2017/05/03

湖とオーディオとブラームス

陽気も良くて気持ちがいいし、近場でいいからどこかへ出かけようか・・
と思っているのにうちのオーディオがいまだかつてない良い音で鳴り始めて・・
空間感、定位感だけじゃなくて聴いたこともなかったような細かい音が温かみ、柔らかさ、その他いろんなニュアンスとともにそこで鳴っている・・
なんだこれ出かけられないじゃないか・・・
30年前の中学生のころになめるように聞いた盤なんかを聴いてみるともう溶けそうです。
想像するしかなかったあの場所に今降り立ち、演奏者たちと同じ時間にいる・・・みたいな
ちょっと大げさか。
何も変えてないので・・体調のせいかな?体調良くないはずなのにね。
経験的にこれずっとは続かないんですよねきっと。
のめりこんで聴いていたらひどかった肩こりが少し楽になってきました・・
音楽って素晴らしい。

702.png
ブラームスの交響曲第2番

703.png
第1楽章のコーダに長めのホルンソロがあります。
ブラームスはホルンが好きだったんでしょう・・いろんな曲においしいソロがあります。
ホルンが嫌いな作曲家っていうのもいないか・・
誰かがここを夕日のようだと評したそうですが、確かにそんな感じですよね。
このソロは美しい景色を前に何か強い考えが浮かんで心の中で叫んでいるようなイメージを私は感じます。

言いたいのはそれを支えている弦楽合奏で・・
基本的には伸ばしをやっているわけですが2つのバイオリンとヴィオラパートがちょっとした動きをリレーしていきます。
これ実演を2階席から聴いていた時、弓の動きがパート間で移動していくんですが波が動いていくように見えたんですよね。
ブラームスはこの曲を湖のほとりで作曲してるんですよね。
湖の向こうの山へ沈む夕日・・
そんなに思い切り風景を描写しようとしたわけではないと思いますが・・なんかこういいですよねぇここも。
家で聴いていても音が移動していくのを聴きとることができます。
作曲時は対向配置だからちょっと違う感じだったのか・・

これ、同じ音の繰り返しでもあるので再生系がチープだとただ同じ音型が3度繰り返されるだけに聞こえてしまうかも・・・
それでは悲しい・・
音楽って、音が聞こえるだけじゃないとおもうんですよね。
私がオーディオに求めたいのはなんかそういうの・・