ベルアップ!

マーラー交響曲第8 番第1 部開始付近
ドイツ語解らないけどベルアップしろって言ってるんでしょこれ。木簡やホルンにそこらじゅうで見かけます。
これは実演だとほんとに効果的。
視覚的に、「今色々やってますがここで聴いてほしいのはこの楽器ですよー!!」ってマーラーが言ってるのが見える。
音量も音色も変化ししなくても目立ち感が10 倍くらいになります。
でもこれだけは録音だとわからないですよね。。
この部分、実演で聴いたとき木管が「これからこの曲、このメンツでやってくからよろしく!」と言っているような気がした。
そんなこと言ってないんだろうけど。
マーラー交響曲第3 番のコントラバス

マーラー交響曲第3 番第6 楽章
愛の楽章ですが何度か悲しみの底へ落ちます。
落ちたところ、コントラバスとヴァイオリンが同じ音を弾いてる。
ここはとても効果的。苦しい、しぼりだすような叫び!
実演に行って驚いたのは、このコントラバス、高い音のせいか奏者が前のめりいなって指を抑えていた
それが視覚にはいることでこの叫びが強調されて聞こえます。
マーラーの巨人で気になるオーボエ

マーラー交響曲第1番 第4楽章
鳥(Fl)が鳴いていますが、注目したいのは2本のオーボエ(2段目、3段目)です。
ここは普通に聞いていると

こういう5度でハモりながら下降する音型が聞こえます。カッコウの声の変形かな。
楽譜も普通はこうなるはず。
でもマーラーの楽譜は2つのパート間で主役が入れ替わってるんですよね!
こんなのを見ちゃうと
なんでこうなってるの?
吹きにくくないの?
だからわざとそうしてるの?
どんな効果が出るんだろう?
実際どう聴こえるんだろう?
と盛り上がります。
で、この部分、注意深く聴いてみると確かに何か違う気がする・・・