消したい思い出と最初から消えてた思い出

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犬のあのピンクを新調した。
最近は年寄りぶって今日は歩けなーいとか言うけど騙されちゃいけない。
スイッチが入れば走り回ったりするんだから。そういうの見るとちょっとうれしい。
この日雨の予報だったのにいい感じの秋の青空。
どっかでかけないともったいないな。
有効期限の迫ったプレミアム商品券消化のため近いのに行ったことがなかったレストランに・・おいしいと言うレビューの間に接客態度で気分が悪いという話が一つや二つじゃないのが気になってたけど。
行ってみると店の入り口に立ってる人、戸を開けるとちっちゃいとこで窮屈に待ってる人多数・・ほかいこ。
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ほんとにすぐそばで。
文化センターみたいなのに小さなレストランが入ってというのは定型フォーマットみたいなもんなんでしょうね。
お店は初めてだけどここ自体はほんの数年前に何度も来てた。
だけどみっともなく終わってしまったそれは黒歴史となってここも近寄りたくな・・こういうの傍目には馬鹿じゃない?くらいなもんでしょう。
もう、いいだろう。
毎週のように見かけつつ一度も入ったことのなかった店の入口を入ると
隅の方に間仕切りがあってその向こうに段ボールが積んであったりする感じとかいかにもこういうとこって感じね。
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窓というか富士山を眺めながら食べられる席もあったけど雲に隠れてるし毎日見てるもんだし嫁さんの意向でこの席。
なんか固いデザインで病院か事務所みたいだけどでも明るくていいじゃない。
具体的に見覚えのある窓の外の景色にいろんなことを思い出しそうになるけどとめる。都合のいい美談みたいなのが出てきかけてるのがわかる解るけど勘違いだし自分を腐らせるから絶対駄目だよそんなの。
しかし消してしまいたい記憶も今へつながる大事な布石なのかもしれない。お前一回実際にダメな事を体験しといたほうがその先間違いがないだろと誰かが導いてくれたのかなと思ってみたり。

ここの多目的ホールは昔から自主公演で有名な歌手が来たり結構いろいろやってるようだ。クラシックもあるのかもしれないけど私は10年以上前に一度行ったきり。なんでかとかはいま書いたら余計だろう。
市内の中学校の吹奏楽部とかもここへきてなんかやったりするのかもしれない。
私の時はこんなものはなくて、高度経済成長期の前に建てられた小さな公会堂というか市民会館だったかな。
すごく狭いところに詰め込まれという印象で記憶されたそこでの演奏が最後となり引退というのをなんとなく覚えてる。
下級生たちとティンパニとかバスドラなんかを片付けている間に3年生全員がどこかで最後の記念撮影をしていたのを終わってから知った。憤慨しかけ、まあ俺らしいかなと思ったような。
卒業アルバムの部活かなんかのところに私は存在しないはず。
もうどっか行っちゃったアルバムに誰も気づいてないけど実は自分は載ってないという事実が私の中で忘れられない思い出。
なに思い出してもくだらねーなしかし。
とはいえあの頃は変な病的卑屈にはなってなかったし、なんだか楽しかったような印象もあるか。もう頭の中クラシック音楽で埋め尽くされていて、ブラ4は中2くらいから毎晩聴いてた。

https://www.youtube.com/watch?v=yDSJ5nYkUnM
ブラームスは交響曲第3番の最後で自分の人生を悟り受け入れたことを告白していると私は思ってる。
その先、人生の冬を見た者によって書かれた交響曲第4番は浮かれた気分でニコニコ聴くような曲じゃない。
だけど私は人生なんて訳も分かんない13歳ごろにこの曲にはまって、いい曲だなんて思ったりしていた。
あれから33年たって当時わからなかったことを感じるようにもなったけれど、この曲に対してあの頃感じ考えたことは今でも変わらない。
大好きな曲だから何度か生で聴きに行った。
ブラームスの交響曲第1番はどんなに優れた再生環境を持っていたとしても、生で今目の前に生まれる歌や爆発に遭遇すべき現場で体感したほうがいい曲だと思う。他のどんな曲も基本的にはそうだけど。
ブラームスの4番は、一人部屋に閉じこもって聴いていてもいい曲のような気もする。

ほんとは、この日近辺で聴いた別な曲を貼ったんだけど偶然なのかいらん思い出を引っ張り出して絡めるような内容になっちゃうのでやめた。
その曲が教えてくれるのは光を失ったなんて言ってると命もどんどん散ってなくなっちゃうよ。いいからはやく別な新しいものを探せよみたいなこと。
考えてみればブラームスも他じゃダメだった人だ。

女性好みな野菜中心的なメニューがいくつか
限定のなんとかは終わってるそうなので頼んでみた彩プレートというのを頼んでみる。なんか知らないけどいろいろ入ってそうだし。
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あの鶏のから揚げに見えるものは大豆のなんとかなので精進料理かと思ったけど小魚がいるしパプリカの横にウズラの卵があるか・・でもそれ風で。
大豆のなんとかから揚げはしょうゆとショウガを効かせ竜田揚げみたいな味付けになっていて不自然さは全くないし満足感もあっておいしい。これができるなら肉なんかいらないんじゃないの?くらいの。
なんか、お浸しとか美味しかったなぁ・・こういうもんがいいなと思うような歳になってきたのか。
そのうち、肉はあんまり・・とかいう日が俺にも来るのかな?
BGMとして地元のFMが流れてた。
別な超絶おしゃれカフェではちっちゃなラジオからいい感じでこれが流れていて、ああいい時間と空間だなぁなんて思った。
同じ局なのに低音を不自然にブーストした音が馬鹿でっかい音量で流れてるとなんとか流通センターのたたき売り八百屋みたいな雰囲気になるのね。
それを嫌だとか悪いとか言おうとも思わない。いろんな人がいていろんな好みがあると思う。
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冬みたいな柔らかい日差しと、のどかな景色がいいじゃない。
サクラって9月に入るとカレンダー見てんのか的に葉を落とし始め4月まで半年寝てるのね。なんて言ったらサクラは怒るかな。
気分も日差しみたいに柔らかくなってきた。
ごはんって、気取った店の高いやつとかじゃなくても幸せになれるのね。
一人で食べに来る人がいてみんな結構遅い時間。
ランチ時間の終わりが見えると早くしろとかもう来るな光線を店員が照射する店もあるけれど、ここはとっくに時間過ぎてるのにみんなゆっくり食ってた。
なんとなくいい気分で店を出る。
あえて、写真をあんまり撮らなかった。
場所から私が誰だか特定されると・・みたいな意識が裏にあったと思うけど実際こんなブログを見てそんなことをする人はいないいだろう。
まだ、頭は過去に縛られおかしいままだと思う。
まいいやちょっとドライブしようか・・どっかカフェにでも

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^^ に助けられる

悪かった天気が急によくなり
久しぶりに犬と車でどっか出かけようかというところ
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お茶の花が咲いてた。
あれ今頃なのか。
みつばちが出たり入ったりして。
茶の花は木が弱ると出てくるもので茶園では咲かないなんてのをどっかで読んだらちょっと・・
主がいなくなって荒れ放題だったけど最近また人の手が入るようになった。
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彼岸花も咲いてた。
私の幼稚園の先生はお姉さんみたいな人じゃなく経営するお寺のおばあさんで、彼岸花とは言わず別な名で呼んでいた。
私は教えてもらった名を守ろうと、みんなと同じようにに彼岸花という名前で呼ぶことを長く拒否し続けてた。
でももう何て呼んでたか思い出せない。
曼殊沙華じゃなかった気がするんだけどなぁ・・
幼稚園で自分は人から聞いたことを正しく理解できずちょっとおかしいんだなと思った具体的な記憶がはっきりあるけれど、でもコンプレックスでつぶれたりはしてなかった。もしかするとそこに先生のフォローがあったのかもしれないなと今ごろ思う。

この後コンビニに行って昼飯を買い・・・
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山奥で食った。
ここがどこなのかと何故来たのかが私の中で重要なんだけど以前書いたらものすごく反応が悪かったので省略。
食べる場所が安定してないのと腹が減ってたのとこれでブログ書こうと思ってなかったから写真も撮らなかったけど
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たらこスパゲティを知ったのはいつごろだったか、私はなんでか知らないけどそれをずっと拒否し続けてきて、食ってみたのはつい最近。
おいしいのねこれ。
蓋に刻みのりの入った袋がテープで止まってるのを見た記憶はあるけど、かけるの忘れたまま食べちゃったことに今気づいた。
ほっといてもつけてくれるもんだと思ってたフォークがない。て箸で食べたけどかえってしっくりくる感じでよかった。
忘れたのか、嫌がらせだったのか・・いやこれは箸でしょうみたいな人だったのか・・
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なんとなくたらこスパゲティで検索するとその誕生秘話みたいなのが出てきて、昔銀座だったかある有名店で常連客が店主に・・
そのきっかけを作った人客というのがどうも有名な楽器奏者であるらしいことが書かれてあってちょっと驚いた。
この2週間くらい前に読んだプロオケ首席奏者の日記の中に伝説化しているらしいその楽器奏者のことが書かれてあった。楽器をやってる系な人なら知っているはずという前提で自分はその人と共演したことがあるというのを誇らしいというか自慢というかそんな感じで。
自分も楽器をやってる音楽好きはよくどのオケのあの人は・・と奏者の名前を出してどうこう言うのが好きだ。
そういう世界からはじかれちゃって腐ってた私は逆にそういう話を拒絶してきたようなところがあるのだけど、でも何となく誰だかわかる。
30年以上前の音楽に興味を持ったばかりの頃、まだ生きてたその人がテレビに出てるのを見た記憶が出てくる。
名前なんか覚えてないけれど異様な存在感があったあの人で多分間違いない。
番組の司会者も今どき存在しないような重鎮だったけどクラシック音楽の番組だからと格調高い感じで(実際音楽の現場にいる人にそんな人はいないものらしい)持ってきていた古い楽器を指して音は出るんですか?と質問すると火が付いたようにでーるよーと・・その向こうに旧知の中であることや普段どんな口を聞いているか、楽器や音楽をどれほど愛してやまないかを読み取り・・・
そんな記憶からいろんなことを思い出してる最中にコンビニのパスタという全然違うルートからも同じ人にたどり着いちゃったことに驚く。
偶然二つの全然違う場所から始まったものが同じ一点に収束したりするとなんか意味があるのかななんて考えちゃったりするけれど、俺になんか意味のある事なんか来るわけもないかまで考えるとちょっと寂しくなってくる。。


https://www.youtube.com/watch?v=uKhAt-b80mo
確かこの曲について話してたと思う。最初のソロはまず3番にくるでしょ・・とか。もう30年以上だけど昨日のことのようで。
この曲も音楽覚えてすぐ知って魅了された。
胡散臭い作曲家だと思ってたブラームスのイメージをぶっ飛ばしてくれた曲。
貼ったあの演奏、オケはベルリンフィルでカラヤンてのが君臨してたころだけど別な指揮者が降ったもの。
重戦車みたいに始まりマーラーみたいなのが笑うけどまさに若い頃のブラームス何だろうこれがと思うし、それに全く屈しないピアノと合わせこの演奏が好き。
クラシック音楽に興味をもって聴き始めたころベルリンフィルのコンサートマスターに日本人がいた。
テレビで見てると金髪が並んだ中一番目立つところに黒髪のおっさんがいるのはあちらの料理の上に何故か刻みのりが乗ってるような違和感を・・感じもしなかったけど目立って印象には残った。
音楽に興味を持ってすぐ毎週日本のオーケストラの演奏が流れるテレビ番組を見て色々覚えていったので、あちらの人間があちらの感性で感じ考えた音楽を日本人が演奏することに特に抵抗や違和感は持たなかった。
だけど小澤征爾とか内田光子とか日本人演奏家の盤をあえて避けた記憶が・・記憶がじゃなくて多分いまだ一枚も持ってないと思う。聴いてみてやっぱり好みでないから買わないというのはわかるけど聞く前から聴かないというのは理屈上筋が通っていない。そこに自分のおかしな頭が出ているかもしれない。
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富士山は雪化粧か。
音楽家になりたくて音大にいく人は毎年結構な数でいるんだと思う。
クラシック音楽なんか好きじゃないにしろその目指すところとしてプロオーケストラを考える人がいるわけだけれど実現できる人というのはごくわずか、富士山のてっぺんよりもっととがったような狭い狭いところであるようだ。
入れたら安泰じゃなくその立場を維持することもなかなか困難でプレッシャーで精神を病んじゃう人もいるらしい。
昔、音大を出てプロとして食ってく道を模索していたけれど断念して教職へみたいな人と接触する機会があり・・そんなことを思い出したりしてるとまた変なスイッチが入っちゃうからやめ。
思い出したい記憶と会いたいあの人というのがない。
それじゃ生きてないのと同じかもし・
・・・・・・今改行しようとしてキーをまちがえて押したら
^^
が出てきた。
わらってる。
書いてるうちに暗くなってきて、どう締めるんだこれと思ってたけど笑って終わりましょう。

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46の雨

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よく嫁さんが「周りは晴れてるのにうちだけ雨」だとか言いだす。
半分は夫婦間の定型的な冗談でもあるけれど、本気なのも知ってる。
なわけあるかと言いたいところだけど、常にいろんな屋外の現場で働くペンキ屋の親方から山の配置等による気流の関係とかでそこだけ雨が降る場所というのが実際にあるんだと聞いたことがある。
旦那さんとこもそうだね・・
違う場所だけど別な人にも同種の話を聞いた。
私の家は局地的多雨地点であるらしい。
そんなところに住んでるから俺はこんなになっちゃったのかなと思ったりもするけれど、大丈夫ここへ来るずっと前からこんなだったから。
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雨のなか車で走り出すと、ふとむかしの記憶が浮かぶ。
動くワイパーの向こうに見えている街並みは愛知と岐阜の境くらいだろう。
当時休日というものは事実上なく指示があってもなくも起きている以上は出社するのが当たり前だったところ、早朝から携帯の電源を切り寮から逃げたのだった。まだ夜逃げという発想はなく戻れば悪夢が待っているんだろうが今日一日どこにいようがどこに行こうが自分の自由。
と言って楽しく遊びだすとか言う事もない。どこに行きなにをしたいという事もないがとにかく遠くへ行きたいと思った。
山へ向かう高速はわずかな部分しか開通していなかったから途中から山道を走ったんだと思うけれどほとんど記憶にない。
あれはどこだったのか大きな山へぶつかって突き当たりみたいなところ、地図上では峠を越えて富山まで行けるはず・・
でも実際峠は夏のわずかな期間を除き閉鎖されておりどうしてもこの先へは進むことができず、複数あったほかのルートもすべて同様で巨大な袋小路の中に入ってしまっていた。
時間を考えればもう戻る他にはないのだと気付いたときの・・
あれから20年以上たった今、なんでかあのときみたいな気分だ。
違うのは、戻る道はないという事。
あの後の記憶は全くないけれどしょぼくれた感じで来た道を戻ったんだろう。

朝から雨音を聴いたら頭の中にブラームスの3番の3楽章が流れてきて、
この曲は戦う男のメランコリーだとか雨は戦う男に休みをくれるとか
そんなことを書こうと思ってた。
だけど実際戦ってない人間がそんなこと書こうったって・・

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1130&v=qtEZ_jzeVXA

いや、そうじゃないだろう。
中学生で音楽に目覚めるとすぐにブラームスと出会い、どこで読んだかいろんな人が言う40過ぎてから聴くブラームスって何がどう違って聴こえるんだろう?と思った。
そこを具体的に説明してくれる人はいなかったと思う。
それがすでに答えだったのかもなと思う。
人はみんな違うし積み重ねてきたものも違うから誰かと共有できるわけでもない、その答えはそこへ行った自分にしかわからないんだから。
短絡的な反応が返ってくるのが嫌だけどあえて言えば、ブラームスの3番4番は歩んできた人生に傷や間違いを感じているような人にこそ響くものがあるような気が私の中ではしてる。
でもそれが唯一ではないし、順風満帆私は優れた成功者だなんて自分で言っちゃえる人のブラ3、ブラ4というのもあるだろう。

あまり強い雨だと雨音が邪魔をして音楽を聴くことができなくなってしまう。
でも音楽への没頭を邪魔する明るく強い日差しや外を行く人の声を遮り消し去ってくれる弱い雨は
私の愛すべき味方なのである。

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草のようで

急に暑くなった日。
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こんな亡霊みたいに消えかかった富士山は初めて見た。
暑いとヘロヘロになっちゃうから犬の散歩も近場を歩いていると川沿いの歩道にでる。
2年くらい前だったか、この歩道の目地から雑草が生えてくるのを防ぐためにそれ用のシートをかぶせる処理がしてあった。
僅かな時間と費用で施工完了!みたいなカタログをもって役所の担当課に営業をかける人の姿が思い浮かぶ。
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だけどそんなもん関係ねーやとぶっ飛ばして生えてくるスギナに笑った。
みんなに愛されるつくしが、この憎まれ排除されようとしているスギナと同じであるという事が人間界みたいで面白い。
しかしこれ担当とかの心中を色々と想像すると・・
これとは違うけど昔特殊工法を売り込むため役所を回るみたいなことをやったことがあった。
実際、戦力としては全く期待されておらず名刺を積んでくる要因になればいいや程度でしかなかったと思うけれどそんなこともわからず真剣にやろうとして。
それで、
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アスファルトも斫ってこんなコンクリで完全にふさいでるところがなんだか
頭に来ちゃって徹底抗戦な感じでまた面白い。
だけど草ってこんなもんでも破ったりすんだよななんて思っていると
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いた。

やってる人は真剣で、こんなもん見つけて喜んでちゃいけないんだろう。
草は草で命がけの真剣勝負だったりするんだろう。
今は全然違う業種で全然違う事をやっているけれど4月か5月になるとがちがちに緊張した若い子が飛び込み営業をかけてきたのを見て自分を思い出したことがあった。
自分としては真剣なつもりだった営業活動ではそこそこのリアクションも取れて・・と思っていたけど実際はへんなのがひょこひょこきたのを見てかまってくれたというところだったのかもな。
そうじゃなく見積もりもってこいなんて言われたこともあったけれど自分で見積もりができる段階では全くなく、持ち帰っても誰もそれを真に受けず相談もできないのでそのまま放置したりして・・
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なんかこっち見て笑ってるみたいだね。
結構な成りだけど人が植えた観葉植物じゃなく、勝手にやってきて生きてるやくざな野生系でしょう?


https://www.youtube.com/watch?v=KbOCRBhdmNM
ドイツ・レクイエムの2曲目は「人はみな草のようで」
強く生きるとかじゃなくて、私たちははかなく短い命で枯れてゆくという嘆きでしょう
そしてそれへのその応答があり・・
ドイツレクイエムは死者のためのラテン語によるレクイエムではなく、今生きている人のためのドイツ語による・・なんだけどそのドイツ語すら分からなくても世の中や人間の色々が全然訳もわかんないようなこんな人間であっても、音楽が大きく深く語り伝えてくれる。
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冒頭から散々打ち鳴らされるティンパニの三連音は葬送行進曲のようでもあるけれど若いブラームスの書いたものだもん、これもベートーベンからの運命主題で、こんな重く苦しく引きずるように生きることはさだめられ逃れようのない・・をいきなり全部伝えてくれてる訳でしょう?
ちょっと意外なのは作者自身による2台のピアノ版ではこの三連音が省略されてること。
あれ、これ重要と思ってたのに。
この楽章は若い作者の超絶名作ピアノ協奏曲第1番の前身だった2台のピアノのためのソナタから転用されていると言われていて、残った協奏曲の1楽章でもクライマックスで運命主題が絶大な効果を上げている。
元はピアノソナタの3番みたいな運命運命とずっと連呼してるような曲だったのかな。

この曲に魅せられ何度も何度も聴いていたのももう30年まえなのか。
興味のない人にはクラシック特に合唱が出てくるようなのは不愉快な騒音でしかないことは、かつて自分にもそうだった記憶があるのでわかる気がします。
家族にてめーは第九でもきいてろと馬鹿にされこれ第九じゃないよと思った記憶。
ついでに言うと私はテレビの娯楽番組の音声が聞こえるといら立ってしまう病気みたいなものを抱えているけれど、嫁さんの実家でニュース番組を見ていたら苛立った義母が今すぐチャンネルを変えろと言う。バラエティみたいなのが流れていないと嫌なのだろう。
いろんな人がいて一生分かりえないことは仕方のないことだと思う。
あの頃聴いたのはCDじゃなく映像付きだった。
あの時の団員はもうほとんどオケに残ってないし、この世に残ってない人も結構いるかもしれない。
直後に引退した超絶有名なソリストが亡くなったことを2年くらい前に聞いた。
合唱は音大の学生だったと思うけどみんな今何やってんだろう?
昔その演奏会について検索したらそこで歌ってたという人が見つかったことがあり、そもそも何にもなるつもりのない女性が音大に行ったりするのだという話を思いだ・・と他人についてどうこう言えるような人間に自分はなれませんでした。
でも演奏は真剣なものでかなり感動的だった。
巨大オルガンのあるホールでこれを聴いたときも素晴らしい演奏で感動的な体験だった。
録音で聴くのもいいけれどほんとはオーケストラ音楽というのは現場で体感するべきものだと思ってる。
芸大だ留学だみたいなのは反吐の出る話で聴きたくない。
素人オケでうっかり感動したことがある。
といいつつ海外オケの底力に圧倒され感動というのもあった・・
コンサートも人も嫌いなんて言って腐ってるとあっという間に終わっちまうかもな。
あと30年生きられる可能性はどれくらいあるだろうか?
こんな中身だとそこまで支えきれないのではないかとふと思う事がある。
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道端は花だらけだ。
名前もなんだか知らないけど、いろんなのがきれい。
訳の分かんない私にも花がきれいなことくらいはわかるよ。
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犬と散歩でもしなければこんなもんにも気づかなかったかもしれないな。
犬のおかげか。
庭に生えた雑草を抜くと嫁さんが怒る時がある。
それはきれいな花が咲くからとってあるのに・・
あほかと思う事もあるけれど確かにかわいい花が咲いていたりもする。
人から歓迎され愛でられる花みたいな存在ではない私が生きていられるのはそのおかげかもしれない。



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虹が知らせてくれた

仕事で行き詰っておりいつになく週明けがきつかった。
重い気持ちで家を出ると
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虹だ。
濡れてる虹。暗雲の中にも虹。
心にも虹。
なんかこう・・がんばろうかぁ。
出社ししばらくするとまじかに迫っていた危機的問題が当面回避できることが明らかになった。
解決したわけではないけれどただ何もせず逃げられたのとも違う。
ふっと生まれた余裕に心を覆ってた分厚いくもみたいなものがスーッと晴れるといろいろ見えてきて我に返る。
いつの間にか一人で勝手に追い詰められ関係ない不安を呼び集めておかしくなってた。
書きためたブログ記事が暗い内容ばかりなことが気になり始めたりして。
書き直おそうかぁ・・
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丘の上。
誰もこないようなところ。
天気は下り坂というか曇天だけどまあなんだっていいじゃない。
犬はなんか楽しそう。
ほんとは、
こんなことまで来たからにはパンくれるんでしょう?パン・・・パンは?パン・・ねーパン・・
とかいってぐるぐる回ってるところ。
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これはあげられないよ俺が食うんだから。
これすごいのね、鴨リンゴ。
なんか外国の高尚な料理みたいじゃない。
私は知らなかったから驚いたけど、フルートとハープとか鰤大根みたいな定型的組み合わせなんでしょうね。
醸し出すハーモニー・・とかではなかったけど違和感もなく美味しかった。
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なんかわかんないけどお花。
風に揺れ一瞬日の光が当たるととてもきれいだった。
花はいいよね。
シューマンの歌曲みたいに花がなにか話しかけてくれるようだと今俺まずいなぁというとこだけど大丈夫。
ただ笑って揺れてるだけだった。
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ここにも猪の足跡。
猪が出たら、あの犬が追い払って・・はくれないか。
じゃ俺が闘うか戦えねーよ逃げるよ。


https://www.youtube.com/watch?v=WpmxccEczGc
ブラームスの悲劇的序曲はそんな名前だけど聴いてみると悲しく終わってくようなネガティブな話じゃなく、闘う人の音楽というかベートーベンから受け継いだ非常にポジティブで前進志向な音楽だと私は感じる。
当たり前だけど闘うってのは・・とかはいいか。
前にもおんなじこと書いたけど再現部
さっきまで大雨を降らしていた真っ黒い雲と立ち込める霧のなかに
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ふっと光が差し込んでくる・・ここが大好きで。
朝の虹はここみたいだね。
光に導かれて現れる第2主題は明るく力強く優雅でもありブラームスには珍しく?ブルックナーの第2主題みたいに2つの旋律が相互に絡み合って一つの体をなす・・これは、一人じゃないことが力をくれると言ってるんだと私は勝手に思ってる。
じゃあもう一人は誰かって、具体的な人間でもいいんだけれど誰もいなくたっていますからあの方が・・
最後は戦いは続く!みたいに終わってゆく。
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これ麦かな?
他にも色々あるけど関係ねーや。
無くはないけどまあいいや。
ごちゃごちゃ書いてあったけどみんな消した。
いい景色を見て
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ああいいなぁとか思って。
ほんの一時でも変なことは忘れて。
それでいいね。

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犬がいるし音楽があるから・・

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公園とかじゃなく人なんかこないような山の上の・・で犬と弁当を食って適当に歩いてきた。
うぐいすが艶のある声で歌い足元には何だかわかんないけど小さな花がいっぱい。
勤務先からすぐなのでレッスンのある日の昼休みにここへきて楽器を吹いたりしたこともある。
あるけどその日はぐちゃぐちゃでぐしょぐしょに怒られたりして・・そんな直前にあがいてどうにかなるようなもんじゃないのはわかってるんだけどダメ人間成りに必死だったの。
今はもうしない。
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今、感染症とは関係なくちょっと精神的に圧力がかかったような・・理由は書いたってしょうないみんな抱えてるようなもんで。
逃げちゃいたいけど逃げるとこなんかないよね。
昔ほんとに逃げたこともあったけどすぐに行き詰って戻ってきたりして。
踏ん張ったり受け流したりして何とかうまく乗り切るしかないじゃない。
やれて来たんだし、やれるだろう。
何言ってるか解んないでしょうけど、おうそうだなという人はお互い頑張りましょうね。
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高速道路は路肩をつぶして分離帯の修繕中。
空いていると言えば空いているか。

もっと絶望的にめちゃくちゃに行き詰りここに書けないようなことを考えた日を思いだしてみればこんなの笑っちゃうってのもあるけど、でも人間てそんな1次元的にものを感じて考えて生きてないもんね。
そのめちゃくちゃな時、犬は察して一生懸命何とかしようとしてくれた。
膝の上に乗っかってくれるとかだけど。
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風が吹き抜けるので大変気持ちがいいですの図。
陸橋には昭和43年竣工の銘板。
何となくオリンピックに合わせて開通のイメージがあるけどそれは新幹線か。
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なんかこう外国のどっかみたいに見えない?
みえないか。

ストレスとかいって腐ってても時間の無駄だし楽器の練習しようよ。
楽器、ずっと調子がよかったんだけど鳴りにくいリードを吹いたり先日言われたこととあの時の記憶をやってみようとしたり・・
そんなことやってるうちにいつの間にか変なことをするようにまたなっちゃってできてたはずのリードを使ってもまともに鳴らない?
あ、これ・・
なんだ俺また落っこちちまうのかよ。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=608&v=qtEZ_jzeVXA

ブラームスの第3交響曲の第2楽章は闘う人の束の間の休息みたいな音楽だけど、
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漠然とした不安に包まれて見え隠れするんだよね、
闘う相手の姿が。
それでどうなるのかは終楽章の最後まで聴いてのお楽しみ。
聴いた人の数だけ答えがあるかもしれない。
闘うと言ってもどっか行ってあばれてくるんじゃなくその相手は自分自身。
打ち負かして大勝利とかじゃなくて、良くも悪くも最後にはすべてを受け入れるときが来るんだと、それでいいんだよと言ってる気が私はする。
作者はこの時50くらいか、自分の子供や家庭というものはないのだとあきらめた時と重なっているんじゃないかと勝手に考えているけれど何度も同じこと書きすぎか。
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人がいないはいいけど猪の足跡があったりする。
昔は緊張したけど見慣れて何とも思わなくなっちゃた今が危なかったりして。

で楽器のスランプ再来か・・は大丈夫。
また戻ってきた。
もっと吹きたいと思い始めるところで時間切れ。
時間て勝手に終了時間を設定してるだけだけど。近所から苦情着たら終わりだから。
やりたいと思って明日に持ち越せるものがあるということはとりあえず今日は生きてられるということだ。
そう思えて終われると気分がよく、
解るのか犬がいつもより大げさに甘えてくれた。

俺は落ちないよ。
前に進むよ超絶ゆっくりでも。
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いつも練習を始める時間になってもぼーとしてたら犬が横へきて吠えるんだよね。
あんた練習の時間ですよ。
ちゃんとやんなさいって。
そうかと思って移動するとちゃんとついてきて付き添ってくれんの。
寝てるだけだけど。
こういうの、ネタだと思うでしょ?
犬と暮らしてる人ならわかってもらえるかな?
わかってもらえなくても何でもいいの。
俺がよけりゃそれでいいの。

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時間がない。

学校等と同じく休講になっていた楽器のレッスンが先週再開された。
再開初日が予定日で行ってきたけれど、その後わずかな時間で事態はどんどん悪化しておりイタリアの他各国の状況を見るといろいろ思うこともある。
でも今言いたいのはそういう話じゃなくて、詳細は人にお知らせするようなものではないけれどレッスンというかやってることが微小ながら前進中。
それだけ。

休日は街部を避け人のいなそうなところをうろつく。
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また昔住んでたあたりまで車出来て日にあたりながらパンをかじり、
その後犬とお散歩。
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都市計画道路に切り取られた道路の残骸。
目に焼き付いた思い出も切り取られちゃった。
もういいけど。
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この建物は昔万屋で、トウモロコシをもらった覚えが‥は何度も書いたか。
解体に何年もかけているように見えるのは古材を丁寧に抜き取ってどこかで使おうとしているかな?とか思ったりして。
この狭い道に路線バスが走ってたのを覚えてる。
よく知った子がお母さんに連れられ乗り込んで・・・あのバスはどこへ行くんだろう?と思ってた。
いまだにどこへ向かってたのかわからない。
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家の前に流れる用水路と水辺まで降りられる階段。
最近見ないなと思ったらこのあたりにはまだ結構残ってて何だか懐かしい。
私が子供のころはこんな川も危険なくらい汚れていたけど別なところでおばあちゃんが皿洗ってんのを見た。
大丈夫だったのかなあれ。
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この左側の干上がった溝みたいなのは夏になると田んぼから排出される水が流れるんだけど、このすぐ先で溝はなくなってしまい道路のアスファルトの上を水が勢いよくながれてた。
道自体が水路兼用・・つい最近までそうだったけど今は田んぼもどんどん辞めてるしどうかな。
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あれ?犬は尻尾が下がっちゃってやる気ゼロ。
この用水路も江戸時代くらいに掘られたものだけど、このあたりはちょっと掘れば一面溶岩だらけなので川底は溶岩が露出している。
これも子供のころ散々見て目に焼き付いた光景で・・
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このぶにゅぶにゅっと波打っているのは冷えて固まりながらもまだ流れたようとした様子がそのまま固定されているんだろうけど、それが一万年前の出来事らしいと思うとなんだかしばらく見とれてしまう。
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こんな感じで古いトラックの鎧を渡して橋にしているのも昔よく見かけたし勝手に渡ったなそういえば。
流れている水は遠くに見える山の向こうにある湖からきたもので水を引くため山に長大なトンネルが掘られたのは350年も昔。
それもすごいけれど今でも少しも変わらずトンネルや水路が使われていることに改めて・・
みんなすごいね。
それで私はこの世に何しに出てきたんだろうか?
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人んちに入っちゃだめだよ。
いいねリアカー。
昔、おっさんがタバコ咥えながらカブで引っ張ってたような。
祖母にのせられてボンタン畑に行ったのもあんなリアカーだったんだろう。
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この写真撮ってたらおばあちゃんが乳母車みたいなのを押しながら出てきた。
嫌な顔はしないで笑顔で犬に話しかけてくれる。
80歳は過ぎてるんだろうおばあちゃん。
私がこのあたりをうろついたのはもう40年前だと考えると・・あの頃まだ若くて嫁って感じだったりした?
あの頃俺の年だった人が今80代。
その間あっという間だったことを考えると・・

https://www.youtube.com/watch?v=YPtbsYW_HuQ
晩年、創作意欲が枯れてしまったブラームスにもう一度筆を持たせた奏者がいてこの曲は生まれたとかじゃなかったっけ。

今朝さ、目が覚めた瞬間からあー俺もう人生何にもしないままほとんど過ぎちゃってるじゃないか・・もう戻れないしこの先だって・・どうするの?みたいな気分が勝手に周りに充満してた。
どうするったって、何ができるか・・できることするしかないじゃない。
私はあと何年生きられるんだろうか?
楽器の先生からの時間がありませんという言葉は意外に重いかもしれない。
何をするのにも覚えるのにも知るのにも普通の人の何十倍もかかる私にもう少し時間をください。

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もう終わり?

犬の散歩から帰ってくればもう昼飯にも遅いような時間。
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地元の元商店街の裏みたいなところにあるてんぷら屋に行った。
スマホで何でも分かる時代の波はここにも押し寄せているのか、隠したような場所にあるお店はいつもいっぱい。
たまたま二人掛けのテーブルが空いてた。遅い時間じゃないと入れないと思う。
隣の夫婦はどこか遠くから来たようだ。
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メニューはフライ系と天ぷら系に分かれるけれどミックスフライ定食を頼むとフライ系はほとんど網羅されるのでもうこれ一択。
嫁さんのから揚げが多すぎてまわってくるわけで、すごいボリュームは満足を超えてしまうんだから今度はもっと小さな丼でもいいかもしれない・・・と前回思ったのにまた同じことを凝り返す。
でもこれ!っと決めて頼むのも楽しみだもんね。

私たちの後からもう終わり?と言いながら入ろうとするお客さん登場。
えー・・何人様ですか・・えーっと・・・どうしようかな・・
この店のおばさんは、忙しかったりもう終わるつもりだったところに客が来ると切羽詰まった感がそのまま顔と言動に出ちゃうから・・
お客さんもやめると言わず粘ってる感じでその辺よくわかってんのかな?
しばらく入り口付近で押し問答みたいになってた。
でも、入れたみたい。
わるかったかな?とか言いながら。
知らないとなんだあの態度は?とか思ってしまいそうだけどおばさんに悪気は全くないことが前回判った。
余裕が出てくれば親切で丁寧、いいお店。
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いつもどこへ行っても私たちが一番最後の客になるんだけど。
20年かもっと前、別なところにあったこのお店に入ったことがあった。
若い奥さんが料理を持ってきたと言う記憶があるのだけど、同じ人なのかなと毎回考えながら食ってる。

食い過ぎたので腹ごなしに歩いてみると公園があった。
そういえばこんなところに公園を整備したという話を聞いたのも20年どころかもっと前のような気もするけど実際来たのは初めてか。
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だだっ広い中の美しい富士山もいいけど、
こんな富士山の方がリアルに本音を語りだしそうな気がする。
写真を撮ろうとすると通行人のおっさんがなんで俺の写真撮ってんだという顔をしている。
そういう人よくいるよね。
なにみてんの?みたいなの。
昔頭病気の時はそれに悩まされた。
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ちょっと離れたところにあるこの神社、ここにあるのは知ってるどころの騒ぎじゃないけれど境内に入ったのは35年ぶりかもしかすると初めてだったかも。
田舎のちいさな神社と言えば元旦とお祭りの日以外は締め切られてひっそりとしているもんだけれど、驚いたことに社務所には明かりが灯り御朱印承りますとかお守りとか・・いろいろにぎやかに営業中であった。
社殿も戸が開いて明かりが灯ってる・・

この神社、鉄道を敷くため撤去されることになったとき明治天皇が「あの神社はよけるように」と命じ・・というようなことを昔本で読んだ。
そんな情報がいちいち天皇に行くのかな?ほんとかな?と思わなくもないけれど、祭られているのは鎌倉時代に後醍醐天皇側についた武将なのであって話の筋は通っていると思うし神社も塚もそのままの位置にあることは事実。

鉄道開通の明治22年、1889年はパリ万国博覧会の年でパリにはエッフェル塔が建ち・・それよりエジソンが発明した蝋管蓄音機で世界初のアーティストによる録音、ブラームスのピアノ演奏が録音されたというのが圧倒的に興味深い。
作曲家であると同時に超絶ピアニストでもあったブラームスの演奏と言えば地球外生命体なんかよりよっぽど見てみたい聞いてみたいものなのではあるけれど・・実際、残っている物は劣化が激しすぎいろんな手を使ってみても演奏そのものはもうほとんど聞こえず、今なんかなってたかな?くらいだったと思う。
聞こえたとしてもシャイなブラームスはちゃんと弾かずにやっつけ演奏みたいなのをしていたという話もある。
あんなに見たいと思ったのに、みえちゃったら・・みたいな話はいろんなところにあると思う。
こういうのは聴こえないところにロマンがあるんだろう。
最後の交響曲第4番はもう数年前に完成してた。
どうしても結果というか後ろから眺める格好になるから最後の交響曲が作曲家最後の姿であるような気がしてしまうけど、
でも違うのね。
単純に残された時間がなく書けなかった・・のではないのね。

https://www.youtube.com/watch?v=P0rnjsclOlo
5番として準備していたものが二重協奏曲に転用されているという話も有名。
これを聴きながら第5交響曲を想像してみるのも楽しいけれど、
でも幻の交響曲第5番は、聴けなかったからいいんだろうなぁ・・

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さくら

明治天皇があそこはよけなさい・・というのを本で読んだのは中学生のころでクラシック音楽とか言い出す少し前だ。
そのころはそんな本読んでるとかじゃなくてスポーツとかカラオケとかファミコンとかテレビドラマとか外へ出て人とぶつかり・・と思うけれどもうその時点はそんな人間になっちゃってたんだからしょうがない。
じゃあどこまでさかのぼれば間違ってない自分があるのかと考えると、生まれない方がよかったということになっちゃうので考えない。
自虐癖で自分が重要なわけがないと思っているし、自分の地元に歴史的に重要な何かなんてあるわけがないという思いもあるかもしれない。
でもそんなことはないのか。
考えてみれば重要でない人とか重要でない場所なんてこの世にはないのかもしれない。
そういう事にしたい人間はいると思うけれど、そんなの関係ないんだから。

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シュトーレンと決まり事と思い込み

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冷やして冷蔵庫から出したてですみたいな富士山。
ブログはだいたい1週間遅れなのでこの時まだ年末だけど。
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海に行ってみると浜も台風で流されてきた漂着物で埋まってた。
そのほとんどは竹。もしかすると網目のように根を張る竹で堤防を守ろうという昔からの知恵的な話があったりするのかな?
この後近くのシフォンケーキがおいしいカフェへ行ってみると駐車場は満車。
あ、人が出てきて空いた。と思うと都会ナンバーの車から出てきた若い人がこっちが先だと店内へ入ってゆく。
なんとなく店へ入ってもいい思いをしないような気がしてそのまま家へ帰った。

・・・いやそれじゃ記事になんないじゃん。
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先日ドイツのシュトーレンというのを初めて知ったような気がしたけれど、10年ちかく前の正月旅行の写真をみてたらそこで食べてた。
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別な写真の黒板によるとこれは
クロプセ(ドイツのミートボール)ライ麦パン付き
だそうです。
クリームシチューみたいだけどもっと素直に牛乳っぽかったような記憶。
素朴でおいしいけれど当時の自分には少し足りなかったかな。
ブラームスもこんなの食ってたんだろうなぁと思う。
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食事に続いて写っているのはシュトーレンだ。
このころ貧乏性で食事に続いてケーキ頼んだりしなかったと思うけど、旅行気分なことよりメインが足りなかったのかも。
わー素朴で家庭料理っぽいなとか思ったような記憶がある。
あの赤いゼリーみたいな物体は先日食ったやつにもでっかく入ってた。
わかんないけどあれは絶対入れるという決まり事なのかな?
クラシック音楽もただ何となく書かれているんじゃなくルールというか決まりごとがたくさんあって、作曲家はそこを踏んで曲を作るのね。
そして聴き手もそこを踏んで聴いてゆく・・ルールがあるからそれをあえて無視したり壊すことに価値や驚きが出てくるわけで。
お菓子の世界にもきっとそういうのがあるんでしょうね。

https://www.youtube.com/watch?v=c7oZFVs_Ixw
ブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」、初めて聴いた盤はちゃんとしたのがYoutubeになかった。
この人は冒頭のトリルをロマン派音楽の定型通り下の音から始めているけど、私が最初に聴いた演奏はトリルを上から始めてる。個人的な趣味とか何んとなくとか言う事じゃなくてヘンデルのトリルはとか学術的根拠みたいなのに基づいてそうしてるんでしょうね。
変奏曲というのは制限された小さな枠の中で作曲家としての技術とアイディアをどれだけ多彩に提示できるかという事が露骨に試される音楽なんだけれど、若いブラームスはそこに作曲家として答えるだけじゃなくヴィルトゥオーソピアニストとしての超絶テクニックも見せつけてくれる。
この曲は弾いてるところをまじかでガン見するか楽譜を見ながら聴くととても楽しく大きな満足感をくれると思う。
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一見シンプルなようだけどペダルなしでpのレガートでこれってすごく難しいんじゃないの?
すかさずそんなの中学生でも弾けますよとか刺すように吐く人がここを読むかわからないけど、いりませんそういうの。
ほんとに面白いのは指が回るかみたいなのじゃなくてどんな仕掛けが仕込まれていてそれをどう聞かせてくれるのか。
同じ素材からうまれてる多彩な音楽の持ってる可能性をどれだけ広げて聴かせてくれるか・・まわりくどいか、どれだけはっとさせてくれるか・・とか。
本当は自分で弾けたら一番いいんだろうけど、残念ながら月へ行くより遠い。
続くフーガを初めて聴いたときにはバッハみたいなフーガを期待していたのでフーガがあんまり展開してかないことに不満を持ったりして・・書けないんじゃなくてこの曲でやりたいのはそこじゃないんでしょうね。聴いてるだけだと何の苦労もないけどあれだけの変奏を弾いてきた後にこの音だらけのフーガを弾くためには体力勝負みたいなとこもあるんでしょう?
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弾けないし弾く気もない人にはなんてことないように見えちゃうけど、結構疲れてるところでこれってじつはすごく大変なんじゃないの?それでこの先もっとでっかいのが来るわけだ・・
ブラームスはテクニックひけらかし音楽を軽視し・・という事になっていてその通りだとも思うけれど、リストとは違う形で若いブラームスも攻めてますよねこれ。
初演したのはクララ・シューマンらしいけどああいう人は初見でいきなりすごい演奏をしちゃったりするんでしょうね。
当時世界最高のピアニストの1人でもあったらしい彼女はお母さんでもあったわけで、家族のために飯作ったりしたのかな?やっぱり家政婦みたいな人がいたのかな。
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確か奥さんが日本人で旦那さんがドイツの人じゃなかったかな。
ストーブに薪をくべに来たときに一言こんにちは
それだけ。
Wi-Fi使えますみたいな表示にふーんなんて思ったり。
自分もスマホを使うようにはなったけれど、いろんなものに目も耳も塞いでしまう世捨て人感はあの頃よりさらに進んじゃったかもしれない。
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滞在中何度かここへ行ったのでお店の人が嫁さんに話しかけてくれたんだけど、小さく慌てた嫁さんがありがとうございましたと返してしまい会話終了。
お店の外にはライブカメラが据えてあって仕事中いつも見てた。
お店と手前の駐車場が写ってるだけなんだけど、ああ雪降ったなとか客が来たな、帰ったなとか・
そんな話をしてみたかったけど、なんとなく場が終わっちゃってて自分も店を出ちゃった。
調べるとカフェはもうやめちゃったみたいだ。
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戸の前にはお話の中に出てきそうなでっかい犬が寝そべって、優しい表情を見せてくれた。
毎日ライブカメラを見ていたから、お店の人のコメントであの犬がこの数日後に亡くなってしまったことも知ってた。
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北海道も簡単にはいけなくなってしまったけど、ドイツ家庭料理のお店とか行ってみたいなぁ・・
近くにあったんだけど、入りづらいなんて思っている間に閉店しちゃった。
ほんとは入りずらいんじゃなくて昔の呪縛を引きずって車から降りたりできない地帯ってのがあったんだけど。
あほみたいな頭だと損ね。
何でイタリアンばっかりあるんだろう?
ドイツ料理じゃ地味でお客呼べないのかな?
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最近、人間拒否症みたいなものがまた悪化していることに気付いた。
インスタ映えの見本みたいなイメージの美瑛にはもう近づけないかな?
頭がおかしいと損ね。
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人生は一度きりだし、狭い範囲に閉じこもっていないでいろんなところに行くべきだと思う。
ほんとは行きたい。
行けばいいだけなのにいけないとか言ってるこの頭は損ね・・
・・・だから、こうなんでも否定形で考える頭と神経だから何をやってもまともにできないんでしょうね。もう意と無関係に神経自体ができないと思っちゃってんだよきっと。
まあ、そんなに自分を悪く言わないで、
ここでだけでも考え方を変えてみましょうか・
あのとき美瑛に行けて、素敵なお店にも行けてよかった。
いい思い出を持てて、私は幸せ。

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クリスマスとありがとう。

クリスマスイブは飯でも。
絶対に混んでることがないあのお店がいいな。
嫁さん曰く大きな窓から客席に人影が見えたらしいけれど
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やっぱり誰もいなかった。
窓際に座ってたのはお店の人?
入ると目の前にはクリスマスツリーがきれいに光ってた。
古いけれどちゃんと動くらしいエアコンが全開で部屋は暖かい。
接客は丁寧でどの料理を頼んでもちゃんと出てくる。
間引いた料理からお皿の上に原価低減の文字が透けてみたいなこともない。
どこにも怪しいところはないんだけど、いつも人がいない。
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席に着いたらいつもは閉め切ってるカーテンをサーっと引いて開けてくれた。
!・・ちょっと感動的だ。
なんか気の利いたこと言う場面なのかな?
小さくおーとかいって見せるジェスチャアで精一杯です。
超絶夜景とかじゃないけれど、なかなかきれいだよ。
どうでもいいけどガラスに気付かず鳥が激突した後がその形のまま残ってた。
失敗もないだろう今日はこれにしてみようかなんて適当に頼んだ料理は
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なんかジュー!とか言いながら出てきた。
美味しかったよ。
BGMはいつものショパンだけど今日は音量控えめ。
綺麗な夜景と暖かい食事と静か世界・・他に誰もいないし多分来ないだろう。
貸し切りというか・・
ルートヴィヒ2世 みたいじゃない。
なんて言うと舌打ちしたり馬鹿にしたような顔をされるとこの頭は警戒信号を出してくる。
大丈夫誰にもそんなこと言わないから。
人を避けて生きてきてしまった理由はそれというわけじゃないけど、こんなになちゃってもいられるところでできるように生きて
結構幸せだよ。
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ありがとう。
嫁さんはやっぱり次行きたいみたいだ。
また今年もあのお店。
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あーあったあったクリスマスパフェ。
値上がっちゃってるし。
値段はともかく、パフェは食えないなぁとか思ってしまうのはいよいよ歳のせいでしょうね。
嫁さんは食いたかったようだけど。
本日のケーキについてお店の人が説明してくれる。
このシュトーレンというのはドイツでクリスマスに食べるお菓子で・・
あ、何だか知らないけどそれにしよう。
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あなんだこれパンじゃねーか・・
なんて言わない。
そのまま食べた一口目は確かに素朴というか無骨なドイツって感じ。
バニラアイスを乗せて食ってみましょうか・・あ、おいしいじゃないこれ。
ブラームスも子供の頃にこんなのを食ったりしただろうか?

https://www.youtube.com/watch?v=wuHvpXmRym4
第九じゃなくて。
宗教も人間の優劣も劣等感もなにもかも超越し生きている事の意味を教えてくれる・・いやそんなどっかの解説で読んだようなことを並べなくていいの。
歌詞がどれほど重要かというのは承知しながらあえて言うと、
音楽のすごいところは言葉なしで言葉以上のものを伝えてくれるところだと思う。
もっと言えば作者や演奏者の意図した何かが全く伝わっていなくても、聞いた自分の中に何かが生まれればそれでいいし素晴らしいじゃない。
音楽を聴きにこれたというだけでもこの世に出てきた意味はあったと思う。
もともと好きな音楽について何か書くつもりで始めたブログだけど、どっかいってなんか食って来たブログみたいになっちゃってますね。
変なもんにしか見えないかもしれない嘆きにも拍手ボタンを押してくれた人ありがとう。
音楽に興味のない方にも読んでもらえてることはとてもうれしいことで、心の支えとなっています。
読んでくださった方々、どうもありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
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来年が皆様にとって良い年でありますように。

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