どこへいこうか?

小学校のころ、教室の後ろに置いてあった本の中にトンネル掘削技術の歴史みたいな本があって読んで引き込まれました。
丹奈トンネルの度重なる大量の出水と空気に触れると膨張する温泉余土は日本で初めて成功したシールド工法(その前にした例がある)によって克服された・・みたいなの
山でもその辺の地下でも地質というのは均一ではなくて局所的に大きく異なるものらしい。
トンネルなんだから直線でがんがん進めばいいのに、結構くねくね曲がっていたりするのは点在する掘削困難な地質を避けて掘りやすいところを進んでいくからなんだと思う。
これからという若者に対して君の前には真っ白なキャンバスが広がっている。どう描くかは君の自由だ。みたいなのがあります。
でも実際は真っ白じゃなくて山の地質みたいにいろんな状況が場所ごとにあるだろう・・
固い地盤にシールド工法は使えない、軟弱地盤に削岩機を立ててもしょうがない・・
先がどうなっていようが好きなように驀進できるパワフルな人もいるでしょうが、そうじゃないのもいる。
人間はみな同じではない。
目の前の状況と自分の特性を知り、突破困難なものは避け、進めるところを進んでいくしかない人間もいるはず。
手探りで進める方に進むだけ。
今ここに長文を書いてみたんだけれど消しました。ブログとはいえ書いていいことと悪いことがあると思う。
でも書くと整理されますね。
賛美歌をオルガン独奏曲に編曲したものをコラール前奏曲と言います。
バッハのシューブラーコラールという6曲からなる曲集の第一曲目「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」という曲なんか大変有名で聴いたことがある人も多いでしょう。
同じ曲集の2曲目の名前は「どこへゆくのか」です。どこへ逃げようか?かな・・
わたしはバッハと一部作曲家のオルガン音楽が好きでこの曲も好きですが、そうでもない人にはどう聞こえるんでしょうか・・
へんてこりんな音楽に聞こえるのかな?

オルガンのペダルって低い音というイメージがあるけど、そうとは限らないんだよね。
2つの手鍵盤パートがカノンみたいになっているところが逃亡者と追手みたいだとどこかに書いてありました。
それじゃバロック音楽なんてみんな追手と逃亡者みたいじゃない?
これそんなにちゃんとカノンじゃないような気も・・・
バッハの作品は死後かなりたってから第三者によって整理出版され、BWVではじまる通し番号がつけられています。
オルガンのコラール前奏曲は600番台。
この曲の番号はBWV646です。
昔は自分の好きな曲は曲名だけでなくこの番号でも覚えていました・・・
鉄道マニアが車両の形式番号を病的に覚えているのと同じ・・かな?
けどもうみんな忘れちゃった・・