またマーラー ソロの位置

マーラー 交響曲第9番第2楽章
後半に出てくるヴァイオリンソロですが、この楽譜は古いものなのでしょうか、”第2ヴァイオリンソロ”
となっています。
しばらくワルター・コロンビア響を聴いていて、この盤ソロは第2ヴァイオリンの位置から聴こえてくるのでそういうものだと思っていました。
でもコンサートに行ったら普通にコンサートマスターが弾いていてびっくり。
楽譜が改定されて普通のソロになってたんですね・・
お前が知らないだけだろ・・ということですが、
ここ、いろんな演奏を聴くときどっちが弾いてるか興味対象箇所ですね。
もともとなんで第2なんだ?というのもあるでしょうが、あえて第2ヴァイオリンがちょっとよちよちな感じで・・っていうのもなかなかいいと思うんだけどなぁ・・・
なんでこうなっていて、どうして変更されたんだろう?
この曲、ほかにも思ってるのと違うという場所があります。
またチャイコフスキーで

この際もう一つチャイコフスキー。
交響曲第1番の冒頭ですが、2つのヴァイオリンパートが音を入れ替えながらサワサワしています。
トレモロとは違うこの効果を聴き取ってやろう。と思ってしまいます。
冬の日の幻想ってタイトルがいいですね。。この曲
マーラーのティンパニ2台続き

マーラー交響曲第1 番終結部
2 人のティンパニ奏者が交互にD をロールしてます。同じ音ですが実演だと奏者の腕の大きな動きが入れ替わるので視覚的効果が絶大。こういうのよくありますよね。少なくともマーラーには。
オーディオ的になんとなく同じところから音がつながって聞こえるとがっかり。
こういうの興味のない人にはくだらなく見えるんでしょうね。
だけど作曲者があえて指定しているだもん、この曲、この音楽の大事な要素の一つですよね。
マーラーの第2ティンパニ

マーラー 交響曲第1番 第4楽章 冒頭
ティンパニーが2人で同じ音をたたいています。実演を聴きに行くとそれまで沈黙していた第2ティンパニーが急にうなりだすことで何かとんでもないことになっちゃった感が目からも入ってきます。
うちのオーディオだと視覚的情報は全くありません。
オーディオがチープだとただティンパニがでかい音でたたいているようにしか聞こえません。
ここはしっかりと2台がたたいていることが音色だけでなく、発音している場所からもわかるとうれしい。
でないと楽譜が、マーラーの書いた音楽が再生されたことにならないから・・