計画変更
前半はここへきて読んでくださる方のほとんどが?かもしれません。
でもこれ一度書いてみたかった。
送電線や送電線鉄塔の構造に興味を持つ人間が世の中に入るんです。

この写真、赤白鉄塔は左右に伸びる回線を上部に154kVを2回線、下部に66kVを2回線持っています。
その下部66KVが分岐して手前の銀色鉄塔へ
手前銀色鉄塔の上部回線は赤白鉄塔を介し向こう側へ抜けていきます。
それがどうしたという感じですがここ子供のころから気になることがあって、
よく見ると赤白鉄塔の上部2回線はなぜか左右段違いになっています。
また手前の銀色鉄塔は下の方に未使用の腕金を2回線分持っています。
さらにこの銀色鉄塔の上部2回線はいかにも154kVな形状となっていますが実は66kVなんですね。
で私の勝手な想像としてこの部分はもともと、
赤白鉄塔の154kVが分岐して銀色の最上部へつながれる。
向こうからこちらへ抜けてくる66kVは銀色の中段(現在下段として使用中)につながれる。
最下段の腕金には赤白鉄塔の66kV回線が分岐して繋がれる・・
という計画(もしくは将来的にそのように拡張できるような計画)で設計、設置されたのではないかと思うんです。
この6回線になるはずだった銀色鉄塔の系統は数キロ進んで終わりますが、なんで当初の計画がとん挫したのかはわかりません。変電所の用地が確保できなかったとかかなぁ?
今は山の中に全然別な154kV回線が引かれてそれがその役目を代用しているのではないかと思います。
ホントに一部の人にしか面白くないだろうというお話でした・・
マーラーという人がある交響曲を計画しました。内容的にはこの世のすべてを見て回るというような・・
終曲にはすでに完成していた歌曲「天上の生活」を据える計画だった。
彼は巨大な作品の随所に同じ音楽をある時はわかりやすく、ある時はほのめかすように取り入れて全曲を統一しようとします。
聴き手は曲の頭から聴いていきますが、作曲順は曲の終わりの方からとなったため終曲の音楽が手前の各楽章へ展開されていった・・
作曲を進めていくと、当初の計画では曲が大きくなりすぎるに気付きました。
このため終曲にするはずだった歌曲は外し、新たに作曲した曲をまとめて一つの交響曲を誕生させます。これが交響曲第3番です。
はずした歌曲のために新たに3つの楽章を作曲し新しい交響曲もできあがった。これが交響曲第4番。
・・と本に書いてあって自分も鵜呑みにしていますが、実際は事実と若干違っていたりもするんだろう・・
計画の変更を経て生まれた2つの交響曲は分家しましたが各楽章は同じ親を持つ兄弟とか従兄みたいな感じなんですね。
顔も似てるし仕草や話し方もそっくりだったり・・
誰が聴いても目立ってよくわかる箇所としては例えば・・
交響曲第4番の終曲「天上の生活」のこのあたり
は
交響曲第3番の第5楽章にもあらわれます。
似てるというよりそっくり同じ。
4番のは聴き手も天国に行って天使のガイドで天国を見物して回っているイメージ。
3番のはまだ地上にいて空から聞こえる天使の話を聞いているイメージ・・
「天使の合唱は高いところに置くこと」みたいな指示が楽譜にあったと思います。
実際上から聞こえるかが問題なんじゃなくて視覚的な演出ですよね。
マーラーって現場に行くと「聴く」だけじゃなくて「体感する」みたいな世界なんですよね。
視覚的にあっちでやってるこっちでやってるというのが音楽と関連した強い意味を持っていて結構効果あるんですよ。
このYouTubeはそんなことしてないみたい・・

私はドイツ語なんて分からないので歌詞の意味を探ろうと検索してみるのですが・・同じ曲の訳でも本当にいろいろありますね。
訳って難しんだな・・ニュアンス全然変わって伝わっちゃったりするんですね・・
そんなあからさまじゃないけど気づけばハッとするこういうのも・・
4番「天上の生活」で食い物取り放題みたいなことを歌っていて
魚の方から泳いで寄ってくる!とかいっているあたり、
ホルンとちょこちょこ動き回るヴァイオリンが印象的ですが・・

交響曲第3番では第2楽章に現れます。
蝶々や蜂が遊ぶ花園の音楽ですが
いろんな虫が飛んでるんだけどぱっと場面が変わって蝶々かなんかがせかせかと・・・

曲を超えた変奏みたいになってるんですねこれ。
ホルンなんかおと同じでしょ・・細かく動き回るヴァイオリンなんか同じでわかりやすいといえばわかりやすいか・・
こういうの他にもたくさんあるんですけど、あれ?どっかで聴いたような?・・あっあそこね!・・みたいなのを感じて気づいていく
これがまた楽しいんですよ。
マーラーの交響曲って、これに限らずどれも相互に関連しあっていて全部が一つの巨大な世界を構成していたりもするんですね・・なん十年聴き続けても発見があって飽きません。
就職活動で、こういう送電線を建設する会社に行ったことがあります。
「入社したらまずやってもらうのは高さ100mくらいの鉄塔に上る練習だ」と聞いて
あ高所恐怖症だった・・と思い止めた。
でもこれ一度書いてみたかった。
送電線や送電線鉄塔の構造に興味を持つ人間が世の中に入るんです。

この写真、赤白鉄塔は左右に伸びる回線を上部に154kVを2回線、下部に66kVを2回線持っています。
その下部66KVが分岐して手前の銀色鉄塔へ
手前銀色鉄塔の上部回線は赤白鉄塔を介し向こう側へ抜けていきます。
それがどうしたという感じですがここ子供のころから気になることがあって、
よく見ると赤白鉄塔の上部2回線はなぜか左右段違いになっています。
また手前の銀色鉄塔は下の方に未使用の腕金を2回線分持っています。
さらにこの銀色鉄塔の上部2回線はいかにも154kVな形状となっていますが実は66kVなんですね。
で私の勝手な想像としてこの部分はもともと、
赤白鉄塔の154kVが分岐して銀色の最上部へつながれる。
向こうからこちらへ抜けてくる66kVは銀色の中段(現在下段として使用中)につながれる。
最下段の腕金には赤白鉄塔の66kV回線が分岐して繋がれる・・
という計画(もしくは将来的にそのように拡張できるような計画)で設計、設置されたのではないかと思うんです。
この6回線になるはずだった銀色鉄塔の系統は数キロ進んで終わりますが、なんで当初の計画がとん挫したのかはわかりません。変電所の用地が確保できなかったとかかなぁ?
今は山の中に全然別な154kV回線が引かれてそれがその役目を代用しているのではないかと思います。
ホントに一部の人にしか面白くないだろうというお話でした・・
マーラーという人がある交響曲を計画しました。内容的にはこの世のすべてを見て回るというような・・
終曲にはすでに完成していた歌曲「天上の生活」を据える計画だった。
彼は巨大な作品の随所に同じ音楽をある時はわかりやすく、ある時はほのめかすように取り入れて全曲を統一しようとします。
聴き手は曲の頭から聴いていきますが、作曲順は曲の終わりの方からとなったため終曲の音楽が手前の各楽章へ展開されていった・・
作曲を進めていくと、当初の計画では曲が大きくなりすぎるに気付きました。
このため終曲にするはずだった歌曲は外し、新たに作曲した曲をまとめて一つの交響曲を誕生させます。これが交響曲第3番です。
はずした歌曲のために新たに3つの楽章を作曲し新しい交響曲もできあがった。これが交響曲第4番。
・・と本に書いてあって自分も鵜呑みにしていますが、実際は事実と若干違っていたりもするんだろう・・
計画の変更を経て生まれた2つの交響曲は分家しましたが各楽章は同じ親を持つ兄弟とか従兄みたいな感じなんですね。
顔も似てるし仕草や話し方もそっくりだったり・・
誰が聴いても目立ってよくわかる箇所としては例えば・・
交響曲第4番の終曲「天上の生活」のこのあたり
は
交響曲第3番の第5楽章にもあらわれます。
似てるというよりそっくり同じ。
4番のは聴き手も天国に行って天使のガイドで天国を見物して回っているイメージ。
3番のはまだ地上にいて空から聞こえる天使の話を聞いているイメージ・・
「天使の合唱は高いところに置くこと」みたいな指示が楽譜にあったと思います。
実際上から聞こえるかが問題なんじゃなくて視覚的な演出ですよね。
マーラーって現場に行くと「聴く」だけじゃなくて「体感する」みたいな世界なんですよね。
視覚的にあっちでやってるこっちでやってるというのが音楽と関連した強い意味を持っていて結構効果あるんですよ。
このYouTubeはそんなことしてないみたい・・

私はドイツ語なんて分からないので歌詞の意味を探ろうと検索してみるのですが・・同じ曲の訳でも本当にいろいろありますね。
訳って難しんだな・・ニュアンス全然変わって伝わっちゃったりするんですね・・
そんなあからさまじゃないけど気づけばハッとするこういうのも・・
4番「天上の生活」で食い物取り放題みたいなことを歌っていて
魚の方から泳いで寄ってくる!とかいっているあたり、
ホルンとちょこちょこ動き回るヴァイオリンが印象的ですが・・

交響曲第3番では第2楽章に現れます。
蝶々や蜂が遊ぶ花園の音楽ですが
いろんな虫が飛んでるんだけどぱっと場面が変わって蝶々かなんかがせかせかと・・・

曲を超えた変奏みたいになってるんですねこれ。
ホルンなんかおと同じでしょ・・細かく動き回るヴァイオリンなんか同じでわかりやすいといえばわかりやすいか・・
こういうの他にもたくさんあるんですけど、あれ?どっかで聴いたような?・・あっあそこね!・・みたいなのを感じて気づいていく
これがまた楽しいんですよ。
マーラーの交響曲って、これに限らずどれも相互に関連しあっていて全部が一つの巨大な世界を構成していたりもするんですね・・なん十年聴き続けても発見があって飽きません。
就職活動で、こういう送電線を建設する会社に行ったことがあります。
「入社したらまずやってもらうのは高さ100mくらいの鉄塔に上る練習だ」と聞いて
あ高所恐怖症だった・・と思い止めた。