うるおいが必要だ

用があって少し遠くに出かけました。
今まで茶畑なんか興味ないどころかつまんねーとか思っていたんだけど・・
膝が痛いのは車の椅子の高さがあってなくて脚に負荷がかかっているからだった。
高さ調整のレバーを引いて見るとかたいのでここで限界の位置なのかと思い込んでいました。
あまりにおかしいと思い、思い切りレバーを引くとあれ動く・・
座稿を上げていくと上がる上がる全然上がる・・
足も楽になったけどどフロントガラス越しに見える景色も全然違っちゃってなんだか快適に・・
そういえば試乗車こんな景色だった・・・
足を痛くしたりホイールをぶつけたりしながら気づくのに一か月もかかるという・・
こういう、なんか変だなーと思いながらそのままずるいってしまい、気付いたときには何か壊れていた・・
みたいなことが何度かあった。あそこで気付けたはずだよな・・みたいなの。
壊れるものは高額な装置だったり、人間関係だったり・・人間関係はもともとないか・・
相変わらずな私ですが・・私頑張れ。
この歳で膝が悪くてヒアルロン酸注入とかだったらどうしよう・・と思ったけど違ってよかった。
車も乗っててなんか楽しくないななんて思っていたけどもしかすると楽しいかもしれない。
ホイールぶつけちゃったけど板金やっちまう前にぶつけたくない感を新たにできたのはよかったのかもしれない。
よかったよかった。
プロコフィエフの交響曲第5番という名曲があります。
裏に歌詞でもありそうな魅力的な旋律の第2主題、
木管で素朴にさわやかに歌われた後ヴァイオリンに引き継がれます。

それを支える伴奏、上昇していくビオラとクラリネットがソーダ水みたいでとても印象的なんですよね。
光る空気というか・・
ここ、クラリネットが重なっていることがみそなんだと思うんです…潤いが・・音が濡れてるというか・・・
ここいいよねー
ここをちゃんと聞かせてくれない演奏は嫌です・・
旋律線ばっかりクローズアップされてさらっといっちゃうみたいな…
YouTubeをいくつか聴いて・・これだ!というの見つけられませんでした・・
ビオラにクラリネットが重なるといい音がするんですよね・・
ハープとクラリネットというのもあるか・・
このあたりもそうですが、この先盛り上がって何か崇高なものが力強く歌われるところ、

ピアニストだったこの作曲家がピアノで着想したものがそのままオーケストレーションされてる感じがすごくしますよね。
実際ピアノもいたりしますけど、左手の動きなんかが見えるというか・・・
ここ、プロコフィエフ自身が歌う歌なんだと思うんですよね・・
この曲、ソ連に帰ってからのものであれでしょ芸術家も国のために戦うみたいな・・
解説を読むと作曲者本人によるプロパガンダ的なコメントもありますが・・・
本当は何考えてたんでしょうね・・
いろいろつまんないこともあるけれど、音楽を聴くことが殺伐とした塩ビ管みたいな色の心に潤いを与えてくれます。
あとどこか気に入って出かけたくなる場所をみつけたいなぁ・・
探しに行けばいいのか。