アリナミンと平和

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おみくじ引きに行ったりして・・

何か明るく元気なネタでも書いてみたいと思ったんですよ。
そしたら浮かんだのは栄養ドリンクで・・
30年弱くらい前でしたっけ、アリナミンVドリンクの宣伝でこれ流れましたよね。

曲はショスタコーヴィッチの交響曲第7番「レニングラード」で、非常に重く暗い内容も含んでいるはずなんです・・
でも流れてたものはふざけたような合唱が入ってて、またそれがうまくマッチングしてもともとそういう曲みたいでしたよね。
・・と思って探したらあった・・・ちょっと思い出補正かかりすぎだったかなぁ・・



ここだけ聞くと能天気で馬鹿みたいな音楽に聞こえなくもないですが、小太鼓のリズムに乗って延々繰り返される同じ主題は、ドイツに包囲されながらもけなげに耐えるレニングラード市民の姿なんじゃないかと思うんです。
この先暗転して厳しい音楽になりますが、ここまでずっと長調で来ているところが実は悲しいというか大変というか・・・
始めはのどかな感じで始まりますが、次第に暗い影が見え、後半になると砲撃を受けてもなお前向きに進み続ける・・みたいな。
非常に悲惨で悲しい音楽なんじゃないかと思うんですよね。
あんな宣伝に使っていいのかという気もしますが、世の中やったもん勝ちなんでしょう。

美しい田園風景のような音楽が消えると
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素朴な行進曲が始まり、繰り返される・・

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素朴な歌は続くが、暗い影がかぶってくる。

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このグランカッサは砲撃されて着弾したところでしょう?
弦やホルンは砲弾のカザキリ音のようにも聞こえる。
それでも人々はひるむことなく進み続ける
ここ、とても暗く悲しい場面だと思う。
次の変奏では着弾の頻度は上がり、塗りつぶすように上下する小野の塊は一面の穂脳のように見えなくもない。


ここ、ラヴェルのボレロのパクリだろと批判されたようですね。
バルトークがオーケストラのための協奏曲という曲の中でこれを批判していることが有名です。
変奏曲みたいだけどテーマ自体はずっと同じものが繰り返されていて変奏曲でもないですよね。
何されてもめげずに延々繰り返す・・というのが味噌なわけでそこに文句言ってちゃいけない気も・・
偉大な市民をたたえているんだろう。

あのCMの頃ってバブル真っただ中だったんじゃなかったっけ?
みんな無茶しても楽しかったん頃なんでしょう?
なんか適当で浮かれてる感じがするもんな。

いい時期の後には悪い時期が来る。
人間、不満、不安がたまって不安定になると、他人を攻撃して自分を安定させようとしだしますね。
個人レベルだと私も人のことを言えない。
周囲にもいっぱいいる。
注目すべき点はみな自分は正しく、主張すれば受け入れてもらえるのが当然だと思っている・・もしくは思わずにいられない点だろう。
世界的にも国ごとそんなこと言いだしそうな雰囲気もある。
とても危険だと思います。
私にはそんなでっかい話はどうにもできないのでせめて自分の心を平和にしたい。

Tag:ショスタコーヴィチ  Trackback:0 comment:0 

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結構さみしいけど結構楽しいよ。
クラシック音楽が好きです。

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