マーラー交響曲第2番「復活」3楽章冒頭のティンパニ
マーラー交響曲第2番「復活」の第3楽章スケルツォの冒頭・・

花の香りで満たされていそうな第2楽章・・その空気を突然打ち破るティンパニ・・・ちょっと怪しい感じでいろいろ集まってきて始まっていく音楽・・
ここも初めて聴いたときから虜になりました。
象徴的な冒頭2回のG-Cは第1ティンパニが、音楽の伴奏としてのG-Cは第2ティンパニが受け持ちます。
同じ音なので一人がやったっていいし、音楽的にたたき分けるっていうのもできるんでしょ・・
作曲者が2台に振り分けた方が面白いと思ったからこうなっているわけで、ここはティンパニをガン見して面白がらないと・・
全休符の小節に注記のマークがありますね。欄外のKurze Halte! は、短い休み?
ラトルのだっけ、ティンパニ止めようと押さえたのか音程変わっちゃってゴォゥーンとか変なことになっちゃってんの・・

自筆譜を見ると、この衝撃のティンパニ開始、小節ごと削除された部分があって、もっと違う始まり方を考えていたようです。
私こういうリズムを読むのが苦手なんですが・・・これ、なんかへんてこりんだよね・・
ショスタコーヴィッチはこの部分が大好きだったと思います。
自身の問題作交響曲第4番第2楽章の中ほどに・・・

ティンパニだけなら気付かないかも・・というより引用だと思わないでしょうが、このクラリネットそのまますぎでしょ。
それもこんなトゥッティがさっと切れて ! ってとこで・・・
この後もう一回 Pでティンパニでます・・ 冒頭だけじゃなくて後半の再現のとこも意識してるかな・・
ここ初めて聴いたとき本当にびっくりした。引用というより、好きすぎて出てきちゃったみたいな・・・
ショスタコの4番の解説を読むとマーラー「巨人」のカッコウが・・というのは必ず書いてあります。
でもこっちのがすごくない?
マーラーに戻って楽章の終盤、


第5楽章を予告する嵐の後、冒頭のG-Cが再現されますが(ここ最高ですよね!)今度は第2奏者がやります・・・両方主役になれていいね・・・ちがうか。
冒頭の音符は32分音符ですが、再現の頭は16分音符です・・・
再現も32分音符になっちゃっている録音があります。
ティンパニがメロディ-歌いかけちゃうところもいいなとか思ってると、そのエコーみたいな感じでベースが歌いだす・・・
ここで面白いのは始めチェロとコントラバスで2グループに分かれています・・・が・・

音符は同じですが、第1グループにはSpringbogenの指示があってff、第2グループは特に指示がなくてmfです。
Springbogen、弓を撥ねさせるみたいな感じのでしょ・・・これ、楽譜見ないでただ録音だけ聴いてたらわかんないですよね・・
わかんなくていいのかもな、やった結果マーラーの思ったような音楽が耳に届けば・・
マーラーって面白いよね・・
その後2つの分奏は8分音符をPPで、16分音符をPPPで交互に引き分けます。
この曲、この2つのグループが交代でというのをいろんな箇所で見ますが、でっかいコントラバス軍団がこれをやっているのは見た目的にとても面白いです。。録音でも定位感とか音色で分かれて交代・・は再現できるでしょうけど、、視覚的効果が大きい場面です。

自筆譜は分奏してますけど第2グループがmfでSpringbogenでやるのみでした。
やってみたらインパクトなかったから補強入れてワッと出るようにしたということ?
分かれて交代・・は最初からやってたみたい。
もとはティンパニソロのダイナミクスが一段低かったところにも注目したいですね・・・
マーラーの音楽の特徴の一つに極端なダイナミクス、唐突に出てきたり消えたり・・というのがあってこの2番もにもたくさんありますが、その感覚、演奏経験を繰り返しながらエスカレートさせていったんですね。

花の香りで満たされていそうな第2楽章・・その空気を突然打ち破るティンパニ・・・ちょっと怪しい感じでいろいろ集まってきて始まっていく音楽・・
ここも初めて聴いたときから虜になりました。
象徴的な冒頭2回のG-Cは第1ティンパニが、音楽の伴奏としてのG-Cは第2ティンパニが受け持ちます。
同じ音なので一人がやったっていいし、音楽的にたたき分けるっていうのもできるんでしょ・・
作曲者が2台に振り分けた方が面白いと思ったからこうなっているわけで、ここはティンパニをガン見して面白がらないと・・
全休符の小節に注記のマークがありますね。欄外のKurze Halte! は、短い休み?
ラトルのだっけ、ティンパニ止めようと押さえたのか音程変わっちゃってゴォゥーンとか変なことになっちゃってんの・・

自筆譜を見ると、この衝撃のティンパニ開始、小節ごと削除された部分があって、もっと違う始まり方を考えていたようです。
私こういうリズムを読むのが苦手なんですが・・・これ、なんかへんてこりんだよね・・
ショスタコーヴィッチはこの部分が大好きだったと思います。
自身の問題作交響曲第4番第2楽章の中ほどに・・・

ティンパニだけなら気付かないかも・・というより引用だと思わないでしょうが、このクラリネットそのまますぎでしょ。
それもこんなトゥッティがさっと切れて ! ってとこで・・・
この後もう一回 Pでティンパニでます・・ 冒頭だけじゃなくて後半の再現のとこも意識してるかな・・
ここ初めて聴いたとき本当にびっくりした。引用というより、好きすぎて出てきちゃったみたいな・・・
ショスタコの4番の解説を読むとマーラー「巨人」のカッコウが・・というのは必ず書いてあります。
でもこっちのがすごくない?
マーラーに戻って楽章の終盤、


第5楽章を予告する嵐の後、冒頭のG-Cが再現されますが(ここ最高ですよね!)今度は第2奏者がやります・・・両方主役になれていいね・・・ちがうか。
冒頭の音符は32分音符ですが、再現の頭は16分音符です・・・
再現も32分音符になっちゃっている録音があります。
ティンパニがメロディ-歌いかけちゃうところもいいなとか思ってると、そのエコーみたいな感じでベースが歌いだす・・・
ここで面白いのは始めチェロとコントラバスで2グループに分かれています・・・が・・

音符は同じですが、第1グループにはSpringbogenの指示があってff、第2グループは特に指示がなくてmfです。
Springbogen、弓を撥ねさせるみたいな感じのでしょ・・・これ、楽譜見ないでただ録音だけ聴いてたらわかんないですよね・・
わかんなくていいのかもな、やった結果マーラーの思ったような音楽が耳に届けば・・
マーラーって面白いよね・・
その後2つの分奏は8分音符をPPで、16分音符をPPPで交互に引き分けます。
この曲、この2つのグループが交代でというのをいろんな箇所で見ますが、でっかいコントラバス軍団がこれをやっているのは見た目的にとても面白いです。。録音でも定位感とか音色で分かれて交代・・は再現できるでしょうけど、、視覚的効果が大きい場面です。

自筆譜は分奏してますけど第2グループがmfでSpringbogenでやるのみでした。
やってみたらインパクトなかったから補強入れてワッと出るようにしたということ?
分かれて交代・・は最初からやってたみたい。
もとはティンパニソロのダイナミクスが一段低かったところにも注目したいですね・・・
マーラーの音楽の特徴の一つに極端なダイナミクス、唐突に出てきたり消えたり・・というのがあってこの2番もにもたくさんありますが、その感覚、演奏経験を繰り返しながらエスカレートさせていったんですね。