トンネル

トンネル・・
人生ずっと日の当たった暖かい道・・順風満帆・・みたいな人もいるでしょう。
出口の見えない真っ暗なトンネルみたいな中を通ったことのある人もいるでしょう。
出口の見えない人もいるでしょう。
思い出すのもつらかったり恐ろしかたりする訳ですが、またトンネルに入ろうとしているのかもしれないと思うと絶望的な気分になりますよね・・
よねってなんだ・・
死ぬまで続くのかと思われる絶望のトンネルも

実はこんなもんですぐ終わっちゃったらいいですよね・・
たまたま行ったところでこんなもん見つけてそんなことを考えてた・・
なんとなく知っていたような気がするので鉄道マニアの間では有名なものかもしれません。
周囲に小さな看板がたっていて日本一短いトンネルとかいってものすごく小規ににPRしてました・・
実際は山を掘ったトンネルじゃなくて戦前に存在した索道から列車を保護するための・・ロープウェイみたいなので伐採した木材かなんかを下ろしていたのかな・・それが列車に落下しちゃいけないからということでしょう・・
みたいなもののようだ。
昭和14年に使用停止みたいだからそれからずっとここでオブジェ化しているのか・・
嫁さんがこの近くにわさび大福が名物だとかいう饅頭屋があることを発見したので行っていろいろ買って来た。
その包装紙にも日本一短いトンネル・・の文字と絵が・・
なんというか、小さな範囲であるものを大事にして頑張てるのかなみたいなのが心を打つというか・・
何だかのどかでいいところだったなぁここ・・
ベートーベンという人も変ニ長調が似合わないよなぁ・・なんて思っていたらとりあえずこれが思いつきました。
私が勝手にそう思うだけで他にもたくさんあるんだろうけど・・
ピアノソナタ第23番。熱情とかいう名前もついて有名ですよね。
CDなんか月光、悲愴、熱情が一枚になってクラシック入門者は聴きましょうみたいな感じでしたよね。
楽譜もそんなのを買った。弾けるわけもないんだけど・・月光の第1楽章くらいはやってみないとね・・
熱情ソナタ、私も聴きましたよ中学高校の頃・・
ただ初めてがいきなりホロヴィッツだったのであれが刷り込まれてしまいあとで困った。
1楽章は運命主題が出てきちゃって分かりやすく運命がどうのこうのという音楽ですね。
3楽章もなんだかとぐろを巻いたような運命と戦ってるんでしょう・・・
その厳しい2つの楽章の間には落ち着いた間奏曲のような第2楽章が・・
トンネルの逆ですね。つかの間の安息。

昔、この美しい第2変奏がとても好きでした。
夢のようだなと思った。
弾いて見ようとしたりして・・
次の第3変奏はボーっとした私には忙しい感じで・・
人生いろいろあってもこの短い間奏曲みたいな時間が必要だ。
でなきゃつぶれちゃうよね。
こういう、のどかなところでのんびりするのがいいなぁ・・
ブログもいいなぁ・・
コメントもらったりすると嬉しいし。
わさび大福はおいしかった。