そんなわけないから思い出したこと

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隣というか近くの街は最近観光地化していて素敵な食い物屋なんかもたくさんあると思う。
思うのに、いまだ強い抵抗を感じて行けないことがある。

あれは高校一年の夏休みだったのか、学校の中庭みたいなところに座っていた。
吹奏楽部に入ったはいいけれどいまと全く同じように何か月たってもアンブシャがつかめずまともに音を鳴らすこともできていない。
周囲からの圧力のようなものを感じ耐えかね逃げようとしていた。良くしてくれた先輩に引き留められたのを振り切ったような記憶もかすかに出てくる。
ふとみると目に前の地面が100円玉くらいの大きさで強く明るく照らされている。
足を差し出しその光を自分に重ねれば、神様の力をもらえ・・
いつもならそうするのにこの時そうしなかった。
そんなわけないだろ
いつまでも子供じゃないんだから・・
すぐにいややっぱりと思ったけれどもう光は消えていて二度と戻らなかった。
疑うならだめだという無言の声を聞いたような気もした。
周囲から変な視線を感じるようになりやがて街中から嗚咽を浴びる日々へ突入していったのはその直後からだったので、この出来事が原因なのではないのかと思ったこともあった。
そんなわけないだろあほかというところでしょう。
誰かが鏡か何かで私をからかった?
あの日空は曇りだった気がする。

先日、楽器の先生からエキストラで呼ばれたという演奏会のチケットをいただいた。
団体名を聴けば会場がどこかはすぐにわかる。
そこは私にとって長年近寄ってはいけないしい思い出してもいけない所であった。
当たり前だけれど30年もたてば私を知っている人間がそこにいる訳もないし、いたとしても何か直接的な不具合が起こるなどという事はない。
そんなことあるわけがない。
こんなの傍目には馬鹿の一言でしょう。
先生の「こっちは行きたくなければ無理にはいいですよ」からだいたいどんな状況なのか察はついた。
だけど嫌だから行きませんでしたなんて答えはないだろう。
行ってきた。
昔自分も立ったことのあるステージを見下ろす。
お前もソロをやれと言われてやった記憶はあるのだけれどもう暗黒時代に突入していた私にとってそれは拷問かさらし首みたいな状況であったと思う。ずっと封印してあった記憶はもう干からびていて断片がぽろぽろ零れ落ちる程度でしかないし、それを思い出したくて行った訳ではないのでどうでもいいというか・・
そして、恐れ怯えている不具合が起きることは全くなかった。
そんなの当たり前なはずなんだけど。
といってこれで私はまた新しい一歩を踏み出すことが・・みたいな話があるわけでもない。
思いがけず遭遇した全く別な要素で心を揺さぶられたけれどそれらは今関係ないから。

あの頃何聴いてたかなぁと思って・・

https://www.youtube.com/watch?time_continue=851&v=_M9I-3cRVaI
ブラームスの1番のCDを買ってきた中学の頃はまだ昭和で、街には小さなレコード屋がたくさんありどんな小さな店にもクラシックの棚があった。私には知り始めた世の中が明るく見えていたのを覚えている。
この曲の解説を読むと必ず20代の頃に着手されたが完成と初演は20年以上たった40を過ぎてからというようなことが書いてある。
筆が進まなかったんじゃなく、ベートーベンが築いた特別なジャンルととらえた交響曲を世に出すに値する自分になるのを待ったんでしょうね。
若い作曲家が自分に課した宿題を解決したというか・・ドイツの作曲家として世に出てきた以上こういうの書かなきゃいけないでしょというものへの回答というか・・
素晴らしい音楽だけど、この人が本当の自分を出してくるのはこの後だと思う。
私自身はこの曲を心から好きだと思うようになるのに20年かかった。でも今振り返れば20年なんてあっという間だよな。
30年もあっという間だった。

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帰り道に寄ったお店
わっ、タバコ・・
カフェじゃなくて喫茶店だもんね。
リラックスしてタバコを吸うオーナーが見える。
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常連さんとか親し気に話すオーナーの声。
うちのケーキは工場で作ったものを出して・・
なんか素敵なお店で、私たちが心を込めて作ったお店ですとか書いてあるからケーキも手作りなのかと勝手に思ってた。
そんなわけないのか。

ここは嫁さんと初めて会った日に来たお店。
自分の中でとっておきの店だったのだけれど、考えてみればここしか知らなかった。
ここを教えてくれたのは高校の時の知り合い。
私の高校後半2年間は悪夢の記憶でしかない。
ドロドロの悪夢に沈んでいく際みな私に向かい俺に近づくな!と罵声を浴びせ威嚇したのに、私を馬鹿にし愚弄しながらも彼は最後まで笑いながら相手にしてくれた。
卒業後にも数回会い、免許を取ったが車に乗せる相手もいないので私を呼んだくらいの話だったと思う。
その後電話の向こうで大学を中退し不本意な生活を送っていると聞き、次の機会もあるだろうくらいに思って終わったのが最後。
あれから四半世紀か。
今更だけどありがとう。
何かを伝えることももうできない。
きっと、うまくやってどこかで元気でいるんだろう。

あれから光の輪は一度も見たことがない。
あたりまえか。
ある時、お前自分でやるんだよという声を聞いた。
そんなわけないだろというところでしょう。
私は聴いてそうかと思えたからいいのだけど。

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鰻といない人と音楽

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ここは吉野家とかみたいなカウンターで回転率重視みたいな造りだけれど、でもちゃんと鰻を炭火で焼いてくれるというお店。
出来た時にはちゃんとした鰻が衝撃の低価格で食べられる画期的なお店だった。
すぐに鰻の価格が高騰してピンチっぽい気がしたけれど、みんなに受け入れらえて値上げしても繁盛してるみたいだ。
専門店なんか行けない私にも鰻を食べさせてくれる貴重な店。
土用を挟んでメニュー限定期間だったみたいだ。
ちょっと割高になっちゃってたのかもしれないけど美味しかったからいいか。

しかし暑い。
どんなに暑くてもここだけはというところに行ってみた。
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小さな子供とその親御さんがたくさん。
そうかもう夏休みか・・
小さの子供の歓声と、わたしよりずっと若いお父さんお母さんの笑顔・・
ここにいたくな・・
音楽は人が人に向けて作るものだけれど、こんなわかんないようなのにも届く。


https://www.youtube.com/watch?v=JPEpeHvI_IM
この音楽、興味のない人には暑苦しいだけでしょうね。
でも、私にとってはとても大事なもの。

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この曲4声の合唱の他にオケも言葉をもって歌っているようなところがあり、この最後のコントラバスはSelig sindという言葉を持って歌っていると思う。
・・いや重ねてるバスの歌詞は違うでしょとか、真顔で楽器に歌詞があるわけないだろとかそういうのいいから。
これを聴いたのも高校へ入ったくらいからだったか。
この部分なんか毎回泣きそうになりながら何度も聴いた。

旋律的に動くティンパニ、テューバやパープを伴うオーケストレーション、劇的な音楽・・若いロマン派のブラームスであの髭爺では全然ない。
苦しみを抱えて生きる人のために書かれ、幸せで始まり幸せであると結ぶこの曲をブラームスが書いたのは最初の交響曲よりまだ前。あえて敷いたいい意味での石頭路線を突き進み始める前の超絶イケメンな頃だ。
禁断の恋を一生貫いたことで有名なブラームス、他の人とという模索もあったようだけど駄目だった。
自分には妻も子もなく孤独に逝くことが定まった運命なのだと悟った日があったと思う。
そしてそれを静かに受け入れたことが、交響曲第3番のなかに告白されていると私は思っている。

この滝、上流からの流れもあるけれど大量の水がここで湧いているんですね。
そのまま飲んじゃっていいようなきれいな水だと思う。
ちょっとおかしいくらいに冷たく、足を入れていられなかったと思う。
よく知らないけれど、昔はこういうところまで鰻が登ってきたりしたんでしょう?
太平洋の真ん中で生まれてこんなところまでくるっていったい何やってんだろ?
急速に数を減らしているらしい鰻、地球上から鰻の稚魚が消えてしまう日も突然来たりして。
かなり困難ながら少しずつ問題を解決しつつ完全養殖へ向けた研究や思考が進んでいるそうだ。
その前に自分が劣化して鰻を食うと胸やけをして食えねーみたいになっちゃうような気もする。

前に行ってよかったあのお店でジェラートでも。
混んでいるかと思ったらそうでもなかった。
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でも食べ終わる頃には次々とお客さんが来てたから、たまたまだったんだね。
小さな子供を連れた・・
静かなおいしい時間をありがとう。
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看板犬は奥の方でなんかもぞもぞしていたけれど、私たちを見つけるとしっぽを振って出てきてくれた。
毛をそってあるのかな?暑いもんね。
御歳なのか、事情があるのか、足腰が悪いように見受けられ・・
でも一生懸命なでてぇ・・
また、癒してもらったね。
ありがとう。
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今日も生きててよかった。

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開運月と解体的出直し

ずっと仕事後は練習場に通っていたので平日は犬と散歩に行くことがなかった。
練習場である必要があるほどの練習をしていないことに気付いて家で音出しをした日、その分犬と散歩に行くことができた。
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なんだこれ・・きれいだなぁ・・
向こうに知らないおばさんが一人。
食後の散歩か・・妙な動きで視界に食い込んでくる。
突然でっかい声で、
あ、でたでたでた!
なにが?
幽霊?
危ない人かと気づかないふりをしようとするけど明らかに私たちに向かって何か言ってる。
指さす方を見ると、山の上の木々の間から黄金色の光が・・・
月の出か。
おばさんと並んで木々の上に出るであろう明るく丸い月を待っていると・・
なんだ雲の中へ隠れちゃったじゃねーか。
俺にありがちな展開だな。
あちがう、
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雲の上へ月が顔を出した。
ものすごい速さでポコッと出てくるのね。
今日は開運月というんだって。
あの光を全身で浴びると幸福になれるそうだ。
両手を広げて光を浴びようとするおばさん。
自分も光を浴びていることを意識して・・・
どこの誰だか知らないおばさんと他愛のない会話が続く。
幸せになっちゃうねなんて言ってみるとあなたたち幸せそうだからもっと幸せに・・
犬と散歩していると知らない間に人に覚えられるらしく、叔母さんは私たち夫婦と犬のことをよく知っているんだという。
おばさんが誰なのか知る必要もない。しばらくの間、気楽で楽しい会話をさせてもらった。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1823&v=nWPDSCANItc
非常に優れたピアニストでもあったブラームスのピアノ協奏曲第2番。
コンチェルトなのに交響曲みたいなスケルツォを持ったこの曲、次に来る第3楽章は独奏チェロとの2重協奏曲になっていてその辺にありふれたピアノコンチェルトとは違うものを作りたかった作者の強い意図とあふれる創作意欲みたいな・・
この楽章も月の光に照らされた素敵なノクターン。
ヴァイオリンとファゴットのユニゾンには明るく柔らかい月の光がとその静かな影を見るような・・
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あらゆる部分が好きだけれど、クラリネットとピアノが重ねるクリアな世界・・昔からここが・・
私はここで地味に下にいる第2クラリネットとピアノが重ねる音に注目しながら聴く癖があります。この動画の演奏はあんまりうまくいってないけど。

この日実は最悪な気分だった。
でもふと気が付くと心が軽い。
あーこれが月の光にもらったものか。
いや、多分人と話をしたからだろう。
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この2週間ほどストレス源を抱え低迷していたのだけど、楽器もめちゃくちゃだった。
私は人の言葉の受け止め方がおかしいらしく、アドバイス的なものはさっぱり理解できないのに、一時的に感情的になった先生の言葉から勝手にお前はやめろというメッセージを読み取りつぶれていた。
練習をしたつもりでかえってどうにも何にも得られていないことを実感的に把握し、ほとんど開き直ったような状態でレッスンに行った。
笑顔でのあいさつの後、素直に楽譜を読んで曲をという状態ではなく何もわからないし何もできないことを打ち明けると、それに応じた丁寧な指導をしてもらえた。
自分では全く気づいていなかったけれど、今まで私がそれを拒むような何かを出し続けていたのかもしれない。
これに限らず何時でもなんでもそうだったのかもしれないな。
スタートにすら立っていないことが明らかになる代わりに、スタートの位置が見えたような気がする。
終わり際、よかったら一緒にやりましょうと一枚のデュエットの楽譜を先生が渡してくれた。
何でも悲観的に捻じ曲げて解釈するいかれた私の頭も、さすがにこれをネガティブには捉えなかった。

またがんばろう。
開運月の光を浴びたからな。



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静かにしてくれと思ってたら誰にも相手にされてなかったけれど蛍

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遠くの街で。
小さな町なのになぜかカフェや喫茶店がたくさんあるようだ。観光地だからかな?
面白そうな店があるらしいのに安直にレビューの数が一番多いところに入る。
今思うとなにか負けてた気がする。
なんだ負けてるって・・
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この時なんでか無感動で、
最近こういうとこ行きすぎてちょっと麻痺しちゃってんのかななんて思ってた。
お香のようないい香りがするなぁ
と思ったら
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香り付きな蚊取り線香だった。
もう夏か。

棚田見に行こいうよ。
車で近づこうとすると、田植え祭のため一般車進入禁止みたいな看板が。
この日がじゃなくて、この週末に向けて準備は整ったというところかな。
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禁止とあるから少し離れた駐車場から歩いて・・
このあたりもみかんの花が炸裂していて、いい香りに包まれる。
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あ、みえてきた。
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もう植えてあるのか・・
いいね小さく丸い田んぼ。
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下の方にはまだ田植え前の・・田植祭はここでやるんですかね。
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だれもいない。
誰もいないと安心って、俺は泥棒か。
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気づかなくていいようなことにばかり神経がさえて
嫌なことばかり気づく。
よせばいいのに考え、嫌な気持ちになる。
何も感じないようになりたい。
何も考えないようになりたい。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=917&v=2bH1-HRi29c
この曲も、高い丘の上からの夕陽を眺めて・・
海じゃなくて湖だし、田んぼじゃなくてぶどう畑だったろうけど。
このころブラームスは人生中の一番良い時期だったんじゃないかと聴いてても思う。
他人にそんなことを言われたら本人はすごい嫌味を返しそうな気もするけど。
この人も微妙な心を持った人で、いろいろ読んでるとどうも初対面の人間には意図しないのに攻撃的な態度をとってしまうことがよくあったようだ。
チャイコフスキーだったか、ものすごく嫌な奴だとか書いてた。
そうしたかったんじゃないのになっちゃったんでしょ?
なんであいつはいつも人を傷つけるんだ?なんて言われてることに誰よりも気づいてる。本人もそんな自分に内心傷ついていてたりするんだよねきっと。
他人の心の内を覗いたようなことを言うのは一番やっちゃいけないことだと思うし実際は全然違うんだろうけど、100年前の人だしいいの今はそういう事にしとけば。

最近また音楽をちゃんと聴いていないな。
楽器の練習をしているので音楽と無縁という事はないんだけれど。
心がマヒしてるのか・・
ほんとに何も感じないようになっちゃったらダメだよね。
くだらないことを考えるのは、いいことを感じないからだ。
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蛙の声や鳥の声。
いろんな声が聞こえるのに、静かだと感じる。
今日はびっくり夕景にはならないのかも。
なんなくたっていいよね。

あのね、家の裏はどうでもいいような休耕田と住宅地なんだけど
でも蛍がいるんですね。さっき見てみたら2匹ほどが光って見せてくれた。
うちのすぐ裏にいるのに、ずーっと気付いていなかった。
いると思わないといるものも見えないんでしょうね。

昔、自分は人として扱われず汚泥のようなものなのかと感じていたことがあった。言葉で書けば一行だけど、その記憶は今も私を縛っていると思う
すがる思いでもらってきたお守りを蛍のいるあの川に投げ捨てたことを思い出した。
助けてくれないじゃないかと。
神様にたてついていいわけはないのはわかっていてもその時もうどうしようもなかった。
でも死のうとか思わなかったんだから相当助けてもらえていたのかもしれない。
あれから私の意識はどこかで途切れることもなく連続しているけれど、何か変われたんだろうか?

今、蛍を見てうれしいと思えた。
綺麗だと思うし、またみたいとも思う。
だから多分私は大丈夫。
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いいでしょう?
あの2つの岩、よく見るとしめ縄が渡っているのね。
あそこにも神様。

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もう戻らないちいさな旅

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終わりかけた藤棚の下でボーっと過ごす。
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風が気持ちいいねー
こんな時間が実は大切らしいことはなんとなくわかるよ。
いつか思い出す日があるかもしれない。
嫁さんはちょっと体調が悪いらしいので、この後飯を食いがてら自転車で出かけることにした。
地元の商店街は衰退どころか事実上消えてなくなってしまって。
そんな中でも営業していた老舗の食堂。
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そこら中大渋滞で動かないような休日なのにここはがら空き。
それは時間のせいで、もう少し前の時間には常連さんが来ていたのかもしれないね。
好意の結構というかかなり好きだけど、一人のときじゃないと来れないから。
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なんの変哲もないようだけどおいしく炊けたご飯、しっかりとした味の味噌汁。もうそれだけでここに来てよかったなぁと思う。
こういうの今なくなっちゃったよね。
ごちそうさまでした。

自転車で走り出す。
道端のどうでもいいようなところに思い出を見つけててみたりして。
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40年前この景色を毎日見ていた。幼稚園児というやつだ。
向こう見える道はどこから来てどうやったら行けるんだろう?なんて思ってた。
すぐそこにあるのに、初めてあそこへ行ったのは今年。
自分はなんで変なんだろう?とも思ったけれど40年後の今年突然説明をもらえた。良い内容ではないけれどやっと自分に会えた気がしてる。
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コンクリートの直線的な三面張りばかりになってしまったけど、子供の頃はこんな100年前の石垣と適当に流れる用水路みたいなのがそこら中にあった。何をするでもなくそんなところをよくほっつき歩いた・・ひとりで。
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こんなのただの踏切でしかないけどこの時そこそこの景色に見えたの。
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こんなとこで寝てた。
日が当たって気持ちいいんでしょうね。
度胸もあるんでしょうかね。
ちょっとだけ目を開けて・・え?なに?
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この看板もまだ健在。
私的にはあのリアカーが気になる。
夕方になると馬の代わりの耕運機の手綱を引く夫婦がのったリアカーが毎日目の前を通過していったような記憶が。
そこらじゅうで見かけた記憶があるのに、いつの間にか幻みたいになっちゃったなぁ。
そういえばどこにでもあった木造の納屋とかトタン葺きも見なくなった。
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これも見る人が見れば面白いんでしょう?
勝手に写真撮ったけど怒られるのかなこれ?

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毎日見上げていた樹。
周りが写らないように撮ってるから何だかわかんないけれど成長してシベリアかよみたいな高さになってた。
この木近づくと匂いがあるんですよね。別にいい香りじゃないけれど。
香りの記憶ってのもまた何年たっても鮮明に残ってるもんなんだね。
樹は俺のこと覚えてるかな?
あの頃と同じく一人で眺める。
何も聞こえてこないし、何も起こらない。
いいよそれで。
通報されてもこまるし帰ろうか。

この日ものすごく晴れていたんだけど、

https://www.youtube.com/watch?v=Pp0gvonWc5M
ブラームスの歌曲「雨の歌」作品59-3
その旋律がヴァイオリンソナタに引用されていることからこの曲は作者にとって特別なものなのがわかる。
そこそこ長く歌われる詩の内容は
雨よ降れ・・
私の幼いころの記憶をもっと呼び覚ましてくれ・・
という感じのもの。
これだけなら雨音に昔の記憶を呼び覚まされというメルヘンチックな話として聴いてもいいのかなと思わなくもない。
でも後半なんか意味深いようなこと言ってるよね?

非常に印象深く重要だと思うのは次に置かれた小さな

https://www.youtube.com/watch?v=Vju3fso-1TY
「余韻」作品59-4という曲。
前奏無しでいきなり歌いだされる旋律は雨の歌と同じもの。
もう雨は上がり、日の光が見えている。
短い言葉で、自分の心は泣いているのだと告白する。

ここにある心は、単純に子供のころを懐かしんでいるのではない。
もう戻ることはできない、上書きすることのできない人生の結果としての今、受け入れざるを得ない今を歌っているんだと思う。
ピアノが明るく曲を閉じてゆくことが、逆に泣けてくる。

作曲者は生涯妻を持たず当然家族ももてなかった。
それが自分の人生だと悟った日があったはずだけれど、いつのことだったかは知らない。
その原因だったのかもしれない人が、この雨の歌を大変気に入っていたという話も有名。
思えばすごい皮肉だよなぁ・・
お前なにを一人で訳の分かんないこと言ってんの?と思う人もいるかもしれません。
有名な曲だから検索すればいろんな人がいろんなことを言ってるのを見る。
音楽は、いや音楽だけではなく何かを感じるという事は自分の人生経験によって作られたフィルタを通してみるという事だと思う。
何が正解で何が間違いという事はない。
人はみんなちがうんだから。
人と分かり合えればうれしいことくらい私も知っているけれど、それとは別問題ですよねこれは。


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帰ったらこの人は寝床で寝てた。
近所のライバルというかお互い猛烈にほえあった犬は実はこの冬に亡くなってしまったらしいことを聞いた。
感のいい犬だけど多分それは知らないんだろう。出てこないかなぁ・・っと今日も見上げている。
いつか死ぬんだけど、それまで楽しく生きたいね。



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雨がいろんなことを教えてくれる。

ストーブつけるようなちょっと寒いような日。
朝方いやな夢を見て暗い気分のまま起きると、いつもは寝そべってる犬がすごい笑顔で絡みついてきてじゃれてくれた。長い時間ずーっと・・
わかるのかな?
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そういうところ、人よりすごいもんね。
ありがとう。

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雨だけど嫁さんが先週いったばかりのこの店にまた行きたいといいだした。
同じ店に繰り返し行くのはつまんないみたいなことをこないだ行ってたばかりなのに・・よっぽどよかったんだね。
そこそこ遠く雨の中の峠越えはあんまり気も進まないけど、まあ嫁ファーストというか。
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今日はお客さん誰もいない。
時間も遅いからね。
窓の外は雨。
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オムライスを頼んだ嫁さんには先にスープとサラダが。
細かい説明をしてくれるのは私たちが先週来たことは覚えてないという事だけどまあそりゃそうですよね。
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先日終わ茶ってた気まぐれランチが今日はあった。
色々食えておいしかったよ。
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オムライス登場。
いいじゃない。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1097&v=HVpz5KEwDxQ
ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番。先日このお店に来たときはその第1楽章のような気分だった。
また来た今日は続きの3楽章。この楽章には「雨の歌」という歌曲の旋律が使われているとかその歌曲は誰に送られたかとか・・という話は今は置いといて。
雨音を聴きつつ、部屋の中で一人語るようなこの歌は大きな恋も経て色々あったよという人のものだと感じる。
今更めそめそ悲しむとか嘆きわめくとかじゃく、ちょっと悟ったような大人の語りというか。
でもそれだけじゃない。瞑想的な第2楽章のテーマが鳴ると力強く進もうとするんだよね。
過ぎ去った日々、もしかすると失ったものを振り返りつつも未来に希望を持ち、活力も持った充実した人の姿を感じ・・それは作曲当時の作者にも重なるところがあると思う。
晩年に書かれた3番は悲痛だもんね。
考えてみると年齢的には今の私にも重なる。
けど俺はこんな歌持ってないよ。

ゴールデンウィークは里帰りというか孫を見せに帰る的な時期でもあるんでしょう。
近所で見かけた犬と5歳くらいの子を連れたあのお母さんはランドセルをしょって小学校に通っていくのを毎朝見かけたあの子なんだよね?つい最近だったはずなのに。
みんなああやって進んでいくし時間はどんどん過ぎて行き乗っからなければ落ちて止まってるだけ。
5歳くらいでなにかが停止したまま40年すぎちゃったような俺はもう無駄だから死んだ方が・・・いいわけあるか。
人間は生きる理由を見失うと自分の体を自分で蝕み自滅させようとすると思う。
自分は無駄だという発想自体がそれなのかもしれない。
今ここで死んだらほんとに惨めじゃないか。

これを始めて聴いたのは14か15歳くらいだったかな、まだ頭のいかれる前。
同じころ、ブラームスってのは人生をかけて聴いていくものらしいというのをどこかで印象深く読んだことが忘れられない。
まだ自分に40代が来ること自体全然リアリティーもなかったと思う。その後自分が予想外なところへ落ちてゆくのを止めらず這いあがれもしないままだけれど、それでも今なりの、あの頃とは違うブラームスが聴こえてくるようになったよ。
音楽は輝かしく素晴らしい人生を送れた人のためだけあるのではないところが素晴らしいよね。

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最後にまた2楽章が出てくると明るい光の中静かに終わってゆく。
むかし、二十歳くらいの頃にはこの終わり方が落ちのない映画みたいに思えて不満だった。
これだけいろいろ語ってきたのにやりかけで辞めちゃうみたいじゃないかなんて・・
だけど歳食ってくると思うんだよね。
こんな気持ちで締められるって、それが何よりだよね。

先週おまけじゃなくて本格的だと感激したデザートは
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おまけっぽかった・・とか言わなくていいのね。
桜のムース。
桜が入ってるんですか?なんてわかってても聞いてみるとそこから会話が始まり、奥さんとしばらく話せた。
お店の前のあの桜ですか?
そんなわけないでしょみたいな。
でも近所のお菓子屋さんが八重桜の葉をもらいに来たとか・・
人と話すなんて当たり前なんでしょうけど、病的なところから出られず仕事以外で人と話す機会はほとんどないから。
人がこちらを人間と認識して普通に話をしてくれてる・・と自分の頭が感じるとなんか出てくんの。
なにかは知らない。

会計を済ますと奥さんは玄関先まで見送ってくれる。
今日は外まで来ないんのかそりゃそうだ雨だもんね。
車に乗ろうと小走りに走る後ろにふとシェフの気配を感じる。
見るとひさしがあるとはいえ土砂降りの雨が帽子にかかるのを気にしつつシェフは外に立って見送ってくれていた。
軽い会釈をしながら車をゆっくり走らせ・・普通は車走り出したら店に入っちゃうような雨だ・・外へ出て店の方を見ると・・あ
まだ立っていてくれるシェフがこちらに深い会釈を・・
その間十数秒かもしれないけれど・・あんな雨で。
そこに感激するのが客観的にどうなのかはわからないけれどその姿がずっと心に残った。
なんとなく沸いていたもう来ない感は消えていた。

いいことって突然ぽっとあったりするから、まだあんまり腐らずに・・

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若草色の気分と、心の棘もそぎ落としてくれそうな店

なんとなくみていた地図上にまた気になるお店を発見したので行ってみた。
山越えをして家から一時間ちょっと、何でもないような田舎の景色が太陽に照らされてすごくいい感じ。
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スマホやナビがなければたぶんここへ来ることはないだろうと思うようなところ。
ちょっと控えめな通りに控えめに構えるお店。
いいね、そこがいいね。
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ドアを開けると3つあるテーブルはどれもお客さんが・・
カウンターは空いてる。
ここにしよう。
断捨離とかいう人が見たら怒り出しそうですかね。
片付いてないのとは違うんですよね。
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レモンが入ってた。
手作り感満載なメニューを見ていると料理自体は厳格というか・・
目の前のシェフはすごい手際というかなんかこうプロの仕事みたいな感じが伝わってきて、
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きっとどこかそれなりの店でやってきた人だったりするのかな感が透けて見える。引退後奥さんと自分の店をというところでしょう。
そういう店は結構あって結構行ったけど・・とかは今書かなくていいのか。
おどけたメルヘン的雰囲気なだけでなく、きっと料理もおいしいに違いない感が。
周りのお客さんは皆近くの人じゃないかなぁ・・皆楽しそうだけどワーワーギャーギャーいうママ友みたいなのはいない。
たまたまタイミングかもしれないけれど、とても良い雰囲気。
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サラダにかかっていたドレッシングはきっと自家製でしょう。
柑橘系の邪魔しない味でおいしかった。
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色々入ったきまぐれランチというのが良かったけどもう売り切れ。
この際お店オススメのビーフシチューにしよう。
意外なことにライスはお替りできますよとのこと。
とろけるというかもうとろけだしてる肉はもちろんだけど、このジャガイモがすごく旨かった。
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嫁さんのハンバーグも美味そうだった。
このパンはスイスのパンだそう。ハイジが食ってたやつですか?
これもここで朝焼かれたものだろう。
オリーブオイルがついてきてた。つけて食ってみたけどオイルは別にいらないかなぁ・・
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午後から生ギターで歌いませんかみたいなの。
そういえばメニューの冒頭に心と体が元気になる店と書いてあったと思う。
なんかいいですね。
食材の出所詳細が書かれてあったり、なんか食育の講座みたいのをやってるとか・・いろいろ
いいねぇなんかいいねぇ。
あの色紙のサインには帝国ホテル料理長と読めるような気がする。違うかもしれない。わかる人にはわかるすごいものなのかな?
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目の前でシェフがピザの生地をぐるぐる回して投げたりしてるのを見たら頼まないわけにいかない。
辛さが柔らかいけどこれでいいですか?という自家製のタバスコは辛さがついてきたけどもともと辛いの嫌いだから大丈夫。
チーズの味で押し切るとかじゃなくていろんな味のする優しいピザだったと思う。
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日の光が差してくるときれいだ。
周りの人は楽しそうに何か話してる。でも詳細が聴こえないのは自慢やとげのある内容じゃないからだろう。
時折、親類の悪口を言ったりするのが聞こえてくるけれどまああれくらいなら。
ビーフシチューがおいしいのでご飯をお代わり・・と思ったけどピザ食べちゃってるし嫁さんに怒られた。

セットについてくるデザートといえばいかにもおまけ的なものが多いけど、
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すごく手のかかったこれはとてもおいしかった。
お母さんなぜかこの向きで置いてった。
柚子のソースも多分自家製。
目の前に瓶詰になって売られてた。
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寡黙な感じのシェフ。
もともと厨房でべらべらしゃべる人はいないだろうけど。
一段落してちょっと表情が緩んで・・
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もうみんな帰ってしまって誰もいない。

カウンター越しに
ごちそうさまでした
と言ってみるとシェフが笑顔になったのがわかった。
とてもおいしかったですというと
シェフは小さな声で嬉しいです・・
奥さん、すいませんねーせまいところで・・
いいえ、ゆっくりできました。
シェフの言葉にならない感謝の声も聞きながら・・

それがどうしたというような話なのかもしれませんが、
ずーっと長らく人に隠れて生きてきたようなのにはこんなことが特別なごちそうみたいなの。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=HVpz5KEwDxQ
いい曲でしょう。「雨の歌」と呼ばれたりしますが雨が降ってるのは第3楽章で冒頭楽章は明るい日が差し空気も気持ちがいい。
私はト長調に若草色のイメージがありこの曲の第1楽章を思うと頭の中にそんなイメージが広がる。
ブラームスはヨーゼフ・ヨアヒムという天才ヴァイオリニストと親交を結んでいて若いころはともに演奏旅行もしたし、作曲に限らず音楽上の相談もいろいろ互いにしたと思う。
ヴァイオリンコンチェルトを作曲するにあたりヨアヒムが黙っていられなかったのはそりゃまあそうだろし、ブラームスだって彼の助言を必要としたはずだ。
しかしヨアヒムが口を出しすぎることに内心嫌気がさしてたみたいな話もある。彼の楽器であるピアノのコンチェルトで追及したことを考えれば、カデンツァを持ち伝統的な3楽章に収まっているあの曲の構成はブラームスの本意じゃないとも思う。
そういうストレスから解放され、自分の感じるものを好きなように書いたヴァイオリンソナタがこれといわれている・・んだった気がする。
のびやかに歌うこの音楽を聴いているとそんな気もする。
この人なんかは次元が違うと思うけど、その後の人間関係を考慮し言いたいことやりたいことをぐっと抑えて・・てのはみんな抱えて頑張ってんのね。

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ちょっと走るとこんな景色・・写真じゃただの田んぼにしかみえないか。
見慣れた田舎の景色もいい気分に乗れば何だって絶景に見える。
実際がどうかじゃなくて、自分がどう感じるかの方が大事。
よかったこの日、このお店。

Tag:ブラームス  Trackback:0 comment:2 

人間、いつ死ぬかなんて誰にも分らないんだから。

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嫁いないのか、週末どうするか・・・ふと前から一度行ってみたかった場所が浮ぶ。
遠いと思ったけれど調べると日帰りでもなんとかなりそうだ。いってみようか。
と思っているとまた絵に描いたように数日前からそれを阻止するような出来事が起こる。
そこをどうにか乗り越えてなんとかなる大丈夫・・と早起きして出ていくため寝ようと思っているそこへまた・・
来週にする?・・いやみんな溶けちまうぞ・・
それより、ある理由で身動きが全く取れないという状況はいつも突然襲ってくる。そうなってからもっとやってけばよかったっていうのは苦しいぞ。
最近、親しいというわけでもないけれどよく知っている人の訃報を聞いて思う。自分もいつかは死ぬ。いつかはじゃない明日かもしれない。
行くと今抱えたリスクが悪い方向へ進んで一生後悔するかもしれない。
しかし死に際に行きたかったなぁと後悔するのはみじめで悲しい。
何ごちゃごちゃ書いてんだ長いね。心配を抱えながらも早起きして駅に向かった。

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いつものホームから、いつもの富士山。
おう、行くのか。
うん、いくよ。

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東京で乗り換え。
なんでこんな歌舞伎みたいな顔なんだこれ。
これから乗るこの列車は山形行きつばさ、後ろに仙台行きやまびこを併結。
そしてこれはいつも得意先に出張するときに乗る列車でもある。たまには終点までいきたいよなぁ・・なんて思う事もあるけれど、今日のこれはまさにそれじゃないか。
つばさは車両が小さく殆ど指定席なので普段は乗らない。
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在来線規格対応で車両がホームに届かないため出入り口にはステップが。
狭いけど、ちょっと旅気分は盛り上がるかこっちの方が。

上野を出ると高架へ上がる。
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あの塔、焼却炉の煙突?
最初に勤めた会社はブラックなところでやめるんじゃなく夜逃げした。
夜通し走って朝になり、横浜あたりから首都高へ入って走っている時あの塔を見たのを覚えている。
頭がいかれていたので名前を変えて別な人間として生きるんだなんて埼玉の某所に潜伏したけれどアパートも借りることができない現実にぶつかり正気に戻った。

関東平野を北上、いつもの下車駅を過ぎて黒磯駅を横に見ればもうすぐ東北。そして福島。
仙台行きやまびこと切り離され、
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東北新幹線からも離脱して
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在来線へ降りてゆく。
山形新幹線と言うけれど実際昔からの奥羽本線なわけで、安い肉を松坂牛と言って食わせたホテル・・とはちがうか。
後ろの席から在来線とは違う特別な速度じゃないの?そうじゃないんだよみたいな会話が聞こえる。もっともなんでも訳知り顔で説明したがる相手に花を持たせているだけなのかもしれないけど。
たまにマスコミがちゃんと説明せずに新幹線で踏切事故!なんて書いているのもどうかと思う。
まあしかし、福島での乗り換えなしで直通してというだけでも20分くらいの時間短縮になって画期的なことだとも思う。
平地をまっすぐ進み山へぶつかるとトンネルとはならず、
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地形に沿って大きなカーブを描きながら峠へ向かって登り始める。
土木技術も、列車の走行性能も現在に比べればはるかに貧弱だった明治期からの鉄道。そこに新幹線直通車両が走っているというところがちょっと面白い。
この板谷峠越えは昔から知られた鉄道の難所。
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すぐに白いものが見え始め、
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トンネル毎にその量を増やしてゆく。
線路際で猿が群れで日向ぼっこをしていたり、カモシカがなんか食っていたりもしたけれど写真は間に合わなかった。
峠という名前の駅があって、峠の力餅というのが昔有名だった?今もその餅屋が駅のそばに・・とそこへ車で行ってみたことがあるけれど、こんなところに・・と言うようなすごい場所だった。
峠を越えるとすぐに
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米沢。
福島位だとまだ何とも思わないけれど、この駅名を見ればちょっと旅っぽいかな・・
でも私の頭はこの数日のストレスもあってかいかれており、ああすればよかったかとか、来るのやめるべきだったかとか考えてもしょうがないことを延々考え続けるモードになっていた。

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現地で飯を食う時間ももったいないとか思って東京駅で買ってきたこれ。
予想と違う食べ心地に、隣の透明なパックに入ったやっすいカツサンドのがうまかったかな・・なんて今更考えだす。
それを買ったら買ったで、ちょっと奮発してあの紙箱入りの・・とやるんだろう。
あほである。
とんかつが食えなくなってきたというようなことを毎回書いているのに、あると買おうとするところも・・
あと5年くらいすれば落ち着くか。

ちょうどこのあたりで頭の中に流れていたのが

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1418&v=gp4PqZ-m9Tc
1人部屋の中、ネガティブな考えに沈みながらもみたいな。
若い駆け出しの作曲者の傑作だけれど、執拗に打ち鳴らされるベートーベンからの運命主題は一歩間違うとちょっと恥ずかしい・・なんていっちゃいけない。この人熟練してからもこの三連音を各所に潜ませたけれど、もっとずっとうまくやるようになっていった。
臭いとかじゃなくて本当に素直にこういう文学的思考で生きている人間もいると思う。狙いでそういう風に見せかけることにたけている人もいると思う。
相手や場にかかわらず何言ってんだそんなの。馬鹿じゃねーのか!みたいな人もいる。
いろんな考えや感じ方を持った人がいて、それらがぶつかり合うところから生まれるエネルギーや発想が豊かな未来を作っていくんでしょう・・
とはいえ、露骨に人に向かって自分と違うあなたはおかしい!みたいなことを言われた時にはああこの人馬鹿なんだなと思ってしまった。

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静岡で生まれ育った自分にはこんな光景もイレギュラーで刺激的な景色。
小さな峠をまた超え、ネットで一時期よく見た田んぼの中の高層マンションが見えたりすると・

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山形の街が見えてきた。
こんなことを書いたら馬鹿かと思う人も多いだろうけど、静岡な私は東北地方というのは冬になれば全体的に雪に覆われるものだと思っていた。
でも、そうじゃないのね。
今年は雪が少ないとかいろいろあるんだろうけれど、こういうことは実際来て実感的に見ないとわからないよね。

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山形に到着。結構な人が下りる。
さ、さむ・・くない。変に暖かすぎる気もする。
日帰りなので時間は貴重だ。色々旅行に行ったけれど、見るものが美しく見える太陽の明かりというのはその時にしかない。2分後に戻ってくるともうなくて二度と帰らないなんてことがあった。後でじゃだめだ。
バスを一本のがすと1時間無駄になる。
・・とこんなになって一人気持ちが空回りしているのもちょっとおかしいのかも。
往復のバスとロープウェイがセットになった割引切符があることを調べてあり、抑えてあったその売り場へ急ぐ。
窓口で樹氷の・・と言いかけると遮るように金額を言われる。
前に並んだ女性にはあの列に並んでくださいなんて丁寧に案内しているのに俺には何も言わず。
あの列なのはわかっているのに
どこへ行けばいいですか?
あの列ですか?
なんてでっかい声で聞いたりして。

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あのバスは臨時直行便。
すぐ後に定期便が来るので乗れないという事は絶対にない。
スキーを持ったらしい若い人もいる。
学生はもう春休みなんだっけ?

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もう無理じゃないと思うのに乗ってくださいと言われ・・
補助席。
この後前の補助席も埋まる。
外は見えないけれど、まあいいや。
自分の車を買って、最初の休みにここへ来た。
街から蔵王温泉まではあっという間だった記憶がある。
自分の車を買ったというか、取引先の子会社が闇金融みたいなのをやっており、借金の形に抑えた車を現金化するのに使われただけ・・・今思えばほんとにブラック企業だった。
隣の若い男女は中国人。話しかけてみたかったけれど、そもそも中国語なんてしゃべれないんだった。
登山道に入るあたりで大きな赤い鳥居をくぐるのが見えた。
あれははっきり覚えてる。もう20年以上前。

蔵王温泉バスターミナルへは、記憶通りすぐについた。
雪の全くない街からわずかな時間しか走っていないのに、あの雪の別世界が本当にあるんだろうか?
なんとなくバスを降りればそこがロープウェイの駅というのが観光地の定石のような気もするけれど、会社が違うのかここからロープウェイまでは結構歩くらしい。

2655.jpg
温泉街をゆく。
強烈な硫黄のにおい。
いいねー
泊りがけでスキーとか来てみたいなぁ・・
運動音痴どころの騒ぎじゃない私ではあるけれど、20年ほど前にスキーにたくさん行った。
毎回の同行者は私じゃなく車を出してくれ自分の思い道理になる人間を求めているだけだと感じていた。
それでも行ったのは私も相手を都合よく利用していただけなんだろう。
相変わらずいつまでたってもちゃんとできるようにはならなかったけれど、わたしとしては楽しかった。
嫁さんになる人と知り合うとスキーはどっか行ってしまった。
でも嫌になって辞めたわけじゃないから。

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川には温泉が流れ湯気が立っている。

特に調べもしないできたので
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最初に見えたこちらの駅へ入る・・あれやけに空いてる?
と私の持っている切符を見た係員の方が慣れた感じで、ああ、その切符はここじゃないんですよ・・
え?そうなんですか・・じゃどこに?
聴くとまだ先だそうだ。

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やっと到着。
どこでもそうだろうけど中国語の案内がたくさん。
そして、中国語があちこちから・・

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入ってみると階段には人の列。
スキー場の長距離リフトも兼ねているためと言うかそっとの人のが多いかも。

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はやる気持ちを抑え、しばらく待ってやっと自分がというところで切符を見せると・・
あ、これ駄目です・・
は?
これは引換券ですから下へ行って切符と変えてきてください。
そういわれてみるとバスの切符にくっついているのはロープウェイの切符じゃなく引換券だ。
別会社かなんかだからそうなっちゃうのか。
私もちょっと読むくらいすればいいのだけど・・まあ、俺らしいよなぁ。
しかたない、また列につくと前にはもうすぐ定年という感じな年齢のグループが。
さっきの若い人と違い、マイペースで若干列を乱している。
その中の一番調子に乗ったような人の声を急に耳がひろう。
雪上車の流氷見学は中止になったんだよ。きったねーからつって。
その声を聴いた観光客が訪ねたんだろう、雨が降ったため樹氷は皆溶け落ちてしまい、スノーモンスターどころか木の枝が見えるみすぼらしいような状態なのだという。
こ、これからというところで・・
どこへいっても得意になっていらんことを言う人というのに遭遇する・・逆に考えると私がいつでも神経質になっていらん情報を拾っているのかもしれない。
このオヤジはたぶん違うけれど、ターゲットに落胆の表情をうかべさせることを喜びとして生きているような人がいる。あれも病気であろう。病気と分かれば腹も立たない。迷惑ではあるけれど。
それはいいとして昨夜から寝てる間も今朝も、行くか行かないか問題みたいなのをさまよい、意を決してここへ来た。
こなけりゃこかったのかなぁ・・
この期に及んでまだそんな思考が走っている。
まあ、俺らしいよなぁ。

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やっと乗り込めたけれど詰め込めるだけ詰め込まれ、身動きは取れないうえに窓が遠い・・
皆が写真を撮ろうとするため写真を撮ると人の腕ばかりが写る・・
さっきのオヤジのがっかり先行予告みたいなのと合わせ、飽和した頭が俺は人が嫌いなんだよ・・とかいってる。
いってたけど、

2662.png
こんなものが目に入ると
スイッチが入り
気持ちが入れ替わってくる気がした。

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車内もどよめいている。
きれいじゃない!
わー
吹雪で出れませんでしたパターンも覚悟してきたけれど、なんか空青いじゃんか・・

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駅に着くと終わりじゃなく、もう一本別ななロープウェイに乗り継いでさらに上を目指す。
こちらはでっかいスキー場でよく見る、いっぱいいまわってて勝手に乗るタイプのだ。
今度は正面の窓に張り付けた。

2665.png
わー
2667.png
もうさっきのオヤジの余計な話なんか吹っ飛んでた。
神様ありがとう。

2666.png
天使がいそうじゃない。

2668.png
向かいのスキーな人の会話
やばい、
え?
これは帰りたくなくなるパターンだ・・


長いので今日はここまで。

Tag:ブラームス  Trackback:0 comment:4 

好きとやれるは違うんだろうけどみんながんばれ

なぜか夢の中でオーケストラの団員だった。
突然始まったそのシーンは楽章冒頭、知ってる曲。
自分の一撃で音楽が始まる・・えっなんで俺このパート?
指揮者と目が合い渾身の・・
あれっ!?・・・なんだこの音。
他の団員に罵られて終わる。
昔どこかでも聞いたようなと思いながら・・
夢を見させてるのは自分だから、自分がそういう人間でそうなっちゃうはずだと思っているわけなんでしょう。
登場した数人の人物は誰だか知らない人だったけれど、その奥に実在の人物がモデルとしていることが自分ではっきりわかる。
とりかえしのつかないことになってしまった。どうすればいいのか・・
なんて思っていたけれど、目覚めた瞬間なんだ夢かうっせーばかとか思ってまた寝てしまった。
なんであんな夢見たんだろうというのもあるけれど、別にいいや。


静岡の名物というか駅の売店に土産物として必ず置いてある安倍川もちというものがあります。
15年くらい前に安倍川のほとりある安倍川もちを出す茶屋みたいなのに行った記憶があり、またそこへ行こうと思った。
思いながら地図を眺めているとチーズ工場のカフェというのが目に入り・・
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到着したのはチーズのほうだった。
なにやってんだ。
工場というから結構大きなところの事務所の横に即売所があってとかかななんて勝手に想像していたけど違った。

2551.png
入ると店内でお召し上がりですか?ときかれ
はい。
まだ新しいんでしょうね。
窓の外には雄大な景色・・は特になくて向かいの小学校には子供がたくさん。
あの頃もう俺はみんなと遊んだりしなかったなぁ・・と何見てもそんなのばっかだな。
だからいい景色と時間に惹かれるんだよきっと。
2554.png
メニューは意外にたくさんあって、チーズを生かしたピザのほかハンバーガーや・・なんだっけ・・
腹を空かせて飯を食いに来るでもいいかもしれない。

ナチュラルチーズとは何かとか、なんかこういろんなこと書いたのがたくさんあって熱意とかああやりたくてやってんだなぁというのが伝わってくる。
接客の女の子の対応がよく非常にいい印象。
店の印象って結構な割合でそこから来ますもんね。

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なんだっけホワイトモカか。
おいしい。おっさんには少しあまーい。
最近こういう瓶に入って出てくるのよく見かけますね。
流行りなんでしょうね。

そして嫁さんが半分づつ取り分けようというので
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左はレアチーズ
右はリンゴとバナナのデザートグラタン。
レアチーズケーキじゃなくてレアチーズなのであんまり甘くなく・・ああそうかぁ・・と言う感じ。
グラタンはちょっと予想と違ったというか・・まいいかおいしかった。
反面、たくさんは食えないなぁ感に歳を食ったことも感じる。

窓から差し込む気持ちのいい日の光は、時間とともに弱まりながら移動していった。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=683&v=DJU51YbJeMM
これはブラームスの
ハイドンの主題による変奏曲
その途中、第7変奏。
今ではこのテーマを書いたのはハイドンじゃないという事が判明しているんだったと思うけどそこはまあ大した問題じゃないですね。

むかしコンサートでこれを聴いていた時、第7変奏に入ると気持ちのいい日の光が入ってくるのを見たような気がしたのを思い出した。
指揮はクリストフ・エッシェンバッハでオケはよく知らない名前だったけれど別に誰でもいいと思って聞きに行ったんだと思う。舞台上に音大を出たばかりみたいな若い人が並んでああそういうのかと思った記憶がある。
今調べると毎年世界中の若者がオーディションで選ばれみたいな音楽祭用臨時編成オケのようだ。
才能のある若者にチャンスと経験の場を与え・・みたいな役割を持っているんでしょうね。
あたりまえだけど技術的な問題なんてすこしも感じさせず同じブラームスの4番の3楽章では地鳴りみたいな響きを聴かせていたのも覚えてる。
あれから15年くらい、若かった彼らは皆どこかのポストについて頑張っているのかな?そうでない人もいるでしょう。

その後、ドイツから来たオケのブラームスを聴いてそんなもんぶっ飛んじゃうような地元の底力に圧倒されたりもした。パワーの問題だけじゃなく、オケ中みんなが大好きな自分たちの音楽!と思って歌ってる感が爆発してたのね。

音楽家といえば、
音大生の中にクラシック音楽が好きな人間なんかほとんどいないらしいことを聞いた。
まあ、そりゃそうだろう。
ということはそういう人たちのその後である日本のプロオケも仕事でやってるだけで実はクラシックなんかほんとは嫌いなんですかね?
そんなの当たり前なのかもしれない。
実際、そんなの事に関係なく聞えてくるものがよければそれでいいはず。
好きと仕事として成り立つことは全然イコールじゃないのも当たり前。

一方、人と接することをせず妄想ばかりしていた子供の頭へ音楽が入ってきた。
自分の中に形成されていったその素晴らしい世界はしかしいびつなものだったのかもしれない。
私は今でも音楽を人知を超えた幻想空間上に存在する崇高なものとして変態的にとらえているところがあると思う。
神々の世界から漏れ聞こえてくるようなそれは、実は好きでもない人間がテクニック商売の延長でやってるんだとかいう話を聞かされ大事なものを汚されたような気になったことがある。
あれからコンサートに行ってない。

こんなことを言ってみれば馬鹿だと思われるのもわかるけれど、いいじゃないブログだし。
音楽は選ばれた専門家に任しとけ、素人は黙って聞いてりゃいいんだみたいな言いようが時々鼻につく指揮者の岩城の本がそれでも読んで面白いと思うのは、やっぱりクラシック音楽への愛情が感じられるからだと思う。

この日はまた久しぶりの平日休みが取れた日。
後で調べるとこのお店、休日は待ち客が出て入れないとかみたいだ。
同じお店でも曜日や時間で全然違う表情を見せてるんでしょうね。
人間が苦手とか言ってる人間には平日休みはいろんないいお店へ行けるチャンスで大変ありがたい。

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いろんなチーズを売ってもいるらしく買いに来てる人もいた。
本当なら美味しかったぁとか言って何か買って帰るところだろうけど、おなか一杯になりすぎちゃってそうはならず。
店主はなんか業者さんとずっと話し込んでいて・・多分建物関係の人?
このお店まだまだ始まったばかりなんでしょうね。
意気込みみたいなのを語っていた・・
お店出すってリスクもあるし覚悟がいるよね。
隣に生産設備みたいなのガラス越しに見えて。
工場と言ってもそんなに大規模にやるわけでもなく、ちょっと造って・・みたいな感じみたいだ。
自分の信念と自信と希望を持ってそういうのに突入していく人ってすごいと思う。
このお店が末永くみんなに愛されるお店となりますように。


2557.png
河口からの距離でしょうか、お店のそばには安倍川。
でっかい川ですね。
殆ど水がないように見えるけどこの川は水が地下というか砂利の下をながれているんだそうだ。

本当のことをここで正直に告白すると
安倍川もちのがよかったかなぁ・・とか思ってた。
土産で買う安倍川もちにはないわさび醤油のからみもちというのを食ってみたいんだよなぁ・

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帰りに見かけた桃色富士山。

Tag:ブラームス  Trackback:0 comment:0 

身も心も暖かい日に当てて干したい布団みたいに

楽器のレッスンは隔週なんだけれど先月は風邪や出張などいろいろあり後半2週連続だった。
練習していたところ調子もいい気がして調子にのっていった後半2回目。
冒頭から変な音しか出ず・・先生にいろいろ言われるがどんどん変になっていく。
先生もちょっと苛立ち始め・・ああやっぱり俺の俺パターンだなぁ・・こうなっちゃうのかぁ・・
と、ふと先生が、リードがダメになってるんじゃないですか?
新品に変えてみてください・・・
帰ると少しまともな音が出・・先生のリードをお借りして吹いてみるとびっくりするような音が出て・・

リードが大事なんていうのはきっと基本の基本の初歩。
そんなところでおかしくなってるのは・・
とかいうので時間の大半が終わってしまったのだけど、その後ちょっと持ち直したため気持ちも何とか持ち直して終われた。

レッスン自体は30分なのだけど、そこだけで終わりじゃなく前後の時間はずっとつながった巨大なレッスンだ。
ひいて見ると、あの時自分は何を感じなにを考えどうしたいと思ったかが見えてくる。
そしてそこに子供のころからかかえた自分の問題や弱点も見えてくる。
いつもと違うのは、ではどうすべきなのかが見えていて、そうなれるように努力しようとか思っていることか。
具体的な楽器の練習という行為のほか、人間の練習でもあ・・また馬鹿が大げさなこと言ってると思うんでしょう?

ブログはだいたい1週間遅れというか。
先週末は体調が中途半端に悪く心も体もOFFにしていたのでさえない感じで終わってしまった。

ちょっと遠くへドライブに行きたいなんて思って出かけたはいいけれど予想以上に体が弱っていてダメだこの辺りでいいにしよう・・
調べて見つけたお店に行ってみれば駅のちかくで駐車場がない上に並んで待ってる人がいる・・なんだと車を走らせ見つけた近くの店はちょっとあれな感じ・・それじゃと見つけたお店はもうすぐ閉店時間・・あ・・・ダメパターンだ。
今日はダメだ・・まいいやさっきのところ戻ろう。
2534.png
戻ってみるともう待ち客はいなくてすぐ席に座らせてもらえた。
女性向けの店でそれ系のメニューの中から選んだチーズとトマトのオムライスだったっけ・・
ノーマルでよかったかもな。
お店からのサービスで少しだけごはん多くできますよと言ってくれたのでそうしてもらった。
その量でやっと男的にはちょっと少なめの・・くらいの量かな。

2535.png
たくさんいた若い女性客はみんな帰っちゃった頃の図。
お店の人はみんな一生懸命な感じだし丁寧で非常にいい感じ。
予定と違うけれどまあいいか。

次の日はもう出かけるのもやめようと思ったのだけど犬と散歩には行かなくちゃの図。
2536.png
あたり一帯くもってんのにあそこだけ日が当たってステージみたいだ。
富士山は雪がなく、なんだかすごい形相だ。
そして、寒い。

2537.png
犬は楽しそうだからいいか。


https://www.youtube.com/watch?v=wZOL-l_RC-o

散歩中、何の根拠もなくこれが頭の中を流れてた。
ほんとは流れてたのは3楽章だけど。Youtubeになかった。
スターンのブラームスといえばオーマンディとやった方が有名なんでしょう。
むかし度のレコード屋にも並んでいたメータ・ニューヨークフィルとの盤は黒歴史みたいになっちゃってるんですか?
私はこれでこの曲を知ったので今でも聴きます。

はりきって毎日行ってた楽器の練習も休み。
音楽聴くのも休み。

2538.png
この雲、犬の顔みたいいじゃない?
子供のころからなにぼーっとしてんだ!と馬鹿にされてきたけれど、
ぼーっとしてる方がこういうのが見えていいよ。

この時寒かった。
寒い時の空ってつーっと抜けていくようでなんだかいいですね。
でも寒い。
次の一週間は人には言えないくらいたくさん着込んで仕事に出かけた。
咳がでたりすれば顰蹙を買うからマスクをしてみたりして・・
マスクするとまたあったかいんですよね。
それだけじゃない。マスクが自分の不都合をみんな隠してくれるような気がする。
心の中で違うことを考えてるのもバレない気がする。

なにいってんだこれ。
心の中の湿ってるところを干したい。
ふかふかにして、またがんばりたい。


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unagi

Author:unagi
どうも発達性協調運動障害(DCD)じゃないかと思います。
クラシック音楽が好きです。

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