初見

今年は朝顔に声掛けしてやろう・・なんて思っていたのに
毎日調子が悪くてそれをしなかった・・
いつもならもう蔓が結構高い位置へ伸びていて・・というころなのかな
今年はまだ全然だ。
悪いことしちゃったな・・
肥料と水をあげてみたけど、今頃おせーよとやさぐれているかもしれない。
セミの声が聞こえて・・夏だな・・・
何で悲しい気分になるんだろう?・・アホか俺は・・

ラヴェルのプレリュードというこの曲は音大のピアノ科か何かで、初見のテストをするための曲として書かれたそうです。
わざと読みにくくなるよう書いてあるのかな?
余計なことだけど(1913)まで曲名なのかもしれない。
なんか音小さいけど・・
そんな内容なのに、聴いてみると引き込まれるような魅力を持っているところがさすがラヴェルですよね。
雨・・・冷たい雨かな・・部屋の中にいて、一人。
頭の中に浮かぶその人と会う約束もないし・・考えたってしょうがないのに・・
みたいな。
私は病的な人見知りで初対面の人と打ち解けるまで通常の人の何十倍も時間がかかります。
特に必要がなければずっと打ち解けることもない。
仕事なんかは、共通のあるべき話題が明確になっているので初対面だろうが何だろうが食い込むように話してものにしようとかやりますけどね。
子供の頃、いつものように外へ出てみるとみんなが楽しそうに話してる・・・
でも自分にはその内容が全く聞き取れない・・なに話してるんだろう?・・
という事があった。
自分がいないときにみんなで示し合わせて話を合わせているんじゃないかと思った。
意を決して割り込んでみるとそこでピタッと会話が止まり・・・
それは今でも続いている。、
なんとなくあれからずっと一人でいる気がする。
自分の中で自分と会話してきただけだ。
私の母親は私を生む前から精神を病んでおり、世間を敵ととらえてうちの中に自分を隔離した。
うちから出してもらえず、迎えに来てくれた近所の子供に窓越しに叫んでいた記憶があります。
家が昼間から雨戸やカーテンを閉め切り真っ暗なのを子供心にもおかしいと感じていました。
記憶に残っているのよりさらに前に焼き付けられた何かがいまだに私を支配していることに最近気づいた。
まぁいいか嫁さんと知り合えたし、仕事は適当に何とかなっているし。
いや、言いたいのはそんなことじゃなくて、
この曲は午後のある一瞬、何かを感じた・・ただそれだけの曲です・・
雨、まだ降っているのか・・去年の今頃はあの人と・・明日は晴れるだろうか?
とか・・
ただ、そこにいるのはいつも自分だけ。一人きり。
もしかすると、すぐそばに人がいるのかもしれない。でも心は一人きり。
このYouTubeなんでこんなに音量小さいんだろう?
うちだけ?
でもこれが気に入ったから・・
しかし暑いなんて思って適当なカッコでいると夜になればいつの間にか寒かったりして・・
風邪ひいちゃうな。
風邪はもともと曳いてるのか・・・
なんかこんなような曲にも聞こえない?
違うか・・
泣きごとみたいだけど今日は良いこともあった。
俺だってやるよ。
がんばろう。