汽笛

先日、SLの汽笛が山間にこだまするのを聴きました。
かなり遠くへ行ってしまったってからももまだ聞こえる。
なんであんなに物悲しく歌うんだろう?
忘れられない響きだ・・
かなり時間がたって、はるか先に行っちゃってっからも聞こえるところがまたね・・・
もう手の届かないところにいってしまったのかぁ‥みたいな感傷的な世界というか・・
いちいち大げさでバカみたいか。
SLではないけれど、蒸気船の汽笛が音楽になっている曲があります。
ドビュッシーの「夜想曲」の第1曲目は「雲」という曲です。
セーヌ川の上に浮かぶ雲とか言ってるんだけど、絶えず蒸気船の汽笛が聞こえる・・
初めて聴いたときは正直このコーラングレの旋律を聴いて、なんだこれ?なんて思った。
あれから何年たったんだ、今これがいいんだよね・・・
弦楽器の極端な分割にも萌える・・
自筆譜がありました。
マーラーやベートーベン、ブラームスの書きなぐったみたいな自筆譜の印象が強く残っているところで

この筆跡というか楽譜の風景が衝撃的でした。
細やかで丁寧で・・
ドビュッシーってこういう人だったのか・・
なんかおしゃれだよね筆跡が・・

空欄になっているところは数字が書いてあって前出の同じ番号を充てろという略記ですね。
一番上で鳴っているコーラングレが汽笛。
2度繰り返すけど終わり方がちょっと番うのか・・ぼーっと聴いてると気付かないよね。
素人な感覚だと汽笛をオーケストレーションしようとしたらホルンとかトロンボーンにやらせそうですよね。
これはリアルに模倣したいんじゃなくて聴いたときに得られた気持ちというか感覚が描かれているんでしょう?
そういうの印象派っていうのか・・
本人は絵画とおなじに印象派なんてくくられるのを嫌がったんじゃなかったっけ?

最初のページ。
なんだかデザイン的にかっこいい・・
フランス人てこういう感じなのか?
この音楽はベートーヴェンやブラームス、マーラーを聴く時のようにしかめっ面で強い意志を感じて裏を読んで意味を探って・・・
というふうには聴かないんですね。そんなもん探ったってしょうがない。
だからと言って何も感じないでボーっと聴くのとも違う・・
ちゃんと何かを強くは感じるんだよ・・
わたしは周りの状況、聞こえてくる会話、人の仕草などを過剰に読み取って、勝手に変になっていることが多いみたいなんですね。
そんなのちょっとおかしいだろということでもいいと思う。
どうでもいいような場で針の筵みたいになってたりするんですよ。
そうならないように自分を強制したいなんて思て、もう本来の趣旨から外れ訓練のつもりであるところへ出かけていました。
毎回罰ゲームみたいになっちゃってんだけど、このままずっとやってやろうと思って。
その日も頑張ろうなんて思って出かけたんだけど・・いくつかの要素が重なってのってきたら簡単に沈んじゃった。
まぁいろいろ解ったし、今後どうするかでしょ。
なんか情けないことを書いてるなぁ・・続きはWEBで・・あこれWEBか。
関係ないなこんな話は。
ラヴェルが2台のピアノ用に編曲したているみたいで演奏がありました。
この演奏は結構好き。