見捨てられたり呪われてるわけではないことを思った。

呪われ成仏できないまま愛する人を呼び続ける王は朝が来ると消えてゆくけれど、消え際神に向かって懇願の末さもなくば兵たちと天国に押し入るぞみたいなことを言ってた。
なんか、泣ける。
それと全く無関係的に日が出た世界を指してこんなに素敵で明るく素晴らしいよ!とか言って終わってくこの曲も素敵。

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