あさがお


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もう11月になろうという頃に間違えて芽を出してしまったあさがお
本葉を出して頑張っていたけど霜も降りて、いじけてしまっているようにも見える。


昔、寒くなる頃に目が出た朝顔の芽がかわいそうに思えて、鉢に入れて部屋の中で育てたことがあります。
昼間だけ窓際の日の当たるところにおいてあげて・・・
弱々しいながらもなんとか弦を伸ばし、12月に入ったころにいくつかの花を咲かせてくれました。
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厳しい状況の中、健気に花を咲かせてくれたときはうれしかった。
5つ目くらいのつぼみはもう開く力もなく、静かに色をなくしていった。

みんなと同じような一生を送ることができないとき、その一生を間違えだと考えるのはあんまりだ。
霜に震えている朝顔を助けてあげたい気もするけれど、もうそれはしない。
奇跡が起きて花を咲かせてくれたらと思うけれどそれはないだろう。
なんで助けてくれないの?と思っているかな?
うるせー黙って見てろみたいな心意気で頑張ってるのかな?
俺も誰にも助けてもらえないとわかって絶望したことがあるよ。
その時はつぶれる寸前でその原因が静まってくれた。
今も再びその時が訪れることに怯えてしばられてるんだよ。
ここに生まれた訳をどれほど考えても何もわからないし何も変わらない。
いまここで、何ができるかだけ。
お互いできるだけ頑張ろう。

メンデルスゾーンの無言歌集、Op.67-5は「羊替えの訴え」という曲。
多分タイトルは作者によるものじゃないと思う。
如何にもという気もするけれど、羊飼いってそんなに絶望的な境遇ににいた人たちなのか・・


でも聴くと確かに羊飼いの訴えだ・・・
中間部で一瞬希望のようなものが見えかかるけどすぐに悲しいつぶやきに代わってしまう。
後半の嘆きは音量だけじゃなく音数も増えて重く悲痛な叫びとなる。

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雨だれが聞こえている気もする。
何を嘆き、祈っているんだろう?

メンデルスゾーンは裕福なユダヤ人の銀行家の家に生まれ、早熟な才能を発揮させるための環境にも恵まれ・・みたいな絵にかいたような恵まれた立場を生きたように見える。
大好きな曲もいくつかありますが、どこか他人ごと的な優等生感を感じなくもない。
でも、ユダヤ人迫害の動きというのは当時からあったみたいだ。
作品からそれを一切感じさせないのは彼なりの意地だったなんてことはないのかな?
味わった苦渋がそのまま音楽として残ている曲がひそかにあったりはしないのかな?
ブログとはいえちょっと感傷的過ぎかな?

Tag:メンデルスゾーン  Trackback:0 comment:2 

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クラシック音楽が好きです。

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