ピアノコンプレックス

私はピアノを習ったこともなく弾くことはできません。
我流で弾けるつもりになったことがありますがこういうのは弾けるとは言わないんでしょう。
大きなお世話だけどね。
別にピアノなんか弾けなくたって何の問題もないし、そもそも私がピアノを弾けるというのもなんか変だ。
なのにピアノを流暢に弾いている人を目撃すると気分が苦しくなる。
羨ましいのはいいとして・・何だろうこれは・・
ちょっと俺はおかしいんじゃないか。。
これまでの経験を合わせて考えると
仮に子供のころにピアノを習う機会があったとしても全く上達しなかっただろうし、音楽と人を大嫌いになっていただろう。
だからこれでいいんだよ。
ブラームスのワルツ集というのがあって、一部ピアノソロ用に編曲されたりもしていますがオリジナルは連弾用なんですね。
プロがステージで披露するというよりは、家庭で弾いて楽しむための実用的な曲集なんだと思います。
テレビもレコードもない時代に親子や兄弟、来客と一緒に弾いて楽しんだんでしょう・・
いいよねそういうの。うらやましいいろいろと。
エマニュエル・アックスがなんだかでっかいですね。見守る父さんと娘・みたいだ。
音楽に興味を持った30年前はまだクラシックの新譜が毎月バンバン発売されてた気がする。
CBSソニーから出るつはピアノがこのエマニュエル・アックスだらけだったような記憶が・・
若い人だと思っていたけど30年たったんだもんそりゃ変わるよな。

第15番というのがとくに有名みたいですが、いろんな曲がそれぞれ魅力的でいいですねこれ。
聴いていると短いいろんな曲が流れていく・・
ピアノが弾けない私にもちゃんと楽しめるようになっています。
よかった。
独奏版
初めて聴いたのは独奏用に編曲されたものでもっとものすごくタメを入れたような演奏でした。
あれが頭にしみついちゃってて・・・
あれ誰の演奏だったのかなぁ・・

原曲はイ長調だけど変イ長調に半音下がってるんですね・・
変イ長調のほうが甘くて深い気がするけどなんでかな・・
勘違いかもね。俺は絶対音感もないし。
もともと沢山の音を拾うために連弾で・・みたいな音楽じゃないから、独奏化しても音楽としてはそんなに極端に変わって聞こえないですよね・・

自筆譜
左手の最初の音ははじめ原曲と同じように書いたけどオクターブ動くようにしてさらに面白くなったみたい・・

さらに難易度を落とした版が作者自身の手で作られていました・・
結構楽譜売れたんでしょうかね。ニーズがあって作っていく感が伝わってきて面白い。
こちらはイ長調なんですね。

もう作曲じゃなくて編曲作業だからか、さーっと書いちゃった感が伝わってきますかね・・
嫁さんは長いことエレクトーンを習っていたらしい。
ちゃんと聴いたことはないけれど話を聞いてると結構弾けるんじゃないか。
嫁と連弾でもしようか・・