この曲なんなのか・・・ただ大好きな曲でいいんじゃないか・・

マーラーの交響曲「大地の歌」について書かせてください。
先に言っちゃうと私はこの曲も大好きです。
第9のジンクスの話は本人と離れたところで勝手におもしろがってるだけのような気がするんですよね・・
この曲、仮に9番目じゃなくて7番目くらいにできてたとして番号ふったかな?
交響曲第8番で「交響曲ではなくカンタータである」と言わなければ気が済まない人がいるのと同様にこの曲も「交響曲ではなく連作歌曲である」とか書かなきゃ気が済まない人がいるんじゃないでしょうか・・えっいない?
じゃ私も・・
もう30年くらい前になるのかマーラーの手によるこの曲のピアノ伴奏版が発見されたとかでその世界初演が何故か日本で行われました。サヴァリッシュのピアノと・・なんだっけ・・
高校生くらいだったかなその初演をNHK教育テレビの芸術劇場でやるというから見ましたよ・・ものすごく楽しみにしていて・・
でもその時はオケの印象が強すぎるところによくわからないままのピアノだったので感動とかいうよりは、思ってたのと違うなぁ・・みたいな感想だったような。
なんでそんな大事なものの世界初演が日本で行われたんでしょうか?
そういえばあの頃はバブルだったんだよな・・雑誌でCDの新譜情報を見てるとマーラーだらけだったような・・マーラーをやる演奏会もそこらじゅうでやってたんでしょう?
いいなぁ・・・でなんでだろ・・
たしかピアノ版とオケ版はわずかながら音楽的に異なる部分があったんだったと思います。
単純に同じ音楽の管弦楽版=ピアノ版ということではなくてピアノ版にはピアノ版の、オケ版にはオケ版のあるべき世界があって同じじゃないんじゃないかと思うんですよね。
作者は両方の世界を意識しそれぞれの可能性を追求しようとした・・んじゃないのかな。
「ピアノ版が存在することから(オケ版まで)連作歌曲であるといえる」という話じゃないよな・・
大オーケストラと声楽による単なる歌曲以上の何かを表現しようとしていた・・みたいな
といって、これは交響曲だ!なんて叫ぶ気もありません・・やっぱり若干叫びたいかな・・
全曲を見通す構成、配置、そのことによる一つの大きな表現には交響曲という言葉をあてがっていいのではないかと思ったりもします。
声が大オーケストラに抱かれ絡み合ったり、オケの1パートとして動いているような部分にはオーケストラ伴奏歌曲以上のものを感じる。
半面、歌曲という印象を強く感じることもある。
交響曲と歌曲、両方の要素を合わせ持った音楽・・でいいんじゃないかと・・
実際そんなもの何が正解かなんて皆それぞれがで好き勝手に感じてればいいんですよね・・
作者本人はなんていうのかな・・それで君はどう感じたんだね?君の感じたそれが正解だよ・・・
ちがうかな?こいつバカだなとか思われちゃうのかな・・
ピアノ版の楽譜が見たいけど新しすぎてPublic Domainになってないんでしょうかね。
オケ版との相違点に注目するといろいろ見えてきたりすんのかな・・
自筆譜も見てみたいなぁ・・・売ってんのかなぁ・・
この曲のオーケストレーションも細かくてハッとさせられるところもたくさんあっていいですよねー
単なる伴奏ってなもんじゃないよね・・

こんな弦楽器パートが交錯するみたいなのもたくさんあるんですよね。

なぜか私こういうのが大好きなんです・・