洗脳の森

先に・・いま私は大丈夫です。

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ラヴェルの”鏡”という組曲の中に”悲しい鳥”という曲があります。
深く暗い森の中、出口を見失いさまよう鳥。
不安で泣いている。
不安はやがて恐怖に変わっていく・・



逃れられない何かにとらわれ自由を奪われる。
外の世界から「そこから逃げなよ」という声が聞こえる。
どこで呼んでいるの?
あの声はなぜ自由なんだろう?

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何を見たのか・・悲鳴を上げて逃げ惑う・・・

助ける声は、森の中で恐ろしい刺に変わる。
出口を見失った世界をさまよい、傷つき、疲弊し・・
出口なんてないんだ・・

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最後まで明かりは見えてこない。
悲しい鳴き声も小さくなっていく・・

この曲、そういうのじゃないとは思います・・


作者の自演もあった。

何度も書いているのであれですが昔、会社に洗脳され休日もなく寝ている以外は出社して何かしていないと罪悪感を感じるようになってしまいました。
始めはやりがいを感じたりしているわけですが、3年もたつと心身に限界が来る。

あの時、
「そんな生活はおかしいよ」
「しっかり普通に休みなさい」
「お前それじゃ自分の人生がないじゃないか」
という声をかけてもらいました。
私を心配して言ってくれているということは理解できた。
でもそれは遠い世界のありがたいお経みたいでもあり、お礼を言って聞き流すもべきものだと思っていた。
今の自分の状況が間違っていると感じでもそれを変えられず苦しいと思っているところへ
「お前は間違っている」と高圧的に言い放たれた時はつらかった・・
正しいことを言ってやったという顔をされるのもとても嫌だった。
というのを思い出しました。

通常の常識で考えれば、お前それは筋違いだろ。何甘えてんだ。
と問答無用・・でしょう。それで正しいんでしょう。

これで被害者ぶろうとか言うんじゃなくて、ちょっと書いてみたかった。
それだけ。
誰にも文句はないです。
誰かの参考になるとも思いません。

会社を辞めるという非常に単純な発想は最もしてはいけないことだと思い込んでたためできなかった。
疾走する人がいますが、私も会社の寮から夜逃げした。
逃げたきっかけは会社への不満や疑問でなく、社内のある人の理不尽な言動に耐えられなくなったことででした。それがなければつぶれるまでそこにいようとしたかもしれない。
逃げた後もまだ名前を変えてひそかに生きていこう・・なんてやっていたのでしばらくは洗脳もとけていなかったと思います。
逃げると決めた昼頃から夜までの数時間、何だかわからないけれど笑いが止まらくなってしまいずっと変に笑ってた。
周りの人もなんだお前!?とか言ってつられて笑いながら仕事をしてたのを覚えています。
よく、何かあると「あの人が?そんなはずはない・・」なんて聞くけれど、直近の印象なんて何の参考にもならないんじゃないかと思う。




この曲の解説みたいなのを読むと、悲しい鳥たち・・なんですね。
一人きりじゃないらしい。
そこがなんとなく自分にはしっくりこない。
世の中で一番怖いのは孤独の森だと思うし、ずっと一人でおびえて泣いているんだと思っていました。
きっとこの先もそう聞こえてしまうと思います。


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クラシック音楽が好きです。

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